JP2014162458A - 交通機関特定システム、交通機関特定方法および交通機関特定プログラム - Google Patents

交通機関特定システム、交通機関特定方法および交通機関特定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】企業が一般に公開している情報を利用して、ユーザが乗車している交通機関を特定できる交通機関特定システムを提供する。
【解決手段】走行予定曲線記憶手段81は、交通機関の走行予定を時系列に結んだ線を示す走行予定曲線を記憶する。移動実績曲線作成手段82は、ユーザの移動履歴を時系列に結んだ線を示す移動実績曲線を作成する。乗車確度算出手段83は、交通機関ごとにユーザの乗車確度を計算する。交通機関特定手段84計算された乗車確度に基づいて、ユーザが乗車している交通機関を特定する。また、乗車確度算出手段83は、移動実績曲線と走行予定曲線との距離を乗車確度として算出し、交通機関特定手段84は、乗車確度が最も高い走行予定曲線が表わす交通機関を、ユーザが乗車している交通機関と特定する。
【選択図】図21

Description

本発明は、ユーザが乗車している交通機関を特定する交通機関特定システム、交通機関特定方法および交通機関特定プログラムに関する。
交通機関を特定する一般的なシステムが、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されたシステムは、図22に示すように、利用者位置把握手段101’と、列車位置把握手段102’と、乗車列車特定手段103’とを備えている。
特許文献1に記載されたシステムは、次のように動作する。まず、利用者位置把握手段101’が、利用者が所持する携帯端末から利用者の現在位置を取得し、列車位置把握手段102’が、列車の現在位置をその列車から取得する。次に、乗車列車特定手段103’が、利用者の現在位置と列車の現在位置とから、利用者が現在利用している列車を特定する。
特許文献2には、ユーザによる入力がなくても、ユーザが乗車する車両の情報を取得できる方法が記載されている。特許文献2に記載された方法では、携帯端末が現在位置、現在進行方法および現在時刻を受信すると、現在位置からの最寄地点の一覧を取得する。そして、最寄地点の進行方位と受信した現在進行方位に基づいて、乗車路線および乗車方面を特定する。
特許文献3には、公共交通機関で移動中の利用者が現在乗っている乗物を特定する移動支援システムが記載されている。特許文献3に記載されたシステムは、利用者の位置を一定間隔で取得して、利用者の位置を取得した間隔と同じ時間幅の列車運行情報と比較して、利用者の現在乗車している列車を特定する。
特開2008−183914号公報 特開2010−264937号公報 特開平10−307994号公報
交通機関を運営する企業(例えば、鉄道会社やバス運行会社など)が、各交通機関の位置情報を公開していれば、その位置情報とユーザの位置情報を比較することで、ユーザの乗車する交通機関を特定することは可能である。しかし、一般に、交通機関を運営する企業は、各交通機関の位置情報を公開していない。そのため、特許文献1に記載されたシステムを利用できるのは、各交通機関を運営する会社に限られてしまうという問題がある。
そのため、ユーザが乗車している交通機関を特定するためには、企業内でのみ利用される情報ではなく、企業が一般に公開している情報(以降、「パブリックな情報」と記す。)を利用できることが望ましい。
また、特許文献2に記載された方法では、ユーザが有する携帯端末の進行方位と、路線図データベースとを比較することで乗車路線を特定している。しかし、携帯端末の進行方位を検出する精度と路線図データベースの精度によっては、正しく比較することができないという問題がある。例えば、路線図に表わしきれない細かなカーブが示す方向や、携帯端末の方位を検知するタイミングによっては、路線図とユーザが同じ位置に居たとしても、両者の進行方位は異なってしまう。
また、一般に、利用者の位置を取得する間隔と同じ時間幅の列車運行情報は公開されていない。そのため、特許文献3に記載されたシステムを利用する場合には、利用者の位置が取得される間隔を想定した列車運行情報を準備しなければならないが、このような列車運行情報は一般に公開されていない。
このように、特許文献1や特許文献3に記載された技術では、一般に公開されている情報(例えば、時刻表など)や、利用者が取得できる情報(例えば、携帯端末に内蔵されている加速度センサによる出力情報)だけでは、利用者の現在乗車している交通機関を特定することは困難である。
そこで、本発明は、企業が一般に公開している情報(すなわち、「パブリックな情報」)を利用して、ユーザが乗車している交通機関を特定できる交通機関特定システム、交通機関特定方法および交通機関特定プログラムを提供することを目的とする。
本発明による交通機関特定システムは、交通機関の走行予定を時系列に結んだ線を示す走行予定曲線を記憶する走行予定曲線記憶手段と、ユーザの移動履歴を時系列に結んだ線を示す移動実績曲線を作成する移動実績曲線作成手段と、交通機関ごとにユーザの乗車確度を計算する乗車確度算出手段と、計算された乗車確度に基づいて、ユーザが乗車している交通機関を特定する交通機関特定手段とを備え、乗車確度算出手段が、移動実績曲線と走行予定曲線との距離を乗車確度として算出し、交通機関特定手段が、乗車確度が最も高い走行予定曲線が表わす交通機関を、ユーザが乗車している交通機関と特定することを特徴とする。
本発明による交通機関特定方法は、ユーザの移動履歴を時系列に結んだ線を示す移動実績曲線を作成し、交通機関の走行予定を時系列に結んだ線を示す走行予定曲線を記憶する走行予定曲線記憶手段に記憶されたその走行予定曲線と移動実績曲線との距離を交通期間ごとに計算し、距離をユーザの乗車確度として算出し、計算された乗車確度が最も高い走行予定曲線が表わす交通機関を、ユーザが乗車している交通機関と特定することを特徴とする。
本発明による交通機関特定プログラムは、コンピュータに、ユーザの移動履歴を時系列に結んだ線を示す移動実績曲線を作成する移動実績曲線作成処理、交通機関の走行予定を時系列に結んだ線を示す走行予定曲線を記憶する走行予定曲線記憶手段に記憶されたその走行予定曲線と移動実績曲線との距離を交通期間ごとに計算し、その距離をユーザの乗車確度として算出する乗車確度算出処理、および、計算された乗車確度が最も高い走行予定曲線が表わす交通機関を、ユーザが乗車している交通機関と特定する交通機関特定処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、企業が一般に公開している情報を利用して、ユーザが乗車している交通機関を特定できる。
本発明による交通機関特定システムの第1の実施形態の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態の乗車電車・最寄駅特定システム100を適用した携帯端末の例を示す説明図である。 電車毎走行予定曲線・乗車確度記憶手段103の例を示す説明図である。 移動実績曲線と走行予定曲線とを比較する処理の例を示す説明図である。 走行予定曲線を生成する動作の例を示すフローチャートである。 乗車電車および最寄駅を特定する動作の例を示すフローチャートである。 図6のステップS27で距離を算出する動作の例を示す説明図である。 走行予定曲線の例を示す説明図である。 第2の実施形態の交通機関特定システムの構成例を示すブロック図である。 走行予定曲線更新サーバ200の構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態の乗車電車・最寄駅特定システムの構成例を示すブロック図である。 走行予定曲線を更新する処理の例を示す説明図である。 走行予定曲線更新サーバ200の動作例を示すフローチャートである。 本発明による交通機関特定システムの第3の実施形態の構成例を示すブロック図である。 第3の実施形態の乗車電車・最寄駅特定システム120の構成例を示すブロック図である。 電車毎早着遅延時間記憶手段121の例を示す説明図である。 早着遅延時間を算出する処理の例を示す説明図である。 第3の実施形態の早着遅延管理サーバの構成例を示すブロック図である。 早着遅延管理サーバ300の動作例を示すフローチャートである。 第3の実施形態の早着遅延管理サーバの他の構成例を示すブロック図である。 本発明による交通機関特定システムの概要を示すブロック図である。 交通機関を特定する一般的なシステムを示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。以下の説明では、本発明による交通機関特定システムが、ユーザが乗車している電車(以下、乗車電車と記す。)を特定するものとする。また、本発明による交通機関特定システムは、その交通機関の発着場所も特定するものとし、以下の説明では、交通機関の発着場所を乗車電車の最寄駅として説明する。
ただし、本発明による交通機関特定システムが特定する交通機関は、乗車電車に限られず、走行予定が決まっていれば、例えば、バス、モノレールなど、他の交通機関であってもよい。また、本発明において交通機関とは、同じ種類の交通機関であっても、運行時間が異なる場合には、別の交通機関として判断される。
実施形態1.
