JP2015131403A - 液体吐出装置、印刷システム、および、液体吐出方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ヘッドユニットの第1の方向に沿って複数配置されたヘッドのうち、第1のヘッドと第1のヘッド以外のヘッドとを含む第1ヘッドグループを用いて第1パターンを媒体に形成させ、第1のヘッドと第1ヘッドグループに含まれるヘッドとは第1の方向における位置が異なるヘッドとを含む第2ヘッドグループを用いて第2パターンを媒体に形成させ、第1パターンと第2パターンとを読み取った読取データにおいて、第1パターン及び第2パターンに第1のヘッドで形成したパターンが含まれており、且つ、第1パターンの形成に用いられた液体の色と、第2パターンの形成に用いられた液体の色とが全て共通している、という条件を満たさなかった場合、読取データの適正可否を否とする。
【選択図】図4
Description
このような問題を回避し得る方法として、例えば特許文献2に、プリンターの液体吐出範囲が画像読み取り装置の読み取り可能範囲よりも大きい場合に、液体吐出範囲を画像読み取り装置の読み取り可能な大きさに分割したテスト用の分割パターン(テストチャート)を記録紙に形成し、画像読み取り装置で読み取った液体吐出範囲各部の分割パターンの状態を解析して、ヘッド取り付け誤差や各ヘッドの液体吐出性能などを把握する方法が紹介されている。
また、パターンを読み取って補正値取得作業等の次作業を行う際、パターンが適切に形成されなかった場合や、パターンが適切に読み取れなかった場合は、次作業を行わないようにすることができる。これにより、不要な次作業を行うことなく、適切な条件下で次作業を行うことができる。
また、パターンを読み取って補正値取得作業等の次作業を行う際、パターンが適切に形成されなかった場合や、パターンが適切に読み取れなかった場合は、次作業を行わないようにすることができる。これにより、不要な次作業を行うことなく、適切な条件下で次作業を行うことができる。
また、パターンを読み取って補正値取得作業等の次作業を行う際、パターンが適切に形成されなかった場合や、パターンが適切に読み取れなかった場合は、次作業を行わないようにすることができる。これにより、不要な次作業を行うことなく、適切な条件下で次作業を行うことができる。
従って、液体吐出装置の液体吐出範囲が撮像装置の撮像範囲よりも大きい場合でも、液体吐出範囲全域の液体吐出状態を容易に把握することが可能な印刷システムを提供することができる。
また、パターンを読み取って補正値取得作業等の次作業を行う際、パターンが適切に形成されなかった場合や、パターンが適切に読み取れなかった場合は、次作業を行わないようにすることができる。これにより、不要な次作業を行うことなく、適切な条件下で次作業を行うことができる。
また、パターンを読み取って補正値取得作業等の次作業を行う際、パターンが適切に形成されなかった場合や、パターンが適切に読み取れなかった場合は、次作業を行わないようにすることができる。これにより、不要な次作業を行うことなく、適切な条件下で次作業を行うことができる。
また、パターンを読み取って補正値取得作業等の次作業を行う際、パターンが適切に形成されなかった場合や、パターンが適切に読み取れなかった場合は、次作業を行わないようにすることができる。これにより、不要な次作業を行うことなく、適切な条件下で次作業を行うことができる。
===印刷システム===
以下、液体吐出装置をインクジェットプリンター(以下、プリンター)とし、プリンターにコンピューターおよび撮像装置としてのスキャナー80が接続された印刷システムを例に挙げて、実施形態を説明する。
プリンター1はコンピューター70と通信可能に接続されており、コンピューター70内にインストールされているプリンタードライバーが、プリンター1に画像を印刷させるための印刷データを作成し、プリンター1に出力する。プリンター1は、制御部としてのコントローラー10と、給送ユニット20と、搬送ユニット30と、印刷ユニット40と、巻取りユニット50と、検出器群60と、を有する。
スキャナー80は、プリンター1により媒体(用紙S)に形成された画像を読み取り、その画像読取データをインターフェイス部11を介してコントローラー10に送る。
