JP2015132231A - キャニスタシステム配設構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホース長を短縮してコスト及び重量を低減できると共に、省スペース化及び組付作業性を向上できること。【解決手段】左右のメインフレーム13及びセンターフレーム14の下方に、エンジンケース21からシリンダアッセンブリ22が立設されたエンジン20が配置され、メインフレームの上方にフューエルタンク30が配置され、フューエルタンク内で蒸発した燃料ガスを捕集するキャニスタ装置51と、キャニスタ装置からエンジン吸気系へ至るパージ通路を開閉するパージコントロールバルブ52と、を有してキャニスタシステム50が構成され、キャニスタ装置51及びパージコントロールバルブ52は、シリンダアッセンブリの後方且つエンジンケースの上方であってフューエルタンクの下方における左右のメインフレーム及びセンターフレームに囲まれたエンジン後背部空間60に配設され、キャニスタブラケット61を用いてエンジンケースに取り付けられる。【選択図】 図2

Description

本発明は、燃料タンク内で蒸発した蒸発燃料ガスを捕集するキャニスタ装置を備えたキャニスタシステムのキャニスタシステム配設構造に関する。
図10に示す自動二輪車における従来のキャニスタシステム100は、フューエルタンク101内で蒸発した蒸発燃料ガスを、サージホース102を経て導入して捕集するキャニスタ装置103と、このキャニスタ装置103からエンジン104のエンジン吸気系105におけるスロットルボディ106に至るパージホース107に配設されるパージコントロールバルブ108と、を有して構成され、このパージコントロールバルブ108が、パージホース107が形成するパージ通路を開閉する。
パージコントロールバルブ108の開動作時に、キャニスタ装置103に捕集された蒸発燃料ガスがエンジン吸気系105のスロットルボディ106へ導かれる。また、このキャニスタシステム100では、キャニスタ装置103は、図示しない着座シートの下方のリアカバー(テールカウル)109内に配設されている。
また、特許文献1には、エンジンのシリンダヘッドにおける排気ポートから車両下方へ延びるエキゾーストパイプとエンジンのシリンダブロックとの間にキャニスタ装置が配置されたキャニスタシステムが開示されている。
特開2011−241786号公報
ところが、図10に示すキャニスタシステムにおいても、特許文献1に記載のキャニスタシステムにおいても、フューエルタンクとキャニスタ装置とを接続するサージホースや、キャニスタ装置とエンジン吸気系のスロットルボディとを接続するパージホースのホース長が長くなってしまう。このため、ホースの振動を抑制するための部材が必要になって、キャニスタシステムの据付スペース、重量及びコストが増大し、更に組付作業性も低下してしまう。
また、図10に示すキャニスタシステムでは、キャニスタ装置103は、図11及び図12に示すキャニスタブラケット110における2個の差込片111を、キャニスタ装置103を保持したゴムクッション112の両端部の差込口113に差し込んで嵌合することで取り付けられる。このため、キャニスタブラケット110及びゴムクッション112が共に大型化し、この観点からも、キャニスタシステム100の重量及びコストが増大し、組付作業性が低下してしまう。
また、特許文献1に記載のキャニスタシステムでは、高温となるエンジン及びエキゾーストパイプの近くにサージホース及びパージホースが配索されることになるので、これらのホースに耐熱性が必要になる。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、ホース長を短縮してコスト及び重量を低減できると共に、省スペース化及び組付作業性を向上できるキャニスタシステム配設構造を提供することにある。
本発明に係るキャニスタシステム配設構造は、車体フレームにおける左右のフレーム部材の下方に、エンジンケースからシリンダアッセンブリが立設されたエンジンが配置され、前記フレーム部材の上方に燃料タンクが配置され、前記燃料タンク内で蒸発した蒸発燃料ガスを捕集するキャニスタ装置と、このキャニスタ装置からエンジン吸気系へ至るパージ通路を開閉するパージコントロールバルブと、を有してキャニスタシステムが構成され、前記キャニスタ装置及び前記パージコントロールバルブが、前記シリンダアッセンブリの後方且つ前記エンジンケースの上方であって前記燃料タンクの下方における左右の前記フレーム部材に囲まれたエンジン後背部空間に配設され、前記キャニスタ装置は、前記パージコントロールバルブと共に、キャニスタブラケットを用いて前記エンジンケースに取り付けられたことを特徴とするものである。
