JP2015161504A - 経路探索システム、経路探索方法およびコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】専用の装置を用いることなく渋滞情報の共有を行い、更に、その渋滞情報を経路探索に利用する技術を提供する。【解決手段】経路探索システムは、現在位置を取得する位置取得部と、現在位置周辺の渋滞に関する情報を含む道路交通情報を取得する情報取得部と、現在位置を表すタグ情報と道路交通情報とを含む渋滞情報メッセージを生成するメッセージ生成部と、投稿されたメッセージを複数の装置で共有するサービスを提供するSNSサーバに、渋滞情報メッセージを投稿するメッセージ投稿部と、ノードとリンクとを含む道路ネットワークデータに基づき、前記道路交通情報と、前記SNSサーバに投稿された前記渋滞情報メッセージとに応じて、渋滞を回避可能な目的地までの経路を探索する経路探索部と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、経路探索システム、経路探索方法およびコンピュータプログラムに関する。
FM多重放送やビーコンを用いて渋滞情報などの道路交通情報を配信するシステムが知られている(VICS(登録商標))。また、自動車メーカーやカーナビゲーションシステムメーカーが独自に自社製品から自車位置に関する情報を収集して渋滞を予測するシステムも知られている。しかし、これらのシステムを利用するためには、専用の装置(VICS受信機、車両、カーナビゲーションシステムなど)の導入が必要であり、だれもが利用可能なシステムではなかった。
そこで、近年では、例えば、特許文献1,2に記載されているように、誰もが投稿された情報を共有できるSNS(Social Networking Service)とよばれるシステムを利用して、渋滞に関する情報を収集する技術が提案されている。
しかし、特許文献1,2には、渋滞情報を投稿する方法や収集された渋滞情報を表示する方法については記載されているが、SNSによって収集された渋滞情報を積極的に経路探索に利用することについては提案されていない。そこで、本発明は、既存のSNSの仕組みを用いることで、専用の装置を用いることなく渋滞情報の共有を行い、その渋滞情報を経路探索に利用することを課題とする。
また、従来の経路探索システムにおいては、使い勝手の向上や、処理負担の軽減、通信量の削減、などが望まれている。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、経路探索システムが提供される。この経路探索システムは、現在位置を取得する位置取得部と;前記現在位置周辺の渋滞に関する情報を含む道路交通情報を取得する情報取得部と;前記現在位置を表すタグ情報と、前記道路交通情報と、を含む渋滞情報メッセージを生成するメッセージ生成部と;投稿されたメッセージを複数の装置で共有するサービスを提供するSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)サーバに、前記渋滞情報メッセージを投稿するメッセージ投稿部と;ノードとリンクとを含む道路ネットワークデータに基づき、前記道路交通情報と、前記SNSサーバに投稿された前記渋滞情報メッセージとに応じて、渋滞を回避可能な目的地までの経路を探索する経路探索部と、を備える。このような形態の経路探索システムによれば、SNSサーバに投稿された渋滞情報メッセージに応じて、渋滞を回避可能な経路を探索することができるので、専用の装置を用いることなく渋滞情報の共有を行うことができ、更に、その渋滞情報を経路探索に利用することができる。
(2)上記形態の経路探索システムにおいて、前記メッセージ生成部は、前記渋滞情報メッセージに、更に、ユーザの移動速度に関する情報、所定の地点間のユーザの移動時間、前記現在位置周辺の天気に関する情報のうち、少なくとも一部を含ませてもよい。このような形態であれば、様々な情報を用いて経路探索を行うことができる。
(3)上記形態の経路探索システムにおいて、前記メッセージ生成部は、前記タグ情報を符号化してもよい。このような形態であれば、渋滞情報メッセージを投稿可能な端末を制限することができるので、不正な渋滞情報メッセージが投稿されてしまうことを抑制することができる。この結果、経路探索の精度を向上させることができる。
