JP2015139645A - 引っ掛け具及び扉 - Google Patents

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Abstract

【課題】引っ掛け具を扉本体のレールの使いやすい適当な位置にしっかりと固定することができ、なおかつ引っ掛け具本体が回動する等して動いたときに、カチャカチャ音やキーキー音等の不快な音が発生することがなく、使い勝手にすぐれた引っ掛け具を提供する。
【解決手段】引っ掛け具3は、内側挿入部材9と外側カバー部材10とタオルリング11及びネジ固定部材12を有する。タオルリング11は外側カバー部材10にスペーサ31を介し回動自在に取り付けられ、内側挿入部材9と外側カバー部材10はネジ固定部材12を下方からネジ部24に螺合し、ネジ止め構造にて一体化されている。
【選択図】図3

Description

本発明は引っ掛け具及び扉に関する。詳しくは、引っ掛け具を扉本体のレールの使いやすい適当な位置にしっかりと固定することができ、なおかつ引っ掛け具本体が回動する等して動いたときに、カチャカチャ音やキーキー音等の不快な音が発生することがなく、使い勝手にすぐれた引っ掛け具及び扉に関するものである。
台所又は洗面所など、水回りの住環境では、流し台や洗面台に設けられた収納部分の扉の把手にタオルを引っ掛けて使用することが一般的に行われている。
ところが、扉の把手にタオルを掛けて使用する場合は、任意の位置にタオルを掛けることができず、把手の設けられた位置によっては使い勝手が悪かった。
こうしたなか、引っ掛け具の取り付け位置を調節することができ、また、着脱可能にすることで使い勝手を向上させた技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。ここで、特許文献1には、扉に専用のレールを取り付け、レールに引っ掛け具を固定して構成する扉が記載されている。
詳しくは、扉本体に前方が開放されたコの字型の形状のレールが取り付けられ、引っ掛け具と一体化した係合部をレールの端部から内部へスライドさせて挿入することで、レールと係合部が嵌合状態となる。この構造では、引っ掛け具は、レールに沿って動かして位置を調節することができるが、引っ掛け具本体は、取付位置において空間方向に張り出しており、それ自体は動かない構造である。
一方で、引っ掛け具本体に対応する部分が常態では張り出すことがなく、使用に伴い適度に動くようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
この特許文献2記載のタオル掛けは、壁面に固定するための壁取付部材と、この壁取付部材を覆う筒状のリング取り付け部材と、リング状のタオル掛け部(上記引っ掛け具本体に相当)からなるタオル掛けにおいて、壁取付部材にタオル掛け部の振れを防止する振れ止部を一体的に形成することで、取り付け作業の際に振れ止め防止部が邪魔にならず、取り付け作業を容易に行うことができるというものである。
特開2009−41364号公報 特開2004−298277号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された引っ掛け具及び特許文献2に開示されたタオル掛けには、次のような課題があった。
まず、上記引っ掛け具は、レールに沿って取付位置の調節ができるようになっているが、係合部をレールに嵌め込んで固定しているだけなので、固定力が充分ではない。また、引っ掛け具本体は、取付状態で空間方向へ張り出しており、なおかつ取付状態で動かないようになっている。
このため、仮に引っ掛け具本体に使用者の足やその他の物が強く接触したような場合、その力の方向がレール方向なら、引っ掛け具の位置が変わってしまう。また、その力の方向がレール方向と交差する方向なら、引っ掛け具がレールから脱落したり、破損してしまう恐れがあった。
また、上記タオル掛けは、使用に伴いタオル掛け部が適度に動くことができ、常態において空間方向へ張り出すことがないので、上記引っ掛け具の課題を一部解消できるものといえるが、例えばこのタオル掛けを上記引っ掛け具のように扉本体のレールに固定できる構造とした場合、タオル掛け部自体が動く構造であるため、次のような課題を生じていた。
すなわち、タオル掛け部は、タオル掛け部の両端側をリング取付部材の挿入孔に挿入し、両端部が振れ止め部を挟み、その両側に位置するようにして回動自在に装着されている。このため、タオル掛け部が動く際に、タオル掛け部の両端側と挿入孔内面及びタオル掛け部の両端部と振れ止め部とが当たったり擦れ合うために、カチャカチャ音やキーキー音、或いはキュキュ音等の不快な音が発生していた。
