JP2015143938A - 商品販売管理システム - Google Patents

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Katsutoshi Ogiura
勝利 扇浦
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Abstract

【課題】商品販売管理端末を操作するユーザが使用権限を有するコンテンツのみがコンテンツ提供サーバによって商品販売管理端末に送信されるようにする。
【解決手段】商品販売管理端末は、コンテンツ提供サーバの制御によるコンテンツの提供を受けるにあたり、ユーザがログインするためのユーザ認証情報を含む所定の要求を送信し、所定の要求に応答して送信されたコンテンツを取得し、コンテンツ提供サーバは、受信された所定の要求に含まれるユーザ認証情報を利用してユーザ認証を実行し、認証が成立した場合に、所定の要求に含まれるユーザ認証情報に対応付けられたコンテンツが商品販売管理端末に送信されるように制御する。
【選択図】図8

Description

本発明は、商品販売管理システムに関する。
POS(Point Of Sales)サーバからウェブアプリケーションをダウンロードし、ダウンロードしたウェブアプリケーションをウェブブラウザにより実行するようにされたPOS端末装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようにPOS端末装置がアプリケーションをPOSサーバからダウンロードして実行できるようにすることで、POSシステムに対応した専用線などを必要とすることなく、取扱商品の自由な変更が可能な商品販売管理システムが得られる。
特許第4491068号公報
上記のようにサーバからウェブアプリケーションをダウンロードして店員(ユーザ)が行う作業としては、販売データ分析、仕入業務、勤怠管理、本部との連絡などをはじめ多様に考えられる。
このように、ウェブアプリケーションの利用により多様の業務を行うことを考えた場合、例えばウェブアプリケーションや操作するファイルなどによっては、特定の役職者や担当者のみが操作を行うべきものがある。このようなことを背景とすれば、ウェブアプリケーション、ファイルなどのコンテンツについては、店員(ユーザ)が使用権限を有するもののみがサーバからダウンロードされるようにすることが好ましい。
また、ユーザが使用権限を有するコンテンツをサーバからダウンロードするにあたって、逐一、そのための認証を行っていたのでは、操作などが煩わしいという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、商品販売管理端末を操作するユーザが使用権限を有するコンテンツのみがコンテンツ提供サーバによって商品販売管理端末に送信されるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決する本発明の一態様は、商品販売管理端末とコンテンツ提供サーバとを備え、前記商品販売管理端末は、前記コンテンツ提供サーバの制御によるコンテンツの提供を受けるにあたり、ユーザがログインするためのユーザ認証情報を含む所定の要求を送信する要求送信部と、前記所定の要求に応答してコンテンツ提供サーバによってネットワーク経由で前記商品販売管理端末に送信されたコンテンツを取得するコンテンツ取得部とを備え、前記コンテンツ提供サーバは、受信された前記所定の要求に含まれるユーザ認証情報を利用してユーザ認証を実行するユーザ認証部と、前記ユーザ認証部による認証が成立した場合に、前記所定の要求に含まれるユーザ認証情報に対応付けられたコンテンツが前記商品販売管理端末に送信されるように制御するコンテンツ提供部とを備える商品販売管理システムである。
上記構成によれば、販売管理システムにおいて、ユーザ認証により認証されたユーザがログインしている商品販売管理端末に対して、ログインしているユーザに対応するコンテンツのみを送信することが可能になる。
本発明の一態様は、上記の商品販売管理システムであって、前記要求送信部は、前記商品販売管理端末を一意に示す端末識別子をさらに含む前記所定の要求を送信し、前記コンテンツ提供部は、ユーザ認証部による認証が成立した場合に、前記所定の要求に含まれるユーザ認証情報と端末識別子と組み合わせに対応付けられたコンテンツが前記商品販売管理端末に送信されるように制御してもよい。
上記構成によれば、商品販売管理端末にログインしているユーザと、ユーザがログインしている商品販売管理端末との組み合わせに応じたコンテンツを、ユーザがログインしている商品販売管理端末に送信することができる。
本発明の一態様は、上記の商品販売管理システムであって、前記要求送信部は、前記所定の要求として、コンテンツのリストを示すコンテンツリストを要求するコンテンツリスト要求を送信し、前記コンテンツ取得部は、前記コンテンツリスト要求に応答してコンテンツ提供サーバからネットワーク経由で前記商品販売管理端末に送信されたコンテンツリストを取得し、前記コンテンツ提供部は、前記コンテンツリスト要求に含まれるユーザ認証情報を利用したユーザ認証部による認証が成立した場合に、前記コンテンツリスト要求に含まれるユーザ認証情報に少なくとも対応付けられたコンテンツリストを前記商品販売管理端末に送信してもよい。
上記構成によれば、商品販売管理端末が送信したコンテンツリスト要求が受信されるのに応じてコンテンツ提供サーバにてユーザ認証が行われ、認証の成立に応じて、商品販売管理端末にログインしているユーザに応じたコンテンツリストが商品販売管理端末に送信される。
本発明の一態様は、上記の商品販売管理システムであって、前記要求送信部は、コンテンツのリストを示すコンテンツリストを要求するコンテンツリスト要求を送信し、前記所定の要求として、前記コンテンツリストから選択されたコンテンツを要求するコンテンツ要求を送信し、前記コンテンツ取得部は、前記コンテンツリスト要求に応答してコンテンツ提供サーバからネットワーク経由で前記商品販売管理端末に送信されたコンテンツリストを取得し、前記コンテンツ要求に応答してコンテンツ提供サーバからネットワーク経由で前記商品販売管理端末に送信されたコンテンツを取得し、前記コンテンツ提供部は、前記コンテンツリスト要求に含まれるユーザ認証情報に少なくとも対応付けられたコンテンツリストを商品販売管理端末に送信し、前記コンテンツ要求に含まれるユーザ認証情報を利用したユーザ認証部による認証が成立した場合に、前記コンテンツ要求により要求されたコンテンツを前記商品販売管理端末に送信してもよい。
上記構成によれば、商品販売管理端末が送信したコンテンツリストが受信されるのに応じてコンテンツ提供サーバにてユーザ認証が行われ、認証の成立に応じて、商品販売管理端末にログインしているユーザに応じたコンテンツが商品販売管理端末に送信される。
本発明の一態様は、上記の商品販売管理システムであって、複数の前記コンテンツ提供サーバが備えられ、前記要求送信部は、コンテンツ提供サーバにユーザがログインするためのサーバ対応ユーザ認証情報のうちから、要求するコンテンツを提供する提供元のコンテンツ提供サーバのサーバ対応ユーザ認証情報を取得し、取得したサーバ対応ユーザ認証情報を含む前記所定の要求を送信し、前記ユーザ認証部は、受信された前記所定の要求に含まれるサーバ対応ユーザ認証情報を利用してユーザ認証を実行してもよい。
上記構成によれば、商品販売管理端末が複数のコンテンツ提供サーバからコンテンツの送信を受けることが可能になる。
以上説明したように、本発明によれば、商品販売管理端末を操作するユーザが使用権限を有するコンテンツのみがコンテンツ提供サーバによって商品販売管理端末に送信されるようになるという効果が得られる。