(4)上記形態の経路探索システムにおいて、前記メッセージ投稿部は、更に、前記経路の探索の結果に応じて、前記目的地に到着する予定時間を算出して前記SNSサーバに投稿してもよい。このような形態であれば、例えば、目的地でユーザの到着を待つ人物等に、到着時間を通知することができる。
(5)上記形態の経路探索システムにおいて、前記経路探索部は、前記渋滞情報メッセージの件数が一定数よりも少ない場合に、前記道路交通情報を用いて経路の探索を行ってもよい。このような形態であれば、SNSサーバに投稿された渋滞情報メッセージの数が十分でない場合に、渋滞情報メッセージではなく、道路交通情報に基づいて経路を探索することができる。よって、道路交通情報と渋滞情報メッセージとのうち、信頼できる情報に基づいて経路探索を行うことができる。
本発明は、経路探索システム以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、経路探索システムが実行する経路案内方法や、コンピュータが経路案内を行うためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体、等の形態で実現することができる。
A.システム構成:
図1は、本発明の一実施形態としての経路探索システム10の概略構成を示す説明図である。経路探索システム10は、端末装置として複数のスマートフォン100と、経路探索サーバ200と、SNS(Social Networking Service)サーバ300と、道路交通情報サーバ400と、天気情報サーバ500と、を備える。SNSサーバ300は、投稿されたメッセージを複数の装置で共有するサービスを提供するサーバ装置である。
図1は、本発明の一実施形態としての経路探索システム10の概略構成を示す説明図である。経路探索システム10は、端末装置として複数のスマートフォン100と、経路探索サーバ200と、SNS(Social Networking Service)サーバ300と、道路交通情報サーバ400と、天気情報サーバ500と、を備える。SNSサーバ300は、投稿されたメッセージを複数の装置で共有するサービスを提供するサーバ装置である。
スマートフォン100は、送受信アンテナと無線基地局と交換局とを含む通信キャリア70を介して、インターネット80に接続された各サーバにアクセスする。スマートフォン100は、制御部110と、無線通信部120と、タッチパネル124と、表示部126と、マイク128と、スピーカ130と、GPS受信機136と、記憶部138と、を備える。
無線通信部120は、通信キャリア70を介したデータ通信や音声通信を行うための回路である。表示部126は、地図画像等の種々の画像を表示する装置である。タッチパネル124は、表示部126に重畳して設けられており、指やペンによるユーザからのタッチ操作を受け付ける。GPS受信機136は、GPS(Global Positioning System/全地球測位システム)を構成する人工衛星から受信した電波に基づいて、スマートフォン100(ユーザ)の現在位置(経度・緯度)を測位する。マイク128は、音声通信時においてユーザから発せられた音声を取得する。スピーカ130は、経路案内のための音声や、音声通信時において通話相手から受信した音声を出力する。
制御部110は、CPUやメモリを備えたコンピュータとして構成されており、スマートフォン100の動作全体を制御する。制御部110は、メモリに記録されたコンピュータプログラムがCPUによって実行されることにより、情報取得部112、メッセージ生成部、および、メッセージ投稿部116として機能する。コンピュータプログラムは、各種の記録媒体に記録されていてもよい。
情報取得部112は、GPS受信機136によって測位された現在位置の周辺の道路交通情報を、インターネット80を介して道路交通情報サーバ400から取得する。道路交通情報には、渋滞場所、渋滞の原因、渋滞の解消見込み時間などを表す情報が含まれる。情報取得部112は、また、GPS受信機136によって測位された現在位置周辺の天気情報を、インターネット80を介して天気情報サーバ500から取得する。天気情報サーバ500からは、例えば、500メートル四方単位で、そのエリア内の天気を表す情報が取得される。