なお、このタオル掛けでは、明細書において、振れ止め部に樹脂やゴム等の素材のキャップを嵌め合わせて、音の発生を緩和する点についても触れられている(特許文献2の図6参照)。しかし、上記のような音の発生源として大半を占めると思われるタオル掛け部の両端側と挿入孔内面の接触をそのままに、タオル掛け部の両端部と振れ止め部との擦れ合いを防止するだけでは、不快な音の発生を防止する充分な効果は得られなかった。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、引っ掛け具を扉本体のレールの使いやすい適当な位置にしっかりと固定することができ、なおかつ引っ掛け具本体が回動する等して動いたときに、カチャカチャ音やキーキー音等の不快な音が発生することがなく、使い勝手にすぐれた引っ掛け具及び扉を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の引っ掛け具は、所定のレールの内側に挿入される内側本体と、該内側本体から突出した第1の突出部と、該第1の突出部に設けられた第1の接合部と、前記内側本体の側の前記第1の突出部の端部から垂直下方に突出した第2の突出部とを有する内側固定部材と、前記内側本体の上方に位置する外側挟持片と、該外側挟持片に連設されると共に前記第1の突出部に対応する位置かつ上方に配置された外側本体と、該外側本体の前記第1の接合部に対応する位置に設けられた第2の接合部と、前記外側本体の前記第1の突出部の突出方向側に連設され、間に振れ止め部が形成された嵌合部とを有する外側固定部材と、前記嵌合部に回動可能に嵌合され、前記振れ止め部に対応する箇所が切り欠かれて切れ込み部が形成されている引っ掛け部と、前記引っ掛け部の両端部と前記振れ止め部の間の隙間を埋める第1のスペーサ部と、前記引っ掛け部の両端側と前記嵌合部の内面の間の隙間を埋める第2のスペーサ部及び第3のスペーサ部とを有するスペーサと、前記第1の接合部と前記第2の接合部を接合可能に構成された固定部材とを備える。
ここで、所定のレールの内側に挿入される内側本体と、第1の突出部に設けられた第1の接合部と、内側本体の上方に位置する外側挟持片と、外側本体の第1の接合部に対応する位置に設けられた第2の接合部と、第1の接合部と第2の接合部を接合可能に構成された固定部材とを有することによって、所定のレールを内側固定部材と外側固定部材で挟持して固定することができる。つまり、内側固定部材と外側固定部材の間に挟める大きさのレールであれば引っ掛け具の取り付けが可能となり、汎用性に優れることになる。また、引っ掛け具がレールを上下から挟持して固定することになり、引っ掛け具を安定させることができる。
また、内側本体から突出した第1の突出部と、第1の突出部に設けられた第1の接合部と、外側本体の第1の接合部に対応する位置に設けられた第2の接合部と、第1の接合部と第2の接合部を接合可能に構成された固定部材とを備えることによって、第1の接合部と第2の接合部は、レールから突出した位置で一体化されることになり、取り付ける作業を容易にすることができる。
また、内側本体の側の第1の突出部の端部から垂直下方に突出した第2の突出部を有することによって、レールの下端に内側固定部材が引っかかることになる。このことは、固定後の引っ掛け具の前後方向へのぐらつきを抑え、引っ掛け具を安定させることができ、かつ、引っ掛けたタオル等が使用しやすくなる。なお、ここでいう垂直下方とは、引っ掛け具を正面から見た場合の下方向の向きを意味する。
また、内側本体から突出した第1の突出部と、第1の突出部に対応する位置かつ上方に配置された外側本体とを有することによって、第1の突出部は外側本体に上方を覆われることになる。つまり、外部の衝撃から第1の突出部が保護され、引っ掛け具として耐久性が向上する。また、第1の突出部と繋がった内側本体もレールから外れにくくなる。
更に、外側本体の第1の突出部の突出方向側に連設され、間に振れ止め部が形成された嵌合部と、振れ止め部に対応する箇所が切り欠かれて切れ込み部が形成されている引っ掛け部とを有することによって、レールから突出した位置に引っ掛け部が配置されることになり、引っ掛けたタオル等が使用しやすくなる。
引っ掛け部の回動範囲を、第1の突出部と嵌合部で挟まれた領域の範囲内に制限する回動停止手段を有する場合は、引っ掛け部を上下に回動させても、扉本体等、引っ掛け具以外の部分に引っ掛け部が衝突することはなく、これによる不快な音の発生及び各部材の損傷を防止できる。
嵌合部に嵌合した引っ掛け部が、第1の突出部と嵌合部の間に配置されるべく構成された場合には、引っ掛け部は嵌合部に嵌合された上、更に第1の突出部によって抑えられることになる。即ち、より一層引っ掛け部が外れにくくなり、引っ掛けたタオル等が使用しやすくなる。
また、嵌合部に回動可能に嵌合され、振れ止め部に対応する箇所が切り欠かれて切れ込み部が形成されている引っ掛け部と、引っ掛け部の両端部と振れ止め部の間の隙間を埋める第1のスペーサ部と、引っ掛け部の両端側と嵌合部の内面の間の隙間を埋める第2のスペーサ部及び第3のスペーサ部とを有するスペーサとを有することによって、引っ掛け具本体が回動する等して動いたときに、カチャカチャ音やキーキー音等の不快な音(異音)が発生することを防止できる。
詳しくは、例えば合成樹脂等で形成されたスペーサは、第1のスペーサ部で引っ掛け部の両端部と振れ止め部の間の隙間を埋めることで、これらの衝突や擦れ合いによる異音の発生を防止できる。更に、第2のスペーサ部及び第3のスペーサ部で引っ掛け部の両端側と嵌合部の内面の間の隙間を埋めることで、これらの衝突や擦れ合いによる上記異音の発生を防止できる。このように、(a)引っ掛け部の両端部と振れ止め部及び(b)引っ掛け部の両端側と嵌合部の内面、の異音の発生源となる両方で手当てをしているので、より確実に異音の発生を防止できる。
固定部材にネジを用い、第1の接合部にネジを通す貫通孔を形成し、第2の接合部にネジ孔を設けた場合には、第1の接合部と第2の接合部がネジ止め構造にて強固に接合されることになり、より一層引っ掛け具を安定させることができる。
