JP2015135136A - ノンリーク二方弁 - Google Patents

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圭一 石津
Keiichi Ishizu
圭一 石津
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Nachi Fujikoshi Corp
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【課題】シート部のポペット側を鋼球に変更し、該鋼球をスプリング受けて弁座に押しつけることによってシートするノンリーク二方弁を提供する。【解決手段】弁体部11は穴16を形成する弁本体15と、弁本体15に穿設され前記穴16の軸芯方向に間隔をおいて穿設された圧油の入力ポート17、出口ポート18が形成され、穴16の一端(図1で右側)に電磁部12のソレノイドガイド19が螺着されている。さらに、穴16にはソレノイドガイド19に隣接して弁座20、スリーブ21、スペーサ22、キャップ23がこの順序で嵌着されている。【選択図】図1

Description

本発明は油圧用二方弁に関するもので、特に各ポート間の内部リークを小さくしたノンリーク二方弁に関する。
従来、この種のノンリーク形ソレノイドバルブとしては特許文献1に示すように、スリーブAとスプールBを使用して第二スリーブ体6に設けたバルブシート10によりアクチュエータポート3と高圧入口ポート4をそれぞれシートしている。
ポペット(スプールB)とバルブシート10は互いに設けたテーパによってアクチュエータポート3及び高圧入口ポート4の流れる圧油を遮断している。スプールBは、スプリング力もしくはソレノイドコイルの電磁力によってスリーブAに押しつけられている。nなお、ポペット(スプールB)はスリーブAに通すことによって支持される(例えば、特許文献1参照。)。
実公平7−5338号公報
しかしながら、特許文献1では、ポペットはスリーブによって支持されているため、ポペット外径とスリーブ内径の公差によって微少な傾きが生じる。
このため、ポペットとスリーブ間に微少な傾きが生じることによって、シート部から微少な漏れが発生する。
本発明は係る課題を解決するためになされたもので、シート部のポペット側を鋼球に変更し、該鋼球をスプリング受けて弁座に押しつけることによってシートするノンリーク二方弁を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために本発明は、
弁体部と,
前記弁体部に取着した電磁部と、
を備え、
前記弁体部は、穴を前記電磁部に同心状に設け該穴に連通する入力ポート、出力ポートを形成した弁体と、
前記弁体に取着した前記電磁部の突出しピンに隣接して前記穴に装着された弁座と、
前記弁座に隣接して前記穴に装着され小径穴を有する弁座と、
前記弁体に螺着し前記穴を閉塞するキャップと、
前記スリーブの段付穴に遊挿したばね受けと、
前記ばね受けの凹部に装着され前記弁座の小径穴に係合する鋼球と、
前記キャップ及び前記ばね受け間に装着され前記鋼球を前記弁座の小径穴に押し圧するばね部材と、
を備え、
前記電磁部のON,OFFにより、前記鋼球と前記突出しピンが接離し前記入力ポートから前記出力ポートに流れる油を供給、遮断することを特徴とする。
本発明は、シート部のポペット側を鋼球に変更する。鋼球はスプリング受けによって支持する。鋼球を弁座に押しつけることによってシートする。また、スプリング受けはスペーサによって支持される。
本発明の実施の形態に係るノンリーク二方弁の縦断面図である。
本発明のノンリーク二方弁につき、好適な実施の形態を挙げ、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るノンリーク二方弁(以下、二方弁という)10の概略構造を示す略縦断面図である。二方弁10は、弁体部11と、前記弁体部11に取着された電磁部12とから形成されている。
ここで、電磁部12の構成は従来から知られているので、詳細な説明は省略する。
