JP2015134573A - 車両用テレビモニタ収納装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】テレビモニタを収納枠内に収納する際の回転モーメントを効率的に得ることにより、モータの駆動効率を確保し、電動モータの小型化、及び構造の単純化を実現した車両用テレビモニタ収納装置を提供する。
【解決手段】本体枠の両側に沿って形成された案内軌道が直線軌道の一端に曲線軌道を形成すると共に、案内軌道に沿って形成したラックに歯合するピニオンと案内軌道に沿って案内される車輪とがモータに連結され、引上げアームは途中に湾曲に凹んだ湾曲案内辺を有すると共に、引上げアームの先端の支承軸がテレビモニタの側部の途中に回転自在に係止され、本体枠の各側板には引上げアームの湾曲案内辺が接する所定部位に支点軸が突出形成され、引上げアームの湾曲案内辺が支点軸に接した時点から該支点軸を支点とし、モータの回転軸を力点とし、引上げアームの先端の支承軸を作用点とする梃子の作用によって、テレビモニタを本体枠の内部に収納する。
【選択図】図10
【解決手段】本体枠の両側に沿って形成された案内軌道が直線軌道の一端に曲線軌道を形成すると共に、案内軌道に沿って形成したラックに歯合するピニオンと案内軌道に沿って案内される車輪とがモータに連結され、引上げアームは途中に湾曲に凹んだ湾曲案内辺を有すると共に、引上げアームの先端の支承軸がテレビモニタの側部の途中に回転自在に係止され、本体枠の各側板には引上げアームの湾曲案内辺が接する所定部位に支点軸が突出形成され、引上げアームの湾曲案内辺が支点軸に接した時点から該支点軸を支点とし、モータの回転軸を力点とし、引上げアームの先端の支承軸を作用点とする梃子の作用によって、テレビモニタを本体枠の内部に収納する。
【選択図】図10
Description
本発明は、バス車両等の天井に開閉可能に設けられたテレビモニタを電動モータの駆動によって収納するようにした車両用テレビモニタ収納装置に関する。
従来から、バス車両等にテレビ受像機等のテレビモニタを設け、乗客にテレビやビデオ等を放映することが行われている。このような映像の提供は、観光バスや長距離バス等において種々の案内や説明を行う際にも有益であり、欠かすことのできないサービスとなっている。
ところで、前後に長いバス車両等の室内においては、すべての乗客が見ることができるように画面の大きさを確保する必要があり、最近では、軽量で薄型の液晶型テレビモニタを採用することが一般的である。また、このテレビモニタは、乗客の前方視界を確保するため、中央通路等の天井に取付け、未使用時には天井側へ収納することによって乗客の乗り降り等の支障とならないようにする必要がある。
そのための従来装置は、特許文献1に示すように、テレビモニタを枠本体に取り付け、枠本体の一辺を回転軸で支持し、この回転軸にトルクを加えて作動させる機構が主流となっている。しかしながら、この装置は片持ち構造となるため、回転軸に大きな捩れモーメントが作用し、これに対処するための強度と大きな動力が必要となり、軽量化の面で問題があった。
そこで、本願の発明者は、上記のような従来の車両用のテレビモニタにおける種々の問題を解消すべく開発に着手した結果、特許文献2に示す車両用テレビモニタ収納装置を開発するに到った。この装置は、テレビモニタ収納枠を三点で支持する三角形の支持構造によって、テレビモニタ収納枠を所定角度に安定した状態で支持することができるようにしたものである。また、この装置は、運転席のような離れた位置から遠隔操作することによってテレビモニタ収納枠を開閉することができ、テレビモニタ収納枠と一体に移動するモータの構成により、電動式による駆動構造を少ない部品点数で小型軽量に構成することを可能としたものである。
さらに、上記の特許文献2の装置は、テレビモニタ収納枠に取付けられた歯車がガイド溝の直線軌道を移動し、テレビモニタ収納枠の格納直前において、歯車が円弧を描きながら円滑にラックギアに噛み合うことによって、テレビモニタ収納枠をスムーズに収納することができる構造としている。