また、外側固定部材は、外側本体から垂直下方に突出すると共に、第2の突出部に対応する位置に設けられた外側突出部を有する場合には、第2の突出部は外側突出部に覆われることになる。つまり、外部の衝撃から第2の突出部が保護され、引っ掛け具として耐久性が向上する。
外側固定部材は、外側本体から垂直下方に突出すると共に、第2の突出部に対応する位置に設けられた外側突出部を有する場合には、レールの下端に外側固定部材が引っ掛かることになる。このことは、より一層、固定後の引っ掛け具の前後方向のぐらつきを抑え、引っ掛け具を安定させることができ、かつ、引っ掛けたタオル等が使用しやすくなる。
嵌合部は仕切り部を有し、引っ掛け部は、仕切り部と嵌合可能な切れ込みが形成された場合には、仕切り部と切れ込みが嵌め合わされることで引っ掛け部が固定されることになる。このことは、使用時に引っ掛け部がずれにくくなり、引っ掛け具を安定させることができ、かつ、引っ掛けたタオル等が使用しやすくなる。
内側本体は、その上面に設けられた第1の滑り止め部を有し、外側挟持片は、その下面に設けられた第2の滑り止め部を有する場合には、レールの上端を挟持固定した後に、レールの表面との間の接する部分が滑りにくくなり、引っ掛け具を安定させることができる。
内側固定部材は、外側本体と接する側面に第1のガイド部が設けられた内側本体と、外側本体と接する両側面に第2のガイド部が設けられた第1の突出部を有し、外側本体は、内側本体と接する位置に第1のガイド部と接合可能に構成された第3のガイド部と、第1の突出部の側面と接する位置に第2のガイド部と接合可能に構成された第4のガイド部を有する場合には、対応するガイド部を利用して、内側固定部材と外側固定部材をスライドさせて嵌め合わせることができる。即ち、内側本体及び第1の突出部に対して、外側本体を容易に取り付けることができ、引っ掛け具の取り付ける作業を容易にすることができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の扉は、所定の面及び同所定の面の反対側に位置する背面を有する扉本体と、該扉本体の端面に取り付けられた第1のレール部材と、該第1のレール部材の前記背面の側端部から略垂直方向に設けられた第2のレール部材と、前記所定の面の側かつ前記第1のレール部材と略平行する方向に、前記第2のレール部材の上端から同第1のレール部材と略同じ幅及び長さに設けられた第3のレール部材と、前記所定の面の側の前記第3のレール部材の端部から前記第1のレール部材に向けて略垂直方向に、前記第2のレール部材よりも短く設けられた垂れ下がり部とを有するレールと、前記レールの内側に挿入される内側本体と、該内側本体から突出した第1の突出部と、該第1の突出部に設けられた第1の接合部と、前記内側本体の側の前記第1の突出部の端部から垂直下方に突出した第2の突出部とを有する内側固定部材と、前記内側本体の上方に位置する外側挟持片と、該外側挟持片に連設されると共に前記第1の突出部に対応する位置かつ上方に配置された外側本体と、該外側本体の前記第1の接合部に対応する位置に設けられた第2の接合部と、前記外側本体の前記第1の突出部の突出方向側に連設され、間に振れ止め部が形成された嵌合部とを有する外側固定部材と、
前記嵌合部に回動可能に嵌合され、前記振れ止め部に対応する箇所が切り欠かれて切れ込み部が形成されている引っ掛け部と、前記引っ掛け部の両端部と前記振れ止め部の間の隙間を埋める第1のスペーサ部と、前記引っ掛け部の両端側と前記嵌合部の内面の間の隙間を埋める第2のスペーサ部及び第3のスペーサ部とを有するスペーサと、前記第1の接合部と前記第2の接合部を接合可能に構成された固定部材とを備える。
ここで、扉本体の端面に取り付けられた第1のレール部材と、第1のレール部材の背面の側端部から略垂直方向に設けられた第2のレール部材と、所定の面の側かつ第1のレール部材と略平行する方向に、第2のレール部材の上端から第1のレール部材と略同じ幅及び長さに設けられた第3のレール部材と、所定の面の側の第3のレール部材の端部から第1のレール部材に向けて略垂直方向に、第2のレール部材よりも短く設けられた垂れ下がり部とを有するレールを有することによって、扉本体の端面に、前面に開口を有し、かつ、垂れ下がり部が設けられたレールが設置されることになる。つまり、レールは扉の把手として用いることができる形状となっており、扉の開閉を容易にすることができる。
レールと、レールの内側に挿入される内側本体と、第1の突出部に設けられた第1の接合部と、内側本体の上方に位置する外側挟持片と、外側本体の第1の接合部に対応する位置に設けられた第2の接合部と、第1の接合部と第2の接合部を接合可能に構成された固定部材とを有することによって、内側固定部材と外側固定部材が第3のレール部材を上下から挟持して固定することができ、取り付け構造を安定させることができる。
内側本体から突出した第1の突出部と、第1の突出部に設けられた第1の接合部と、外側本体の第1の接合部に対応する位置に設けられた第2の接合部と、第1の接合部と第2の接合部を接合可能に構成された固定部材とを備えることによって、第1の接合部と第2の接合部は、レールから突出した位置で一体化されることになり、取り付ける作業を容易にすることができる。
内側本体の側の第1の突出部の端部から垂直下方に突出した第2の突出部を有することによって、第1のレール部材の下端に内側固定部材が引っ掛かることになる。このことは、固定後の内側固定部材の前後方向へのぐらつきを抑え、取り付け構造を安定させることができ、かつ、引っ掛けたタオル等が使用しやすくなる。
