JP2015136654A - 多段分離膜装置とその運転方法 - Google Patents
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Abstract
Description
ダイアフィルトレーションは、被処理液を希釈水(水道水や地下水など)で希釈しながら濾過運転する方法であることから、希釈水の使用量が増大し、それに伴い排水量が増大するという問題がある。
異なる孔径の分離膜を備えた複数の分離膜モジュールと複数のタンクを組み合わせた多段分離膜装置であって(以下においてnは2〜7の正の整数であり、1つの多段分離膜装置においてnは同じ数を示すものである)、
前記分離膜モジュールが、
第1分離膜モジュールから第n分離膜モジュールまでの合計でn台の分離膜モジュールの組み合わせからなるものであり、
前記第1分離膜モジュールが分離膜の孔径が最大の分離膜を備え、前記第n分離膜モジュールが分離膜の孔径が最小の分離膜を備えたもので、第1分離膜モジュールから第n分離膜モジュールまで順に分離膜の孔径が小さくなるように調整されたものであり、
前記タンクが、
原液が入った第1タンクと、
第1分離膜モジュールの濾過液を貯水する第2タンクから、第n分離膜モジュールの最終過液を貯水する第n+1タンクまでの合計でn+1槽のタンクの組み合わせからなるものであり、
第1タンクから第n+1タンクまでのタンクが、一つのタンク内がn枚の仕切り壁で仕切られて形成されているものであり、
第n+1タンクの最終濾過液の液面高さが、第1タンクの原液の液面高さよりも常時高くなるようにタンク容量が調整されているものであり、
第1分離膜モジュールから第n分離膜モジュールまでと、第1タンクから第n+1タンクまでの組み合わせが、下記の第1段から第n段までのように順に組み合わせられている、多段分離膜装置を提供する。
(第1段)
原液が入った第1タンクと第1分離膜モジュールが原液ラインで接続され、
第1分離膜モジュールと第2タンクが第1濾過液ラインで接続され、
第1分離膜モジュールと第1タンクが第1濃縮液ラインで接続されている。
(第2段から第n−1段まで)
前段の濾過液が入ったタンクと分離膜モジュールがタンク液ラインで接続され、
分離膜モジュールと後段のタンクが濾過液ラインで接続され、
分離膜モジュールとタンクが濃縮液ラインで接続されている。
(第n段)
第n−1分離膜モジュールの濾過液が入った第nタンクと第n分離膜モジュールが第nタンク液ラインで接続され、
第n分離膜モジュールと第n+1タンクが第n濾過液ライン(最終濾過液ライン)で接続され、
第n分離膜モジュールと第nタンクが第n濃縮液ラインで接続されており、
さらに第1タンクと第n+1タンクが最終濾過液の送水ラインで接続されている。
上記発明において、n=2のときは、上記した(第2段から第n−1段まで)は存在しないことになる。
nは2〜7の正の整数であり、1つの多段分離膜装置においてnは同じ数を示すものである。
よって、nが5のときの多段分離膜装置は、合計で5台の分離膜モジュールと、合計で6槽のタンクを備えているものであり、nが7のときの多段分離膜装置は、合計で7台の分離膜モジュールと、合計で8槽のタンクを備えているものである。
このような組み合わせにすることで、被処理液となる原液中に含まれている粒子径(または分子量)の異なる回収対象物を分離回収することができるようになる。
孔径の大きさが異なる分離膜は、同種の分離膜および異なる種類の分離膜から選ばれる2以上の組み合わせにすることができる。
さらに孔径の大きさが異なる分離膜は、精密濾過膜、限外濾過膜、ナノ濾過膜、逆浸透膜から選ばれるものの組み合わせにすることができる。
最終濾過液(第n分離膜モジュールの濾過液)を貯水した第n+1タンクと第1タンクは、第n+1タンクの最終濾過液の液面高さが、第1タンクの原液の液面高さよりも常時高くなるようにタンク容量が調整されている。
