JP2015132197A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機関バルブの最大リフト量の変更開始直後における電源電圧の低下を抑えることのできる内燃機関の可変動弁装置を提供する。
【解決手段】この装置は、2つのバンクを有する内燃機関に適用される。軸方向における移動位置の変更を通じて機関バルブの最大リフト量を定めるコントロールシャフトと、移動位置を変更するためのカムと、コントロールシャフトに設けられてカムのカム面に押し付けられた状態のローラと、カムの回転位相を変更する電動機とを備える変更装置がバンク毎に設けられる。各バンクのカム135L,135Rのカム面に、回転位相の一方向への変化に伴ってカム径が漸増する第1変更領域が設けられる。第1変更領域の最小位相(第2回転位相R2)から同最小位相と最大位相(第3回転位相R3)との間の中間位相RMEまでの範囲のカムプロフィールが、一方のバンクのカム135Lと他方バンクのカム135Rとで異なる。
【選択図】図4

Description

本発明は、機関バルブの最大リフト量を可変設定する内燃機関の可変動弁装置に関するものである。
近年、機関バルブの最大リフト量を可変設定するための可変動弁装置を内燃機関に設けることが実用されている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の可変動弁装置は、機関バルブの最大リフト量を変更するべく作動する可変機構を備えている。可変機構にはコントロールシャフトが設けられており、同シャフトの軸方向における移動位置の変更を通じて可変機構の作動状態が変化するようになっている。
また上記可変動弁装置は、上記コントロールシャフトの軸方向における移動位置を変更するためのカムと、同カムを回転させる電動機とを備えている。さらに上記可変動弁装置は、機関バルブのバルブスプリングの反力によって、作用部(詳しくは、コントロールシャフトに連結されてカムに当接するローラ)がカムのカム面に押し付けられる構造になっている。この可変動弁装置では、電動機の作動を通じてカムを回転させて、バルブスプリングの付勢力に抗してローラをコントロールシャフトともども移動させることにより、機関バルブの最大リフト量が変更される。
特開2004−339951号公報
通常、電動機は作動開始直後において大電流を消費する。そのため、V型の気筒配列の内燃機関などの2つのバンクを有する内燃機関において、各バンクに可変動弁装置が設けられている場合には、機関バルブの最大リフト量を変更する際に、各バンクの電動機の作動が同時に開始されて、それら電動機によって同時に大電流が消費されるようになってしまう。このとき可変動弁装置の消費電流量が多くなるために電源電圧の低下を招くおそれがあり、これは可変動弁装置の応答速度の低下などといった種々の不都合を招く一因になってしまう。
本発明は、そうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、機関バルブの最大リフト量の変更開始直後における電源電圧の低下を抑えることのできる内燃機関の可変動弁装置を提供することにある。
上記課題を達成するための内燃機関の可変動弁装置は、2つのバンクを有する内燃機関に適用される。そして可変動弁装置では、軸方向における移動位置の変更を通じて機関バルブの最大リフト量を定めるコントロールシャフトと、前記移動位置を変更するためのカムと、前記コントロールシャフトに設けられて前記カムのカム面に押し付けられる方向に付勢された作用部と、前記カムの回転位相を変更するべく作動する電動機とを備える変更装置が前記2つのバンクに各別に設けられている。前記カム面に、前記回転位相の一方向への変化に伴ってカム径が漸増する変更領域が形成されている。そして、前記変更領域における前記カム径が最も小さい回転位相を最小位相とし、前記変更領域における前記カム径が最も大きい回転位相を最大位相とすると、前記最小位相から同最小位相と前記最大位相との間の中間位相までの範囲における前記カムのカムプロフィールが前記2つのバンクのうちの一方に設けられたカムと他方に設けられたカムとで異なっている。
上記可変動弁装置において、機関バルブの最大リフト量の変更開始直後における電源電圧の低下を抑えるためには、各バンクに設けられた電動機の消費電流量を加算した値のピークを小さくすることが有効である。
上記可変動弁装置によれば、内燃機関の各バンクに設けられたカムのカムプロフィールが異なるため、機関バルブの最大リフト量の変更に際して、カムのカム面と前記作用部との接触部分が最小位相から最大位相に向けて変化する態様でカムの回転位相を変更するべく電動機の作動を開始したときに、直後において上記接触部分に作用する力が各バンクのカムで異なる大きさになる。そのため、電動機の作動開始直後において消費電流量が急増してピークを迎えるタイミングを各バンクの電動機で異なるタイミングにすることが可能になる。したがって、消費電流量がピークを迎えるタイミングが両バンクの電動機で同一になるものと比較して、それら電動機の消費電流量を加算した値のピークを小さくすることができ、機関バルブの最大リフト量の変更直後における電源電圧の低下を抑えることができる。