本発明によれば、キャニスタシステムを構成するキャニスタ装置及びパージコントロールバルブがエンジン後背部空間に集約して配設されたので、燃料タンクとキャニスタ装置を接続するサージホースや、キャニスタ装置とエンジン吸気系を接続してパージ通路を形成するパージホースのホース長を短縮できる。この結果、ホースの振動を抑制するため等の部品が不要になって、キャニスタシステムの重量及びコストを低減できると共に、キャニスタシステムの省スペース化を実現できる。更に、キャニスタ装置及びパージコントロールバルブをキャニスタブラケットに組み付けてモジュール化した後、このモジュールをエンジンケースに取り付けることができるので、キャニスタシステムの組付作業性を向上できる。
本発明に係るキャニスタシステム配設構造の一実施形態が適用された自動二輪車を示す左側面図。 図1におけるメインフレームの一部を切除してキャニスタ装置などを示す側面図。 図2におけるフューエルタンクを省略して示す平面図。 図2のキャニスタ装置を含むキャニスタシステムを、キャニスタブラケットを省略して示す側面図。 図2のキャニスタ装置及びキャニスタブラケットの分解斜視図。 図5のキャニスタ装置などを斜め上方から目視した斜視図。 図4の一部を拡大して示す斜視図。 図4のキャニスタシステムを示す構成図。 本発明に係るキャニスタシステム配設構造の変形形態を示す、図3に対応する平面図。 従来のキャニスタシステムを、エンジン及びフューエルタンクなどと共に示す左側面図。 図10のキャニスタ装置の取付状況を示す斜視図。 図11のキャニスタブラケット示す斜視図。
以下、本発明を実施するための実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係るキャニスタシステム配設構造の一実施形態が適用された自動二輪車を示す左側面図である。また、図2は、図1におけるメインフレームの一部を切除してキャニスタ装置などを示す側面図である。本実施形態において、前後、左右、上下の表現は、車両乗車時の運転者を基準にしたものである。
図1及び図2に示す自動二輪車10の車体フレーム11は、前端部にヘッドパイプ12を備え、このヘッドパイプ12から左右一対のメインフレーム13が後斜め下方へ延設され、これらのメインフレーム13のそれぞれの後端からセンターフレーム14が下方へ延設されている。このセンターフレーム14も、メインフレーム13と同様に左右一対設けられ、これらのメインフレーム13及びセンターフレーム14がフレーム部材を構成する。
ヘッドパイプ12には、ステアリング機構15が枢支され、このステアリング機構15に、前輪18を回転自在に軸支するフロントフォーク16がハンドルバー17と共に取り付けられる。従って、ハンドルバー17を左右に操作することで、ステアリング機構15及びフロントフォーク16を介して前輪18が左右に操舵される。尚、フロントフォーク16には、前輪18の上方を覆うフロントフェンダ19が取り付けられている。
メインフレーム13及びセンターフレーム14にはエンジン20が、これらのメインフレーム13及びセンターフレーム14の下方に配置されて搭載される。このエンジン20は、図示しないクランクシャフトやトランスミッションなどを収容するエンジンケース21からシリンダアッセンブリ22が立設して構成される。このシリンダアッセンブリ22は、図2に示すように、エンジンケース21の側からシリンダブロック23、シリンダヘッド24及びヘッドカバー25を有してなる。
図1に示すセンターフレーム14にはピボット軸26が架設される。このピボット軸26に、後輪28を回転自在に軸支するようスイングアーム27が、上下方向に揺動可能に支持される。エンジン20の動力は、ドライブチェーン29を介して後輪28に伝達される。
また、メインフレーム13の上方に、燃料タンクとしてのフューエルタンク30が配置される。このフューエルタンク30は、図2に示すようにメインフレーム13に載置されると共に、シートレール31に設けられたヒンジ部材32に後端部が支持され、このヒンジ部材32を中心に上下方向に回動可能に設けられる。ここで、上記シートレール31は、センターフレーム14の上端から後斜め上方へ延設されたものである。
