JP2015135885A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】エッチバック前に有機塗布膜を塗布する又は3重点にならないレイアウトにする技術を提供する。【解決手段】本発明による半導体装置は、半導体基板に設けられた第1のウエルと、第1の導電型の第2のウエルと、第2の導電型の第3のウエルとを備える半導体装置であって、第1のウエルに設けられたメモリセル領域と、第2のウエルに設けられた第1の周辺回路領域と、第3のウエルに設けられた第2の周辺回路領域とを備え、メモリセル領域の隣接する周囲は第1の周辺回路領域のみで囲まれる。【選択図】図5(b)

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関する。
近年の半導体装置では、トランジスタの微細化に伴ってゲート絶縁膜からのリーク電流が増大し、該ゲート・リーク電流の増大が半導体装置の低消費電力化を阻害する要因となっている。そのようなリーク電流を抑制する手法として、ゲート絶縁膜に高誘電率(High−k)の絶縁体を用い、ゲート電極に金属材料(メタルゲート)を用いるHKMG(High-k Metal Gate)スタック構造が知られている。
このようなHKMG技術を採用した半導体装置の例として、例えば特許文献1は、メモリセル形成領域のビット線と周辺回路形成領域の電界効果トランジスタのゲート電極を同一の工程でパターニングして形成する半導体装置を開示している。当該半導体装置では、周辺回路領域Pウエル上に順に、HfO、窒化チタン、多結晶シリコンからなるゲート電極構成が形成され、Nウエル上に順に、HfO、Al、窒化チタン、多結晶シリコンからなるゲート電極構成が形成されることを開示している。
また、特許文献2は、メモリセル領域と周辺トランジスタ領域から構成される半導体装置であって、半導体装置の基板上にnチャネル領域とpチャネル領域とを区画し、メモリセル領域と周辺トランジスタ領域の活性領域をSTI(Shallow Trench Isolation)で区画した構成を有する半導体装置を開示する。特許文献2の半導体装置においては、周辺トランジスタ領域の活性領域のそれぞれにメタルゲート膜と上部ゲート膜とを堆積し、層間膜にビットコンタクト孔を形成し、ビットコンタクト孔を埋めるとともに上部ゲート膜に導体膜を形成し、CMP(Chemical Mechanical Planarization)またはエッチングにより、層間膜の高さが上部ゲート膜よりも高い場合には上部ゲート膜に導体膜を残存させることを開示している。
特開2013−26494号公報 特開2013−191808号公報
上記特許文献1及び2に示す半導体装置において、HKMGでは閾値Vtを調整するため、NMOS、PMOSとで、ゲート絶縁膜構造が異なり、NMOS領域とPMOS領域とに領域を分けて、別々に作っている。メモリセル領域にあるbit線と接続するコンタクトプラグを形成する工程では、先に周辺回路NMOS領域と周辺回路PMOS領域とにゲート電極となる平面層を形成しておき、コンタクトプラグとなるDOPOS(Si)を前面に成長させてエッチバックしてメモリセル領域にコンタクトプラグを形成している。
エッチバックのときに、メモリセル領域と周辺回路NMOS領域と周辺回路PMOS領域との3つの境界部(以下、3重点という) ではスペースが広くなり、オーバーエッチバックとなり下地までエッチングされてしまう問題がある。
本発明は、上記課題を解決する半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
上述の課題に鑑み、本発明の一態様は、半導体基板に設けられた第1のウエルと、第1の導電型の第2のウエルと、第2の導電型の第3のウエルとを備える半導体装置であって、前記第1のウエルに設けられたメモリセル領域と、前記第2のウエルに設けられた第1の周辺回路領域と、前記第3のウエルに設けられた第2の周辺回路領域と、を備え、前記メモリセル領域の隣接する周囲は前記第1の周辺回路領域のみで囲まれていることを特徴とする半導体装置に関する。
また、本発明の別の態様は、半導体基板に設けられた第1の周辺回路領域と、前記第1の周辺回路領域に周囲を全てが隣接されるメモリセル領域と、前記第1の周辺回路領域に隣接される第2の周辺回路領域と、を備え、前記第1の周辺回路領域に設けられたトランジスタの導電型は全て第1の導電型であり、前記第2の周辺回路領域に設けられたトランジスタの導電型は全て第2の導電型であることを特徴とする半導体装置に関する。
さらに、本発明の他の態様は、半導体基板にメモリセル領域と第1の周辺回路領域と第2の周辺回路領域とを区画し、前記メモリセル領域にメモリセルを形成する工程と、前記メモリセル上に第1の層間膜を形成する工程と、前記第1の周辺回路領域に第1のゲート絶縁膜と前記第1のゲート絶縁膜上に第1のゲート電極膜とを形成する工程と、前記第2の周辺回路領域に第2のゲート絶縁膜と前記第2のゲート絶縁膜上に第2のゲート電極膜とを形成する工程と、前記第1の層間膜にコンタクト孔を形成する工程と、前記コンタクト孔を埋めるよう前記メモリセル領域と、前記メモリセル領域との境界部を含めて前記第1の周辺回路領域上と前記第2の周辺回路領域上とに第1の導電膜を形成する工程と、前記第1の導電膜上に有機塗布膜を形成する工程と、前記コンタクト孔に埋め込まれた前記導電膜を残しコンタクトプラグを形成し、前記第1のゲート電極膜と前記第2のゲート電極膜を露出させ、前記メモリセル領域と前記第1の周辺回路領域との境界部と前記第1の周辺回路領域と前記第2の周辺回路領域との境界部とに前記導電膜を残すよう前記有機塗布膜と前記第1の導電膜とをエッチバックする工程と、を備える半導体装置の製造方法に関する。