一実施形態の可変動弁装置が適用される内燃機関の一部構成を示す部分断面図。 可変機構の斜視構造を内部構造とともに示す破断斜視図。 変更装置の概略構成を示す略図。 変更装置のカムのカム線図およびカムプロファイルを示す図。 カムの回転位相と電動機の回転位相と機関バルブの最大リフト量との関係を示すグラフ。 (a)〜(c)コントロールシャフトの変位量と電動機の消費電流量との関係の一例を示すタイミングチャート。 他の実施形態の可変動弁装置におけるカムの回転位相と電動機の回転位相と機関バルブの最大リフト量との関係を示すグラフ。
以下、内燃機関の可変動弁装置の一実施形態について説明する。
本実施形態の内燃機関はV型の気筒配列のものであり、以下に記載する構成要素は内燃機関の各バンクに設けられている。以下では、それら構成要素のうちの一方のバンクに設けられたものには符号の末尾に「L」を付し、他方のバンクに設けられたものには符号の末尾に「R」を付して説明する。なお各バンクは基本構造が同一であるため、それらを区別する必要がない場合には、符号の末尾に「L」および「R」のいずれも付与せず、一方のみを説明する。
図1に示すように、内燃機関10のシリンダブロック11の内部には円筒形状をなすシリンダ12が形成されており、シリンダ12の内部にはピストン13が収容されている。シリンダブロック11にはシリンダヘッド20が組み付けられている。内燃機関10の内部には、シリンダ12の内周面とピストン13の頂面とシリンダヘッド20とによって燃焼室14が区画形成されている。
シリンダヘッド20には、燃焼室14に連通される吸気通路21と排気通路22とが、燃焼室14に対して二つずつ形成されている。なお、これら吸気通路21および排気通路22が燃焼室14に対して一つずつ形成されてもよい。上記吸気通路21と燃焼室14との接続部分には吸気ポート23が形成されており、排気通路22と燃焼室14との接続部分には排気ポート24が形成されている。
吸気ポート23には吸気バルブ31が配置されている。吸気バルブ31は、吸気ポート23の開口を開閉することにより、燃焼室14と吸気通路21との間を連通したり遮断したりする。吸気バルブ31は、バルブスプリング32によって吸気ポート23を塞ぐ方向、すなわち閉弁方向に付勢されている。また排気ポート24には排気バルブ41が配置されている。排気バルブ41は、排気ポート24の開口を開閉することにより、燃焼室14と排気通路22との間を連通したり遮断したりする。排気バルブ41は、バルブスプリング42によって排気ポート24を塞ぐ方向、すなわち閉弁方向に付勢されている。
吸気バルブ31および排気バルブ41の上端にはそれぞれロッカアーム51の一端が接しており、各ロッカアーム51の他端はシリンダヘッド20内に配設されたラッシュアジャスタ52によって支持されている。各ロッカアーム51にはローラ51aが回転可能な状態で取り付けられている。
シリンダヘッド20には、吸気バルブ31を開閉駆動するための吸気カムシャフト33と排気バルブ41を開閉駆動するための排気カムシャフト43とが回転可能な状態で配設されている。吸気カムシャフト33の外周面には吸気カム34が形成され、排気カムシャフト43の外周面には排気カム44が形成されている。
排気カム44の外周面は、排気バルブ41の端部に当接しているロッカアーム51のローラ51aに当接している。そのため、排気カムシャフト43が回転すると、ロッカアーム51がラッシュアジャスタ52によって支持された部分を支点として揺動するようになる。これにより、ロッカアーム51における排気バルブ41側の端部がシリンダブロック11に向けて回動して、排気バルブ41がシリンダ12内に押し下げられることにより、排気バルブ41が開弁する。
一方、吸気バルブ31の端部に接しているロッカアーム51と吸気カム34との間には、吸気バルブ31のバルブ特性の一つである最大リフト量を変更する可変機構60が配設されている。なお、可変機構60は、吸気カム34と同吸気カム34に接しているロッカアーム51との間だけに配設することに限らず、排気カム44と同排気カム44に接しているロッカアーム51との間に配接されてもよいし、排気カム44側にのみ配接されてもよい。上記可変機構60や同機構60を有する変更装置100も内燃機関10のバンク毎に設けられている。
可変機構60は、シリンダヘッド20に固定された支持パイプ61を備えている。この支持パイプ61の外周面には、入力アーム62と出力アーム63とが支持パイプ61を中心にした搖動可能な状態で取り付けられている。吸気バルブ31に当接しているロッカアーム51は上記バルブスプリング32によって出力アーム63に向けて付勢されている。またローラ51aは出力アーム63の外周面に当接している。
