JP2015137929A - 乗換案内システム、乗換案内方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

乗換案内システム、乗換案内方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】専用の装置を用いることなく交通機関の運行情報の共有を行い、その運行情報を乗換案内に利用する技術を提供する。【解決手段】乗換案内システムは、現在位置を取得する位置取得部と、現在位置に基づいて、利用中の路線を特定する路線特定部と、特定された路線の運行情報を表す運行情報データを取得する情報取得部と、路線を表すタグ情報と運行情報とを含む運行情報メッセージを生成するメッセージ生成部と、投稿されたメッセージを複数の装置で共有するサービスを提供するSNSサーバに運行情報メッセージを投稿するメッセージ投稿部と、各路線の接続状態を表す路線図データに基づき、運行情報データとSNSサーバに投稿された前記運行情報メッセージとに応じて、出発地から目的地までの経路を探索し、該経路を含む乗換案内情報を生成する案内情報生成部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、乗換案内システム、乗換案内方法およびコンピュータプログラムに関する。
例えば、列車やバスなどの公共交通機関の運行に遅延が生じた場合において、インターネット上に提供されている運行情報をスマートフォン等で閲覧して、目的の場所に到達可能な迂回路を検討することが一般的に行われている。例えば、特許文献1には、携帯端末の位置情報を収集して列車の最新の運行状況を把握し、その運行状況に基づいて迂回路等を自動的に探索する技術が開示されている。
特開2013−170901号公報 特開2010−264937号公報
しかし、特許文献1に記載された技術では、位置情報の収集に専用のサーバが必要であるため、システムの構築に多大なコストを要する。そこで、本発明は、既存のSNS(Social Networking Service)の仕組みを利用することで、専用の装置を用いることなく交通機関の運行情報の共有を行い、更に、その運行情報を乗換案内に利用することを課題とする。
また、従来の乗換案内システムにおいては、使い勝手の向上や、処理負担の軽減、通信量の削減、などが望まれている。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、乗換案内システムが提供される。この乗換案内システムは、現在位置を取得する位置取得部と;前記現在位置に基づいて、利用中の路線を特定する路線特定部と;特定された前記路線の運行情報を表す運行情報データを取得する情報取得部と;前記路線を表すタグ情報と、前記運行情報と、を含む運行情報メッセージを生成するメッセージ生成部と;投稿されたメッセージを複数の装置で共有するサービスを提供するSNSサーバに、前記運行情報メッセージを投稿するメッセージ投稿部と;各路線の接続状態を表す路線図データに基づき、前記運行情報データと、前記SNSサーバに投稿された前記運行情報メッセージとに応じて、出発地から目的地までの経路を探索し、該経路を含む乗換案内情報を生成する案内情報生成部と、を備える。このような形態の乗換案内システムによれば、SNSサーバに投稿された運行情報メッセージに応じて、出発地から目的地への経路を探索することができるので、専用の装置を用いることなく運行情報の共有を行うことができ、更に、その運行情報を経路探索に利用することができる。
(2)上記形態の乗換案内システムにおいて、前記メッセージ生成部は、前記運行情報メッセージに、更に、ユーザの移動速度に関する情報と、所定の区間におけるユーザの移動時間と、のうち、少なくとも一つを含ませてもよい。このような形態であれば、様々な情報を用いて経路探索を行うことができる。
(3)上記形態の乗換案内システムにおいて、前記メッセージ生成部は、前記タグ情報を符号化してもよい。このような形態であれば、運行情報メッセージを投稿可能な端末を制限することができるので、不正な運行情報メッセージが投稿されてしまうことを抑制することができる。この結果、経路探索の精度を向上させることができる。
(4)上記形態の乗換案内システムにおいて、前記メッセージ投稿部は、更に、前記経路の探索によって算出される前記目的地への到着予定時間を前記SNSサーバに投稿してもよい。このような形態であれば、例えば、目的地でユーザの到着を待つ人物等に、到着予定時間を通知することができる。
