JP2015143724A - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化が可能なレンズ鏡筒および撮像装置を提供する。【解決手段】レンズ鏡筒は、複数のレンズからなる撮像光学系と、撮像光学系を光軸方向に移動させる移動枠と、撮像光学系を通る光に制限を与える光調整機構と、を備える。複数のレンズの少なくとも一部を沈胴させた沈胴状態と物体側に移動させた撮影状態とを有し、移動枠は、沈胴状態と撮影状態とで光軸方向の位置が変化し、撮像光学系の光軸方向から見た時、沈胴状態では、光調整機構は、移動枠内に収納され、撮影状態では、光調整機構の少なくとも一部が前記移動枠の外に配置される。【選択図】図5

Description

本開示は、収納状態での小型化を図ったデジタルカメラ等に用いられるレンズ鏡筒に関する。
特許文献1は、光量調節可能なレンズ鏡筒を開示する。このレンズ鏡筒は、開放状態から閉じ状態までの間で移動して、連続的な光量調節およびシャッター動作のうち少なくとも一方を行う遮光部材と、この遮光部材を駆動する第1アクチュエータと、遮光部材の開放状態での開口面積よりも小さな面積の開口が形成された光量制限部材と、この光量制限部材を駆動する第2アクチュエータと、光量制限部材および遮光部材の少なくとも一方に取り付けられ、光量制限部材の開口を覆う減光フィルタとを有する。これにより、開放状態と小絞り状態(減光状態)の2ポジションを切り替える簡素な光量調節装置を用いることで、レンズ鏡筒の小型化を図っている。
特開2000−310803号公報
本開示は、沈胴式のレンズ鏡筒であって、格納された状態でより小型化が可能なレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
本開示にかかるレンズ鏡筒は、複数のレンズからなる撮像光学系と、撮像光学系を光軸方向に移動させる移動枠と、撮像光学系を通る光に制限を与える光調整機構と、を備える。複数のレンズの少なくとも一部を沈胴させた沈胴状態と物体側に移動させた撮影状態とを有し、移動枠は、沈胴状態と前記撮影状態とで光軸方向の位置が変化し、撮像光学系の光軸方向から見た時、沈胴状態では、光調整機構は、移動枠内に収納され、撮影状態では、光調整機構の少なくとも一部が移動枠の外に配置される。
本開示にかかるレンズ鏡筒は、沈胴式のレンズ鏡筒であって、格納された状態でより小型化が可能である。
(a)実施の形態にかかる沈胴状態におけるデジタルカメラの全体斜視図、(b)実施の形態にかかる撮影状態におけるデジタルカメラの全体斜視図 実施の形態にかかるレンズ鏡筒の分解斜視図 実施の形態にかかる沈胴状態におけるレンズ鏡筒の断面図 実施の形態にかかる撮影状態におけるレンズ鏡筒の断面図 (a)実施の形態にかかる沈胴状態におけるNDユニットの状態を示す平面図、(b)実施の形態にかかる撮影状態におけるNDユニットの状態を示す平面図 (a)実施の形態にかかる沈胴状態におけるNDユニットの状態を示す斜視図、(b)実施の形態にかかる撮影状態におけるNDユニットの状態を示す斜視図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、出願人は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態)
以下、図1〜6を用いて、実施の形態を説明する。
<1.デジタルカメラの構成>
図1(a)は、実施の形態にかかる沈胴状態におけるデジタルカメラ1の全体斜視図である。図1(b)は、撮影状態におけるデジタルカメラ1の全体斜視図である。
デジタルカメラ1は、外殻をなすカメラ本体2と、被写体の光学像を撮像するレンズ鏡筒3を備える。
レンズ鏡筒3は、複数のレンズ群を光軸AX方向に相対的に移動可能に保持する。
カメラ本体2には、レリーズボタン4と、ズーム調節レバー5と、電源スイッチ6が設けられている。レリーズボタン4は、ユーザーが露光のタイミングを操作するためのボタンである。ズーム調節レバー5は、ユーザーがズーム倍率を調節するためのレバーである。電源スイッチ6は、ユーザーがデジタルカメラ1の電源をONおよびOFFの操作をするためのスイッチである。
電源OFF時には、レンズ鏡筒3は、沈胴状態となり、図1(a)に示すようにレンズ鏡筒3がカメラ本体2に収納された状態になる。また、電源ON時には、レンズ鏡筒3は、撮影状態となり、図1(b)に示すように、レンズ鏡筒3が光軸AX方向に繰り出された状態になる。
<2.レンズ鏡筒の構成>