また、本発明の別の態様は、半導体基板にメモリセル領域と第1の周辺回路領域と第2の周辺回路領域とを素子分離領域で区画する工程と、前記メモリセル領域に埋め込み溝と拡散層を有するメモリセルを形成する工程と、前記メモリセル上に第1の層間膜を形成する工程と、前記メモリセル領域上と前記第1の周辺回路領域上と前記第2の周辺回路領域上とに第1のゲート絶縁膜と前記第1のゲート絶縁膜上に第1のゲート電極膜と前記第1のゲート電極膜上に第1のマスク絶縁膜とを形成する工程と、前記メモリセル領域上と前記第2の周辺回路領域上では除去し、前記第1の周辺回路領域上に前記第1のゲート絶縁膜と前記第1のゲート電極膜と前記第1のマスク絶縁膜とを形成する工程と、前記メモリセル領域上と前記第1の周辺回路領域上と前記第2の周辺回路領域上とに第2のゲート絶縁膜と前記第2のゲート絶縁膜上に第2のゲート電極膜と前記第2のゲート電極膜上に第2のマスク絶縁膜とを形成する工程と、前記メモリセル領域上と前記第1の周辺回路領域上では除去し、前記第2の周辺回路領域上に前記第2のゲート絶縁膜と前記第2のゲート電極膜と前記第2のマスク絶縁膜とを形成する工程と、前記第1の層間膜に前記拡散層に達するコンタクト孔を形成する工程と、前記コンタクト孔を埋めるよう前記メモリセル領域と前記素子分離領域上と前記第1の周辺回路領域上と前記第2の周辺回路領域上とに第1の導電膜を形成する工程と、前記第1の導電膜上に有機塗布膜を形成する工程と、前記コンタクト孔に埋め込まれた前記導電膜を残しコンタクトプラグを形成し、前記第1のゲート電極膜と前記第2のゲート電極膜を露出させ、前記素子分離領域上に前記導電膜を残すよう前記有機塗布膜と前記第1の導電膜とをエッチバックする工程と、を備える半導体装置の製造方法に関する。
本発明によると、エッチバックによるオーバーエッチングを防ぐことが可能となる。
本発明の更なる利点及び実施形態を、記述と図面を用いて下記に詳細に説明する。
本発明の一実施形態による半導体装置の構成例を示す平面図である。 図1(a)に示す半導体装置のA−A’−A’’線に沿った断面図である。 図1(b)に示す半導体装置のトランジスタの拡大断面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置のレイアウトの一例を示す平面図である。 本発明の第1の実施例による半導体装置の製造工程を説明するための平面図である。 図3(a)に示す半導体装置のA−A’−A’’線に沿った断面図である。 図3(a)に続く半導体装置の製造工程を示す平面図である。 図4(a)に示す半導体装置のA−A’−A’’線に沿った断面図である。 図4(b)に続く半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図5(b)に続く半導体装置の製造工程を示す断面図である。 関連する半導体装置の製造工程を示す断面図である。 本発明の第1の実施例による半導体装置の製造工程を説明するために平面図である。 図8(a)に示す半導体装置のA−A’−A’’線に沿った断面図であって、図6(b)に続く半導体装置の製造工程を示す断面図である。 本発明の第2の実施例による半導体装置のレイアウトの一例を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態及び実施例について図面を参照しつつ説明する。但し、以下に説明する実施形態及び実施例によって本発明の技術的範囲は何ら限定解釈されることはない。
本実施形態における半導体装置(半導体デバイス)の構成について、半導体デバイスがDRAM(Dynamic Random Access Memory)の場合を一例にして説明する。図1(a)は、本実施形態によるDRAM100の構成例を示す平面図、図1(b)は、本実施形態によるDRAM100の構成例を示す断面図であって、図1(a)のA−A’−A’’における断面を示している。但し、図1(a)では、各構成要素の配置状況を明確にするため、各トランジスタの上方に位置している上部金属配線を省略している。
まず、図1(a)を参照する。半導体基板となるシリコン基板1の上面に素子分離領域5で囲まれる島状の活性領域2(2a、2b)が示されている。メモリセル領域101における活性領域2aは、負の傾斜方向となるX’方向に延在するとともに、複数の活性領域2aがX方向並びにX方向に垂直となるY方向へ格子状に配置される構成となっている。周辺回路領域102における活性領域2bは、Y方向へ延在している。なお本実施形態では、説明の都合から1つの活性領域2bを示しているが、複数の活性領域2bをX方向あるいはY方向へ適宜配置してもよい。
メモリセル領域101では、Y方向に整列して配置される複数の活性領域2aを縦断するように、2本の埋込ワード線11(11a、11b)がY方向に延在して配置される。2本の埋込ワード線11を配置することにより、平面的に見た活性領域2aは、一端部に位置する第1活性領域6Aと、第1活性領域6Aに隣接する第1埋込ワード線11aと、第1埋込ワード線11aに隣接し活性領域2aの中央に位置する第2活性領域6Bと、第2活性領域6Bに隣接する第2埋込ワード線11bと、第2埋込ワード線11bに隣接し活性領域2bの他の一端部に位置する第3活性領域6Cとで構成される。第1活性領域6Aおよび第3活性領域6Cの上面は、各々、容量コンタクトプラグ25が配置される領域となる。また、第2活性領域6Bは、X方向に延在させたビット線17を接続するビット線コンタクトプラグが配置される領域であり、不純物拡散層13が設けられている。周辺回路領域102では、活性領域2bの中央部を横断するように、1本のゲート電極配線17AがX方向に延在して配置されている。なおゲート電極配線17Aが配置されていない活性領域2bの上面は、第2コンタクトプラグが配置される領域であり、不純物拡散層13A並びに21Aが設けられている。
次に、図1(b)を参照する。本実施形態では、メモリセルを構成するスイッチングトランジスタとして、埋込ワード線を兼ねた埋め込みゲート電極を備える4つの埋込MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタTr1、Tr2、Tr3、Tr4を用いている。4つの埋込MOSトランジスタの構成は同じなので、以下、埋込MOSトランジスタTr1の構成について説明する。埋込MOSトランジスタTr1は、シリコン基板1の素子分離領域5に囲まれた活性領域2aに設けられている。なお、素子分離領域5は、シリコン基板1の素子分離溝40の内部に絶縁膜を配置したものである。埋込MOSトランジスタTr1は、活性領域2aに設けられたワード溝の各々の内面を覆っているゲート絶縁膜7と、ゲート絶縁膜7の表面を覆っている介在層8と、介在層8の内側に設けられた導電膜9からなる第1埋込ワード線11aと、ソース/ドレイン領域になる不純物拡散層13並びに不純物拡散層21とを有する構成になっている。導電膜9は、その上面が埋込絶縁膜10で覆われている。ここで埋込絶縁膜10は、導電膜9の上面に位置する凹部の内面を覆っている下部埋込絶縁膜10Aと、下部埋込絶縁膜10Aを覆いワード溝を埋設する上部埋込絶縁膜10Bで構成されている。下部埋込絶縁膜10Aはシリコン窒化膜で構成され、上部埋込絶縁膜10Bはシリコン酸化膜で構成される。埋込絶縁膜10の上面には、第1マスク膜61が積層されており、素子分離領域5の上面も同様である。
