JP2015131406A - 携帯型電子機器 - Google Patents

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JP2015131406A JP2014003004A JP2014003004A JP2015131406A JP 2015131406 A JP2015131406 A JP 2015131406A JP 2014003004 A JP2014003004 A JP 2014003004A JP 2014003004 A JP2014003004 A JP 2014003004A JP 2015131406 A JP2015131406 A JP 2015131406A
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隼也 森多
Toshiya Morita
隼也 森多
遠藤 克幸
Katsuyuki Endo
克幸 遠藤
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Abstract

【課題】小型化、省スペース化を阻害することなく、必要な静電容量を確保可能な携帯型電子機器を提供する。
【解決手段】携帯型電子機器は、絶縁性の基板取付け部材31と、基板取付け部材31に取り付けた第1電子回路基板であるメイン基板36と、メイン基板36に接地され、かつ、基板取付け部材31に巻き付けた導電性のアース部材である銅箔34と、絶縁部材35とを有している。メイン基板36は、銅箔34を挟み、基板取付け部材31に取り付けられ、絶縁部材35は、メイン基板36と銅箔34との間に配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、携帯型プリンター等の携帯型電子機器における静電気対策および電磁ノイズ対策に関するものである。
携帯型電子機器は、持ち運び時には電源ケーブル等によってアース接地できない。このため、携帯型電子機器の静電気対策として、その機器内部に、電子回路の基準電位(グランド電位)に接地した導電性の金属部材を配置して静電容量を大きくする方法が採用されている。特許文献1には、携帯型電子機器であるカメラの内部にアース板を配置し、電気基板とアース板とを導電性ゴムを介してビスで固定する構造が記載されている。
特開2013−235030号公報
しかしながら、携帯型電子機器の小型化を進めると、機器内部において、静電容量を大きくするための金属部材を設置するためのスペース、面積が制限される。このため、十分な静電容量を確保可能な大きな金属部材を配置できない場合がある。また、特許文献1に記載の構造では、アース板を電気基板に取り付けるために導電性ゴム、ネジ等の多くの部品を必要とし、携帯型電子機器の小型化を進めるに当って障害となる場合もある。
さらに、通信機能を備えた携帯型電子機器の場合には、通信用の電子部品が実装されたインターフェース基板と、駆動部品の駆動制御用の電子部品等が実装されたメイン基板とが配置される。電磁ノイズ対策のためには双方の基板を十分に離しておくことが望ましい。しかし、携帯型電子機器の小型化を進めると、設置スペース、部品レイアウトの制約により、双方の基板を十分に離して配置することが困難な場合がある。
本発明の課題は、小型化、省スペース化を阻害することなく、必要な静電容量を確保可能な携帯型電子機器を提供することにある。
また、本発明の課題は、小型化、省スペース化を阻害することなく、必要な静電容量および基板間に必要とされるシールド性能を確保可能な携帯型電子機器を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の携帯型電子機器は、絶縁性の基板取付け部材と、前記基板取付け部材に取り付けた第1電子回路基板と、前記第1電子回路基板に接地され、かつ、前記基板取付け部材に巻き付けた導電性のアース部材と、絶縁部材とを有している。前記アース部材は、少なくとも、前記基板取付け部材における前記第1電子回路基板の側を向く面および前記第1電子基板とは異なる方向を向く面に巻き付けられており、前記第1電子回路基板は、前記アース部材を挟み、前記基板取付け部材に取り付けられ、前記絶縁部材は、前記第1電子回路基板と前記アース部材との間に配置されている。
本発明では、第1電子回路基板を取り付ける基板取付け部材に、第1電子回路基板に接地したアース部材を巻き付けてある。例えば、基板取付け部材が偏平な板状の部材の場合には、その両面を覆う状態にアース部材を巻き付けることで、大きな表面積のアース部材を狭いスペースに配置できる。平板状あるいはブロック状の金属部材を配置する場合に比べて、必要とされる静電容量を、小さな所要スペースで確保でき、携帯型電子機器の小型化、省スペース化に有利である。