第1実施形態における商品販売管理システムの構成例を示す図である。 第1実施形態におけるPOS端末装置、ドロア、自動釣銭機の外観例を示す図である。 第1実施形態において、ユーザの操作に応じてアプリケーション画面が表示されるまでの表示態様の遷移例を示す図である。 第1実施形態において、異なるユーザごとの業務メニューリストの表示態様例を示す図である。 第1実施形態におけるPOS端末装置の構成例を示す図である。 第1実施形態におけるコンテンツ提供サーバの構成例を示す図である。 第1実施形態におけるコンテンツ定義情報テーブルの構造例を示す図である。 第1実施形態におけるPOS端末装置とコンテンツ提供サーバとが業務関連のアプリケーション(コンテンツ)の提供に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第2実施形態において、POS端末装置ごとの業務メニューリストの態様例を示す図である。 第2実施形態におけるコンテンツ定義情報テーブルの構造例を示す図である。 第2実施形態におけるPOS端末装置とコンテンツ提供サーバとが業務関連のアプリケーションの提供に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 業務メニューリストの表示態様例と、ユーザごとに応じたアプリケーションの使用可否についての態様例とを示す図である。 第3実施形態におけるPOS端末装置とコンテンツ提供サーバとが業務関連のアプリケーションの提供に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第4実施形態における商品販売管理システムの構成例を示す図である。 第4実施形態におけるPOS端末装置とコンテンツ提供サーバとが業務関連のアプリケーションの提供に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
[商品販売管理システムの構成例]
図1は、本実施形態における商品販売管理システムの構成例を示している。同図に示す商品販売管理システムは、3つの店舗1−A、1−B、1−Cごとに備えられるPOS(Point Of Sales)端末装置100と、コンテンツ提供サーバ400とを備える。店舗1−A、1−B、1−Cのそれぞれにおいて、POS端末装置100は、ドロア200、自動釣銭機300と接続される。店舗1−A、1−B、1−Cにおける各POS端末装置100は、コンテンツ提供サーバ400とネットワーク経由で接続される。POS端末装置100は、商品販売管理端末の一例である。
なお、以降の説明にあたり、店舗1−A、1−B、1−Cについて特に区別しない場合には店舗1と記載する。また、同図では一例として3つの店舗を示しているが、商品販売管理システムに含まれる店舗数については特に限定されない。
[POS端末装置、ドロア、自動釣銭機の外観例]
図2は、1つの店舗1において備えられるPOS端末装置100、ドロア200、自動釣銭機300の外観例を示している。
POS端末装置100は、買い上げ商品の登録、精算などに対応した処理を実行する。
POS端末装置100の正面右側にはレシート発行部101が設けられる。このレシート発行部101は、POS端末装置100内部の印字部(図示せず)により印字したレシートなどが排出される部位である。
また、POS端末装置100の正面には液晶タッチパネル114が設けられる。液晶タッチパネル114は各種の操作画像を表示するとともに、タッチ操作を受け付ける。店員(ユーザ)は、液晶タッチパネル114に表示される操作画像を見ながら、液晶タッチパネル114に対してタッチ操作を行う。これにより、登録モードや設定モードなどのモード切り換えやプリセットキーによる商品登録や、各種ファイル設定などを行うことができる。
客側表示部115は、顧客に対して買い上げ金額、釣り銭の金額などを表示する。
キー操作部117は、テンキー、現計キー、入金、支払、釣準備、売上回収及び商品登録に関する各種キーなどが配置される。
カードリーダライタ118は、プリペイドカードによる支払いのために設けられる。つまり、カードリーダライタ118に対してプリペイドカードを挿入し、例えばPOS端末装置100において備えられる対応の会計キーを操作する。これにより、POS端末装置100は、支払額分をプリペイドカードが記憶する残額から減算される。この際、カードリーダライタ118は、挿入されたプリペイドカードに記憶されている残額の読み込みを行ってPOS端末装置100に出力する。また、支払代金分を減算した残額をプリペイドカードに書き込む。
ドロア200は、現金が金種(貨幣種別)ごとに分別された状態で収納される部位である。
自動釣銭機300は、内部にCPU(Central Processing Unit)及びメモリを含む制御部を備え、制御部により貨幣種別ごとの在高管理、釣銭の払出し制御などの各種制御が行われる。
自動釣銭機300において、紙幣投入部303には支払いに顧客が渡した預かり金のうちの紙幣が投入され、硬貨投入部304は上記預かり金のうちの硬貨が投入される。自動釣銭機300は、これらの投入された紙幣や硬貨を貨幣種別ごとに自動的に仕分けて収納する。
また、自動釣銭機300は、POS端末装置100から通知された買い上げ金額と上記預かり金として紙幣投入部303と硬貨投入部304に入金された入金金額とに基づいて釣銭を算出する。そして、自動釣銭機300は、この算出した釣銭についての貨幣種別ごとの枚数についての内訳を決定し、この内訳に従って、貨幣を紙幣排出部301と硬貨排出部302から排出する。このように、自動釣銭機300による釣銭の払い出しが行われる。
ここで、ユーザは、例えば売上管理、勤務スケジュール管理などをはじめとする各種の業務に関連したアプリケーションをPOS端末装置100上で操作することができる。
本実施形態におけるPOS端末装置100は、ウェブブラウザが実装されている。上記の各種業務に対応するアプリケーションは、コンテンツ提供サーバ400からダウンロードされ、POS端末装置100のウェブブラウザ上で動作する。ユーザは、POS端末装置100においてウェブブラウザ上で動作するアプリケーションを操作する。
このようにPOS端末装置100がコンテンツ提供サーバ400からダウンロードするアプリケーションは、コンテンツ提供サーバ400がPOS端末装置100に提供するコンテンツの一例である。
[アプリケーション画面に対応する表示遷移例]
図3を参照して、ユーザがPOS端末装置100を操作して液晶タッチパネル114の表示画面114Aにアプリケーション画面を表示させるまでの、表示画面114Aにおける表示態様の遷移例について説明する。なお、図3(a)〜(f)の表示画面114Aのそれぞれにおける表示内容は、POS端末装置100上で動作するウェブブラウザの画面である。
ユーザがPOS端末装置100に対する所定操作を行うことにより、表示画面114Aには、図3(a)に示すように業務メニュー表示ボタンBT−Gが表示される状態となる。
ユーザが業務メニュー表示ボタンBT−Gに対する操作を行うのに応じて、表示画面114Aは、図3(b)に示すように業務メニューリスト(コンテンツリストの一例)が表示される。同図の業務メニューリストは、コンテンツ提供サーバ400から送信されるHTML(HyperText Markup Language)、XML(Extensible Markup Language)あるいはXHTML(Extensible HyperText Markup Language)などによる業務メニューリストとしてのコンテンツがウェブブラウザ上で再生することによって表示画面114Aにて表示される。
業務メニューリストにおいては、「メニュー1」、「メニュー2」、「メニュー3」、「メニュー4」のそれぞれに応じたメニューボタンBT−1、BT−2、BT−3、BT−4が配置されている。「メニュー1」、「メニュー2」、「メニュー3」、「メニュー4」は、それぞれ、所定の業務に対応するアプリケーションが対応する。以降において、「メニュー1」、「メニュー2」、「メニュー3」、「メニュー4」のそれぞれに対応するアプリケーションについては、それぞれ、アプリケーション1、アプリケーション2、アプリケーション3、アプリケーション4と呼ぶ。
ユーザは、「メニュー1」としてのアプリケーションを使用したい場合には、メニューボタンBT−1をタッチする操作を行う。メニューボタンBT−1をタッチする操作に応じて、ウェブブラウザは、「メニュー1」に対応するアプリケーション1をコンテンツ提供サーバ400からダウンロードする。ウェブブラウザは、ダウンロードしたアプリケーションを動作させる。これにより、表示画面114Aには、図3(c)に示すようにアプリケーション1のアプリケーション画面が表示される。
同様に、ユーザは、「メニュー2」としてのアプリケーションを使用したい場合には、メニューボタンBT−2をタッチする操作を行う。メニューボタンBT−2をタッチする操作に応じて、ウェブブラウザは、図3(d)に示すように、コンテンツ提供サーバ400からダウンロードしたアプリケーション2のアプリケーション画面を表示画面114Aに表示させる。