(第1段)
原液が入った第1タンクと第1分離膜モジュールが原液ラインで接続され、
第1分離膜モジュールと第2タンクが第1濾過液ラインで接続され、
第1分離膜モジュールと第1タンクが第1濃縮液ラインで接続されている。
第1濾過液が入った第2タンクと第2分離膜モジュールが第2タンク液ラインで接続され、
第2分離膜モジュールと第3タンクが第2濾過液ラインで接続され、
第2分離膜モジュールと第2タンクが第2濃縮液ラインで接続されている。
第2濾過液が入った第3タンクと第3分離膜モジュールが第3タンク液ラインで接続され、
第3分離膜モジュールと第4タンクが第3濾過液ラインで接続され、
第3分離膜モジュールと第3タンクが第3濃縮液ラインで接続されている。
第3濾過液が入った第4タンクと第4分離膜モジュールが第4タンク液ラインで接続され、
第4分離膜モジュールと第5タンクが第4濾過液ラインで接続され、
第4分離膜モジュールと第4タンクが第4濃縮液ラインで接続されている。
第4濾過液が入った第5タンクと第5分離膜モジュールが第5タンク液ラインで接続され、
第5分離膜モジュールと第6タンクが最終濾過液ラインで接続され、
第5分離膜モジュールと第5タンクが第5濃縮液ラインで接続されており、
さらに第1タンクと第6タンクが最終濾過液の送水ラインで接続されている。
<多段分離膜装置>
図1により多段分離膜装置を説明する。
原液が入った第1タンク1と限外濾過膜モジュール(UF膜モジュール)10は、原液ライン11で接続されている。原液ライン11には、UFポンプ41が設置されている。
UF膜モジュール10の濾過液出口と第2タンク2は、第1濾過液ライン12で接続されている。
UF膜モジュール10の濃縮液出口と第1タンク1は、第1濃縮液ライン13で接続されている。
RO膜モジュール20の濾過液出口と第3タンク3は、第2濾過液(最終濾過液)ライン22で接続されている。
RO膜モジュール20の濃縮液出口と第2タンク2は、第2濃縮液ライン23で接続されている。
第1タンク1と第2タンク2の間を仕切る仕切板5と、第2タンク2と第3タンク3の間を仕切る仕切板6は、仕切板6の高さ(H6)が仕切板5の高さ(H5)よりも高くなるように調整されている。
H6/H5は、1.01〜1.30が好ましく、1.05〜1.20がより好ましい。
仕切板5、6の高さ比(H6/H5)を調整することで、本装置の運転時に後段側のタンクが満杯になっても、前段側にのみオーバーフローできるようになる。
タンク容量を調整するためには、それぞれのタンクの底面積を調整することが好ましい。
第1タンク1の底面積(S1)と第3タンク3の底面積(S3)は、S3/S1が好ましくは0.1〜0.6の範囲、より好ましくは0.15〜0.5の範囲になるように調整されている。
このような底面積比(S3/S1)にすることで、第1タンク1と第3タンク3の液面高さを調整することができる。
送水ライン24は、第1タンク1と第3タンク3の液面高さの高低差(水頭差)を利用して、第3タンク3内の最終濾過液を第1タンク1内に送水するためのものである。
運転開始直後に、第1タンク1と第3タンク3の液面高さの高低差(水頭差)を利用できるように、第3タンク3に予め希釈水を張り込むこともできる。
なお、必要に応じて、送水ライン24に送水ポンプを設置して、水頭差による送水とポンプによる送水を併用することもできる。
さらに必要に応じて、第1タンク1に希釈水ラインを接続して、第3タンク3からの最終濾過液の送水の一部を希釈水ラインからの希釈水で代替することもできる。
図1により多段分離膜装置の運転方法を説明する。
図1により多段分離膜装置の運転方法は、第1工程と第2工程を有している。