本発明の携帯型電子機器において、第1、第2電子回路基板を有している場合には、前記第2電子回路基板が前記基板取付け部材に取り付けられ、前記第1電子回路基板と前記第2電子回路基板との間に前記基板取付け部材が位置し、前記アース部材は、前記基板取付け部材における前記第1電子回路基板が取り付けられている第1面から、前記基板取付け部材における前記第1電子回路基板とは反対側の第2面に亘って、当該基板取付け部材に巻き付けられ、前記基板取付け部材と前記第1電子回路基板との間に、前記第1面を覆う前記アース部材の第1部分が位置し、前記基板取付け部材と前記第2電子回路基板との間に、前記第2面を覆う前記アース部材の第2部分が位置し、前記絶縁部材は、前記第1電子回路基板と前記アース部材の前記第1部分との間、および、前記第2電子回路基板と前記アース部材の前記第2部分との間に、それぞれ配置されていることが望ましい。
第1電子回路基板に接地したアース部材の第2部分が第2電子回路基板の近傍に配置されて、これらの間に静電結合が発生する。これにより、第1、第2電子回路基板の電位差を抑制できる。また、アース部材を巻き付けた基板取付け部材が、第1、第2電子回路基板の間に配置されているので、第1、第2電子回路基板の実装部品の間の距離を大きくでき、これらの間がアース部材によってシールドされる。これにより、第1、第2電子回路基板の実装部品が個々に発生する高周波電磁ノイズによる相互影響を抑制できる。
この場合、前記アース部材の前記第1部分は前記第1電子回路基板に接地され、前記アース部材の前記第2部部は前記第2電子回路基板に接地されていることが望ましい。アース部材を双方の第1、第2電子回路基板に接地することで、双方の基板の電位の変動による電位差をより確実に抑制できる。
また、前記基板取付け部材は、前記第1電子回路基板および前記第2電子回路基板を所定の間隔で略平行に保持することが望ましい。これにより、基板間に十分な静電結合を形成でき、双方の基板間の電位の変動による電位差を確実に抑制できる。
さらに、無線通信機能を備えた携帯型電子機器の場合等において、前記第1電子回路基板および前記第2電子回路基板のうちの少なくとも一方には、通信インターフェースを構成する電子部品が実装される。アース部材は、第1、第2電子回路基板の間に位置する基板取付け部材に巻き付けられているので、アース部材によって通信機能が阻害されることがない。
また、前記第2電子回路基板を、前記基板取付け部材に対して交換可能に取り付けておくこともできる。このようにすれば、携帯型電子機器の機能を、第2電子回路基板を交換することで変更できる。例えば、異なる通信形態での通信機能を備えた第2電子回路基板に交換することができる。
本発明において、前記アース部材の表面の少なくとも一部は凹凸面であることが望ましい。例えば、アース部材の表面にエンボス加工処理を施すことにより凹凸面が得られる。このようにすれば、アース部材の表面積をより大きくすることができ、これにより静電容量を大きくできる。
本発明において、前記アース部材は前記基板取付け部材に接着剤によって取り付けられていることが望ましい。ネジ等の締結具を用いる場合に比べて、簡単にアース部材を基板取付け部材に固定でき、また、アース部材を取り付けるために必要な部品点数も少なくて済む。
次に、本発明は、携帯型電子機器である携帯型プリンターに適用することができる。携帯型プリンターは、記録紙収納部と、記録紙を搬送する搬送機構と、搬送される記録紙を印刷する印刷ヘッドと、バッテリー電源とを有している。この場合には、前記第1電子回路基板を、前記搬送機構および前記印刷ヘッドの駆動制御回路が実装されたメイン基板とし、前記第2電子回路基板を無線通信インターフェース基板とすることができる。
本発明を適用した携帯型プリンターの上面側の斜視図と底面側の斜視図 図1の携帯型プリンターの内部構造を示す説明図 図1の携帯型プリンターの基板アセンブリの斜視図と側面図 図3の基板アセンブリの基板取付け板の第1面側斜視図と第2面側斜視図 図3の基板アセンブリの銅箔展開図と銅箔を巻き付けた基板取付け板の斜視図
図1は本発明の実施の形態に係る携帯型プリンターの斜視図であり、(a)は上面側を示し、(b)は底面側を示す。以下の説明においては、便宜上、図1に示すように、携帯型プリンターの幅方向をX、前後方向をY、上下方向をZとする。また、携帯型プリンターの左右は、図1の矢印Aで示すように、携帯型プリンターを、その前方から見た場合における左右とする。