図1は、本発明による交通機関特定システムの第1の実施形態の構成例を示すブロック図である。第1の実施形態では、本発明による交通機関特定システムを、乗車電車・最寄駅特定システムと称して説明する。図1に例示する乗車電車・最寄駅特定システム100は、路線情報・時刻表受信手段101と、走行予定曲線作成手段102と、電車毎走行予定曲線・乗車確度記憶手段103と、位置情報受信手段104と、移動実績曲線作成手段105と、移動曲線記憶手段106と、電車毎乗車確度計算手段107と、乗車電車・最寄駅決定手段108と、乗車電車・最寄駅送信手段109とを備えている。
図2は、本実施形態の乗車電車・最寄駅特定システム100を適用した携帯端末の例を示す説明図である。図2に例示する携帯端末は、乗車電車・最寄駅特定システム100の他、位置センサ94と、乗車電車・最寄駅情報活用システム93とを含む。
乗車電車・最寄駅特定システム100は、ユーザが現在乗車している交通機関(乗車電車)および発着場所(最寄駅)を特定し、出力する。
位置センサ94は、位置情報の要求を受けて、携帯端末が存在する位置を検知する。なお、位置センサ94は、乗車電車・最寄駅特定システム100に含まれていてもよい。
乗車電車・最寄駅情報活用システム93は、乗車電車・最寄駅特定システム100による出力結果を利用して、様々なサービスを提供するシステムである。乗車電車・最寄駅情報活用システム93は、例えば、乗車電車・最寄駅特定システム100が特定した乗車電車や最寄駅に応じて、情報を配信するサービスを行ってもよい。他にも、乗車電車・最寄駅情報活用システム93は、降車予定駅に近づいたことを検知して、携帯端末が有するアラーム機能を作動させてもよい。このとき、乗車電車・最寄駅情報活用システム93は、降車予定駅を、例えば、予め設定された通勤経路から取得してもよい。
路線情報・時刻表受信手段101は、外部の装置から、一般に公開されている情報を受信する。ここでは、路線情報・時刻表受信手段101は、外部の装置から一般に公開されている路線情報と、時刻表とを受信するものとする。路線情報・時刻表受信手段101は、所定のタイミングで外部の装置に情報を要求してもよく、外部の装置から送信される情報を待って受信処理を行ってもよい。
走行予定曲線作成手段102は、各交通機関の走行予定曲線を作成する。走行予定曲線は、交通機関の走行予定を時系列に結んだ曲線で、緯度と経度で表わされる交通機関の運行経路上の位置と、その位置に存在する予定時刻とにより特定される点(要素)を時系列に結んで表わされる線である。なお、この走行予定曲線には、直線も含まれる。
例えば、交通機関の所定の発着場所と、その発着場所からの発着予定時刻とにより特定される点も、走行予定曲線上に含まれる。ただし、走行予定曲線を特定するための点は、発着場所を示す点に限定されない。例えば、駅と駅との間の運行経路上の位置と、その位置を通過する予定時刻とにより特定される点も、走行予定曲線上に含まれる。
走行予定曲線は、交通機関の走行予定を、離散的な情報として表わしていてもよく、関数のように連続的な情報として表わしていてもよい。本実施形態では、走行予定曲線作成手段102が、離散的な情報として走行予定曲線を記憶する場合を例に説明する。
具体的には、走行予定曲線作成手段102は、一般に公開されている路線情報と、時刻表とを用いて走行予定曲線を作成し、電車毎走行予定曲線・乗車確度記憶手段103に記憶する。なお、走行予定曲線の作成方法は、後述される。
電車毎走行予定曲線・乗車確度記憶手段103は、交通機関ごとの走行予定曲線と、ユーザがその交通機関に乗車している確度(以下、乗車確度と記す。)とを対応付けて記憶する。なお、本実施形態では、乗車確度が示す値が小さいほど、ユーザがその交通機関に乗車している確度は高いものとする。
電車毎走行予定曲線・乗車確度記憶手段103は、走行予定曲線作成手段102が作成した走行予定曲線を記憶していてもよく、外部の装置で作成された走行予定曲線を予め記憶していてもよい。なお、電車毎走行予定曲線・乗車確度記憶手段103が予め走行予定曲線を記憶している場合、乗車電車・最寄駅特定システム100は、路線情報・時刻表受信手段101および走行予定曲線作成手段102を備えていなくてもよい。
図3は、電車毎走行予定曲線・乗車確度記憶手段103の例を示す説明図である。図3に示す例では、電車毎走行予定曲線・乗車確度記憶手段103がユーザ単位で作成された電車一覧リストと、走行している電車数分の走行予定曲線リストを走行予定として記憶する。
電車一覧リストは、各電車の識別情報(電車ID)と、乗車確度と、走行予定曲線リストへのポインタとから構成される。また、各走行予定曲線リストは、各電車の運行経路を示す緯度および経度の時系列データにより構成される。すなわち、この時系列データを線で結んだものが、走行予定曲線に相当する。
この時系列データを線で結ぶ方法は任意であり、例えば、各時系列データを直線で結んだものを走行予定曲線としてもよく、他の情報がある場合にはスプライン曲線のように予め定めた方法に基づいて各データ間を曲線で結んでもよい。
図3に示す走行予定曲線リストは、各電車が通過する地点を緯度および経度で示し、その地点の通過時刻を要素に含む。また、各地点が駅の場合、その駅の名称が要素に含まれる。一方、通過時刻が一般に公開されていない各地点の場合(すなわち、駅と駅の間の地点の場合)、通過時刻および名称にはNullが設定されている。
位置情報受信手段104は、ユーザの位置を示す情報(以下、ユーザ位置情報、またはGPS(Global Positioning System )情報と記す。)と、その情報を取得した時刻(以下、位置取得時刻と記す。)を位置センサ94から受信する。なお、位置情報受信手段105自身がユーザ位置情報を取得してもよい。位置情報受信手段104は、所定のタイミングで位置センサ94にユーザ位置情報を要求してもよく、位置センサ94から送信される情報を待って受信処理を行ってもよい。
移動実績曲線作成手段105は、ユーザが実際に移動した移動履歴を時系列に結んだ曲線(以下、移動実績曲線と記す。)を作成する。具体的には、移動実績曲線作成手段105は、緯度と経度で表わされるユーザの位置と、その位置にユーザが存在した時刻(すなわち、位置取得時刻)とにより特定される点(要素)を時系列に結ぶことにより、移動実績曲線を作成する。なお、この移動実績曲線には、直線も含まれる。
移動実績曲線は、ユーザが実際に移動した移動履歴を、離散的な情報として表わしていてもよく、関数のように連続的な情報として表わしていてもよい。
移動曲線記憶手段106は、移動実績曲線作成手段105が生成したユーザの移動実績曲線を記憶する。