また、ユーザは、「メニュー3」としてのアプリケーションを使用したい場合には、メニューボタンBT−3をタッチする操作を行う。メニューボタンBT−3をタッチする操作に応じて、ウェブブラウザは、図3(e)に示すように、コンテンツ提供サーバ400からダウンロードしたアプリケーション3のアプリケーション画面を表示画面114Aに表示させる。
また、ユーザは、「メニュー4」としてのアプリケーションを使用したい場合には、メニューボタンBT−4をタッチする操作を行う。メニューボタンBT−4をタッチする操作に応じて、ウェブブラウザは、図3(f)に示すように、コンテンツ提供サーバ400からダウンロードしたアプリケーション4のアプリケーション画面を表示画面114Aに表示させる。
ここで、図3(b)のように「メニュー1」、「メニュー2」、「メニュー3」、「メニュー4」に応じたメニューボタンBT−1、BT−2、BT−3、BT−4が配置された業務メニューリストの内容は、業務メニューリスト表示の操作を行ったユーザに対応している。
本実施形態において、POS端末装置100を操作するユーザは、業務メニューのうちのいずれかに対応するアプリケーションを使用するにあたり、アプリケーション使用権限者としてPOS端末装置100にログインする。ログインの際、ユーザは、ユーザ認証情報として、例えばユーザID(Identification:識別子)とパスワードを入力する。
そして、POS端末装置100上で動作するウェブブラウザは、図3(a)の業務メニュー表示ボタンBT−Gが操作されるのに応じて、ログインの際に入力されたユーザ認証情報を含む業務メニューリスト要求を送信する。
コンテンツ提供サーバ400は、受信した業務メニューリスト要求に含まれるユーザ認証情報を利用してユーザ認証を実行する。コンテンツ提供サーバ400は、ユーザ認証が成立したのであれば、業務メニューリスト要求に対する応答として、ユーザ認証情報に対応付けられた業務コンテンツリストをPOS端末装置100に送信する。
具体的に、コンテンツ提供サーバ400は、ユーザごとに使用権限を有するアプリケーション、ファイルなどのコンテンツを定義したコンテンツ定義情報を記憶している。コンテンツ定義情報は、例えば、ユーザがPOS端末装置100やパーソナルコンピュータなどを操作してネットワーク上のコンテンツ定義登録サービスを利用することによって、コンテンツ提供サーバ400に登録することができる。コンテンツ提供サーバ400は、このように登録されるコンテンツ定義情報をユーザIDと対応付けて記憶する。
コンテンツ提供サーバ400は、業務メニューリスト要求に対する応答として、記憶部に記憶されているコンテンツ定義情報のうちからユーザ認証情報におけるユーザIDに対応付けられたコンテンツ定義情報を取得する。コンテンツ提供サーバ400は、取得したコンテンツ定義情報の内容が反映された業務メニューリストを作成し、作成した業務メニューリストをPOS端末装置100に送信する。
このように、本実施形態の商品販売管理システムにおいては、POS端末装置100にログインしたユーザごとに異なる業務メニューリストを、POS端末装置100にて表示させることができる。
図4は、ユーザAとユーザBのそれぞれが業務メニューリスト表示の操作を行った場合の、2人のユーザごとに対応する業務メニューリストの表示結果の一例を示している。
図4(a)に示す業務メニュー表示ボタンBT−Gに対する操作をユーザAが行った場合には、図4(b)に示すように、メニューボタンBT−1、BT−2、BT−3、BT−4が配置された業務メニューリストが表示画面114Aに表示される。つまり、「メニュー1」、「メニュー2」、「メニュー3」、「メニュー4」がリストとして示された業務メニューリストが表示される。
図4(b)の業務メニューリストは、ユーザAが、アプリケーション1、2、3、4の4つのアプリケーションの使用権限を有していることを示す。
ユーザAは、メニューボタンBT−1、BT−2、BT−3、BT−4のうちから任意のメニューボタンをタッチする操作を行うことで、アプリケーション1、2、3、4のうちから任意のアプリケーションを利用できる。
これに対して、ユーザBが業務メニュー表示ボタンBT−Gに対する操作を行った場合には、図4(c)に示すように、メニューボタンBT−1、BT−2が配置された業務メニューリストが表示画面114Aに表示される。つまり、「メニュー1」、「メニュー2」、がリストとして示された業務メニューリストが表示される。
図4(b)の業務メニューリストは、ユーザBが、アプリケーション1、アプリケーション2の2つのアプリケーションの使用権限を有していることを示す。
ユーザBは、メニューボタンBT−1、BT−2のうちから任意のメニューボタンをタッチする操作を行うことで、アプリケーション1、2のうちから任意のアプリケーションを利用できる。
このように本実施形態においては、POS端末装置100を操作するユーザごとに対応して異なるコンテンツをサーバからPOS端末装置100にダウンロードさせることができる。つまり、本実施形態では、ユーザがPOS端末装置100にログインする際の認証情報に基づいて、ユーザごとに使用可能なアプリケーション(コンテンツ)提供する。
この場合、ユーザは、自分に使用権限の無いアプリケーションについては使用できない。これにより、例えば業務上のセキュリティを確保することができる。
また、本実施形態の場合には、ユーザが使用権限を有するアプリケーションのみが提示された業務メニューリストが提供される。これにより、全てのアプリケーションからの選別を行うことなく、自分が利用できるアプリケーションのみを対象として使用したいアプリケーションを選ぶことができる。
また、本実施形態の場合には、POS端末装置100が、ログインに使用されたユーザ認証情報を含む業務メニューリスト要求を送信してコンテンツ提供サーバ400から業務メニューリストを取得する。従って、コンテンツ提供サーバ400は、業務メニューリスト要求に含まれるユーザ認証情報によりユーザ認証を行ったうえで、業務メニューリストを送信できる。
このために、ユーザは、ログインの操作を一度行いさえすれば、以降において、例えばコンテンツをダウンロードする際に再度のユーザ認証を行わなくとも、ユーザの正当性が確認された状態でアプリケーションが提供される。これにより、ユーザはアプリケーションをダウンロードしようとする都度、ユーザ認証を受けるためのユーザ認証情報入力のための操作を行わなくともよくなる。
[POS端末装置の構成例]
図5は、POS端末装置100の構成例を示している。なお、同図において、図1と同一部分には同一符号を付している。同図に示すPOS端末装置100は、CPU111、ROM112、RAM113、液晶タッチパネル114、客側表示部115、印字部116、キー操作部117、カードリーダライタ118、シリアル通信部119及びネットワーク対応通信部120を備える。
CPU111は、ROM(Read Only Memory)112及びRAM(Random Access Memory)113とともにコンピュータを形成している。CPU111は、ROM112に記憶されているプログラムを実行することによりPOS端末装置100としての各種動作を実現する。
本実施形態のCPU111は、プログラムを実行することによって、要求送信部、コンテンツ取得部の各機能を実現する。
要求送信部は、コンテンツ提供サーバの制御によるコンテンツの提供を受けるにあたり、ユーザがログインするためのユーザ認証情報を含む所定の要求として業務メニューリスト要求(コンテンツリスト要求)を送信する。
コンテンツ取得部は、上記の所定の要求としての業務メニューリスト要求に応答してコンテンツ提供サーバの制御によってネットワーク経由で商品販売管理端末に送信されたコンテンツを取得する。
ROM112は、上記のようにCPU111が実行するプログラムのほか、CPU111が利用する各種のデータを記憶する。
RAM113は、CPU111の作業領域などとして利用される。
液晶タッチパネル114は、図1にて説明したようにPOS端末装置の正面に設けられる。液晶タッチパネル114は、CPU111の制御に応じて所定の画像を表示する。また、液晶タッチパネル114は、タッチ操作が行われるのに応じて、そのタッチされた位置情報を出力する。CPU111は、この位置情報を操作情報として処理する。これにより、液晶タッチパネル114に対するタッチ操作に応答した動作が実現される。