可変機構60には突起部64が形成されている。この突起部64は、シリンダヘッド20内に取り付けられたスプリング25によって付勢されている。これにより入力アーム62のローラ62aは吸気カム34の外周面に対して常に接している。
可変機構60では、内燃機関10が運転されて吸気カムシャフト33が回転すると、支持パイプ61を揺動中心にして入力アーム62と出力アーム63とが揺動する。そして、出力アーム63の揺動によってロッカアーム51が押圧されることにより、ロッカアーム51がラッシュアジャスタ52によって支持された部分を支点として揺動する。これにより、ロッカアーム51における吸気バルブ31側の端部がシリンダブロック11に向けて回動して、吸気バルブ31がシリンダ12内に押し下げられることにより、吸気バルブ31が開弁する。
支持パイプ61の内部にはコントロールシャフト65が配設されている。このコントロールシャフト65は、上記支持パイプ61の中心軸が延びる方向(軸方向)に延設されて、支持パイプ61の内部において軸方向に移動可能な状態で配設されている。
可変機構60では、上記コントロールシャフト65の軸方向における移動位置を変更することにより、吸気カム34によって入力アーム62が押圧されていない状態での支持パイプ61を中心とした入力アーム62の揺動位置と出力アーム63の揺動位置との差(図1に示す角度θ)が変化する。上記可変機構60では、上記角度θが大きくなるほど、出力アーム63の揺動による吸気バルブ31の押し下げ量が大きくなるため、同吸気バルブ31の最大リフト量も大きくなる。
以下、上記可変機構60の構成について詳細に説明する。
図2に示すように、可変機構60は、前記入力アーム62が一体形成された入力部70と、入力部70を間に挟む位置に設けられた二つの出力部80とを備えている。入力部70のハウジング71および各出力部80のハウジング81は、中空の円筒形状に形成されており、前記支持パイプ61の外周面を覆うように取り付けられている。
上記入力部70のハウジング71の内周面にはヘリカルスプライン72が形成されている。また、各出力部80のハウジング81の内周面には、上記入力部70のヘリカルスプライン72と歯筋が逆向きのヘリカルスプライン82が形成されている。
入力部70のハウジング71の内周面および各出力部80のハウジング81の内周面によって区画形成される空間には、中空の円筒形状に形成されたスライダギヤ90が配接されている。このスライダギヤ90は、支持パイプ61の外周面において、同支持パイプ61の軸方向における往復移動が可能な状態であり、且つ支持パイプ61の中心軸を回転中心として同支持パイプ61と相対回転可能な状態で配接されている。
スライダギヤ90の外周面において、上記軸方向における中央部分にはヘリカルスプライン91が形成されており、上記軸方向における両端部にはそれぞれヘリカルスプライン92が形成されている。そして、上記中央部分のヘリカルスプライン91が入力部70のヘリカルスプライン72と噛み合った状態になっており、両端部分のヘリカルスプライン92が各出力部80のヘリカルスプライン82と噛み合った状態になっている。
支持パイプ61の内部には、その軸方向の移動位置を変更可能な状態でコントロールシャフト65が挿通されている。このコントロールシャフト65には、スライダギヤ90が、支持パイプ61の中心軸を中心とする相対回転が可能な状態であって且つ同コントロールシャフト65とともに軸方向へ移動可能な状態で配設されている。
可変機構60では、コントロールシャフト65を軸方向に移動させると、スライダギヤ90も軸方向に移動するようになる。スライダギヤ90の外周面に形成されたヘリカルスプライン91とヘリカルスプライン92とは歯筋の形成方向が互いに異なっており、これらヘリカルスプライン91,92の各々が入力部70のヘリカルスプライン72や出力部80のヘリカルスプライン82に噛み合っている。そのため、スライダギヤ90が軸方向に移動すると、入力部70と出力部80とは、支持パイプ61を中心として互いに逆の方向に相対回転するようになる。その結果、入力アーム62と出力アーム63との回転位置の差(図1の角度θ参照)が変化して、吸気バルブ31の最大リフト量が変更される。
例えば、図2に矢印Hiで示す方向にコントロールシャフト65を移動させると、スライダギヤ90も矢印Hi方向に移動する。これに伴い入力アーム62と出力アーム63との回転位置の差が大きくなり、吸気バルブ31の最大リフト量が大きくなって、内燃機関10の吸入空気量が多くなる。一方、図2に矢印Loで示す方向にコントロールシャフト65を移動させると、スライダギヤ90も矢印Lo方向に移動する。これによって、入力アーム62と出力アーム63との回転位置の差が小さくなり、吸気バルブ31の最大リフト量が小さくなって、内燃機関10の吸入空気量が少なくなる。