なお、以下において、大粒子物質および小粒子物質と記載しているのは、粒子の相対的な大小関係を示すことで発明の理解を容易にするためであり、特定物を示すものではない。
第1a工程において、UFポンプ41を作動させ、第1タンク1内の原液を原液ライン11からUF膜モジュール10に送って分離する。
第1b工程において、UF膜モジュール10で分離した濾過液(大粒子物質が除かれた液)を第1濾過液ライン12で第2タンク2に送る。
第1c工程において、UF膜モジュール10で分離した濃縮液(大粒子物質を含む液)を第1濃縮液ライン13で第1タンク1に戻す。
第2a工程において、ROポンプ42を作動させ、第2タンク2内の液を第2タンク液ライン21からRO膜モジュール20に送って分離する。
第2b工程において、RO膜モジュール20で分離した濾過液(大粒子物質と小粒子物質が除かれた液)を第2濾過液(最終濾過液)ライン22で第3タンク3に送る。
第2c工程において、RO膜モジュール20で分離した濃縮液(大粒子物質は除かれているが、小粒子物質を含む液)を第2濃縮液ライン23で第2タンク2に送る。
第1タンク1と第3タンク3の容量を調整することで、第1タンクの液面と第3タンクの液面に高低差を生じさせていることと、さらには仕切板5と仕切板6の高さを調整することで、上記したとおり、水頭差を利用して送水ライン24から送水することができる。
なお、第1タンク1の液面と第3タンク3の液面の高低差の調整には、UF膜モジュール10の濾過量とRO膜モジュール20の濾過量を調整する方法も含めることができる。
第3タンク3内の最終濾過液の送水だけでは十分ではないときには、別に設けた希釈水ライン(図示せず)から、第1タンク1に清水(水道水や地下水)を補給することもできる。
よって、運転終了時において、第1タンク1、第2タンク2、第3タンク3のそれぞれから、回収対象物を含む液および水を回収することができる。
なお、上記運転は、バッチ方式で運転することができるほか、第1タンク1、第2タンク2、第3タンク3のそれぞれに設けた回収ライン(図示せず)から回収対象物を含む液および水を回収しながら連続式で運転することもできる。
<多段分離膜装置>
図2により多段分離膜装置を説明する。
原液が入った第1タンク1と限外濾過膜モジュール(UF膜モジュール)10は、原液ライン11で接続されている。原液ライン11には、UFポンプ41が設置されている。
UF膜モジュール10の濾過液出口と第2タンク2は、第1濾過液ライン12で接続されている。
UF膜モジュール10の濃縮液出口と第1タンク1は、第1濃縮液ライン13で接続されている。
NF膜モジュール30の濾過液出口と第3タンク3は、第2濾過液ライン32で接続されている。
NF膜モジュール30の濃縮液出口と第2タンク2は、第2濃縮液ライン33で接続されている。
RO膜モジュール20の濾過液出口と第4タンク4は、第3濾過液(最終濾過液)ライン22で接続されている。
RO膜モジュール20の濃縮液出口と第3タンク3は、第3濃縮液ライン23で接続されている。
第1タンク1と第2タンク2の間を仕切る仕切板5と第2タンク2と第3タンク3の間を仕切る仕切板6と、第3タンク3と第4タンク4の間を仕切る仕切板7は、仕切板7の高さが最も高くなっており、次に仕切板6が高く、仕切板5の高さが一番低い。
仕切板5、6、7の高さ比(H7/H6及びH6/H5)を調整することで、本装置の運転時に後段側のタンクが満杯になっても、前段側にのみオーバーフローできるようになる。
タンク容量を調整するためには、それぞれのタンクの底面積を調整することが好ましい。
第1タンク1の底面積(S1)と第4タンク4の底面積(S4)比S4/S1が好ましくは0.1〜0.6の範囲、より好ましくは0.15〜0.5の範囲になるように調整されている。
このような底面積比(S4/S1)にすることで、第1タンク1と第4タンク4の液面高さを調整することができる。