客側表示部115は、CPU111の制御に応じて、前述のように、買い上げ金額、釣り銭の金額などの顧客に対して提示すべき情報を表示する。
印字部116は、取り引きごとに応じて買い上げ商品、預かり金及び釣銭などの取り引きに関連する項目を用紙に印字し、レシートとして発行する。
キー操作部117は、前述のように、テンキー、現計キー、入金、支払、釣準備、売上回収及び商品登録に関する各種キーなどが配置される部位である。キー操作部117におけるキーに対して操作が行われるのに応じて、キー操作部117からCPU111に対して操作信号が出力される。CPU111は入力した操作信号に応じて所定の処理を実行する。
カードリーダライタ118は、挿入されたプリペイドカードに記憶されている残額などの情報を読み出す。CPU111は、このように読み出された残額から支払金額を減算するなど、所定の精算処理を実行する。また、CPU111は、支払金額の減算やチャージなどにより増減させたプリペイドカードの残額をカードリーダライタ118に通知する。
カードリーダライタ118は、挿入されたプリペイドカードに記憶されている残額を、通知された残額に書き換える。
シリアル通信部119は、所定のシリアルデータ通信方式に対応するコネクタと通信機能を備える部位である。同図では、シリアル通信部119に対してドロア200と自動釣銭機300が接続されている。これにより、ドロア200と自動釣銭機300は、それぞれ、POS端末装置100との相互通信が可能となる。
ネットワーク対応通信部120は、ネットワーク経由で他のネットワーク機器と通信を実行する。つまり、ネットワーク対応通信部120は、ネットワーク経由でコンテンツ提供サーバ400と通信を実行することができる。
[コンテンツ提供サーバの構成例]
続いて、図6を参照してコンテンツ提供サーバ400の構成例について説明する。同図に示すコンテンツ提供サーバ400は、通信部401、制御部402及び記憶部403を備える。
通信部401は、ネットワークを介して他のネットワーク機器と通信を実行する。つまり、通信部401は、POS端末装置100とネットワーク経由で通信を実行することができる。
制御部402は、CPUを備えて構成され、記憶部403に記憶されるプログラム(図示は省略する)を実行することによりコンテンツ提供サーバ400としての機能を実現するための制御を実行する。
制御部402は、プログラムを実行することにより、ユーザ認証部、コンテンツ提供部としての各機能を実現する。
ユーザ認証部は、受信された業務メニューリスト要求(所定の要求)に含まれるユーザ認証情報を利用してユーザ認証を実行する。
コンテンツ提供部は、ユーザ認証部による認証が成立した場合に、業務メニューリスト要求に含まれるユーザ認証情報に対応付けられたコンテンツがPOS端末装置100に送信されるように制御する。
記憶部403は、制御部402が利用する各種の情報を記憶する。同図に示す記憶部403は、POS端末装置100に業務アプリケーションとしてのコンテンツを提供するのに応じて、コンテンツ定義情報記憶部431とコンテンツ記憶部432とを備える。
コンテンツ定義情報記憶部431はコンテンツ定義情報を記憶する。コンテンツ定義情報記憶部431は、ユーザごとのコンテンツ定義情報を、コンテンツ定義情報テーブルとして記憶する。
図7は、コンテンツ定義情報記憶部431が記憶するコンテンツ定義情報テーブルの構造例を示している。
コンテンツ定義情報テーブルは、ユーザごとのコンテンツ定義情報にユーザ認証情報(ユーザID、パスワード)を対応付けた構造である。
コンテンツ定義情報テーブルにおけるユーザIDとパスワードには、それぞれ、POS端末装置100にログインする際に対応のユーザがユーザ認証情報として入力するのと同じ値が格納される。
コンテンツ定義情報は、対応のユーザについて予め登録された内容であって、対応のユーザが使用権限を有するコンテンツが登録されている。コンテンツ定義情報において示されるコンテンツは、例えばウェブブラウザ上で動作するアプリケーションである。また、コンテンツ定義情報におけるコンテンツとして、或るアプリケーション上で開かれる特定のファイルが示されてもよい。
説明を図6に戻す。コンテンツ記憶部432は、コンテンツを記憶する。本実施形態の場合であれば、コンテンツ記憶部432は、ウェブブラウザ上で動作するアプリケーションを記憶する。また、コンテンツ記憶部432は、ウェブブラウザ上で動作するアプリケーション上で開かれるファイルをコンテンツとして記憶してもよい。
[処理手順例]
次に、図8のフローチャートを参照して、第1実施形態におけるPOS端末装置100とコンテンツ提供サーバ400とが業務関連のアプリケーション(コンテンツ)の提供に関連して実行する処理手順例について説明する。
なお、同図に示す処理は、既にユーザ認証が成立しており、ユーザがPOS端末装置100にログインしている状態において開始される。ユーザがログインしている状態では、ユーザがログインのために入力したユーザ認証情報が例えばRAM112に記憶されている。
先ず、POS端末装置100の処理について説明する。
ステップS101:CPU111は、業務メニューリスト画面への遷移を指示する操作が行われたか否かについて判定する。業務メニューリスト画面への遷移を指示する操作は、図3(a)または図4(a)に例示したように業務メニュー表示ボタンBT−Gに対するタップ操作である。
ステップS102:CPU111(要求送信部)は、業務メニューリストへの遷移を指示する操作が行われるのに応じて、ユーザ認証情報(ユーザID、パスワード)を含む業務メニューリスト要求を、コンテンツ提供サーバ400に送信する。このために、CPU111は、ユーザ認証情報を含む業務メニューリスト要求を生成し、生成した業務メニューリスト要求を、ネットワーク対応通信部120によりコンテンツ提供サーバ400に送信させる。
ステップS103:ステップS102により送信された業務メニューリスト要求に応答して、コンテンツ提供サーバ400は業務メニューリストとしてのコンテンツを送信する。送信された業務メニューリストは、POS端末装置100のネットワーク対応通信部120にて受信される。
CPU111(コンテンツ取得部)は、受信された業務メニューリストを取得し、取得した業務メニューリストをウェブブラウザ上で表示させる。これにより、図3(b)などに例示したように表示画面114Aにて業務メニューリストが表示される。
ステップS104:CPU111(コンテンツ取得部)は、業務メニューリストが表示されている状態において、業務メニューリストに対するメニュー選択操作が行われたか否かについて判定する。業務メニューリストに対するメニュー選択操作は、業務メニューリストおけるメニューボタンのうちのいずれか1つをユーザが選択してタッチする操作である。
ステップS105:CPU111(コンテンツ取得部)は、ステップS104にてメニュー選択操作が行われたと判定されるのに応じて、選択されたメニューに対応するコンテンツ(アプリケーション)を要求するコンテンツ要求をコンテンツ提供サーバ400に送信する。
ステップS106:CPU111(コンテンツ取得部)は、ステップS105によるコンテンツ要求の送信に応答してコンテンツ提供サーバ400から送信されたアプリケーションを取得し、取得したアプリケーションをウェブブラウザ上で動作させる。また、コンテンツ提供サーバ400がアプリケーションとともにコンテンツとしてファイルを送信した場合、CPU111は、ファイルについても取得し、取得したファイルをアプリケーション上で開く。
このようにステップS106の処理が実行されることで、例えば図3(c)〜(f)にて説明したように、ユーザが業務メニューリスト上で選択したメニューに対応するアプリケーションが表示画面114Aにて表示される。
次に、コンテンツ提供サーバ400の処理について説明する。
ステップS201:ステップS102により送信された業務メニューリスト要求は、コンテンツ提供サーバ400の通信部401にて受信される。
制御部402(ユーザ認証部)は、受信された業務メニューリスト要求に含まれるユーザ認証情報(ユーザID、パスワード)を利用してユーザ認証を実行する。
ステップS201におけるユーザ認証として、制御部402は、例えば以下の処理を実行すればよい。
