JP2015134861A - 粘着シート - Google Patents

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【課題】操作性に優れた粘着シートを提供する。【解決手段】粘着シート1は、長尺状の基材2と、基材2の一方の面側に設けられた粘着剤層3と、粘着剤層3上に設けられた剥離シート4と、を有し、剥離シート4の幅は、粘着剤層3の幅よりも小さく、粘着剤層3の幅方向の一部に貼着されている。そして、粘着シート1は、芯9にロール状に巻回されている。粘着シート1の具体的な1つの構成としては、粘着剤層3の幅方向の一方の端部が剥離シート4で覆われ、他方の端部が露出している。【選択図】図1

Description

本発明は、粘着シートに関するものである。
従来から、粘着シートとして、一般的に「ガムテープ」、「セロハンテープ」、「ビニールテープ」と呼ばれているものが知られている。これらは、基材と、基材上に設けられた粘着剤層とを有する帯状体をロール状に巻回してなるものである。しかしながら、これら粘着シートでは、巻き出した部分の全面で粘着剤層が露出するため、粘着剤層の一部が他の部分に貼り付き易く、操作性が悪いという問題がある。
この点を解消すべく、例えば、特許文献1には、基材と、基材上に設けられた粘着剤層と、粘着剤層状に設けられ、中央部に切り込みが入った剥離シートとを有する粘着シートが知られている。このような粘着シートは、まず、一方の剥離シートを剥がした状態で貼着対象物に貼着し、次に、他方の剥離シートを剥がして残りの部分を貼着対象物に貼着するように使用される。このような方法によれば、粘着剤層の一部を覆った状態で貼着対象物に貼着することができるので、前述した粘着シートと比較して、操作性が向上するという利点がある。しかしながら、特許文献1の粘着シートでは、貼着前に一方の剥離シートを剥がさなければならず、これが手間となる。
特開平7−62307号公報
本発明の目的は、操作性に優れた粘着シートを提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
(1) 長尺状の基材と、
前記基材の一方の面側に設けられた粘着剤層と、
前記粘着剤層上に設けられた剥離シートと、を有し、
前記剥離シートの幅は、前記粘着剤層の幅よりも小さく、前記粘着剤層の幅方向の一部に貼着されていることを特徴とする粘着シート。
(2) 前記粘着剤層の幅方向の一方の端部が前記剥離シートで覆われ、他方の端部が露出している上記(1)に記載の粘着シート。
(3) ロール状に巻回されている上記(1)または(2)に記載の粘着シート。
(4) 厚みが幅方向において一定である上記(3)に記載の粘着シート。
(5) 前記粘着剤層は、前記剥離シートが貼着されている領域の厚みが、前記剥離シートが貼着されていない領域の厚みよりも薄い上記(4)に記載の粘着シート。
(6) 前記基材は、前記剥離シートと重なる領域の厚みが、前記剥離シートと重ならない領域よりも薄い上記(4)に記載の粘着シート。
(7) 長尺状の基材と、
前記基材の一方の面側に設けられた第1粘着剤層と、
前記基材の他方の面側に設けられた第2粘着剤層と、
前記第2粘着剤層上に設けられた剥離シートと、を有し、
前記第1粘着剤層の幅は、前記基材の幅よりも小さく、前記基材の幅方向の一方側に偏って配置されていることを特徴とする粘着シート。
(8) 前記第2粘着剤層の幅は、前記基材の幅よりも小さく、前記基材の幅方向の他方側に偏って配置されている上記(7)に記載の粘着シート。
本発明によれば、初めから粘着剤層が露出している領域と粘着剤層が剥離シートで覆われている領域とを有しているため、優れた操作性を発揮することができる。すなわち、従来の粘着シート(ガムテープ、セロハンテープ、ビニールテープ等)のように、巻き出した全域で粘着剤層が露出することがないため、粘着剤層の一部が他の部分に貼り付き難くなり、その分、操作性が向上する。また、特許文献1の粘着シートのように、貼着前に剥離シートを剥がす必要がないため、この点でも操作性が向上する。特に、ロール状に巻回している場合には、剥離シートで覆われずに露出している部分が基材によって覆われるため、粘着剤層の粘着性を保持することができる。
(a)が本発明の第1実施形態に係る粘着シートを示す斜視図、(b)が(a)中のA−A線断面図である。 図1に示す粘着シートの使用方法を説明する図である。 図1に示す粘着シートの使用方法を説明する図である。 図1に示す粘着シートの使用方法を説明する図である。 図1に示す粘着シートの使用方法を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る粘着シートを示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る粘着シートを示す断面図である。 (a)が本発明の第4実施形態に係る粘着シートを示す平面図、(b)が(a)中のB−B線断面である。 (a)が本発明の第5実施形態に係る粘着シートを示す斜視図、(b)が(a)中のC−C線断面図である。 図9に示す粘着シートの使用方法を説明する図である。 本発明の第6実施形態に係る粘着シートを示す断面図である。 図11に示す粘着シートの使用方法を説明する図である。