(5)上記形態の乗換案内システムにおいて、前記案内情報生成部は、前記運行情報メッセージの件数が一定数よりも少ない場合に、前記運行情報データを用いて経路の探索を行ってもよい。このような形態であれば、SNSサーバに投稿された運行情報メッセージの数が十分でない場合に、運行情報メッセージではなく、運行情報データに基づいて経路を探索することができる。よって、運行情報データと運行情報メッセージとのうち、信頼できる情報に基づいて経路探索を行うことができる。
本発明は、乗換案内システム以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、乗換案内システムが実行する乗換案内方法や、コンピュータが乗換案内を行うためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体、等の形態で実現することができる。
乗換案内システムの概略構成を示す説明図である。 投稿処理のフローチャートである。 乗換案内処理のフローチャートである。
A.システム構成:
図1は、本発明の一実施形態としての乗換案内システム10の概略構成を示す説明図である。乗換案内システム10は、端末装置として複数のスマートフォン100と、乗換案内サーバ200と、SNS(Social Networking Service)サーバ300と、運行情報サーバ400と、を備える。SNSサーバ300は、投稿されたメッセージを複数の装置で共有するサービスを提供するサーバ装置である。運行情報サーバ400は、列車の運行状態を示す運行情報データを、インターネット80を通じて提供するサーバ装置である。
スマートフォン100は、送受信アンテナと無線基地局と交換局とを含む通信キャリア70を介して、インターネット80に接続された各サーバにアクセスする。スマートフォン100は、制御部110と、無線通信部120と、タッチパネル124と、表示部126と、マイク128と、スピーカ130と、GPS受信機136と、記憶部138と、を備える。
無線通信部120は、通信キャリア70を介したデータ通信や音声通信を行うための回路である。表示部126は、地図画像等の種々の画像を表示する装置である。タッチパネル124は、表示部126に重畳して設けられており、指やペンによるユーザからのタッチ操作を受け付ける。GPS受信機136は、GPS(Global Positioning System/全地球測位システム)を構成する人工衛星から受信した電波に基づいて、スマートフォン100(ユーザ)の現在位置(経度・緯度)を測位する。マイク128は、音声通信時においてユーザから発せられた音声を取得する。スピーカ130は、音声通信時において通話相手から受信した音声を出力する。
制御部110は、CPUやメモリを備えたコンピュータとして構成されており、スマートフォン100の動作全体を制御する。制御部110は、メモリに記録されたコンピュータプログラムがCPUによって実行されることにより、路線特定部111、情報取得部112、メッセージ生成部、および、メッセージ投稿部116として機能する。コンピュータプログラムは、各種の記録媒体に記録されていてもよい。
路線特定部111は、GPS受信機136によって測位された現在位置に基づいて、現在利用中の路線を特定する。
情報取得部112は、路線特定部111によって特定された路線の運行情報データを、インターネット80を介して運行情報サーバ400から取得する。運行情報データには、例えば、路線名、遅延状況、遅延原因、復旧見込、他の輸送機関による振替情報、が含まれる。
メッセージ生成部114は、路線特定部111によって特定された路線の路線名と、情報取得部112によって取得された運行情報データとに基づいて、交通機関の運行状態を表すメッセージを生成する。以下、このメッセージを「運行情報メッセージ」という。生成されるメッセージの詳細については後述する。
メッセージ投稿部116は、メッセージ生成部114によって生成されたメッセージをSNSサーバ300に投稿(送信)する。メッセージがSNSサーバ300に投稿されると、SNSサーバ300は、そのメッセージを記憶し、スマートフォン100や他の装置からの要求に応じて、そのメッセージを送信することで、メッセージの共有を行う。
制御部110は、その他にも、乗換案内サーバ200から乗換案内情報を取得して、記憶部138に記憶させる機能を有する。乗換案内情報には、出発地から目的地に至るまでに乗車する列車の名称、路線名、乗換駅名、乗換駅における乗換時間、各駅までの所要時間、等の種々の情報が含まれる。また、乗換案内情報には、出発地から目的地までの各路線の位置情報を含む路線図データが含まれる。路線特定部111は、この路線図データ中の各路線の位置と、GPS受信機136によって測位された現在位置とを対比することで、現在利用中の路線を特定する。制御部110は、記憶部138に記憶された乗換案内情報に基づき、表示部126に乗換案内を表示する。