次に、上記埋込MOSトランジスタの上方には、ビット線17およびキャパシタ30が設けられている。キャパシタ30は、クラウン型のキャパシタであり、下部電極27、容量絶縁膜28および上部電極29で構成されている。なお下部電極27は、クラウン形状で内壁と外壁を有しており、内外壁は容量絶縁膜28と上部電極29で順次覆われている。さらに上部電極29で構成された凹凸部分は、導体からなら埋込膜31で埋め込まれており、埋込膜31の上面にはプレート電極32が配置されている。下部電極27の側面部の一部には、隣接する下部電極27の倒壊を防止するためにサポート膜33が接続されている。
第2活性領域6Bの上部に配置された不純物拡散層13の上面には、ビットコンタクトプラグ47が接続されている。ビットコンタクトプラグ47は、X方向に延在させたビット線17を構成している導電膜14と一体化している。ここでビット線17は、導電膜14と導電膜15の間に介在層52を挿入させた積層構造としているが、導電膜15だけの単層構造にしても良い。ビット線17の上面はビットマスク膜16で覆われており、その側面部はサイドウォール絶縁膜18で覆われている。埋込MOSトランジスタを構成している第1活性領域6Aと第3活性領域6Cの上部に配置された不純物拡散層21の上面には、容量コンタクトプラグ25を介して、下部電極27が接続されている。
ここで、容量コンタクトプラグ25は、導電膜22と導電膜24の間に介在層23を挿入した積層構造になっており、その側面部はサイドウォール絶縁膜20で覆われている。容量コンタクトプラグ25は、第1層間絶縁膜12を貫通している。さらに第1層間絶縁膜12は、ストッパー膜37で覆われて保護されている。プレート電極32は、第2層間絶縁膜19で覆われており、第2層間絶縁膜19の内部には第1コンタクトプラグ34が設けられて、第2層間絶縁膜19の上面には上部金属配線35が設けられている。キャパシタ30を構成している上部電極29は、埋込膜31とプレート電極32と第1コンタクトプラグ34を介して、上部金属配線35と接続されている。なお、上部金属配線35と第2層間絶縁膜19は、保護膜36で覆われている。
本実施形態では、周辺回路を制御するトランジスタとして、プレーナMOSトランジスタを用いている。プレーナMOSトランジスタは、シリコン基板1の素子分離領域5に挟まれた活性領域2bに設けられている。プレーナMOSトランジスタは、導電型がN型とP型の2種類あるが、最初に図1(b)を参照しながら、N型のプレーナMOSトランジスタの構成を説明し、続いて図1(c)を参照しながら、P型のプレーナMOSトランジスタの構成を説明する。図1(c)は、図1(b)に示したN型プレーナMOSトランジスタ(破線内)をP型プレーナMOSトランジスタとして置き換えた断面図である。
図1(b)を参照する。N型プレーナMOSトランジスタは、活性領域2bの上面を覆っているシリコン酸化膜(SiO)とした絶縁膜53並びに絶縁膜53の上面を覆っている酸化ハフニウム(HfO)とした高誘電率絶縁膜54からなるゲート絶縁膜44と、高誘電率絶縁膜54の上面を覆っている窒化チタン(TiN)とした導電膜55並びに導電膜55の上面を覆っているポリシリコン(Si)とした導電膜56からなるゲート電極57と、活性領域2bの上部に設けられたソース/ドレイン領域の一方となる不純物拡散層13A(図1(a)を参照)と、同様にソース/ドレイン領域の他方となる不純物拡散層21A(図1(a)を参照)とを有する構成となっている。なお高誘電率絶縁膜54としては、HfSiON、ZrO2、Ta25、Nb25、Al23、HfO2、ScO3、Y23、La23、CeO3、Pr23、Nd23、Sm23、Eu23、Gd23、Tb23、Dy23、Ho23、Er23、Tm23、Yb23、及びLu23からなる群から選択された少なくとも一種を含む膜を用いることができる。さらに導電膜55としては、Ti、W、Ta、Ru及びAlからなる群から選択された少なくとも一つの元素を含む層を用いることができる。
図1(c)を参照する。P型プレーナMOSトランジスタは、活性領域2bの上面を覆っているシリコン酸化膜(SiO)とした絶縁膜53並びに絶縁膜53の上面を覆っている酸化ハフニウム(HfO)とした高誘電率絶縁膜54からなるゲート絶縁膜44と、高誘電率絶縁膜54の上面を覆っている酸化アルミニウム(Al)とした高誘電率キャップ膜65と、高誘電率キャップ膜65の上面を覆っている窒化チタンとした導電膜55並びに導電膜55の上面を覆っているポリシリコン(Si)とした導電膜56からなるゲート電極57と、活性領域2bの上部に設けられたソース/ドレイン領域の一方となる不純物拡散層13A(図1(a)を参照)と、同様にソース/ドレイン領域の他方となる不純物拡散層21A(図1(a)を参照)とを有する構成となっている。ゲート絶縁膜44が、高誘電率絶縁膜54によって構成されているN型プレーナMOSトランジスタとP型プレーナMOSトランジスタでは、キャップ膜65の有無によって、夫々の導電型に要求されている電気特性を満たしている。このような半導体デバイスでは、最初にN型プレーナMOSトランジスタを形成してから、P型プレーナMOSトランジスタを形成しているので、導電型毎に配置領域を区分している。
図2は、DRAM100のレイアウトの一例を示す。図2を参照すると、メモリセル領域101におけるY方向の一方へ第1周辺回路領域102aを配置している。第1周辺回路領域102aは、N型プレーナMOSトランジスタの配置領域となっている。第1周辺回路領域102aの領域に、たとえば、センスアンプやワードドライバーを構成する構成するN型MOSトランジスタが配置される。またメモリセル領域101と第1周辺回路領域102aの周辺部を取り囲むように、第2周辺回路領域102bが配置されている。第2周辺回路領域102bは、P型プレーナMOSトランジスタの配置領域となっている。
第2周辺回路領域102bの領域に、たとえば、センスアンプやワードドライバーを構成する構成するP型MOSトランジスタが配置される。さらに前記の各領域(101、102a、102b)間には、第1層間絶縁膜12で埋め込まれる隙間領域103が配置されている。ここで隙間領域103の幅は、メモリセル領域101と第1周辺回路領域102aと第2周辺回路領域102bの3つの領域が、最も接近したエリアとなる3重点104A、Bで拡大する。さらに詳細に説明すると、メモリセル領域101と第1周辺回路領域102aにおける隙間領域103の幅は、夫々におけるX方向の中央部分ではY1となっているが、X方向の端部となる3重点104A、Bでは、Y2に拡大している。同様に、メモリセル領域101と第2周辺回路領域102bの幅は、3重点104A、BにおいてX1からX2に拡大している。なお図1(a)は、3重点104Bの一部を拡大した平面図となっている。