内側本体から突出した第1の突出部と、第1の突出部に対応する位置かつ上方に配置された外側本体とを有することによって、第1の突出部は外側本体に上方を覆われることになる。つまり、外部の衝撃から第1の突出部が保護され、耐久性が向上する。また、第1の突出部と繋がった内側本体もレールから外れにくくなる。
更に、外側本体の第1の突出部の突出方向側に連設された嵌合部と嵌合部と嵌合可能に構成された引っ掛け部とを有することによって、レールから引っ掛け部が突出した位置に配置されることになり、引っ掛けたタオル等が使用しやすくなる。
また、本発明は、上記の目的を達成するために、扉のライン取手に着脱自在な着脱具と、該着脱具に設けられ、間に振れ止め部が形成されたリング軸支部と、該リング軸支部に回動自在に嵌装され、前記振れ止め部に対応する箇所が切り欠かれて切れ込み部が形成されているタオルリングと、該タオルリングの両端部と前記振れ止め部の間の隙間を埋める第1のスペーサ部と、前記タオルリングの両端側と前記リング軸支部内面の間の隙間を埋める第2のスペーサ部及び第3のスペーサ部とを有するスペーサとを備える。
この場合、振れ止め部が形成されたリング軸支部と、リング軸支部に回動自在に嵌装され、振れ止め部に対応する箇所が切り欠かれて切れ込み部が形成されているタオルリングと、タオルリングの両端部と振れ止め部の間の隙間を埋める第1のスペーサ部と、タオルリングの両端側とリング軸支部内面の間の隙間を埋める第2のスペーサ部及び第3のスペーサ部とを有するスペーサによって、タオルリングが回動する等して動いたときに、カチャカチャ音やキーキー音等の不快な音が発生することを防止できる。
本発明に係る引っ掛け具と扉は、引っ掛け具を扉本体のレールの使いやすい適当な位置にしっかりと固定することができ、なおかつ引っ掛け具本体が回動する等して動いたときに、カチャカチャ音やキーキー音等の不快な音が発生することを防止することで、使い勝手にすぐれた引っ掛け具及び扉を提供することができる。
本発明に係る引っ掛け具を有する扉の一実施の形態を示す要部斜視図である。 図1に示す引っ掛け具を有する扉の要部側面図である。 本発明に係る引っ掛け具の斜め上方から視た分解斜視図である。 本発明に係る引っ掛け具の斜め下方から視た分解斜視図である。 本発明に係る引っ掛け具の背面側から視た分解説明図である。 図5におけるA−A断面図であり、タオルリングの可動範囲を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図1ないし図6を参照して説明し、本発明の理解に供する。
ここで、図1に示すように、本発明を適用した引っ掛け具を有する扉1は、レール構造体2と、引っ掛け具3と、扉本体4とを備える。扉本体4は、例えば流し台の収納部の前扉である。
レール構造体2は、いわゆるライン取手と称されるもので、図1、図2に示すように、扉本体4の上面と同じ幅及び長さに作られ、取り付けられた第1のレール部材である扉側レール5と、扉側レール5の扉本体4の背面側から垂直に設けられた第2のレール部材である背面側レール6を有する。また、背面側レール6の上端から、扉本体4の前方方向に向けて、扉側レール5と同じ幅及び長さに作られた第3のレール部材である上面レール7が設けられている。更に、上面レール7の先端から下方に向けて垂直に、垂れ下がりレール8が設けられている。
なお、垂れ下がりレール8は、背面側レール6よりも短く作られている。また、レール構造体2のレールはいずれもアルミニウムで形成されている。
ここで、扉側レール5は、必ずしも、扉本体4の上面と同じ幅及び長さに作られる必要はないが、取り付け時に位置が合わせやすく、意匠性にすぐれる点から、上記のような構成にすることが好ましい。
また、扉側レール5は、必ずしも扉本体4の上面に設けられる必要はなく、設置が可能であれば、扉本体の端面のいずれの面に設けられてもよい。
上面レール7の幅および長さは、後述する引っ掛け具3が取り付け可能であれば特定の大きさに限定されるものではないが、引っ掛け具3をレール構造体2に取り付ける際に取り付け易くなるという点から、上記構成にすることが好ましい。
垂れ下がりレール8の長さは、引っ掛け具3が取り付け可能であれば特定の長さに限定されるものではない。
また、レール構造体2の各レールは、必ずしもアルミニウムで形成する必要はないが、重量が軽く、扉本体4への負荷が軽減される点及び耐久性を確保する点から、上記構成にすることが好ましい。
上記構成から、レール構造体2は両端が開放された形状になっているが、引っ掛け具3が取り付け可能な形状になっていれば充分であり、必ずしも両端が開放された形状に形成される必要はない。
次に、引っ掛け具3は、図3ないし図5に示すように、内側固定部材である内側挿入部材9と、外側固定部材である外側カバー部材10と、引っ掛け部であるタオルリング11と、スペーサ31及びネジ固定部材12を有する。内側挿入部材9と外側カバー部材10は、着脱具を構成する。
タオルリング11は、後述するように外側カバー部材10に回動自在に取り付けられており、内側挿入部材9と外側カバー部材10は、ネジ固定部材12のネジ部16を下方から螺合して、ネジ止め構造にて一体化されている。
また、図2ないし図4に示すように、内側挿入部材9は、内側本体13と内側本体13から横方向(図3で右斜め下方向)に向けて突出した第1の突出部14及び第1の突出部14の両側端部から下方に向けて突出した第2の突出部15を有する。内側挿入部材9は、プラスチックで形成されている。