以下、本発明の粘着シートの好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明の粘着シートの第1実施形態について説明する。
図1は、(a)が本発明の第1実施形態に係る粘着シートを示す斜視図、(b)が(a)中のA−A線断面図である。図2ないし図5は、それぞれ、図1に示す粘着シートの使用方法を説明する図である。
図1(a)に示すように、粘着シート1は、帯状をなし、円筒状の芯9にロール状に巻回されている。このような粘着シート1は、図1(b)に示すように、可撓性を有する帯状の基材2と、基材2上に設けられた粘着剤層3と、粘着剤層3上に設けられた剥離シート4とで構成されている。また、基材2の粘着剤層3と反対側の面には、粘着シート1をロール状に巻回した状態で、粘着剤層3が基材2に貼り付かないように剥離性処理が施されている。
基材2としては、特に限定されず、例えば、ポリプロピレンなどの樹脂材料で構成された樹脂フィルムや、クラフト紙などの紙や、不織布、編物、織物などの布を用いることができる。
また、粘着剤層3の幅方向(図1(b)中の横方向)の一端部が剥離シート4で覆われ、他端部が剥離シート4から露出している。すなわち、粘着剤層3は、幅方向の一方側に位置し、剥離シート4で覆われている第1領域31と、幅方向の他方側に位置し、剥離シート4で覆われていない第2領域32とが存在している。前述したように、粘着シート1がロール状に巻回されていているため、第2領域32は、基材2で覆われ、その粘着性が保持される。
また、本実施形態では、第1、第2領域31、32の境界Sが粘着シート1の延在方向に沿って直線状に延在している。そのため、第2領域32を対象物に貼着した後で剥離シート4を剥離し易くなる。ただし、境界Sは、粘着シート1の延在方向に沿った直線状である必要はなく、例えば、粘着シート1の延在方向に沿って延在する波状の曲線であってもよい。
また、本実施形態では、第1領域31の幅W1と、第2領域32の幅W2とがほぼ等しく、境界Sが幅方向のほぼ中央に位置している。これにより、第1、第2領域31、32の面積がほぼ等しくなり、粘着シート1の使い勝手が良くなる。ただし、幅W1、W2の大小関係は、これに限定されず、幅W1が幅W2よりも小さく、境界Sが第1領域31側に片寄っていてもよいし、反対に、幅W2が幅W1よりも小さく、境界Sが第2領域32側に片寄っていてもよい。幅W1、W2の関係は、粘着シート1の幅や用途によって適宜設定すればよい。
このように、粘着シート1は、初めから粘着剤層3が露出している第2領域32と、粘着剤層3が剥離シート4で覆われている第1領域31とを有しているため、優れた操作性を発揮することができる。すなわち、巻き出した全域で粘着剤層3が露出することがないため、粘着剤層3の一部が他の部分に貼り付き難くなり、その分、操作性が向上する。また、貼着前に剥離シート4を剥がす必要がないため、この点でも操作性が向上する。また、ゴミ(剥離した剥離シート4)の発生を低減することができる。
次に、粘着シート1の使用方法について説明する。
例えば、壁100にポスター200を固定する場合は、まず、ロール状の粘着シート1を先端から巻き出して適当な長さに切断する。次に、図2(a)に示すように、粘着シート1を、水平方向に延在し第1領域31が上側に位置するように壁100に貼着する。この際、壁100に貼着されるのは第2領域32のみである。次に、図2(b)に示すように、第1領域31と壁100の間にポスター200の下端部を挿入する。次に、剥離シート4を剥離しながら、第1領域31を徐々にポスター200に貼着していく。以上によって、図2(c)に示すように、ポスター200の下端部が粘着シート1によって壁100に固定される。
なお、ポスター200の上端部を粘着シート1で固定する場合も同様である。すなわち、まず、適当な長さに切断した粘着シート1を、第1領域31が下側に位置するように壁100に貼着する。この際、第1領域31内にポスター200の上端が位置するようにする。次に、第1領域31と壁100の間にポスター200の上端部を挿入する。既に、ポスター200の下端部が壁100に固定されているため、ポスター200の上端部を第1領域31と壁100の間に挿入した状態を維持するのは容易である。次に、剥離シート4を剥離しながら第1領域31をポスター200に貼着していく。以上によって、ポスター200の上端部が粘着シート1によって壁100に固定される。