図2〜図4を用いて、レンズ鏡筒3の構成ついて説明する。図2は、レンズ鏡筒3の分解斜視図である。図3は、沈胴状態におけるレンズ鏡筒3の断面図である。図4は、撮影状態におけるレンズ鏡筒3の断面図である。
図2に示すように、レンズ鏡筒3は主に、マスターフランジ10、撮像素子15、固定枠20、駆動枠30、第1直進枠40、第2直進枠50、第1レンズ枠60、第2レンズ枠70、第3レンズ枠80、第4レンズ枠90と、NDユニット100を備える。
固定枠20は、カメラ本体2に固定される。固定枠20には、マスターフランジ10と、駆動源としてのズームモータユニット110が固定される。撮像素子15は、マスターフランジ10に取り付けられ、レンズ鏡筒3により取り込まれた光学像を画像データに変換する。ズームモータユニット110は、例えばDCモータと減速ギアからなるユニットで構成される。
固定枠20は、駆動ギア22、カム溝23と、直進溝24とを備える。駆動ギア22は、ズームモータユニット110の駆動力を駆動枠30に伝達するための部材であり、ズームモータユニット110のギア(図示せず)と噛み合っている。固定枠20の内周面には、カム溝23および直進溝24とを備える。
カム溝23は、駆動枠30を案内するための溝であり、駆動枠30のカムピン34が挿入される。これにより固定枠20は、駆動枠30を光軸AX方向に進退可能及び回転可能に支持する。直進溝24は、第1直進枠40および第2直進枠50を光軸AX方向に案内するための溝であり、第1直進枠40の直進突起42および第2直進枠50の直進突起52が挿入される。これにより固定枠20は、第1直進枠40および第2直進枠50の光軸AX回りの回転を規制し、かつ光軸AX方向へ進退可能にガイドする。
駆動枠30の外周面には、ギア部32と、第1回転突起33と、カムピン34と、第1カム溝35とを備える。また、駆動枠30の内周面には、第2回転溝36と、第2カム溝37と、第3カム溝38とを備える。
ギア部32は、駆動ギア22と噛み合っており、ズームモータユニット110の駆動力が駆動ギア22を介して駆動枠30に伝達される。
第1回転突起33は、第1直進枠40を駆動枠30に対して回転支持するための突起であり、第1直進枠40の第1回転溝43と係合する。これにより第1直進枠40は、駆動枠30に対し光軸AX回りに回転可能に支持され、かつ光軸AX方向へ駆動枠30と一体で進退可能に支持される。
カムピン34は、固定枠20のカム溝23と係合する。これにより、駆動枠30が固定枠20に対して光軸AX周りに回転することで、カムピン34はカム溝23に沿って移動する。その結果、駆動枠30は、固定枠20に対して光軸AX回りに回転しながら光軸AX方向へ進退する。
第1カム溝35は、第1レンズ枠を案内するための溝であり、第1レンズ枠60の第1カムピン64が挿入される。これにより第1レンズ枠60を光軸AX方向へ進退可能に支持する。
第2回転溝36は、第2直進枠50を駆動枠30に対して回転支持するための溝であり、第2直進枠50の第2回転突起53と係合する。これにより第2直進枠50は、駆動枠30に対し光軸AX回りに回転可能に支持され、かつ光軸AX方向へ駆動枠30と一体で進退可能に支持される。
第2カム溝37は、第2レンズ枠を案内するための溝であり、第2レンズ枠70の第2カムピン74が挿入される。これにより第2レンズ枠70を光軸AX方向へ進退可能に支持する。
第3カム溝38は、第3レンズ枠を案内するための溝であり、第3レンズ枠80の第3カムピン84が挿入される。これにより第3レンズ枠80を光軸AX方向へ進退可能に支持する。
すなわち、第1直進枠40および第2直進枠50は、駆動枠30に支持され、固定枠20に対して回転することなく光軸AX方向に進退可能に移動する。
第1直進枠40の外周面には、直進突起42を備える。また、第1直進枠40の内周面には、第1直進溝43と、第1回転溝44とを備える。
直進突起42は、固定枠20の直進溝24と係合することで、第1直進枠40の光軸AX周りの回転を規制する。
第1直進溝43は、第1レンズ枠60を光軸AX方向に案内するための溝であり、第1レンズ枠60の第1直進突起63が挿入される。これにより第1直進枠40は、第1レンズ枠60の光軸AX周りの回転を規制し、かつ光軸AX方向へ進退可能にガイドする。
第1回転溝44は、駆動枠30の第1回転突起33と係合しすることで、第1直進枠40の光軸AX方向への移動を規制する。これにより、第1直進枠40は、固定枠20に対して回転せずに、駆動枠30と一体となって光軸AX方向へ進退する。