つまり、制御部402は、コンテンツ定義情報記憶部431が記憶するコンテンツ定義情報のうちで、業務メニューリスト要求に含まれているユーザ認証情報と同じユーザIDとパスワードの組み合わせのコンテンツ定義情報が有るか否かを判定すればよい。
業務メニューリスト要求に含まれているユーザ認証情報と同じユーザIDとパスワードの組み合わせのコンテンツ定義情報が有れば認証が成立する。一方、業務メニューリスト要求に含まれているユーザ認証情報と同じユーザIDとパスワードの組み合わせのコンテンツ定義情報が無ければ認証は不成立である。
ステップS202:制御部402(ユーザ認証部)は、ステップS201によるユーザ認証の結果、認証が成立したか否かについて判定する。認証が不成立であった場合には、同図に示す処理が終了される。なお、同図において示されていないが、認証が不成立であった場合には、認証が不成立であったことを通知するレスポンス(応答)をPOS端末装置100に送信してもよい。
ステップS203:ステップS202により認証が成立したと判定された場合、制御部402(コンテンツ提供部)は、以下の処理を実行する。つまり、制御部402は、コンテンツ定義情報記憶部431に記憶されているコンテンツ定義情報テーブルから、ユーザ認証情報に含まれるユーザIDに対応するコンテンツ定義情報を検索する。
ステップS204:制御部402(コンテンツ提供部)は、ステップS203により検索されたコンテンツ定義情報を利用して、業務メニューリストとしてのコンテンツを作成する。制御部402(コンテンツ提供部)は、コンテンツ定義情報が示すコンテンツのそれぞれに対応するメニューボタンを配置させることにより業務メニューリストを作成する。
業務メニューリストは、例えば前述のようにHTML、XML、XHTMLなどのマークアップ言語を用いて作成された形式のコンテンツとして作成されればよい。
ステップS205:制御部402(コンテンツ提供部)は、ステップS102により送信された業務メニューリスト要求に対するレスポンス(応答)として、ステップS204により作成された業務メニューリストをPOS端末装置100に送信する。
ステップS206:ステップS205によりPOS端末装置100から送信されたコンテンツ要求は、通信部401にて受信される。制御部402(コンテンツ提供部)は、受信されたコンテンツ要求が要求するコンテンツをコンテンツ記憶部432から取得する。制御部402は、取得したコンテンツを、受信されたコンテンツ要求に対する応答としてPOS端末装置100に対して送信する。
このように、POS端末装置100とコンテンツ提供サーバ400とが処理を実行することで、例えば図3にて説明したように、業務メニューリストが表示画面114Aにて表示される。また、ユーザが業務メニューリスト上で選択したメニューに対応するアプリケーションが表示画面114Aにて表示され、ユーザがアプリケーションの操作を行うことができる。
<第2実施形態>
[概要]
続いて、第2実施形態について説明する。先に説明した第1実施形態においては、ユーザごとに応じて業務メニューリストにおいて提示されるメニュー(アプリケーション)の内訳が異なるようにされていた。第2実施形態においては、さらに、POS端末装置100ごとに応じても業務メニューリストにおいて提示されるメニュー(アプリケーション)の内訳が異なるようにされる。つまり、第2実施形態の商品販売管理システムは、ユーザ認証情報とPOS端末装置100としての端末IDの組み合わせに応じて異なるメニューリストを提示可能に構成される。
図9は、第2実施形態のもとで店舗1−A、1−B、1−CごとのPOS端末装置100において表示画面114Aに表示される業務メニューリストの例を示している。ここでは説明の便宜上、例えば複数店舗を管理するマネージャーとしての1人のユーザが、店舗1−A、1−B、1−Cの各POS端末装置100にログインして業務メニューリストを表示させた場合を例に挙げる。
同図に示すように、第2実施形態では、同じ1人のユーザであっても、店舗1−A、1−B、1−CごとのPOS端末装置100の表示画面114Aには、それぞれ異なるメニューの内訳による業務メニューリストが表示される。
具体的に、店舗1−AのPOS端末装置100の表示画面114Aにはアプリケーション1、2、3、4のそれぞれに応じた4つのメニューボタンBT−1、BT−2、BT−3、BT−4が配置された業務メニューリストが表示される。
店舗1−BのPOS端末装置100の表示画面114Aにはアプリケーション1、3、4のそれぞれに応じた3つのメニューボタンBT−1、BT−3、BT−4が配置された業務メニューリストが表示される。
店舗1−CのPOS端末装置100の表示画面114Aにはアプリケーション1、2、3、4、5、6のそれぞれに応じた6つのメニューボタンBT−1、BT−2、BT−3、BT−4、BT−5、BT−6が配置された業務メニューリストが表示される。
例えば、同じユーザであっても、1つのアプリケーションについて、或る店舗1のPOS端末装置100では使用するが、他の店舗1のPOS端末装置100では使用する必要がない(あるいは使用させるべきでない)場合がある。このような場合、例えば同じユーザであっても、店舗1におけるPOS端末装置100ごとに対応して異なる業務メニューリストが提供されるようにすることで、ユーザの使い勝手がさらに向上する。
また、同じ1つの店舗1において複数のPOS端末装置100が備えられる場合には、店舗1におけるPOS端末装置100ごとに対応して異なる業務メニューリストが提示されるようにしてもよい。
例えば、1つの店舗1において複数のPOS端末装置100が備えられる場合、複数のPOS端末装置100について、設置場所や性能などに応じて、メインとなるPOS端末装置100とサブとなるPOS端末装置100とが定められる場合がある。このような場合には、例えばメインとなるPOS端末装置100において集中的にアプリケーションを利用した業務を行い、サブのPOS端末装置100では、補助的にアプリケーションを利用した業務を行うようにすることが好ましい場合がある。
第2実施形態であれば、例えば1人の同じユーザを対象として、提供する業務メニューリストをメインのPOS端末装置100とサブのPOS端末装置100とで異ならせることができる。
具体的に、メインのPOS端末装置100は、ユーザが使用権限を有する全てのアプリケーションのメニューボタンが提示された業務メニューリストを提供する。一方、サブのPOS端末装置100には、ユーザが使用権限を有するアプリケーションのうちから、サブのPOS端末装置100においても使用する可能性のある一部のメニューボタンが提示された業務メニューリストを提供する。
[コンテンツ定義情報の構造例]
第2実施形態において、POS端末装置100とコンテンツ提供サーバ400の構成は、それぞれ、図5、図6と同様でよい。ただし、コンテンツ定義情報記憶部431が記憶するコンテンツ定義情報テーブルの構造が第1実施形態に対応する図7と異なる。
図10は、第2実施形態におけるコンテンツ定義情報記憶部431が記憶するコンテンツ定義情報テーブルの構造例を示している。同図に示すように、ユーザごとに対応するコンテンツ定義情報には、ユーザID及びパスワードによるユーザ認証情報に加えて、端末IDが対応付けられる。
端末ID(端末識別子)は、POS端末装置100を一意に識別する識別子である。端末IDとしては、例えば本実施形態の商品販売管理システムにおいてPOS端末装置100ごとに付与した番号であってもよい。また、端末IDとしては、POS端末装置100のMACアドレスや製品として付されたシリアル番号などであってもよい。
[処理手順例]
図11のフローチャートを参照して、第2実施形態におけるPOS端末装置100とコンテンツ提供サーバ400とが業務関連のアプリケーション(コンテンツ)の提供に関連して実行する処理手順例について説明する。
なお、同図において、図8と同様の処理となるステップについては同一符号を付して説明を省略する。
先ず、POS端末装置100の処理について説明する。
ステップS102A:CPU111(要求送信部)は、ステップS101にて業務メニューリストへの遷移を指示する操作が行われたことが判定されるのに応じて、以下の処理を実行する。つまり、CPU111は、ユーザ認証情報(ユーザID、パスワード)と、POS端末装置100を示す端末IDとを含む業務メニューリスト要求を、コンテンツ提供サーバ400に送信する。
なお、以降のステップS101、S103〜S106の処理は、図8と同様でよい。