ところで、上記の特許文献2の装置は、ギヤモータに直結したピニオンギヤによって伝達される回転力により、モニタ収納枠がラックに沿って移動する構造としてある。しかしながら、モニタ収納枠が水平角度に近づくに従って回転モーメントが増大するため、モニタ収納枠を所定の水平位置に収納するのが困難になる。これに対処して、モータの寸法を大きくする必要があるが、重量が増大し、コストが上昇する。このため、モニタ収納枠を閉じる方向へ付勢するワイヤを設けた構成とし、このワイヤの引張り力によって回転モーメントの不足を補う構造としたのであるが、その構造が複雑なものとなっていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、テレビモニタをバス車両等の天井側に収納する構造において、テレビモニタを収納枠内に収納する際の回転モーメントを効率的に得ることにより、モータの駆動効率を確保し、電動モータの小型化、及び構造の単純化を実現した車両用テレビモニタ収納装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明における請求項1の車両用テレビモニタ収納装置は、バス車両等の天井に取り付けられる本体枠の内部に収納自在に形成したテレビモニタが本体枠の両側板に対して回動自在に取り付けられ、該本体枠の両側の各側板に沿って互いに並行に形成された開口状の案内軌道が直線軌道の一端を下方に向けて弧状の曲線軌道を形成すると共に、該案内軌道に沿って形成したラックに歯合するピニオンと該案内軌道に沿って案内される車輪とがモータの回転軸に連結され、該モータの回転軸を回動可能に支持する軸受け部から本体枠の両側に沿って延長された引上げアームが途中に湾曲に凹んだ湾曲案内辺を有すると共に、引上げアームの先端の支承軸がテレビモニタの側部の途中に回転自在に係止され、本体枠の両側の各側板には引上げアームの湾曲案内辺が接する所定部位に支点軸が突出形成され、モータが回転駆動することによってピニオンがラックに歯合することでテレビモニタが本体枠側に閉じる動作において、引上げアームの湾曲案内辺が支点軸に接した時点から該支点軸を支点とし、モータの回転軸を力点とし、さらに引上げアームの先端の支承軸を作用点とする梃子の作用によってテレビモニタを水平方向へと引き上げる回転力を生じさせ、テレビモニタを本体枠の内部に収納するようにしたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2の車両用テレビモニタ収納装置は、請求項1において、本体枠の両側の各側板に突出形成された支点軸に接する引上げアームの湾曲案内辺の形状は、該引上げアームがテレビモニタの開閉動作に従って本体枠の支点軸と接触する点の軌跡によって描かれる形状であることを特徴とする。
さらに、本発明の請求項3の車両用テレビモニタ収納装置は、請求項1又は2において、モータは直流モータであって、本体枠の両側板の内側に沿って正極と負極の一対の電極板が設けられ、左右の各モータの回転軸の近傍における各引上げアームに設けられた電極端子の先端を各電極板の面に接触させることによって各モータに電力が供給されることを特徴とする。
本発明の車両用テレビモニタ収納装置によれば、テレビモニタが、天井に取り付けた本体枠内に平行に収納される際、引上げアームの湾曲案内辺が支点軸に接した時点から該支点軸を支点とし、モータの回転軸を力点とし、さらに引上げアームの先端の支承軸を作用点とする梃子の作用が働くことになる。このため、ピニオンが弧状の曲線軌道を下降するに従い、モーメントの腕の長さが次第に大きくなり、天井側に収納されるテレビモニタが水平に近づくに従って、テレビモニタを回転するモーメントが増大し、さほど強力でない小型のモータであっても、このモータの駆動によって、テレビモニタを効率的に本体枠内に収納することが可能となる。
また、本発明の構成においては、ピニオンがラックの直線軌道を移動することによって、テレビモニタを水平位置まで引き上げて格納することが可能であるが、ラックの終端部が湾曲に形成されているため、余分な空間を使わなくて済み、そのために装置自体が扁平かつコンパクトとなり、重量軽減や材料の節約によって価格的にも有益となる。
また、本発明によれば、テレビモニタを天井と平行状態に収納した状態において、モータの小さな制動力が梃子の作用によって増大した制動力となり、テレビモニタを安定した収納状態に保持することができる。このため、バス車両等のように走行時に激しい振動や、上下方向への大きな揺れ、或いは加速または制動時の加速変化等が生じる環境下であっても、これらの外力に影響されない安定状態を保つことができる。
