JP2015138104A - 表示装置 - Google Patents

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余川 明
Akira Yokawa
明 余川
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Abstract

【課題】スタンド部材の下方への位置ずれに起因して、装置本体が傾いて設置されることを抑制することが可能な表示装置を提供する。【解決手段】このテレビジョン装置100(表示装置)は、画像を表示する表示部11を含む装置本体10と、突出部31aを有し、装置本体10に下方から挿入されるとともに、装置本体10を支持するスタンド部材30とを備える。装置本体10の内側において、上下方向に延びる回転軸線80周りにスタンド部材30が所定の回転方向に回転されることにより突出部31aが回転されて当接するように配置され、少なくともスタンド部材30の下方への移動を規制する開口部21が設けられている。【選択図】図4

Description

この発明は、表示装置に関し、特に、装置本体を支持するスタンド部材を備える表示装置に関する。
従来、装置本体を支持するスタンド部材を備える表示装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、装置本体を支持するスタンドと、スタンドが取り付けられる取付ブラケットとを備える表示装置が開示されている。上記特許文献1に記載の表示装置は、取付ブラケットの下方から上方に向かってスタンドをスライド移動させてスタンドを取付ブラケットに取り付ける際に、取付ブラケットに形成される切り起こしにスタンドの上端部が突き当たることにより、スタンドの上方への移動が規制されるように構成されている。
特開2006−30672号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の表示装置では、ユーザによりスタンドの取り付け作業が行われる際に、スタンドの下方への移動が規制されていないため、ユーザの取り付け作業に起因して、スタンドの上方への移動が規制される位置からスタンドが若干下方に位置ずれした状態で取付ブラケットに取り付けられる場合があると考えられる。この場合には、スタンド部材の下方への位置ずれに起因して、装置本体が傾いて設置されてしまう場合があるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、スタンド部材の下方への位置ずれに起因して、装置本体が傾いて設置されることを抑制することが可能な表示装置を提供することである。
この発明の一の局面による表示装置は、画像を表示する表示部を含む装置本体と、第1移動規制部を有し、装置本体に下方から挿入されるとともに、装置本体を支持するスタンド部材とを備え、装置本体の内側において、上下方向に延びる回転軸線周りにスタンド部材が所定の回転方向に回転されることにより第1移動規制部が回転されて当接するように配置され、少なくともスタンド部材の下方への移動を規制する第2移動規制部が設けられている。
この発明の一の局面による表示装置では、上記のように、スタンド部材の第1移動規制部が回転されることにより当接され、少なくともスタンド部材の下方への移動を規制する第2移動規制部を設けることによって、ユーザによるスタンド部材の取り付け作業の際に、スタンド部材が下方に位置ずれすることを規制することができるので、スタンド部材が下方に位置ずれした状態で取り付けられることを抑制することができる。したがって、スタンド部材の下方への位置ずれに起因して、装置本体が傾いて設置されることを抑制することができる。これにより、装置本体の水平度を確保することができるので、ユーザにより再びスタンド部材の取り付け作業をやり直すという状況や、装置本体が傾いて設置されることに伴ってユーザが適切な向きの画像を享受することができないという状況を抑制することができる。また、スタンド部材が所定の回転方向に回転されることにより第1移動規制部が回転されて当接するように第2移動規制部を配置することによって、ユーザは、スタンド部材を下方から挿入して回転させるだけで、スタンド部材が下方に位置ずれすることを容易に規制することができる。
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、第2移動規制部は、第1移動規制部と当接することにより、スタンド部材の所定の回転方向の位置決めを行う回転方向位置決め部を有する。このように構成すれば、ユーザは、スタンド部材を回転方向位置決め部に当接するまで回転させるだけで、スタンド部材の所定の回転方向の位置決めを行うことができるので、容易にスタンド部材の所定の回転方向の位置決めを行うことができる。
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、第1移動規制部は、第2移動規制部に対して嵌合することにより、スタンド部材の上下方向への移動を規制するように構成されている。このように構成すれば、単にスタンド部材を回転させて第1移動規制部を第2移動規制部に対して嵌合させるのみで、下方のみならず、上方にもスタンド部材が位置ずれすることを規制することができるので、ユーザによるスタンド部材の取り付け作業におけるスタンド部材の上下両方向の位置決めを容易に行うことができる。
この場合、好ましくは、スタンド部材は、棒状に形成されている挿入部を含み、スタンド部材の挿入部が回転軸線周りに所定の回転方向に回転されることにより第1移動規制部が回転されて第2移動規制部と嵌合されるように構成されている。このように構成すれば、挿入および回転が容易な形状である棒状にスタンド部材の挿入部が形成されているので、ユーザは、スタンド部材を容易に挿入および回転させて、第1移動規制部を第2移動規制部に対して容易に嵌合させることができる。
