JP2004129039A - コンテンツ配信管理方法,装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】視聴者の要求によりコンテンツを配信するシステムにおいて,何らかの事情により要求されたコンテンツを配信できない場合に,コンテンツ提供者が予め指定した代わりのコンテンツを配信する手段を提供する。
【解決手段】コンテンツ配信管理装置30は,ネットワーク20を介して利用者装置10からコンテンツの視聴要求があると,要求されたコンテンツの配信条件を満たすかどうかと現状のシステム側で提供可能かどうかを判断し,配信できない場合に,そのコンテンツにリンクされた代用コンテンツに関する情報を,登録コンテンツDB39から抽出し,抽出した情報に基づいて該当する代用コンテンツとその代用コンテンツの説明等の付加情報を要求元の利用者装置10へ送信する。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,ネットワークを介して利用者に提供する映像や音声といったライブ型コンテンツや蓄積型コンテンツの配信管理方法,装置およびそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ブロードバンドサービスの拡大に伴い,映像や音声といったコンテンツを利用者に提供するシステムの開発が進められている。主なものとしては,各種のコンテンツを予めデジタル化してサーバに蓄積しておき,利用者からの要求により,所望のコンテンツをセンタ装置からネットワークを介して配信し,利用者に提供するシステムがある。
【0003】
このようなオンデマンド型のシステムでは,利用者は自分の都合のよい時間にいつでも視聴することができる。すなわち,利用者は,コンテンツが有料であるか無料であるかは別にして,レンタルビデオ・ショップやレンタルCDショップに足を運んで所望のコンテンツを記録した媒体を借りる代わりに,通信回線を介してオンデマンド型システムに接続し所望のコンテンツを視聴するといったサービスを受けることができる。
【0004】
オンデマンド型のシステムは,コンテンツをストリーミング形式で提供する場合と,ダウンロード形式で提供する場合とがあり,ストリーミング形式で提供する場合には,コンテンツを構成する複数ビットからなるデータを再生順に順次送信し,視聴者側の端末ではデータを受信しながら受信した順にデータを順次再生する。ダウンロード形式で提供する場合には,コンテンツを構成する全データを一括したファイルで送信する。
【0005】
一方,コンテンツ提供者側がコンテンツの配信日時を予め定めて,その日時から配信が開始される配信日時設定型のシステムもある。これは現行の地上波テレビ放送や衛星放送のシステムに相当し,視聴者は所望のコンテンツが配信される日時に合わせて視聴することになる。配信日時設定型のシステムでは,コンテンツを構成する複数ビットからなるデータが再生順にまさに実時間で順次送信され,視聴者側の端末では受信しながら受信した順にデータを順次再生するストリーミング形式でコンテンツが提供される。オンデマンド型と配信日時設定型の両方の機能を兼ね備えるシステムもある。
【0006】
これらのシステムの型とは別に,コンテンツにも蓄積型とライブ型とがある。蓄積型コンテンツは予め符号化された蓄積済みのもので,オンデマンド型システム,配信日時設定型システムのいずれでも配信が可能である。ライブ型コンテンツは,スポーツ中継のようにリアルタイムで撮影し,符号化しながら配信されるコンテンツであり,予め蓄積されていない。また,例えばニュース番組のように,リアルタイムで配信されるライブ型コンテンツの部分と,記者が以前に取材して予め制作済みの蓄積型コンテンツの部分とが組み合わされたコンテンツもある。ライブ型コンテンツまたはライブ型と蓄積型とを組み合わせたコンテンツの場合,オンデマンド型システムでは配信できず,配信日時設定型システムでのみ配信が可能である。
【0007】
例えば特願2002−026055号の明細書等には,予め蓄積された1件の映像コンテンツを構成する全データを一括したファイルで送信するダウンロード形式で映像情報を提供する形態と,予め蓄積された1件の映像コンテンツを構成する複数ビットからなるデータ(通常数秒単位)を再生順に順次送信するストリーミング形式で映像情報を提供する形態と,映像コンテンツを構成する複数ビットからなるデータ(通常数秒単位)を供給者側装置から再生順に順次受信し蓄積するとともに,実時間でライブ形式で映像情報を提供する形態の少なくとも一つの形態に分類されている映像情報提供装置について記載されている。しかしながら,ライブ形式で映像情報を提供する形態と他の形態とを兼ね備える場合,二つの形態の間での相関関係は規定されていない。
【0008】
また,例えば下記の特許文献1(特開2002−77852号公報)には,予め記憶されている蓄積系コンテンツ(ここでは蓄積型コンテンツと呼んでいる)と,リアルタイム符号化装置により処理されたライブ系コンテンツ(ここではライブ型コンテンツと呼んでいる)とを配信する配信システムにおいて,時間帯を予め予約設定して前記蓄積系コンテンツとライブ系コンテンツとを視聴者に配信する手段(ここでは配信日時設定型の手段と呼んでいる)と,視聴者からの蓄積系コンテンツに対する視聴要求に対して,前記設定とは関係なく当該視聴要求を優先して指定された蓄積系コンテンツを配信する手段とを備えることを特徴とするコンテンツの配信システムについて記載されている。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−77852号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような従来技術においては,次のような問題がある。