電車毎乗車確度計算手段107は、交通機関ごとにユーザの乗車確度を計算する。具体的には、電車毎乗車確度計算手段107は、ユーザの移動実績曲線と走行予定曲線との距離を乗車確度として計算する。ここでは、距離が小さいほど、乗車確度は高いものとする。
図4は、移動実績曲線と走行予定曲線とを比較する処理の例を示す説明図である。図4に示す例では、緯度、経度および時刻の3次元空間上に、移動実績曲線10および走行予定曲線11,12が表わされている。
図4に示す例では、移動実績曲線10と走行予定曲線11の距離、および、移動実績曲線10と走行予定曲線11の距離を比較すると、移動実績曲線10と走行予定曲線11の方が距離が短い。よって、電車毎乗車確度計算手段107は、走行予定曲線11が表わす交通機関の乗車確度が、走行予定曲線12が表わす交通機関の乗車確度よりも高くなるように計算する。
なお、乗車電車・最寄駅特定システム100が、ユーザが普段利用する交通機関の履歴を保持していてもよい。この場合、電車毎乗車確度計算手段107は、この履歴に含まれる交通機関に限定して、ユーザの乗車確度を計算するようにしてもよい。この場合、候補となる交通機関を限定できるため、より高速に乗車確度を算出できる。
乗車電車・最寄駅決定手段108は、電車毎乗車確度計算手段107が計算した乗車確度に基づいて、ユーザが乗車している交通機関を特定する。具体的には、乗車電車・最寄駅決定手段108は、乗車確度が最も高い走行予定曲線が表わす交通機関を、ユーザが乗車している交通機関と特定する。例えば、図4に示す例では、走行予定曲線11が表わす交通機関に、ユーザが乗車していると特定される。
乗車確度が距離で表わされている場合、乗車電車・最寄駅決定手段108は、その距離が最も小さい走行予定曲線が表わす交通機関をユーザが乗車している交通機関と特定してもよい。そして、乗車電車・最寄駅決定手段108は、特定した交通機関の走行予定から、現在の時刻に対応する位置をユーザの現在位置と特定する。
また、特定したユーザの現在位置から所定の範囲内に、その交通機関の駅が存在する場合、乗車電車・最寄駅決定手段108は、その駅をユーザの最寄駅と判断してもよい。このようにすることで、その駅に関連する情報をユーザに送信することが可能になる。
乗車電車・最寄駅送信手段109は、特定されたユーザの乗車電車と最寄駅とを外部に送信する。
路線情報・時刻表受信手段101と、走行予定曲線作成手段102と、位置情報受信手段104と、移動実績曲線作成手段105と、電車毎乗車確度計算手段107と、乗車電車・最寄駅決定手段108と、乗車電車・最寄駅送信手段109とは、プログラム(交通機関特定プログラム)に従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。
プログラムは、例えば、交通機関特定システムを搭載する携帯端末の記憶部(図示せず)に記憶され、CPUは、そのプログラムを読み込み、プログラムに従って、路線情報・時刻表受信手段101、走行予定曲線作成手段102、位置情報受信手段104、移動実績曲線作成手段105、電車毎乗車確度計算手段107、乗車電車・最寄駅決定手段108および乗車電車・最寄駅送信手段109として動作してもよい。
また、路線情報・時刻表受信手段101と、走行予定曲線作成手段102と、位置情報受信手段104と、移動実績曲線作成手段105と、電車毎乗車確度計算手段107と、乗車電車・最寄駅決定手段108と、乗車電車・最寄駅送信手段109とは、それぞれが専用のハードウェアで実現されていてもよい。
また、電車毎走行予定曲線・乗車確度記憶手段103と、移動曲線記憶手段106とは、例えば、磁気ディスク装置などにより実現される。
次に、本実施形態の乗車電車・最寄駅特定システム100の動作を説明する。まず初めに、路線情報および時刻表から走行予定曲線が作成され、電車毎走行予定曲線・乗車確度記憶手段103に記憶されるまでの動作を説明する。
図5は、走行予定曲線を生成する動作の例を示すフローチャートである。
まず、路線情報・時刻表受信手段101が、ある電車の電車ID、路線情報および時刻表を受信する(ステップS11)。
路線情報は、電車が通過する位置(例えば、緯度および経度)を、その電車の通過順に示す情報であり、例えば、{(緯度1、経度1)、(緯度2、経度2)、・・・}のように示される。
また、時刻表は、電車が通過する駅と時刻を、その駅を通過する順に示す情報であり、例えば、{(東京、13:22)、(新橋、13:24)、・・・}のように示される。
走行予定曲線作成手段102は、走行予定曲線リストを新たに作成し、電車毎走行予定曲線・乗車確度記憶手段103に記憶する。なお、ここでは、走行予定曲線リストのエントリが作成され、実際の走行予定曲線リストは、後述するステップS13で作成される。さらに、走行予定曲線作成手段102は、追加した電車用の要素を電車IDリストに追加し、その要素に、電車IDおよび作成した走行予定曲線リストへのポインタを格納する(ステップS12)。
次に、走行予定曲線作成手段102は、路線情報に含まれる各要素(すなわち、電車の通過位置)に基づいて走行予定曲線リストを作成する。具体的には、走行予定曲線作成手段102は、路線情報として記録されている(緯度、経度)から、走行予定曲線リストの要素として(緯度、経度、null、null)を作成し、その要素を走行予定曲線リストの末尾に追加する(ステップS13)。
次に、走行予定曲線作成手段102は、時刻表に含まれる各要素(すなわち、通過駅と時刻)に基づいて走行予定曲線リストを作成する。具体的には、走行予定曲線作成手段102は、時刻表に含まれる駅の緯度および経度を特定する(ステップS14)。走行予定曲線作成手段102は、例えば、GeoCoding(登録商標)など、周知の技術を用いて駅の緯度および経度を特定する。
そして、走行予定曲線作成手段102は、走行予定曲線リストの要素のうち(緯度、経度)が一致する要素のnull部分に駅名と時刻を格納する(ステップS15)。
次に、乗車電車・最寄駅特定システム100が位置情報を受信してから乗車電車および最寄駅を特定するまでの動作を説明する。図6は、乗車電車および最寄駅を特定する動作の例を示すフローチャートである。なお、ポインタP1,P2は、走行予定曲線リストに含まれる要素を指すポインタである。
位置情報受信手段104がGPS情報および位置取得時刻を受信すると(ステップS21)、移動実績曲線作成手段105は、ユーザの移動実績曲線を作成する(ステップS22)。次に、電車毎乗車確度計算手段107は、電車ID一覧リストに含まれる各要素(すなわち、乗車電車の候補)について、以下に示すステップS23〜S27の処理を行うことで。各電車の乗車確度を計算する。