上記第1移動規制部が第2移動規制部に対して嵌合する表示装置において、好ましくは、第1移動規制部または第2移動規制部の一方および他方は、それぞれ、凸状部および凹状部を含み、凹状部は、凸状部と嵌合するための嵌合部と、嵌合部に凸状部をガイドするためのガイド部とを有する。このように構成すれば、凸状部と嵌合するための嵌合部を凹状部に設けることによって、凹凸形状の嵌合という簡素な構造によりスタンド部材の上下両方向の位置ずれを規制することができる。また、嵌合部に凸状部をガイドするためのガイド部を凹状部に設けることによって、凸状部と凹状部の嵌合部とを容易に嵌合させることができる。また、装置本体の内側において、ユーザにより第1移動規制部と第2移動規制部が見えない状態で嵌合させる場合には、ガイド部を設けることにより凸状部と凹状部とを容易に嵌合させることは非常に効果的である。
この場合、好ましくは、ガイド部は、嵌合部に向かって先細るテーパ状に形成されている。このように構成すれば、嵌合部に向かって先細るテーパ状に形成された凹状部のガイド部の内側面に沿って凸状部をガイドすることができるので、凸状部と凹状部とをより容易に嵌合させることできる。
上記第1移動規制部が第2移動規制部に対して嵌合する表示装置において、好ましくは、第1移動規制部または第2移動規制部のいずれか一方は、第1移動規制部または第2移動規制部のいずれか他方と嵌合した状態で、スタンド部材の所定の回転方向とは反対側への移動を規制する突起部をさらに有する。このように構成すれば、スタンド部材を所定の回転方向に回転させて第1移動規制部と第2移動規制部とを嵌合させた状態から、スタンド部材が所定の回転方向とは反対側に移動することを突起部により規制することができるので、嵌合させた後にネジ止め作業などを行う際に、嵌合状態が容易に解除されるのを抑制することができる。したがって、ユーザによるスタンド部材の取り付け作業の作業性を向上させることができる。
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、装置本体の内側に配置され、装置本体に下方から挿入されるスタンド部材を取り付けるための金属製のスタンド取付部材をさらに備え、第2移動規制部は、スタンド取付部材に設けられている。このように構成すれば、樹脂製のスタンド取付部材の場合とは異なり、強度に優る金属製のスタンド取付部材に設けられた第2移動規制部により、スタンド部材の下方への移動を確実に規制することができる。また、スタンド取付部材とは別個の移動規制部材に第2移動規制部を設ける場合と比べて、スタンドを取り付けるためのスタンド取付部材に第2移動規制部を設けることによって、表示装置の部品点数が増加することを抑制することができる。
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、スタンド部材は、装置本体を支持するベース部をさらに含み、ベース部は、上下方向と直交する方向に延びるように形成されており、回転軸線の一方側と他方側との重量および距離の少なくともいずれか一方を異ならせることにより、スタンド部材と第2移動規制部とが当接する所定の回転方向における回転モーメントが所定の回転方向とは反対の回転方向における回転モーメントよりも大きくなるように構成されている。このように構成すれば、スタンド部材のベース部の構造により、所定の回転方向における回転モーメントを所定の回転方向とは反対の回転方向における回転モーメントよりも大きくすることができるので、ユーザによるスタンド部材の取り付け作業の際に、スタンド部材をスタンド部材が第2移動規制部に当接する所定の回転方向に容易に回転させることができるとともに、所定の回転方向とは反対のスタンド部材と第2移動規制部との当接状態が解除される回転方向にスタンド部材が回転することを抑制することができる。これによっても、ユーザによるスタンド部材の取り付け作業の作業性を向上させることができる。
本発明によれば、上記のように、スタンド部材の下方への位置ずれに起因して、装置本体が傾いて設置されることを抑制することが可能な表示装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態によるテレビジョン装置を正面から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態によるテレビジョン装置を背面から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態によるテレビジョン装置のスタンド取付部材近傍を拡大した分解斜視図である。 本発明の第1実施形態によるテレビジョン装置の後側筐体を除いた状態でスタンド取付部材近傍を拡大した背面図である。 本発明の第1実施形態によるテレビジョン装置のスタンド取付部材とスタンド部材と嵌合状態を説明するための図である。 本発明の第1実施形態によるテレビジョン装置のスタンド部材の位置決め前の状態を説明するための斜視図である。 図6の500−500線に沿った模式的な断面図である。 図6の510−510線に沿った模式的な断面図である。 本発明の第1実施形態によるテレビジョン装置のスタンド部材の位置決め後の状態を説明するための斜視図である。 図9の500−500線に沿った模式的な断面図である。 図9の510−510線に沿った模式的な断面図である。 本発明の第2実施形態によるテレビジョン装置の後側筐体を除いた状態でスタンド取付部材近傍を拡大した背面図である。 本発明の第2実施形態によるテレビジョン装置のスタンド部材の位置決め前の状態を説明するための斜視図である。 図13の600−600線に沿った模式的な断面図である。 図13の610−610線に沿った模式的な断面図である。 本発明の第2実施形態によるテレビジョン装置のスタンド部材の位置決め後の状態を説明するための斜視図である。 図16の600−600線に沿った模式的な断面図である。 図16の610−610線に沿った模式的な断面図である。 本発明の第3実施形態によるテレビジョン装置のスタンド部材を説明するための図である。 本発明の第4実施得形態によるテレビジョン装置のスタンド部材の位置決め後のネジ穴近傍の断面図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図11を参照して、本発明の第1実施形態によるテレビジョン装置100の構成について説明する。なお、テレビジョン装置100は、本発明の「表示装置」の一例である。