【0011】
ライブ型コンテンツは配信日時設定型システムでのみ提供可能であるが,配信予定時間外にはそもそも利用者が得られる配信可能なコンテンツリストに記載されていないか,あるいは記載されていても利用者は当該コンテンツに対する視聴要求を送信できないか,あるいは利用者が視聴要求を送信できても視聴要求受付手段より当該コンテンツの配信不可というエラーまたはメッセージが返ることとなる。その結果,視聴者の要求には応えることができないばかりか,コンテンツ提供者側のビジネスチャンスをみすみす失うこととなっていた。コンテンツ有料配信サイトのみならず,無料でコンテンツを提供する企業ポータルなどの場合でも,コンテンツ視聴は間接的に当該企業のイメージアップ,ひいては売り上げ向上につながるため,せっかくの視聴要求に応えることができないと,所期の目的を達成できないという問題があった。
【0012】
同様に,蓄積型コンテンツの場合も,配信日時設定型システムで提供する際,配信予定時間外にはコンテンツ提供者側の意図で当該コンテンツの配信を拒む場合や,特に配信予定時間より前にはコンテンツ配信の準備が整わないなどの理由で当該コンテンツの配信が不可能な場合が考えられる。蓄積型コンテンツをオンデマンド型システムで提供する際には,当該コンテンツの配信手段に何らかのトラブルが発生した場合,当該コンテンツの配信が不可能になる。
【0013】
これらの場合には,そもそも利用者が得られる配信可能なコンテンツリストに記載されていないか,あるいは記載されていても利用者は当該コンテンツに対する視聴要求を送信できないか,あるいは利用者が視聴要求を送信できても視聴要求受付手段より当該コンテンツの配信不可というエラーまたはメッセージが返ることとなる。その結果,視聴者の要求には応えることができないばかりか,コンテンツ提供者側のビジネスチャンスをみすみす失うこととなっていた。
【0014】
無料でコンテンツを提供する企業ポータルなどの場合でも,前記ライブ型コンテンツの場合と同様,視聴要求に応えられないことは,当該企業のイメージ向上や売り上げ向上につながらず,当該企業の所期の目的を達成できないという問題があった。
【0015】
本発明の目的は,コンテンツに対する視聴要求を受け付け,コンテンツ提供者側が当該コンテンツの配信を何らかの事情でできない場合に,それに代わって配信することを予め指定したコンテンツを配信することを可能にしたコンテンツ配信管理方法を提供することにある。配信予定時間外の場合のみならず,すでに予約がいっぱいで配信できない場合や,ライブ型コンテンツの場合にはそもそもライブが中止の場合,ライブ型コンテンツ提供装置やコンテンツ配信装置に何らかのトラブルがある場合についても,同様にコンテンツ提供者が予め指定した代わりのコンテンツを配信することができる。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の概要は,以下のとおりである。利用者装置からコンテンツの視聴要求があると,要求されたコンテンツの配信条件(配信速度,配信時刻,上限数等)を満たすかどうかと現状のシステム側で提供可能かどうかを判断し,不可能であるときに,そのコンテンツにリンクされた代用コンテンツに関する情報をデータベースから抽出して,該当する代用コンテンツまたはその代用コンテンツと説明等の付加情報を送信する。このとき,データベースから抽出した代用コンテンツに関する説明情報などを要求元の利用者装置へ事前に送信し,代用コンテンツを視聴するか否かを利用者に確認してもよい。また,代用コンテンツが複数ある場合には,代用コンテンツに関する情報の一覧リストを利用者装置へ送信し,利用者装置からの選択情報によって選択された代用コンテンツを送信する実施も可能である。
【0017】
すなわち,本発明によれば,前記目的は,例えばライブ型コンテンツの場合,利用者からライブ型コンテンツの視聴要求を受け付け,そのライブ型コンテンツが配信予定時間外であった場合や,そのライブ型コンテンツに予め配信上限数や配信上限総帯域が設定されている場合でなおかつすでにこの上限値に達している場合や,ライブ型コンテンツを配信するためのシステムに何らかの異常があるなどコンテンツ提供システム側の都合でそのライブ型コンテンツを配信できない場合において,そのコンテンツがシリーズ配信されている場合は前回配信分コンテンツ,またはそのコンテンツに関連したコンテンツや宣伝コンテンツ,予告コンテンツなど,コンテンツ提供者が予め指定したコンテンツを利用者に配信するコンテンツ配信管理方法により達成される。
【0018】
また,蓄積型コンテンツの場合には,前記目的は,利用者から蓄積型コンテンツの視聴要求を受け付け,その蓄積型コンテンツに配信予定時間が設定されていてなおかつ当該時間にはコンテンツ提供者側が配信を拒否すると指定されていた場合や,その蓄積型コンテンツに予め配信上限数や配信上限総帯域が設定されている場合でなおかつすでにこの上限値に達している場合や,蓄積型コンテンツを配信するためのシステムに何らかの異常があるなどコンテンツ提供システム側の都合でその蓄積型コンテンツを配信できない場合に,前記例示したようなコンテンツ提供者が予め指定したコンテンツを利用者に配信するコンテンツ配信管理方法により達成される。
【0019】