メッセージ生成部114は、GPS受信機136によって測位された現在位置と、情報取得部112によって取得された情報とに基づいて、渋滞に関する情報を含むメッセージを生成する。以下、このメッセージを「渋滞情報メッセージ」という。生成されるメッセージの詳細については後述する。
メッセージ投稿部116は、メッセージ生成部114によって生成されたメッセージをSNSサーバ300に投稿(送信)する。メッセージがSNSサーバ300に投稿されると、SNSサーバ300は、そのメッセージを記憶し、スマートフォン100や他の装置からの要求に応じて、そのメッセージを送信することで、メッセージの共有を行う。
制御部110は、その他にも、例えば、経路探索サーバ200から地図データを取得して表示部126に表示する機能や、経路探索サーバ200から経路情報を取得して、経路案内を行う機能を有する。経路探索サーバ200から取得される経路情報には、経路を構成するリンクおよびノードの他、その経路を構成する道路(リンク)の道路名や道路の種別、場所名(ジャンクション名やパーキングエリア名、交差点名)等、が含まれる。
経路探索サーバ200は、通信部210と、制御部220と、記憶部230と、を備える。通信部210は、インターネット80を介してスマートフォン100や他のサーバ(道路交通情報サーバ400、天気情報サーバ500、SNSサーバ300)と通信を行う。
記憶部230には、道を表すリンクと、交差点や屈曲点、行き止まりを表すノードとにより道路のつながり状態が表された道路ネットワークデータが記憶されている。各リンクには、そのリンクを通過するための旅行時間が、コストとして関連付けられている。本実施形態では、各リンクの旅行時間は、天気毎に異なる値が設定されている。また、記憶部230には、地図データも記憶されている。
制御部220は、CPUやメモリを備えており、経路探索サーバ200の動作全体を制御する。制御部220は、メモリに記憶されたコンピュータプログラムがCPUによって実行されることにより、情報取得部222、メッセージ取得部224、および、経路探索部226、として機能する。コンピュータプログラムは、各種の記録媒体に記録されていてもよい。
情報取得部222は、インターネット80を介して道路交通情報サーバ400から道路交通情報を取得する。また、情報取得部222は、インターネット80を介して天気情報サーバ500から天気情報を取得する。
メッセージ取得部224は、インターネット80を介してSNSサーバ300から渋滞情報メッセージを取得する。
経路探索部226は、記憶部230に記憶された道路ネットワークデータを用いて周知のダイクストラ法に基づき経路探索を行う。本実施形態では、経路探索部226は、情報取得部222によって取得された道路交通情報および渋滞情報メッセージに応じて、渋滞を回避可能な目的地までの経路を探索する経路探索を行い、経路情報を生成する。経路情報を生成すると、経路探索部226は、生成した経路情報を、スマートフォン100に送信する。
B.投稿処理:
図2は、スマートフォン100において実行される投稿処理のフローチャートである。この投稿処理は、スマートフォン100において経路情報を用いた経路案内が行われている際に、例えば、定期的な間隔(例えば、5分間に1回)で自動的に実行される。
図2は、スマートフォン100において実行される投稿処理のフローチャートである。この投稿処理は、スマートフォン100において経路情報を用いた経路案内が行われている際に、例えば、定期的な間隔(例えば、5分間に1回)で自動的に実行される。
この投稿処理が開始されると、スマートフォン100の制御部110は、GPS受信機136から現在位置を取得する(ステップS10)。そして、制御部110は、経路探索サーバ200から取得した経路情報に基づき、測位された現在位置に対応する道路の名称と場所名とを判定する(ステップS12)。
制御部110は、例えば、測位された現在位置が高速道路上の位置であれば、その高速道路の名称を道路の名称として判定し、現在位置付近のジャンクションやパーキングエリアの名称を場所名として判定する。また、測位された現在位置が一般道上の位置であれば、その道路の名称(国道名、県道名)を判定し、交差点の名称を場所名として判定する。道路名および場所名を判定すると、制御部は、測位された現在位置の変化に基づいてユーザの移動速度、所定の地点間(例えば、ノード間、パーキングエリア間、ジャンクション間など)の移動時間、および、進行方向を算出する(ステップS14)。