電車毎乗車確度計算手段107は、電車ID一覧リストに含まれる要素から、対象とする交通機関(電車)を1つ選択する。電車毎乗車確度計算手段107は、その交通機関の走行予定曲線リストのうち、まず、予定時刻が最も早い要素を選択する。電車毎乗車確度計算手段107は、その要素について、予定時刻とGPS情報を受信した時刻(位置取得時刻)と同じ、または、予定時刻がGPS情報を受信した時刻(位置取得時刻)よりも早いか否かを判断する(ステップS23)。
予定時刻がGPS情報を受信した時刻よりも遅い場合(ステップS23におけるno)、電車毎乗車確度計算手段107は、別の交通機関を選択して処理を行う。なお、全ての交通機関について乗車確度を計算が終わった場合には、ステップS28に処理が移る。
一方、予定時刻とGPS情報を受信した時刻と同じ、または、予定時刻がGPS情報を受信した時刻よりも早い場合(ステップS23におけるyes)、電車毎乗車確度計算手段107は、対象とした走行予定曲線リストの要素へポインタをポインタP1に格納する(ステップS24)。
電車毎乗車確度計算手段107は、走行予定曲線リストのうち、走行予定曲線リストの中から、時系列上、次の時刻が格納されている要素を特定する。そして、電車毎乗車確度計算手段107は、その要素について、予定時刻とGPS情報を受信した時刻と同じ、または、予定時刻がGPS情報を受信した時刻よりも早いか否かを判断する(ステップS25)。
予定時刻とGPS情報を受信した時刻と同じ、または、予定時刻がGPS情報を受信した時刻よりも早い場合(ステップS25におけるyes)、電車毎乗車確度計算手段107は、対象とした走行予定曲線リストの要素へポインタをポインタP1に格納するステップS24の処理を行う。以降、ステップS25の処理を繰り返す。
一方、ステップS25において、予定時刻がGPS情報を受信した時刻よりも遅い場合(ステップS25におけるno)、電車毎乗車確度計算手段107は、対象とした走行予定曲線リストの要素へポインタをポインタP2に格納する(ステップS26)。
ポインタP1,P2に、それぞれ走行予定曲線リストの要素へポインタが格納されると、電車毎乗車確度計算手段107は、ポインタP1,P2が指す要素から作成される曲線と、GPS情報および受信時刻により特定される点との距離を計算する。そして、電車毎乗車確度計算手段107は、計算した距離を乗車確度として、電車毎走行予定曲線・乗車確度記憶手段103の電車一覧リストに記憶する(ステップS27)。
図7は、図6のステップS27で距離を算出する動作の例を示す説明図である。点Eは、GPS情報および受信時刻により特定される点であり、点ep1,ep2は、それぞれ、ポインタP1,P2に格納されたポインタが示す要素により特定される点である。また、走行予定曲線が、点ep1と点ep2を結んで作成されているものとする。この場合、算出される距離は、点Eから、時刻軸に平行に下した直線と走行予定曲線とが交わったところまでの距離に相当する。
一般に公開されている情報に含まれる時刻が、必ずしも位置取得時刻に一致するとは限らない。そこで、ステップS23〜S27に示す方法で距離を算出することで、一般に公開されている情報を利用して、乗車確度を算出できる。
なお、本実施形態では、GPS情報を受信した時刻と、走行予定曲線との距離を算出して乗車確度を算出したが、対象とする区間において、走行予定曲線と移動実績曲線同士を比較して、距離を算出してもよい。
乗車電車・最寄駅決定手段108は、電車一覧リストの中で、乗車確度が示す値が最も小さい電車を、ユーザの乗車電車と特定する。また、乗車電車・最寄駅決定手段108は、この電車の最寄駅をユーザの最寄駅と特定する(ステップS28)。
そして、乗車電車・最寄駅送信手段109は、電車一覧リストに格納されている電車IDと、その電車IDで識別される電車の最寄駅を出力する(ステップS29)。
以上のように、本実施形態によれば、移動実績曲線作成手段105が、移動実績曲線を作成し、電車毎乗車確度計算手段107が、移動実績曲線と走行予定曲線との距離をユーザの乗車確度として交通機関ごとに算出する。そして、乗車電車・最寄駅決定手段108が、乗車確度が最も高い走行予定曲線が表わす交通機関を、ユーザが乗車している交通機関と特定する。
具体的には、移動実績曲線作成手段105は、位置情報受信手段104が受信したユーザ位置情報および位置取得時刻から移動実績曲線を作成する。よって、企業が一般に公開している情報を利用して、ユーザが乗車している交通機関を特定できる。
例えば、特許文献3に記載された方法では、利用者位置の時系列情報と同じ時間幅の現在時刻から過去の列車位置の時系列情報を取得する。このような時間幅をもつ離散的な情報のみを用いる方法では、比較する際に誤差の影響が大きくなってしまう。しかし、本実施形態によれば、連続的な走行予定曲線を利用するため、ユーザが乗車している交通機関を特定する精度を向上できる。
なお、図2に示す乗車電車・最寄駅特定システム100、乗車電車・最寄駅情報活用システム93は、ユーザが所有する携帯端末内ではなく、クラウドサーバ上で動作してもよい。この構成は、後述する実施例においても同様に適用可能である。
例えば、位置センサ94がユーザの携帯端末に搭載され、乗車電車・最寄駅特定システム100および乗車電車・最寄駅情報活用システム93が、それぞれクラウドサーバ上に配置されてもよい。この場合、例えば、携帯端末で検知されたユーザ位置情報がクラウドサーバ上に送信されて最寄駅が特定された後、乗車電車・最寄駅情報活用システム93が、その最寄駅の周辺にある店舗の広告や、イベント情報、天気の情報や周辺の混雑状況を携帯端末に送信してもよい。そして、これらの情報を受信した携帯端末が、必要に応じて選択された情報を画面に表示してもよい。
また、最寄駅が特定された携帯端末は、特定された最寄駅に紐付いた処理を実行してもよい。例えば、最寄駅に紐付いてスケジュールが管理されている場合、携帯端末は、そのスケジュール情報を画面に表示するようにしてもよい。
また、乗車電車・最寄駅情報活用システム93が外部のシステムによって実現されていてもよい。この場合、携帯端末に格納しきれない多数の情報を入手することが可能になる。
また、乗車電車・最寄駅特定システム100が参照する情報の一部を、他の装置が備えるようにしてもよい。例えば、電車毎走行予定曲線・乗車確度記憶手段103に記憶される情報の一部である走行予定曲線を、他の装置から読み込んでもよい。このようにすることで、メンテナンスされたパブリックな情報を利用することが可能になる。
また、本実施形態では、乗車電車・最寄駅特定システム100は、位置情報を受信したタイミングで、乗車確度の算出及び乗車電車、最寄駅の特定処理をリアルタイムで行っているが、これらの処理はリアルタイムで行われなくてもよい。乗車電車・最寄駅特定システム100は、例えば、ユーザからの指示や所定のタイミングに応じて各処理を実行してもよい。
実施形態2.