本発明のコンテンツ配信管理方法は,利用者が視聴要求をしたコンテンツに代わって予めコンテンツ提供者が指定したコンテンツを送信する際,代用コンテンツに関わる情報を事前に利用者の受信端末に送信して表示させ,利用者の了解を得てからコンテンツそのものを配信する方法を含むようにすることができる。また,代わりに送信するコンテンツそのものとともに,そのコンテンツの情報を利用者の受信端末に送信する方法を含むようにすることができる。また,代わりに配信するコンテンツは必ずしも映像や音声でなくてもよく,htmlページなどの文字情報や静止画像も含むことができる。
【0020】
また,本発明のコンテンツ配信管理装置は,利用者装置からネットワークを介してコンテンツの視聴要求を受信する視聴要求受付手段と,要求されたコンテンツの配信条件またはシステムの現在の状態からコンテンツの配信が可能か否かを判断する配信可否判断手段と,コンテンツの配信が可能な場合に,要求されたコンテンツの配信処理を行い,コンテンツの配信が不可の場合に,要求されたコンテンツの代わりに,あらかじめそのコンテンツにリンクされた代用コンテンツの配信処理を行う手段とを備える。ここで,配信処理とは,直接利用者装置に配信する処理,他の配信装置に配信を依頼する処理または配信予約を行う処理などをいう。
【0021】
以上のコンテンツ配信管理方法およびコンテンツ配信管理装置は,コンピュータが読み取り可能な記録媒体から読み出した所定のソフトウェアプログラムまたは通信回線を介してダウンロードした所定のソフトウェアプログラムをコンピュータにインストールし,コンピュータに実行させることにより実現することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は,本発明を適用したコンテンツ配信管理システムの構成例を示している。このコンテンツ配信管理システムは,ネットワーク20を介して接続される利用者装置10,コンテンツ配信管理装置30,ライブ型コンテンツ供給装置40,コンテンツ配信装置50から構成される。
【0023】
コンテンツ配信管理装置30,ライブ型コンテンツ供給装置40,コンテンツ配信装置50は,物理的に別々の装置である必要はなく,またコンテンツ配信管理装置30は,複数の機能部に分かれているが,これらの機能のうちの一つないしは複数を組み合わせて物理的に分離し,ネットワーク20または内部ネットワーク等を介して接続させてもよい。また,コンテンツ配信装置50は,ネットワーク20上に複数分散させてもよい。このように,図1は物理構成を規定するものではなく,物理構成については性能に合わせて適宜変更することができる。
【0024】
コンテンツ配信管理装置30は,コンテンツ提供者からの配信用コンテンツの登録処理を行うコンテンツ登録部31,登録されたコンテンツに関する情報を登録コンテンツデータベース(DB)39で管理するコンテンツ情報管理部32,登録されたコンテンツの配信日時の設定と管理を行う配信日時設定・管理部33,利用者装置10からの視聴要求を受け付ける受付部34,利用者から要求されたコンテンツを登録コンテンツDB39から検索するコンテンツ検索部35,要求されたコンテンツの配信が可能か否かを判断するコンテンツ配信可否判断部36,コンテンツ配信系の動作が正常か否かなどの監視と管理を行うコンテンツ配信系動作管理部37,コンテンツに関する情報の送信やライブ型コンテンツ供給装置40またはコンテンツ配信装置50へのコンテンツの配信指示の送信を行う送信部38を持つ。また,コンテンツが有料で販売制限があるような場合に,それらの販売状況を管理する販売状況管理テーブル360等を必要に応じて持つようにしてもよい。
【0025】
コンテンツ提供者は利用者装置10を用い,コンテンツ配信管理装置30のコンテンツ登録部31を介してコンテンツを登録する。登録されたコンテンツに関わる情報は,コンテンツ情報管理部32にて登録コンテンツデータベース(DB)39を用いて管理される。蓄積型コンテンツが登録された場合,配信日時設定・管理部33でコンテンツ提供者が希望する配信日時の設定と管理を行う。符号化済み配信用コンテンツそのものはコンテンツ配信装置50に送信され,蓄積型コンテンツDB51に格納され管理される。
【0026】
ライブ型コンテンツが登録された場合,配信日時設定・管理部33でコンテンツ提供者が希望する配信日時の予約設定と管理を行う。配信時間になったら,ライブ型コンテンツ供給装置40でリアルタイムに符号化されたデータがコンテンツ配信装置50に送信される。
【0027】
以上の流れは,コンテンツ提供者がネットワーク経由または媒体で持ち込んだコンテンツがすでに所望の配信フォーマット,配信ビットレートで符号化済みの場合を想定したが,例えばアナログビデオテープなど,そのままでは配信できない形式で持ち込まれた場合や,コンテンツ提供者が配信したい配信フォーマット以外のデジタル形式で持ち込まれた場合には,別途所望の配信フォーマット,配信ビットレートに符号化する処理が必要になる。また,著作権管理処理や課金処理については説明を省略したが,必要に応じて追加すればよい。
【0028】
コンテンツ提供者によるコンテンツ配信管理システムへのコンテンツ登録の流れを図2に示す。
【0029】
事前に,コンテンツ提供者は,コンテンツ配信管理システムにコンテンツ提供者固有の識別子とパスワードを送信して認証されているとする。すなわち,コンテンツ配信管理システムにログイン済みであるとする。まず,コンテンツ提供者は,コンテンツの登録データとして,以下の情報を指定する。
(1)タイトル
(2)制作者
(3)出演者
