JP2015128925A - 車両用シートベルト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成により、車両の急減速の初期段階に、シートベルトから乗員に加わる力を確実に緩和する。
【解決手段】スプール32と、該スプールの軸方向の端面32aに隣接して該スプールに相対回転可能なロックベース41と、該スプールと該ロックベースとの間に両端部45a,45bを連結されたトーションバー45と、車両の急減速時に該ロックベースの回転を規制するロック機構50とを含む、車両用シートベルト装置20である。該スプールの軸方向の端面には、環状溝61が形成されている。該環状溝は、該スプールの軸心CLを中心としている。該環状溝の内周面64と外周面65には、それぞれ互いに対向し合う複数の凸部64a,65aが周方向に形成されている。該ロックベースは、該環状溝に嵌合する突起部62を有する。該突起部は、互いに対向し合う複数の凸部の各頂点64b,65b間を、該環状溝の周方向に擦れつつ通過することが可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の急減速が発生した初期段階だけ、シートベルトによる乗員の拘束を、一時的に緩和することができる車両用シートベルト装置の、改良された技術に関する。
車両の急減速時に、着座している乗員の上半身は、慣性によって車両前方へ移動しようとする。該乗員を拘束しているシートベルトは、該乗員によって前方へ引っ張られる。しかし、該シートベルトを巻き取るためのスプールは、車両の急減速時に回転を規制されるので、ベルト引き出し方向へ回転しない。このため、乗員の胸部がシートベルトによって急激に圧迫される。これに対し、車両の急減速が発生した初期段階だけ、シートベルトによる乗員の拘束を緩和する、つまりシートベルトによって乗員を強く圧迫する力を緩和する技術の、開発が進められている。この技術は、特許文献1から知られている。
特許文献1で知られている車両用シートベルト装置は、シートベルトを巻き取るスプールと、該スプールの軸方向の端面に隣接し該スプールに対して相対回転可能なロックベースと、スプールとロックベースとの間に両端部を連結されたトーションバーとを含む。該ロックベースは、車両の急減速時にロック機構によって回転を規制される。
さらに、該ロックベースのスプール対向面には、凹部が形成されている。また、該スプールの軸方向の端面から該凹部へ向かって、複数のリブが延びている。該複数のリブは、スプールの回転方向に配列されており、該凹部に入り込んでいる。回転が規制されているロックベースに対し、スプールが相対回転をすることにより、複数のリブは、該凹部の内壁面に当たって順次破断する。スプールからシートベルトの引き出し作用を制限するための引き出し制限荷重は、該複数のリブが破断する度に、段階的に減衰される。この結果、車両の急減速が発生した初期段階に、シートベルトから乗員に加わる力を緩和することができる。従って、シートベルトによる乗員の拘束を緩和する、つまりシートベルトによって乗員を強く圧迫する力を緩和することができる。
特開2002−67874号公報
しかしながら、特許文献1で知られている車両用シートベルト装置は、全てのリブを確実に且つ適切に破断できるように、十分な配慮が必要である。リブによっては、確実に破断できない、いわゆる破断ムラが発生する心配がある。正確な引き出し制限荷重を発生させるためには、全てのリブをタイミングよく確実に破断させる必要がある。しかも、先に破断したリブによって、次のリブの破断が妨げられないように、該破断したリブを外部に排出するための配慮も必要である。このような配慮をした場合には、車両用シートベルト装置の構成が複雑化する。
本発明は、簡単な構成によって、車両の急減速が発生した初期段階に、シートベルトから乗員に加わる力を確実に緩和することができる技術を、提供することを課題とする。
請求項1に係る発明によれば、シートベルトを巻き取るための回転可能なスプールと、該スプールの軸方向の端面に隣接し、該スプールに対して相対回転可能なロックベースと、前記スプールと前記ロックベースとの間に両端部を連結されることにより、双方の相対回転によって捩られるトーションバーと、車両の急減速時に前記ロックベースの回転を規制するロック機構と、前記ロックベースの回転が規制されているときに、前記スプールからシートベルトが引き出されるベルト引き出し荷重を変化させるための荷重変化機構とを、含む車両用シートベルト装置において、