また、例えば、ダンボール箱300の蓋301、302を粘着シート1で閉じる場合は、まず、粘着シート1を適当な長さに切断して、図3(a)に示すように、一方の蓋301に第2領域32を貼着し、蓋301、302を閉じ合わせて縁同士を当て付ける。次に、図3(b)に示すように、剥離シート4を剥離しながら、露出した第1領域31を蓋302に貼着していく。以上によって、蓋301、302を粘着シート1で閉じることができる。特に、このような方法によれば、例えば、蓋301、302が盛り上がってしまうほどダンボール箱300内に物が詰め込まれている場合にも、蓋301、302の縁同士を当て付けながら粘着シート1(第1領域31)の貼着を行うことができるので、ダンボール箱300の蓋閉じをきれいにかつ簡単に行うことができる。
また、例えば、分割されたシート401、402を貼り合わせて1枚のシート400とする場合は、まず、粘着シート1を適当な長さに切断して、図4(a)に示すように一方のシート401の縁に第2領域32を貼着する。次に、図4(b)に示すように、シート402をシート401に対して位置決めしつつ、粘着シート1(剥離シート4)上に配置する。次に、図4(c)に示すように、剥離シート4を剥離しながら、露出した第1領域31を蓋302に貼着していく。以上によって、シート401、402が繋ぎ合わされて1枚のシート400になる。
また、例えば、粘着シート1は、工事の際に出る削りカスを回収するのに用いることもできる。例えば、ドリル500で壁100に穴をあける場合、図5(a)に示すように、穴をあける場所Pの下方に、適当な長さの粘着シート1を第1領域31が上側に位置するようにして貼着し、境界Sで粘着シート1を折って剥離シート4(第1領域31)を斜め上に向かせた後、剥離シート4を剥離する。この状態で、ドリル500で穴をあけると、図5(b)に示すように、その際に発生する削りカスHが落下して粘着剤層3の第1領域31に粘着する。そして、穴をあけ終えた後は、粘着シート1を剥がせば、簡単に、削りカスを回収することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の粘着シートの第2実施形態について説明する。
図6は、本発明の第2実施形態に係る粘着シートを示す断面図である。
以下、第2実施形態の粘着シートについて、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第2実施形態の粘着シートは、粘着剤層の構成が異なる以外は、第1実施形態とほぼ同様である。
図6に示すように、本実施形態の粘着剤層3では、第1領域31の厚みt1が、第2領域32の厚みt2よりも薄くなっており、粘着剤層3の表面に剥離シート4の厚み分の段差が形成されている。すなわち、(t2−t1)が剥離シート4の厚みとほぼ等しくなっている。これにより、粘着シート1の幅方向の厚みをほぼ一定に揃えることができ、粘着シート1をロール状に巻回し易くなる。
このような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の粘着シートの第3実施形態について説明する。
図7は、本発明の第3実施形態に係る粘着シートを示す断面図である。
以下、第3実施形態の粘着シートについて、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第3実施形態の粘着シートは、基材の構成が異なる以外は、第1実施形態とほぼ同様である。
図7に示すように、本実施形態の基材2では、剥離シート4(第1領域31)と重なる部分21の厚みt3が、剥離シート4と重ならない部分(第2領域32と重なる部分)22の厚みt4よりも薄くなっており、基材2の表面に剥離シート4の厚み分の段差が形成されている。すなわち、(t4−t3)が剥離シート4の厚みとほぼ等しくなっている。これにより、粘着シート1の幅方向の厚みを一定に揃えることができ、粘着シート1をロール状に巻回し易くなる。
このような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の粘着シートの第4実施形態について説明する。
図8は、(a)が本発明の第4実施形態に係る粘着シートを示す平面図、(b)が(a)中のB−B線断面である。
以下、第4実施形態の粘着シートについて、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第4実施形態の粘着シートは、剥離シートの構成が異なる以外は、第1実施形態とほぼ同様である。
図8(a)、(b)に示すように、本実施形態では、剥離シート4が、粘着剤層3の一方の端部に設けられた第1剥離シート41と、他方の端部に設けられた第2剥離シート42とで構成されている。そして、粘着剤層3の中央部には、剥離シート4が配置されておらず、当該部分が剥離シート4から露出している。
このような第4実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
以上、図示の実施形態に基づいて本発明の粘着シートを説明したが、本発明は、これらに限定されるものでない。例えば、本発明の粘着シートでは、各部の構成は、同様の機能を発揮する任意の構成のものに置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。また、前述の実施形態を適宜組み合わせてもよい。