携帯型プリンター1は、プリンターケース2を備え、このプリンターケース2の内部には後述の各プリンター構成部品が配置されている。プリンターケース2は、上方に開口した下ケース3と、この下ケース3における前側部分に上側から被せた上ケース4とを備えている。下ケース3における後側部分には上側から開閉カバー5が上側から被せられている。開閉カバー5は、その後端部を中心として、上方に開けることができる。
開閉カバー5と上ケース4の間には、幅方向Xに延びる記録紙排出口6が上方に開いている。上ケース4における後端側の右端部には操作ボタン7が配置され、操作ボタン7を操作すると、不図示のロック機構によるロックが解除され、開閉カバー5を図1に示す閉じ位置から開くことができる。上ケース4における前側の部分には、電源ボタン8a等の操作ボタンおよび複数のLED表示部8bが配列されている。下ケース3の底面3aには、操作者が装着しているベルト等に通すためのベルトクリップ9がビス等によって取り付けられている。
図2は携帯型プリンター1の内部構造を示す説明図である。携帯型プリンター1の内部の後側の部分はロール紙収納部11であり、ここには、想像線で示す記録紙ロール12が収納される。開閉カバー5を開けると、ロール紙収納部11が上方に開口し、記録紙ロール12の交換等を行うことができる。プリンター1の内部における前側の部分には基板収納部13が形成されおり、ここに、基板アセンブリ30が収納されている。
下ケース3における基板収納部13の底板部分3aには、矩形状に上下方向Zの上方に突出し、下方に開口している所定深さの矩形凹部が形成され、ここがバッテリー装着部3bとなっている。バッテリー装着部3bには、下側から直方体形状のバッテリー16が装着されている。なお、図2においては省略してあるが、バッテリー装着部3bに装着されたバッテリー16に重なる状態で、ベルトクリップ9(図1参照)が底板部分3a取り付けられる。プリンターケース2の内部の基板アセンブリ30は、底板部分3aを挟み、バッテリー装着部3bの上側に配置されている。
前側の基板収納部13と後側のロール紙収納部11との間には、ロール紙収納部11から記録紙排出口6に至る記録紙搬送路17が形成されている。記録紙搬送路17の途中位置には、ライン型の印刷ヘッド18、例えばサーマルヘッドが後方を向く状態に配置されている。印刷ヘッド18のヘッド面に対しては、後側から、幅方向Xに掛け渡したプラテンローラー19が対峙している。プラテンローラー19は、バッテリー16からの電力によって駆動される不図示の紙送りモーターによって回転駆動され、記録紙搬送路17に沿って記録紙を搬送する。プラテンローラー19、不図示の紙送りモーター等によって、記録紙搬送機構が構成される。搬送される記録紙には、印刷ヘッド18によって印刷が行われる。
(基板アセンブリ)
図3(a)は基板アセンブリ30を示す斜視図であり、図3(b)はその側面図であり、図3(c)はその部分拡大断面図である。基板アセンブリ30は、図3において、幅方向X、前後方向Yおよび上下方向Zで示される姿勢および向きで、基板収納部13に配置される。基板アセンブリ30は、矩形板形状をした樹脂成形品からなる絶縁性の基板取付け部材31を備えている。基板取付け部材31は前後方向Yおよび幅方向Xを向く状態に配置される。基板取付け部材31には、その上下方向Zの下側を向く第1面32から上側を向く第2面33に亘って、アース部材である銅箔34が巻き付けられている。巻き付けた銅箔34の外側表面を覆い隠す状態に、絶縁シートあるいは絶縁層からなる絶縁部材35が銅箔34の外側表面に積層されている。
基板取付け部材31には、当該基板取付け部材31を挟み、その下側には第1電子回路基板であるメイン基板36が取り付けられ、その上側には第2電子回路基板であるインターフェース基板37が取り付けられている。すなわち、基板取付け部材31は、上下方向Zの下方を向く第1面32と上方を向く第2面33を備えおり、第1面32の側に、当該第1面32に平行にメイン基板36が取り付けられ、第2面33の側に、当該第2面33に平行にインターフェース基板37が取り付けらえている。
メイン基板36には、印刷ヘッド18の駆動制御回路、不図示の紙送りモーターの駆動制御回路等を構成するプリンター駆動用の回路素子等が実装されている。基板取付け部材31の第2面33の側には、一定の間隔を開けて、当該第2面33に平行に、第2電子回路基板であるインターフェース基板37が取り付けられている。インターフェース基板37には、無線通信用の回路素子等が実装されている。