第2直進枠50の外周面には、直進突起52と、第2回転突起53とを備える。また、第2直進枠50は、半径方向に貫通した第2直進溝54と、第3直進溝55とを備える。
直進突起52は、固定枠20の直進溝24と係合することで、第2直進枠40の光軸AX周りの回転を規制する。
第2回転突起53は、駆動枠30の第2回転溝36と係合することで、第2直進枠40の光軸AX方向への移動を規制する。これにより、第2直進枠50は、固定枠20に対して回転せずに、駆動枠30と一体となって光軸AX方向へ進退する。
第2直進溝54は、第2レンズ枠70を光軸AX方向に案内するための溝であり、第2レンズ枠70の第2直進突起73が挿入される。これにより第2直進枠50は、第2レンズ枠70の光軸AX周りの回転を規制し、かつ光軸AX方向へ進退可能にガイドする。
第3直進溝55は、第3レンズ枠80を光軸AX方向に案内するための溝であり、第3レンズ枠80の第3直進突起83が挿入される。これにより第2直進枠50は、第3レンズ枠80の光軸AX周りの回転を規制し、かつ光軸AX方向へ進退可能にガイドする。
第1レンズ枠60は、第1レンズ群G1を保持するための部材である。第1レンズ枠60の外周面には、第1直進突起63を備える。また、第1レンズ枠60の内周面には、第1カムピン64を備える。
第1直進突起63は、第1直進枠40の第1直進溝43と係合することで、第1レンズ枠60の光軸AX周りの回転を規制する。
第1カムピン64は、駆動枠30の第1カム溝35と係合する。これにより、駆動枠30が第1レンズ枠60に対して光軸AX周りに回転することで、第1カムピン64は第1カム溝35に沿って移動する。その結果、第1レンズ枠60は、第1直進枠40により光軸AX周りに回転することなく、駆動枠30の光軸AX周りの回転に伴って、光軸AX方向に進退する。
第2レンズ枠70は、第2レンズ群G2を保持するための部材である。第2レンズ枠70の外周面には、第2直進突起73と、第2カムピン74とを備える。
第2直進突起73は、第2直進枠50の第2直進溝54と係合することで、第2レンズ枠70の光軸AX周りの回転を規制する。
第2カムピン74は、第2直進枠突起73上に設けられており、第2直進枠50の第2直進溝54を貫通して、駆動枠30の第2カム溝37と係合する。これにより、駆動枠30が第2レンズ枠70に対して光軸AX周りに回転することで、第2カムピン74は第2カム溝37に沿って移動する。その結果、第2レンズ枠70は、第2直進枠50により光軸AX周りに回転することなく、駆動枠30の光軸AX周りの回転に伴って、光軸AX方向に進退する。
第3レンズ枠80は、第3レンズ群G3を保持するための部材である。また、第3レンズ枠80には、撮像素子15への露光時間を調整するシャッターユニット85が設けられている。第3レンズ枠80の外周面には、第3直進突起83と、第3カムピン84とを備える。
第3直進突起83は、第2直進枠50の第3直進溝55と係合することで、第3レンズ枠80の光軸AX周りの回転を規制する。
第3カムピン84は、第3直進枠突起83上に設けられており、第2直進枠50の第3直進溝55を貫通して、駆動枠30の第3カム溝38と係合する。これにより、駆動枠30が第3レンズ枠80に対して光軸AX周りに回転することで、第3カムピン84は第3カム溝38に沿って移動する。その結果、第3レンズ枠80は、第2直進枠50により光軸AX周りに回転することなく、駆動枠30の回転により、光軸AX方向に進退する。
第4レンズ枠90は、第4レンズ群G4を保持するための部材である。第4レンズ群G4は、レンズ鏡筒3のフォーカスを調整するレンズ群である。第4レンズ枠90は、マスターフランジ10に設けられた2本のガイド軸11により、光軸AX方向に移動可能に支持されている。
第4レンズ枠90は、マスターフランジ10に固定されたフォーカスモータ120によって、光軸AX方向に駆動される。したがって、第4レンズ枠90は、駆動枠30の回転とは独立して、光軸AX方向に駆動される。フォーカスモータとしては、例えばステッピングモータが用いられる。第4レンズ枠90には、マスターフランジ10のガイド軸11と嵌合する軸受91が設けられている。
NDユニット100は、光量を調整(減光)するための機構である。NDユニット100は、開口部101を有するNDユニットの外殻をなすNDベース部102と、薄膜のフィルムからなる減光用のND(Neutral Density)フィルタ103と、NDフィルタ103を駆動するNDアクチュエータ104とを備える。
NDアクチュエータ104が、NDフィルタ103を駆動すると、NDフィルタ103により開口部101が開閉される。この開閉によって、NDユニット100は、光量の調整を行う。