検出器群60によってプリンター1内の状況が監視され、コントローラー10は検出器群60からの検出結果に基づき制御を行う。
なお、プリンター1が画像を印刷する媒体は連続紙Sに限らず、カット紙でもよいし、布やフィルム等でもよい。
<<概要>>
図3は、ヘッド43(2)が傾斜して取り付けられた場合に印刷される罫線を模式的に示す説明図であり、図4は、本実施形態の液体吐出方法における、X方向の補正値取得方法のフローチャートである。本来であれば、図2に示すように、ノズル列がY方向に沿うようにヘッド取り付け部材(不図示)にヘッド43が取り付けられるところ、図3に示すように、ノズル列がY方向に対して傾斜してヘッド43(2)が取り付けられてしまうことがある。このヘッド43(2)の取り付け誤差を解消しないと、Y方向に延びる罫線(2)もY方向に対して傾斜して印刷され、印刷画像の画質が劣化してしまう。特に、傾斜したヘッド43(2)とY方向に隣り合うヘッド43(1),43(3)による罫線(1),罫線(3)との繋ぎ目部分のX方向のずれ量が大きくなってしまう。また、ヘッド43が傾斜していなくても、ヘッド43が所定の位置からX方向にずれて取り付けられてしまうと(不図示)、そのヘッド43による罫線が他のヘッド43による罫線からX方向にずれて印刷され、印刷画像の画質が劣化してしまう。
さらに、本実施形態では、ヘッド43のドット形成位置のX方向における理想位置からのずれ量を読み取った読取データが、補正値算出の基データとして適正か否かを判定する判定基準を明確化している。これにより、異常な読取データに基づいた液体吐出条件の調整の誤差を抑制したり、不要なデータ補正値取得作業を回避したりすることを可能としている。
制御部は、補正値を取得するために、テストパターンを媒体に形成させる。テストパターンについては、単にパターンとも呼称する。図5(a)は、CMYKのヘッドユニット41に属するY方向奥側のヘッド43(1)〜43(4)により印刷される第1テストパターンTaを模式的に示し、図5(b)は、CMYKのヘッドユニット41に属するY方向手前側のヘッド43(4)〜43(7)により印刷される第2テストパターンTbを模式的に示す説明図である。また、図6(a)は、CWClのヘッドユニット41に属するY方向奥側のヘッド43(1)〜43(4)により印刷される第3テストパターンTcを模式的に示す説明図であり、図6(b)は、CWClのヘッドユニット41に属するY方向手前側のヘッド43(4)〜43(7)により印刷される第4テストパターンTdを示す説明図である。
Y方向に分割するテストパターンの形成について換言すると、制御部は、ヘッドユニット41の有する複数のヘッド43のうち、第1のヘッドと、第1のヘッド以外のヘッド43とを含む第1ヘッドグループを用いて第1パターンを媒体に形成させ、ヘッドユニット41の有する複数のヘッド43のうち、第1のヘッドと、第1ヘッドグループに含まれるヘッドとは第1の方向における位置が異なるヘッド43とを含む第2ヘッドグループを用いて第2パターンを媒体に形成させる、と言える。ここで、第1のヘッドが基準ヘッドに相当する。また、第1パターン、第2パターンとは、Y方向に分割したテストパターンのことである。なお、パターンは、3つ以上に分割してもよい。
但し、プリンター1が有するヘッドユニット41の中の1つを基準ヘッドユニットとし、基準ヘッドユニットは全ての用紙にパターン(罫線)を印刷するようにする。そして、基準ヘッドユニットが吐出する液体の色を、基準色とする。本実施形態では、シアンのヘッドユニット41(C)を基準ヘッドユニットとする。このとき、基準色はシアンとなる。X方向に分割するテストパターンの形成について換言すると、制御部は、第1のヘッド及び第2のヘッドを用いてAパターンを媒体に形成させ、第1のヘッド及び第3のヘッドを用いてBパターンを媒体に形成させる、と言える。前述したように、第1〜第3のヘッドは、それぞれ吐出する液体の色が異なるヘッド43である。ここで、第1のヘッドが吐出するのは第1の色の液体であり、第1の色が基準色に相当する。また、Aパターン、Bパターンとは、X方向に分割したテストパターンのことである。なお、パターンは、3つ以上に分割してもよい。