以下、可変動弁装置を構成する各変更装置100について詳細に説明する。
図3に示すように、変更装置100は、電動機110、電動機110の回転速度を減速する減速部120、減速部120の回転運動をコントロールシャフト65の直線運動に変換する変換部130を備えている。電動機110には、同電動機110の回転位相を検出するための回転位相センサ100Aが設けられている。
減速部120は複数の歯車等を備えている。減速部120の入力軸には電動機110の出力軸が接続されており、同減速部120の出力軸には上記変換部130に設けられたカム135が接続されている。
上記変換部130はホルダ131を備えている。ホルダ131はコントロールシャフト65の端部に一体に設けられており、同ホルダ131にはローラ136が回転可能に取り付けられている。ローラ136は、減速部120の出力軸によって回転駆動されるカム135のカム面が当接した状態になっている。本実施形態では、ローラ136が、コントロールシャフト65に設けられるとともにカム135のカム面に押し付けられる方向に付勢された作用部に相当する。
変更装置100では、カム装置の原動節として機能するカム135が回転すると、同カム135の運動が伝達される従動節としてのホルダ131がガイド132に沿って移動するようになるため、これに伴ってコントロールシャフト65の移動位置が軸方向に変化するようになる。
上記電動機110には、その作動を制御する制御部としてのモータ用制御装置110Cが接続されている。電動機110は、モータ用制御装置110Cから出力される作動信号に応じて回転位相が制御される。モータ用制御装置110Cには、内燃機関10の運転状態を制御する機関用制御装置10Cが接続されている。
機関用制御装置10Cには、アクセル操作量センサによって検出されるアクセル操作量や、クランク角センサによって検出されるクランク角などが入力される。そして、機関用制御装置10Cは、例えば、上記アクセル操作量やクランク角から算出される機関回転速度などに基づいて機関運転状態に応じた吸入空気量の制御要求値(要求吸入空気量)を算出するとともに、要求吸入空気量が得られる吸気バルブ31の最大リフト量を算出する。そしてその算出された最大リフト量を目標リフト量VLpとして設定する。
このようにして目標リフト量VLpが設定されると、モータ用制御装置110Cは、目標リフト量VLpと実際の最大リフト量VLとを一致させるように電動機110の作動制御を実行する。なお本実施形態では、吸気バルブ31の最大リフト量と電動機110の回転位相との関係が一義的に定まる。そのため、電動機110の作動制御では、回転位相センサ100Aにより検出される電動機110の回転位相が吸気バルブ31の最大リフト量VLを示す値として用いられる。上記電動機110の作動制御では、基本的に、回転位相センサ100Aにより検出される電動機110の回転位相とそのときどきの目標リフト量VLpに対応する上記電動機110の回転位相(目標回転位相)とが一致するように、それら回転位相の偏差に基づいて、電動機110の発生動力がフィードバック制御される。
なお本実施形態では、内燃機関10の周辺機器として、機関出力軸によって駆動される機関駆動式の発電機15と同発電機15による発電電力の一部を蓄えるバッテリ16とが設けられている。上記電動機110は、上記バッテリ16からの電力供給によって作動するようになっている。
ここで、上記電動機110は、その作動開始直後において大電流を消費する。本実施形態では、内燃機関10の各バンクに変更装置100が設けられている。そのため、仮に目標リフト量VLpの変化に際して吸気バルブ31の最大リフト量VLを変更するべく電動機110L,110Rの作動を同時に開始するようにすると、それら電動機110L,110Rによって同時に大電流が消費されるようになる。この場合、可変動弁装置の消費電流量が多くなるためにバッテリ16の電圧低下を招くおそれがある。こうしたバッテリ電圧の低下は、機関システムの不安定化や、可変動弁装置の応答速度の低下による内燃機関10の燃費性能の低下などを招く一因になるため好ましくない。
この点をふまえて本実施形態では、内燃機関10の一方のバンクに設けられたカム135Lのカムプロフィールと他方のバンクに設けられたカム135Rのカムプロフィールとを異なる形状に形成している。
以下、それらカム135L,135Rの形状について詳細に説明する。
図4に示すように、カム135のカム面には、平面形状に形成された三つの保持領域(第1回転位相R1〜第2回転位相R2の領域、第3回転位相R3〜第4回転位相R4の領域、および第5回転位相R5〜第6回転位相R6の領域)が間隔をおいて設けられている。各保持領域は、詳しくは、その回転方向の両端部分におけるカム径(詳しくは、カム135の回転中心からカム面までの距離)が等しくなる平面形状に形成されている。