乗換案内サーバ200は、通信部210と、制御部220と、記憶部230と、を備える。通信部210は、インターネット80を介してスマートフォン100や他のサーバ(運行情報サーバ400、SNSサーバ300)と通信を行う。
記憶部230には、時刻表データと路線図データとが記憶されている。時刻表データには、各駅の時刻表が記録されている。また、路線図データには、各路線のつながり状態がノードデータおよびリンクデータにより表されている。ノードデータは各駅を表し、リンクデータが、各駅間の線路を表す。各リンクには、そのリンクを通過するための旅行時間がコストデータとして対応付けられている。
制御部220は、CPUやメモリを備えており、乗換案内サーバ200の動作全体を制御する。制御部220は、メモリに記憶されたコンピュータプログラムがCPUによって実行されることにより、情報取得部222、メッセージ取得部224、および、案内情報生成部226、として機能する。コンピュータプログラムは、各種の記録媒体に記録されていてもよい。
情報取得部222は、インターネット80を介して運行情報サーバ400から各路線の運行情報データを取得する。
メッセージ取得部224は、インターネット80を介してSNSサーバ300から運行情報メッセージを取得する。
案内情報生成部226は、記憶部230に記憶された時刻表データと路線図データとを用いて、周知のダイクストラ法に基づき推奨経路の探索を行い、探索結果に応じて乗換案内情報を生成する。上述したように、この乗換案内情報には、出発地から目的地に至るまでに乗車する列車の名称、路線名、乗換駅名、乗換駅における乗換時間、各駅までの所要時間、出発地から目的地までの路線図データ等が含まれる。乗換案内情報を生成すると、案内情報生成部226は、生成した乗換案内情報を、スマートフォン100に送信する。
B.投稿処理:
図2は、スマートフォン100において実行される投稿処理のフローチャートである。この投稿処理は、乗換案内サーバ200から既に乗換案内情報が取得されて記憶部230に記憶されている状況において、例えば、定期的な間隔(例えば、5分間に1回)で自動的に実行される。
この投稿処理が開始されると、スマートフォン100の制御部110は、GPS受信機136から現在位置を取得する(ステップS10)。すると、路線特定部111は、記憶部138に記憶されている乗換案内情報中の路線図データに基づき、測位された現在位置に対応する路線の名称(路線名)と、その路線上の現在の場所とを特定する(ステップS12)。路線上の現在の場所とは、例えば、駅に停車中であればその駅の名称であり、移動中であれば、現在位置の前後の駅の名称である。
乗車中の路線と現在の場所とを特定すると、制御部110は、測位された現在位置の変化に基づいてユーザの移動速度、所定の地点間(例えば、乗換駅間)の移動時間、および、進行方向を算出する(ステップS14)。
続いて、制御部110の情報取得部112は、ステップS12で特定された路線の運行情報データを運行情報サーバ400から取得する(ステップS16)。上述したように、運行情報サーバ400から取得される運行情報データには、例えば、路線名、遅延状況、遅延原因、復旧見込、振替情報、が含まれる。
運行情報データを取得すると、制御部110のメッセージ生成部114は、ステップS12で特定された路線名を符号化する(ステップS20)。路線名の符号化は、例えば、路線名をその路線に対応する所定の番号に変換してもよいし、路線名に暗号化を施してもよい。
路線名を符号化すると、メッセージ生成部114は、SNSサーバ300に投稿可能な形式(例えば、文字数、文字コード等)に応じて、運行情報メッセージを生成する(ステップS22)。運行情報メッセージには、タグ情報と本文とが含まれる。タグ情報とは、同じような内容のメッセージを分類するために用いられる情報である。本実施形態では、このタグ情報として、ステップS18で符号化された路線名が記述される。路線名をタグ情報として用いることで、同じ路線について投稿されたメッセージを容易に分類することができる。タグ情報には、その情報がタグ情報であることを識別するために所定の記号(例えば、ハッシュ記号)が付される。本実施形態では、本文に対しては、ステップS12で判定された場所、ステップS14で算出された移動速度、移動時間、進行方向、ステップS16で取得された運行情報データ(遅延状況、遅延原因、復旧見込、振替情報)等が記述される。なお、現在の路線において運行情報データが運行情報サーバ400から取得されなかった場合には、メッセージ生成部114は、運行情報データを省いた運行情報メッセージを生成する。
運行情報メッセージを生成すると、メッセージ投稿部116は、生成された運行情報メッセージを、SNSサーバ300に投稿(送信)する(ステップS22)。以上で説明した投稿処理が、乗換案内システム10に含まれる複数のスマートフォン100において実行されることにより、一定の形式で生成された様々な地点における運行情報メッセージがSNSサーバ300によって共有されることになる。
