JP2015129833A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

定着装置および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015129833A
JP2015129833A JP2014000926A JP2014000926A JP2015129833A JP 2015129833 A JP2015129833 A JP 2015129833A JP 2014000926 A JP2014000926 A JP 2014000926A JP 2014000926 A JP2014000926 A JP 2014000926A JP 2015129833 A JP2015129833 A JP 2015129833A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating roller
roller
terminal
cover
fixing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014000926A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015129833A5 (ja
JP6269070B2 (ja
Inventor
鈴木 登
Noboru Suzuki
鈴木  登
鈴木 薫
Kaoru Suzuki
薫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2014000926A priority Critical patent/JP6269070B2/ja
Publication of JP2015129833A publication Critical patent/JP2015129833A/ja
Publication of JP2015129833A5 publication Critical patent/JP2015129833A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6269070B2 publication Critical patent/JP6269070B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】加熱ローラの加熱効率を向上させることができる定着装置および画像形成装置を提供することを目的とする。【解決手段】定着装置18は、加熱ローラ41と、加熱ローラ41の内部に配置され、加熱ローラ41の開口から突出する一端部を有するヒータ(ハロゲンランプ60)と、ヒータの一端部に設けられる端子63の少なくとも一部を覆う端子カバー90とを備える。端子カバー90は、端子63の少なくとも一部を覆うカバー部91と、カバー部91から加熱ローラ41の軸線と交差する方向に突出して加熱ローラ41の開口(ローラギヤ80の貫通孔81)の少なくとも一部を覆う突出壁92とを有する。【選択図】図5

Description

本発明は、記録シート上に現像剤像を熱定着するための定着装置および画像形成装置に関する。
従来、筒状の加熱ローラと、加熱ローラの内部に配置され、加熱ローラの開口から突出する一端部を有するヒータと、ヒータの一端部に設けられる端子を支持する定着フレームとを備えた定着装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−57644号公報
ところで、従来技術では、外部の空気が加熱ローラの開口から加熱ローラ内に入り込むこと、または、加熱ローラ内の空気が開口を通って外部に流出することによって、加熱ローラの加熱効率が低下するおそれがあった。
そこで、本発明は、加熱ローラの加熱効率を向上させることができる定着装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る定着装置は、加熱ローラと、前記加熱ローラの内部に配置され、前記加熱ローラの開口から突出する一端部を有するヒータと、前記ヒータの一端部に設けられる端子の少なくとも一部を覆う端子カバーと、を備える。
前記端子カバーは、前記端子の少なくとも一部を覆うカバー部と、前記カバー部から前記加熱ローラの軸線に沿った軸線方向と交差する方向に突出して前記加熱ローラの前記開口の少なくとも一部を覆う突出壁とを有する。
この構成によれば、外部の空気が加熱ローラの開口から加熱ローラ内に流入すること、または、加熱ローラ内の空気が開口を通って外部に流出することを突出壁によって抑えることができるので、加熱ローラの加熱効率を向上させることができる。
また、前記した構成において、前記加熱ローラの一端部に設けられるローラギヤを備え、前記ローラギヤは、前記加熱ローラの前記開口に前記軸線方向から見て重なり、前記加熱ローラの内部に連通する貫通孔を有し、前記突出壁は、前記ローラギヤの前記貫通孔の少なくとも一部を覆うように構成することができる。