メイン基板36およびインターフェース基板37のそれぞれは、不図示の接地ラインを介して、携帯型プリンター1の不図示の板金製のプリンターフレーム(基準電位)の側に接地されている。また、メイン基板36と銅箔34の間には導電性金属素材からなる接地バネ38が配置され、接地バネ38を介して、アース部材である銅箔34はメイン基板36の接地端子(図示せず)に接地されている。このため、銅箔34における接地バネ38に接続される部分は絶縁部材35が積層されておらず露出している。
なお、本例のインターフェース基板37には、その外側表面(プリンターケース2の側を向く表面)に、無線通信モジュール39が搭載されている。この無線通信モジュール39には、異なる無線通信方式の無線通信用チップ39aを選択的に装着可能である。例えば、Wi−FiチップおよびBluetooth(登録商標)チップを選択的に搭載して、いずれかの無線通信方式により外部機器との間で無線通信が可能である。
図4(a)は基板取付け部材31をその第2面33の側から見た場合の斜視図であり、図4(b)は第1面32の側から見た場合の斜視図である。基板取付け部材31は、全体が長方形輪郭の樹脂製の板部材である。基板取付け部材31は、略矩形状の外周枠41を備え、その内側部分は、軽量化のために、幅方向Xおよび前後方向Yに延びる2本ずつのリブ42、43、44、45を残し、開口部が形成されている。外周枠41および各リブ42〜45の下方を向く表面部分によって、第1面32が規定され、外周枠41および各リブ42〜45の上方を向く表面部分によって、第2面33が規定される。
基板取付け部材31の第1面32には、メイン基板36を取り付けるための第1取付け部が形成されている。この第1取付け部は、図4(b)に示すように、2本の係合突起46、47と、1本のネジ挿通孔が形成された突起48と、1本の支持用突起49とを備えており、これらの部位は第1面32から垂直に突出している。係合突起46は第1面32における幅方向Xの右側の後方の角部分に配置され、スナップフィット式の爪部46aを備え、メイン基板36の側に形成した不図示の係合部に係合可能である。係合突起47は、第1面32における右側の前方の角部分に配置されている。係合突起47の先端には、幅方向Xの左方に突出した爪部47aが形成され、図3に示すように、メイン基板36の右端縁に右側および下側から係合可能である。突起48は左側の前方の角部分に配置され、そのネジ挿通穴48aには、図3に示すように、第2面33の側から締結ネジ48bが差し込まれ、メイン基板36の側に形成されているネジ穴48cにねじ込み固定される。係合突起46、47によってメイン基板36の前後方向Y、幅方向Xの位置が規定される。また、係合突起46、47、突起48および支持用突起49によって、メイン基板36は、第1面32に対して一定の間隔で平行な姿勢に支持される。
基板取付け部材31の第2面33には、インターフェース基板37を取り付けるための第2取付け部が形成されている。第2取付け部は、図4(a)に示すように、2本の係合突起51、52と、1本の位置決め突起53と、1本の支持用突起54とを備えており、これらの部位は第2面33から垂直に突出している。係合突起51は第2面33における左側の後方の角部分に配置され、その先端には右方に突出した爪部51aが形成され、図3(a)に示すように、インターフェース基板37の左端縁に左側および上側から係合可能である。係合突起52は第2面33の右側の前方の角部分に配置され、その先端には左方に突出した爪部52aが形成され、図3に示すように、インターフェース基板37の右端縁に右側および上側から係合可能である。位置決め突起53は第2面33の左側の前方の角部分に配置され、図3(a)に示すように、インターフェース基板37の左端縁に形成した位置決め用の溝53aに対して左側から係合可能である。
係合突起51、52および位置決め突起53によってインターフェース基板37の前後方向Y、幅方向Xの位置が規定される。また、これらの係合突起51、52、位置決め突起53および支持用突起54によって、インターフェース基板37は、第2面33に対して一定の間隔で平行な姿勢に支持される。さらに、インターフェース基板37は、基板取付け部材31の第2取付け部の係合突起51、52によって、基板取付け部31に対して交換可能に取り付けられている。よって、インターフェース基板37を交換することにより、簡単に、携帯型プリンター1の通信機能その他の機能を変更できる。