C.乗換案内処理:
図3は、乗換案内システム10において実行される乗換案内処理のフローチャートである。この乗換案内処理は、スマートフォン100と乗換案内サーバ200とによって実行される処理である。
まず、スマートフォン100においてユーザが乗換案内のための所定の操作を行うと、スマートフォン100の制御部110は、乗換案内要求を乗換案内サーバ200に送信する(ステップS100)。この乗換案内要求には、出発地(出発駅)、目的地(到着駅)、経由駅、出発時間、到着時間、など、ユーザから指定された種々条件が含まれる。
乗換案内サーバ200の制御部220が、スマートフォン100から乗換案内要求を受信すると(ステップS200)、情報取得部222は、出発地と目的地とを含む所定の範囲(例えば、出発地と目的地とを対角上に有する矩形範囲)内に一部でも存在する路線の運行情報データを運行情報サーバ400から取得する(ステップS202)。更に、情報取得部222は、SNSサーバ300に投稿されている運行情報メッセージのうち、前記範囲内に存在する路線名(符号化された路線名)がタグ情報に記述された運行情報メッセージを、SNSサーバ300から取得する(ステップS204)。
情報取得部222によって運行情報データと運行情報メッセージとが取得されると、案内情報生成部226が、取得された運行情報データおよび運行情報メッセージと、記憶部230内の時刻表データおよび路線図データと、を用いて、周知のダイクストラ法等のアルゴリズムを用いて、出発地から目的地までの経路を探索すると共に、目的地への到着予定時間を算出する(ステップS206)。案内情報生成部226は、乗換回数の少ない順、到着時間の速い順、運賃の安い順、などの条件に応じて、複数の経路の候補を探索してもよい。到着予定時間は、出発駅の発車時間に、経路中の各リンクデータに対応付けられたコストデータ(旅行時間)と、各ノードデータ(駅)における停車時間と、乗換駅における乗り換え時間と、をすべて加算することで算出することができる。各駅の停車時間は、時刻表データから取得することができる。また、乗り換え時間は、時刻表データに記録された乗換駅における各路線の発着時間に基づき算出することができる。
上記ステップS206では、例えば、案内情報生成部226は、運行情報メッセージあるいは運行情報データに、「運休中」と記録された路線(あるいは駅と駅との間の地点)に該当するリンクデータのコスト(旅行時間)を通常のコストよりも引き上げて経路探索を行う。また、案内情報生成部226は、運行情報メッセージあるいは運行情報データに、復旧見込みの時間が記録されている場合には、その時間を、現在位置に該当するリンクのコストに反映させて経路探索を行う。こうすることにより、例えば、復旧を待つ方が他の路線を用いて移動するよりも短時間で目的地に到達する場合には、現在位置で待機するような経路が探索される。また、案内情報生成部226は、運行情報メッセージあるいは運行情報データに、振替情報として他の路線名が記録されている場合には、その路線の最寄りの駅を出発地とした経路探索を行う。また、案内情報生成部226は、運行情報メッセージに運休あるいは遅延といった情報が含まれていない場合であっても、運行情報メッセージ中の移動速度が、該当する路線の通常の移動速度よりも顕著に遅い場合、あるいは、運行情報メッセージ中の移動時間が、該当する区間のコスト(旅行時間)を大幅に超過している場合に、その区間に遅延が発生していると判断し、その区間のコストを引き上げる。これらの処理を行うことで、案内情報生成部226は、運休あるいは遅延の生じている路線や区間を回避可能な経路を探索することができる。
上記ステップS206では、案内情報生成部226は、ステップS204で取得された運行情報メッセージが一定数(例えば、50件)よりも少ない場合には、SNSサーバ300から取得された運行情報メッセージではなく、運行情報サーバ400から取得された運行情報データを用いて経路探索を行う。換言すれば、運行情報メッセージが一定数よりも多ければ、運行情報データではなく、運行情報メッセージを用いて経路探索を行う。こうすることで、案内情報生成部226は、SNSサーバに投稿された運行情報メッセージの数が十分でない場合に、運行情報メッセージではなく、運行情報データに基づいて経路を探索することができる。よって、運行情報データと運行情報メッセージとのうち、信頼できる情報に基づいて経路探索を行うことができる。