ここで上記可変機構60(図3)の出力部80には、バルブスプリング32の反力が作用するため、入力アーム62と出力アーム63との回転位置の差(前記角度θ)を小さくしようとする力が作用する。したがって、スライダギヤ90やコントロールシャフト65には、吸気バルブ31の最大リフト量が小さくなる方向(図2や図3に矢印Loで示す方向)の軸力が作用する。変更装置100では、そうした軸力によってローラ136がカム135のカム面に押し付けられた状態になっている。
そうした軸力がカム面におけるカム径が徐々に変化する領域に作用すると、同軸力の分力が発生するようになる。そして、この軸力の分力は、カム径が小さくなる方向にカム135を回転させるように作用する。
上記カム135(図4)のカム面の保持領域は平面形状に形成されている。そのため、同領域におけるカム135の回転位相範囲(第1回転位相R1〜第2回転位相R2の領域、または第3回転位相R3〜第4回転位相R4の領域、または第5回転位相R5〜第6回転位相R6の領域)における中央位相においてカム径が最も短くなるとともに、同中央位相から離れるのに伴ってカム径が徐々に大きくなっている。そのため、カム135のカム面においてローラ136が当接する部分(作用部分)が保持領域であるときには、同領域の中央位相から上記作用部分が離れると、同作用部分を中央位相に戻すように上記軸力の分力が作用するようになる。したがって、カム135の作用部分を保持領域で保持する場合には、上記軸力の分力を利用することができ、その保持のために電動機110から発生させる動力を小さく抑えることができる。本実施形態では、カム135の作用部を保持領域で保持する場合に、電動機110への通電が遮断されて同電動機110の発生動力が「0」にされる。
またカム135のカム面において、各保持領域の間には、カム135の回転位相が一方向に変化するのに伴ってカム径が次第に大きくなる形状の変更領域(第2回転位相R2〜第3回転位相R3の領域、および第4回転位相R4〜第5回転位相R5の領域)が形成されている。
カム135のカム面の第2回転位相R2〜第3回転位相R3の領域(第1変更領域)は、カム径が最も小さい回転位相(第2回転位相R2)を最小位相とし、カム径が最も大きい回転位相(第3回転位相R3)を最大位相とすると、最小位相から同最小位相と最大位相との間の中間位相RMEまでの範囲におけるカムプロフィールが一方のバンクのカム135Lと他方のバンクのカム135Rとで異なる。
具体的には、図4に実線で示すように、カム135Lのカム面は、その第1変更領域の全体が回転位相の増加に比例してカム径が大きくなる形状に形成されている。これに対して、カム135Rのカム面の各部は、次のような形状に形成されている。まず、図4に一点鎖線で示すように、第2回転位相R2から所定位相RMSまでの間はカム径が等しい曲面形状に形成されており、所定位相RMSから中間位相RMEまでの間は回転位相の増加に比例してカム径が大きくなる形状に形成されている。また、図4に実線で示すように、中間位相RMEから第3回転位相R3までの間はカム135Lのカム面と同一の形状に形成されている。
なお、カム135の作用部分が変更領域であるときにも、上記軸力の分力が、カム径が小さくなる方向にカム135を回転させるように作用する。そのため、作用部分のカム径が大きくなる方向(上り方向)にカム135を回転させるときには、上記軸力の分力に抗してカム135を回転させるべく、電動機110に比較的大きい動力を発生させる必要がある。その一方で、作用部のカム径が小さくなる方向(下り方向)にカム135を回転させるときには、上記軸力の分力がカム135の回転をアシストするように作用するため、電動機110の発生動力を小さく抑えることが可能になる。
またカム135のカム面には、保持領域の他にも、カム径が等しい曲面形状に形成された領域(第1回転位相R1以前の領域、および第6回転位相R6以降の領域)が設けられている。本実施形態の変更装置100では、この領域にローラ136が当接しないように電動機110の作動制御が実行される。
次に、カム135の回転位相とコントロールシャフト65の移動位置との関係について説明する。なお以下の説明では、カム135の回転位相が第1回転位相R1、第2回転位相R2、第3回転位相R3といった順に変化する方向(図4における右回り[時計回り]にカム135を回転させる方向)を、回転位相が大きくなる方向とする。
また各保持領域におけるカム径やコントロールシャフト65の変位量は同領域の位相範囲において前記中央位相に近づくほど小さくなる。そうした各保持領域の位相範囲におけるカム径の差やコントロールシャフト65の変位量の差は小さいため、便宜上、図4では変動領域におけるコントロールシャフト65の変位量をそれぞれ一定の値(0、L1、またはL2)で示している。