前記荷重変化機構は、前記スプールの軸方向の前記端面と前記ロックベースのスプール対向面のいずれか一方に形成された1つの環状溝と、該環状溝に嵌合する少なくとも1つの突起部とからなり、前記環状溝は、前記スプールの軸心を中心とした円形状の溝であり、前記環状溝の、内周面と外周面とには、それぞれ互いに対向し合う複数の凸部が周方向に形成され、前記突起部は、前記スプールと前記ロックベースのいずれか他方から前記環状溝へ向かって延び、前記突起部の大きさは、前記互いに対向し合う複数の凸部の各頂点間を、前記環状溝の周方向に擦れつつ通過することが可能な大きさに設定されていることを特徴とする車両用シートベルト装置が提供される。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、前記突起部は、前記スプールの軸方向から見て、断面円形状に形成されている。
請求項3に記載のごとく、好ましくは、前記突起部は、前記スプールと前記ロックベースのいずれか他方から前記環状溝へ向かって延びた固定軸に、回転可能に設けられている。
請求項1に係る発明では、車両の急減速時に、ロック機構はロックベースの回転を規制する。一方、車両の急減速時に、乗員の上半身は慣性によって車両前方へ移動しようとする。このため、乗員に装着されているシートベルトは、該乗員によって引っ張られる。スプールは、停止しているロックベースに対して、ベルト引き出し方向へ回転しようとする。このため、トーションバーは、スプールからシートベルトを引き出すベルト引き出し荷重によって捩られる。該トーションバーは、弾性変形可能な範囲において、該ベルト引き出し荷重の増加に従い、捩り量が増加することにより、該ベルト引き出し荷重を減衰させる。
該スプールからシートベルトが引き出される引き出し速度は、乗員の上半身が車両前方へ移動する移動速度(変位速度)に従って変化する。該ロックベースに対するスプールの相対回転に伴い、互いに対向し合う複数の凸部の各頂点間の隙間を、突起部が相対的に通過する。ここで、該突起部の大きさは、互いに対向し合う複数の凸部の各頂点間を、環状溝の周方向に擦れつつ通過することが可能な大きさに設定されている。このため、該各頂点間の隙間を該突起部が相対的に通過する度に、該各頂点と該突起部との間に動摩擦力が発生する。スプール及びシートベルトには、ベルト引き出し荷重を制限するための引き出し制限荷重が、間欠的に発生する。スプールからシートベルトを引き出すベルト引き出し荷重は、引き出し制限荷重によって漸次減衰される。
従って、車両の急減速時に、シートベルトから乗員に加わる力を、トーションバーの捩り作用により減衰させるとともに、引き出し制限荷重により減衰させることができる。この結果、シートベルトによる乗員の拘束を緩和、つまりシートベルトによって乗員を強く圧迫する力を緩和することができる。
また、該引き出し制限荷重が発生する頻度は、引き出し速度に従って変化する。該引き出し速度が高速であるほど、引き出し制限荷重が発生する頻度は多い。該引き出し制限荷重の発生頻度が多いほど、1回毎に発生する引き出し制限荷重の積算値(総引き出し制限荷重)が大きくなる。このため、引き出し制限荷重の発生頻度が多いほど、ベルト引き出し荷重は減衰される。従って、車両の急減速時の初期段階において、スプールからのシートベルトが引き出される引き出し速度に応じて、該シートベルトから乗員に加わる力を緩和することができる。
しかも、「総引き出し制限荷重」を発生する荷重変化機構は、複数の凸部が周方向に形成された環状溝と、該環状溝に嵌合する突起部とからなる。そして、互いに対向し合う複数の凸部の各頂点間を突起部が相対的に通過する度に動摩擦力、つまり引き出し制限荷重を発生するものである。このため、車両の急減速時の初期段階において、スプールからのシートベルトが引き出される引き出し速度に応じて、該シートベルトから乗員に加わる力を確実に緩和することができる。つまり、簡単な構成によって、車両の急減速時に、シートベルトから乗員に加わる力を確実に緩和することができる。
請求項2に係る発明では、突起部は、スプールの軸方向から見て断面円形状に形成されているこのため、突起部が各凸部の頂点に擦れるときに、噛み込むことなく、より安定して擦れつつ通過することができる。