また、フューエルタンク30内にはフューエルポンプ33が収容される。このフューエルポンプ33は、下端部がフューエルタンク30の下方へ突出し、フューエルホース34を経てエンジン吸気系45(後述)の図示しないフューエルインジェクタに接続される。このフューエルポンプ33の下端部を保護するために、フューエルタンク30の下面に、タンク部材としてのポンプステイ35が下方へ突設されている。
図1に示すように、フューエルタンク30の後方にライダーシート36、ピリオンシート37が順次配置される。これらのライダーシート36及びピリオンシート37はシートレール31に支持される。また、本自動二輪車10では、車両前方にフロントカバー38が、フューエルタンク30の下方にサイドカバー39が、ライダーシート36の下方にフレームカバー40が、ピリオンシート37の下方にリアカバー41がそれぞれ配置されて、車体の内部部品の保護と自動二輪車10の外観の向上とが図られている。尚、図1中の符号42は、後輪28の上方を覆うリアフェンダである。
図3及び図4に示すように、エンジン20のシリンダアッセンブリ22におけるシリンダヘッド24の吸気ポート43に、スロットルボディ44、エアクリーナ(不図示)が順次接続され、スロットルボディ44に図示しないフューエルインジェクタが設置される。これらのスロットルボディ44、エアクリーナ及びフューエルインジェクタによりエンジン吸気系45が構成される。このエンジン吸気系45によって、シリンダヘッド24の吸気ポート43へ空気と燃料の混合気が供給される。また、シリンダヘッド24の図示しない排気ポートに、エンジン排気系47(図1)を構成するエキゾーストパイプ48が接続されている。
さて、本実施形態の自動二輪車10には、図4及び図8に示すように、フューエルタンク30内の蒸発燃料ガスを外部へ漏洩させずに捕集するキャニスタシステム50が備えられ、このキャニスタシステム50は、キャニスタ装置51、パージコントロールバルブ52、サージホース53及びパージホース54を有して構成される。
キャニスタ装置51は、合成樹脂製の密閉容器内に活性炭が封入されたものであり、この活性炭が蒸発燃料ガスを吸着して捕集する。このキャニスタ装置51の密閉容器は、図4、図5及び図8に示すように略直方体形状であり、直方体の上面の一角が後斜め下方に切り欠かれて傾斜面51Aが形成されたものである。このキャニスタ装置51の密閉容器の一端面にサージポート55、パージポート56、及び大気に解放された大気ポート57が形成されている。
キャニスタ装置51のサージポート55にサージホース53の一端が挿入される。このサージホース53の他端は、フューエルタンク30に接続されると共に、このフューエルタンク30内の燃料の液面上に連通する。このサージホース53の中間部に、自動二輪車10の転倒時にフューエルタンク30内の燃料の流出を防止するロールオーバーバルブ58が配設されている。このサージホース53により、フューエルタンク30内で蒸発した蒸発燃料ガスがキャニスタ装置51へ導かれる。
また、キャニスタ装置51のパージポート56にパージホース54の一端が挿入され、このパージホース54の他端がエンジン吸気系45のスロットルボディ44に接続される。このパージホース54により、キャニスタ装置51からスロットルボディ44へ至るパージ通路が形成されると共に、パージホース54の中間部に、パージ通路を任意のタイミングで開閉するパージコントロールバルブ52が配設される。パージホース54は、キャニスタ装置51にて捕集された蒸発燃料ガスを、パージコントロールバルブ52の開動作時にエンジン吸気系45のスロットルボディ44における吸気通路へ導く。
自動二輪車10の駐車時にフューエルタンク30内で発生した蒸発燃料ガスは、サージホース53を経てキャニスタ装置51内の活性炭に吸着され一時的に捕集される。そして、エンジン20が作動し、且つキャニスタシステム50のパージコントロールバルブ52が開動作したときに、エンジン吸気系45内に生ずる負圧がパージホース54を経てキャニスタ装置51へ伝わり、このキャニスタ装置51の活性炭にて吸着された蒸発燃料ガスがエンジン吸気系45内に吸引されてエンジン20へ導かれ、混合気と共に燃焼される。