(4)概要
(5)ジャンル
(6)コンテンツ種別(ライブ型か蓄積型か)
(7)配信種別(コンテンツがライブ型の場合には配信日時設定型で配信することになるが,蓄積型の場合にはオンデマンドで配信するか,配信日時を設定して配信するか,あるいは両方で配信するかを選択する)
(8)配信開始日時と配信終了日時
(9)配信日時設定型で配信する場合で配信システムが複数の配信系(配信装置)を持っている場合には使用予約する配信系
(10)登録中のコンテンツを配信できない場合に代わりに配信する代用コンテンツのコンテンツ識別子など,代用コンテンツを特定できる情報
なお,例えばニュース番組のようにリアルタイムで配信されるライブ型コンテンツとあらかじめ制作済みの蓄積型コンテンツとを組み合わせたような混合型のコンテンツの場合には,コンテンツ種別は,ここではライブ型として扱う。また,ライブ型コンテンツであって,それをリアルタイムに配信するとともに蓄積しておき,配信後には同じ内容のもの,または適宜編集したものを蓄積型コンテンツとして提供する場合には,ライブ型コンテンツとは別のコンテンツとして蓄積型で再登録する。
【0030】
以上示した登録データは一例であって,一部省略しても構わないし,キーワードや制作会社など他のデータを登録してもよい。登録データは,登録コンテンツDB39に格納される。
【0031】
図3は,登録コンテンツDB39に登録されたデータの一例を示す。コンテンツ識別子は,コンテンツを一意に識別する情報であり,コンテンツ登録部31が付与する。コンテンツ識別子を付与する機構が外部に存在し,あらかじめコンテンツに付与されている場合には,コンテンツ提供者が指定するような実施も可能である。登録コンテンツDB39には,他にコンテンツ提供者等の要求によってコンテンツの配信を行うか否かを示すコンテンツ配信不可フラグが設けられる。このコンテンツ配信不可フラグは,随時,コマンド等によって設定および解除が可能である。
【0032】
登録コンテンツDB39において,配信に使用する配信系が複数ある場合,どの配信系を使うのかについても記載されていてもよい。また,この登録コンテンツDB39の登録データとして,「当該コンテンツが配信できない場合に代わりに配信する代用コンテンツ識別子」の情報を持たせている。代用コンテンツが複数ある場合には,例えば所定の区切り記号「/」で分離して記載することができる。代用コンテンツは,必ずしも映像や音声のデータでなくても,例えば当該ライブ型コンテンツのチケット購入情報でもよい(htmlで記述されたページ情報,gifやbmp形式で記述された静止画データでもよい)。
【0033】
コンテンツをライブで配信する場合,通常はライブ配信システムの予約が必要である。図4は,ライブ配信システムの予約状況照会結果の例を示す。
【0034】
配信開始日時や配信終了日時の指定には,図4に示すようにライブ配信システムの予約状況照会結果を参照するとよい。これは,例えば8月31日に配信日時設定型で1時間のコンテンツ配信を希望している場合で,例えば夜の配信が好ましければ配信系1で20:00〜21:00,昼休み時間帯の配信が好ましければ配信系3の12:00〜13:00などが空いていることがわかる。この照会結果の画面上で予約設定までもできるようにしてもよい。このようなGUI(Graphical User Interface)を用いれば,敢えて「使用予約する配信系」を入力しなくても配信系が自明のこととなるか,2つ以上の配信系が空いている場合にはシステム側で適宜割り振ることもできる。
【0035】
登録中のコンテンツが何らかの理由で配信できない場合に,代わりに配信する代用コンテンツについて,コンテンツ提供者側がすでに登録済みのコンテンツの中から容易に検索,選択できるように,図5に示すような代用コンテンツ選択用補助メニューがあるとよい。図5(A)は,代用コンテンツ選択用補助メニューによる登録済みコンテンツの検索の例,図5(B)は,登録済みコンテンツの検索結果の例を示している。
【0036】
図5では,例えば登録中のコンテンツが「植物の不思議 第4回」であった場合,検索情報の入力画面により,タイトル「植物の不思議」で検索し,OR条件で同じ制作者で検索し,「植物の不思議 第1〜3回」と「植物大発見」が探し出された例を示している。代用コンテンツを複数指定して利用者側が選択できるようにしてもよいが,ここでは一つだけ「植物の不思議 第3回」を指定するとする。
【0037】
コンテンツ配信管理システム側は登録データを受け取り,コンテンツ登録に必須の項目に指定漏れがないか,文字数制限をオーバーしていないか,希望の配信がシステム的に可能か,登録内容に矛盾がないかなどのチェックを実施し,登録内容にエラーが発見された場合(NG),どの項目でどんな理由でエラーとなったのか,コンテンツ提供者側に送信する。コンテンツ提供者はこれらの情報をもとに登録内容の修正を行い,再度登録データを送信する。
【0038】
コンテンツ配信管理システム側で登録内容をチェックし,エラーなしと判定された場合(OK),コンテンツ提供者に登録データの照会を実施する。このとき,コンテンツ提供者の指定した代用コンテンツについてもその詳細登録データと映像を照会し,想定している代用コンテンツに間違いがないかコンテンツ提供者に確認を促す。
【0039】
コンテンツ提供者は,登録コンテンツの登録データとあわせて代用コンテンツについても確認し,OKの場合には,了承(確認)通知をコンテンツ配信管理システム側に送信する。コンテンツ配信管理システム側は,この了承通知を受け取ると,登録データを実際に登録コンテンツDB39に書き込み,登録が完了する。