続いて、制御部110の情報取得部112は、現在位置付近の道路交通情報を道路交通情報サーバ400から取得し(ステップS16)、更に、現在位置付近の天気情報を天気情報サーバ500から取得する(ステップS18)。上述したように、道路交通情報サーバ400から取得される道路交通情報には、渋滞場所、渋滞の原因(事故、工事等)、渋滞の解消見込み時間などを表す情報が含まれる。また、天気情報サーバ500から取得される天気情報には、現在位置付近の天気(晴天、雨、雪など)を表す情報が含まれる。
道路交通情報および天気情報を取得すると、制御部110のメッセージ生成部114は、ステップS12で判定された場所名を符号化する(ステップS20)。場所名の符号化は、例えば、場所名をその場所名に対応する番号(例えば、その場所に対応するノード番号)に変換してもよいし、場所名に暗号化を施してもよい。
場所名を符号化すると、メッセージ生成部114は、SNSサーバ300に投稿可能な形式(例えば、文字数、文字コード等)に応じて、渋滞情報メッセージを生成する(ステップS22)。渋滞情報メッセージには、タグ情報と本文とが含まれる。タグ情報とは、同じような内容のメッセージを分類するために用いられる情報である。本実施形態では、このタグ情報として、ステップS20で符号化された場所名が記述される。場所名をタグ情報として用いることで、同じ場所名について投稿されたメッセージを容易に分類することができる。タグ情報には、その情報がタグ情報であることを識別するために所定の記号(例えば、ハッシュ記号)が付される。本実施形態では、本文に対しては、ステップS12で判定された道路名、ステップS14で算出された移動速度、移動時間、進行方向、ステップS16で取得された道路交通情報(渋滞場所、渋滞の原因、渋滞の解消見込み時間)、ステップS18で取得された天気情報等が記述される。なお、現在位置周辺の渋滞情報が道路交通情報サーバ400から取得されなかった場合には、メッセージ生成部114は、渋滞情報メッセージを生成しない。
渋滞情報メッセージを生成すると、メッセージ投稿部116は、生成された渋滞情報メッセージを、SNSサーバ300に投稿(送信)する(ステップS24)。以上で説明した投稿処理が、経路探索システム10に含まれる複数のスマートフォン100において実行されることにより、一定の形式で生成された様々な地点における渋滞情報がSNSサーバ300によって共有されることになる。
C.経路探索処理:
図3は、経路探索システム10において実行される経路探索処理のフローチャートである。この経路探索処理は、スマートフォン100と経路探索サーバ200とによって実行される処理である。
図3は、経路探索システム10において実行される経路探索処理のフローチャートである。この経路探索処理は、スマートフォン100と経路探索サーバ200とによって実行される処理である。
まず、スマートフォン100においてユーザが経路探索あるいはリルートのための所定の操作を行うと、スマートフォン100の制御部110は、経路探索要求を経路探索サーバ200に送信する(ステップS100)。この経路探索要求には、出発地、目的地、経由地など、ユーザから指定された種々の経路探索条件が含まれる。
経路探索サーバ200の制御部220が、スマートフォン100から経路探索要求を受信すると(ステップS200)、情報取得部222は、出発地と目的地とを含む所定の範囲(例えば、出発地と目的地とを対角上に有する矩形範囲)の道路交通情報を道路交通情報サーバ400から取得する(ステップS202)。更に、情報取得部222は、SNSサーバ300に投稿されている渋滞情報メッセージのうち、前記範囲内の場所名(符号化された場所名)がタグ情報に記述された渋滞情報メッセージを、SNSサーバ300から取得する(ステップS204)。
情報取得部222によって道路交通情報と渋滞情報メッセージとが取得されると、経路探索部226が、取得された道路交通情報および渋滞情報メッセージと記憶部230内の道路ネットワークデータと、を用いて、周知のダイクストラ法等のアルゴリズムを用いて、出発地から目的地までの経路を探索する(ステップS206)。