経路探索を終了すると、乗換案内サーバ200の制御部220は、探索された経路および目的地への到着予定時間を含む乗換案内情報をスマートフォン100に送信する(ステップS208)。スマートフォン100は、乗換案内サーバ200から送信された乗換案内情報を受信すると(ステップS102)、ユーザから所定の指示があった場合に、予め指定された端末(他のユーザ)に宛てて、目的地への到着予定時間をSNSサーバ300に投稿する(ステップS104)。再度の乗換案内処理の実行等によって到着予定時間が変更された場合には、到着予定時間をその都度、再投稿してもよい。なお、到着予定時間は、電子メールなどによって送信してもよい。最後に、スマートフォン100は、ステップS102で受信した乗換案内情報を、表示部126に表示する(ステップS106)。
D.効果:
以上で説明した本実施形態の乗換案内システム10によれば、SNSサーバ300に投稿された運行情報メッセージに基づいて運休や遅延の生じている路線を回避可能な経路を探索することができるので、専用の装置を用いることなく既存のSNSの仕組みを利用して運行情報の共有を行い、更に、その運行情報を乗換案内に利用することができる。また、運行情報メッセージは、スマートフォン100が自動的にSNSサーバ300に送信するので、ユーザに負担を生じさせることがない。また、運行情報メッセージは、すべて、一定の形式で生成されるので、メッセージに記録された情報を正確に分類して利用することができる。
また、本実施形態では、運行情報メッセージに記述するタグ情報を符号化するので、運行情報メッセージを投稿可能な端末を、符号化方法を知っている端末(例えば、乗換案内サービスに加入している端末)に制限することができる。そのため、不正な運行情報メッセージが、意図しない端末から投稿されてしまうことを抑制することが可能になり、この結果、乗換案内の精度を向上させることができる。
また、本実施形態では、スマートフォン100は、乗換案内情報を乗換案内サーバ200から取得した後に、目的地に到着する予定時間をSNSサーバに投稿するので、例えば、目的地でユーザの到着を待つ人物等に、到着予定時間を予め知らせておくことができる。
E.変形例:
上記実施形態では、経路探索および乗換案内情報の生成を乗換案内サーバ200が実行している。これに対して、路線図データや時刻表データをスマートフォン100が記憶していれば、これらの処理はスマートフォン100が実行してもよい。この場合、スマートフォン100の情報取得部112が、乗換案内情報の生成時に用いる運行情報データと運行情報メッセージとを、各サーバ(運行情報サーバ400、SNSサーバ300)から取得する。
上記実施形態では、運行情報メッセージを生成する際に、タグ情報を符号化している。これに対して、タグ情報の符号化は行わなくてもよい。タグ情報の符号化が行われていなければ、より多くの端末によって運行情報メッセージの共有を行うことができる。
スマートフォン100は、無線LAN通信回路を備えていてもよい。この場合、制御部110は、複数の無線LANアクセスポイントからそれぞれ受信した電波の受信強度に応じて、現在位置を検出することができる。そのため、GPSの電波が届かない場所であっても、無線LANのアクセスポイントが設置されている場所(例えば、地下)であれば、現在利用中の路線を特定することができる。
上記実施形態では、列車の乗換案内に対して本発明を適用した例を説明したが、飛行機や船舶、バスなどの他の移動手段の乗換案内や、複数の移動手段を組み合わせた乗換案内に本発明を適用してもよい。また、上記実施形態において、列車の遅延あるいは運休時に、振替手段として列車が存在しない場合には、バスやタクシーなどの他の移動手段を用いた経路を代替経路として案内してもよい。バスの経路は、バス用の路線図データと時刻表データに基づき探索することができる。また、タクシーの経路探索は、通常の道路ネットワークデータに基づき探索することができる。これらの移動手段を用いた経路を案内する場合には、現在位置から最寄りのバス停やタクシー乗り場までの徒歩による経路をあわせて案内してもよい。
上記実施形態において、運行情報メッセージには、少なくとも、路線名を表すタグ情報と、その路線において運休あるいは遅延が生じているか否かを示す情報とが含まれていればよい。その他の情報、例えば、移動速度や、進行方向は、遅延の原因、振替情報等、は含まれていなくてもよい。
上記実施形態において、乗換案内処理は、外出中や移動中、あるいは運行に遅延が生じている現場でリアルタイムに実行されてもよいし、ユーザが自宅のコンピュータ等を用いて、事前の旅行計画を立てる際に実行されてもよい。
上記実施形態では、端末装置としてスマートフォン100を適用した。しかし、端末装置はスマートフォンに限らず、例えば、一般的な携帯電話(フィーチャーフォン)や、ノート型パーソナルコンピュータ、タブレット端末、携帯情報端末(PDA)、携帯音楽プレーヤ、携帯型ゲーム機、カーナビゲーションシステム、ポータブルナビゲーションシステム(PND)など、様々な装置によって構成することが可能である。