さらに、本発明の車両用テレビモニタ収納装置によれば、モータの小型化及び装置全体の簡単化、軽量化を達成することができるため、バス車両等の室内天井に要するスペースも省スペースですみ、天井等への装着作業も非常に短時間に行うことが可能となる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1に示す本実施例の車両用テレビモニタ収納装置1は、バス車両等の天井に取り付けた本体枠2の内部にテレビモニタ3を閉じる方向に回動することによって収納するようにしたものである。即ち、テレビモニタ3を開いて下方に向けた状態(図6参照)から、図1に示すように、テレビモニタ3を本体枠2内に閉じる方向へ回動する動作を経て、図2に示すように、テレビモニタ3を本体枠2の内部に収納した状態とするものである。
なお、以下の説明において、テレビモニタ3はその画面3aがバス車両等の後方に向くように設置する必要があり、テレビモニタ3の収納時には画面3aを上方に向けて回動する必要があるため、例えば、図1又は図2においては、図面の右側を前方とし、図面の左側を後方とすることになる。従って、本実施例において、装置の前後関係は、例えば、テレビモニタ3の回転の中心位置がバス車両等の前方側に位置するものとして説明する。
本実施例において、本体枠2は、図4及び図5に示すように、四辺を高さの低い四角形枠で形成してあり、この本体枠2を車両等の天井の凹部又は切込み部等に格納してネジ等で取り付けることによって取付け可能である。
また、図3に示すように、本体枠2の両側の前端付近には、テレビモニタ3を回動自在に取付けるヒンジ部材4が設けられている。具体的には、本体枠2の両側板2a、2bの後端側を断面長方形を成す補強部材5で固定保持し、この補強部材5の縁部に設けた複数のヒンジ部材4にテレビモニタ3を回動自在に連結することによって、テレビモニタ3を本体枠2の内部に収納することを可能としている。なお、このようにテレビモニタ3を本体枠2の内部に収納した際、図1に示す本体枠2の天面側に設けたダンパー19がテレビモニタ3の上面に当たることによって、テレビモニタ3の閉動作を停止させると共に、車両に振動が生じた際等の緩衝材として機能することが可能となる。
上記の構成において、図1に示すように、本体枠2の両側の各側板2a、2bに沿って互いに並行に案内軌道7が連続的に均等な幅で開口状に形成されている。この案内軌道7は、図6又は図7に示すように(ただし、片側の案内軌道7を示す)、本体枠2の両側板2bに沿う開口状の直線軌道7aを形成すると共に、この直線軌道7aの一端、即ち、後方端部を下方に向けて弧状の曲線軌道7bを描くように形成している。
さらに、両側の各案内軌道7に沿って設けたラック8は、図7に示すように、上記の案内軌道7の片側(本実施例では上側)に沿って等間隔のピッチで波形を形成したものであり、案内軌道7の直線軌道7aと曲線軌道7bに対応した直線部8aと曲線部8bとを有する。このラック8に歯合するピニオン9と案内軌道7の縁部に沿って案内される車輪10とが、図8及び図9に示すように、モータ11の回転軸11aに連結されている。
図8は、ピニオン9と車輪10とモータ11を支持するモータフレーム12の両側に引上げアーム13a、13bを張り出した一体構造を示すものである。また、図9はモータフレーム12を本体枠2に取付けた状態を示すものであり、この図9に示す両側板2a、2bは部分的に切断した状態で図示している。
これらの図8及び図9に示すように、本体枠2の両側板2a、2bに渡される長さを有するモータフレーム12の両側に一対のモータ11、11を配し、各モータ11から延長された回転軸11aの端部にピニオン9を取付けると共に、このピニオン9の端部に案内軌道7の開口縁に沿って移動する車輪10を取り付けた構成としている。モータ11は直流モータであって、無通電状態であっても回転子に磁気制動力が作用する直流マグネット式ギヤモータを使用するのが好ましい。
なお、水平位置に移動したテレビモニタが降下しないように、ラッチ機構によって制動する構成とすることも可能であるが、ギヤモータの内部の摩擦力を増したり、マグネットの磁気力を高くすることによって、ラッチ機構を設けなくても、テレビモニタを水平位置に保持することが可能となる。また、微電流を流すことによって、テレビモニタがモータの降下する方向に回転しない構造とすることも可能である。
また、図7に示すように、本体枠2の両側板2a、2b(図7は側板2bのみを示す)の内側に沿って正極と負極の一対の電極板14a、14bが設けられ(ただし、電極板14aは見えない)、左右の各モータ11の回転軸11aの近傍における各引上げアーム13a、13b(ただし、引上げアーム13aは見えない)に設けられた電極端子15の先端を各電極板14a、14bの面に接触させる構成としている(図1参照)。このような構成により、テレビモニタ3の開閉動作の際においても、各電極端子15の先端は各電極板14a、14bの面に接触しながら移動し、各モータ11に電力を供給し続けることが可能となる。