第1の突出部14の中央部分には、ネジ固定部材12のネジ部16が挿通可能な第1の接合部である貫通孔17が形成されている。第1の突出部14の先端は、下方に厚みを有する形状に形成されており、その幅方向の中間部には、後述する仕切り部29に嵌め込まれたスペーサ31の第1のスペーサ部311に嵌め込むための嵌合凹部140が形成されている。
更に、第1の突出部14の先端側の下面には、幅方向の両側に、後述するタオルリング11のガイド溝111に挿入される突起141が外側へ突出して形成されている。各突起141は、ガイド溝111に対して相対的に摺動自在であり、可動側のガイド溝111を案内することができる。
内側本体13の上面には、上記レール構造体2の上面レール7と接する第1の滑り止め部である内側滑り止め18が設けられている。内側滑り止め18は、熱可塑性ポリウレタンで形成されている。また、内側本体13の第1の突出部14が設けられた側の側面の両端寄りには、第1のガイド部である内側ガイド突起19が形成され、第1の突出部14の両側端部には、第2のガイド部である内側ガイド溝20がそれぞれ形成されている。
各内側ガイド突起19の更に外側には、所要の間隔をおいて、三角形の板状の補強リブ190が形成されている。各補強リブ190は、内側挿入部材9の剛性を高めて、ネジ固定部材12で外側カバー部材10に締め付け固定したときの、レール構造体2に対する固定力をより強固にすることができる。
なお、上記内側挿入部材9と外側カバー部材10を固定する構造は、それらを強固に一体化できれば充分であり、必ずしもネジ固定部材12で固定する必要はない。また、内側挿入部材9の下方から固定する方法に限定されるものでもない。但し、ネジ止め構造で強固に固定される点及び下方から固定していくことで、内側挿入部材9と外側カバー部材10の間に上面レール7を挟持固定しやすい点から、上記構成とすることが好ましい。
また、上記貫通孔17は、内側挿入部材9と外側カバー部材10を固定して一体化できる構造になっていれば充分であり、この形に限定されるものではない。
更に、第1の突出部14の先端は、必ずしも下部に厚みを有する形状に形成される必要はない。例えば、同じ位置に別部材を貼りつけて、厚みを有する形状にすることもできる。このように厚みを有することで、タオルリング11が取り付けられた際に、内側挿入部材9とタオルリング11の接する領域が大きくなり、使用時に引っ掛け具3ががたつきにくくなる点から、上記構成にすることが好ましい。
また、内側滑り止め18は必須ではないが、引っ掛け具3をレール構造体2に固定した時に、ずれにくくなるという点から、設けることが好ましい。このような滑り止めは、固定時に上面レール7と内側本体9がずれにくくなれば充分であり、内側滑り止め18の素材が熱可塑性ポリウレタンに限定されるものではない。
内側ガイド突起19及び内側ガイド溝20も必須ではないが、内側挿入部材9と外側カバー部材10を嵌め合わせる作業が容易になる点から、設けることが好ましい。
続いて、図2ないし図5に示すように、外側カバー部材10は、外側本体である外側カバー本体21と、外側挟持片であるレール挟持片22と、嵌合部であるリング設置部23と、ネジ固定部材12のネジ部16に対応する第2の接合部であるネジ孔24と、第2の突出部15に対応する、外側突出部である側面カバー部25を有する。外側カバー部材10はアルミニウムで形成されている。
リング設置部23は、内側挿入部材9と外側カバー部材10を嵌め合わせた時に、内側挿入部材9の第1の突出部14と隣り合う位置に配置されるように設けられている。
また、図2ないし図4に示すように、レール挟持片22の下面には、レール構造体2の上面レール7と接する第2の滑り止め部である外側滑り止め26が設けられている。外側滑り止め26は、熱可塑性ポリウレタンで形成されている。
外側カバー本体21の内側本体13と接する部分には、各内側ガイド突起19に対応する第3のガイド部である外側ガイド溝27が設けられている。外側カバー本体21の上記第1の突出部14と接する内面部分には、各内側ガイド溝20に対応する第4のガイド部である外側ガイド突起28が設けられている。
また、リング設置部23の中央部分には、振れ止め部である仕切り部29が形成されている。これにより、仕切り部29を挟んで二箇所にリング設置部23(便宜上、同一符号を付して示す)が形成されている。リング設置部23には、後述するようにスペーサ31を介しタオルリング11が回動自在に取り付けられている。リング設置部23とスペーサ31は、リング軸支部を構成する。
タオルリング11は、アルミニウム製の丸棒体で輪状に形成され、両側に同径の半円形である円弧部を有し、それらを二本の平行な直線部でつないだ形状である。タオルリング11には、一方の直線部の中央を仕切り部29の幅よりやや広い間隔で切り欠いて、切れ込み部30が形成されている。なお、上記輪状とは、円形、楕円形、両側が半円形でそれらを二本の直線部でつないだ形状のものの他、四角形等の多角形、U字形、各種異形のものを含む概念である。
タオルリング11の両端側には、他の部分と段部112を介しやや径小となった丸棒部110が形成されている。各丸棒部110の段部112近傍には、上記各突起141が挿入されるガイド溝111が形成されている。ガイド溝111は、中実体である丸棒部110をくり抜くように同じ深さで周方向に形成されている。