【0040】
コンテンツ提供者は,代用コンテンツが想定したものと異なるなど,登録データを修正したい場合には,修正項目とその内容を送信し,コンテンツ配信管理システム側は,代用コンテンツが変わった場合には,再度その詳細情報を検索し,再度コンテンツ提供者側に登録データを照会する。
【0041】
次に,コンテンツ配信管理システムに登録されたコンテンツが,利用者装置10に配信されるまでの各部の機能を説明する。利用者装置10からコンテンツの検索条件を受付部34で受け付け,コンテンツ検索部35で検索した結果を利用者装置10に送信する。必ずしも利用者装置10から能動的に検索をしなくても,例えばサービス提供者側からお薦めのコンテンツを一覧表として送信したり,または人気ベスト10といった情報を送信してもよい。
【0042】
利用者はこれらのコンテンツ情報を手掛かりに,視聴するコンテンツを選択し,利用者装置10から視聴要求を送信する。受付部34はこの要求を受け付け,視聴要求のあったコンテンツに固有な識別子を頼りにコンテンツを特定し,コンテンツ配信可否判断部36で当該コンテンツの配信可否をチェックする。
【0043】
この例の場合には,配信日時設定・管理部33の管理する配信管理情報を参照し,現在時刻と当該コンテンツの配信開始時間,終了時間を比較し,当該コンテンツが配信時間内かどうかをチェックする。なお,この配信管理情報は,例えば図3に示す登録コンテンツDB39に示す配信開始・終了日時に関する情報をメモリにコピーしたものを,時刻順にソーティングして用いる。
【0044】
配信時間内で,なおかつ使用する配信系についてコンテンツ配信系動作管理部37に問い合わせて正常動作が確認できた場合で,なおかつコンテンツ配信不可フラグが「0」となっている場合,コンテンツ配信装置50から当該コンテンツを視聴するのに必要な情報を送信部38から視聴要求元の利用者装置10に送信する。
【0045】
このコンテンツ配信不可フラグとは,例えばアーティストのコンサート模様をライブ型または蓄積型で提供を予定していた場合で,アーティストや会場の都合などで急遽ライブ中止となりコンテンツ配信が不可能になった場合や,著作権等の問題で配信予定のコンテンツを提供できなくなった場合等に,コンテンツ提供者の指示により配信不可,すなわち配信不可フラグを「1」に設定できる。通常,このフラグ設定は,サービス管理オペレータがコンテンツ提供者の指示に従い代行する。
【0046】
当該コンテンツが配信時間外であった場合や,配信系動作に問題があった場合や,配信不可フラグが「1」であった場合には,登録コンテンツDB39の当該コンテンツの情報を検索・参照し,代わりに配信すべき代用コンテンツを特定するコンテンツ識別子を取得する。
【0047】
利用者がコンテンツ配信管理システムに視聴要求を送信し,コンテンツ配信管理システムから利用者にコンテンツを配信するまでの流れを図6に示す。
【0048】
まず,コンテンツ配信管理システムからコンテンツ一覧表を作成して利用者に送信する。これは利用者(利用者装置10)から送信されたコンテンツ検索条件に基づく検索結果であってもよいし,サービス提供者側からのお薦めコンテンツやベスト10情報などであってもよい。利用者は受け取ったコンテンツ一覧表より所望のコンテンツを選択し,コンテンツ配信管理システム側に送信する。コンテンツ配信管理システム側は,コンテンツを特定するコンテンツ識別子情報を得て,登録コンテンツDB39を参照することにより,当該コンテンツの配信可否を判断する。
【0049】
配信可能な場合,コンテンツ配信装置50に配信の指示を出し,要求されたコンテンツを利用者に配信する。要求されたコンテンツがライブ型コンテンツの場合には,ライブ型コンテンツ供給装置40からのデータをコンテンツ配信装置50を介して利用者に送信する。要求されたコンテンツが蓄積型コンテンツの場合には,蓄積型コンテンツDB51をもとにコンテンツ配信装置50を介して利用者に送信する。
【0050】
なお,コンテンツ配信装置50を,コンテンツ種別に応じてライブ型コンテンツの配信装置,蓄積型コンテンツの配信装置というように分けて実装してもよく,また,配信種別に応じてオンデマンド型コンテンツの配信装置,配信日時設定型コンテンツの配信装置,配信日時設定型/オンデマンド型の配信装置というように分けて実装してもよい。さらに,コンテンツ種別と配信種別の双方考慮してコンテンツ配信装置50を複数実装し,機能分散および負荷分散を図る実施も可能である。
【0051】
当該コンテンツが何らかの理由で配信できない場合,コンテンツ提供者が予め指定した代わりに配信する代用コンテンツを登録コンテンツDB39から検索する。代用コンテンツが登録されていれば,同様にその代用コンテンツについての配信可否を判断し,配信可であることを確認して代用コンテンツを配信する。このとき,利用者が当初視聴要求したコンテンツとは異なり,代わりのコンテンツを配信することになるため,代用コンテンツであることを利用者装置10側に表示させる情報についても送信する。
【0052】
また,配信可否のチェックでは,コンテンツが有料コンテンツで,配信に制限があるような場合に,例えば図7に示すような販売状況管理テーブル360を参照し,タイトル情報および通信速度と照らし合わせ,利用者が要求したコンテンツの提供が配信開始時間において可能かどうかを判断し,配信開始時間になっても困難な場合(つまりチケットが売り切れの場合),同様に「配信時間外の視聴要求に対し代わりに送信するコンテンツ識別子」の欄を設けて,そこに記載されたコンテンツを送信してもよいし,または別途「チケットが売り切れなど,配信時間内でも視聴要求に応ええられない場合に代わりに送信するコンテンツ識別子」という欄を別に設け,コンテンツ提供者が指定した代用コンテンツを送信してもよい。