次に、図1(b)を参照する。N型のプレーナMOSトランジスタを構成している導電膜56の上面は、配線17Aで覆われている。この配線17Aは、ビット線17と同様に、ポリシリコン(Si)とした導電膜14Aとタングステン(W)とした導電膜15Aの間にタングステンシリサイド(WSi)とした介在層52Aを挿入させた積層構造にしているが、導電膜15Aだけの単層構造にしても良い。配線17Aの上面は配線マスク膜16Aで覆われており、その側面部はサイドウォール絶縁膜18で覆われている。
次に、上記プレーナMOSトランジスタの上方には、金属配線が設けられているので、その構成について説明する。プレーナMOSトランジスタは、第1層間絶縁膜12で覆われており、第1層間絶縁膜12の内部には、第2コンタクトプラグ41が設けられて、第1層間絶縁膜12の上面には、コンタクトパッド42が設けられている。配線17Aを構成している導電膜15Aは、導電膜15Aの上面に設けられた第2コンタクトプラグ41Aを介して、コンタクトパッド42Aに接続されている。コンタクトパッド42と第1層間絶縁膜12は、ストッパー膜37で覆われている。ストッパー膜37は、第2層間絶縁膜19で覆われており、第2層間絶縁膜19の内部には第3コンタクトプラグ43が設けられて、第2層間絶縁膜19の上面には上部金属配線35が設けられている。コンタクトパッド42は、第3コンタクトプラグ43を介して、上部金属配線35と接続されている。
(第1実施例)
次に、本発明の第1の実施例における半導体装置(デバイス)及びその製造方法について、半導体デバイスがDRAMの場合を一例として、図3(a)から図8(b)を参照しながら説明する。各図はDRAM100の製造工程図面であり、(a)は各工程における平面図、(b)は(a)のA−A’−A’’断面である。以下において本実施例の説明は、主に(b)図を用いて行い、必要に応じて適宜(a)図を補完しながら行うものとする。
まず、素子分離領域5の形成方法とメモリセル領域102における埋込MOSトランジスタの埋込ワード線11の形成方法を説明する。図3(a)、(b)に示すように、シリコン基板1の上面に、熱CVD(Chemical Vapor Deposition)法によるシリコン酸化膜(SiO)とシリコン窒化膜(Si)からなるマスク膜(図示せず)を形成した。次に、フォトリソグラフィ法およびドライエッチング法を用いて、マスク膜とシリコン基板1のパターニングを行い、活性領域2(2a、2b)を区画するための素子分離溝40をシリコン基板1に形成した。活性領域2は、X方向とY方向に点在する島状のパターンとして形成されている。
活性領域2の上面は、マスク膜で覆われている。次に、熱CVD法によって、素子分離溝40の内部を充填するように、シリコン窒化膜とシリコン酸化膜からなる素子分離絶縁膜を堆積させた。次に、マスク膜が露出するまでCMP(Chemical Mechanical Polishing)法によって、素子分離絶縁膜の表面を平坦化して、素子分離溝40の内部にのみ素子分離絶縁膜を残存させた。次に、ウェットエッチングによって、マスク膜を除去するとともに、素子分離溝40における素子分離絶縁膜の上面をシリコン基板1の上面の位置と概略同等になるようにした。このウェットエッチングによって、素子分離溝40の内部が素子分離絶縁膜で埋設された素子分離領域5を形成した。
次に、フォトリソグラフィ法とドライエッチング法によって、埋込ワード線のパターンとなるように、活性領域2と素子分離領域5をエッチングして、ワード溝45を形成した。ワード溝45は、第1ワード溝45aと第2ワード溝45bで構成されており、夫々のワード溝45は、活性領域2aと交差するように、Y方向へ延在する平行なライン状のパターンとして形成した。1つの活性領域2aの上面は、2つのワード溝45によって3ヶ所に区分されている。次に、ワード溝45の内壁に、熱酸化法によるシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜7を形成した。
この後、CVD法によって、窒化チタン(TiN)からなる介在層8とタングステン(W)からなる導電膜9を順次堆積した。次に、ドライエッチング法によって、導電膜9と介在層8がワード溝45の内部において同じ高さで残留するように、不要となった導電膜9と介在層8の上部を除去した。このドライエッチングによって、上面の高さを同じにした導電膜9と介在層8で構成される埋込ワード線11をワード溝45の内部に形成した。
さらに詳細に説明すると、埋込ワード線11は第1埋込ワード線11aと第2埋込ワード線11bで構成されており、第1ワード溝45aには第1埋込ワード線11aを形成して、第2ワード溝45bには第2埋込ワード線11bを形成している。このときワード溝45の上部は、埋込ワード線11で埋め込まれていないので、各々の埋込ワード線11は各々に対応したワード溝45の下部に形成されている。次に、CVD法によって、残留しているワード溝45の内面を覆うように、シリコン窒化膜からなる下部埋込絶縁膜10Aを成膜し、さらにワード溝45を埋め込むように、シリコン酸化膜からなる上部埋込絶縁膜10Bを成膜した。次に、CMP法によって、シリコン基板1の上方に残留している埋込絶縁膜10を除去して、ワード溝45の上部だけに埋込絶縁膜10を形成した。
さらに詳細に説明すると、埋込絶縁膜10は第1埋込絶縁膜10aと第2埋込絶縁膜10bで構成されており、第1ワード溝45aの上部には第1埋込絶縁膜10aを形成して、第2ワード溝45bの上部には第2埋込絶縁膜10bを形成している。次に、CVD法によって、シリコン基板1の上面を覆うように、シリコン酸化膜からなる第1マスク膜61を形成した。次に、フォトリソグラフィ法とウェットエッチング法によって、周辺回路領域102における第1マスク膜61を除去して、シリコン基板1を露出させた。次に、熱酸化法によって、露出させたシリコン基板1の上面に絶縁膜53を形成した。なお絶縁膜53は、プレーナMOSトランジスタにおけるゲート絶縁膜の一部になる。