三つの保持領域のうちのカム135の回転位相が第1回転位相R1より大きく第2回転位相R2以下の領域(第1保持領域)であるときは、コントロールシャフト65の変位量が「0」に保たれる。なお、この変位量はコントロールシャフト65の軸方向における基準位置からの移動量であり、カム135の作用部分(詳しくは、ローラ136との接触部分)が第1保持領域であるときにはコントロールシャフト65の軸方向の位置が基準位置になり、変位量は「0」になる。
二つの変更領域のうちのカム135L,135Rの回転位相が第2回転位相R2よりも大きく第3回転位相R3未満の領域(前記第1変更領域)であるときには、カム135L,135Rの回転位相とコントロールシャフト65の移動位置との関係が内燃機関10の各バンクの変更装置100L,100Rで異なる。
具体的には、図4に実線で示すように、内燃機関10の一方のバンクの変更装置100Lでは、コントロールシャフト65の変位量が「0」を始点として、カム135Lの回転位相の増加に比例して大きくなる。一方、図4に一点鎖線で示すように、内燃機関10の他方のバンクの変更装置100Rにおいて、カム135Rの回転位相が第2回転位相R2から所定位相RMSまでの間ではコントロールシャフト65の変位量が「0」に保たれ、所定位相RMSから中間位相RMEまでの間ではカム135Rの回転位相の増加に比例して線形に大きくなる。また図4に実線で示すように、カム135Rの回転位相が中間位相RMEから第3回転位相R3までの間では、カム135Rの回転位相の増加に比例して線形に大きくなる。なお、カム135Rの回転位相の増加に対するコントロールシャフト65の変位量の相対増加速度(図4のグラフの傾き)は、所定位相RMSから中間位相RMEまでの間ではカム135Lの第1変更領域における増加速度よりも大きく、中間位相RMEから第3回転位相R3までの間ではカム135Lの第1変更領域における増加速度と等しい。
三つの保持領域のうちのカム135の回転位相が第3回転位相R3以上であり第4回転位相R4以下の領域(第2保持領域)であるときには、コントロールシャフト65の変位量は一定の変位量である第1変位量L1に保たれる。
二つの変更領域のうちのカム135の回転位相が第4回転位相R4より大きく第5回転位相R5未満の領域(第2変更領域)であるときには、コントロールシャフト65の変位量は、カム135の回転位相が大きくなるのに伴って第1変位量L1を始点として線形に大きくなる。
三つの保持領域のうちのカム135の回転位相が第5回転位相R5以上であり第6回転位相R6以下の領域(第3保持領域)であるときには、コントロールシャフト65の変位量は、第1変位量L1よりも大きい一定の変位量である第2変位量L2に保たれる。
カム135のカム面は上述したカムプロファイルを有しているため、カム135の回転位相の変化に伴って吸気バルブ31の最大リフト量VLは以下に記載するように変化する。
図5に示すように、各変更装置100では電動機110の回転位相が大きくなるのに伴ってカム135の回転位相も次第に大きくなる。
カム135の回転位相が第1保持領域(第1回転位相R1〜第2回転位相R2)になると、コントロールシャフト65の変位量が「0」に保たれて、吸気バルブ31の最大リフト量VLが第1リフト量VL1に保たれる。なお第1リフト量VL1は、可変設定される最大リフト量VLの最小値である。
カム135の回転位相が第1変更領域(第2回転位相R2〜第3回転位相R3)になると、一方のバンクの変更装置100Lでは、図5に実線で示すように、カム135Lの回転位相が大きくなるのに伴ってコントロールシャフト65の変位量が次第に大きくなり、吸気バルブ31の最大リフト量VLが第1リフト量VL1を始点に徐々に大きくなる。他方のバンクの変更装置100Rでは、図5に一点鎖線で示すように、カム135Rの回転位相が第2回転位相R2から所定位相RMSまでの間では吸気バルブ31の最大リフト量VLが第1リフト量VL1に保たれる。また、上記回転位相が所定位相RMSから中間位相RMEまでの間では吸気バルブ31の最大リフト量VLが、カム135Rの回転位相の増加に比例して線形に大きくなる。さらに、カム135Rの回転位相が中間位相RMEから第3回転位相R3までの間では、図5に実線で示すように、吸気バルブ31の最大リフト量VLがカム135Rの回転位相の増加に比例して線形に大きくなる。なお、カム135Rの回転位相の増加に対する吸気バルブ31の最大リフト量VLの増加速度(図5のグラフの傾き)は、所定位相RMSから中間位相RMEまでの間ではカム135Lの第1変更領域における増加速度よりも大きく、中間位相RMEから第3回転位相R3までの間ではカム135Lの第1変更領域における増加速度と等しい。
カム135の回転位相が第2保持領域(第3回転位相R3〜第4回転位相R4)になると、コントロールシャフト65の変位量が第1変位量L1に保たれて、吸気バルブ31の最大リフト量VLが第1リフト量VL1よりも大きい第2リフト量VL2に保たれる。