【0053】
この販売状況管理テーブル360は,コンテンツ配信管理装置30において図示省略したコンテンツ販売管理部によってコンテンツの販売ごとに更新されるテーブルであるが,この販売状況管理テーブル360の情報を,図3に示す登録コンテンツDB39中で管理する実施も可能である。
【0054】
いずれの場合にもコンテンツを送信する前に,要求されたコンテンツの代わりに送信する代用コンテンツが複数指定されている場合には,利用者にそれらの代用コンテンツの情報を送信し,どのコンテンツを受信したいか,またはどのコンテンツも受信しないかを選択させる方法を用いることができる。
【0055】
例えば図3の登録コンテンツDB39において,要求されたコンテンツがコンテンツ識別子22…2や33…3の場合には,代わりに送信する代用コンテンツが複数指定されているため,利用者側に当該代用コンテンツの情報を送信し,どのコンテンツを受信したいかを選択させる。
【0056】
図8は,コンテンツ配信管理装置30が行うコンテンツ登録要求に対する処理のフローチャートである。ここでは,登録に関係ない部分の処理については説明を簡単にするために省略している。
【0057】
ステップS10では,コンテンツ提供者の利用者装置10からコンテンツ登録要求があったかどうかを判断する。登録要求があれば,ステップS11へ進み,なければ,ステップS20へ進む。ステップS11では,コンテンツのタイトル,制作者,出演者,概要,ジャンル,コンテンツ種別(ライブ型/蓄積型),配信種別(オンデマンド型/配信日時設定型),配信開始日時と配信終了日時,使用予約する配信系,代用コンテンツのコンテンツ識別子などの登録データを受信する。
【0058】
続くステップS12では,登録データに漏れがないか,内容に誤りがないかなどのチェックを行い,エラーがある場合には(ステップS13),ステップS14へ進み,登録データにエラーがなければ,ステップS16へ進む。
【0059】
登録データにエラーがある場合,ステップS14では,エラー項目とエラーの理由(例えば文字数制限オーバーなど)の通知メッセージを作成し,登録要求元のコンテンツ提供者にコンテンツ登録エラーの通知を行う。その後,コンテンツ提供者から,エラーがあった登録データについての修正データを受信したならば(ステップS15),ステップS12へ戻り,再度,登録データの内容のチェックを行う。コンテンツ提供者から修正データが送信されなければ,ステップS10へ戻る。
【0060】
登録データが正しい場合,ステップS16へ進み,代用コンテンツのタイトル,概要その他の詳細情報を検索する。続くステップS17では,コンテンツ提供者に,登録項目と登録内容,代わりに配信する代用コンテンツの登録内容とその映像の概要などの確認のための照会データを送信し,コンテンツ提供者からの応答を持つ。コンテンツ提供者から確認通知を受信したならば(ステップS18),ステップS19へ進み,登録データを登録コンテンツDB39に書き込み,登録処理を終了する。その後,ステップS10へ戻る。コンテンツ提供者からの確認通知がない場合,登録データを破棄し,ステップS10へ戻る。
【0061】
また,ステップS20では,コンテンツ提供者からコンテンツの登録の下調べなどのためにコンテンツ検索要求があったかどうかを判断する。他の要求であれば,その要求に応じた他の処理を行う。コンテンツ検索要求であれば,ステップS21において,登録コンテンツDB39中の登録済みコンテンツを検索する。ステップS22では,図5(B)に示すような登録済みコンテンツの検索結果を,要求元へ通知し,ステップS10へ戻る。
【0062】
図9は,コンテンツ配信管理装置30が行うコンテンツ配信要求に対する処理のフローチャートである。ここでは,配信に関係ない部分の処理については説明を簡単にするために省略している。
【0063】
ステップS30では,利用者の利用者装置10からコンテンツ配信(視聴)要求があったかどうかを判断する。他の要求の場合には,他の処理を行う。コンテンツ配信要求があった場合には,ステップS31へ進み,登録コンテンツDB39から配信可能なコンテンツの一覧表を作成して利用者装置10へ送信する。一覧表の送信データとしては,各コンテンツのタイトル,制作者,出演者,概要,ジャンル,コンテンツ種別(ライブ型/蓄積型),配信種別(オンデマンド型/配信日時設定型),配信開始日時と配信終了日時(配信日時設定型で配信する場合のみ)である。
【0064】
次にステップS32では,利用者から視聴希望コンテンツの選択情報が送られてきたかどうかを判定し,選択情報が送られてきた場合にはステップS33へ進む。選択情報が送られてこなかった場合またはキャンセル通知などがあった場合には,ステップS30へ戻る。
【0065】
ステップS33では,選択されたコンテンツの配信可否をチェックする。なお,コンテンツの配信可否のチェックを,ステップS31においてコンテンツ一覧表を作成するときに行うこともでき,既に行っているチェック項目(例えばコンテンツ配信不可フラグなど)については,ステップS33においてチェックを省略してもよい。もちろん,チェック・タイミングのずれによる状況の変化などを考慮して二重にチェックしてもよい。また,この配信可否チェックは,配信日時設定型の場合には,できるだけ配信の直前に行うことが望ましい。ここでは,説明を簡単にするために,視聴要求の受け付け時にチェックを行う例を説明するが,さらに配信の直前に同様にチェックするような実施も可能である。