次に、図4(a)、(b)に示すように、シリコン基板1上の全面を覆うように、ALD(Atomic Layer Deposition)法による3nm厚にした酸化ハフニウム(HfO)からなる高誘電率絶縁膜54を成膜した。ここで、ALD条件の一例を示すと、原料ガスとして温度を300℃にしたハフニウムテトラクロライド(HfCl)を供給した後、酸化ガスとして温度を300℃にした水蒸気(HO)を供給して、原料ガスの酸化を行った。なお高誘電率絶縁膜54は、ハフニウムシリケート(HfSiO)であってもよく、この場合は原料ガスとして、ハフニウムテトラクロライドと四塩化ケイ素(SiCl)を用いる。
次に、スパッタ法による窒化チタン(TiN)からなる導電膜55と、熱CVD法による不純物を含有したポリシリコン(Si)からなる導電膜56を順次成膜し、さらにプラズマCVD法によるシリコン酸化膜からなる第2マスク膜58を成膜して、夫々を積層させた。次に、フォトリソグラフィ法およびドライエッチング法によって、第2マスク膜58をパターニングした後、第2マスク膜58をドライエッチングのマスクとして、メモリセル領域101と周辺回路領域102において不要になった導電膜56と導電膜55と高誘電率絶縁膜54を順次除去した。このとき、残留させた高誘電率絶縁膜54と導電膜55と導電膜56の位置は、N型のプレーナMOSトランジスタを配置する位置としている。
次に、P型プレーナMOSトランジスタのゲート電極となる層を形成するが、N型プレーナMOSトランジスタのゲート電極と同様の製法によって形成することができる。シリコン基板1上の全面を覆うように、高誘電率絶縁膜を成膜し、導電膜成膜し、さらにマスク膜を成膜して、夫々を積層させた。フォトリソグラフィ法およびドライエッチング法によって、メモリセル領域101と周辺回路領域102において不要になったマスク膜、導電膜と高誘電率絶縁膜を順次除去した。残留させた高誘電率絶縁膜と導電膜の位置は、P型のプレーナMOSトランジスタを配置する位置としている。HKMG(high−k Metal gate)トランジスタでは、P型プレーナMOSトランジスタでは閾値Vtの調整のためHfSiO上にAlを形成することができ、構造が異なるため、N型のプレーナMOSトランジスタとなる層とは別に周辺回路領域のP型のプレーナMOSトランジスタを配置する位置に形成している
次に、フォトリソグラフィ法とウェットエッチング法によって、活性領域2aにおけるワード溝45と隣接するように、ビット線のコンタクト領域となる第1マスク膜61のパターン(開口部63)を形成した。このとき開口部63の底部には、第2活性領域6Bの上面が露出している。また説明の都合から、周辺回路領域102における導電膜(56、55)並びに高誘電率絶縁膜54と、メモリセル領域101における第1マスク膜61との間に生じている隙間を開口部63Aと称する。開口部63Aの底面には、素子分離領域5が露出している。ここで、開口部63Aは前述した3重点104A、B(図2参照)に形成されているので、開口部63AのX方向の幅X3は、開口部63のX方向の幅X4よりも2倍から6倍程度大きくなっている。
次に、メモリセル領域101におけるビット線17と周辺回路領域102における配線17Aの形成方法について説明する。
図5(b)に示すように、フォトリソグラフィ法とイオン注入法によって、第2活性領域6Bの上部に不純物活性領域13を形成した。次に、メモリセル領域101における開口部63を埋設するように、熱CVD法による不純物を含有したポリシリコンからなる導電膜14を成膜した。このとき、開口部63は完全に埋め込まれているが、開口部63Aは埋め込まれずに、第1凹部66が生じている。次に、有機塗布膜を導電膜14の上面を覆うように、たとえば、反射防止膜(BARC:Bottom Anti Reflective Coating)からなるカバー膜67を塗布した。このとき、BARCには流動性があるため適量を塗布することで、第1凹部66を完全に埋め込むとともに、BARCからなるカバー膜67の上面を平坦にすることができる。
次に、図6(b)に示すように、ドライエッチング法によって、少なくとも第2マスク膜58の上面が露出するまでカバー膜67と導電膜14を同時にエッチバックして、導電膜14の厚さt1が規定値となるように残留させた。このドライエッチング条件は、塩素(Cl)と臭化水素(HBr)と酸素(O)を原料ガスとし、流量を10sccm(Cl)と20sccm(HBr)と50sccm(O)、ソースパワーを500W、バイアスパワーを115W、ステージ温度を20℃、圧力を10mTorrとした。この条件では、カバー膜67と導電膜14の選択比が1となって、エッチバック途中で夫々の膜厚がばらつくことなく除去されるので、残留している導電膜14の上面は平坦となっている。導電膜14の上部が除去されるので、第1凹部66の上部も除去されるが、第1凹部66の下部は残留して新たな第2凹部66Aとなっており、第2凹部66Aの内部にはカバー膜67が残留している。
関連技術として図7(b)に示すように、カバー膜67を塗布せずに導電膜14だけをエッチバックすると、3重点の生じないHKMG型でないトランジスタでは導電膜14の膜厚を一定にしておけばオーバエッチによる素子分離領域に凹部は生じないが、HKMG型では第1凹部66の底面が素子分離領域5に到達して、ついには素子分離領域5を含めた新たな第3凹部66Bが形成されることになる。第3凹部66Bの底部には、後続工程で堆積させる導電膜15(15A)が残留するので、導電膜15(15A)で構成された配線17Aが夫々の隣接部分でショートすることになる。第3凹部66Bを生じさせないようにしようと導電膜14を厚く形成しようとすると、成膜膜厚のバラツキが大きくなり、エッチバックの均一性が悪くなる。一方、有機塗布膜であるカバー膜67を塗布することで、導電膜14とカバー膜67との積層膜厚が一定になり、エッチバックの均一性がカバー膜67がない場合よりも向上する。
次に、図8(a)、(b)に示すように、残留していた第2マスク膜58を除去してから、導電膜14の上面を覆うように、CVD法によるタングステンシリサイド(WSi)からなる介在層52と、スパッタ法によるタングステンからなる導電膜15と、プラズマCVD法によるシリコン窒化膜(SiN)からなるビットマスク膜16を順次堆積した。次に、フォトリソグラフィ法とドライエッチング法によって、不要なビットマスク膜16と導電膜15と介在層52と導電膜14を除去して、X方向に延在するビット線17と配線17Aを形成した。このとき、残留していたカバー膜67は、不要な導電膜15(15A)の下地になっているので、同時に除去される。