次に、本発明による交通機関特定システムの第2の実施形態を説明する。第1の実施形態では、一般に公開されている路線情報と、時刻表とを用いて作成された走行予定曲線を利用して、交通機関を特定した。
ただし、一般に公開されている時刻表には、各駅の発着予定時刻のみが記載されていることが多い。そのため、各駅の発着予定時刻をそのまま直線で結んで走行予定曲線を作成すると、その走行予定曲線は、交通機関が駅の間ではどの位置でも一定速度で走行していることを表わしてしまう。
図8は、走行予定曲線の例を示す説明図である。図8に例示する曲線C1は、一般に公開されている情報に基づいて作成された走行予定曲線を表わし、曲線C2は、正確な走行予定曲線を表わす。図8の曲線C2に示すように、実際には、駅の間の速度は常に一定ではなく、例えば、駅の周辺では電車は加速または減速を行うのが一般的である。
そこで、本実施形態では、ユーザの移動実績を反映させて走行予定曲線を更新する方法を説明する。
図9は、第2の実施形態の交通機関特定システムの構成例を示すブロック図である。図9に例示する交通機関特定システムは、乗車電車・最寄駅特定システム110と、走行予定曲線更新サーバ200とを含む。また、本実施形態の説明において、各乗車電車・最寄駅特定システム110は、ユーザが利用する携帯端末にそれぞれ搭載されているものとする。各乗車電車・最寄駅特定システム110と、走行予定曲線更新サーバ200とは、通信ネットワーク網99を介して相互に接続される。
また、図9に示すように、ユーザが利用する携帯端末1は、乗車電車・最寄駅特定システム110の他、位置センサ94および乗車電車・最寄駅情報活用システム93を含んでいてもよい。位置センサ94および乗車電車・最寄駅情報活用システム93の内容は、第1の実施形態と同様である。なお、図9において、ユーザの携帯端末2およびユーザの携帯端末3の構成を省略しているが、その内容は、ユーザの携帯端末1と同様である。
図9を参照して、本実施形態の交通機関特定システムの概要を説明する。ユーザの乗車電車が特定できたときに、ユーザの携帯端末から、通信ネットワーク網99を介して、乗車電車のID、位置および時刻が走行予定曲線更新サーバ200に送信される。送信遅延情報を受信した走行予定曲線更新サーバ200は、自身が記憶する走行予定曲線を更新し、更新した走行予定曲線を各携帯端末に送信する。走行予定曲線を受信した各携帯端末は、更新後の走行予定曲線を記憶し、それ以降、更新された走行予定曲線を利用して乗車電車を特定する。
図10は、走行予定曲線更新サーバ200の構成例を示すブロック図である。本実施形態の走行予定曲線更新サーバ200は、位置受信手段201と、電車毎走行予定曲線記憶手段202と、乗車電車・最寄駅特定システム情報記憶手段203と、走行予定曲線送信手段204とを備えている。
位置受信手段201は、外部の装置から、各交通機関の位置および時刻を受信する。具体的には、位置受信手段201は、電車ID、位置および時刻を受信する。位置受信手段201は、電車ID、位置および時刻を、各乗車電車・最寄駅特定システム110から受信してもよい。また、位置受信手段201は、例えば、twitter(登録商標)などのソーシャルメディア上に投稿されたコメントから、電車IDと、その電車の位置および時間を抽出してもよい。
電車毎走行予定曲線記憶手段202は、交通期間ごとにその交通機関の位置および通過時刻を記憶する。電車毎走行予定曲線記憶手段202は、交通機関の位置および通過時刻を走行予定曲線の形式で記憶していてもよい。また、電車毎走行予定曲線記憶手段202は、図3に例示する走行予定曲線リストの形式で、交通機関の位置および通過時刻を記憶していてもよい。なお、以下の説明では、走行予定曲線更新サーバ200が記憶する位置および通過時刻のことも、単に走行予定曲線と記すこともある。
乗車電車・最寄駅特定システム情報記憶手段203は、電車IDおよび走行予定曲線の送信先装置の位置を特定可能な情報を記憶する。具体的には、乗車電車・最寄駅特定システム情報記憶手段203は、ネットワークを介して通信を行うことができる乗車電車・最寄駅特定システム110の連絡先を送信先装置の位置を特定可能な情報として格納する。連絡先は、例えば、IPアドレスなどで表わされる。
電車毎走行予定曲線記憶手段202および乗車電車・最寄駅特定システム情報記憶手段203は、例えば、磁気ディスク装置などにより実現される。
なお、本実施形態では、乗車電車・最寄駅特定システム情報記憶手段203には、乗車電車・最寄駅特定システム110の連絡先を格納する場合について説明するが、乗車電車・最寄駅特定システム情報記憶手段203が格納する情報は、乗車電車・最寄駅特定システム110そのもののアドレスでなくてもよい。例えば、乗車電車・最寄駅特定システム110が他の装置に記憶された情報を参照して処理を行う場合、乗車電車・最寄駅特定システム情報記憶手段203は、乗車電車・最寄駅特定システム110が参照する他の装置の連絡先を格納していてもよい。
走行予定曲線送信手段204は、位置受信手段201が受信した交通機関の識別情報(例えば、電車ID)と走行予定曲線を、乗車電車・最寄駅特定システム情報記憶手段203に記憶されているすべての乗車電車・最寄駅特定システム110に送信する。
図11は、第2の実施形態の乗車電車・最寄駅特定システムの構成例を示すブロック図である。なお、第1の実施形態と同様の構成については、図1と同一の符号を付し、説明を省略する。第2の実施形態の乗車電車・最寄駅特定システム110は、第2の実施形態の乗車電車・最寄駅特定システム100の構成に加えて、走行予定曲線受信手段10aと、位置情報送信手段10bとを備えている。
走行予定曲線受信手段10aは、外部の装置から走行予定曲線を受信し、電車毎走行予定曲線・乗車確度記憶手段103に記憶する。すなわち、走行予定曲線受信手段10aは、受信した走行予定曲線を電車毎走行予定曲線・乗車確度記憶手段103に記憶させることで、結果として、既存の走行予定曲線を更新する。
図12は、走行予定曲線を更新する処理の例を示す説明図である。外部の装置からユーザの移動実績を受信することで、走行予定を示す点Pが特定される。したがって、走行予定曲線の一部として点Pを加えることで、図12に例示するような曲線C3を生成できる。
このように、実際の走行実績に基づいて走行予定曲線を更新することで、より正確な走行予定曲線を利用できるようになるため、ユーザが乗車している交通機関の特定精度を向上できる。
位置情報送信手段10bは、ユーザが乗車している交通機関が特定されると、その特定した交通機関の識別情報、ユーザ位置情報および位置取得時刻を、外部の装置に送信する。本実施形態では、位置情報送信手段10bは、ユーザが乗車している電車が特定されると、その電車の電車ID、GPS情報および位置取得時刻を走行予定曲線更新サーバ200に送信する。走行予定曲線更新サーバ200では、位置取得時刻を電車の通過時刻として記憶される。
走行予定曲線受信手段10aと、位置情報送信手段10bとは、プログラム(交通機関特定プログラム)に従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。また、走行予定曲線受信手段10aと、位置情報送信手段10bとは、それぞれが専用のハードウェアで実現されていてもよい。
次に、本実施形態の交通機関特定システムの動作を説明する。図13は、走行予定曲線更新サーバ200の動作例を示すフローチャートである。
位置受信手段201は、電車ID、位置(GPS情報)および時刻(位置取得時刻)を受信すると(ステップS31)、電車毎走行予定曲線記憶手段202に受信した情報を追加する(ステップS32)。具体的には、電車毎走行予定曲線記憶手段202は、受信した電車IDの走行予定曲線リストに、受信した位置および時刻を含む要素を追加する。この要素は、例えば、「緯度、経度、時刻、null」という形式で表わされる。
走行予定曲線送信手段204は、乗車電車・最寄駅特定システム情報記憶手段203に記憶されている各乗車電車・最寄駅特定システムに、更新された電車の走行予定曲線を電車IDとともに送信する(ステップS33)。
乗車電車・最寄駅特定システム110では、走行予定曲線受信手段10aが、電車IDおよび走行予定曲線を受信すると、その内容を電車毎走行予定曲線・乗車確度記憶手段103に記憶する。また、その後、乗車電車・最寄駅決定手段108がユーザの乗車電車を特定すると、位置情報送信手段10bがその電車の電車IDと、GPS情報と位置取得時刻とを走行予定曲線更新サーバ200に送信する。なお、それ以外の乗車電車・最寄駅特定システム110の処理は、第1の実施形態の乗車電車・最寄駅特定システム100と同様である。
また、ユーザの乗車電車を特定したあと、乗車電車・最寄駅決定手段108が、特定した電車の電車ID、GPS情報および位置取得時刻で電車毎走行予定曲線・乗車確度記憶手段103に記憶された走行予定曲線を更新してもよい。
以上のように、本実施形態によれば、乗車電車・最寄駅決定手段108が、ユーザが乗車している交通機関を特定した場合に、走行予定曲線受信手段10aが、その交通機関の走行予定曲線を、取得したユーザ位置情報および位置取得時刻で更新する。よって、より正確な走行予定曲線を利用できるようになるため、ユーザが乗車している交通機関の特定精度を向上できる。
また、ユーザが乗車している交通機関が特定された場合に、位置情報送信手段10bが、特定した交通機関を識別する情報、取得したユーザ位置情報および位置取得時刻を、走行予定曲線更新サーバ200に送信してもよい。そして、走行予定曲線受信手段10aが、走行予定曲線更新サーバ200が送信した走行予定曲線で電車毎走行予定曲線・乗車確度記憶手段103に記憶された走行予定曲線を更新してもよい。
このような構成にすることで、パブリックな情報を用いて一の携帯端末により検出された位置及び時刻情報を他の携帯端末が共有できるようになる。
実施形態3.