プリンター1によって第1〜第4用紙S1〜S4にそれぞれテストパターンTa〜Tdが印刷された後、作業者によって第1〜第4用紙S1〜S4が順にスキャナー80にセットされるように、コンピューターは表示装置等に指示を表示させる。そうして、コンピューターは、スキャナー80が第1〜第4用紙S1〜S4を順に読み取った4つの読取データを取得する。なお、プリンター1のX方向(用紙の搬送方向)に対応する読取データ上の方向もX方向とし、プリンター1のY方向(用紙の幅方向)に対応する読取データ上の方向もY方向とする。
次に、スキャナー80により取得した読取データが、ヘッド(ノズル)のずれ量を補正する補正値の算出に用いることができるか否かのデータ適正可否の判定を行う。
まず、ステップS03−1において、各ヘッドユニット41にてY方向に並ぶヘッド43を2グループに分けて印刷したテストパターン、即ち、第1テストパターンTaと第2テストパターンTb、および、第3テストパターンTcと第4テストパターンTdの、2組のテストパターン同士の比較により、データ適正可否の判定を実施する。
このデータ適正可否の判定基準では、全ての色が共通していて、且つ、前記基準ヘッドで形成したパターンが含まれている場合の他は読取データの適正可否を否と判定する。
本実施形態では、第1テストパターンTaと第2テストパターンTbとの比較判定において、含まれるべき色であるシアン、マゼンタ、黄、および黒(CMYK)の全てが、第1テストパターンTaと第2テストパターンTbとに含まれて、且つ、基準ヘッドとしたシアンのヘッドユニット41(C)の4番ヘッド43(4)で形成されたパターンが、第1テストパターンTaと第2テストパターンTbとの両方に含まれている場合の他は、第1テストパターンTaおよび第2テストパターンTdの読取データは適正否と判定され(ステップS03−1でNO)、オペレーターに対して再印刷を要求する表示がなされ(ステップS13)、再印刷要求の表示を確認したオペレーターにより、ステップS01のテストパターン印刷ステップに戻って再度テストパターン印刷を実施する。
同様に、第3テストパターンTcと第4テストパターンTdとの比較判定においては、含まれるべき色であるシアン、白、およびクリア(CWCl)の全てが、第3テストパターンTcと第4テストパターンTdとに含まれて、且つ、基準ヘッドとしたシアンのヘッドユニット41(C)の4番ヘッド43(4)で形成されたパターンが、第3テストパターンTcと第4テストパターンTdとの両方に含まれている場合の他は、第3テストパターンTcおよび第4テストパターンTdの読取データは適正否と判定され(ステップS03−1でNO)、オペレーターに対して再印刷を要求する表示がなされ(ステップS13)、再印刷要求の表示を確認したオペレーターにより、ステップS01のテストパターン印刷ステップに戻って再度テストパターン印刷を実施する。Y方向に分けたパターンの可否判定について換言すれば、制御部は、第1パターンを読み取った第1読取データと、第2パターンを読み取った第2読取データとを読取データとして受け取り、読取データにおいて、第1パターン及び第2パターンに第1のヘッドで形成したパターンが含まれており、且つ、第1パターンの形成に用いられた液体の色と、第2パターンの形成に用いられた液体の色とが全て共通している、という条件を満たさなかった場合、読取データの適正可否を否とする、と言える。また、A1パターンとA2パターンとの可否判定、B1パターンとB2パターンとの可否判定についても同様に行うことができる。
これにより、複数のヘッドを有するヘッドユニットの液体吐出範囲が、撮像装置などの読み取り可能範囲よりも大きい場合でも、液体吐出範囲全域の液体吐出状態を容易に把握することが可能になる。
また、パターンを読み取って補正値取得作業等の次作業を行う際、パターンが適切に形成されなかった場合や、パターンが適切に読み取れなかった場合は、次作業を行わないようにすることができる。これにより、不要な次作業を行うことなく、適切な条件下で次作業を行うことができる。
ステップS03−1の読取データ適正可否判定において、判定基準を全て満たして可と判定された場合(ステップS03−1でYES)は、ステップS03−2に進み、次の読取データ適正可否の判定を行う。ステップS03−2では、X方向に並ぶ6個のヘッドユニット41を2つのグループに分けて、グループ毎に印刷したテストパターン、即ち、第1テストパターンTaと第3テストパターンTc、および、第2テストパターンTbと第4テストパターンTdの、2組のテストパターン同士の比較により、データ適正可否の判定を実施する。