不純物拡散層13の上面において、X方向の第1マスク膜61で挟まれている導電膜14の下部領域は、ビットコンタクトプラグ47として機能している。周辺領域ではゲートトランジスタ電極上にタングステンシリサイドからなる介在層52と、タングステンからなる導電膜15とが堆積され、積層されたゲート電極が形成されて配線17Aを構成する。介在層には窒化チタン(TiN)を用いてもよい。このように、ビット線17並びに配線17Aを構成している導電膜14と介在層52と導電膜15とビットマスク膜16は、同一工程で成膜されたものである。しかし、図1(a)、(b)、(c)における配線17Aの構成は、説明の都合から、導電膜14を導電幕14Aと記載しており、同様に、導電膜15を導電膜15A、ビットマスク膜16を配線マスク膜16Aとして記載している。
次に、公知の製法によって、メモリセル領域101における容量コンタクトプラグ25とキャパシタ30を形成してから、プレート電極32並びに上部金属配線35を形成すると、図1(a)、(b)、(c)に示したDRAM100が完成する。
このように本実施例による製法では、開口部63を埋設するように導電膜14を成膜してから、導電膜14の上面にBARCからなるカバー膜67を塗布している。この後、導電膜14とカバー膜67をエッチバックすると、導電膜14に生じていた第1凹部66はカバー膜14によって埋設されているので、第1凹部66の底面は導電膜14内に留まって第3凹部66Bの形成が妨げられることになる。第3凹部66Bが形成されると、隣接している配線17Aがショートする問題が生じるが、本実施例では回避することができる。
本発明の上記実施例では、3重点でのオーバーエッチバックを防ぐため、DOPOS上に有機塗布膜(たとえばBARC)を塗布しておいてエッチバックする。その結果、DOPOSのくぼみにも有機塗布膜が形成されるため、STI上がオーバエッチにならない。
(第2実施例)
続いて、本発明の第2の実施例について説明する。本発明の第2の実施例は、上述した第1の実施例の変形例である。以下、本実施例において、第1の実施例においてすでに説明した部分と同様な機能を有する部分には同一符号を付し、説明は省略する。
図9は、本発明の第2の実施例による半導体装置(デバイス)のレイアウトの一例を示す平面図である。図9を参照すると、第1周辺回路領域102aがメモリセル領域101と第2周辺回路領域102bを取り囲み、Y方向でみて、メモリセル領域101、第1周辺回路領域102a、第2周辺回路領域102bの順に配置している。第1周辺回路領域102aは、N型プレーナMOSトランジスタの配置領域となっている。第1周辺回路領域102aの領域に、たとえば、センスアンプやワードドライバーを構成する構成するN型MOSトランジスタが配置される。メモリセル領域101と第2周辺回路領域102bのそれぞれの周辺部を別個に取り囲むように、第1周辺回路領域102aが配置されている。第2周辺回路領域102bは、P型プレーナMOSトランジスタの配置領域となっている。第2周辺回路領域102bの領域に、たとえば、センスアンプやワードドライバーを構成する構成するP型MOSトランジスタが配置される。
メモリセル領域101と第1周辺回路領域102aのそれぞれの周辺部が別個に第2周辺回路領域102bにより取り囲まれているため、メモリセル領域101と第1周辺回路領域102aのそれぞれの周囲には、第1層間絶縁膜12で埋め込まれる別々の隙間領域103が配置されている。また、第2周辺回路領域102bの周囲も、第1層間絶縁膜12で埋め込まれる別の隙間領域103が配置されている。ここで各隙間領域103の幅は、夫々に同じサイズの幅となっている。
関連技術による半導体装置のように、周辺トランジスタがHKMG(high-k Metal gate)でない場合、NMOS、PMOSとで作り分ける必要がなく、1つの周辺領域にNMOS、PMOSを形成できる。したがって、メモリセル領域は周辺領域と一定間隔で囲むことができる。そのため、導電膜14を一定の膜厚で形成しても、導電膜14がエッチバックで残るようにすることができる。
一方、周辺トランジスタがHKMGの場合、NMOS、PMOSとで作り分ける必要があり、メモリセル領域はNMOS周辺領域とPMOS周辺領域とに囲まれる構造となる。そのため、メモリセル領域、NMOS周辺領域、PMOS周辺領域との3つの境界部(以下3重点と称す)ではスペースが広くなり、第1の実施例で説明したように、導電膜14をエッチバックすると、第3凹部66Bが形成され第3凹部66Bの底部で、後続工程で形成される配線17A夫々がショートする場合がある。
図9に示すように、第2の実施例では、Pウエル上に形成されたメモリセル領域の周りをPウエル上に形成された周辺NMOS領域のみで囲むこととする。それまで、メモリセル領域の周りに接していたPMOS領域のトランジスタとPMOS領域に接していたNMOS領域のトランジスタとのレイアウトを入れ替えることにより、新たなスペースを必要とせずに、3重点が生じさせなくすることができ、メモリセル領域と周辺NMOS領域との間隔は一定にすることができる。このため、導電膜14がエッチバックでオーバエッチによる凹部を発生させることを防止できる。また、メモリセル領域の周りをNウエル上に形成された周辺PMOS領域のみで囲んでもよい。
本発明の第2の実施例では、3重点でのオーバーエッチバックを防ぐため、メモリセル領域と隣接する周囲は周辺回路NMOS領域のみ、または周辺回路PNMOS領域のみとするレイアウトにする。これにより3重点が発生しないため、エッチバックによるオーバーエッチングを防ぐことが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態及び実施例に基づき説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
上述した各膜の材料、寸法、成膜方法、成膜条件、あるいはエッチング方法等は、単なる例示に過ぎず、他の材料や、他の方法、異なる寸法或いは条件を採用することができる。
1 シリコン基板
2 活性領域
2a 活性領域
2b 活性領域
5 素子分離領域
6A 第1活性領域
6B 第2活性領域
6C 第3活性領域
7 ゲート絶縁膜
8 介在層
9 導電膜
10 埋込絶縁膜
10a 第1埋込絶縁膜
10b 第2埋込絶縁膜
10A 下部埋込絶縁膜
10B 上部埋込絶縁膜
11 埋込ワード線
11a 第1埋込ワード線
11b 第2埋込ワード線
12 第1層間絶縁膜
13 不純物拡散層
13A 不純物拡散層
14 導電膜