さらに、本実施例において、図8に示すように、モータ11の回転軸11aを回動自在に支持する軸受け部18から本体枠2の両側に沿って延長された引上げアーム13a、13bは、図10に示すように、途中に湾曲に凹んだ形状の湾曲案内辺16を有すると共に、各引上げアーム13a、13bの先端の支承軸6、6がテレビモニタ3の側部の途中に回転自在に係止されている。この引上げアーム13a、13bの湾曲案内辺16の形状は、引上げアーム13a、13bがテレビモニタ3の開閉動作に従って、後述するように本体枠2の支点軸17と接触する点の軌跡によって描かれる形状であり、コンピュータ画像解析等によって形成することが可能である。
上記の構成において、本体枠2の両側の各側板には引上げアーム13a、13bの湾曲案内辺16が接する所定部位に支点軸17が突出形成されている。そして、図10(a)(以下の図10(a)〜(c)においては、例えば引上げアームは片側の引上げアーム13aのみ図示してある)に示すように、モータ11が回転駆動することによってピニオン9がラック8に歯合することでテレビモニタ3が本体枠2側に閉じる動作を開始する。
このような動作において、図10(b)に示すように、引上げアーム13aの湾曲案内辺16が支点軸17に接した時点から、該支点軸17を支点Pとし、モータの回転軸11aを力点Eとし、さらに引上げアーム13aの先端の支承軸6を作用点Wとする梃子の作用によって、テレビモニタ3を本体枠2の内部に収納する動作となる。
そして、図10(b)の状態からテレビモニタ3が水平に近づく角度になると、上記のように梃子の作用が開始する時点でピニオン9は弧状の曲線軌道7bに相当するラック8の曲線部8bを移動し始める。ここで、モータの回転軸11a(力点E)から支点軸17(支点P)までの腕の長さをEPとし、支承軸6(作用点W)から支点軸17(支点P)までの腕の長さをWPとする。そこで、図10(b)から(c)への変化を見ると、ピニオン9がラック8の曲線部8bに沿って下降するに従い、引上げアーム13aは支点軸17を支点Pとしてテレビモニタ3を水平方向へと引き上げる回転力を生じさせる。また、このような動作において、ピニオン9がラック8の曲線部8bに沿って下降するに従い、力点E側の腕の長さEPが作用点W側の腕の長さWPよりも次第に長くなるため、支承軸6(作用点W)に作用するモーメントが徐々に増大し、テレビモニタ3を水平方向に引き上げて本体枠2内に収納する動作を効率的に行うことが可能となる。
なお、上記の実施例においては、本発明の車両用テレビモニタ収納装置の取り付け箇所としては、バス車両を例にあげて説明してあるが、他の車両や航空機等の室内天井に取り付ける場合にも有益であり、また車両ではなくても何らかの天井部に取り付ける場合でも有効である。
本発明の車両用テレビモニタ収納装置は、テレビモニタをバス車両等の天井側に収納する構造において、テレビモニタを収納枠内に収納する際の回転モーメントを効率的に得ることにより、モータの駆動効率を確保し、電動モータの小型化、及び構造の単純化を実現した車両用テレビモニタ収納装置として利用可能である。
1 車両用テレビモニタ収納装置
2 本体枠
2a、2b 両側板
3 テレビモニタ
3a 画面
4 ヒンジ部材
5 補強部材
6 支承軸
7 案内軌道
7a 直線軌道
7b 曲線軌道
8 ラック
8a 直線部
8b 曲線部
9 ピニオン
10 車輪
11 モータ
11a 回転軸
12 モータフレーム
13a、13b 引上げアーム
14a、14b 電極板
15 電極端子
16 湾曲案内辺
17 支点軸
18 軸受け部
19 ダンパー
E 力点
P 支点
W 作用点
EP 力点E側の腕の長さ
WP 作用点W側の腕の長さ
2 本体枠
2a、2b 両側板
3 テレビモニタ
3a 画面
4 ヒンジ部材
5 補強部材
6 支承軸
7 案内軌道
7a 直線軌道
7b 曲線軌道
8 ラック
8a 直線部
8b 曲線部
9 ピニオン
10 車輪
11 モータ
11a 回転軸
12 モータフレーム
13a、13b 引上げアーム
14a、14b 電極板
15 電極端子
16 湾曲案内辺
17 支点軸
18 軸受け部
19 ダンパー
E 力点
P 支点
W 作用点
EP 力点E側の腕の長さ
WP 作用点W側の腕の長さ