上述のようなキャニスタシステム50のキャニスタ装置51、パージコントロールバルブ52、サージホース53及びパージホース54は、図2〜図4に示すように、エンジン20におけるシリンダアッセンブリ22の後方且つエンジンケース21の上方であってフューエルタンク30の下方における左右のメインフレーム13及びセンターフレーム14に囲まれたエンジン後背部空間60に集約して配設される。このうち、キャニスタ装置51及びパージコントロールバルブ52は、図2及び図5に示すように、キャニスタブラケット61を用いてエンジン20のエンジンケース21に取り付けられる。
つまり、キャニスタブラケット61は、側面視が略L字形状の金属板にて形成され、上部にパージコントロールバルブ52が取付ナット62などを用いて固定される。また、キャニスタブラケット61の下部には、上方へ向かって延びる差込片63が設けられる。更に、図5及び図6に示すように、キャニスタ装置51の密閉容器の側面周囲に帯状のゴムクッション65が巻き回されて装着され、このゴムクッション65の膨出部65Aに、差込片63を差し込み嵌合可能な差込口64が形成される。
キャニスタブラケット61の差込片63をキャニスタ装置51におけるゴムクッション65の差込口64に差し込んで嵌合し、このキャニスタブラケット61を、取付ボルト66を用いてエンジンケース21に固定することで、キャニスタ装置51及びパージコントロールバルブ52が、キャニスタブラケット61を介してエンジンケース21に取り付けられる。上記ゴムクッション65は、キャニスタ装置51の振動を吸収して活性炭の損傷を防止する機能を果たす。
上述のキャニスタ装置51のエンジンケース21への取付状態では、図2、図4及び図7に示すように、キャニスタ装置51のゴムクッション65がエンジンケース21の一部に当接することで、キャニスタ装置51に作用する車両前後方向の回転モーメントが規制される。
また、このキャニスタ装置51のエンジン21への取付状態では、図2及び図3に示すように、キャニスタ装置51は、左右のメインフレーム13及びセンターフレーム14間の略中央位置に、長手方向を水平にして配置される。更に、このキャニスタ装置51のエンジンケース21への取付状態では、キャニスタ装置51は、傾斜面51Aを車両斜め下方に位置付け、フューエルタンク30の下方へ突設されたポンプステイ35の前側下方に配置される。
キャニスタシステム50が上述のように配設されたことから、本実施形態によれば、次の効果(1)〜(5)を奏する。
(1)図1〜図4に示すように、キャニスタシステム50を構成するキャニスタ装置51及びパージコントロールバルブ52は、エンジン20におけるシリンダアッセンブリ22の後方且つエンジンケース21の上方であってフューエルタンク30の下方における左右のメインフレーム13及びセンターフレーム14に囲まれたエンジン後背部空間60に集約して配置されている。
このため、フューエルタンク30とキャニスタ装置51とを接続するサージホース53や、キャニスタ装置51とエンジン吸気系45のスロットルボディ44とを接続するパージホース54のホース長を短縮できる。この結果、サージホース53及びパージホース54の振動を抑制するため等の部品が不要になって、キャニスタシステム50の重量及びコストを低減できると共に、キャニスタシステム50の省スペース化を実現できる。
更に、キャニスタ装置51及びパージコントロールバルブ52を一つのキャニスタブラケット61に組み付けてモジュール化した後、このモジュールをエンジンケース21に取り付けることができるので、キャニスタシステム50の組付作業性を向上できると共に、パージコントロールバルブ52専用の取付ブラケットを廃止できる。
(2)キャニスタ装置51がエンジン後背部空間60に配設されたので、キャニスタ装置51がエンジン20から適度に受熱され、キャニスタ装置51内の活性炭を適切に加温できる。このため、活性炭にて吸着された蒸発燃料ガスを放出(パージ)し易くなり、キャニスタ装置51の性能を向上させることができる。
(3)キャニスタ装置51の密閉容器は略直方体形状に形成され、上面に後下方へ向かって傾斜する傾斜面51Aが設けられ、更に、キャニスタ装置51は、後端部を中心に上下方向に回動するフューエルタンク30から下方へ延びるポンプステイ35の前側下方に配置されている。このため、略平面形状のシリンダアッセンブリ22の背面及びエンジンケース21の上面により一部が囲まれたエンジン後背部空間60にキャニスタ装置51を無駄な隙間なく配置でき、エンジン後背部空間60を有効に活用できる。