これによれば、突出壁がローラギヤの貫通孔の少なくとも一部を覆うので、外部の空気がローラギヤの貫通孔を通って加熱ローラの開口から加熱ローラ内に流入すること、または、加熱ローラ内の空気が開口および貫通孔を通って外部に流出することを突出壁で抑えることができる。
また、前記した構成において、前記ヒータの前記端子を支持する定着フレームを備える場合には、前記ローラギヤの前記貫通孔の少なくとも一部は、前記突出壁と前記定着フレームとで覆われていてもよい。
これによれば、突出壁と定着フレームとによってローラギヤの貫通孔を良好に覆うことができる。
また、前記した構成において、前記ローラギヤの前記貫通孔のすべてが、前記軸線方向から見たときに、前記突出壁と前記カバー部と前記定着フレームとで覆われていてもよい。
これによれば、外部の空気がローラギヤの貫通孔から加熱ローラ内に流入すること、または、加熱ローラ内の空気がローラギヤの貫通孔から外部に流出することを突出壁等によってより抑えることができるので、加熱ローラの加熱効率をより向上させることができる。
また、前記した構成において、前記端子カバーは、前記定着フレームに固定されていてもよい。
また、前記した構成において、前記突出壁は、前記カバー部から前記定着フレームとは反対側に向けて突出する構成とすることができる。
また、前記した構成において、前記突出壁は、前記ローラギヤに対して前記軸線方向に間隔を空けて配置されていてもよい。
これによれば、突出壁がローラギヤに対して軸線方向に間隔を空けて配置されているので、ローラギヤが突出壁に干渉して傷つくのを抑えることができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、前述した定着装置と、前記定着装置を支持する本体フレームと、前記本体フレーム内の空気を外部に排出するための排気ファンと、を備える。
前記定着フレームは、ガラスとPETとを含んで構成される。
前記突出壁は、前記加熱ローラを挟んで前記排気ファンとは反対側に配置されている。
この構成によれば、排気ファンによって加熱ローラ内にエアーフローが発生するのを突出壁によって抑えることができるので、加熱ローラ内の加熱された空気が排気ファンによって排気ファン側に流れることにより定着フレームの排気ファン側の部分が加熱されて当該部分からUFP(Ultra Fine Particle:超微粒子)が発生するのを抑えることができる。
本発明によれば、加熱ローラの加熱効率を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るレーザプリンタを示す断面図である。 分解した定着装置を下側から見た分解斜視図である。 端子カバー周りの構造を示す拡大斜視図である。 定着フレームの端子取付面周りの構造を下側から見た下面図である。 ローラギヤの貫通孔と端子カバーおよび定着フレームとの関係を示す斜視図であり、定着フレームから端子カバーを取り外した状態を示す図(a)と、定着フレームに端子カバーを取り付けた状態を示す図(b)である。 ローラギヤと端子カバーを前側から見た正面図である。 定着装置の端子カバー周りの構造を下側から見た下面図である。 排気ファンと定着装置の位置関係を示す図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの全体構成を簡単に説明した後、本発明の特徴部分を詳細に説明することとする。
以下の説明において、方向は、レーザプリンタ使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって右側を「前側」、紙面に向かって左側を「後側」とし、紙面に向かって手前側を「左側」、紙面に向かって奥側を「右側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体フレーム2内に、用紙3を給紙するためのフィーダ部4と、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5とを備えている。
フィーダ部4は、本体フレーム2内の底部に着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板7を備えている。また、フィーダ部4は、給紙トレイ6の前側上部に設けられる給紙ローラ8および給紙パット9と、給紙ローラ8に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられる紙粉取りローラ10,11を備えている。さらに、フィーダ部4は、紙粉取りローラ11に対して下流側に設けられるレジストローラ12を備えている。
そして、このように構成されるフィーダ部4では、給紙トレイ6内の用紙3が、用紙押圧板7によって給紙ローラ8側に寄せられ、この給紙ローラ8および給紙パット9で一枚ずつに分離されて送り出され、本体フレーム2の前側においてUターンするように各種ローラ10〜12を通り、本体フレーム2の前側から後側に向かって画像形成部5に搬送される。
画像形成部5は、スキャナ部16と、プロセスカートリッジ17と、定着装置18とを備えている。