NDユニット100は、NDベース部102に設けられた軸受部105に、マスターフランジ10に設けられた回動軸12が挿入されることで、マスターフランジ10に対して、矢印106方向および矢印107方向に回動自在に支持される。また、NDユニット100とマスターフランジ10の間には、ND付勢バネ108が挿入されており、ND付勢バネ108の付勢力によって、NDユニット100は、マスターフランジ10に対して、矢印106方向に付勢される。NDカバー109は、NDユニット100の抜け止め用の部材で、マスターフランジ10にねじにより固定される。
NDユニット100は、図3に示すように、沈胴状態では、第2直進枠50の内側に収納されている。このとき、開口部101の中心と光軸AXの中心は一致していない。
一方、図4に示すように、撮影状態では、ND付勢バネ108の付勢力によって、NDユニット100は、レンズ鏡筒3の外周方向に移動し、開口部101と光軸AXが一致する。このNDユニット100の動作については、後述する。
以上のような構成により、レンズ鏡筒3は、ズームユニット110の駆動力によって、駆動枠30を光軸AX周りに回転させることで、光学系をなす各レンズ群を光軸AX方向の所定の位置に移動させる。
<3.NDユニットの収納動作>
次に、図5、図6を用いて、NDユニット100の収納動作について説明する。図5は、NDユニット100の状態を示す平面図であり、(a)は沈胴状態の場合を示し、(b)は撮影状態の場合を示す。図6は、NDユニット100の状態を示す斜視図で、(a)は沈胴状態の場合を示し、(b)は撮影状態の場合を示す。なお、図6において、第2直進枠50は、一部断面形状の斜視図である。
沈胴状態におけるNDユニット100は、図5(a)に示すように、マスターフランジ10の回動軸12を中心に矢印107方向に回動し、第2直進枠50の内周面より、内側に全体が収納されている。このときの状態を、NDユニット100の収納状態とし、NDユニット100の開口部101は、光軸AXと一致していない。NDユニット100は、図2に示すND付勢バネ108により、矢印106方向に付勢されているが、図6(a)に示すように、NDユニット100の突起部130が、第2直進枠50の係合溝56に係合することによって、この付勢力に抗している。
次に、撮影状態におけるNDユニット100は、図5(b)に示すように、マスターフランジ10の回動軸12を中心に矢印106方向に回動し、二点鎖線58で示す第2直進枠50の外径より、突出した状態となる。このときの状態を、NDユニット100の使用状態とし、NDユニット100の開口部101は、光軸AXと一致している。撮影状態では、図4に示すように、第2直進枠50は、駆動枠30と一体となって、被写体側に移動するため、マスターフランジ10に支持されているNDユニット100と光軸AX方向に離れる。したがって、図6(b)に示すように、NDユニット100の突起部130と、第2直進枠50の係合溝56の係合が解除され、ND付勢バネ108の付勢力によって、NDユニット100は、矢印106方向に回動する。なお、マスターフランジ10には、ND付勢バネ108の付勢力に抗したストッパー部(図示せず)が設けられており、NDユニット100の使用状態では、図5(b)に示すように、開口部101と光軸AXが一致する位置で停止する。
第2直進枠50の係合溝56には、NDユニット100の突起部130を誘い込むためのテーパ部57が設けられている。これによりレンズ鏡筒3が撮影状態から沈胴状態になるとき、NDユニット100の突起部130と第2直進枠50の係合溝56が係合できる。その結果、NDユニット100は、第2直進枠50の撮像素子15側への移動に伴い、NDユニット100の突起部130が、第2直進枠50の係合溝56に係合し、図5(a)の収納状態へと移動できる。
したがって、NDユニット100は、レンズ鏡筒3の沈胴状態と撮影状態に応じて、第2直進枠50の光軸AX方向への移動することに連動して、収納状態と使用状態の2つの状態を移動することができる。
例えば、NDフィルタ103だけを駆動することで開口部101の開閉を行った場合、図5(b)に示すように、第2直進枠50は、一点鎖線59の大きさでないと、NDユニット100を収納することができない。このため、レンズ鏡筒3の鏡筒径は非常に大きなものとなってしまう。したがって、沈胴状態と撮影状態でNDユニット100全体が、移動する方式を用いれば、鏡筒径の小径化を図ることができる。