送水ライン24は、第1タンク1と第4タンク4の液面高さの高低差(水頭差)を利用して、第4タンク4内の最終濾過液を第1タンク1内に送水するためのものである。
運転開始直後に、第1タンク1と第4タンク4の液面高さの高低差(水頭差)を利用できるように、第4タンク4に予め希釈水を張り込むこともできる。
なお、必要に応じて、送水ライン24に送水ポンプを設置して、水頭差による送水とポンプによる送水を併用することもできる。
さらに必要に応じて、第1タンク1に希釈水ラインを接続して、第4タンク4からの最終濾過液の送水の一部を希釈水ラインからの希釈水で代替することもできる。
図2により多段分離膜装置の運転方法は、第1工程、第2工程、第3工程を有している。
なお、以下において、大粒子物質、中粒子物質および小粒子物質と記載しているのは、粒子の大小関係を示すことで発明の理解を容易にするためであり、特定物を示すものではない。
第1a工程において、UFポンプ41を作動させ、第1タンク1内の原液を原液ライン11からUF膜モジュール10に送って分離する。
第1b工程において、UF膜モジュール10で分離した濾過液(大粒子物質が除かれているが、中粒子物質と小粒子物質を含む液)を第1濾過液ライン12で第2タンク2に送る。
第1c工程において、UF膜モジュール10で分離した濃縮液(大粒子物質を含む液)を第1濃縮液ライン13で第1タンク1に送る。
第2a工程において、第2タンク2内の液を第2タンク液ライン31からNF膜モジュール30に送って分離する。
第2b工程において、NF膜モジュール30で分離した濾過液(大粒子物質と中粒子物質が除かれた液)を第2濾過液ライン32で第3タンク3に送る。
第2c工程において、NF膜モジュール30で分離した濃縮液(中粒子物質を含む液)を第2濃縮液ライン33で第2タンク2に戻す。
第3a工程において、第3タンク3内の液を第3タンク液ライン21からRO膜モジュール20に送って分離する。
第3b工程において、RO膜モジュール20で分離した濾過液(大粒子物質〜小粒子物質が除かれた液)を第3濾過液(最終濾過液)ライン22で第4タンク4に送る。
第3c工程において、RO膜モジュール20で分離した濃縮液(小粒子物質を含む液)を第3濃縮液ライン23で第3タンク3に戻す。
第1タンク1と第4タンク4の容量を調整することで、第1タンク1の液面と第4タンク4の液面に高低差を生じさせていることで、上記したとおり、水頭差を利用して送水ライン24から送水することができる。
なお、第1タンク1の液面と第4タンク4の液面の高低差の調整には、UF膜モジュール10およびNF膜モジュール30の濾過量とRO膜モジュール20の濾過量を調整する方法も含めることができる。
第4タンク4内の最終濾過液の送水だけでは十分ではないときには、別に設けた希釈水ライン(図示せず)から、第1タンク1に清水(水道水や地下水)を補給することもできる。
よって、運転終了時において、第1タンク1、第2タンク2、第3タンク3、第4タンク4のそれぞれから、回収対象物を含む液および水を回収することができる。
なお、上記運転は、バッチ方式で運転することができるほか、第1タンク1、第2タンク2、第3タンク3、第4タンク4のそれぞれに設けた回収ライン(図示せず)から回収対象物を含む液および水を回収しながら連続式で運転することもできる。
第1タンク1の容量(V1)と第3タンク3の容量(V3)は、V3/V1=0.25とした。H6/H5=1.2とした。
原液として、水道水に平均粒子径0.1μmのシリカ粒子(扶桑化学工業社製)が200ppmと、青色染料であるブリリアントブルー(相対的に小粒子となる)を50ppm加えたものを使用した。
UFポンプ41を作動させ、第1タンク1内の原液を原液ライン11からUF膜モジュール10に送ってクロスフロー濾過した。