スキャナ部16は、本体フレーム2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20,21、反射鏡22,23,24などを備えている。そして、スキャナ部16では、レーザビームが図の鎖線で示す経路を通って、プロセスカートリッジ17の感光ドラム27の表面上に高速走査にて照射される。
プロセスカートリッジ17は、スキャナ部16の下方に配設され、本体フレーム2に対して着脱可能となっている。プロセスカートリッジ17は、現像カートリッジ28とドラムユニット51とで主に構成されている。
現像カートリッジ28は、現像ローラ31、層厚規制ブレード32、供給ローラ33およびトナーホッパ34を備えている。そして、トナーホッパ34内のトナーは、アジテータ(符号略)で攪拌された後、供給ローラ33により現像ローラ31に供給され、このとき、供給ローラ33と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ31上に供給されたトナーは、現像ローラ31の回転に伴って、層厚規制ブレード32と現像ローラ31との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ31上に担持される。
ドラムユニット51は、感光ドラム27、スコロトロン型帯電器29および転写ローラ30を備えている。そして、このドラムユニット51内において、感光ドラム27の表面は、スコロトロン型帯電器29により一様に正帯電された後、スキャナ部16からのレーザビームの高速走査により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持されているトナーが、感光ドラム27に対向して接触するときに、感光ドラム27の表面上に形成される静電潜像に供給される。そして、トナーは、感光ドラム27の表面上で選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像によりトナー像が形成される。その後、感光ドラム27と転写ローラ30の間で用紙3が搬送されることで、感光ドラム27の表面に担持されているトナー像が用紙3上に転写される。
定着装置18は、本体フレーム2に支持されており、内部にハロゲンランプ60を備える加熱ローラ41と、当該加熱ローラ41の下方に配置され、加熱ローラ41に対して押圧される加圧ローラ42とを備えている。そして、この定着装置18では、ハロゲンランプ60によって加熱ローラ41が加熱されることで、用紙3が加熱ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に用紙3上に転写されたトナー像が熱定着される。
その後、用紙3は、搬送ローラ43によって、排紙パス44に搬送され、排紙ローラ45によって排紙トレイ46上に排紙される。
次に、定着装置18の構造を詳細に説明する。
図2に示すように、定着装置18は、前述したハロゲンランプ60や加熱ローラ41等を備える他、これらを支持する定着フレーム100を備えている。
加熱ローラ41は、左右方向に長い円筒状に形成される金属製の部材であり、その両端部が、定着フレーム100に支持される2つの軸受71,72によって回転可能に支持されることで、左右方向に延びる軸線ALを中心に回転可能となっている。加熱ローラ41の左端部には、当該加熱ローラ41と一体に回転するローラギヤ80が設けられている。
ローラギヤ80は、樹脂製のギヤであり、本体フレーム2内に設けられる図示せぬモータの駆動力が複数のギヤを介して伝達されるようになっている。これにより、加熱ローラ41がモータの駆動力で回転するようになっている。
ローラギヤ80の中心部分には、左右方向に貫通して加熱ローラ41の内部に連通する貫通孔81が、左右方向から見て加熱ローラ41の開口41A(右側のみ図示)と重なるように形成されている。これにより、加熱ローラ41内に挿入されるハロゲンランプ60の左端部(後述する左側の端子63)を、加熱ローラ41の開口41Aおよび貫通孔81を通してローラギヤ80の左右方向外側の端面よりも外側に突出させることが可能となっている。また、貫通孔81は、加熱ローラ41の左端側の開口41Aよりも小径となっている。
また、加熱ローラ41の左端部には、ローラギヤ80から左右方向内側に離れて配置されるリング部材200と、リング部材200の左右方向内側に配置される規制ワイヤ(図示略)とが設けられている。リング部材200は、加熱ローラ41の外周面を囲うような円環状に形成されており、加熱ローラ41の外周面に対して左右方向に移動可能な状態で取り付けられている。
規制ワイヤは、リング部材200の左右方向内側への移動を規制する部材であり、両端部が加熱ローラ41に形成された孔に係合することで、加熱ローラ41に対して固定されている。そして、加熱ローラ41のうちリング部材200とローラギヤ80の間の部位が、前述した軸受72によって回転可能に支持されている。