このデータ適正可否の判定基準では、基準ヘッドで印刷される基準色が共通していて、且つ、基準色以外に共通している色が無い場合の他は読取データの適正可否を否と判定する。
本実施形態では、第1テストパターンTaと第3テストパターンTcとの比較判定において、基準ヘッドとしたシアンのヘッドユニット41(C)の4番ヘッド43(4)で形成された基準色パターンの色であるシアン(C)が、第1テストパターンTaと第3テストパターンTcとに共通して含まれて、且つ、が、基準色であるシアン(C)以外に第1テストパターンTaと第3テストパターンTcとに共通している色が無い場合の他は、第1テストパターンTaおよび第3テストパターンTcの読取データは適正否と判定され(ステップS03−1でNO)、オペレーターに対して再印刷を要求する表示がなされ(ステップS13)、再印刷要求の表示を確認したオペレーターにより、ステップS01のテストパターン印刷ステップに戻って再度テストパターン印刷を実施する。
同様に、第2テストパターンTbと第4テストパターンTdとの比較判定においては、基準ヘッドとしたシアンのヘッドユニット41(C)の4番ヘッド43(4)で形成された基準色パターンの色であるシアン(C)が、第1テストパターンTaと第3テストパターンTcとに共通して含まれて、且つ、が、基準色であるシアン(C)以外に第1テストパターンTaと第3テストパターンTcとに共通している色が無い場合の他は、第1テストパターンTaおよび第3テストパターンTcの読取データは適正否と判定され(ステップS03−1でNO)、オペレーターに対して再印刷を要求する表示がなされ(ステップS13)、再印刷要求の表示を確認したオペレーターにより、ステップS01のテストパターン印刷ステップに戻って再度テストパターン印刷を実施する。
ステップS03−1およびステップS03−2により、第1〜第4用紙S1〜S4の読取データが適正であると判断された後(ステップS01およびステップS03−2でYES)、ステップS04に進む。X方向に分けたパターンの可否判定について換言すれば、Aパターンを読み取ったA読取データと、Bパターンを読み取ったB読取データとを読取データとして受け取り、読取データにおいて、Aパターン及びBパターンに第1の色の液体で形成したパターンが含まれており、且つ、Aパターンの形成に用いられた液体の色と、Bパターンの形成に用いられた液体の色とが、第1の色以外は共通していない、という条件を満たさなかった場合、読取データの適正可否を否と判定する、と言える。また、A1パターンとB1パターンとの可否判定、A2パターンとB2パターンとの可否判定についても同様に行うことができる。
これにより、複数のヘッドによる液体吐出範囲が、撮像装置などの読み取り可能範囲よりも大きい場合でも、液体吐出範囲全域の液体吐出状態を容易に把握することが可能になる。
また、パターンを読み取って補正値取得作業等の次作業を行う際、パターンが適切に形成されなかった場合や、パターンが適切に読み取れなかった場合は、次作業を行わないようにすることができる。これにより、不要な次作業を行うことなく、適切な条件下で次作業を行うことができる。
また、パターンを読み取って補正値取得作業等の次作業を行う際、パターンが適切に形成されなかった場合や、パターンが適切に読み取れなかった場合は、次作業を行わないようにすることができる。これにより、不要な次作業を行うことなく、適切な条件下で次作業を行うことができる。
図7(a)は、ヘッド43に取り付け誤差が発生していない場合の罫線の読取データを模式的に示す説明図であり、図7(b)は、ヘッド43に取り付け誤差が発生している場合の罫線の読取データを模式的に示す説明図である。図7では、基準ヘッドであるシアンの4番ヘッド43(4)による罫線L(c4)と、シアンの3番ヘッド43(3)による罫線L(c3)と、マゼンタの4番ヘッド43(4)および3番ヘッド43(3)による罫線L(m4),L(m3)を例に挙げる。
