JP2015134456A - 積層フィルムおよび該フィルムを用いた窓ガラス - Google Patents
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Abstract
Description
(A)Ti、Cr、Cu、In、Sn、NbまたはZnの群より選ばれる何れか1種または複数
(B)(A)の酸化物
上記(A)または(B)の群より選ばれる何れか1種または複数よりなること、を特徴とする。
また本願発明に係る積層フィルムに粘着層を設け、それを窓ガラスに貼着することで、断熱、保温効果を得られる窓ガラスとすることが出来る。
本願発明に係る積層フィルムに関して、第1の実施の形態として説明する。
基材フィルムであるが、これは従来積層フィルムにおいて周知に用いられる樹脂フィルムを用いればよく、例えばPETフィルム、PPフィルム、PIフィルム、TACフィルム、PENフィルム、PCフィルム、PMMAフィルム等の合成樹脂フィルム、セルロース系フィルム、あるいはこれらの複合フィルム状物、などが考えられる。また、ロール搬送や積層層との層間密着率を向上させるために、表面に易接着層などの機能層を設けてもよい。本実施の形態ではPETフィルムを用いることとする。
この金属層はAg、Al、およびそれらを主成分とする合金の何れか1種または複数が用いられる。金属層にこのような金属あるいは合金を用いることによって、可視光透過率を維持しつつ、高い赤外線反射率、すなわち優れた断熱効果を得ることができる。中でも、Pd、Cu、Au、Ti、またはBiの群より選ばれる少なくとも1種の元素を5wt%以下の割合で含有する合金を用いることが好ましい。本実施の形態においてはAg−1.0wt%Cuを用いることとする。
本実施の形態に係る積層フィルムを例えば窓ガラス等に貼って使用する場合、窓ふきや日常の取り扱いなどによって金属層や金属保護層が剥離し、赤外線反射性能が劣化してしまう恐れがある。
そこで金属保護層について説明する。
この金属保護層は、金属層の両面、又は金属層の有機樹脂層側表面、に設けられるものであり、金属層にいわゆる耐候性を付与するために設けられるものである。
(A)Ti、Cr、Cu、In、Sn、NbまたはZnの群より選ばれる何れか1種または複数
(B)(A)の酸化物
上記(A)または(B)の群より選ばれる何れか1種または複数であることが好ましい。上記のような金属等を用いることにより、金属層の耐環境性を向上させることが可能となる。本実施の形態においてはTiを用いることとする。
Claims (10)
- 基材フィルムの表面に、少なくとも金属層と、有機樹脂層とをこの順に積層し、
前記有機樹脂層の膜厚が1.5μm以下であり、
前記有機樹脂層の表面とクロムメッキ板との動摩擦係数が0.5以下であること、
を特徴とする、積層フィルム。 - 請求項1に記載の積層フィルムにおいて、
前記有機樹脂層が、フッ素樹脂又はシリコーン樹脂によるものであること、
を特徴とする、積層フィルム。 - 請求項1又は請求項2に記載の積層フィルムにおいて、
前記金属層の厚みが、4nm以上50nm以下であり、
前記金属層がAg、Al、またはそれらを主成分とする合金の何れか1種または複数からなり、
前記合金が、Pd、Cu、Au、Ti、またはBiの群より選ばれる少なくとも1種の元素を5wt%以下含むものであること、
を特徴とする、積層フィルム。 - 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の積層フィルムにおいて、
前記金属層の、両面又は前記有機樹脂層を積層する側の面、に金属保護層を積層してなること、
を特徴とする、積層フィルム。 - 請求項4に記載の積層フィルムにおいて、前記金属保護層を形成する物質が、
(A)Ti、Cr、Cu、In、Sn、NbまたはZnの群より選ばれる何れか1種または複数
(B)(A)の酸化物
上記(A)または(B)の群より選ばれる何れか1種または複数よりなること、
を特徴とする、積層フィルム。 - 請求項4又は請求項5に記載の積層フィルムにおいて、
前記金属保護層の厚みが40nm以下であること、
を特徴とする、積層フィルム。 - 請求項1ないし請求項6に記載の積層フィルムにおいて、
前記基材フィルムが、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリイミド、トリアセチルセルロース、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、またはポリメタクリル酸メチルのうち、何れか1種または複数からなり、
前記基材フィルムの厚みが、12μm以上400μm以下であること、
を特徴とする、積層フィルム。 - 請求項1ないし請求項7に記載の積層フィルムにおいて、
該フィルムをJIS_R_3106(1998)に記載の方法により測定した際に、熱貫流率が5.3以下であること、
を特徴とする、積層フィルム。 - 請求項1ないし請求項8の何れか1項に記載の積層フィルムにおいて、
前記基材フィルムにおいて、前記金属層を積層する反対側の面に粘着層を設けること、
を特徴とする、積層フィルム。 - 請求項9に記載の積層フィルムを貼着してなること、
を特徴とする、窓ガラス。
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