本発明の第1実施形態によるテレビジョン装置100は、図1〜図4に示すように、画像を表示するための表示部11と、表示部11を正面側(Y2方向側)から枠状に覆う樹脂製の前側筐体12と、表示部11を背面側(Y1方向側)から支持するための金属製のリアフレーム13(図3参照)と、リアフレーム13を背面側から覆う樹脂製の後側筐体14とを備えている。また、テレビジョン装置100は、リアフレーム13に図示しないネジ部材により固定される一対の金属製のスタンド取付部材20(図3参照)と、スタンド取付部材20に取り付けられて装置本体10を支持する一対の金属製(アルミダイキャスト製)のスタンド部材30とを備えている。また、一方のスタンド取付部材20およびスタンド部材30は、テレビジョン装置100のX1方向側(左側)の端部近傍に配置され、他方のスタンド取付部材20およびスタンド部材30は、X2方向側(右側)の端部近傍に配置されている。また、テレビジョン装置100では、主に表示部11と、前側筐体12と、後側筐体14とにより装置本体10が構成されている。また、テレビジョン装置100では、リアフレーム13と、スタンド取付部材20と、スタンド部材30とが正面側からこの順番に装置本体10の内側に配置されている。
まず、図3〜図5を参照して、スタンド取付部材20およびスタンド部材30の具体的構成を説明する。その後、図3〜図11を参照して、スタンド部材30のスタンド取付部材20に対する位置決めおよび取り付けの手順について説明する。なお、本明細書を通して、Z1方向を上方向、Z2方向を下方向、X1方向を右方向、X2方向を左方向として記載する。また、スタンド取付部材20およびスタンド部材30について、以降の説明では左側(X2方向側)の部材のみについて説明するとともに、左右を逆転させれば同様の構成(X方向において鏡像対称な構成)である右側(X1方向側)の部材については説明を省略する。
スタンド取付部材20には、図5に示すように、スタンド部材30の後述する突出部31aと嵌合するための開口部21と、後側筐体14を介して複数(2つ)のネジ部材71によりスタンド部材30を取り付けるための複数(2つ)のネジ穴22と、スタンド部材30の上端部と突き当たってスタンド部材30の上方(Z1方向側)への移動を規制するためにスタンド取付部材20から後側筐体14側(Y1方向側)に向かって延びる切り起こし23とが設けられている。なお、開口部21は、本発明の「第2移動規制部」および「凹状部」の一例である。
ここで、第1実施形態では、開口部21は、図3〜図5に示すように、背面視で(Y2方向から見て)右側(X1方向側)に開口を有する概略矩形形状の嵌合部21aと、嵌合部21a(X2方向)に向かって徐々に先細るテーパ状に形成されるガイド部21bとを有している。また、開口部21には、嵌合部21aとガイド部21bとの接続する部分の近傍において上側(Z1方向側)および下側(Z2方向側)から各々突起する一対の突起部21cが設けられている。
スタンド部材30は、図3〜図5に示すように、丸棒状に形成され、装置本体10に下方(Z2方向側)から挿入される挿入部31と、上下方向(Z方向)に延びる挿入部31と直交する方向に延びるように形成され、装置本体10を支持するためのベース部32とを含んでいる。また、挿入部31には、スタンド取付部材20の開口部21と嵌合するための突出部31aと、スタンド取付部材20の複数(2つ)のネジ穴22に取り付けられるネジ部材71を通すための複数(2つ)の貫通孔31bとが設けられている。なお、突出部31aは、本発明の「第1移動規制部」および「凸状部」の一例である。
また、第1実施形態では、挿入部31の突出部31aは、上下方向(Z方向)と直交する方向に突出するように形成されている。具体的には、突出部31aは、上下方向に延びる挿入部31の中央よりも下側(Z2方向側)において、上下方向と直交する方向に突出するように形成されている。より具体的には、突出部31aは、挿入部31の下端部近傍において、上下方向と直交する方向に突出するように形成されている。また、突出部31aは、上下方向と直交する方向に突出するように円柱形状に形成されている。
また、突出部31aは、図3〜図5に示すように、装置本体10の内側において、上下方向に延びる回転軸線80(図3参照)周りにスタンド部材30が矢印P方向(Z2方向から見て時計回り)に回転されることにより回転されて、スタンド取付部材20の開口部21と嵌合するように構成されている。具体的には、突出部31aは、スタンド部材30が矢印P方向に回転されることに伴って、ガイド部21bの内側面に沿って嵌合部21aにガイドされた後(またはガイドされることなく)、一対の突起部21cを乗り越えて開口部21の嵌合部21aと嵌合するように構成されている。なお、矢印P方向は、本発明の「所定の回転方向」の一例である。
また、突出部31aは、開口部21の嵌合部21aと嵌合した状態で、開口部21の内側面と当接するように構成されている。具体的には、突出部31aでは、突出部31aの外側面31cが、開口部21の左側(X2方向側)の内側面21dと、上側(Z1方向側)の内側面21eと、下側(Z2方向側)の内側面21fとに当接するように構成されている。したがって、突出部31aは、開口部21の内側面21dにより矢印P方向の移動が規制されるとともに、開口部21の内側面21eおよび21fにより、各々、上方および下方への移動が規制されるように構成されている。これにより、スタンド部材30は、矢印P方向の位置決めが行われるとともに、上下方向(Z方向)への移動が開口部21により規制されるように構成されている。なお、内側面21dは、本発明の「回転方向位置決め部」の一例である。