図5(a)はアース部材である銅箔34を平面に展開した状態で示す展開図である。図5(b)は銅箔34が巻き付けられた状態の基板取付け部材31を示す斜視図であり、メイン基板36が取り付けられる第1面32の側を示す。
銅箔34は全体として長方形輪郭の箔であり、その長辺方向の一方の側の部分は、基板取付け部材31の第1面32に重ねられる第1部分34aであり、他方の側の部分は第2面33に重ねられる第2部分34bである。これらの間の部分は、基板取付け部材31の後側の側面に沿って折り曲げられる折り曲げ部分34cである。図5(a)においては、これらの部分の境界を一点鎖線で示してある。
第1部分34aには、第1面32に対する位置決め用の貫通穴34e、34fが形成されている。基板取付け部材31の第1面32には、図4(b)、図5(b)に示すように、対応する部位に位置決め用の突起56、57が形成されている。同様に、第2部分34bには、第2面33に対する位置決め用の貫通穴34g、34hが形成されている。基板取付け部材31の第2面33には、図4(a)に示すように、対応する部位に位置決め用の突起58、59が形成されている。銅箔34は、位置決め用の貫通穴34e〜34hに、基板取付け部材31の側の位置決め用の突起56〜59が差し込まれるように位置決めた状態で、当該基板取付け部材31に巻き付けられる。また、銅箔34は不図示の接着剤によって第1面32および第2面33に固定される。接着剤としては、例えば、取り扱いが容易な両面接着テープを用いることができる。
このように構成した基板アセンブリ30においては、メイン基板36に接地したアース部材である銅箔34の第2部分34bが、インターフェース基板37に対して近接位置において平行に配置されている。したがって、これらの間の静電結合によって、メイン基板36とインターフェース基板37の電位の変動による電位差を抑えることができる。
また、銅箔34を巻き付けた基板取付け部材31を挟み、メイン基板36とインターフェース基板37とが所定の間隔で平行に配置されている。これにより、各基板に実装されている実装部品間の距離を十分に確保でき、銅箔34によって実装部品間に電磁シールドが形成される。よって、各基板の実装部品が個々に発生する電磁ノイズによって実装部品が相互に影響を受けてしまうことを抑制できる。
さらに、メイン基板36に接地した銅箔34を、基板取付け部材31の第1面32および第2面33に巻き付けてある。単に、基板取付け部材31と同様な大きさのアース部材を配置する場合に比べて、第1、第2面32、33に巻き付けた銅箔34の表面積はほぼ2倍になり、表面積の増加に伴って静電容量を大きくできる。よって、携帯型プリンター1の小型化、省スペース化を阻害することなく、必要とされる大きな静電容量のアース部材を配置できる。
さらにまた、インターフェース基板37に搭載されている無線通信モジュール39に対して、銅箔34は、プリンターケース2とは反対側、すなわち、プリンター内側に配置されている。したがって、銅箔34によって、無線通信モジュール39に実装されているアンテナ部による通信阻害が発生することもない。
(その他の実施の形態)
上記の例では、銅箔34をメイン基板36に接地している。銅箔34を、メイン基板36およびインターフェース基板37の双方に接地することも可能である。この場合には、銅箔34における第1面34aの部位をメイン基板36に接地し、第2面34bの部位をインターフェース基板37に接地すればよい。このようにすれば、2枚の基板の電位の変動による電位差をより確実に抑制できるので好ましい。
また、銅箔34等のアース部材の表面積を大きくして大きな静電容量を得るために、アース部材の表面にエンボス加工等の加工を施して凹凸面を形成することが有効である。アース部材の表面積を増加させるためには、基板取付け部材に対して、絶縁部材を介して、アース部材を多重に巻き付けることも有効である。
さらに、本発明は、携帯型プリンター以外の携帯型電子機器、例えば、デジタルカメラ、携帯用通信端末等に用いることができることは勿論である。
1 携帯型プリンター、2 プリンターケース、3 下ケース、3a 底板部分、3b バッテリー装着部、4 上ケース、5 開閉カバー、6 記録紙排出口、7 操作ボタン、8a 電源ボタン、8b LED表示部、9 ベルトクリップ、11 ロール紙収納部、12 記録紙ロール、13 基板収納部、16 バッテリー、17 記録紙搬送路、18 印刷ヘッド、19 プラテンローラー、30 基板アセンブリ、31 基板取付け部材、32 第1面、33 第2面、34 銅箔、34a 第1部分、34b 第2部分、34c 折り曲げ部分、34e,34f 貫通穴、34g,34h 貫通穴、35 絶縁部材、36 メイン基板、37 インターフェース基板、38 接地バネ、39 無線通信モジュール、39a 無線通信用チップ、41 外周枠、42,43,44,45 リブ、46,47 係合突起、47a 爪部、48 突起、48a ネジ挿通穴、48b 締結ネジ、48c ネジ穴、49 支持用突起、51,52 係合突起、51a 爪部、52a 爪部、53 位置決め突起、53a 溝、54 支持用突起、56,57,58,59 突起