次に、本発明による交通機関特定システムの第3の実施形態を説明する。第1の実施形態および第2の実施形態では、あらかじめ作成された走行予定曲線を使用してユーザの乗車電車・最寄駅を特定した。しかし、電車の早着・遅延などで、電車が走行予定通りに走行していない場合、あらかじめ作成された走行予定曲線を使用するだけでは、ユーザの乗車電車・最寄駅を正しく特定することは困難である。
そこで、本実施形態では、この課題を解決するため、発着予定時刻との差異を示す時間(以下、早着遅延時間と記す。)を加味してユーザの乗車電車および最寄駅を特定する。
具体的には、あるユーザが使用する乗車電車・最寄駅特定システムが、ユーザの乗車電車を1本に特定したときに、位置取得時刻と走行予定から、この乗車電車が駅に予定より早く到着、または、遅く到着した時間(すなわち、早着遅延時間)を計算する。そして、その乗車電車・最寄駅特定システムが、他のユーザが使用する乗車電車・最寄駅特定システムに早着遅延時間を送信し、早着遅延時間を受信した乗車電車・最寄駅特定システムが、ユーザの乗車電車・最寄駅を特定するときに、この早着遅延時間を加味した電車の走行予定曲線を使用する。
なお、本実施形態の説明では、あるユーザが使用する乗車電車・最寄駅特定システムが他の乗車電車・最寄駅特定システムに早着遅延時間を送信する場合を例示するが、早着遅延時間を特定した乗車電車・最寄駅特定システムそのものが、早着遅延時間を使用してもよいことは勿論である。
図14は、本発明による交通機関特定システムの第3の実施形態の構成例を示すブロック図である。第3の実施形態の交通機関特定システムは、複数の乗車電車・最寄駅特定システム120と、早着遅延管理サーバ300とを含む。また、本実施形態の説明において、各乗車電車・最寄駅特定システム120は、ユーザが利用する携帯端末にそれぞれ搭載されているものとする。各乗車電車・最寄駅特定システム120と、早着遅延管理サーバ300とは、通信ネットワーク網99を介して相互に接続される。
また、図14に示すように、ユーザが利用する携帯端末1は、乗車電車・最寄駅特定システム120の他、位置センサ94および乗車電車・最寄駅情報活用システム93を含んでいてもよい。位置センサ94および乗車電車・最寄駅情報活用システム93の内容は、第1の実施形態と同様である。なお、図14において、ユーザの携帯端末2およびユーザの携帯端末3の構成を省略しているが、その内容は、ユーザの携帯端末1と同様である。
図14を参照して、本実施形態の交通機関特定システムの概要を説明する。ユーザの携帯端末で、交通機関の早着遅延が検出され、通信ネットワーク網を介して、その情報が早着遅延管理サーバ300に送信される。送信遅延情報を受信した早着遅延管理サーバ300は、その情報を各携帯端末に送信する。送信遅延情報を受信した各携帯端末は、それ以降、早着遅延時間を考慮して乗車電車を特定する。
図15は、本実施形態の乗車電車・最寄駅特定システム120の構成例を示すブロック図である。なお、第1の実施形態と同様の構成については、図1と同一の符号を付し、説明を省略する。
本実施形態の乗車電車・最寄駅特定システム120は、路線情報・時刻表受信手段101と、走行予定曲線作成手段102と、電車毎走行予定曲線・乗車確度記憶手段103と、位置情報受信手段104と、移動実績曲線作成手段105と、移動曲線記憶手段106と、電車毎乗車確度計算手段107aと、乗車電車・最寄駅決定手段108aと、乗車電車・最寄駅送信手段109と、電車毎早着遅延時間記憶手段121と、早着遅延時間管理手段122とを備えている。
電車毎早着遅延時間記憶手段121は、走行している各交通機関の早着遅延時間を記憶する。図16は、電車毎早着遅延時間記憶手段121の例を示す説明図である。電車毎早着遅延時間記憶手段121は、図16に例示するように、電車IDと早着遅延時間のペアを1つ以上記憶する。なお、図16(a)は、初期状態で何も登録されていない状態を示し、図16(b)は、電車IDと早着遅延時間のペアが1つ登録されている状態を示す。
電車毎乗車確度計算手段107aは、電車毎走行予定曲線・乗車確度記憶手段103に記憶された走行予定曲線の走行予定(例えば、発着予定時刻)に早着遅延時間を加算して生成される走行予定曲線と、ユーザの移動実績曲線との距離を乗車確度として計算する。なお、乗車確度を計算する方法は、第1の実施形態の電車毎乗車確度計算手段107が乗車確度を計算する方法と同様である。
乗車電車・最寄駅決定手段108aは、電車毎乗車確度計算手段107aが計算した乗車確度に基づいて、ユーザが乗車している交通機関を特定する。また、乗車電車・最寄駅決定手段108aは、ユーザが乗車している交通機関を1つに特定できた場合、特定された交通機関の乗車場所における発着予定時刻を利用して早着遅延時間を算出してもよい。
図17は、早着遅延時間を算出する処理の例を示す説明図である。乗車電車・最寄駅決定手段108aは、交通機関を特定したあと、GPS情報が示すユーザの現在地P2を範囲に含む要素eP1,eP2を特定する。乗車電車・最寄駅決定手段108aは、例えば、要素eP1,eP2を特定する方法として、図6に示すフローチャートのステップS23〜S26と同様に、ポインタP1およびP2を特定する処理を行ってもよい。
そして、乗車電車・最寄駅決定手段108aは、現在地P2から時刻軸に平行に伸ばした直線と要素eP1,eP2を結んで作成される線(曲線)とが交わる点を特定し、その点と現在地P2との距離を早着遅延時間としてもよい。
他にも、乗車電車・最寄駅決定手段108aは、到着した駅の場所と一致する予定時刻を走行予定曲線リストから特定し、その特定した予定時刻と、その駅に到着した時刻との差を、早着遅延時間として算出してもよい。
また、乗車電車・最寄駅決定手段108aは、算出した交通機関の早着遅延時間を電車毎早着遅延時間記憶手段121に記憶してもよい。
早着遅延時間管理手段122は、交通機関の早着遅延時間を管理する。早着遅延時間管理手段122は、乗車電車・最寄駅決定手段108aが算出した早着遅延時間を早着遅延管理サーバ300に送信してもよい。また、乗車電車・最寄駅決定手段108aが算出した早着遅延時間を電車毎早着遅延時間記憶手段121に記憶させた場合、早着遅延時間管理手段122は、電車毎早着遅延時間記憶手段121に記憶された早着遅延時間を早着遅延管理サーバ300に送信してもよい。
また、早着遅延時間管理手段122は、他の装置に対して定期的に早着遅延時間を要求してもよく、乗車確度を計算するタイミングで装着時間を要求してもよい。このとき、早着遅延時間管理手段122は、他の装置から受信した交通機関の早着遅延時間を、電車毎早着遅延時間記憶手段121に記憶させてもよい。
路線情報・時刻表受信手段101と、走行予定曲線作成手段102と、位置情報受信手段104と、移動実績曲線作成手段105と、電車毎乗車確度計算手段107aと、乗車電車・最寄駅決定手段108aと、乗車電車・最寄駅送信手段109と、早着遅延時間管理手段122とは、例えば、プログラム(交通機関特定プログラム)に従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。
また、電車毎走行予定曲線・乗車確度記憶手段103と、移動曲線記憶手段106と、電車毎早着遅延時間記憶手段121とは、例えば、磁気ディスク等により実現される。
図18は、本実施形態の早着遅延管理サーバの構成例を示すブロック図である。図18に例示する早着遅延管理サーバ300は、早着遅延時間受信手段301と、乗車電車・最寄駅特定システム情報記憶手段302と、早着遅延時間送信手段303とを含む。
早着遅延時間受信手段301は、乗車電車・最寄駅特定システム120から交通機関の識別情報(例えば、電車ID)と早着遅延時間を受信する。