また、カム135の回転位相が第2変更領域(第4回転位相R4〜第5回転位相R5)であるときには、カム135の回転位相が大きくなるのに伴ってコントロールシャフト65の変位量が次第に大きくなり、吸気バルブ31の最大リフト量VLが第2リフト量VL2を始点に徐々に大きくなる。
さらにカム135の回転位相が第3保持領域(第5回転位相R5〜第6回転位相R6)になると、コントロールシャフト65の変位量が第2変位量L2で保たれて、吸気バルブ31の最大リフト量VLは第2リフト量VL2よりも大きい第3リフト量VL3に保たれる。なお第3リフト量VL3は、可変設定される最大リフト量VLの最大値である。
なお、各保持領域における吸気バルブ31の最大リフト量VLは、同領域のカム135の位相範囲において前記中央位相に近づくほど小さくなる。そうした各保持領域の位相範囲における吸気バルブ31の最大リフト量VLの差は小さいため、便宜上、図5では変動領域における吸気バルブ31の最大リフト量VLをそれぞれ一定の値(VL1、VL2またはVL3)で示している。
本実施形態の変更装置100では、吸気バルブ31の目標リフト量VLpとして、上述した第1リフト量VL1、第2リフト量VL2、および第3リフト量VL3のいずれかが機関運転状態に応じて選択される。そして、選択された最大リフト量に変更して保持することにより、吸気バルブ31の最大リフト量VLを三段階に変更するようにしている。
以下、各カム135L,135Rのカム面における第2変更領域のカムプロフィールを異なる形状に形成することによる作用について説明する。
本実施形態の可変動弁装置では、目標リフト量VLpが第1リフト量VL1から第2リフト量VL2に切り替えられるときに、内燃機関10の各バンクに設けられた各電動機110L,110Rの消費電流量が最も多くなる。そして、吸気バルブ31の最大リフト量VLの変更開始直後におけるバッテリ16の電圧低下を抑えるためには、このときの各電動機110L,110Rの消費電流量を加算した値のピークを小さくすることが有効である。
図6に示すように、目標リフト量VLpが第1リフト量VL1から第2リフト量VL2に切り替えられると(時刻t1)、カム135L,135Rのカム面とローラ136との接触部分が第2回転位相R2から第3回転位相R3に向けて変化する態様でカム135L,135Rの回転位相を変更するべく、電動機110L,110Rの作動が開始される。
本実施形態では、内燃機関10の各バンクに設けられたカム135L,135Rのカムプロフィールが異なるため、直後において上記接触部分に作用する力が各バンクのカム135L,135Rで異なる大きさになる。詳しくは、内燃機関10の一方のバンクの変更装置100Lでは、図6(a)中に実線で示すように、電動機110Lの作動開始直後からコントロールシャフト65の変位量が大きくなるため、上記接触部分に比較的大きい力が作用するようになる。これに対して、他方のバンクの変更装置100Rでは、図6(a)中に一点鎖線で示すように、電動機110Rの作動開始直後においてはコントロールシャフト65の変位量が「0」で保持されるために上記接触部分に作用する力は小さい(時刻t1〜t2)。その後においてカム135Rの回転位相が所定位相RMSより大きくなると(時刻t2以降)、コントロールシャフト65の変位量が大きくなるために上記接触部分に作用する力も大きくなる。
そのため、図6(b)に示すように、一方のバンクの電動機110Lでは作動開始(時刻t1)とともに消費電流量が急増してピークを迎えるのに対して、図6(c)に示すように、他方のバンクの電動機110Rでは作動開始から若干の時間をおいた後(時刻t2)に消費電流量が急増してピークを迎えるようになる。
このように本実施形態では、電動機110L,110Rの作動開始直後において消費電流量が急増してピークを迎えるタイミングが各バンクの電動機110L,110Rで異なるタイミングになる。そのため、消費電流量がピークを迎えるタイミングが両バンクの電動機で同一になるものと比較して、それら電動機110L,110Rの消費電流量を加算した値のピークを小さくすることができる。したがって、吸気バルブ31の最大リフト量VLの変更開始直後におけるバッテリ16の電圧低下を抑えることができる。
なお、各バンクに設けられたカムのカムプロフィールが同一の装置であっても、各電動機の作動制御を異なる実行態様で実行して各電動機の作動開始タイミングをずらすことにより、消費電力量がピークを迎えるタイミングをずらして、バッテリ16の電圧低下を抑えることは可能になる。ただし、この場合には電動機の作動制御の制御構造が煩雑になるばかりか、単に作動開始タイミングをずらすと吸気バルブ31の最大リフト量VLの実際値と目標値とがずれた状態が長くなってしまい、内燃機関10の出力性能の低下を招いてしまう。