上記ステップS206では、例えば、経路探索部226は、渋滞情報メッセージあるいは道路交通情報に含まれる渋滞場所に該当するリンクのコスト(旅行時間)を通常のコストよりも引き上げて経路探索を行う。また、経路探索部226は、現在の天気に応じて、各リンクに対応付けられているコストを選択して経路探索を行う。また、経路探索部226は、渋滞の解消見込み時間が取得された場合には、現時点からその時間までの時間を経路中のリンクのコストに反映させて経路探索を行う。また、経路探索部226は、渋滞情報メッセージに渋滞場所に関する情報が含まれていない場合であっても、渋滞情報メッセージ中の移動速度が、該当する道路の制限速度よりも顕著に遅い場合、あるいは、渋滞情報メッセージ中の移動時間が、該当する区間の平均旅行時間を大幅に超過している場合に、その区間に渋滞が発生していると判断し、その道路のコストを引き上げる。これらの処理を行うことで、経路探索部226は、渋滞を回避可能な経路を探索することができる。
また、上記ステップS206では、経路探索部226は、ステップS204で取得された渋滞情報メッセージが一定数(例えば、50件)よりも少ない場合には、渋滞情報メッセージではなく、道路交通情報を用いて経路探索を行う。換言すれば、渋滞情報メッセージが一定数よりも多ければ、道路交通情報ではなく、渋滞情報メッセージを用いて経路探索を行う。こうすることで、経路探索部226は、SNSサーバに投稿された渋滞情報メッセージの数が十分でない場合に、渋滞情報メッセージではなく、道路交通情報に基づいて経路を探索することができる。よって、道路交通情報と渋滞情報メッセージとのうち、信頼できる情報に基づいて経路探索を行うことができる。
経路探索を終了すると、経路探索サーバ200の制御部は、探索された経路を表す経路情報をスマートフォン100に送信する(ステップS208)。スマートフォン100は、経路探索サーバ200から送信された経路情報を受信すると(ステップS102)、ユーザから所定の指示があった場合に、予め指定された端末(他のユーザ)に宛てて、目的地への到着予定時間をSNSサーバ300に投稿する(ステップS104)。到着予定時間は、現在の時刻に、経路情報に含まれるすべてのリンクのコスト(旅行時間)を加算することで算出することができる。なお、到着予定時刻は、電子メールなどによって送信してもよい。最後に、スマートフォン100は、ステップS102で受信した経路情報に従って、経路案内を開始する(ステップS106)。
D.効果:
以上で説明した本実施形態の経路探索システム10によれば、SNSサーバ300に投稿された渋滞情報メッセージに基づいて渋滞を回避可能な経路を探索することができるので、専用の装置を用いることなく既存のSNSの仕組みを利用して渋滞情報の共有を行い、更に、その渋滞情報を経路探索に利用することができる。また、渋滞情報メッセージは、スマートフォン100が自動的にSNSサーバ300に送信するので、ユーザに負担を生じさせることがない。また、渋滞情報メッセージは、すべて、一定の形式で生成されるので、情報を正確に分類して利用することができる。
以上で説明した本実施形態の経路探索システム10によれば、SNSサーバ300に投稿された渋滞情報メッセージに基づいて渋滞を回避可能な経路を探索することができるので、専用の装置を用いることなく既存のSNSの仕組みを利用して渋滞情報の共有を行い、更に、その渋滞情報を経路探索に利用することができる。また、渋滞情報メッセージは、スマートフォン100が自動的にSNSサーバ300に送信するので、ユーザに負担を生じさせることがない。また、渋滞情報メッセージは、すべて、一定の形式で生成されるので、情報を正確に分類して利用することができる。
また、本実施形態では、渋滞情報メッセージに記述するタグ情報を符号化するので、渋滞情報メッセージを投稿可能な端末を、符号化方法を知っている端末(例えば、経路探索サービスに加入している端末)に制限することができる。そのため、不正な渋滞情報メッセージが、意図しない端末から投稿されてしまうことを抑制することが可能になり、この結果、経路探索の精度を向上させることができる。
また、本実施形態では、スマートフォン100は、経路探索終了後に、目的地に到着する予定時間をSNSサーバに投稿するので、例えば、目的地でユーザの到着を待つ人物等に、到着予定時間を予め知らせておくことができる。