図8は、ノズル毎のずれ量の取得方法を模式的に示す説明図である。図8では、マゼンタの4番ヘッド43(4)による罫線L(m4)を例に挙げ、罫線L(m4)の上部点(ノズル#20によるドット形成位置)のずれ量を「(+)E(m4u)」とし、下部点(ノズル#340によるドット形成位置)のずれ量を「(−)E(m4d)」とする。この2つのずれ量を補間して、マゼンタの4番ヘッド43(4)の他のノズル#nによるドット形成位置のX方向における理想位置からのずれ量を取得する。
Xn=(Xs×Ln)/Ls
なお、距離Xnの算出式は上記式に限らず、例えば、図中の角度θに基づき距離Xnを算出するようにしてもよい。
本実施形態では、基準ヘッドとY方向の位置が同じであるマゼンタ,イエロー,ブラックの4番ヘッド43(4)は第1用紙S1と第2用紙S2に罫線Lを印刷する。そのため、マゼンタ,イエロー,ブラックの4番ヘッド34(4)は、第1用紙S1の読取データから取得したずれ量(ノズル毎のずれ量)と、第2用紙S2の読取データから取得したずれ量(ノズル毎のずれ量)とが得られる。同様に、白,クリアの4番ヘッド43(4)も第3用紙S3と第4用紙S4に罫線Lを印刷するため、第3用紙S3の読取データから取得したずれ量(ノズル毎のずれ量)と、第4用紙S4の読取データから取得したずれ量(ノズル毎のずれ量)とが得られる。適正にテストパターンTa〜Tdが印刷され、スキャナー80に読み取られていれば、2つの読取データからそれぞれ取得した同一ノズルのずれ量はほぼ同じ値となる。
図9(a)は、補正値により画像データを補正する様子を示す説明図であり、図9(b)は、補正値により補正された画像データにより印刷された罫線を示す説明図である。ここまでの処理により、シアンの4番ヘッド43(4)(基準ヘッド)のノズル#20(上部点)によるドット形成位置を基準とした理想位置からのX方向のずれ量がノズル毎に求められる。本実施形態では、このノズル毎のずれ量に基づいて、画像データを補正する補正値を取得する。画像データでは、印刷解像度に応じて用紙上に定められた画素に対応する画素データが2次元に並び、X方向に並ぶ画素データの列がノズルに割り当てられる。本実施形態では、ノズル毎のずれ量に基づき取得した補正値により、各ノズルに割り当てられる画素データ列をX方向にずらす補正を行う。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
これに限らず、スキャナー80以外の、例えばCCD(Charge Coupled Device)カメラやCMOS(Complementary Metal Semiconductor)カメラなどの撮像装置や画像認識装置などを用いてテストパターンを読み取る構成としてもよい。
Claims (6)
- 第1の方向に沿って複数配置されたヘッドを有し、液体を吐出するヘッドユニットと、
制御部であって、
前記ヘッドユニットの有する複数のヘッドのうち、第1のヘッドと、前記第1のヘッド以外のヘッドとを含む第1ヘッドグループを用いて第1パターンを媒体に形成させ、
前記ヘッドユニットの有する複数のヘッドのうち、前記第1のヘッドと、前記第1ヘッドグループに含まれるヘッドとは前記第1の方向における位置が異なるヘッドとを含む第2ヘッドグループを用いて第2パターンを媒体に形成させる制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記第1パターンを読み取った第1読取データと、前記第2パターンを読み取った第2読取データとを読取データとして受け取り、
前記読取データにおいて、前記第1パターン及び前記第2パターンに前記第1のヘッドで形成したパターンが含まれており、且つ、前記第1パターンの形成に用いられた前記液体の色と、前記第2パターンの形成に用いられた前記液体の色とが全て共通している、という条件を満たさなかった場合、前記読取データの適正可否を否とすることを特徴とする液体吐出装置。 - 第1の色の液体を吐出する第1のヘッドと、
第2の色の液体を吐出する第2のヘッドと、
第3の色の液体を吐出する第3のヘッドと、
制御部であって、
前記第1のヘッド及び前記第2のヘッドを用いてAパターンを媒体に形成させ、
前記第1のヘッド及び前記第3のヘッドを用いてBパターンを媒体に形成させる制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記Aパターンを読み取ったA読取データと、前記Bパターンを読み取ったB読取データとを読取データとして受け取り、