ガイド溝111の溝端113、114の位置は、レール構造体2に取り付けた際に、タオルリング11が鉛直方向の上方向と下方向の間、すなわち180°の範囲で回動できるように設定されている。つまり、タオルリング11が回動し、溝端113が突起141に当たることにより下方の鉛直方向で停止し(図6(a)参照)、溝端114が突起141に当たることにより上方の鉛直方向で停止する(図6(b)参照)ことで、タオルリング11の回動範囲を、上記第1の突出部14とリング設置部23で挟まれた領域の範囲内に制限している。
ここで、タオルリング11の溝部114及び第1の突出部14の先端側の突起141は必須ではない。但し、この構造によれば、タオルリング11を上下に回動させても、扉本体4等、引っ掛け具3以外の部分にタオルリング11が衝突することはなく、これによる不快な音の発生及び各部材の損傷を防止できる。なお、このような構造の代替として、引っ掛け具3の昇降側の直線部に、合成樹脂等の柔軟な素材で形成したパイプ状のカバー(図示省略)を装着した構造とすることもできる。
なお、タオルリング11は、各丸棒部110を各リング設置部23に直接嵌め入れると、各先端面115と仕切り部29との間及び各リング設置部23内面と丸棒部110の外周面の間に隙間(符号省略)が形成されるようにつくられている。そして、この各隙間部分を埋めるようにして、次に説明するスペーサ31が嵌装されている。
図3ないし図5を参照する。
スペーサ31は、柔軟性を有する合成樹脂で形成されている。スペーサ31は、タオルリング11の先端面115と仕切り部29の間の隙間を埋める第1のスペーサ部311と、タオルリング11の各丸棒部110の外周面と各リング設置部23の内面の間の隙間を埋める第2のスペーサ部312及び第3のスペーサ部313で構成されている。
スペーサ31は、型成形により形成され、第1のスペーサ部311は、外縁がU字形で仕切り部29の幅とほぼ同じ間隔に設定された二枚の板を平行に配し円弧側とは反対側を板で接続した構造である。第2のスペーサ部312及び第3のスペーサ部313は、それぞれ断面形状がU字形の板体であり、長さ方向の一端部が上記各板のU字形の縁に沿うように接続されている。
この構造によれば、スペーサ31の各リング設置部23の開放側からタオルリング11の各丸棒部110を挿脱することができる。
また、第2の突出部15に対応する側面カバー部25は必須ではないが、第2の突出部15を外部の衝撃から保護し、引っ掛け具3の耐久性を向上させる点から、設けられることが好ましい。第2の突出部15が扉側レール5に引っかかることで内側挿入部材9の前後方向へのぐらつきが抑えられるという効果が、側面カバー部25によっても生じるため、設けられることが好ましい。
外側カバー部材10の素材はアルミニウム等の金属に限定されるものではないが、内側挿入部材9を外部の衝撃から保護し、引っ掛け具3の耐久性を向上させる点からは、上記構成にすることが好ましい。
また、タオルリング11は、リング設置部23に取り付け可能に構成されていれば充分であり、必ずしもリング設置部23が内側挿入部材9と外側カバー部材10を嵌め合わせた時に、内側挿入部材9の第1の突出部14と隣り合う位置に配置される必要はない。但し、内側挿入部材9と外側カバー部材10及びタオルリング11を一体化させた時に、タオルリング11が第1の突出部14によっても抑えられることになり、より外れにくくなる点から上記構成にすることが好ましい。
また、外側滑り止め26は、内側滑り止め18と同様に必須ではないが、引っ掛け具3をレール構造体2に固定した時に、ずれにくくなるという点から、設けられることが好ましい。この滑り止め構造は、固定時に上面レール7とレール挟持片22の間がずれにくくなれば充分であり、外側滑り止め26の素材も熱可塑性ポリウレタンに限定されるものではない。
また、外側ガイド溝27及び外側ガイド突起28は必須ではないが、内側挿入部材9と外側カバー部材10を嵌め合わせる作業が容易になる点から、設けられることが好ましい。タオルリング11は、リング設置部23に取り付け可能に構成されていれば充分であり、リング設置部23の仕切り部29とタオルリング11の切れ込み部30は必ずしも必要ではないが、取り付け後にタオルリング11が左右(横方向)にずれにくくなり、タオルが使用しやすくなるという点から、上記構成にすることが好ましい。
以下、上記のように構成された引っ掛け具3の組み立て方法について、主に図2ないし図5を参照して説明する。
まず、図5に示すように、スペーサ31を、外側カバー部材10の仕切り部29と各リング設置部23に嵌装する。詳しくは、スペーサ31の第1のスペーサ部311で仕切り部29を挟むように、併せて第2のスペーサ部312及び第3のスペーサ部313を各リング設置部23に収容するようにして嵌め込む。
次に、タオルリング11の各丸棒部110をスペーサ31の第2のスペーサ部312及び第3のスペーサ部313に回動自在に嵌め込む。タオルリング11は、丸棒部110が第2のスペーサ部312及び第3のスペーサ部313の内面に対し軸周方向に摺動することで回動することができる。
また、この状態では、各リング設置部23とスペーサ31及びスペーサ31と各丸棒部110の間にほとんど隙間がなく、ガタが生じないので、スペーサ31は円滑に回動することができる。なお、各丸棒部110の抜け止めは、後述するように内側挿入部材9を外側カバー部材10に固定し、第1の突出部14が各丸棒部110と隣り合う(近接する)ことで図られる。