つまり、リング部材200とローラギヤ80は、これらの間に配置された軸受72に対して左右方向で当接可能となっている。これにより、加熱ローラ41が軸線方向に移動した際に、軸受72にリング部材200またはローラギヤ80が当接することで、加熱ローラ41が軸線方向に移動しすぎてしまうのを抑えることが可能となっている。
ハロゲンランプ60は、通電により発熱するように構成されるヒータであり、ガラス管61と、ガラス管61内に設けられるフィラメント62と、ガラス管61の両端部から左右方向外側に突出するフィラメント62の両端部62A,62Bに接続される2つの端子63,64とを備えて構成されている。ガラス管61は、左右方向に長い円筒状の筒状部61Aと、筒状部61Aの両端部に一体に形成される一対の封止部61Bとを有している。
各端子63,64は、上下方向に直交する板状に形成されている。そして、ハロゲンランプ60を加熱ローラ41内に配置したときにおいて、右側の端子64は、加熱ローラ41の右側の開口41Aから左右方向外側に突出し、左側の端子63は、ローラギヤ80の貫通孔81から左右方向外側に突出するように構成されている(図8参照)。
左側の端子63の前側には、定着フレーム100に形成される後述する係合突起111(図4参照)に係合する係合孔63Aが形成され、後側には、ネジS1(図6参照)が挿通される挿通孔63Bが円孔状に形成されている。また、右側の端子64には、ネジS1が挿通される挿通孔64Aが左右方向に長い長孔状に形成されている。
そして、各端子63,64は、ネジS1によって定着フレーム100に固定され、図示せぬ電源コネクタに接続されている。また、左側の端子63の下には、端子カバー90が覆うように設けられている。
図3および図4に示すように、定着フレーム100は、ガラスとPET(Polyethylene terephthalate)とを含んで構成されるフレームであり、ハロゲンランプ60の左側の端子63を取り付けるための端子取付面110と、端子取付面110の右側の端部から下方(図示上方:加圧ローラ42側)に向けて突出する第1支持壁121および第2支持壁122と、端子取付面110の前側の端部から下方に突出する取付ボス部123とを有している。
端子取付面110は、端子63の面に接触する平面であり、その前側には、端子63の係合孔63Aに係合可能な係合突起111が下方に突出するように形成され、その後側には、端子63を取り付けるためのネジS1(図6参照)が捩じ込まれる取付孔112が形成されている。これにより、端子63を端子取付面110に固定する際には、端子63の係合孔63Aを係合突起111に係合させることで、ハロゲンランプ60が定着フレーム100に対して前後左右方向に位置決めされる。ハロゲンランプ60の位置決め後は、端子63の挿通孔63BにネジS1を通しつつ、当該ネジS1を取付孔112に捩じ込むことで、端子63が定着フレーム100に固定される。なお、右側の端子64もネジS1により定着フレーム100に固定される。
第1支持壁121と第2支持壁122は、前後方向において僅かな隙間を挟んで並んでいる。第1支持壁121と第2支持壁122との間には、フィラメント62の一端部62Aが配置されるようになっている。
第1支持壁121の前端には、端子取付面110から面直方向に延びる第1面121Aと、第1面121Aの下端から後斜め下方に向けて延びる第1傾斜面121Bとが設けられている。第2支持壁122の後端には、第1面121Aに前後方向で対面する第2面122Aと、第2面122Aの下端から前斜め下方に向けて延びる第2傾斜面122Bとが設けられている。
これにより、フィラメント62の一端部62Aを、各傾斜面121B,122Bによって、第1面121Aと第2面122Aとの間にスムーズに案内することが可能となっている。
取付ボス部123は、第2支持壁122の左側に隣接して一体に形成されており、その適所には、端子カバー90を取り付けるためのネジS2(図5(b)参照)が捩じ込まれる取付孔123Aが形成されている。そして、第1支持壁121、第2支持壁122および取付ボス部123の下面は、面一に形成されており、端子カバー90を取り付けるための平面状のカバー取付面124となっている。
また、端子取付面110の左端部には、端子取付面110から下方に向けて突出、詳しくはカバー取付面124よりも下方に突出する第1係合壁130が形成されている。第1係合壁130の後端側には、後述する端子カバー90の後側の第1係合片93に係合可能な第1係合面131と、第1係合面131の下端から下斜め前方に向けて傾斜する第3傾斜面132とが設けられている。
第1係合壁130の前端側には、後述する端子カバー90の前側の第2係合片94に係合可能な第2係合面133と、第2係合面133の下端から下斜め後方に向けて傾斜する第4傾斜面134とが設けられている。これにより、端子カバー90の各係合片93,94を、各傾斜面132,134によって、各係合面131,133にスムーズに案内することが可能となっている。
また、カバー取付面124の前端側には、当該カバー取付面124から下方に突出する第2係合壁140および第3係合壁150が設けられている。第2係合壁140は、第1係合壁130よりも前側に配置され、第1係合壁130に対して前後方向に間隔を空けて並ぶように配置されている。