Claims (9)

  1. 絶縁性の基板取付け部材と、
    前記基板取付け部材に取り付けた第1電子回路基板と、
    前記第1電子回路基板に接地され、かつ、前記基板取付け部材に巻き付けた導電性のアース部材と、
    絶縁部材と、
    を有し、
    前記アース部材は、少なくとも、前記基板取付け部材における前記第1電子回路基板の側を向く面および前記第1電子回路基板とは異なる方向を向く面に、巻き付けられ、
    前記第1電子回路基板は、前記アース部材を挟み、前記基板取付け部材に取り付けられ、
    前記絶縁部材は、前記第1電子回路基板と前記アース部材との間に配置されていることを特徴とする携帯型電子機器。
  2. 前記基板取付け部材に取り付けた第2電子回路基板を有し、
    前記第1電子回路基板と前記第2電子回路基板との間に前記基板取付け部材が位置し、
    前記アース部材は、前記基板取付け部材における前記第1電子回路基板が取り付けられている第1面から、前記基板取付け部材における前記第1電子回路基板とは反対側の第2面に亘って、当該基板取付け部材に巻き付けられ、
    前記基板取付け部材と前記第1電子回路基板との間に、前記第1面を覆う前記アース部材の第1部分が位置し、
    前記基板取付け部材と前記第2電子回路基板との間に、前記第2面を覆う前記アース部材の第2部分が位置し、
    前記絶縁部材は、前記第1電子回路基板と前記アース部材の前記第1部分との間、および、前記第2電子回路基板と前記アース部材の前記第2部分との間に、それぞれ配置されている、
    請求項1に記載の携帯型電子機器。
  3. 前記アース部材の前記第1部分は前記第1電子回路基板に接地され、
    前記アース部材の前記第2部分は前記第2電子回路基板に接地されている、
    請求項2に記載の携帯型電子機器。
  4. 前記基板取付け部材は、前記第1電子回路基板および前記第2電子回路基板を所定の間隔で略平行に保持している請求項2または3に記載の携帯型電子機器。
  5. 前記第1電子回路基板および前記第2電子回路基板のうちの少なくとも一方には、通信インターフェースを構成する電子部品が実装されている請求項2または3に記載の携帯型電子機器。
  6. 前記第2電子回路基板は、前記基板取付け部材に対して交換可能に取り付けられている請求項2ないし5のうちのいずれか一つの項に記載の携帯型電子機器。
  7. 前記アース部材の表面の少なくとも一部は凹凸面である請求項1ないし6のうちのいずれか一つの項に記載の携帯型電子機器。
  8. 前記アース部材は前記基板取付け部材に接着剤によって取り付けられている請求項1ないし7のうちのいずれか一つの項に記載の携帯型電子機器。
  9. 記録紙収納部と、
    記録紙を搬送する搬送機構と、
    搬送される記録紙を印刷する印刷ヘッドと、
    バッテリー電源と、
    を有し、
    前記第1電子回路基板は、前記搬送機構および前記印刷ヘッドの駆動制御回路が実装されたメイン基板であり、
    前記第2電子回路基板は無線通信用のインターフェース基板である、
    請求項2ないし6のうちのいずれか一つの項に記載の携帯型電子機器。
JP2014003004A 2014-01-10 2014-01-10 携帯型電子機器 Pending JP2015131406A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019014215A (ja) * 2017-07-11 2019-01-31 株式会社リコー 画像形成装置
JP2019111712A (ja) * 2017-12-22 2019-07-11 サトーホールディングス株式会社 プリンタ
JP7428530B2 (ja) 2020-02-12 2024-02-06 花王株式会社 化粧用ハンディインクジェットプリンタ

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