【0066】
配信可否のチェックの結果,配信可であれば(ステップS34),ステップS35へ進み,コンテンツ配信処理を行う。すなわち,コンテンツ識別子を指定して,該当する配信系のコンテンツ配信装置50へ配信指示,配信予約などを行う。その後,ステップS30へ戻る。
【0067】
配信可否をチェックした結果,配信不可であれば,ステップS36へ進み,ステップS36では,要求されたコンテンツの代用コンテンツの情報を検索する。要求されたコンテンツに代用コンテンツが登録されていない場合,要求元の利用者装置10へコンテンツ配信不可を,その理由とともに通知する(ステップS37,S38)。その後,ステップS30へ戻る。
【0068】
代用コンテンツがあった場合(ステップS37),すべての代用コンテンツについて配信可否をチェックし,配信可のものだけリストアップする(ステップS39)。代用コンテンツがすべて配信不可で,配信可のものがなかった場合(ステップS40),ステップS38へ進み,コンテンツ配信不可通知を行う。配信可の代用コンテンツがあった場合には,それが複数あるかどうかを判定する(ステップS41)。複数あればステップS43へ進み,一つだけであれば,ステップS42へ進む。
【0069】
ステップS42では,代用コンテンツの説明情報(付加情報)と代用コンテンツの配信処理を行う。なお,代用コンテンツの配信処理(配信予約を含む)を行う前に,利用者装置10に対し,代用コンテンツの説明情報を送り,要求されたコンテンツを配信できないため代用コンテンツを送ってもよいかどうかを問い合わせ,利用者の了承通知を得た上で,代用コンテンツの配信処理を行ってもよい。
【0070】
代用コンテンツが複数配信可の場合,ステップS43では,その代用コンテンツの一覧リストを利用者装置10へ送信する。ステップS44では,利用者装置10からの選択情報を待ち,選択情報を受信したならば,代用コンテンツの配信処理を行う(ステップS45)。利用者装置10から選択情報が送信されてこなかった場合,またはキャンセル通知があった場合には,代用コンテンツの配信処理を行わないでステップS30へ戻る。
【0071】
以上のコンテンツ配信管理装置30が行う処理は,コンピュータとソフトウェアプログラムとによって実現することができ,そのプログラムは,コンピュータが読み取り可能な可搬媒体メモリ,半導体メモリ,ハードディスク等の適当な記録媒体に格納して,そこから読み出すことによりコンピュータに実行させることができる。
【0072】
以上,本発明の好適な実施形態を説明したが,本発明は,前述した実施形態にのみ限定されるものではなく,前述とは異なる種々の態様により実施することができる。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,ライブ型か蓄積型かによらず,コンテンツの視聴要求に対し,何らかの事情で配信できない場合にも,予めコンテンツ提供者が指定しておいた他のコンテンツを配信することが可能となる。
【0074】
例えば20時開始予定のサッカーの試合を19時50分から配信予定であったとする。16時に当該コンテンツを視聴したい利用者がいても,とうてい配信することは不可能である。しかしながら,同じコンテンツ提供者がその試合の見どころをまとめたコンテンツや,その試合に出場するチームの最近の試合を収録したコンテンツなど,当該コンテンツを視聴したい利用者ならおそらく視聴したいであろうコンテンツを代わりに配信したり,あるいは当該コンテンツがチケット制で予約販売されている場合にはその予約情報を配信できれば,コンテンツ提供者のビジネスチャンスをより拡大することができる。また,20時開始予定のサッカーの試合が無料で視聴できる場合にも,広告コンテンツや有科のサッカー関連コンテンツのプレビュー映像など,代わりに配信することは同様にコンテンツ提供者のビジネスチャンスを拡大する効果を有する。
【0075】
この場合,視聴を希望したものとは実際には異なるコンテンツを利用者に配信することになるので,特に有料コンテンツの場合には,配信前にその旨を確認して配信してよいかどうか(課金してよいかどうか)確認する手段が有効である。また,代わりに配信するコンテンツが無料の場合など,利用者に配信してよいかどうかについての確認が特に不要であると判断された場合にも,配信しているコンテンツが20時開始予定のサッカーの試合であると勘違いされると混乱するため,利用者の受信端末に,代わりのコンテンツを配信するとともに,そのコンテンツのタイトルや種別,概要などのコンテンツに関する情報を送信するのが有用である。
【0076】
また,企業ポータルにおける無料コンテンツ配信の場合でも,コンテンツの視聴が間接的に当該企業のイメージアップ,ひいては売り上げ向上につながるため,コンテンツの配信時間外や配信システムの異常,ライブ中止などの事情により配信できない場合にも,当該企業の指定した他のコンテンツを配信することで,企業ポータルの所期の目的を達成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したコンテンツ配信管理システムの構成例を示す図である。
【図2】コンテンツ提供者によるコンテンツ配信管理システムへのコンテンツ登録の流れを示す図である。
【図3】登録コンテンツDB39に登録されたデータの一例を示す図である。