第2係合壁140の後端側には、端子カバー90の前側の第2係合片94に係合可能な第3係合面141と、第3係合面141の下端から下斜め前方に向けて傾斜する第5傾斜面142とが設けられている。これにより、端子カバー90の前側の第2係合片94を、第5傾斜面142と第4傾斜面134とによって、第3係合面141と第2係合面133との間にスムーズに案内することが可能となっている。
第3係合壁150は、後述する端子カバー90の係合凹部91Aと係合する壁であり、第2係合壁140よりも右側に配置され、第2係合壁140に対して左右方向に間隔を空けて並ぶように配置されている。第3係合壁150は、係合凹部91Aに係合可能な3つの第4係合面151と、各第4係合面151の下端から第3係合壁150の内側に向けて傾斜する3つの第6傾斜面152とを有している。これにより、端子カバー90の係合凹部91Aを、各第6傾斜面152によって、各第4係合面151にスムーズに案内することが可能となっている。
端子カバー90は、樹脂製の部材であり、端子63を覆うカバー部91と、カバー部91の右端部から下方(軸線ALと直交する方向、詳しくは定着フレーム100とは反対側)に向けて突出する突出壁92とを有している。カバー部91は、端子63の全体を覆う大きさの略平板状に形成されており、その左端部には、当該左端部から左側に向けて突出する第1係合片93および第2係合片94が形成されている。
第1係合片93と第2係合片94は、端子カバー90を定着フレーム100に取り付けたときにおいて、前述した第1係合壁130を前後方向に挟み込むことが可能な位置に配置され、第2係合片94は、第1係合壁130と第2係合壁140との間に入り込むことが可能な大きさに形成されている。これにより、第1係合片93と第2係合片94が、第1係合壁130と第2係合壁140に前後方向で係合可能となるので、端子カバー90の前後方向の位置決めを行うことが可能となっている(図7参照)。
また、第1係合片93および第2係合片94のすべての角部は、断面視円弧状のなだらかな面となっている。これにより、各係合片93,94を、各係合壁130,140に対してスムーズに係合させることが可能となっている。
カバー部91の前端部には、後方に向けて凹む係合凹部91Aが形成されている。係合凹部91Aは、前述した第3係合壁150の各第4係合面151に係合可能な大きさで形成されている。これにより、係合凹部91Aが、第3係合壁150に対して前後左右方向に係合するので、端子カバー90の前後左右方向の位置決めを行うことが可能となっている(図7参照)。
また、係合凹部91Aのすべての角部は、断面視円弧状のなだらかな面となっている。これにより、係合凹部91Aを、第3係合壁150に対してスムーズに係合させることが可能となっている。
カバー部91の前端側には、ネジS2(図7参照)を挿通させるための挿通孔91Bが上下方向に貫通するように形成されている。これにより、端子カバー90は、挿通孔91BにネジS2を挿通させつつ、ネジS2を取付ボス部123の取付孔123Aに捩じ込むことで、カバー取付面124に固定されるようになっている。
カバー部91の後端には、当該後端から上斜め後方に向けて傾斜する傾斜壁91Cと、傾斜壁91Cの後端から後方に向けて延びる延出壁91Dとが設けられている。カバー部91と突出壁92との間の隅部には、カバー部91と突出壁92を連結する断面視三角形状の補強リブ95が2つ前後方向に間隔を空けて設けられている。
突出壁92は、左右方向から見て略台形状に形成されており、カバー部91のネジS2の頭部と接触する面から突出している。突出壁92の下端面は、略前後方向に沿った頂面92Cと、頂面92Cの前端から前斜め上方に傾斜するように延びるテーパ面92Aと、頂面92Cの後端から後斜め上方に傾斜するように延びるテーパ面92Bとなっている。
突出壁92の前後方向の長さX1は、ローラギヤ80の貫通孔81(加熱ローラ41の開口41A)の直径よりも大きくなっている。突出壁92の上下方向の長さX2は、ローラギヤ80の貫通孔81(加熱ローラ41の開口41A)の半径の1/2よりも大きくなっている。
突出壁92は、図5(a),(b)に示すように、ローラギヤ80の貫通孔81の下部を覆うように構成されている。言い換えると、突出壁92は、貫通孔81を介して加熱ローラ41の左側の開口41Aの一部を覆っている。
詳しくは、突出壁92は、左右方向から見て貫通孔81に重なる部分と、当該部分から貫通孔81の周縁よりも径方向外側に延びる部分とを有している。また、貫通孔81の前述した下部以外の部分は、カバー部91の左右方向内側の端面と定着フレーム100によっても覆われている。
図4〜図7に示すように、定着フレーム100には、ローラギヤ80の左右方向外側に配置され、かつ、ローラギヤ80に左右方向で近接して対向する対向面101が設けられている。対向面101は、ローラギヤ80に対する左右方向における間隔(最短距離)が、第1間隔L1となっており、左右方向から見てローラギヤ80の貫通孔81の一部と重なっている。詳しくは、加熱ローラ41が最も左側に寄ったときのローラギヤ80、つまりリング部材200と軸受72が当接した状態におけるローラギヤ80に対して、対向面101が第1間隔L1を空けて対向している。