次に、コンテンツ提供サーバ400の処理について説明する。
同図において、コンテンツ提供サーバ400が実行するステップS201、S202の処理は、図8と同様である。
ステップS203A:ステップS201によるユーザ認証が成立したことがステップS202にて判定された場合、制御部402(コンテンツ提供部)は、以下の処理を実行する。つまり、制御部402は、図10に例示した構造のコンテンツ定義情報テーブルから、ユーザ認証情報に含まれるユーザIDと、受信した業務メニューリスト要求に含まれていた端末IDとの組み合わせに対応付けられたコンテンツ定義情報を検索する。
以降のステップS204〜S206の処理は、図8と同様でよい。
上記のようにPOS端末装置100とコンテンツ提供サーバ400とが処理を実行することで、POS端末装置100において、ログインしたユーザとPOS端末装置100の組み合わせに応じた内容の業務メニューリストを表示することができる。
<第3実施形態>
[概要]
続いて、第3実施形態について説明する。図12は、第3実施形態における業務メニューリストの表示態様例と、ユーザA、Bごとに応じたアプリケーションの使用可否についての態様例とを示している。なお、同図の説明にあたっては、コンテンツ提供サーバ400により提供される全てのコンテンツが、アプリケーション1、2、3、4の4つのアプリケーションである場合を例に挙げる。
図12(a)に示す業務メニュー表示ボタンBT−Gに対する操作をユーザAが行った場合には、図12(b)に示すように、アプリケーション1、2、3、4のそれぞれに対応するメニューボタンBT−1、BT−2、BT−3、BT−4が配置された業務メニューリストが表示画面114Aに表示される。
同様に、図12(a)に示す業務メニュー表示ボタンBT−Gに対する操作をユーザBが行った場合にも、図12(c)に示すように、アプリケーション1、2、3、4のそれぞれに対応するメニューボタンBT−1、BT−2、BT−3、BT−4が配置された業務メニューリストが表示画面114Aに表示される。
つまり、第3実施形態においては、ユーザにかかわらず、コンテンツ提供サーバ400が提供する全てのアプリケーションのそれぞれに応じたメニューボタンが配置された、同じ内容の業務メニューリストが表示される。
ここで、前述のように、第3実施形態におけるコンテンツ提供サーバ400が提供するアプリケーションは、アプリケーション1、2、3、4が全てである。従って、図12(b)、図12(c)の業務メニューリストは、ユーザごとに対応するものではなく、コンテンツ提供サーバ400が提供する全てのアプリケーションに対応するメニューボタンが配置された汎用の業務メニューリストである。
ユーザAは、アプリケーション1、2、3、4の全てについて使用権限を有していることが対応のコンテンツ定義情報によって示されている。一方、ユーザBは、アプリケーション1、2、3、4のうち、アプリケーション1、2について使用権限を有していることが対応のコンテンツ定義情報によって示されている。
図12(d)は、コンテンツ提供サーバ400が提供するアプリケーション1、2、3、4を示している。上記のユーザA、Bごとに対応するコンテンツ定義情報に従って、ユーザA、Bは、それぞれ、以下のように使用が可能なアプリケーションが異なる。
つまり、ユーザAがログインしたユーザとPOS端末装置100の場合、汎用の業務メニューリストにおけるメニューボタンBT−1、BT−2、BT−3、BT−4のいずれを操作しても、対応のアプリケーション1、2、3、4がダウンロードされ、表示画面114Aに表示される。このように、ユーザAは、アプリケーション1、2、3、4のいずれも使用することが可能である。
これに対して、ユーザBがログインしたPOS端末装置100の場合、業務メニューリストにおけるメニューボタンBT−1、BT−2のいずれかを操作すれば、対応のアプリケーション1、2がダウンロードされ表示画面114Aに表示される。しかし、業務メニューリストにおけるメニューボタンBT−3、BT−4のいずれを操作しても、対応のアプリケーション3、4についてはダウンロードされない。この場合、ユーザBは、アプリケーション3、4のみした使用できない。
このように第3実施形態においては、POS端末装置100にログインしたユーザにかかわらず、汎用の業務メニューリストが表示画面114Aに表示される。そのうえで、業務メニューリストに配置されるメニューボタンに対する操作が行われた際に、ユーザに使用権限があるアプリケーションについてはダウンロードされ、使用権限がないアプリケーションについてはダウンロードされないようになっている。
即ち、第3実施形態においては、業務メニューリストにおけるメニューボタンの操作に応じたコンテンツ要求に応じたコンテンツの提供の可否を、コンテンツ提供サーバ400側でコンテンツ定義情報に基づいて決定している。これにより、第3実施形態においても、ユーザごとに応じたコンテンツが提供されるようにしている。
[処理手順例]
図13のフローチャートを参照して、第3実施形態におけるPOS端末装置100とコンテンツ提供サーバ400とが業務関連のアプリケーション(コンテンツ)の提供に関連して実行する処理手順例について説明する。
なお、同図において、図8と同様の処理となるステップについては同一符号を付して説明を省略する。
先ず、POS端末装置100の処理について説明する。
ステップS102B:CPU111(要求送信部)は、ステップS101に対応して業務メニューリストへの遷移を指示する操作が行われるのに応じて業務メニューリスト要求をコンテンツ提供サーバ400に送信する。
第3実施形態においては、汎用の業務メニューリスト要求がコンテンツ提供サーバ400から送信される。このとき、コンテンツ提供サーバ400はユーザ認証を実行しなくともよい。従って、CPU111は、ステップS102Bにより業務メニューリスト要求をコンテンツ提供サーバ400に送信するにあたり、業務メニューリスト要求にユーザ認証情報を含めなくともよい。
同図において、POS端末装置100により実行されるステップS103、S104の処理は、図8と同様である。
ただし、図13のステップS103の処理によって表示画面114Aに表示される業務メニューリストは、図12(b)、図12(c)などに例示した汎用の業務メニューリストである。
ステップS105A:CPU111(コンテンツ取得部)は、ステップS104にてメニュー選択操作が行われたと判定されるのに応じて、以下の処理を実行する。
つまり、CPU111は、選択されたメニューに対応するコンテンツ(アプリケーション)を要求するために、ユーザがPOS端末装置100へのログインに利用したユーザ認証情報を含むコンテンツ要求をコンテンツ提供サーバ400に送信する。このようにコンテンツ要求に含められるユーザ認証情報は、ステップS102にて業務メニューリスト要求に含められたユーザ認証情報と同じである。
ステップS106A:CPU111(コンテンツ取得部)は、ステップS105Aにより送信したコンテンツ要求に応答してコンテンツ提供サーバ400がコンテンツ(アプリケーション)を受信したのに応じて、受信されたコンテンツを表示画面114Aに表示させる。
なお、同図において図示は省略しているが、コンテンツ提供サーバ400においてユーザ認証が不成立となってコンテンツが送信されない場合には、コンテンツ提供サーバ400は、認証が不成立であることを示すエラー応答をPOS端末装置100に送信してよい。エラー応答を受信したPOS端末装置100としては、認証が不成立であったためにコンテンツがダウンロードできなかったことをユーザに通知するメッセージをウェブブラウザにより表示させればよい。
次に、コンテンツ提供サーバ400の処理について説明する。
ステップS211:コンテンツ提供サーバ400において、通信部401は、ステップS102Bにより送信された業務メニューリスト要求を受信する。
ステップS212:制御部402(コンテンツ提供部)は、ステップS211にて受信された業務メニューリスト要求に対する応答として、汎用の業務メニューリストをPOS端末装置100に送信する。
なお、汎用の業務メニューリストについては、制御部402がコンテンツ記憶部432に記憶されているコンテンツに基づいて予め作成したうえで、コンテンツ記憶部432に記憶させておけばよい。
ステップS213:ステップS105AによりPOS端末装置100から送信されたコンテンツ要求は、通信部401にて受信される。制御部402(ユーザ認証部)は、受信されたコンテンツ要求に含まれるユーザ認証情報を利用してユーザ認証を実行する。