本実施形態によれば、各カム135L,135Rのカムプロフィールを変更することによって消費電力量がピークを迎えるタイミングをずらすことができるため、各電動機110L,110Rの作動制御の制御構造の煩雑化を抑えることができる。しかも、カム135L,135Rの回転位相が中間位相RME以上になってコントロールシャフト65の変位量が第1変位量L1になると(時刻t3以降)、各カム135L,135Rのカムプロフィールが同一の形状になる。そのため、単に各電動機の作動開始タイミングをずらす装置のように吸気バルブ31の最大リフト量VLの実際値と目標値とがずれた状態が不要に長くならず、内燃機関10の出力性能の低下が抑えられる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下に記載する効果が得られるようになる。
(1)吸気バルブ31の最大リフト量VLの変更開始直後におけるバッテリ16の電圧低下を抑えることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・図7に示すように、各バンクのカムのカム面の第1変更領域全体を、一方のバンクのカム235Lと他方のバンクのカム235Rとで異なる形状に形成してもよい。具体的には、カム235Lのカム面の第1変更領域を、カム235Lの回転位相の増加に比例してカム径が大きくなる形状に形成してもよい。また、カム235Rのカム面の第1変更領域を、第2回転位相R2から所定位相RMSまでの間はカム径が等しい曲面形状に形成し、所定位相RMSから第3回転位相R3までの間は回転位相の増加に比例してカム径が大きくなる形状に形成してもよい。
・カム135L,135Rのカム面の第2変更領域におけるカムプロフィールを、第1変更領域と同様の態様で、一方のバンクのカム135Lと他方のバンクのカム135Rとで異なる形状に形成してもよい。
・コントロールシャフト65に、ローラ136を連結することに代えて、円板形状の部材を固定してもよい。また、コントロールシャフト65の端部をカム135との接触に適した形状に形成して、同端部を、カム135のカム面に押し付けられる方向に付勢された作用部とすることができる。
・カム135のカム面の各保持領域を、平面形状に形成することに代えて、カム径が等しい曲面形状に形成してもよい。
・上記実施形態の可変動弁装置は、カムのカム面に保持領域が設けられていない可変動弁装置にも、その構成を適宜変更したうえで適用することができる。
10…内燃機関、10C…機関用制御装置、11…シリンダブロック、12…シリンダ、13…ピストン、14…燃焼室、15…発電機、16…バッテリ、17…オイルパン、18…オイルポンプ、20…シリンダヘッド、21…吸気通路、22…排気通路、23…吸気ポート、24…排気ポート、25…スプリング、31…吸気バルブ、32,42…バルブスプリング、33…吸気カムシャフト、34…吸気カム、41…排気バルブ、43…排気カムシャフト、44…排気カム、51…ロッカアーム、51a…ローラ、52…ラッシュアジャスタ、60…可変機構、61…支持パイプ、62…入力アーム、62a…ローラ、63…出力アーム、64…突起部、65…コントロールシャフト、70…入力部、71,81…ハウジング、72,82,91,92…ヘリカルスプライン、80…出力部、90…スライダギヤ、100,100L,100R…変更装置、100A…回転位相センサ、110、110L,110R…電動機、110C…モータ用制御装置、120…減速部、130…変換部、131…ホルダ、132…ガイド、135、135L,135R,235L,235R…カム、136…ローラ。

Claims (1)

  1. 2つのバンクを有する内燃機関に適用され、軸方向における移動位置の変更を通じて機関バルブの最大リフト量を定めるコントロールシャフトと、前記移動位置を変更するためのカムと、前記コントロールシャフトに設けられて前記カムのカム面に押し付けられる方向に付勢された作用部と、前記カムの回転位相を変更するべく作動する電動機とを備える変更装置が前記2つのバンクに各別に設けられた内燃機関の可変動弁装置において、
    当該可変動弁装置は、
    前記カム面に、前記回転位相の一方向への変化に伴ってカム径が漸増する変更領域が形成され、
    前記変更領域における前記カム径が最も小さい回転位相を最小位相とし、前記変更領域における前記カム径が最も大きい回転位相を最大位相とすると、前記最小位相から同最小位相と前記最大位相との間の中間位相までの範囲における前記カムのカムプロフィールが前記2つのバンクのうちの一方に設けられたカムと他方に設けられたカムとで異なる
    ことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022138419A1 (ja) * 2020-12-25 2022-06-30 三菱重工メイキエンジン株式会社 エンジンの始動制御装置

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