UF膜モジュール10は、分画分子量15万(孔径約0.01μm)のUF膜モジュール(中空糸材質:ポリエーテルサルホン,膜面積1.4m2,ダイセン・メンブレン・システムズ(株)製)を用いた。
濾過液(2L/min)は、第1濾過液ライン12により第2タンク2に送り、濃縮液(12L/min)は、第1濃縮液ライン13により第1タンク1に戻した。
RO膜モジュール10は、塩化ナトリウム除去率99%のスパイラルRO膜モジュール(ポリアミド系材質,膜面積2.1m2,ダイセン・メンブレン・システムズ(株)製)を用いた。
濾過液(最終濾過液)(1.5L/min)は、ライン22により第3タンク3に送り、濃縮液(第2濃縮液)(8L/min)は、第2濃縮液ライン23により第2タンク2に戻した。
第3タンク3内の最終濾過液は、第1タンク1と第3タンク3の水頭差を利用して、送水ライン24から第1タンク1内に送った(1.5L/min)。
バッチ式で上記運転を約60分間継続した。なお、第1タンク1へは希釈水(水道水)は供給せず、第3タンク3からは排水しなかった。
図3に示すフローに沿って運転した。図1と同じ番号は、図1と同じものであることを示す。101は水道水の供給ライン、102は第3タンク3内の液の排水ラインであり、図1のライン24は備えていない。111〜113は液面レベルを調整するための液面センサーである。
図3に示すフローに沿って実施例1と同様にして濾過運転した。その結果、実施例1と同様に濾過精製することはできたが、ライン101からの水道水供給量は60Lであり、ライン102からの最終濾過水の排水量も60Lであった。
また、運転途中で液面センサー111〜113による液面制御を実施しないと、各タンクの液量バランスがくずれ運転不能になった。
第1タンク1の容量(V1)と第4タンク4の容量(V4)は、V4/V1=0.2とした。H7/H6=1.15、H6/H5=1.15とした。
実施例1のUF膜モジュール10、RO膜モジュール20に加えて、NF膜モジュール30を使用した。
NF膜モジュール30は、塩化ナトリウム除去率10%のNF膜モジュール(スパイラル型,ポリエーテルサルホン材質,膜面積1.8m2,マイクロダイン・ナディア(株)製)を用いた。
原液として、水道水に平均粒子径0.1μmのシリカ粒子(扶桑化学工業社製)が200ppmと青色染料であるブリリアントブルー(シリカ粒子より相対的に小粒子となる)を50ppm及び硫酸ナトリウム(ブリリアントブルーより相対的に小粒子となる)を500ppm加えたものを使用した。
UFポンプ41を作動させ、第1タンク1内の原液を原液ライン11からUF膜モジュール10に送ってクロスフロー濾過した。
UF膜モジュール10は、分画分子量15万(孔径約0.01μm)のUF膜モジュール(中空糸材質:ポリエーテルサルホン,膜面積1.4m2,ダイセン・メンブレン・システムズ(株)製)を用いた。
濾過液(2L/min)は、第1濾過液ライン12により第2タンク2に送り、濃縮液(12L/min)は、第1濃縮液ライン13により第1タンク1に戻した。
濾過液(1.8L/min)は、第2濾過液ライン32により第3タンク3に送り、濃縮液(8L/min)は、第2濃縮液ライン33により第2タンク2に戻した。
濾過液(最終濾過液)(1.5L/min)は、最終濾過液ライン22により第4タンク4に送り、濃縮液(8L/min)は、第3濃縮液ライン23により第3タンク3に戻した。
第4タンク4内の最終濾過液は、第1タンク1と第4タンク4の水頭差を利用して、送水ライン24から第1タンク1内に送った。
バッチ式で上記運転を約60分間継続した。
第1タンク1内の液は、白色で電気伝導度が30μS/cmであり、
第2タンク2内の液は、鮮やかな青色で電気伝導度が28μS/cmであり、