【図4】ライブ配信システムの予約状況照会結果の例を示す図である。
【図5】代用コンテンツ選択用補助メニューの例を示す図である。
【図6】コンテンツ配信管理システムから利用者へのコンテンツ配信の流れを示す図である。
【図7】販売状況管理テーブルの例を示す図である。
【図8】コンテンツ登録要求に対する処理のフローチャートである。
【図9】コンテンツ配信要求に対する処理のフローチャートである。
【符号の説明】
10  利用者装置
20  ネットワーク
30  コンテンツ配信管理装置
31  コンテンツ登録部
32  コンテンツ情報管理部
33  配信日時設定・管理部
34  受付部
35  コンテンツ検索部
36  コンテンツ配信可否判断部
360 販売状況管理テーブル
37  コンテンツ配信系動作管理部
38  送信部
39  登録コンテンツDB
40  ライブ型コンテンツ供給装置
50  コンテンツ配信装置
51  蓄積型コンテンツDB

Claims (7)

  1. ネットワークを介して利用者にライブ型または蓄積型のコンテンツを配信するためのコンテンツ配信管理装置によるコンテンツ配信管理方法であって,
    利用者装置からネットワークを介してコンテンツの視聴要求を受信するステップと,
    要求されたコンテンツの配信条件またはシステムの現在の状態からコンテンツの配信が可能か否かを判断するステップと,
    コンテンツの配信が可能な場合に,要求されたコンテンツの配信処理を行うステップと,
    コンテンツの配信が不可の場合に,要求されたコンテンツの代わりに,あらかじめそのコンテンツにリンクされた代用コンテンツの配信処理を行うステップとを有する
    ことを特徴とするコンテンツ配信管理方法。
  2. 請求項1記載のコンテンツ配信管理方法において,
    前記代用コンテンツの配信処理を行うステップでは,
    あらかじめ配信対象のコンテンツに関する情報とそのコンテンツが配信できない場合にそのコンテンツの代わりに配信する1または複数の代用コンテンツに関する情報とが関連付けられて登録されたデータベースから,要求されたコンテンツに関連付けられた代用コンテンツに関する情報を検索し,検索した代用コンテンツに関する情報と代用コンテンツとを,要求元の利用者装置に送信する
    ことを特徴とするコンテンツ配信管理方法。
  3. 請求項2記載のコンテンツ配信管理方法において,
    前記代用コンテンツを要求元の利用者装置に送信する前に,前記代用コンテンツに関する情報を要求元の利用者装置に送信し,利用者装置からの代用コンテンツ配信要求を受信してから前記代用コンテンツを送信する
    ことを特徴とするコンテンツ配信管理方法。
  4. 請求項2記載のコンテンツ配信管理方法において,
    前記代用コンテンツが複数存在する場合に,それらの代用コンテンツに関する情報の一覧情報を要求元の利用者装置に送信し,利用者装置からの代用コンテンツ指定情報を受信してから,指定された代用コンテンツを送信する
    ことを特徴とするコンテンツ配信管理方法。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のコンテンツ配信管理方法において,
    前記要求されたコンテンツの配信が可能か否かを判断するステップでは,
    そのコンテンツが配信予定時間外である場合,
    そのコンテンツに予め配信上限数や配信上限総帯域が設定されている場合で,なおかつすでにこの上限値に達している場合,
    コンテンツ提供者によりコンテンツ配信不可の情報が設定され,コンテンツを配信できない場合,
    または,コンテンツを配信するためのシステムに何らかの異常があるなどコンテンツを提供するシステム側の都合でそのコンテンツを配信できない場合に,
    コンテンツの配信が不可であると判断する
    ことを特徴とするコンテンツ配信管理方法。
  6. ネットワークを介して利用者にライブ型または蓄積型のコンテンツを配信するためのコンテンツ配信管理装置において,
    利用者装置からネットワークを介してコンテンツの視聴要求を受信する視聴要求受付手段と,
    要求されたコンテンツの配信条件またはシステムの現在の状態からコンテンツの配信が可能か否かを判断する配信可否判断手段と,
    コンテンツの配信が可能な場合に,要求されたコンテンツの配信処理を行い,コンテンツの配信が不可の場合に,要求されたコンテンツの代わりに,あらかじめそのコンテンツにリンクされた代用コンテンツの配信処理を行う手段とを備える
    ことを特徴とするコンテンツ配信管理装置。
  7. ネットワークを介して利用者にライブ型または蓄積型のコンテンツを配信するためのコンテンツ配信管理装置を実現するためにコンピュータに実行させるコンテンツ配信管理プログラムであって,
    利用者装置からネットワークを介してコンテンツの視聴要求を受信する視聴要求受付手段と,
    要求されたコンテンツの配信条件またはシステムの現在の状態からコンテンツの配信が可能か否かを判断する配信可否判断手段と,
    コンテンツの配信が可能な場合に,要求されたコンテンツの配信処理を行い,コンテンツの配信が不可の場合に,要求されたコンテンツの代わりにあらかじめそのコンテンツにリンクされた代用コンテンツの配信処理を行う手段として,
    コンピュータを機能させるためのコンテンツ配信管理プログラム。
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