請求項3に係る発明では、突起部は、各凸部の頂点間を環状溝の周方向に擦れつつ通過する度に、固定軸を中心として回転することが可能である。このため、突起部が各頂点に擦れるときに、噛み込むことなく、より安定して擦れつつ通過することができる。
本発明の実施例1に係る車両用シートベルト装置の斜視図である。 図1に示されるリトラクタを断面した概念図である。 図2に示されるスプールとロックベースとロック機構の分解図である。 図2に示されるロック機構をスプールの軸方向から見た図である。 図4に示されるロック機構の作用図である。 図4に示されるロック機構によって発生する総引き出し制限荷重の概念を説明する図である。 図3に示されるロック機構の突起部の変形例を示す断面図である。 図7に示されるロック機構の作用図である。 本発明の実施例2に係る車両用シートベルト装置のリトラクタを断面した概念図である。 図9に示されたスプールとロックベースとロック機構の拡大図である。 図10に示されたロック機構の分解図である。 図11の12−12線に沿った図である。 図11の13−13線に沿った断面図である。 図10に示されたロック機構の回転体とスプールの端面との関係を示す説明図である。 図9に示されたトーションバー及びロック機構によって発生する引き出し制限荷重の概念を説明する図である。
本発明を実施するための形態を添付図に基づいて以下に説明する。
実施例1に係る車両用シートベルト装置について図面に基づき説明する。
図1に示されるように、車両10に備えている車両用シートベルト装置20は、シート11に着座した乗員をシートベルト21によって拘束するものである。図示せぬ乗員の一方の肩部及び腰部を同時に拘束するシートベルト21を、車体12の側部下部に固定されたリトラクタ22(ベルト巻取り器22)によって巻き取ることができる。該車両用シートベルト装置20のことを、以下、単に「シートベルト装置20」と言う。
該シートベルト装置20は、例えばシートベルト21を、車体12の側部上部に位置するアッパアンカ23、シート11に対しアッパアンカ23とは反対側に位置するセンタアンカ24、アッパアンカ23側の下部に位置するロアアンカ25の、3点によって支持するようにした3点式支持装置である。該センタアンカ24は、車体12に設けられているバックル26に対して、タング27を取外し可能にワンタッチで装着する、いわゆる掛け止め機構の構成である。
図2は、図1に示されたリトラクタの構成を概念的に表している。図1及び図2に示されるように、該リトラクタ22は、車両10の急減速時に、シートベルト21の緩み部分(弛み部分)を巻き取るプリテンショナ28を備える。該プリテンショナ28は、車両10の運転状態に応じて電動モータ29が発生した駆動トルクにより、シートベルト21に拘束力を付加することによって、シートベルト21の緩み部分を巻き取る、電動式プリテンショナである。
さらに、車両用シートベルト装置20は、車両10の急減速が発生した初期段階だけ、シートベルト21による乗員の拘束を、一時的に緩和することができるように、該リトラクタ22に荷重変化機構60を備えていることを特徴とする。
以下、該リトラクタ22について詳しく説明する。図2に示されるように、該リトラクタ22は、フレーム31とスプール32とロックベース41とトーションバー45とロック機構50と荷重変化機構60とを含む。
該フレーム31は、所定の間隔を有して対向し合う縦板状の2つの側板31a,31bと、該2つの側板31a,31b同士を繋ぐ縦板状の連結板31cとからなる、平面視略U字状(コ字状)の部材であって、車体12(図1参照)に取り付けられる。
該スプール32は、シートベルト21を巻き取るための回転可能な鍔付き円筒状(ボビン状)の部材である。該スプール32の両端の内周部には、2つの環状の連結部材33,34が固定されている。該各連結部材33,34はスプール32に一体形成されてもよい。
一方の連結部材33(第1連結部材33)には、該スプール32の軸心CLに位置した回転軸35が固定されている。該回転軸35は、プリテンショナ28に連結されるとともに、渦巻き状のリターンスプリング36に連結されている。該リターンスプリング36はカバー37によって覆われている。