<第5実施形態>
次に、本発明の粘着シートの第5実施形態について説明する。
図9は、(a)が本発明の第5実施形態に係る粘着シートを示す斜視図、(b)が(a)中のC−C線断面図である。図10は、図9に示す粘着シートの使用方法を説明する図である。
以下、第5実施形態の粘着シートについて、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図9(a)に示すように、粘着シート10は、帯状をなし、円筒状の芯90にロール状に巻回されている。このような粘着シート10は、図9(b)に示すように、可撓性を有する帯状の基材20と、基材20の一方の面(上面)上に設けられた第1粘着剤層30と、基材20の他方の面(下面)上に設けられた第2粘着剤層50と、第2粘着剤層50上に設けられ、第2粘着剤層50の粘着面を覆う剥離シート60とで構成されている。
基材20としては、特に限定されず、例えば、ポリプロピレンなどの樹脂材料で構成された樹脂フィルムや、クラフト紙などの紙や、不織布、編物、織物などの布を用いることができる。
第2粘着剤層50は、基材20とほぼ等しい幅を有しており、基材20の上面のほぼ全域に配置されている。同様に、剥離シート60は、基材20とほぼ等しい幅を有しており、第2粘着剤層50の粘着面のほぼ全域が剥離シート60で覆われている。
一方、第1粘着剤層30は、基材20よりも幅が小さく、基材20の幅方向の一方側(図9中の右側)に偏って配置されている。本実施形態では、第1粘着剤層30の幅は、基材20の幅のほぼ半分であり、よって、基材20の下面の左側半分に第1粘着剤層30が設けられている。ただし、第1粘着剤層30の幅としては、基材20の幅よりも小さければ特に限定されず、基材20の幅の半分未満であっても良いし、基材20の幅の半分を超えても良い。また、第1粘着剤層30の位置としては、特に限定されず、例えば、基材2の幅方向の両端部を除き、基材20の幅方向の中央部に位置していてもよい。
ここで、前述したように、粘着シート10は、ロール状に巻回されているため、ロール状の状態では、第1粘着剤層30の表面(粘着面)は、剥離シート60で覆われ、その粘着性が保持される。剥離シート60の表面(第2粘着剤層50と反対側の面)は、第1粘着剤層30の貼り付きを防止する剥離性処理が施されている。
このような構成の粘着シート10では、芯90から巻き出した部分において、初めから第1粘着剤層30の粘着面が露出するため、優れた操作性を発揮することができる。具体的には、従来のように第1粘着剤層30を貼着するのに剥離シートを剥がす必要がないため、この点において操作性が向上する。また、基材20の下面の左側半分にのみ第1粘着剤層30が設けられているため、基材20の下面の右側半分の部分(基材20が露出している部分)は、貼着されない。そのため、例えば、図10(a)に示すように、適当な長さに切断した粘着シート10を第1粘着剤層30によって壁100に貼着すれば、図10(b)に示すように、中心線において半分に折り曲げることができる。さらに、剥離シート60を剥離して、第2粘着剤層50でポスター200を挟み込めば、壁にポスターを固定することができる。この状態では、ポスター200の外縁が粘着シート10で覆われているため、ポスター200の外縁の痛み(損傷)が防止される。そのため、ポスター200の破損を低減することができる。
このような第5実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第6実施形態>
次に、本発明の粘着シートの第6実施形態について説明する。
図11は、本発明の第6実施形態に係る粘着シートを示す断面図である。図12は、図11に示す粘着シートの使用方法を説明する図である。
以下、第6実施形態の粘着シートについて、前述した第5実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本実施形態の粘着シートは、第2粘着剤層の配置が異なること以外は、前述した第5実施形態の粘着シートと同様である。
図11に示すように、本実施形態の粘着シート10では、第1粘着剤層30および第2粘着剤層50が供に基材20よりも幅が小さく、第1粘着剤層30が基材20の幅方向の一方側(図11中の右側)に偏って配置され、第2粘着剤層50が基材の幅方向の他方側(図11中の左側)に偏って配置されている。本実施形態では、第1粘着剤層30および第2粘着剤層50は、共に、その幅が基材20の幅のほぼ半分であり、よって、基材20の上面の右側半分に第1粘着剤層30が設けられ、基材20の下面の左側半分に第2粘着剤層50が設けられている。ただし、第1粘着剤層30および第2粘着剤層50の幅としては、それぞれ、基材20の幅よりも小さければ特に限定されず、基材20の幅の半分未満であっても良いし、基材20の幅の半分を超えても良い。ただし、第1粘着剤層30の幅と第2粘着剤層50の幅の合計が基材20の幅とほぼ等しくなるのが好ましい。これにより、本実施形態のように、第1粘着剤層30を基材20の右端に詰めて配置し、第2粘着剤層50を基材20の左端に詰めて配置したときに、第1粘着剤層30の基材20の中央側での端部30aと、第2粘着剤層50の基材20の中央側での端部50aとが厚さ方向で一致する。これにより、後述するように粘着シート10の厚さを揃えることができるので、粘着シート10をロール状に巻回し易くなる。