E.変形例:
上記実施形態では、経路探索を経路探索サーバ200が実行している。これに対して、道路ネットワークデータや地図データをスマートフォン100が記憶していれば、経路探索はスマートフォン100において実行されてもよい。この場合、スマートフォン100の情報取得部112が、経路探索で用いる道路交通情報と渋滞情報メッセージとを、各サーバ(道路交通情報サーバ400、SNSサーバ300)から取得する。
上記実施形態では、経路探索を経路探索サーバ200が実行している。これに対して、道路ネットワークデータや地図データをスマートフォン100が記憶していれば、経路探索はスマートフォン100において実行されてもよい。この場合、スマートフォン100の情報取得部112が、経路探索で用いる道路交通情報と渋滞情報メッセージとを、各サーバ(道路交通情報サーバ400、SNSサーバ300)から取得する。
上記実施形態では、渋滞情報メッセージを生成する際に、タグ情報を符号化している。これに対して、タグ情報の符号化は行わなくてもよい。タグ情報の符号化が行われていなければ、より多くの端末によって渋滞情報メッセージの共有を行うことができる。
上記実施形態において、渋滞情報メッセージには、少なくとも、タグ情報と渋滞に関する情報とが含まれていればよい。その他の情報、例えば、道路名や移動速度、進行方向は、天気情報、は含まれていなくてもよい。
上記実施形態において、経路探索処理は、外出中や移動中、あるいは渋滞の現場でリアルタイムに実行されてもよいし、ユーザが自宅のコンピュータ等を用いて、事前の旅行計画を立てる際に実行されてもよい。
上記実施形態では、渋滞情報メッセージに、タグ情報として場所名が記述されることとしたが、より広い範囲の地域の名称がタグ情報として記述されてもよい。
上記実施形態において、経路探索サーバ200は、SNSサーバ300から収集した渋滞情報メッセージに統計処理を施すことにより、例えば、時間帯や曜日、季節、イベントの有無などの条件に応じて渋滞予測を行ってもよい。
上記実施形態では、端末装置としてスマートフォン100を適用した。しかし、端末装置はスマートフォンに限らず、例えば、一般的な携帯電話(フィーチャーフォン)や、ノート型パーソナルコンピュータ、タブレット端末、携帯情報端末(PDA)、携帯音楽プレーヤ、携帯型ゲーム機、カーナビゲーションシステム、ポータブルナビゲーションシステム(PND)など、様々な装置によって構成することが可能である。
本発明は、上述の実施形態や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…経路探索システム
70…通信キャリア
80…インターネット
100…スマートフォン
110…制御部
112…情報取得部
114…メッセージ生成部
116…メッセージ投稿部
120…無線通信部
124…タッチパネル
126…表示部
128…マイク
130…スピーカ
136…GPS受信機
138…記憶部
200…経路探索サーバ
210…通信部
220…制御部
222…情報取得部
224…メッセージ取得部
226…経路探索部
230…記憶部
300…SNSサーバ
400…道路交通情報サーバ
500…天気情報サーバ
70…通信キャリア
80…インターネット
100…スマートフォン
110…制御部
112…情報取得部
114…メッセージ生成部
116…メッセージ投稿部
120…無線通信部
124…タッチパネル
126…表示部
128…マイク
130…スピーカ
136…GPS受信機
138…記憶部
200…経路探索サーバ
210…通信部
220…制御部
222…情報取得部
224…メッセージ取得部
226…経路探索部
230…記憶部
300…SNSサーバ
400…道路交通情報サーバ
500…天気情報サーバ
Claims (7)
- 経路探索システムであって、
現在位置を取得する位置取得部と、
前記現在位置周辺の渋滞に関する情報を含む道路交通情報を取得する情報取得部と、
前記現在位置を表すタグ情報と、前記道路交通情報と、を含む渋滞情報メッセージを生成するメッセージ生成部と、
投稿されたメッセージを複数の装置で共有するサービスを提供するSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)サーバに、前記渋滞情報メッセージを投稿するメッセージ投稿部と、