乗車電車・最寄駅特定システム情報記憶手段302は、早着遅延時間の送信先装置の位置を特定可能な情報を記憶する。具体的には、乗車電車・最寄駅特定システム情報記憶手段302は、ネットワークを介して通信を行うことができる乗車電車・最寄駅特定システム120の連絡先を送信先装置の位置を特定可能な情報として格納する。連絡先は、例えば、IPアドレスなどで表わされる。乗車電車・最寄駅特定システム情報記憶手段302は、例えば、磁気ディスク装置などにより実現される。
なお、本実施形態では、乗車電車・最寄駅特定システム情報記憶手段302には、乗車電車・最寄駅特定システム120の連絡先を格納する場合について説明するが、乗車電車・最寄駅特定システム情報記憶手段302が格納する情報は、乗車電車・最寄駅特定システム120そのもののアドレスでなくてもよい。例えば、乗車電車・最寄駅特定システム120が他の装置に記憶された情報を参照して処理を行う場合、乗車電車・最寄駅特定システム情報記憶手段302は、乗車電車・最寄駅特定システム120が参照する他の装置の連絡先を格納していてもよい。
早着遅延時間送信手段303は、早着遅延時間受信手段301が受信した交通機関の識別情報(例えば、電車ID)と早着遅延時間を、乗車電車・最寄駅特定システム情報記憶手段302に記憶されているすべての乗車電車・最寄駅特定システム120に送信する。
図19は、早着遅延管理サーバ300の動作例を示すフローチャートである。早着遅延時間受信手段301が、電車IDと早着遅延時間を受信すると(ステップS51)、早着遅延時間送信手段303は、乗車電車・最寄駅特定システム情報記憶手段302に格納されているすべての乗車電車・最寄駅特定システム120に、この電車IDと早着遅延時間を送信する(ステップS52)。
なお、上記説明では、早着遅延管理サーバ300が、乗車電車・最寄駅特定システム120から電車IDと早着遅延時間を受信する場合について説明したが、乗車電車・最寄駅特定システム120以外の他の外部装置から電車IDと早着遅延時間を受信してもよい。早着遅延管理サーバ300は、例えば、twitter(登録商標)などのソーシャルメディア上に投稿されたコメントから、電車IDと早着遅延時間を抽出してもよい。
次に、第3の実施形態の変形例を説明する。第3の実施形態では、早着遅延管理サーバ300が、電車IDと早着遅延時間を受信すると、乗車電車・最寄駅特定システム情報記憶手段302に記憶された乗車電車・最寄駅特定システム120に電車IDと早着遅延時間を送信していた。
このような構成の代わりに、乗車電車・最寄駅特定システム120が早着遅延管理サーバ300に対して電車IDと早着遅延時間を要求し、早着遅延管理サーバ300が、その要求に応じて電車IDと早着遅延時間を返信してもよい。
すなわち、図18に例示する早着遅延管理サーバ300は、他の装置から早着遅延時間を受信したときに、予め設定している装置に受信した早着遅延時間を送信していた。一方、早着遅延管理サーバは、他の装置から受信した早着遅延時間を保持しておき、早着遅延時間の送信要求を受信したときに、保持していた早着遅延時間を要求された装置に送信してもよい。
図20は、本実施形態の早着遅延管理サーバの他の構成例を示すブロック図である。図20に例示する早着遅延管理サーバ300αは、早着遅延時間受信手段301αと、電車毎早着遅延時間記憶手段109αと、早着遅延情報要求受信手段304とを含む。
電車毎早着遅延時間記憶手段109αは、電車IDと早着遅延時間とを対応付けて記憶する。
早着遅延時間受信手段301αは、電車IDと早着遅延時間を受信し、電車毎早着遅延時間記憶手段109αに格納する。
早着遅延情報要求受信手段304は、外部から早着遅延情報の要求を受信すると、電車毎早着遅延時間記憶手段109αに格納されている、1つ以上の(電車ID、早着遅延時間)のペアを要求元に送信する。
このような構成の場合にも、第1の実施形態および第2の実施形態の効果に加え、電車の早着・遅延などで、電車が走行予定通りに走行していない場合であっても、ユーザが乗車している交通機関を特定することが可能になる。
次に、本発明による交通機関特定システムの概要を説明する。図21は、本発明による交通機関特定システムの概要を示すブロック図である。本発明による交通機関特定システムは、交通機関(例えば、電車)の走行予定を時系列に結んだ線を示す走行予定曲線を記憶する走行予定曲線記憶手段81(例えば、電車毎走行予定曲線・乗車確度記憶手段103)と、ユーザの移動履歴を時系列に結んだ線を示す移動実績曲線を作成する移動実績曲線作成手段82(例えば、移動実績曲線作成手段105)と、交通機関ごとにユーザの乗車確度を計算する乗車確度算出手段83(例えば、電車毎乗車確度計算手段107)と、計算された乗車確度に基づいて、ユーザが乗車している交通機関を特定する交通機関特定手段84(例えば、乗車電車・最寄駅決定手段108)とを備えている。
乗車確度算出手段83は、移動実績曲線と走行予定曲線との距離を乗車確度として算出し、交通機関特定手段84は、乗車確度が最も高い走行予定曲線が表わす交通機関を、ユーザが乗車している交通機関と特定する。
そのような構成により、企業が一般に公開している情報を利用して、ユーザが乗車している交通機関を特定できる。
このとき、交通機関特定システムは、ユーザの位置を示すユーザ位置情報(例えば、GPS情報)およびそのユーザ位置情報を取得した時刻である位置取得時刻とを取得する位置情報取得手段を備えていてもよい。そして、移動実績曲線作成手段82は、ユーザ位置情報および位置取得時刻から移動実績曲線を作成してもよい。
また、交通機関特定手段84は、特定した交通機関の発着場所のうち、取得したユーザの位置から所定の範囲内に存在する発着場所を、ユーザが存在する発着場所と特定してもよい。このような構成により、その発着場所に関連する情報をユーザに送信することが可能になる。
また、交通機関特定手段84は、ユーザが乗車している交通機関を1つに特定できた場合に、その交通機関の走行予定曲線を、取得したユーザ位置情報および位置取得時刻で更新してもよい
また、交通機関特定システムは、管理する各交通機関の走行予定曲線を外部の装置に送信する走行予定曲線管理サーバ(例えば、走行予定曲線更新サーバ200)と、ユーザが乗車している交通機関を特定した場合に、特定した交通機関を識別する情報、取得したユーザ位置情報および位置取得時刻を、走行予定曲線管理サーバに送信する送信手段(例えば、位置情報送信手段10b)と、走行予定曲線管理サーバが送信した走行予定曲線で走行予定曲線記憶手段81に記憶された走行予定曲線を更新する更新手段(例えば、走行予定曲線受信手段10a)とを備えていてもよい。
このような構成により、より正確な走行予定曲線を利用できるようになるため、ユーザが乗車している交通機関の特定精度を向上できる。
また、交通機関特定システムは、各交通機関の早着遅延時間を記憶する早着遅延時間記憶手段(例えば、電車毎早着遅延時間記憶手段121)を備えていてもよい。そして、乗車確度算出手段83は、走行予定曲線記憶手段に記憶された走行予定曲線に早着遅延時間を加算して生成される走行予定曲線と移動実績曲線との距離を乗車確度として算出してもよい。
そのような構成により、交通機関の早着・遅延などで、その交通機関が走行予定通りに走行していない場合であっても、ユーザが乗車している交通機関を特定することが可能になる。
また、交通機関特定システムは、各交通機関の早着遅延時間を外部の装置に送信する早着遅延時間送信手段(例えば、早着遅延時間管理手段122)を備えていてもよい。そして、交通機関特定手段84は、ユーザが乗車している交通機関を1つに特定できた場合、特定された交通機関の乗車場所における発着予定時刻と、その乗車場所に到着した時刻との差を早着遅延時間として算出し、早着遅延送信手段は、算出された交通機関の早着遅延時間を外部装置に送信してもよい。