また、突出部31aは、開口部21の嵌合部21aと嵌合した状態で、突起部21cと当接することにより、スタンド部材30の矢印P方向とは反対側への移動が規制されるように構成されている。これにより、スタンド部材30は、上下方向(Z方向)および左右方向(X方向)への移動が開口部21により規制されて、スタンド部材20に対する位置決めが行われるように構成されている。
次に、図3、図4および図6〜図11を参照して、スタンド部材30のスタンド取付部材20に対する位置決めおよび取り付けの具体的手順について説明する。
まず、図3に示すように、後側筐体14の開口部14aを介して下方(Z2方向側)から上方(Z1方向側)に向かって装置本体10の内側にスタンド部材30を挿入する。なお、図3では、理解の容易のため、矢印P方向に回転後のスタンド部材30を示しているとともに、後側筐体14が外れた状態を示している。
このスタンド部材30の挿入の際には、図6〜図8に示すように、ネジ部材71を通すための貫通孔31bおよび突出部31aが、各々、概略左右方向に沿う方向を向いた状態で、スタンド部材30を挿入する。したがって、回転前の突出部31aは、開口部21(スタンド取付部材20)と干渉しない。この位置決め前の状態(図6に示す状態)においては、スタンド部材30は、上下方向および左右方向には何ら規制されていない状態である。
そして、スタンド部材30は、図4および図6に示すように、挿入部31の上端部が切り起こし23(図4参照)に当接することにより、上方(Z1方向側)への移動が規制される。この結果、スタンド部材30は、スタンド取付部材20の切り起こし23に挿入部31の上端部が当接した状態で、開口部21と突出部31aとが上下方向に対応する位置に配置される。なお、図4、図6および後述する図9では、理解の容易のために後側筐体14の図示を省略している。
そして、図9に示すように、位置決めのために矢印P方向にスタンド部材30を回転する。これにより、突出部31aが突起部21cを乗り越えて、開口部21と突出部31aとが嵌合される。この結果、スタンド部材30は、上下方向および左右方向への移動が規制されて、スタンド取付部材20に対して位置決めされる。この際、ベース部32の挿入部31と直交する方向(回転軸線80から離間する方向)の両側の端部において矢印P方向の力を加えることにより、軽微な力で大きな回転モーメント(矢印P方向にかかる力と回転軸線80からの距離との積により求められる力のモーメント)が得られるので、ユーザは、突出部31aにより突起部21cを容易に乗り越えさせることが可能である。
また、位置決め後の状態(図9に示す状態)では、スタンド部材30は、図10および図11に示すように、ネジ部材71を通すための貫通孔31bがスタンド取付部材20のネジ穴22にねじ部材71を差し込み可能なY方向に延びるように配置されるとともに、突出部31aがスタンド取付部材20側(Y2方向側)を向くように配置される。そして、この位置決め後の状態において、後側筐体14と共にネジ部材71によりスタンド取付部材20に対してスタンド部材30を取り付けて、固定する。
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、スタンド部材30が回転されることにより突出部31aと嵌合した状態で、スタンド部材30の下方(Z2方向側)への移動を規制する開口部21を設けることによって、ユーザによるスタンド部材30の取り付け作業の際に、スタンド部材30が下方に位置ずれすることを規制することができるので、スタンド部材30が下方に位置ずれした状態で取り付けられる(ネジ部材71により固定される)ことを抑制することができる。したがって、スタンド部材30の下方への位置ずれに起因して、装置本体10が傾いて設置されることを抑制することができる。これにより、装置本体10の水平度を確保することができるので、ユーザにより再びスタンド部材30の取り付け作業をやり直すという状況や、装置本体10が傾いて設置されることに伴ってユーザが適切な向きの画像を享受することができないという状況を抑制することができる。また、スタンド部材30が矢印P方向に回転されることにより突出部31aが回転されて当接するように開口部21を配置することによって、装置本体10の下方からスタンド部材30を挿入する際には、回転前の突出部31aが開口部21(スタンド取付部材20)と干渉することがないので、ユーザは、スタンド部材30の取り付けのための挿入作業をスムーズに行うことができるとともに、スタンド部材30を下方から挿入して回転させるだけで、スタンド部材30が下方に位置ずれすることを容易に規制することができる。
また、上記第1実施形態のテレビジョン装置100のように、複数(一対)のスタンド部材30が設けられているような場合には、各々のスタンド部材の取り付け作業の際に、各々のスタンド部材を上下方向(Z方向)に位置ずれしないように取り付けることは、ユーザにとって困難である場合が多い。このような場合に、スタンド部材30の下方(Z2方向側)への移動を規制する開口部21を設けることによって、スタンド部材30の下方への位置ずれに起因して、装置本体10が傾いて設置されることを抑制することができることは、ユーザによるスタンド部材30の取り付けの際の利便性の向上に非常に効果的である。