ノードとリンクとを含む道路ネットワークデータに基づき、前記道路交通情報と、前記SNSサーバに投稿された前記渋滞情報メッセージとに応じて、渋滞を回避可能な目的地までの経路を探索する経路探索部と、
を備える経路探索システム。 - 請求項1に記載の経路探索システムであって、
前記メッセージ生成部は、前記渋滞情報メッセージに、更に、ユーザの移動速度に関する情報、所定の地点間のユーザの移動時間、前記現在位置周辺の天気に関する情報のうち、少なくとも一部を含ませる、経路探索システム。 - 請求項1または請求項2に記載の経路探索システムであって、
前記メッセージ生成部は、前記タグ情報を符号化する、経路探索システム。 - 請求項1から請求項3までのいずか一項に記載の経路探索システムであって、
前記メッセージ投稿部は、更に、前記経路の探索の結果に応じて、前記目的地に到着する予定時間を算出して前記SNSサーバに投稿する、経路探索システム。 - 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の経路探索システムであって、
前記経路探索部は、前記渋滞情報メッセージの件数が一定数よりも少ない場合に、前記道路交通情報を用いて経路の探索を行う、経路探索システム。 - 経路探索システムが実行する経路探索方法であって、
(A)現在位置を取得する工程と、
(B)前記現在位置周辺の渋滞に関する情報を含む道路交通情報を取得する工程と、
(C)前記現在位置を表すタグ情報と、前記道路交通情報と、を含む渋滞情報メッセージを生成する工程と、
(D)投稿されたメッセージを複数の装置で共有するサービスを提供するSNSサーバに、前記渋滞情報メッセージを投稿する工程と、
(E)ノードとリンクとを含む道路ネットワークデータに基づき、前記道路交通情報と、前記SNSサーバに投稿された前記渋滞情報メッセージとに応じて、渋滞を回避可能な目的地までの経路を探索する工程と、
を含む経路探索方法。 - コンピュータが実行するコンピュータプログラムであって、
現在位置を取得する機能と、
前記現在位置周辺の渋滞に関する情報を含む道路交通情報を取得する機能と、
前記現在位置を表すタグ情報と、前記道路交通情報と、を含む渋滞情報メッセージを生成する機能と、
投稿されたメッセージを複数の装置で共有するサービスを提供するSNSサーバに、前記渋滞情報メッセージを投稿する機能と、
ノードとリンクとを含む道路ネットワークデータに基づき、前記道路交通情報と、前記SNSサーバに投稿された前記渋滞情報メッセージとに応じて、渋滞を回避可能な目的地までの経路を探索する機能と、
をコンピュータに実現させるコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014034789A JP2015161504A (ja) | 2014-02-26 | 2014-02-26 | 経路探索システム、経路探索方法およびコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (1)
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---|---|
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JP2014034789A Pending JP2015161504A (ja) | 2014-02-26 | 2014-02-26 | 経路探索システム、経路探索方法およびコンピュータプログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113592117A (zh) * | 2020-05-01 | 2021-11-02 | 丰田自动车株式会社 | 信息处理装置、信息处理方法以及非临时性存储介质 |
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2014
- 2014-02-26 JP JP2014034789A patent/JP2015161504A/ja active Pending
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