14A 導電膜
15 導電膜
15A 導電膜
16 ビットマスク膜
16A 配線マスク膜
17 ビット線
17A 配線(ゲート電極配線)
18 サイドウォール絶縁膜
19 第2層間絶縁膜
20 サイドウォール絶縁膜
21 不純物拡散層
21A 不純物拡散層
22 導電膜
23 介在層
24 導電膜
25 容量コンタクトプラグ
27 下部電極
28 容量絶縁膜
29 上部電極
30 キャパシタ
31 埋込膜
32 プレート電極
33 サポート膜
34 第1コンタクトプラグ
35 上部金属配線
36 保護膜
37 ストッパー膜
40 素子分離溝
41 第2コンタクトプラグ
41A 第2コンタクトプラグ
42 コンタクトパッド
42A コンタクトパッド
43 第3コンタクトプラグ
44 ゲート絶縁膜
45 ワード溝
45a 第1ワード溝
45b 第2ワード溝
47 ビットコンタクトプラグ
52 介在層
52A 介在層
53 絶縁膜
54 高誘電率絶縁膜
55 導電膜
56 導電膜
57 ゲート電極
58 第2マスク膜
61 第1マスク膜
63 開口部
63A 開口部
65 キャップ膜(高誘電率キャップ膜)
66 第1凹部
66A 第2凹部
66B 第3凹部
67 カバー膜
100 DRAM
101 メモリセル領域
102 周辺回路領域
102a 第1周辺回路領域(NMOS)
102b 第2周辺回路領域(PMOS)
103 隙間領域
104A 3重点
104B 3重点
Tr1 トランジスタ
Tr2 トランジスタ
Tr3 トランジスタ
Tr4 トランジスタ

Claims (33)

  1. 半導体基板に設けられた第1のウエルと、第1の導電型の第2のウエルと、第2の導電型の第3のウエルとを備える半導体装置であって、
    前記第1のウエルに設けられたメモリセル領域と、
    前記第2のウエルに設けられた第1の周辺回路領域と、
    前記第3のウエルに設けられた第2の周辺回路領域と、を備え、
    前記メモリセル領域の隣接する周囲は前記第1の周辺回路領域のみで囲まれていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1の周辺回路領域と前記第2の周辺回路領域それぞれに設けられたトランジスタは高誘電率膜を含むゲート絶縁膜を備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記高誘電率膜を含むゲート絶縁膜を有するトランジスタは、さらにメタルゲート膜を備えることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記メモリセル領域に導電膜で埋め込まれたコンタクトプラグをさらに備えることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の半導体装置。
  5. 前記第1の導電型はN型であることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記第1の導電型はP型であることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記第1のウエルは前記第1の導電型を有することを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の半導体装置。
  8. 半導体基板に設けられた第1の周辺回路領域と、
    前記第1の周辺回路領域に周囲を全てが隣接されるメモリセル領域と、
    前記第1の周辺回路領域に隣接される第2の周辺回路領域と、を備え、
    前記第1の周辺回路領域に設けられたトランジスタの導電型は全て第1の導電型であり、前記第2の周辺回路領域に設けられたトランジスタの導電型は全て第2の導電型であることを特徴とする半導体装置。
  9. 前記第1の周辺回路領域と前記第2の周辺回路領域とにそれぞれ設けられたトランジスタは高誘電率膜を含むゲート絶縁膜を備えることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記高誘電率膜を含むゲート絶縁膜を有するトランジスタは、さらにメタルゲート膜を備えることを特徴とする請求項9に記載の半導体装置。
  11. 前記メモリセル領域に導電膜で埋め込まれたコンタクトプラグをさらに備えることを特徴とする請求項8から10の何れか一項に記載の半導体装置。
  12. 前記第1の導電型はN型であることを特徴とする請求項8から11の何れか一項に記載の半導体装置。
  13. 前記第1の導電型はP型であることを特徴とする請求項8から11の何れか一項に記載の半導体装置。
  14. 前記メモリセル領域に設けられたトランジスタの導電型は全て第1の導電型であることを特徴とする請求項8から13の何れか一項に記載の半導体装置。
  15. 半導体基板にメモリセル領域と第1の周辺回路領域と第2の周辺回路領域とを区画し、前記メモリセル領域にメモリセルを形成する工程と、
    前記メモリセル上に第1の層間膜を形成する工程と、
    前記第1の周辺回路領域に第1のゲート絶縁膜と前記第1のゲート絶縁膜上に第1のゲート電極膜とを形成する工程と、
    前記第2の周辺回路領域に第2のゲート絶縁膜と前記第2のゲート絶縁膜上に第2のゲート電極膜とを形成する工程と、
    前記第1の層間膜にコンタクト孔を形成する工程と、
    前記コンタクト孔を埋めるよう前記メモリセル領域と、前記メモリセル領域との境界部を含めて前記第1の周辺回路領域上と前記第2の周辺回路領域上とに第1の導電膜を形成する工程と、
    前記第1の導電膜上に有機塗布膜を形成する工程と、
    前記コンタクト孔に埋め込まれた前記導電膜を残しコンタクトプラグを形成し、前記第1のゲート電極膜と前記第2のゲート電極膜を露出させ、前記メモリセル領域と前記第1の周辺回路領域との境界部と前記第1の周辺回路領域と前記第2の周辺回路領域との境界部とに前記導電膜を残すよう前記有機塗布膜と前記第1の導電膜とをエッチバックする工程と、を備える半導体装置の製造方法。
  16. 前記第1のゲート絶縁膜と前記第2のゲート絶縁膜とはそれぞれ第1の高誘電率膜と第2の高誘電率膜とを含むことを特徴とする請求項15に記載の半導体装置の製造方法。
  17. 前記第1のゲート電極膜と前記第2のゲート電極膜とはそれぞれメタルゲート膜と最上部にマスク絶縁膜とを備えることを特徴とする請求項15又は16に記載の半導体装置の製造方法。