突出壁92およびカバー部91は、ローラギヤ80に対して第1間隔L1よりも小さな第2間隔L2を空けて左右方向で対向しており、左右方向から見てローラギヤ80の貫通孔81の他部と重なっている。詳しくは、加熱ローラ41が最も左側に寄ったときのローラギヤ80、つまりリング部材200と軸受72が当接した状態におけるローラギヤ80に対して、突出壁92およびカバー部91が第2間隔L2を空けて対向している。
ここで、第1間隔L1および第2間隔L2は、加熱ローラ41内に空気が流入するのを抑えることや、ローラギヤ80と対向面101または突出壁92との干渉などを考慮して適宜設定することができる。例えば、第1間隔L1は、1.200mmとなっており、第2間隔L2は、1.025mmとなっている。なお、第1間隔L1は、例えば、0.2mm〜5.1mmであってもよいし、0.6mm〜3.1mmであってもよいし、1.0mm〜1.6mmであってもよい。また、第2間隔L2は、例えば0.1mm〜5.0mmであってもよいし、0.5mm〜3.0mmであってもよいし、0.9mm〜1.5mmであってもよい。なお、上述した数値範囲は一例であり、各間隔L1,L2の数値は、上述した数値範囲に限らない。
このようにローラギヤ80に近接した突出壁92とカバー部91と対向面101とによって貫通孔81を覆うことで、外部の空気が貫通孔81を通って加熱ローラ41内に流入することや、加熱ローラ41内の空気が右側の開口41Aを通って外部に流出することを抑えることが可能となっている。なお、本実施形態では、対向面101の上部に切欠(第1支持壁121と第2支持壁122との間の部分)が形成されていることにより、突出壁92とカバー部91と対向面101とによって貫通孔81のすべてを覆っていないが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、カバー部91から上方に突出する新たな突出壁を設け、当該突出壁を第1支持壁121と第2支持壁122との間の隙間に合致するように嵌り込む形状に形成することで、貫通孔81のすべてを新たな突出壁と突出壁92とカバー部91と対向面101とによって覆うようにしてもよい。なお、突出壁とカバー部と定着フレームは、軸線方向から見て、貫通孔のすべてを覆うように構成されていなくてもよく、貫通孔の90%以上を覆うように構成されていてもよいし、貫通孔の80%以上を覆うように構成されていてもよいし、貫通孔の70%以上を覆うように構成されていてもよい。
図8に示すように、本体フレーム2の右側(加熱ローラ41を挟んで端子カバー90とは反対側)の側壁2Aには、本体フレーム2内の空気を外部に排出するための排気ファン300が設けられている。なお、図8においては、便宜上、加熱ローラ41を軸線ALを含む平面で切った断面図として図示するとともに、ローラギヤ80のギヤ歯を省略している。
以上のように構成されたレーザプリンタ1において、排気ファン300を駆動させると、加熱ローラ41内の空気が排気ファン300に吸い込まれそうになるが、加熱ローラ41の排気ファン300とは反対側に設けられるローラギヤ80の貫通孔81が定着フレーム100と端子カバー90の突出壁92およびカバー部91によって覆われているので、加熱ローラ41内にエアーフローが発生するのを抑えることができる。そのため、加熱ローラ41内に冷たい空気が貫通孔81を通って流れ込むことや、加熱ローラ41内の加熱された空気が加熱ローラ41の右側の開口41Aを通って外部に流れ出ていくことが抑えられるので、加熱ローラ41の加熱効率を向上させることができる。
また、このように加熱ローラ41内にエアーフローが発生するのを突出壁92等によって抑えることで、加熱ローラ41内の加熱された空気が排気ファン300によって排気ファン300側に流れることにより定着フレーム100の排気ファン300側の部分が加熱されて当該部分からUFP(Ultra Fine Particle:超微粒子)が発生するのを抑えることができる。
以上、本実施形態によれば、前述した効果に加え、以下のような効果を得ることができる。
突出壁92がローラギヤ80に対して左右方向に間隔を空けて配置されているので、ローラギヤ80が突出壁92に干渉して傷つくのを抑えることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
前記実施形態では、ローラギヤ80の貫通孔81の一部を突出壁92で覆う構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、前記実施形態における加熱ローラ41の右側の開口41Aの少なくとも一部を端子カバーの突出壁で覆うように構成してもよい。また、突出壁によって、加熱ローラの開口のすべて、または、ローラギヤの開口のすべてを覆うように構成してもよい。