さらに、NDユニット100の収納状態と使用状態の状態変化を、レンズ鏡筒3の沈胴状態と撮影状態で移動する第2直進枠50に連動させることで、万が一何らかの原因(例えば、電源不良や落下衝撃など)で、第2直進枠50が強制的に移動した場合でも、部品破壊など起こすことなくNDユニット100を収納状態にすることができる。
本実施の形態のレンズ鏡筒3は、第2直進枠50と、NDユニット100を備える。レンズ鏡筒3は、第1レンズ群G1から第4レンズ群G4からなる光学系を保持する。第2直進枠50は、第2レンズ群G2および第3レンズ群G3の光軸AX方向への移動をガイドする。NDユニット100は、光学系を通る光に制限を与える。
レンズ鏡筒3は、第1レンズ群G1から第4レンズ群G4の少なくとも一部を沈胴させた沈胴状態と、物体側に移動させた撮影状態とを有する。第2直進枠50は、沈胴状態と撮影状態とで光軸AX方向の位置が変化する。光軸AX方向から見た時、沈胴状態では、NDユニット100は、第2直進枠50の内周面内に収納され、撮影状態では、NDユニット100の少なくとも一部が第2直進枠50の外側に配置される。
これにより、撮影状態で、大きな鏡筒径を必要とするNDユニット100でも、NDユニット100を使用しない沈胴時にコンパクトに収納することができる。その結果、レンズ鏡筒3の鏡筒径の小径化を図ることができる。具体的には、図5(b)に示すように、開口部101が光軸AXと一致する使用状態では、第2直進枠50は、一点鎖線59の大きさでないと、NDユニット100をレンズ鏡筒3の内部に構成することができない。したがって、NDユニット100を使用しない沈胴状態で第2直進枠50の内部に収納すれば、よりコンパクトなレンズ鏡筒3を実現できる。
本実施の形態のレンズ鏡筒3において、NDユニット100は、沈胴状態と撮影状態とで光軸AX方向の位置が変化する第2直進枠50の駆動により、光軸AX方向から見た時の配置位置が変化する。
これにより、万が一何らかの原因(例えば、電源不良や落下衝撃など)で、第2直進枠50が強制的に移動した場合でも、部品破壊など起こすことなくNDユニット100を収納状態にすることができる。
本実施の形態のレンズ鏡筒3において、NDユニット100は、沈胴状態と撮影状態とで光軸AX方向の位置が変化しないマスターフランジ10に支持されている。
これにより、沈胴状態で収納されていた各レンズ枠や直進枠などが、撮影状態では、光軸AX方向に移動するため、マスターフランジ10の周辺部には、径方向に大きな空間ができる。このため、NDユニット100の可動範囲を大きくすることができる。
本実施の形態のレンズ鏡筒3において、NDユニット100は、撮像光学系の光束を通過させる開口部101と、開口部101を通過する光に制限を与えるNDフィルタ103と、NDフィルタ103を駆動して、開口部101を開閉するNDアクチュエータ105を備える。
これにより、NDフィルタ103の動作状態がどのような場合であっても、部品破壊など起こすことなくNDユニット100を収納状態にすることができる。さらに、沈胴状態、使用状態を問わずにNDフィルタ103を駆動できるため、例えば、システム上のリセット動作をいつでも実行することができる。これにより、特にNDフィルタ103の位置を検出するセンサを設ける必要がなくなり、部品点数削減、システムの簡素化を行うことができる。
(他の実施の形態)
本発明は、前述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形および修正が可能である。
前述の実施の形態では、光量調整を行うNDユニット100を例に、レンズ鏡筒3の沈胴状態と撮影状態に応じて、NDユニット100が、収納状態と使用状態の2つの状態を移動することについて説明しているが、これに限定されることなく、例えば、クロスフィルタや、PLフィルタなど、一般的にレンズフィルタに用いられているような、光学系を通る光に制限を与える他の光学フィルタであってもよい。
前述の実施の形態では、NDユニット100を、第2直進枠50によって、収納動作させているが、これに限定されることなく、沈胴状態と撮影状態において、光軸AX方向に移動する構成部品であればよい。例えば、第4レンズ枠90にNDユニット100と係合する係合部を構成して、フォーカスモータ120の駆動や駆動枠30の移動で第4レンズ枠90を光軸AX方向に移動させてNDユニット100を収納動作させてもよい。また、他のレンズ枠や、直進枠などで行なってもよい。