上記の問題を解決するために、本発明における請求項1の車両用テレビモニタ収納装置は、車両の天井に取り付けられる本体枠の内部に収納自在に形成したテレビモニタが本体枠の両側の前端付近に設けられたヒンジ部材で回動自在に取り付けられ、該本体枠の両側の各側板に沿って互いに並行に形成された開口状の案内軌道が直線軌道の一端を下方に向けて弧状の曲線軌道を形成すると共に、該案内軌道に沿って形成したラックに歯合するピニオンと該案内軌道に沿って案内される車輪とがモータの回転軸に連結され、該モータの回転軸を回動可能に支持する軸受け部から本体枠の両側に沿って延長された引上げアームが途中に湾曲に凹んだ湾曲案内辺を有すると共に、引上げアームの先端がテレビモニタの側部の途中に固定された支承軸に回転自在に係止され、本体枠の両側の各側板には引上げアームの湾曲案内辺が接する所定部位に支点軸が突出形成された車両用テレビモニタ収納装置において、引上げアームの湾曲案内辺の形状は、該引上げアームがテレビモニタの開閉動作に従って本体枠の支点軸と接触する点の軌跡によって描かれる形状を有し、モータが回転駆動することによってピニオンがラックに歯合することでテレビモニタが本体枠側に閉じる動作中に、引上げアームの湾曲案内辺が支点軸に接した時点から該支点軸を支点とし、モータの回転軸を力点とし、さらに引上げアームの先端の支承軸を作用点とする梃子の作用によってテレビモニタを水平方向へと引き上げる回転力を生じさせ、テレビモニタが水平に近づく角度になると、梃子の作用が開始する時点でピニオンはラックの曲線部を移動し始め、ピニオンがラックの曲線部に沿って下降するに従い、引上げアームは支点軸を支点としてテレビモニタを水平方向へと引き上げる回転力を生じさせると共に、力点側の腕の長さが作用点側の腕の長さよりも次第に長くなることによってモーメントが次第に増大し、支承軸を作用点とする梃子の作用によってテレビモニタを水平方向へと引き上げる回転力を生じさせる構成により、テレビモニタを本体枠の内部に収納するようにしたことを特徴とする。
さらに、本発明における請求項2の車両用テレビモニタ収納装置は、請求項1において、モータは直流モータであって、本体枠の両側板の内側に沿って正極と負極の一対の電極板が設けられ、左右の各モータの回転軸の近傍における各引上げアームに設けられた電極端子の先端を各電極板の面に接触させることによって各モータに電力が供給されることを特徴とする。
Claims (3)
- バス車両等の天井に取り付けられる本体枠の内部に収納自在に形成したテレビモニタが本体枠の両側板に対して回動自在に取り付けられ、該本体枠の両側の各側板に沿って互いに並行に形成された開口状の案内軌道が直線軌道の一端を下方に向けて弧状の曲線軌道を形成すると共に、該案内軌道に沿って形成したラックに歯合するピニオンと該案内軌道に沿って案内される車輪とがモータの回転軸に連結され、該モータの回転軸を回動可能に支持する軸受け部から本体枠の両側に沿って延長された引上げアームが途中に湾曲に凹んだ湾曲案内辺を有すると共に、引上げアームの先端の支承軸がテレビモニタの側部の途中に回転自在に係止され、本体枠の両側の各側板には引上げアームの湾曲案内辺が接する所定部位に支点軸が突出形成され、モータが回転駆動することによってピニオンがラックに歯合することでテレビモニタが本体枠側に閉じる動作において、引上げアームの湾曲案内辺が支点軸に接した時点から該支点軸を支点とし、モータの回転軸を力点とし、さらに引上げアームの先端の支承軸を作用点とする梃子の作用によってテレビモニタを水平方向へと引き上げる回転力を生じさせ、テレビモニタを本体枠の内部に収納するようにしたことを特徴とする車両用テレビモニタ収納装置。
- 本体枠の両側の各側板に突出形成された支点軸に接する引上げアームの湾曲案内辺の形状は、該引上げアームがテレビモニタの開閉動作に従って本体枠の支点軸と接触する点の軌跡によって描かれる形状であることを特徴とする請求項1記載の車両用テレビモニタ収納装置。
- モータは直流モータであって、本体枠の両側板の内側に沿って正極と負極の一対の電極板が設けられ、左右の各モータの回転軸の近傍における各引上げアームに設けられた電極端子の先端を各電極板の面に接触させることによって各モータに電力が供給されることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用テレビモニタ収納装置。
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