前記実施形態では、端子カバー90で端子63のすべてを覆うように構成したが、本発明はこれに限定されず、端子カバーは、端子の少なくとも一部を覆うように構成されていればよい。
前記実施形態では、ヒータとしてハロゲンランプ60を例示したが、本発明はこれに限定されず、ヒータは、例えばカーボンヒータなどであってもよい。
前記実施形態では、排気ファン300を加熱ローラ41を挟んで突出壁92とは反対側に設けたが、本発明はこれに限定されず、排気ファンは、加熱ローラに対して突出壁と同じ側に配置してもよい。この場合であっても、加熱ローラ内の空気がローラギヤの貫通孔を通って外部に流出するのを突出壁等によって抑えることができるので、加熱ローラの加熱効率を向上させることができる。
前記実施形態では、レーザプリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、突出壁92を軸線ALと直交する方向に突出させたが、本発明はこれに限定されず、突出壁は軸線方向と交差する方向に突出していればよい。
18 定着装置
41 加熱ローラ
41A 開口
60 ハロゲンランプ
63 端子
80 ローラギヤ
81 貫通孔
90 端子カバー
91 カバー部
92 突出壁
AL 軸線

Claims (8)

  1. 加熱ローラと、
    前記加熱ローラの内部に配置され、前記加熱ローラの開口から突出する一端部を有するヒータと、
    前記ヒータの一端部に設けられる端子の少なくとも一部を覆う端子カバーと、を備える定着装置であって、
    前記端子カバーは、前記端子の少なくとも一部を覆うカバー部と、前記カバー部から前記加熱ローラの軸線に沿った軸線方向と交差する方向に突出して前記加熱ローラの前記開口の少なくとも一部を覆う突出壁とを有することを特徴とする定着装置。
  2. 前記加熱ローラの一端部に設けられるローラギヤを備え、
    前記ローラギヤは、前記加熱ローラの前記開口に前記軸線方向から見て重なり、前記加熱ローラの内部に連通する貫通孔を有し、
    前記突出壁は、前記ローラギヤの前記貫通孔の少なくとも一部を覆うことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記ヒータの前記端子を支持する定着フレームを備え、
    前記ローラギヤの前記貫通孔の少なくとも一部は、前記突出壁と前記定着フレームとで覆われていることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記ローラギヤの前記貫通孔のすべてが、前記軸線方向から見たときに、前記突出壁と前記カバー部と前記定着フレームとで覆われていることを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記端子カバーは、前記定着フレームに固定されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記突出壁は、前記カバー部から前記定着フレームとは反対側に向けて突出することを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記突出壁は、前記ローラギヤに対して前記軸線方向に間隔を空けて配置されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の定着装置と、
    前記定着装置を支持する本体フレームと、
    前記本体フレーム内の空気を外部に排出するための排気ファンと、を備えた画像形成装置であって、
    前記定着フレームは、ガラスとPETとを含んで構成され、
    前記突出壁は、前記加熱ローラを挟んで前記排気ファンとは反対側に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
JP2014000926A 2014-01-07 2014-01-07 定着装置および画像形成装置 Active JP6269070B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014000926A JP6269070B2 (ja) 2014-01-07 2014-01-07 定着装置および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014000926A JP6269070B2 (ja) 2014-01-07 2014-01-07 定着装置および画像形成装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015129833A true JP2015129833A (ja) 2015-07-16
JP2015129833A5 JP2015129833A5 (ja) 2017-02-09
JP6269070B2 JP6269070B2 (ja) 2018-01-31

Family