前述の実施の形態では、NDユニット100は、マスターフランジ10に回動自在に支持されているが、これに限定されることなく、沈胴状態と撮影状態において、NDユニット100を収納状態と使用状態の2つの状態を移動させることが可能であれば、マスターフランジ10以外の構成部品に支持されてもよい。例えば、光軸AX方向に移動する部材に構成してもよい。
前述の実施の形態では、4群のレンズ構成からなる光学系を例に説明したが、これに限定されることなく、例えば、レンズ群の数が異なってもよいし、各レンズ群のレンズ構成が異なっても良い。
前述の実施の形態では、レンズ鏡筒3は、2段沈胴式のレンズ鏡筒を例に説明したが、これに限定されることなく、沈胴状態と撮影状態が存在するレンズ鏡筒構成であればよい。例えば、3段沈胴式のレンズ鏡筒でもよい。
前述の実施の形態では、レンズ鏡筒3が搭載される装置として、デジタルカメラ1を例に説明しているが、レンズ鏡筒3が搭載される装置は、光学像の形成が必要な装置であればデジタルカメラ1に限定されない。例えば、レンズ鏡筒3が搭載される装置としては、静止画撮影のみを行う撮像装置、動画撮影のみを行う撮像装置、静止画撮影および動画撮影を行える撮像装置などが考えられる。
以上のように、添付図面および詳細な説明によって、出願人がベストモードと考える実施の形態と他の実施の形態とを提供した。これらは、特定の実施の形態を参照することにより、当業者に対して、特許請求の範囲に記載の主題を例証するために提供されるものである。したがって、特許請求の範囲またはその均等の範囲において、上述の実施の形態に対して、種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
以上に説明したレンズ鏡筒は、小型化が可能となるので、撮像装置の分野において有用である。
1 デジタルカメラ
2 カメラ本体
3 レンズ鏡筒
6 電源スイッチ
10 マスターフランジ
11 ガイド軸
12 回動軸
15 撮像素子
20 固定枠
22 駆動ギア
23 カム溝
24 直進溝
30 駆動枠
32 ギア部
34 カムピン
35 第1カム溝
37 第2カム溝
38 第3カム溝
40 第1直進枠
42 直進突起
43 第1直進溝
50 第2直進枠
52 直進突起
54 第2直進溝
55 第3直進溝
56 係合溝
57 テーパ部
60 第1レンズ枠
63 第1直進突起
64 第1カムピン
70 第2レンズ枠
73 第2直進突起
74 第2カムピン
80 第3レンズ枠
83 第3直進突起
84 第3カムピン
85 シャッターユニット
90 第4レンズ枠
100 NDユニット
101 開口部
102 NDベース部
103 NDフィルタ
104 NDアクチュエータ
105 軸受部
108 ND付勢バネ
110 ズームユニット
120 フォーカスモータ
130 突起部
AX 光軸

Claims (4)

  1. 複数のレンズからなる撮像光学系と、
    前記撮像光学系を光軸方向に移動させる移動枠(第2直進枠50)と、
    前記撮像光学系を通る光に制限を与える光調整機構(NDユニット100)と、
    を備え、
    前記複数のレンズの少なくとも一部を沈胴させた沈胴状態と物体側に移動させた撮影状態と、を有するレンズ鏡筒において、
    前記移動枠は、前記沈胴状態と前記撮影状態とで光軸方向の位置が変化し、前記撮像光学系の光軸方向から見た時、前記沈胴状態では、前記光調整機構は、前記移動枠内に収納され、前記撮影状態では、前記光調整機構の少なくとも一部が前記移動枠の外に配置される、
    レンズ鏡筒。
  2. 前記光調整機構は、前記沈胴状態と前記撮影状態とで光軸方向の位置が変化するいずれかの移動部材により駆動される、
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記沈胴状態と前記撮影状態とで光軸方向の位置が変化しない固定部(マスターフランジ10)と、
    をさらに備え、
    前記光調整機構は、前記固定部に支持される、
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記光調整機構は、
    前記撮像光学系の光束を通過させる開口部と、
    前記開口部を通過する光に制限を与える光調整フィルタと、
    前記光調整フィルタを駆動して、前記開口部を開閉するアクチュエータと、
    を備える、
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
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