仕切り部29と切れ込み部30を合わせて、タオルリング11をリング設置部23に嵌めこむ。次に、内側挿入部材9と外側カバー部材10が、内側ガイド突起19と外側ガイド溝27及び内側ガイド溝20と外側ガイド突起28の組み合わせに沿ってスライドさせ嵌め合わせる。
続いて、ネジ固定部材12のネジ部16を内側挿入部材9の貫通孔17及び外側カバー部材10のネジ孔24に螺合して固定する。なお、ネジ固定部材12を締めていくことで、内側本体13の上面とレール挟持片22の下面の間のクリアランスが狭くなっていく。上面レール7への取り付けを考慮し、ネジ固定部材12は緩めに締めておく。ここまでの手順で、内側挿入部材9と外側カバー部材10及びタオルリング11が一体化し、引っ掛け具3ができ上がる。
次に、引っ掛け具3のレール構造体2への取り付けを説明する。
図1、図2に示すように、本発明を適用した引っ掛け具3及び扉1の一例においては、両端が開放されたレール構造体2が用いられている。この場合、引っ掛け具3の内側本体13の上面とレール挟持片22の下面の間の空間に上面レール7を挟むようにして、レール構造体2に沿ってスライドさせて内側本体13を挿入していく。
そして、レール構造体2上の使用したい位置に引っ掛け具3を配置し、ネジ固定部材12をしっかりと締めることで、内側本体13の上面とレール挟持片22の下面によっ上面レール7を挟持固定する。これにより、引っ掛け具3のレール構造体2に対する取り付けが完成する。なお、引っ掛け具3の位置を変えたい場合は、ネジ固定部材12を緩めることで、引っ掛け具3をレール構造体2に沿って移動させることができる。また、引っ掛け具3を使用しない場合は、レール構造体2から取り外すこともできる。
ここで、引っ掛け具3をレール構造体2に取り付ける別の方法の例としては、扉側レール5と垂れ下がりレール8の間に形成された開口部分、つまり、レール構造体2の前方方向から、引っ掛け具3を取り付ける方法がある。この場合は、内側本体13の上面とレール挟持片22の下面の間に垂れ下がりレール8を挟んで通過できるだけのクリアランスを設けるか、内側本体13の上面とレール挟持片22の一方又は双方に充分な撓み性を持たせることで、端部が開放されていない形状のレールに対しても引っ掛け具3の取り付けが可能となる。
また、引っ掛け具3をレールに取り付ける、更に別の方法の例として、内側挿入部材9と外側カバー部材10を上記のように一体化せずに分離した状態としておき、レール構造体2に取り付ける方法がある。この方法では、まず、レール構造体2の内部に内側本体13を入れ、上面レール7を挟持するように外側カバー部材10を嵌め合わせる。その後、内側挿入部材9と外側カバー部材10をネジ固定部材12で一体化し、使用したい位置を決めてネジ固定部材12で固定する。この方法によれば、一体化して前方から取り付ける上記の方法よりも、更に、取り付け可能なレールの形状の範囲が広がることになる。
その他、本発明を適用した引っ掛け具3及び扉1の実施例の利点を挙げる。
まず、引っ掛け具3の内側挿入部材9と外側カバー部材10の幅をタオルリング11の幅よりも小さくした場合には、引っ掛け具3をレール構造体2に取り付けやすくなる。また、固定のためのネジが1本であっても充分な力で固定でき、使用時に引っ掛け具3ががたつきにくくなる。
また、引っ掛け具3の内側挿入部材9と外側カバー部材10の幅が小さい分、取り付けに必要なレール構造体2の領域が狭く(短く)なり、残りの部分を扉の把手として使用しやすくなる。更に、内側挿入部材9と外側カバー部材10が小さくなったことで、引っ掛け具3又は扉1全体の意匠性が向上する。
外側カバー部材10を金属製のものにした場合には耐久性が向上する。特に、タオルリング11に掛けたタオルを下から持ち上げて使用する際には、外側カバー部材10に負荷がかかりやすくなるため、強度と耐久性を付与する点から、金属製にすることが好ましい。
レール構造体2と外側カバー部材10を金属製のものにした場合は、洗剤等に対して耐久性を向上させることができる。なお、引っ掛け具3及び扉1が台所の流し台の下側部分などに取り付けられた際には、洗剤が付着することが想定されるが、金属製であれば、樹脂製品のようにケミカルクラック(脆性破壊)が発生することがない。
このように、本発明を適用した引っ掛け具3及び扉1は、タオルを引っ掛ける部分であるタオルリング11を有する引っ掛け具3をレール構造体2に対してしっかりと固定することができ、なおかつ、充分な使い勝手を有するものとなっている。
また、引っ掛け具3は、タオルリング11にタオルを掛け、使用者がタオルを引っ張って手を拭くような動作をした場合、タオルリング11は上下に回動したり、横方向へ引っ張られたりする。しかし、タオルリング11の各丸棒部110はスペーサ31によって軸支されており、なおかつ各丸棒部110と仕切り部29及び23との衝突がスペーサ31によって邪魔されているので、カチャカチャ音やキーキー音等の耳障りで不快な音が発生することがなく、使い勝手にすぐれている。
1 扉
2 レール構造体
3 引っ掛け具
4 扉本体
5 扉側レール
6 背面側レール
7 上面レール
8 垂れ下がりレール
9 内側挿入部材
10 外側カバー部材
11 タオルリング
110 丸棒部
111 ガイド溝
112 段部
113、114 溝端
115 先端面