また、剥離シート60は、第2粘着剤層50とほぼ等しい幅を有しており、第2粘着剤層50の表面(粘着面)のほぼ全域を覆っている。
なお、前述したように、粘着シート10は、ロール状に巻回されているため、第1粘着剤層30の表面(粘着面)は、基材20で覆われ、その粘着性が保持される。基材20の表面(第1粘着剤層30の粘着面と接触する部分)は、第1粘着剤層30の貼り付きを防止する剥離性処理が施されている。
ここで、第1粘着剤層30の厚みt6としては、特に限定されないが、第2粘着剤層50の厚さと剥離シート60の厚さの合計(合計厚みt7)とほぼ等しいことが好ましい。これにより、粘着シート10の幅方向の厚みをほぼ一定に揃えることができ、粘着シート10をロール状に巻回し易くなる。
このように、粘着シート10は、芯90から巻き出した部分において、初めから第1粘着剤層30の粘着面が露出しているため、優れた操作性を発揮することができる。具体的には、第1粘着剤層30を貼着するのに剥離シートを剥がす必要がないため、この点において操作性が向上する。また、基材20の下面の左側半分にのみ第1粘着剤層30が設けられているため、基材20の下面の右側半分の部分は、貼着されない。そのため、例えば、図12(a)に示すように、適当な長さに切断した粘着シート10を第1粘着剤層30によって壁100に貼着すれば、図12(b)に示すように、半分に折り曲げることができる。さらに、図12(c)に示すように、剥離シート60を剥離して、第2粘着剤層50に幅広の厚紙600等を貼着すれば、前述した第1実施形態で説明したような、削りカスHを効率的に回収することができる。
このような第6実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
以上、図示の実施形態に基づいて本発明の粘着シートを説明したが、本発明は、これらに限定されるものでない。例えば、本発明の粘着シートでは、各部の構成は、同様の機能を発揮する任意の構成のものに置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。また、前述の実施形態を適宜組み合わせてもよい。
1、10 粘着シート
2、20 基材
21 部分
22 部分
3 粘着剤層
30 第1粘着剤層
30a 端部
31 第1領域
32 第2領域
4 剥離シート
41 第1剥離シート
42 第2剥離シート
50 第2粘着剤層
50a 端部
60 剥離シート
9、90 芯
100 壁
200 ポスター
300 ダンボール箱
301 蓋
302 蓋
400 シート
401 シート
402 シート
500 ドリル
600 厚紙
H カス
P 場所
S 境界
t1 厚み
t2 厚み
t3 厚み
t4 厚み
t6 厚み
t7 厚み

Claims (8)

  1. 長尺状の基材と、
    前記基材の一方の面側に設けられた粘着剤層と、
    前記粘着剤層上に設けられた剥離シートと、を有し、
    前記剥離シートの幅は、前記粘着剤層の幅よりも小さく、前記粘着剤層の幅方向の一部に貼着されていることを特徴とする粘着シート。
  2. 前記粘着剤層の幅方向の一方の端部が前記剥離シートで覆われ、他方の端部が露出している請求項1に記載の粘着シート。
  3. ロール状に巻回されている請求項1または2に記載の粘着シート。
  4. 厚みが幅方向において一定である請求項3に記載の粘着シート。
  5. 前記粘着剤層は、前記剥離シートが貼着されている領域の厚みが、前記剥離シートが貼着されていない領域の厚みよりも薄い請求項4に記載の粘着シート。
  6. 前記基材は、前記剥離シートと重なる領域の厚みが、前記剥離シートと重ならない領域よりも薄い請求項4に記載の粘着シート。
  7. 長尺状の基材と、
    前記基材の一方の面側に設けられた第1粘着剤層と、
    前記基材の他方の面側に設けられた第2粘着剤層と、
    前記第2粘着剤層上に設けられた剥離シートと、を有し、
    前記第1粘着剤層の幅は、前記基材の幅よりも小さく、前記基材の幅方向の一方側に偏って配置されていることを特徴とする粘着シート。
  8. 前記第2粘着剤層の幅は、前記基材の幅よりも小さく、前記基材の幅方向の他方側に偏って配置されている請求項7に記載の粘着シート。
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