  18. 前記第2の高誘電率膜は前記第1の高誘電率膜と前記第1の高誘電率膜とは異なる第3の高誘電率膜とを備えることを特徴とする請求項15又は16に記載の半導体装置の製造方法。
  19. 前記第1の導電膜は多結晶シリコンを含むことを特徴とする請求項15から18の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  20. 前記有機塗布膜はBARC膜であることを特徴とする請求項15から19の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  21. 前記有機塗布膜と前記第1の導電膜とをエッチバックの後に、
    前記マスク絶縁膜を除去する工程と、
    前記コンタクトプラグ上と前記第1のゲート電極膜と前記第2のゲート電極膜とに第2の導電膜を形成する工程と、
    前記第2の導電膜をパターニングして前記メモリセル領域にビット線を形成し、前記第1の周辺回路領域に第1のトランジスタと前記第2の周辺回路領域に第2のトランジスタとを形成することを特徴とする請求項17に記載の半導体装置の製造方法。
  22. 前記メモリセル領域と前記第1の周辺回路領域とにP型ウエルが形成され、前記第2の周辺回路領域にはN型ウエルが形成されていることを特徴とする請求項15から21の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  23. 前記メモリセル領域の隣接する周囲は前記第1の周辺回路領域のみで囲まれていることを特徴とする請求項22に記載の半導体装置の製造方法。
  24. 半導体基板にメモリセル領域と第1の周辺回路領域と第2の周辺回路領域とを素子分離領域で区画する工程と、
    前記メモリセル領域に埋め込み溝と拡散層を有するメモリセルを形成する工程と、
    前記メモリセル上に第1の層間膜を形成する工程と、
    前記メモリセル領域上と前記第1の周辺回路領域上と前記第2の周辺回路領域上とに第1のゲート絶縁膜と前記第1のゲート絶縁膜上に第1のゲート電極膜と前記第1のゲート電極膜上に第1のマスク絶縁膜とを形成する工程と、
    前記メモリセル領域上と前記第2の周辺回路領域上では除去し、前記第1の周辺回路領域上に前記第1のゲート絶縁膜と前記第1のゲート電極膜と前記第1のマスク絶縁膜とを形成する工程と、
    前記メモリセル領域上と前記第1の周辺回路領域上と前記第2の周辺回路領域上とに第2のゲート絶縁膜と前記第2のゲート絶縁膜上に第2のゲート電極膜と前記第2のゲート電極膜上に第2のマスク絶縁膜とを形成する工程と、
    前記メモリセル領域上と前記第1の周辺回路領域上では除去し、前記第2の周辺回路領域上に前記第2のゲート絶縁膜と前記第2のゲート電極膜と前記第2のマスク絶縁膜とを形成する工程と、
    前記第1の層間膜に前記拡散層に達するコンタクト孔を形成する工程と、
    前記コンタクト孔を埋めるよう前記メモリセル領域と前記素子分離領域上と前記第1の周辺回路領域上と前記第2の周辺回路領域上とに第1の導電膜を形成する工程と、
    前記第1の導電膜上に有機塗布膜を形成する工程と、
    前記コンタクト孔に埋め込まれた前記導電膜を残しコンタクトプラグを形成し、前記第1のゲート電極膜と前記第2のゲート電極膜を露出させ、前記素子分離領域上に前記導電膜を残すよう前記有機塗布膜と前記第1の導電膜とをエッチバックする工程と、を備える半導体装置の製造方法。
  25. 前記第1のゲート絶縁膜と前記第2のゲート絶縁膜とはそれぞれ第1の高誘電率膜と第2の高誘電率膜とを含むことを特徴とする請求項24に記載の半導体装置の製造方法。
  26. 前記第2の高誘電率膜は前記第1の高誘電率膜と前記第1の高誘電率膜とは異なる第3の高誘電率膜とを備えることを特徴とする請求項24又は25に記載の半導体装置の製造方法。
  27. 前記第1の高誘電率膜は酸化ハフニウムを含み、前記第3の高誘電率膜は酸化アルミニウムを含むことを特徴とする請求項26に記載の半導体装置の製造方法。
  28. 前記第1の導電膜は多結晶シリコンを含むことを特徴とする請求項24から27の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  29. 前記有機塗布膜はBARC膜であることを特徴とする請求項24から28の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  30. 前記第1のマスク絶縁膜と前記第2のマスク絶縁膜とはそれぞれ酸化シリコンを含むことを特徴とする請求項24から29の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  31. 前記有機塗布膜と前記第1の導電膜とをエッチバックの後に、
    前記第1のマスク絶縁膜と前記第2のマスク絶縁膜とを除去する工程と、
    前記コンタクトプラグ上と前記第1のゲート電極膜と前記第2のゲート電極膜と前記素子分離領域の前記導電膜上に第2の導電膜を形成する工程と、
    前記第2の導電膜をパターニングして前記メモリセル領域にビット線を形成し、前記第1の周辺回路領域に第1のトランジスタと前記第2の周辺回路領域に第2のトランジスタと前記素子分離領域に第1配線を形成することを特徴とする請求項24から30の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  32. 前記メモリセル領域と前記第1の周辺回路領域とにP型ウエルが形成され、前記第2の周辺回路領域にはN型ウエルが形成されていることを特徴とする請求項24から31の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  33. 前記メモリセル領域の隣接する周囲は前記第1の周辺回路領域のみで囲まれていることを特徴とする請求項32に記載の半導体装置の製造方法。
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JP7462064B2 (ja) 2020-08-27 2024-04-04 チャンシン メモリー テクノロジーズ インコーポレイテッド 半導体構造及び半導体構造の製造方法
KR102676879B1 (ko) * 2017-02-08 2024-06-19 삼성전자주식회사 반도체 장치 및 그 제조 방법

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