12 ネジ固定部材
13 内側本体
14 第1の突出部
140 嵌合凹部
141 突起
15 第2の突出部
16 ネジ部
17 貫通孔
18 内側滑り止め
19 内側ガイド突起
190 補強リブ
20 内側ガイド溝
21 外側カバー本体
22 レール挟持片
23 リング設置部
24 ネジ孔
25 側面カバー部
26 外側滑り止め
27 外側ガイド溝
28 外側ガイド突起
29 仕切り部
30 切れ込み部
31 スペーサ
311 第1のスペーサ部
312 第2のスペーサ部
313 第3のスペーサ部

Claims (8)

  1. 所定のレールの内側に挿入される内側本体と、該内側本体から突出した第1の突出部と、該第1の突出部に設けられた第1の接合部と、前記内側本体の側の前記第1の突出部の端部から垂直下方に突出した第2の突出部とを有する内側固定部材と、
    前記内側本体の上方に位置する外側挟持片と、該外側挟持片に連設されると共に前記第1の突出部に対応する位置かつ上方に配置された外側本体と、該外側本体の前記第1の接合部に対応する位置に設けられた第2の接合部と、前記外側本体の前記第1の突出部の突出方向側に連設され、間に振れ止め部が形成された嵌合部とを有する外側固定部材と、
    前記嵌合部に回動可能に嵌合され、前記振れ止め部に対応する箇所が切り欠かれて切れ込み部が形成されている引っ掛け部と、
    前記引っ掛け部の両端部と前記振れ止め部の間の隙間を埋める第1のスペーサ部と、前記引っ掛け部の両端側と前記嵌合部の内面の間の隙間を埋める第2のスペーサ部及び第3のスペーサ部とを有するスペーサと、
    前記第1の接合部と前記第2の接合部を接合可能に構成された固定部材とを備える
    引っ掛け具。
  2. 前記引っ掛け部の回動範囲を、前記第1の突出部と前記嵌合部で挟まれた領域の範囲内に制限する回動停止手段を有する
    請求項1に記載の引っ掛け具。
  3. 前記嵌合部に嵌合した前記引っ掛け部が、前記第1の突出部と前記嵌合部の間に配置されるべく構成された
    請求項1又は2に記載の引っ掛け具。
  4. 前記外側固定部材は、前記外側本体から垂直下方に突出すると共に、前記第2の突出部に対応する位置に設けられた外側突出部を有する
    請求項1、2又は3に記載の引っ掛け具。
  5. 前記内側本体は、その上面に設けられた第1の滑り止め部を有し、前記外側挟持片は、その下面に設けられた第2の滑り止め部を有する
    請求項1、2、3又は4に記載の引っ掛け具。
  6. 前記内側固定部材は、前記外側本体と接する側面に第1のガイド部が設けられた前記内側本体と、前記外側本体と接する両側面に第2のガイド部が設けられた前記第1の突出部を有し、
    前記外側本体は、前記内側本体と接する位置に前記第1のガイド部と接合可能に構成された第3のガイド部と、前記第1の突出部の側面と接する位置に前記第2のガイド部と接合可能に構成された第4のガイド部を有する
    請求項1、2、3、4又は5に記載の引っ掛け具。
  7. 所定の面及び同所定の面の反対側に位置する背面を有する扉本体と、
    該扉本体の端面に取り付けられた第1のレール部材と、該第1のレール部材の前記背面の側端部から略垂直方向に設けられた第2のレール部材と、前記所定の面の側かつ前記第1のレール部材と略平行する方向に、前記第2のレール部材の上端から同第1のレール部材と略同じ幅及び長さに設けられた第3のレール部材と、前記所定の面の側の前記第3のレール部材の端部から前記第1のレール部材に向けて略垂直方向に、前記第2のレール部材よりも短く設けられた垂れ下がり部とを有するレールと、
    前記レールの内側に挿入される内側本体と、該内側本体から突出した第1の突出部と、該第1の突出部に設けられた第1の接合部と、前記内側本体の側の前記第1の突出部の端部から垂直下方に突出した第2の突出部とを有する内側固定部材と、
    前記内側本体の上方に位置する外側挟持片と、該外側挟持片に連設されると共に前記第1の突出部に対応する位置かつ上方に配置された外側本体と、該外側本体の前記第1の接合部に対応する位置に設けられた第2の接合部と、前記外側本体の前記第1の突出部の突出方向側に連設され、間に振れ止め部が形成された嵌合部とを有する外側固定部材と、
    前記嵌合部に回動可能に嵌合され、前記振れ止め部に対応する箇所が切り欠かれて切れ込み部が形成されている引っ掛け部と、
    前記引っ掛け部の両端部と前記振れ止め部の間の隙間を埋める第1のスペーサ部と、前記引っ掛け部の両端側と前記嵌合部の内面の間の隙間を埋める第2のスペーサ部及び第3のスペーサ部とを有するスペーサと、
    前記第1の接合部と前記第2の接合部を接合可能に構成された固定部材とを備える
    扉。
  8. 扉のライン取手に着脱自在な着脱具と、
    該着脱具に設けられ、間に振れ止め部が形成されたリング軸支部と、
    該リング軸支部に回動自在に嵌装され、前記振れ止め部に対応する箇所が切り欠かれて切れ込み部が形成されているタオルリングと、
    該タオルリングの両端部と前記振れ止め部の間の隙間を埋める第1のスペーサ部と、前記タオルリングの両端側と前記リング軸支部内面の間の隙間を埋める第2のスペーサ部及び第3のスペーサ部とを有するスペーサとを備える
    引っ掛け具。
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