また、第1実施形態では、上記のように、突出部31aと開口部21の内側面21dとを当接させることにより、スタンド部材30の矢印P方向の位置決めを行うように構成する。これにより、ユーザは、スタンド部材30を開口部20の内側面21dに当接するまで回転させるだけで、スタンド部材30の矢印P方向の位置決めを行うことができるので、容易にスタンド部材30の矢印P方向の位置決めを行うことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、開口部21に対して嵌合することにより、スタンド部材30の上下方向への移動を規制するように突出部31aを構成する。これにより、単にスタンド部材30を回転させて突出部31aを開口部21に対して嵌合させるのみで、下方のみならず、上方にもスタンド部材30が位置ずれすることを規制することができるので、ユーザによるスタンド部材30の取り付け作業におけるスタンド部材30の上下両方向の位置決めを容易に行うことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、丸棒状に形成されている挿入部31を含み、スタンド部材30の挿入部31が回転軸線80周りに矢印P方向に回転されることにより突出部31aが回転されて開口部21と嵌合されるようにスタンド部材30を構成する。これにより、挿入および回転が容易な形状である丸棒状にスタンド部材30の挿入部31が形成されているので、ユーザは、スタンド部材30を容易に挿入および回転させて、突出部31aを開口部21に対して容易に嵌合させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、開口部21に、突出部31aと嵌合するための嵌合部21aと、嵌合部21aに突出部31aをガイドするためのガイド部21bとを設ける。これにより、突出部31aと嵌合するための嵌合部21aを開口部21に設けることによって、凹凸形状の嵌合という簡素な構造によりスタンド部材30の上下両方向の位置ずれを規制することができる。また、嵌合部21aに突出部31aをガイドするためのガイド部21bを開口部21に設けることによって、突出部31aと開口部21の嵌合部21aとを容易に嵌合させることができる。また、装置本体10の内側において、ユーザにより突出部31aと開口部21が見えない状態で嵌合させる場合には、ガイド部21bを設けることにより突出部31aと開口部21とを容易に嵌合させることは非常に効果的である。
また、第1実施形態では、上記のように、嵌合部21aに向かって先細るテーパ状にガイド部21bを形成する。これにより、嵌合部21aに向かって先細るテーパ状に形成された開口部21のガイド部21bの内側面に沿って突出部31aをガイドすることができるので、突出部31aと開口部21とをより容易に嵌合させることできる。
また、第1実施形態では、上記のように、開口部21に、突出部31aと嵌合した状態で、スタンド部材30の矢印P方向とは反対側への移動を規制する突起部21cを設ける。これにより、スタンド部材30を矢印P方向に回転させて突出部31aと開口部21とを嵌合させた状態から、スタンド部材30が矢印P方向とは反対側に移動することを突起部21cにより規制することができるので、嵌合させた後にネジ部材71によるネジ止め作業などを行う際に、嵌合状態が容易に解除されるのを抑制することができる。したがって、ユーザによるスタンド部材30の取り付け作業の作業性を向上させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、装置本体10の内側に配置され、装置本体10に下方から挿入されるスタンド部材30を取り付けるための金属製のスタンド取付部材20を設ける。そして、スタンド取付部材20に開口部21を設ける。これにより、樹脂製のスタンド取付部材の場合とは異なり、強度に優る金属製のスタンド取付部材20に設けられた開口部21により、スタンド部材30の上下方向(Z方向)および左右方向(X方向)への移動を確実に規制することができる。また、スタンド取付部材30とは別個の移動規制部材に開口部21を設ける場合と比べて、スタンドを取り付けるためのスタンド取付部材20に開口部21を設けることによって、テレビジョン装置100の部品点数が増加することを抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、図1、図2および図12〜図18を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、スタンド取付部材20の開口部21とスタンド部材30の突出部31aとが嵌合した上記第1実施形態とは異なり、スタンド取付部材120の突出部121とスタンド部材130の溝部131aとが嵌合する例について説明する。なお、突出部121は、本発明の「第2移動規制部」および「凸状部」の一例である。また、溝部131aは、本発明の「第1移動規制部」および「凹状部」の一例である。
本発明の第2実施形態によるテレビジョン装置200は、図1、図2および図12に示すように、後側筐体14側(Y1方向側)に向かって円柱形状で突出する突出部121(図12参照)が設けられたスタンド取付部材120と、突出部121と嵌合するための溝部131a(図12参照)を有するスタンド部材130とを備えている。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。また、テレビジョン装置200は、本発明の「表示装置」の一例である。
第2実施形態では、スタンド部材130の溝部131aは、図12、図13および図16に示すように、挿入部31の上端部から下端部近傍まで上下方向(Z方向)に延びるように形成されている。また、溝部131aは、挿入部31の下端部近傍で挿入部31の外側面に沿って左右方向(X方向)に延びるように形成されている。また、溝部131aは、挿入部31の内側に向かって窪むように形成されている。また、溝部131aは、挿入部31の下方(Z2方向側)の溝部131aの先端において突出部121と嵌合するための嵌合部131dと、嵌合部131dに突出部121をガイドするためのガイド部131eとを有している。
また、第2実施形態では、溝部131aのガイド部131eは、スタンド部材130が装置本体10に挿入された後、装置本体10の内側において、突出部121がガイド部131eの内側面を摺動することにより、スタンド部材130を下方(Z2方向側)から上方(Z1方向側)に向かってスライド移動可能に構成されている。そして、スタンド部材130を下方から上方に向かってスライド移動させた後、回転軸線80周りにスタンド部材130が矢印P方向に回転されることにより、溝部131aの嵌合部131dは回転されて、スタンド取付部材120の突出部121と嵌合するように構成されている。具体的には、嵌合部131dは、円柱形状の突出部121の外側面121fに対応して挿入部31の外側面に沿って左右方向(X方向)に延びるU字形状の溝として形成されており、これにより、突出部121と嵌合することが可能に構成されている。