ID=53760604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014000926A Active JP6269070B2 (ja) 2014-01-07 2014-01-07 定着装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6269070B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019035867A (ja) * 2017-08-17 2019-03-07 ブラザー工業株式会社 定着装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS627192U (ja) * 1985-06-28 1987-01-16
JPH06258971A (ja) * 1993-03-05 1994-09-16 Tokyo Electric Co Ltd 熱定着装置
JP2004145210A (ja) * 2002-10-28 2004-05-20 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置
JP2006350107A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Brother Ind Ltd 定着ユニット及び画像形成装置
JP2010096888A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS627192U (ja) * 1985-06-28 1987-01-16
JPH06258971A (ja) * 1993-03-05 1994-09-16 Tokyo Electric Co Ltd 熱定着装置
JP2004145210A (ja) * 2002-10-28 2004-05-20 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置
JP2006350107A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Brother Ind Ltd 定着ユニット及び画像形成装置
JP2010096888A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019035867A (ja) * 2017-08-17 2019-03-07 ブラザー工業株式会社 定着装置
JP7017038B2 (ja) 2017-08-17 2022-02-08 ブラザー工業株式会社 定着装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6269070B2 (ja) 2018-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5211465B2 (ja) 画像形成装置
JP6349896B2 (ja) 画像形成装置
US11762322B2 (en) Image forming apparatus having a circuit board to convert supplied current
JP5287514B2 (ja) 画像形成装置および光走査装置
JP2000298417A (ja) 画像形成装置
JP6269070B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP6137026B2 (ja) 画像形成装置
JP4658999B2 (ja) 画像形成装置
JP6221747B2 (ja) 定着装置
JP6888449B2 (ja) 定着装置
JP6939139B2 (ja) 定着装置
JP6347106B2 (ja) 定着装置
JP2015004805A (ja) 画像形成装置
JP5768506B2 (ja) ドラムカートリッジ
JP6350477B2 (ja) クリーニング装置、画像形成装置
JP6287214B2 (ja) 定着装置
JP2009063925A (ja) 光源装置ならびに光源装置を利用した露光装置および画像形成装置
JP5278404B2 (ja) 画像形成装置
JP6961979B2 (ja) 画像形成装置
JP7017038B2 (ja) 定着装置
JP6493528B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2010271354A (ja) 画像形成装置
JP2013246238A (ja) 光走査装置の取付構造
JP2020129062A (ja) 画像形成装置
JP2018169423A (ja) 定着装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161220

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6269070

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150