本発明は、上述の実施形態や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…乗換案内システム
70…通信キャリア
80…インターネット
100…スマートフォン
110…制御部
111…路線特定部
112…情報取得部
114…メッセージ生成部
116…メッセージ投稿部
120…無線通信部
124…タッチパネル
126…表示部
128…マイク
130…スピーカ
136…GPS受信機
138…記憶部
200…乗換案内サーバ
210…通信部
220…制御部
222…情報取得部
224…メッセージ取得部
226…案内情報生成部
230…記憶部
300…SNSサーバ
400…運行情報サーバ

Claims (7)

  1. 乗換案内システムであって、
    現在位置を取得する位置取得部と、
    前記現在位置に基づいて、利用中の路線を特定する路線特定部と、
    特定された前記路線の運行情報を表す運行情報データを取得する情報取得部と、
    前記路線を表すタグ情報と、前記運行情報と、を含む運行情報メッセージを生成するメッセージ生成部と、
    投稿されたメッセージを複数の装置で共有するサービスを提供するSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)サーバに、前記運行情報メッセージを投稿するメッセージ投稿部と、
    各路線の接続状態を表す路線図データに基づき、前記運行情報データと、前記SNSサーバに投稿された前記運行情報メッセージとに応じて、出発地から目的地までの経路を探索し、該経路を含む乗換案内情報を生成する案内情報生成部と、
    を備える乗換案内システム。
  2. 請求項1に記載の乗換案内システムであって、
    前記メッセージ生成部は、前記運行情報メッセージに、更に、ユーザの移動速度に関する情報と、所定の区間におけるユーザの移動時間と、のうち、少なくとも一つを含ませる、乗換案内システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の乗換案内システムであって、
    前記メッセージ生成部は、前記タグ情報を符号化する、乗換案内システム。
  4. 請求項1から請求項3までのいずか一項に記載の乗換案内システムであって、
    前記メッセージ投稿部は、更に、前記経路の探索によって算出される前記目的地への到着予定時間を前記SNSサーバに投稿する、乗換案内システム。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の乗換案内システムであって、
    前記案内情報生成部は、前記運行情報メッセージの件数が一定数よりも少ない場合に、前記運行情報データを用いて経路の探索を行う、乗換案内システム。
  6. 乗換案内システムが実行する乗換案内方法であって、
    (A)現在位置を取得する工程と、
    (B)前記現在位置に基づいて、利用中の路線を特定する工程と、
    (C)特定された前記路線の運行情報を表す運行情報データを取得する工程と、
    (D)前記路線を表すタグ情報と、前記運行情報と、を含む運行情報メッセージを生成する工程と、
    (E)投稿されたメッセージを複数の装置で共有するサービスを提供するSNSサーバに、前記運行情報メッセージを投稿する工程と、
    (F)各路線の接続状態を表す路線図データに基づき、前記運行情報データと、前記SNSサーバに投稿された前記運行情報メッセージとに応じて、出発地から目的地までの経路を探索し、該経路を含む乗換案内情報を生成する工程と、
    を含む乗換案内方法。
  7. コンピュータが実行するコンピュータプログラムであって、
    現在位置を取得する機能と、
    前記現在位置に基づいて、利用中の路線を特定する機能と、
    特定された前記路線の運行情報を表す運行情報データを取得する機能と、
    前記路線を表すタグ情報と、前記運行情報と、を含む運行情報メッセージを生成する機能と、
    投稿されたメッセージを複数の装置で共有するサービスを提供するSNSサーバに、前記運行情報メッセージを投稿する機能と、
    各路線の接続状態を表す路線図データに基づき、前記運行情報データと、前記SNSサーバに投稿された前記運行情報メッセージとに応じて、出発地から目的地までの経路を探索し、該経路を含む乗換案内情報を生成する機能と、
    をコンピュータに実現させるコンピュータプログラム。
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