第3タンク3内の液は、ほぼ無色透明で電気伝導度が1730μS/cmであり、
第4タンク4内の液は、完全な無色透明で電気伝導度は21μS/cmであった。
2 第2タンク
3 第3タンク
4 第4タンク
10 UF膜モジュール
20 RO膜モジュール
30 NF膜モジュール
Claims (11)
- 異なる孔径の分離膜を備えた複数の分離膜モジュールと複数のタンクを組み合わせた多段分離膜装置であって(以下においてnは2〜7の正の整数であり、1つの多段分離膜装置においてnは同じ数を示すものである)、
前記分離膜モジュールが、
第1分離膜モジュールから第n分離膜モジュールまでの合計でn台の分離膜モジュールの組み合わせからなるものであり、
前記第1分離膜モジュールが分離膜の孔径が最大の分離膜を備え、前記第n分離膜モジュールが分離膜の孔径が最小の分離膜を備えたもので、第1分離膜モジュールから第n分離膜モジュールまで順に分離膜の孔径が小さくなるように調整されたものであり、
前記タンクが、
原液が入った第1タンクと、
第1分離膜モジュールの濾過液を貯水する第2タンクから、第n分離膜モジュールの最終過液を貯水する第n+1タンクまでの合計でn+1槽のタンクの組み合わせからなるものであり、
第1タンクから第n+1タンクまでのタンクが、一つのタンク内がn枚の仕切り壁で仕切られて形成されているものであり、
第n+1タンクの最終濾過液の液面高さが、第1タンクの原液の液面高さよりも常時高くなるようにタンク容量が調整されているものであり、
第1分離膜モジュールから第n分離膜モジュールまでと、第1タンクから第n+1タンクまでの組み合わせが、下記の第1段から第n段までのように順に組み合わせられている、多段分離膜装置。
(第1段)
原液が入った第1タンクと第1分離膜モジュールが原液ラインで接続され、
第1分離膜モジュールと第2タンクが第1濾過液ラインで接続され、
第1分離膜モジュールと第1タンクが第1濃縮液ラインで接続されている。
(第2段から第n−1段まで)
前段の濾過液が入ったタンクと分離膜モジュールがタンク液ラインで接続され、
分離膜モジュールと後段のタンクが濾過液ラインで接続され、
分離膜モジュールとタンクが濃縮液ラインで接続されている。
(第n段)
第n−1分離膜モジュールの濾過液が入った第nタンクと第n分離膜モジュールが第nタンク液ラインで接続され、
第n分離膜モジュールと第n+1タンクが第n濾過液ライン(最終濾過液ライン)で接続され、
第n分離膜モジュールと第nタンクが第n濃縮液ラインで接続されており、
さらに第1タンクと第n+1タンクが最終濾過液の送水ラインで接続されている。 - 請求項1の多段分離膜装置においてn=2であり、2つの分離膜モジュールと3つのタンクを備えた多段分離膜装置であって、
前記分離膜モジュールが、
第1分離膜モジュール(10)と、第1分離膜モジュール(10)よりも分離膜の孔径が小さな分離膜を備えた第2分離膜モジュール(20)の組み合わせであり、
前記タンクが、
原液が入った第1タンク(1)と、
第1分離膜モジュール(10)の濾過液を貯水する第2タンク(2)と、
第2分離膜モジュール(20)の濾過液を貯水する第3タンク(3)からなり、
第1分離膜モジュール(10)と第2分離膜モジュール(20)と、第1タンク(1)から第3タンク(3)までの組み合わせが、下記の第1段と第2段の順に組み合わせられている、多段分離膜装置。
(第1段)
原液が入った第1タンク(1)と第1分離膜モジュール(10)が原液ライン(11)で接続され、
第1分離膜モジュール(1)と第2タンク(2)が第1濾過液ライン(12)で接続され、
第1分離膜モジュール(1)と第1タンク(1)が第1濃縮液ライン(13)で接続されている。
(第2段)
第1分離膜モジュール(10)の濾過液が入った第2タンク(2)と第2分離膜モジュール(20)が第2タンク液ライン(21)で接続され、