また、円柱形状の突出部121では、U字形状の溝である嵌合部131dと嵌合した状態で、突出部121の円柱部分の外側面121fが嵌合部131dのU字形状の溝の内側面と当接するように構成されている。これにより、上記第1実施形態と同様に、スタンド部材130は、矢印P方向の位置決めが行われるとともに、上下方向への移動が突出部131により規制されるように構成されている。そして、スタンド部材130は、上下方向(Z方向)および矢印P方向への移動が突出部121により規制されて、スタンド部材120に対する位置決めが行われるように構成されている。なお、外側面121fは、本発明の「回転方向位置決め部」の一例である。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
次に、図12〜図18を参照して、この第2実施形態によるスタンド部材130のスタンド取付部材120に対する位置決めおよび取り付けの具体的手順について説明する。
まず、上記第1実施形態のスタンド部材30と同様に装置本体10の内側にスタンド部材130を挿入する。このスタンド部材130の挿入の際には、突出部121をガイド部131eの内側面を摺動するようにスタンド部材130を下方(Z2方向側)から上方(Z1方向側)に向かってスライド移動させることにより挿入する。
そして、スタンド部材130は、図12および図13に示すように、挿入部31の上端部がスタンド取付部材120の切り起こし23(図12参照)に当接することにより、上方(Z1方向側)への移動が規制される。この状態では、ネジ部材71を通すための貫通孔31bが概略左右方向に沿う方向を向いた状態で配置されるとともに、突出部121と嵌合部131dとが当接(嵌合)しないように配置される。したがって、この位置決め前の状態(図13の状態)においては、スタンド部材130は、上下方向および矢印P方向には何ら規制されていない状態である。
また、スタンド部材130は、スタンド取付部材120の切り起こし23に挿入部31の上端部が当接した状態(位置決め前の状態)で、突出部121と嵌合部131dとが上下方向に対応する位置に配置される。なお、図12、図13および後述する図16では、理解の容易のために後側筐体14の図示を省略している。
そして、図16に示すように、位置決めのために矢印P方向にスタンド部材13を回転する。これにより、突出部121と嵌合部131dとが嵌合される。この結果、スタンド部材130は、上下方向および矢印P方向に移動が規制されて、スタンド取付部材120に対して位置決めされる
また、位置決め後の状態(図16に示す状態)では、スタンド部材130は、図17および図18に示すように、ネジ部材71を通すための貫通孔31bがスタンド取付部材120のネジ穴22にねじ部材71を差し込み可能なY方向に延びるように配置されるとともに、突出部121が嵌合部131dと嵌合される。そして、この位置決め後の状態において、後側筐体14と共にネジ部材71によりスタンド取付部材120に対してスタンド部材130を取り付けて、固定する。
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、溝部131aの嵌合部131dと嵌合した状態で、スタンド部材130の下方(Z2方向側)への移動を規制する突出部121を設けることによって、上記第1実施形態と同様に、スタンド部材130の下方への位置ずれに起因して、装置本体10が傾いて設置されることを抑制することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、突出部121と嵌合するための嵌合部131dを溝部131aに設けることによって、上記第1実施形態と同様に、凹凸形状の嵌合という簡素な構造によりスタンド部材130の上下両方向の位置ずれを規制することができる。また、嵌合部131dに突出部121をガイドするためのガイド部131eを溝部131aに設けることによって、上記第1実施形態と同様に、突出部121と溝部131aの嵌合部131dとを容易に嵌合させることができる。
また、第2実施形態では、溝部131aのガイド部131eがスタンド部材130の挿入時の挿入ガイドも兼ねるので、スタンド部材130の挿入ガイドを別個に設ける必要がない。したがって、テレビジョン装置200の部品点数が増加することを抑制することができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
次に、図19を参照して、第3実施形態について説明する。この第3実施形態では、上記第1実施形態とは異なり、スタンド部材230のベース部232によりスタンド部材230の矢印P方向とは反対の回転方向への回転を規制する例について説明する。
本発明の第3実施形態によるテレビジョン装置300は、図19に示すように、上下方向(Z方向)と直交する方向に延びるように形成されているベース部232を含むスタンド部材230を備えている。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。また、テレビジョン装置300は、本発明の「表示装置」の一例である。
第3実施形態では、ベース部232(実線で示す)は、回転軸線80の一方側(回転後の状態におけるY1方向側)と他方側(回転後の状態におけるY2方向側)とで重量および距離が異なるように構成されている。具体的には、ベース部232は、一方側の端部から他方側の端部に向かうに従って徐々にX方向の幅が大きくなるように形成されることにより、一方側の端部よりも他方側の端部の重量が大きくなるように構成されている。また、ベース部232は、回転軸線80から一方側の端部近傍までの距離Aよりも、回転軸線80から他方側の端部近傍までの距離Bの方が長くなるように構成されている。