更に、キャニスタ装置51の密閉容器に傾斜面51Aが形成されたことで、フューエルタンク30が後端部を中心にヒンジ部材32回りに上下方向に回動する際にも、このフューエルタンク30のポンプステイ35がキャニスタ装置51とを干渉することを防止できる。
(4)エンジン20のエンジンケース21に固定されたキャニスタブラケット61の一つの差込片63をキャニスタ装置51のゴムクッション65における一つの差込口64に差し込み嵌合することで、キャニスタ装置51を、キャニスタブラケット61を介してエンジンケース21に取り付けることができるので、キャニスタブラケット61の小型化、重量及びコストの低減を実現できると共に、キャニスタ装置51の組付作業性も向上させることができる。
また、キャニスタ装置51のエンジンケース21への取り付けに際し、キャニスタ装置51におけるゴムクッション65をエンジンケース21の一部に当接させた状態とすることで、キャニスタ装置51に作用する車両前後方向の回転モーメントを規制できる。
(5)キャニスタシステム50がエンジン後背部空間60に配設されたので、前輪18に弾かれた飛び石などがキャニスタシステム50に衝突すること等を防止できる。従って、キャニスタ装置51を金属製ではなく合成樹脂製とすることができ、キャニスタ装置51の重量及びコストを低減できる。更に、キャニスタシステム50の着脱は、フューエルタンク30を上方に回動させるだけで実施できるので、キャニスタシステム50の着脱の作業性を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
例えば、図9に示すように、キャニスタ装置51は、左右のメインフレーム13及びセンターフレーム14の一方の側(図9では左側)に偏倚し、長手方向を縦向きにして配置されてもよい。
10 自動二輪車
11 車体フレーム
13 メインフレーム(フレーム部材)
14 センターフレーム(フレーム部材)
20 エンジン
21 エンジンケース
22 シリンダアッセンブリ
30 フューエルタンク(燃料タンク)
32 ヒンジ部材
35 ホンプステイ(タンク部材)
45 エンジン吸気系
50 キャニスタシステム
51 キャニスタ装置
51A 傾斜面
52 パージコントロールバルブ
53 サージホース
54 パージホース
60 エンジン後背部空間
61 キャニスタブラケット
63 差込片
64 差込口

Claims (4)

  1. 車体フレームにおける左右のフレーム部材の下方に、エンジンケースからシリンダアッセンブリが立設されたエンジンが配置され、前記フレーム部材の上方に燃料タンクが配置され、
    前記燃料タンク内で蒸発した蒸発燃料ガスを捕集するキャニスタ装置と、このキャニスタ装置からエンジン吸気系へ至るパージ通路を開閉するパージコントロールバルブと、を有してキャニスタシステムが構成され、
    前記キャニスタ装置及び前記パージコントロールバルブが、前記シリンダアッセンブリの後方且つ前記エンジンケースの上方であって前記燃料タンクの下方における左右の前記フレーム部材に囲まれたエンジン後背部空間に配設され、
    前記キャニスタ装置は、前記パージコントロールバルブと共に、キャニスタブラケットを用いて前記エンジンケースに取り付けられたことを特徴とするキャニスタシステム配設構造。
  2. 前記キャニスタ装置は、左右のフレーム部材間の略中央位置に、長手方向を水平にして配設されると共に、上面に後下方へ向かって傾斜する傾斜面が設けられ、燃料タンクが後端部を中心に上下方向に回動すると共に下方へ延びるタンク部品を備え、前記キャニスタ装置が、前記タンク部品の前側下方に位置付けられたことを特徴とする請求項1に記載のキャニスタシステム配設構造。
  3. 前記キャニスタブラケットには上方へ向かって延びる差込片が設けられ、キャニスタ装置には前記差込片を嵌合可能な差込口が設けられ、前記キャニスタ装置は、前記差込口に前記差込片が嵌合されると共に、エンジンケースの一部に当接した状態で前記キャニスタブラケットに取り付けられたことを特徴とする請求項1または2に記載のキャニスタシステム配設構造。
  4. 前記キャニスタ装置は、左右のフレーム部材の一方側に偏倚し、長手方向を縦向きにして配設されたことを特徴とする請求項1に記載のキャニスタシステム配設構造。
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