第2分離膜モジュール(20)と第3タンク(3)が最終濾過液ライン(22)で接続され、
第2分離膜モジュール(20)と第2タンク(2)が第2濃縮液ライン(23)で接続されており、
さらに第3タンク(3)と第1タンク(1)とが最終濾過液の送水ライン(24)で接続されている。 - 請求項1の多段分離膜装置においてn=3である、3つの分離膜モジュールと4つのタンクを備えた多段分離膜装置であって、
前記分離膜モジュールが、
孔径が最大の分離膜を備えた第1分離膜モジュール(10)と、
孔径が最小の分離膜を備えた第3分離膜モジュール(20)と、
孔径が中間の分離膜を備えた第2分離膜モジュール(30)とを有しており、
前記タンクが、
原液が入った第1タンク(1)と、
第1分離膜モジュール(10)の濾過液を貯水する第2タンク(2)と、
第2分離膜モジュール(30)の濾過液を貯水する第3タンク(3)と、
第3分離膜モジュール(20)の濾過液を貯水する第4タンク(4)を有しており、
第1分離膜モジュール(10)から第3分離膜モジュール(20)までと、第1タンク(1)から第4タンク(4)までの組み合わせが、下記の第1段〜第3段の順に組み合わせられている、多段分離膜装置。
(第1段)
原液が入った第1タンク(1)と第1分離膜モジュール(10)が原液ライン(11)で接続され、
第1分離膜モジュール(1)と第2タンク(2)が第1濾過液ライン(12)で接続され、
第1分離膜モジュール(1)と第1タンク(1)が第1濃縮液ライン(13)で接続されている。
(第2段)
第1分離膜モジュール(10)の濾過液が入った第2タンク(2)と第2分離膜モジュール(30)が第2タンク液ライン(31)で接続され、
第2分離膜モジュール(30)と第3タンク(3)が第2濾過液ライン(32)で接続され、
第2分離膜モジュール(30)と第2タンク(2)が第2濃縮液ライン(33)で接続されている。
(第3段)
第2分離膜モジュール(30)の濾過液が入った第3タンク(3)と第3分離膜モジュール(20)が第3タンク液ライン(21)で接続され、
第3分離膜モジュール(20)と第4タンク(4)が最終濾過液ライン(22)で接続され、
第3分離膜モジュール(20)と第3タンク(3)が第3濃縮液ライン(23)で接続されており、
さらに第4タンク(4)と第1タンク(1)とが最終濾過液の送水ライン(24)で接続されている。 - 孔径の大きさが異なる分離膜が、同種の分離膜および異なる種類の分離膜から選ばれる2以上である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の多段分離膜装置。
- 孔径の大きさが異なる分離膜が、精密濾過膜、限外濾過膜、ナノ濾過膜、逆浸透膜から選ばれるものである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の多段分離膜装置。
- 前記nの数が、原液から回収しようとする粒子径または分子量の異なる回収対象物の数に応じて決定されるものである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の多段分離膜装置。
- 請求項1記載の多段分離膜装置の運転方法であって、
第1工程から第n工程までの合計nの工程を有しており、
最初の第1工程が、
第1タンク内の第1原液を原液ラインから第1分離膜モジュールに送って分離する第1a工程と、
第1分離膜モジュールで分離した濾過液を第1濾過液ラインで第2タンクに送る第1b工程と、
第1分離膜モジュールで分離した濃縮液を第1濃縮液ラインで第1タンクに戻す第1c工程からなり、
第2工程から第n−1工程までが、
前工程の濾過液が入ったタンク内の液をタンク液ラインから分離膜モジュール送って分離するa工程と、