弁体部11は穴16を形成する弁本体15と、弁本体15に穿設され前記穴の軸芯方向に間隔をおいて穿設された圧油の入力ポート17、出口ポート18が形成され、穴16の一端(図1で右側)に電磁部12のソレノイドガイド19が螺着されている。
さらに、穴16にはソレノイドガイド19に隣接して弁座20、スリーブ21、スペーサ22、キャップ23がこの順序で嵌着されている。
弁座20は、円筒の逆コ字状を呈しており、図1で右側に開口部20bが形成され、側壁面(図1で左側)に小径穴20aが穿設されており、開口部20b、小径穴20aにソレノイドガイド19に摺動自在に支持されたプッシュロッド13が遊挿されている。
スリーブ21は円筒形状を形成し、内周面に段付穴24を形成している。段付穴24は両端に大径穴24a、24b、該大径穴24a、24b間に小径穴24cが形成されている。
段付穴24の大径穴24aにはばね受け25の大径部25aが遊挿されており、段付穴24の小径穴24cにはばね受け25の小径部25b遊挿されており、段付穴24の大径部24a、小径穴24cとばね受け25の大径部25a、小径部25bとは径方向に隙間を有している。
ばね受け25の小径部25bは細い軸状を形成し、スペーサ22に嵌挿されてキャップ23の開口部23aに突出している。ばね受け25の一端(図1で右端)には断面円形の凹部26が形成され、該凹部26には鋼球27が回転自在に嵌挿されている。
鋼球27は一側(図1で左側)が凹部26の底部の円錐面26aに係合する共に、他側(図1で右側)が弁座20の小径穴20aの端面(図1で左面)に係合しており、か電磁部12の連結突出ピン13の先端(図1で左端)に当接するようになっている。
キャップ23は穴16を閉塞するために弁本体15に螺着されており、シール部材、例えばOリングにより液密的に結合しており、開口部23aにはばね部材28が装着されている。ばね部材28は一端がばね受け25の小径穴25cに支持され、他端がキャップ23の開口部23aの端部(図1で左端)に支持されている。
参照符号29はドレーン通路で、点線で示している。
本発明の実施の形態に係るノンリーク二方弁10は基本的には以上のように構成される
ものであり、次に動作について説明する。
図1において、電磁部12がOFF(非励磁)のとき、ばね部材28の弾発力によってばね受け25及び鋼球27に矢印X方向の力が作用する。このため、鋼球27が弁座20の小径穴20aに押付けられてシートしている。この状態では、入力ポート17から出口ポート18に油が流れない。
電磁部12がON(励磁)のとき、電磁弁12の励磁力によってプッシュロッド13に矢印Y方向の力が作用する。
プッシュロッド13がばね部材28の弾発力に打ち勝つことによって、鋼球27がプッシュロッド13により矢印Y方向へ移動する。このため、弁座20と鋼球27との間に隙間ができるので、その間から油が入力ポート17から出口ポート18に流れる
10 ノンリーク二方弁 11 弁体部
12 電磁部 13 突出しピン
15 弁本体 16 穴
17 入力ポート 18 出口ポート
19 ソレノイドガイド 20 弁座
21 スリーブ 22 カラー
23 キャップ 24 段付穴
25 ばね受け 26 凹部
26a 円錐面 27 鋼球
28 ばね部材 29 ドレーン通路

Claims (1)

  1. 弁体部と、
    前記弁体部に取着した電磁部と、
    を備え、
    前記弁体部は、穴を前記電磁部に同心状に設け該穴に連通する入力ポート、出力ポートを形成した弁体と、
    前記弁体に取着した前記電磁部の突出しピンに隣接して前記穴に装着された弁座と、
    前記弁座に隣接して前記穴に装着され小径穴を有する弁座と、
    前記弁体に螺着し前記穴を閉塞するキャップと、
    前記スリーブの段付穴に遊挿したばね受けと、
    前記ばね受けの凹部に装着され前記弁座の小径穴に係合する鋼球と、
    前記キャップ及び前記ばね受け間に装着され前記鋼球を前記弁座の小径穴に押し圧するばね部材と、
    を備え、
    前記電磁部のON,OFFにより、前記鋼球と前記突出しピンが接離し前記入力ポートから前記出力ポートに流れる油を供給、遮断することを特徴とするノンリーク二方弁。
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