したがって、ベース部232では、ベース部232の端部の重量に比例して矢印P方向にかかる力と回転軸線80からの距離との積により求められる力のモーメント(回転モーメント)が、矢印P方向とは反対の回転方向における回転モーメントよりも大きくなるように構成されている。これにより、スタンド部材230は、スタンド部材230と開口部21(図19には図示せず)とが当接する矢印P方向とは反対の回転方向への回転が規制されるように構成されている。
なお、第3実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第3実施形態では、上記のように、スタンド部材230のベース部232を上下方向と直交する方向に延びるように形成する。そして、回転軸線80の一方側と他方側との重量および距離を異ならせることにより、スタンド部材230と開口部21とが当接する矢印P方向における回転モーメントが矢印P方向とは反対の回転方向における回転モーメントよりも大きくなるようにベース部232を構成する。これにより、スタンド部材230のベース部232の構造により、矢印P方向における回転モーメントを矢印P方向とは反対の回転方向における回転モーメントよりも大きくすることができるので、ユーザによるスタンド部材230の取り付け作業の際に、スタンド部材230をスタンド部材230が開口部21に当接する矢印P方向に容易に回転させることができるとともに、矢印P方向とは反対のスタンド部材230と開口部21との当接状態が解除される回転方向にスタンド部材230が回転することを抑制することができる。これによっても、ユーザによるスタンド部材230の取り付け作業の作業性を向上させることができる。
なお、第3実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第4実施形態)
次に、図1、図2および図20を参照して、第4実施形態について説明する。この第4実施形態では、上記第1実施形態とは異なり、ネジ部材371によりスタンド部材330の矢印P方向とは反対の回転方向への回転を規制する例について説明する。
本発明の第4実施形態によるテレビジョン装置400では、図1、図2および図20に示すように、スタンド部材330がスタンド取付部材20に取り付け(固定)された状態で、ネジ部材371の外側面とスタンド部材330の貫通孔331bの内側面とが近接するように配置されている。具体的には、テレビジョン装置400では、ネジ部材371の右側(X1方向側)の外側面と貫通孔331bの左側の内側面とが近接するように配置されている。より具体的には、テレビジョン装置400では、スタンド部材330に貫通孔331bを形成(加工)する際に、貫通孔331bを若干左側(X2方向側)にずれるように形成することにより、ネジ部材371の右側の外側面と貫通孔331bの左側の内側面とが近接するように配置されている。これにより、スタンド部材230は、スタンド部材230と開口部21(図19には図示せず)とが当接する矢印P方向とは反対の回転方向へ回転しようとする場合には、ネジ部材371の右側の外側面と貫通孔331bの左側の内側面が直ちに当接して、回転が規制されるように構成されている。なお、テレビジョン装置400は、本発明の「表示装置」の一例である。
なお、第4実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
第4実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第4実施形態では、上記のように、スタンド部材330がスタンド取付部材20に取り付け(固定)された状態で、ネジ部材371の外側面とスタンド部材330の貫通孔331bの内側面とが近接するように配置することによって、ネジ部材371と貫通孔331bとのクリアランスを小さくすることができるので、スタンド部材330が矢印P方向とは反対の回転方向へ回転しようとする場合には、ネジ部材371と貫通孔331bが直ちに当接して、スタンド部材330ががたつく(回転方向に位置ずれする)ことを抑制することができる。
なお、第4実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、挿入部31の下端部近傍にスタンド部材30(130)の突出部31a(嵌合部131d)が設けられた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、挿入部の下端部近傍以外の位置にスタンド部材の突出部または嵌合部が設けられてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、挿入部31に1つの突出部31a(嵌合部131d)が設けられた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、挿入部に2つ以上の突出部または嵌合部が設けられてもよい。
また、上記第1実施形態では、スタンド部材30の突出部31aが円柱形状に形成された例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、スタンド部材の突出部が円柱形状以外の形状を有するように形成されてもよい。たとえば、開口部21の概略矩形形状の嵌合部21aと対応する矩形形状を有するように突出部を形成すれば、より強固に嵌合させることが可能である。
また、上記第1および第2実施形態では、スタンド取付部材20(120)に第2移動規制部としての開口部21(突出部121)を設けた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、スタンド取付部材以外の部材に第2移動規制部としての開口部または突出部を設けてもよい。たとえば、後側筐体に第2移動規制部としての開口部または突出部を設けるとともに、スタンド取付部材にスタンド部材を取り付ける構成でもよい。また、スタンド取付専用のスタンド取付部材を設けることなく、リアフレームに第2移動規制部としての開口部または突出部を設けるとともに、リアフレームにスタンド部材を取り付ける構成でもよい。