分離膜モジュールで分離した濾過液を濾過液ラインで後工程のタンクに送るb工程と、
分離膜モジュールで分離した濃縮液を濃縮液ラインで前工程のタンクに戻すc工程からなり、
最終の第n工程が、
第nタンク内の液を第nタンク液ラインから第n分離膜モジュールに送って分離する第na工程と、
第n分離膜モジュールで分離した最終濾過液を最終濾過液ラインで第n+1タンクに送る第nb工程と、
第n分離膜モジュールで分離した濃縮液を第n濃縮液ラインで第nタンクに戻す第nc工程からなり、
さらに最終の第n工程において、水頭差を利用して第n+1タンク内の最終濾過液を第1タンクに送水する第nd工程を含む、多段分離膜装置の運転方法。 - 請求項2記載の多段分離膜装置の運転方法であって、
第1工程と第2工程を有しており、
第1工程が、
第1タンク(1)内の原液を原液ライン(11)から第1分離膜モジュール(10)に送って分離する第1a工程と、
第1分離膜モジュール(10)で分離した濾過液を第1濾過液ライン(12)で第2タンク(2)に送る第1b工程と、
第1分離膜モジュール(10)で分離した濃縮液を第1濃縮液ライン(13)で第1タンク(1)に戻す第1c工程からなり、
第2工程が、
第2タンク(2)内の液を第2タンク液ライン(21)から第2分離膜モジュール(20)に送って分離する第2a工程と、
第2分離膜モジュール(20)で分離した濾過液を最終濾過液ライン(22)で第3タンク(3)に送る第2b工程と、
第2分離膜モジュール(20)で分離した濃縮液を第2濃縮液ライン(23)で第2タンク(2)に戻す第2c工程からなり、
さらに第2工程において、水頭差を利用して第3タンク(3)内の最終濾過液を送水ライン(24)で第1タンク(1)に送水する第2d工程を含む、多段分離膜装置の運転方法。 - 第1分離膜モジュール(10)が限外濾過膜モジュールであり、第2分離膜モジュール(20)が逆浸透膜モジュールである、請求項8記載の多段分離膜装置の運転方法。
- 請求項3記載の多段分離膜装置の運転方法であって、
第1工程から第3工程までを有しており、
第1工程が、
第1タンク(1)内の原液を原液ライン(11)から第1分離膜モジュール(10)に送って分離する第1a工程と、
第1分離膜モジュール(10)で分離した濾過液を第1濾過液ライン(12)で第2タンク(2)に送る第1b工程と、
第1分離膜モジュール(10)で分離した濃縮液を第1濃縮液ライン(13)で第1タンク(1)に戻す第1c工程からなり、
第2工程が、
第2タンク(2)内の液を第2タンク液ライン(31)から第2分離膜モジュール(30)に送って分離する第2a工程と、
第2分離膜モジュール(30)で分離した濾過液を第2濾過液ライン(32)で第3タンク(3)に送る第2b工程と、
第2分離膜モジュール(30)で分離した濃縮液を第2濃縮液ライン(33)で第2タンク(2)に戻す第2c工程からなり、
第3工程が、
第3タンク(3)内の液を第3タンク液ライン(21)から第3分離膜モジュール(20)に送って分離する第3a工程と、
第3分離膜モジュール(20)で分離した濾過液を最終濾過液ライン(22)で第4タンク(4)に送る第3b工程と、
第3分離膜モジュール(20)で分離した濃縮液を第3濃縮液ライン(23)で第3タンク(3)に戻す第3c工程からなり、
さらに第3工程において、水頭差を利用して第4タンク(4)内の最終濾過液を送水ライン(24)で第1タンク(1)に送水する工程を含む、多段分離膜装置の運転方法。 - 第1分離膜モジュール(10)が限外濾過膜モジュールであり、第2分離膜モジュール(30)がナノ濾過膜モジュールであり、第3分離膜モジュール(20)が逆浸透膜モジュールである、請求項10記載の多段分離膜装置の運転方法。
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