ステップS214:制御部402(ユーザ認証部)は、ステップS213によるユーザ認証の結果、認証が成立したか否かについて判定する。認証が不成立であった場合には、同図に示す処理が終了される。なお、同図に示していないが、認証が不成立であった場合には、認証が不成立であったことを通知するレスポンス(応答)をPOS端末装置100に送信することが好ましい。
ステップS215:ステップS214により認証が成立したと判定された場合、制御部402(コンテンツ提供部)は、ステップS213に応じた受信したコンテンツ要求が要求するコンテンツ(アプリケーション)をコンテンツ記憶部432から取得する。
制御部402はコンテンツ記憶部432から取得したコンテンツ(アプリケーション)をPOS端末装置100に送信する。
上記のようにPOS端末装置100とコンテンツ提供サーバ400が処理を実行することで、POS端末装置100において、ユーザにかかわらず汎用の業務メニューリストが表示される。そのうえで、汎用の業務メニューリストに対する操作の際に、ユーザが使用権限を有するアプリケーションのみがダウンロード可能である。
<第4実施形態>
[商品販売管理システムの構成例]
続いて、第4実施形態について説明する。図14は、第4実施形態における商品販売管理システムの構成例を示している。
同図において、図1と同一部分については同一符号を付している。また、図1においては複数のPOS端末装置100を示していたが、同図においては、図示を簡略にすることの便宜上、1つのPOS端末装置100を示している。
同図に示すように、第4実施形態における商品販売管理システムは、POS端末装置100及びコンテンツ提供サーバ400に加えて、複数の個別コンテンツサーバ500−1〜500−Nを備える。
なお、個別コンテンツサーバ500−1〜500−Nは、複数のPOS端末装置100に対して共通である。
また、以降において個別コンテンツサーバ500−1〜500−Nについて特に区別しない場合には、個別コンテンツサーバ500と記載する。
個別コンテンツサーバ500は、それぞれが異なるコンテンツ(アプリケーション)を提供するサーバである。本実施形態において、個別コンテンツサーバ500は、コンテンツ提供サーバ400を運用しているのとは異なるベンダーが運用する。また、個別コンテンツサーバ500のそれぞれも、互いに異なるベンダーが運用する。
このような商品販売管理システムにおいて、コンテンツ提供サーバ400は、個別コンテンツサーバ500のそれぞれが提供するコンテンツが、POS端末装置100にログインしているユーザごとに応じて提供されるように一元管理を行う。
図15のフローチャートを参照して、第4実施形態におけるPOS端末装置100とコンテンツ提供サーバ400と個別コンテンツサーバ500とが業務関連のアプリケーション(コンテンツ)の提供に関連して実行する処理手順例について説明する。
なお、同図において、図8と同様の処理となるステップについては同一符号を付して説明を省略する。
また、第4実施形態において、POS端末装置100に提供するコンテンツは、個別コンテンツサーバ500が記憶している。従って、コンテンツ提供サーバ400は、コンテンツ記憶部432を備えなくともよい。
図15において、POS端末装置100にて実行されるステップS101〜S105の処理は、図8と同様である。即ち、第4実施形態においても、第1実施形態と同様に、コンテンツ提供サーバ400からPOS端末装置100に対して、ユーザごとに対応する業務メニューリストが送信される。
ステップS111:ステップS105により送信されたコンテンツ要求に対する応答として、本実施形態におけるコンテンツ提供サーバ400は、要求されたコンテンツのURL(Uniform Resource Locator)を送信する。ネットワーク対応通信部120は、送信されたURLを受信する。
そして、CPU111(コンテンツ取得部)は、受信されたURLを指定してコンテンツの転送要求を送信する。転送要求により指定されるURLは、個別コンテンツサーバ500のうちのいずれかにおいて管理されている。
ステップS112:ステップS111により送信された転送要求を受信した個別コンテンツサーバ500からは転送要求が指定するURLに格納されるコンテンツが送信される。送信されたコンテンツは、POS端末装置100におけるネットワーク対応通信部120にて受信される。CPU111(コンテンツ取得部)は、受信されたコンテンツ(アプリケーション)をウェブブラウザ上で起動させる。これにより、受信されたコンテンツが表示画面114Aにて表示される。
次に、コンテンツ提供サーバ400の処理について説明する。
また、図15において、コンテンツ提供サーバ400が実行するステップS201〜S205の処理は図8と同様である。
ステップS206A:ステップS205により業務メニューリストを送信した後、POS端末装置100からは、業務メニューリストから選択されたメニューに対応するコンテンツを要求するコンテンツ要求が送信される。送信されたコンテンツ要求は、通信部401にて受信される。制御部402(コンテンツ提供部)は、受信されたコンテンツ要求が要求するコンテンツのURLを送信する。
第4実施形態におけるコンテンツ定義情報記憶部431が記憶するコンテンツ定義情報テーブルの各コンテンツ定義情報においては、コンテンツごとに対応して、個別コンテンツサーバ500におけるURLが示される。
そこで、ステップS206Aとして、制御部402は、受信されたコンテンツ要求が示すコンテンツのURLを、コンテンツ定義情報記憶部431が記憶するコンテンツ定義情報テーブルから取得する。制御部402は、取得したURLをPOS端末装置100に対して送信する。
次に、図15における個別コンテンツサーバ500の処理について説明する。
ステップS301:個別コンテンツサーバ500は、ステップS111によりPOS端末装置100から送信された転送要求を受信する。
ステップS302:個別コンテンツサーバ500は、ステップS301にて受信した転送要求が指定するURLに格納されるコンテンツをPOS端末装置100に対して送信する。
以降において、例えばPOS端末装置100において動作するコンテンツ(アプリケーション)上で開かれたファイルの保存などをはじめとするアプリケーションに関する処理は、コンテンツ提供サーバ400を経由することなく、POS端末装置100と個別コンテンツサーバ500との間で行われる。
このように第4実施形態においては、コンテンツ提供サーバ400が、個別コンテンツサーバ500の提供するコンテンツのうちからPOS端末装置100にログインしたユーザに応じたコンテンツが提供されるように制御する。
このような構成は、商品販売管理システムにおいて、例えばユーザごとに異なるコンテンツ(アプリケーション)を提供するにあたり、コンテンツの提供者(ベンダー)がコンテンツ提供サーバ400の運用者とは異なるような場合に好適である。また、第4実施形態の構成はコンテンツの提供者の増加にも容易に対応できる。
<変形例>
続いて、本実施形態の変形例について説明する。変形例としては、例えば、図1に示した商品販売管理システムを基に、複数のコンテンツ提供サーバ400を備えてもよい。
そのうえで、図3(b)の業務メニューリストにおける各メニューボタンに対する操作によってダウンロードされるコンテンツが、異なるコンテンツ提供サーバ400から提供されるようにしてもよい。
具体的には、例えば図3(c)〜(f)に示される4つのコンテンツ(アプリケーション)の提供元のコンテンツ提供サーバ400が全て同じではなく、4つのコンテンツの提供元が2以上のコンテンツ提供サーバに分かれる。
このように、複数のコンテンツ提供サーバ400からコンテンツが提供されるようにするには、POS端末装置100は、コンテンツ提供サーバ400にユーザがログインするためのユーザ認証情報(サーバ対応ユーザ認証情報)をコンテンツ提供サーバ400ごとに対応して記憶する。
サーバ対応ユーザ認証情報は、POS端末装置100にログインするためのユーザ認証情報(ここでは端末対応ユーザ認証情報と呼んでサーバ対応ユーザ認証情報と区別する)とは異なるユーザ認証情報である。サーバ対応ユーザ認証情報も、端末対応ユーザ認証情報と同様に、ユーザによって予め登録されるようにすればよい。