具体的には、交通機関特定システムは、早着遅延時間を他の装置に送信する第一の早着遅延管理サーバ(早着遅延管理サーバ300)を備えていてもよい。また、第一の早着遅延管理サーバは、送信先の装置を識別する情報を記憶する送信先情報記憶手段(例えば、乗車電車・最寄駅特定システム情報記憶手段302)を含んでいてもよい。そして、早着遅延送信手段は、算出された交通機関の早着遅延時間を早着遅延管理サーバに送信し、送信先情報記憶手段は、受信した早着遅延時間を送信先情報記憶手段に記憶された送信先に送信してもよい。
他にも、交通機関特定システムは、各交通機関の早着遅延時間を記憶する第二の早着遅延管理サーバ(例えば、早着遅延管理サーバ300α)を備えていてもよい。また、第二の早着遅延時間管理サーバは、他の装置からの要求に応じて、記憶している各交通機関の早着遅延時間を送信してもよい。
100,110,120 乗車電車・最寄駅特定システム
101 路線情報・時刻表受信手段
102 走行予定曲線作成手段
103 電車毎走行予定曲線・乗車確度記憶手段
104 位置情報受信手段
105 移動実績曲線作成手段
106 移動曲線記憶手段
107,107a 電車毎乗車確度計算手段
108,108a 乗車電車・最寄駅決定手段
109 乗車電車・最寄駅送信手段
109α 電車毎早着遅延時間記憶手段
10a 走行予定曲線受信手段
10b 位置情報送信手段
121 電車毎早着遅延時間記憶手段
122 早着遅延時間管理手段
200 走行予定曲線更新サーバ
201 位置受信手段
202 電車毎走行予定曲線記憶手段
203,302 乗車電車・最寄駅特定システム情報記憶手段
204 走行予定曲線送信手段
300,300α 早着遅延管理サーバ
301,301α 早着遅延時間受信手段
303 早着遅延時間送信手段
304 早着遅延情報要求受信手段

Claims (13)

  1. 交通機関の走行予定を時系列に結んだ線を示す走行予定曲線を記憶する走行予定曲線記憶手段と、
    ユーザの移動履歴を時系列に結んだ線を示す移動実績曲線を作成する移動実績曲線作成手段と、
    交通機関ごとにユーザの乗車確度を計算する乗車確度算出手段と、
    計算された乗車確度に基づいて、ユーザが乗車している交通機関を特定する交通機関特定手段とを備え、
    前記乗車確度算出手段は、前記移動実績曲線と前記走行予定曲線との距離を乗車確度として算出し、
    前記交通機関特定手段は、前記乗車確度が最も高い走行予定曲線が表わす交通機関を、ユーザが乗車している交通機関と特定する
    ことを特徴とする交通機関特定システム。
  2. ユーザの位置を示すユーザ位置情報および当該ユーザ位置情報を取得した時刻である位置取得時刻とを取得する位置情報取得手段を備え、
    移動実績曲線作成手段は、前記ユーザ位置情報および前記位置取得時刻から移動実績曲線を作成する
    請求項1記載の交通機関特定システム。
  3. 交通機関特定手段は、特定した交通機関の発着場所のうち、取得したユーザの位置から所定の範囲内に存在する発着場所を、ユーザが存在する発着場所と特定する
    請求項2記載の交通機関特定システム。
  4. 交通機関特定手段は、ユーザが乗車している交通機関を1つに特定できた場合に、当該交通機関の走行予定曲線を、取得したユーザ位置情報および位置取得時刻で更新する
    請求項2または請求項3記載の交通機関特定システム。
  5. 管理する各交通機関の走行予定曲線を外部の装置に送信する走行予定曲線管理サーバと、
    ユーザが乗車している交通機関を特定した場合に、特定した交通機関を識別する情報、取得したユーザ位置情報および位置取得時刻を、前記走行予定曲線管理サーバに送信する送信手段と、
    前記走行予定曲線管理サーバが送信した走行予定曲線で走行予定曲線記憶手段に記憶された走行予定曲線を更新する更新手段とを備えた
    請求項2から請求項4のうちのいずれか1項に記載の交通機関特定システム。
  6. 各交通機関の早着遅延時間を記憶する早着遅延時間記憶手段を備え、
    乗車確度算出手段は、走行予定曲線記憶手段に記憶された走行予定曲線に前記早着遅延時間を加算して生成される走行予定曲線と移動実績曲線との距離を乗車確度として算出する
    請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の交通機関特定システム。
  7. 各交通機関の早着遅延時間を外部の装置に送信する早着遅延時間送信手段を備え、
    交通機関特定手段は、ユーザが乗車している交通機関を1つに特定できた場合、特定された交通機関の乗車場所における発着予定時刻と、当該乗車場所に到着した時刻との差を早着遅延時間として算出し、
    前記早着遅延送信手段は、算出された交通機関の早着遅延時間を外部装置に送信する
    請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載の交通機関特定システム。
  8. 早着遅延時間を他の装置に送信する第一の早着遅延管理サーバを備え、
    前記第一の早着遅延管理サーバは、送信先の装置を識別する情報を記憶する送信先情報記憶手段を含み、
    早着遅延送信手段は、算出された交通機関の早着遅延時間を前記早着遅延管理サーバに送信し、
    前記送信先情報記憶手段は、受信した早着遅延時間を前記送信先情報記憶手段に記憶された送信先に送信する
    請求項7記載の交通機関特定システム。
  9. 各交通機関の早着遅延時間を記憶する第二の早着遅延管理サーバを備え、
    前記第二の早着遅延時間管理サーバは、他の装置からの要求に応じて、記憶している各交通機関の早着遅延時間を送信する
    請求項7記載の交通機関特定システム。
  10. ユーザの移動履歴を時系列に結んだ線を示す移動実績曲線を作成し、
    交通機関の走行予定を時系列に結んだ線を示す走行予定曲線を記憶する走行予定曲線記憶手段に記憶された当該走行予定曲線と前記移動実績曲線との距離を前記交通期間ごとに計算し、
    前記距離をユーザの乗車確度として算出し、
    計算された乗車確度が最も高い走行予定曲線が表わす交通機関を、ユーザが乗車している交通機関と特定する
    ことを特徴とする交通機関特定方法。
  11. ユーザの位置を示すユーザ位置情報および当該ユーザ位置情報を取得した時刻である位置取得時刻とを取得し、
    前記ユーザ位置情報および前記位置取得時刻から移動実績曲線を作成する
    請求項10記載の交通機関特定方法。
  12. コンピュータに、
    ユーザの移動履歴を時系列に結んだ線を示す移動実績曲線を作成する移動実績曲線作成処理、
    交通機関の走行予定を時系列に結んだ線を示す走行予定曲線を記憶する走行予定曲線記憶手段に記憶された当該走行予定曲線と前記移動実績曲線との距離を前記交通期間ごとに計算し、当該距離をユーザの乗車確度として算出する乗車確度算出処理、および、
    計算された乗車確度が最も高い走行予定曲線が表わす交通機関を、ユーザが乗車している交通機関と特定する交通機関特定処理
    を実行させるための交通機関特定プログラム。
  13. コンピュータに、
    ユーザの位置を示すユーザ位置情報および当該ユーザ位置情報を取得した時刻である位置取得時刻とを取得する位置情報取得処理を実行させ、
    移動実績曲線作成処理で、前記ユーザ位置情報および前記位置取得時刻から移動実績曲線を作成させる
    請求項12記載の交通機関特定プログラム。
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