JP2015136479A5 - 遊技用装置 - Google Patents

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本発明は、遊技者が優越感を十分に味わうことができる遊技用装置の提供を目的とする。
この目的を達成するため、本発明の遊技用装置は、遊技機に対応して設けられ、遊技者持遊技媒体数に関する演出を実行可能な遊技用装置であって、遊技者の持遊技媒体数に応じて移動可能な移動部材と、前記移動部材の位置を制御可能な制御手段と、を備え、前記移動部材は、第1移動部材と、第2移動部材と、を含み、前記制御手段は、遊技者の持遊技媒体数が第1持遊技媒体数である場合に、前記第1移動部材を第1位置に制御することが可能であると共に、前記第2移動部材を第2位置に制御することが可能であり、遊技者の持遊技媒体数が前記第1持遊技媒体数よりも多い第2持遊技媒体数である場合に、前記第1移動部材を前記第1位置よりも高い第3位置に制御することが可能であると共に、前記第2移動部材を当該第3位置よりも高い位置である第4位置に制御することが可能である構成としてある。
以下、本発明に係る遊技用装置を構成する持ち玉表示機の好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
以上説明したように、本実施形態の持ち玉表示機によれば、疑似箱体と7セグメント表示部の二つの表現態様によって遊技者の持ち玉数を表示するので、遊技者は、自身の技量により多量の景品玉を獲得したという優越感を十分に味わうことができる。
また、玉箱に模して形成された疑似箱体の出現数によって、遊技者による多量の景品玉の獲得をリアルに表現するので、その景品玉の獲得を他の遊技客にも確実にアピールできる。
さらに、疑似箱体や7セグメント表示部を透明の蓋部材で覆うとともに、持ち玉表示機の側面に側方演出部を設ける構成としたので、島端などにいる遊技者や店員からの視認が可能となる。
上述した従来技術においては、次のような問題があった。
例えば、特許文献1に記載の出玉表示器は、三次元的かつ立体的であるはずの玉箱を二次元的かつ平面的に表示するものであるため、この表示を遊技者が見ても、多量に景品玉を獲得したとの実感を得ることが難しいものとなっていた。
また、玉箱の輪郭形状に似せて発光する板状部材は、単にランプが点灯するだけで、物理的な動作がないため、リアリティに乏しいものとなっていた。このため、遊技者は、その表示にすぐに慣れてしまい、多量の景品玉を獲得したという優越感を十分に味わうことができないものとなっていた。
さらに、出玉の表示が平面的であるため、この出玉表示器を前方から見たときにはその表示内容を視認できるものの、斜め方向や島端などからその出玉表示器を見ても、その表示内容を視認することが困難なものとなっていた。このため、この出玉表示器は、多量の景品玉を獲得したことを他の遊技者に十分にアピールすることができないものとなっており、遊技場にとっては、サービス状況を当該他の遊技客に報知することができないものとなっていた。
しかも、出玉表示器は、斜め方向や島端などからの視認が困難であるため、遊技場内を行き来する店員が、各遊技者の遊技状況をその出玉表示器を通して把握することができないものとなっていた。
また、特許文献2に記載の出玉表現装置は、旗や棒、板状部材などを物理的に可動させる点で、特許文献1に記載の出玉表示器と相違する。
ところが、その物理的に動作させる部材は、旗や棒などであり、その形状からは出玉を連想することが困難であり、出玉が多量に獲得されたことをリアルに表現するものではなかった。このため、遊技者は、それら旗や棒の動きを見ても、多量の景品玉を獲得したという優越感を十分に味わうことができなかった。
また、出玉表現装置は、旗などの部材が、単に起立又は傾倒、伸長又は短縮等を繰り返すだけであり、ランプによる発光演出もないことから、目立ちにくいものとなっていた。つまり、この出玉表現装置は、他の遊技客から注視されにくいものとなっていた。このため、この出玉表現装置は、遊技者にとっては、多量の景品玉を獲得したことを他の遊技者にアピールすることができないものとなっており、遊技場にとっては、サービス状況を他の遊技客に報知することができないものとなっていた。
さらに、この出玉表現装置は、旗などの部材の動きが目立ちにくいことから、見る距離や角度によっては、その動きをまったく把握できないものとなっていた。このため、他の遊技客から注視されないだけでなく、遊技場の店員もその動きを確認しにくいものとなっていた。
しかも、構造や動作が原始的であるため、遊技者から見ると鬱陶しいものとなっていた。
これに対して、本発明の遊技用装置では、遊技者が多量の景品玉を獲得したことを表現できるので、遊技者が自身の技量により多量の景品玉を獲得したという優越感を十分に味わうことができるとともに、多量の景品玉の獲得をリアルに表現して他の遊技客にも確実にアピールでき、かつ、他の遊技者や店員が島端等から見たときにも視認可能とする遊技用装置を提供することができる。

Claims (9)

  1. 遊技機に対応して設けられ、遊技者持遊技媒体数に関する演出を実行可能な遊技用装置であって、
    遊技者の持遊技媒体数に応じて移動可能な移動部材と、
    前記移動部材の位置を制御可能な制御手段と、
    を備え、
    前記移動部材は、
    第1移動部材と、
    第2移動部材と、
    を含み、
    前記制御手段は、
    遊技者の持遊技媒体数が第1持遊技媒体数である場合に、前記第1移動部材を第1位置に制御することが可能であると共に、前記第2移動部材を第2位置に制御することが可能であり、
    遊技者の持遊技媒体数が前記第1持遊技媒体数よりも多い第2持遊技媒体数である場合に、前記第1移動部材を前記第1位置よりも高い第3位置に制御することが可能であると共に、前記第2移動部材を当該第3位置よりも高い位置である第4位置に制御することが可能である
    ことを特徴とする遊技用装置
  2. 前記第1移動部材は、裏側に前記第2移動部材を配置可能な配置空間を有し、
    前記制御手段は、遊技者の持遊技媒体数が前記第1持遊技媒体数である場合に、前記配置空間に前記第2移動部材を配置するように制御可能である
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技用装置
  3. 遊技者の持遊技媒体数を表示可能な表示手段を備え、
    前記表示手段は、前記第4位置に位置する前記第2移動部材よりも下方に位置する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技用装置
  4. 遊技者の持遊技媒体数は、前記遊技機に対応して設けられた台間機から送信される信号に基づいて算出される
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の遊技用装置
  5. 前記制御手段は、前記第1移動部材を前記第3位置に制御すると共に、前記第2移動部材を前記第4位置に制御する場合に、前記遊技機に対応して設けられた台間機から遊技者の持遊技媒体数が記憶された記憶媒体が返却されたことに基づいて、当該第1移動部材を前記第1位置に移動させる制御を行うと共に、当該第2移動部材を前記第2位置に移動させる制御を行うことが可能である
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の遊技用装置
  6. 前記第1移動部材及び前記第2移動部材の裏側に、装飾部材を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の遊技用装置
  7. 前記第1移動部材は、前記第2移動部材と大きさが異なる
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の遊技用装置。
  8. 前記第4位置は、前記第2位置よりも高い位置である
    ことを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の遊技用装置。
  9. 前記第2位置は、前記第1位置よりも高い位置である
    ことを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の遊技用装置。
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