変形例におけるPOS端末装置100においても、POS端末装置100へのログインは、ユーザが端末対応ユーザ認証情報を入力することによって行われればよい。そのうえで、例えば図3(b)の業務メニューリストにおけるメニューボタンが操作されるのに応じて、POS端末装置100上で動作するウェブブラウザは、以下の処理を実行する。
つまり、POS端末装置100のウェブブラウザは、操作されたメニューボタンに対応してダウンロードすべきコンテンツと、ダウンロードすべきコンテンツの提供元のコンテンツ提供サーバ400とを特定する。
例えば、メニューボタンに対応するコンテンツと、コンテンツの提供元のコンテンツ提供サーバ400については、業務メニューリストとしてのコンテンツにおいて記述されている。そこで、POS端末装置100のウェブブラウザは、業務メニューリストとしてのコンテンツにおいて記述された内容を解釈して、ダウンロードすべきコンテンツの提供元のコンテンツ提供サーバ400とを特定すればよい。
次に、POS端末装置100は、自己が複数のコンテンツ提供サーバ400ごとに対応して記憶しているサーバ対応ユーザ認証情報のうちから、上記のように特定した提供元のコンテンツ提供サーバ400のサーバ対応ユーザ認証情報を取得する。
POS端末装置100は、取得したサーバ対応ユーザ認証情報を含むコンテンツ要求を、提供元のコンテンツ提供サーバ400に送信する。
変形例のコンテンツ提供サーバ400において、コンテンツ定義情報記憶部431は、例えばサーバ対応ユーザ認証情報としてのユーザID及びパスワードとコンテンツ定義情報とを対応付けたコンテンツ定義情報テーブルを記憶する。
提供元のコンテンツ提供サーバ400は、上記のように送信されるコンテンツ要求を受信するのに応じて、以下の処理を実行する。
つまり、提供元のコンテンツ提供サーバ400は、受信したコンテンツ要求に含まれるユーザ認証情報を利用してユーザ認証を実行し、認証が成立するのに応じて要求されたコンテンツをPOS端末装置100に送信する。
このような構成により、業務メニューリストにおける各メニューボタンに対する操作に応じてPOS端末装置100がダウンロードすべきコンテンツについて、異なるコンテンツ提供サーバ400から提供することができる。
変形例としての商品販売管理システムの構成は、例えば、業務分野などの分類に応じて異なるコンテンツ提供サーバ400によりコンテンツを管理したい場合などに有用である。
変形例において、POS端末装置100の要求送信部は、コンテンツ提供サーバ400にユーザがログインするためのサーバ対応ユーザ認証情報のうちから、要求するコンテンツを提供する提供元のコンテンツ提供サーバのサーバ対応ユーザ認証情報を取得し、取得したサーバ対応ユーザ認証情報を含む前記所定の要求を送信する。
また、変形例におけるコンテンツ提供サーバ400のユーザ認証部は、受信された所定の要求に含まれるサーバ対応ユーザ認証情報を利用してユーザ認証を実行する。
なお、これまでの説明にあっては、本実施形態の商品販売管理端末がPOS端末装置100である場合を例に挙げている。しかし、商品販売管理端末としてはPOS端末装置100に限定されるものではない。例えば、自動券売機を本実施形態の商品販売管理端末としてもよい。
なお、上述のPOS端末装置100とコンテンツ提供サーバ400の各機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述のPOS端末装置100としての処理とコンテンツ提供サーバ400としての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含む。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含む。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は本実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
100 POS端末装置、101 レシート発行部、114 液晶タッチパネル、114A 表示画面、115 客側表示部、116 印字部、117 キー操作部、118 カードリーダライタ、119 シリアル通信部、120 ネットワーク対応通信部、200 ドロア、300 自動釣銭機、301 紙幣排出部、302 硬貨排出部、303 紙幣投入部、304 硬貨投入部、400 コンテンツ提供サーバ、401 通信部、402 制御部、403 記憶部、431 コンテンツ定義情報記憶部、432 コンテンツ記憶部、500 個別コンテンツサーバ

Claims (5)

  1. 商品販売管理端末とコンテンツ提供サーバとを備え、
    前記商品販売管理端末は、
    前記コンテンツ提供サーバの制御によるコンテンツの提供を受けるにあたり、ユーザがログインするためのユーザ認証情報を含む所定の要求を送信する要求送信部と、
    前記所定の要求に応答してコンテンツ提供サーバによってネットワーク経由で前記商品販売管理端末に送信されたコンテンツを取得するコンテンツ取得部とを備え、
    前記コンテンツ提供サーバは、
    受信された前記所定の要求に含まれるユーザ認証情報を利用してユーザ認証を実行するユーザ認証部と、
    前記ユーザ認証部による認証が成立した場合に、前記所定の要求に含まれるユーザ認証情報に少なくとも対応付けられたコンテンツが前記商品販売管理端末に送信されるように制御するコンテンツ提供部とを備える
    商品販売管理システム。
  2. 前記要求送信部は、
    前記商品販売管理端末を一意に示す端末識別子をさらに含む前記所定の要求を送信し、
    前記コンテンツ提供部は、
    ユーザ認証部による認証が成立した場合に、前記所定の要求に含まれるユーザ認証情報と端末識別子と組み合わせに対応付けられたコンテンツが前記商品販売管理端末に送信されるように制御する
    請求項1に記載の商品販売管理システム。
  3. 前記要求送信部は、
    前記所定の要求として、コンテンツのリストを示すコンテンツリストを要求するコンテンツリスト要求を送信し、
    前記コンテンツ取得部は、
    前記コンテンツリスト要求に応答してコンテンツ提供サーバからネットワーク経由で前記商品販売管理端末に送信されたコンテンツリストを取得し、
    前記コンテンツ提供部は、前記コンテンツリスト要求に含まれるユーザ認証情報を利用したユーザ認証部による認証が成立した場合に、前記コンテンツリスト要求に含まれるユーザ認証情報に少なくとも対応付けられたコンテンツリストを前記商品販売管理端末に送信する
    請求項1または2に記載の商品販売管理システム。
  4. 前記要求送信部は、
    コンテンツのリストを示すコンテンツリストを要求するコンテンツリスト要求を送信し、前記所定の要求として、前記コンテンツリストから選択されたコンテンツを要求するコンテンツ要求を送信し、
    前記コンテンツ取得部は、
    前記コンテンツリスト要求に応答してコンテンツ提供サーバからネットワーク経由で前記商品販売管理端末に送信されたコンテンツリストを取得し、前記コンテンツ要求に応答してコンテンツ提供サーバからネットワーク経由で前記商品販売管理端末に送信されたコンテンツを取得し、
    前記コンテンツ提供部は、
    前記コンテンツリスト要求に含まれるユーザ認証情報に少なくとも対応付けられたコンテンツリストを商品販売管理端末に送信し、前記コンテンツ要求に含まれるユーザ認証情報を利用したユーザ認証部による認証が成立した場合に、前記コンテンツ要求により要求されたコンテンツを前記商品販売管理端末に送信する
    請求項1または2に記載の商品販売管理システム。
  5. 複数の前記コンテンツ提供サーバが備えられ、
    前記要求送信部は、
    コンテンツ提供サーバにユーザがログインするためのサーバ対応ユーザ認証情報のうちから、要求するコンテンツを提供する提供元のコンテンツ提供サーバのサーバ対応ユーザ認証情報を取得し、取得したサーバ対応ユーザ認証情報を含む前記所定の要求を送信し、
    前記ユーザ認証部は、
    受信された前記所定の要求に含まれるサーバ対応ユーザ認証情報を利用してユーザ認証を実行する
    請求項1から4のいずれか一項に記載の商品販売管理システム。
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