前記読取データにおいて、前記Aパターン及び前記Bパターンに前記第1の色の液体で形成したパターンが含まれており、且つ、前記Aパターンの形成に用いられた液体の色と、前記Bパターンの形成に用いられた液体の色とが、前記第1の色以外は共通していない、という条件を満たさなかった場合、前記読取データの適正可否を否とすることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1に記載の液体吐出装置において、
前記ヘッドユニットとして、
第1の色の液体を吐出する前記第1のヘッドを有する第1のヘッドユニットと、
第2の色の液体を吐出する第2のヘッドを有する第2のヘッドユニットと、
第3の色の液体を吐出する第3のヘッドを有する第3のヘッドユニットと、を有し、
前記制御部は、
前記第1のヘッドと、前記第1のヘッド以外の前記第1のヘッドユニットが有するヘッドと、前記第2のヘッドと、前記第2のヘッド以外の前記第2のヘッドユニットが有するヘッドと、を含むA1ヘッドグループを用いてA1パターンを媒体に形成させ、
前記第1のヘッドと、前記第1のヘッド以外の前記第1のヘッドユニットが有するヘッドと、前記第3のヘッドと、前記第3のヘッド以外の前記第3のヘッドユニットが有するヘッドと、を含むB1ヘッドグループを用いてB1パターンを媒体に形成させ、
前記A1パターンを読み取ったA1読取データと、前記B1パターンを読み取ったB1読取データと、を読取データとして受け取り、
前記読取データにおいて、前記A1パターン及び前記B1パターンに前記第1の色の液体で形成したパターンが含まれており、且つ、前記A1パターンの形成に用いられた液体の色と、前記B1パターンの形成に用いられた液体の色とが、前記第1の色以外は共通していない、という条件を満たさなかった場合、前記読取データの適正可否を否とすることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液体吐出装置と、
前記液体吐出装置によってパターンが形成された媒体を読み取り、前記読取データとして前記液体吐出装置に送る撮像装置と、
を備えたことを特徴とする印刷システム。 - 第1の方向に沿って複数配置されたヘッドを有し、液体を吐出するヘッドユニットを備えた液体吐出装置において、
前記ヘッドユニットの有する複数のヘッドのうち、第1のヘッドと、前記第1のヘッド以外のヘッドとを含む第1ヘッドグループを用いて第1パターンを媒体に形成し、
前記ヘッドユニットの有する複数のヘッドのうち、前記第1のヘッドと、前記第1ヘッドグループに含まれるヘッドとは前記第1の方向における位置が異なるヘッドとを含む第2ヘッドグループを用いて第2パターンを媒体に形成し、
前記第1パターンを読み取った第1読取データと、前記第2パターンを読み取った第2読取データとを読取データとして受け取り、
前記読取データにおいて、前記第1パターン及び前記第2パターンに前記第1のヘッドで形成したパターンが含まれており、且つ、前記第1パターンの形成に用いられた前記液体の色と、前記第2パターンの形成に用いられた前記液体の色とが全て共通している、という条件を満たさなかった場合、前記読取データの適正可否を否とすることを特徴とする液体吐出方法。 - 第1の色の液体を吐出する第1のヘッドと、第2の色の液体を吐出する第2のヘッドと、第3の色の液体を吐出する第3のヘッドと、を備えた液体吐出装置において、
前記第1のヘッド及び前記第2のヘッドを用いてAパターンを媒体に形成し、
前記第1のヘッド及び前記第3のヘッドを用いてBパターンを媒体に形成し、
前記Aパターンを読み取ったA読取データと、前記Bパターンを読み取ったB読取データとを読取データとして受け取り、
前記読取データにおいて、前記Aパターン及び前記Bパターンに前記第1の色の液体で形成したパターンが含まれており、且つ、前記Aパターンの形成に用いられた液体の色と、前記Bパターンの形成に用いられた液体の色とが、前記第1の色以外は共通していない、という条件を満たさなかった場合、前記読取データの適正可否を否とすることを特徴とする液体吐出方法。
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