また、上記第1実施形態では、第2移動規制部として開口部21を設けた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第2移動規制部として開口部以外の第2移動規制部を設けてもよい。たとえば、スタンド取付部材から後側筐体側に突出する壁部により第2移動規制部を構成してもよい。
また、上記第1実施形態では、一対のスタンド部材30を設けた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、スタンド部材を単数または3つ以上の複数設けてもよい。
また、上記第3実施形態では、回転軸線80の一方側(Y1方向側)と他方側(Y2方向側)とで重量および距離が異なるようにベース部232を構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、矢印P方向における回転モーメントが矢印P方向とは反対の回転方向における回転モーメントよりも大きくなれば、回転軸線の一方側と他方側とで重量または距離のいずれか一方のみを異ならせてもよい。
また、上記第1実施形態では、開口部21に突起部21cを設けた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、突起部を設けることなく、第3実施形態や第4実施形態のような構成により矢印P方向とは反対の回転方向への回転を規制してもよいし、それらの組み合わせにより規制してもよい。
また、上記第1実施形態では、開口部21に徐々に先細るテーパ状のガイド部21bを設けた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ガイド部を設けることなく、直接嵌合部に突出部を嵌合させてもよい。
また、上記第1〜第4実施形態では、挿入部31が丸棒状に形成された例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、挿入部が角棒状(多角柱状)に形成されてもよい。
10 装置本体
11 表示部
20、120 スタンド取付部材
21 開口部(第2移動規制部、凹状部)
21a 嵌合部
21b ガイド部
21c 突起部
21d 内側面(回転方向位置決め部)
30、130、230、330 スタンド部材
31 挿入部
31a 突出部(第1移動規制部、凸状部)
32、232 ベース部
80 回転軸線
100、200、300、400 テレビジョン装置(表示装置)
121 突出部(第2移動規制部、凸状部)
121f 外側面(回転方向位置決め部)
131a 溝部(第1移動規制部、凹状部)
131d 嵌合部
131e ガイド部

Claims (9)

  1. 画像を表示する表示部を含む装置本体と、
    第1移動規制部を有し、前記装置本体に下方から挿入されるとともに、前記装置本体を支持するスタンド部材とを備え、
    前記装置本体の内側において、上下方向に延びる回転軸線周りに前記スタンド部材が所定の回転方向に回転されることにより前記第1移動規制部が回転されて当接するように配置され、少なくとも前記スタンド部材の下方への移動を規制する第2移動規制部が設けられている、表示装置。
  2. 前記第2移動規制部は、前記第1移動規制部と当接することにより、前記スタンド部材の前記所定の回転方向の位置決めを行う回転方向位置決め部を有する、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第1移動規制部は、前記第2移動規制部に対して嵌合することにより、前記スタンド部材の上下方向への移動を規制するように構成されている、請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記スタンド部材は、棒状に形成されている挿入部を含み、前記スタンド部材の前記挿入部が前記回転軸線周りに前記所定の回転方向に回転されることにより前記第1移動規制部が回転されて前記第2移動規制部と嵌合されるように構成されている、請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記第1移動規制部または前記第2移動規制部の一方および他方は、それぞれ、凸状部および凹状部を含み、
    前記凹状部は、前記凸状部と嵌合するための嵌合部と、前記嵌合部に前記凸状部をガイドするためのガイド部とを有する、請求項3または4に記載の表示装置。
  6. 前記ガイド部は、前記嵌合部に向かって先細るテーパ状に形成されている、請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記第1移動規制部または前記第2移動規制部のいずれか一方は、前記第1移動規制部または前記第2移動規制部のいずれか他方と嵌合した状態で、前記スタンド部材の前記所定の回転方向とは反対側への移動を規制する突起部をさらに有する、請求項3〜6のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 前記装置本体の内側に配置され、前記装置本体に下方から挿入される前記スタンド部材を取り付けるための金属製のスタンド取付部材をさらに備え、
    前記第2移動規制部は、前記スタンド取付部材に設けられている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の表示装置。
  9. 前記スタンド部材は、前記装置本体を支持するベース部をさらに含み、
    前記ベース部は、上下方向と直交する方向に延びるように形成されており、
    前記回転軸線の一方側と他方側との重量および距離の少なくともいずれか一方を異ならせることにより、前記スタンド部材と前記第2移動規制部とが当接する前記所定の回転方向における回転モーメントが前記所定の回転方向とは反対の回転方向における回転モーメントよりも大きくなるように構成されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の表示装置。
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