他方の連結部材34(第2連結部材34)の、軸方向の外端面34aは、スプール32の軸方向の端面32aに概ね合致している。以下、「スプール32の軸方向の端面32a」というときには、第2連結部材34の外端面34aを含むものとする。
該第2連結部材34には、該スプール32の軸心CLに位置した該ロックベース41が相対回転可能に嵌合している。詳しくは、該ロックベース41は、スプール32の軸方向の端面32aに隣接した円盤状の部材であって、軸心CLに沿って内側へ延びた内側の軸部42と、該内側の軸部42に対して反対側へ延びた外側の軸部43とを一体に有している。該ロックベース41において、スプール32の軸方向の端面32aに対向する面41aのことを、以下「スプール対向面41a」という。該内側の軸部42は、第2連結部材34の孔に回転可能に嵌合している。従って、該ロックベース41は、スプール32に対して相対回転が可能な部材である。
該トーションバー45は、外力によって捩り方向の弾性変形が可能なバー状の部材であり、スプール32とロックベース41との間に両端部45a,45bを連結されることにより、双方の相対回転によって捩られる。より詳しくは、該トーションバー45は、スプール32の軸心CLに位置し、一端部45aを第1連結部材33に固定されるとともに、他端部45bを内側の軸部42に固定されている。この結果、該トーションバー45は、一端部45aを該スプール32に連結されるとともに、他端部45bをロックベース41に連結される。
該ロック機構50は、車両10の急減速時にロックベース41の回転を規制する機構であって、例えば特開2002−67874号公報(上記特許文献1)や、本出願人が出願している特開2012−20641号公報に示されるような、周知の構成でよい。
例えば、図2に示されるように、該ロック機構50は、車両10に発生した加速度を検出する加速度検出部51と、フレーム31の一方の側板31bに形成された環状の内歯52と、ロックベース41の外側の軸部43を回転可能に支持するリテーナ53と、ロックベース41の軸方向外面に隣接するとともに外側の軸部43に回転可能に支持されたロックプレート54と、ロックギヤ55と、パウル56とを主要な構成要素としている。
スプール32は、フレーム31及びリテーナ53によって回転可能に支持されている。
車両10に急減速状態が発生したことを、加速度検出部51によって検出することができる。該ロックギヤ55は、通常にはロックベース41と共に回転する一方、緊急時には加速度検出部51の作動によって停止して、該ロックベース41とロックプレート54との間に相対回転差を発生させ、これによってパウル56を内歯52に係合させる。この結果、ロックベース41のベルト引き出し方向の回転が規制される。
図2〜図4に示されるように、該荷重変化機構60は、ロックベース41の回転が規制されているときに、スプール32からシートベルト21が引き出されるベルト引き出し荷重を変化させるための機構である。該荷重変化機構60は、スプール32の軸方向の端面32aとロックベース41のスプール対向面41aのいずれか一方に形成された1つの環状溝61と、該環状溝61に嵌合する少なくとも1つの突起部62とからなる。該突起部62は、スプール32とロックベース41のいずれか他方から環状溝61へ向かって延びている。
ここで、スプール32とロックベース41のいずれか一方を第1部材とする。スプール32とロックベース41のいずれか他方を第2部材とする。例えば、スプール32のことを、適宜「第1部材32」と言い、ロックベース41のことを「第2部材41」と言う。
例えば、該環状溝61は、スプール32の軸方向の端面32a、つまり第2連結部材34の外端面32aに形成されている。また、該突起部62は、ロックベース41のスプール対向面41aから環状溝61へ向かって延びている。該突起部62の数量は、複数であることが好ましく、例えば4個である。該複数の突起部62は、該環状溝61の周方向に等ピッチに配列されることが好ましい。該各突起部62は、スプール32の軸方向から見て、断面円形状に形成されている。つまり、該各突起部62は、円柱状の部材である。
より詳しく述べると、該環状溝61は、スプール32の軸心CLを中心とした円形状の溝であり、ロックベース41のスプール対向面41aに向いて開口している。なお、該環状溝61は、第2連結部材34をスプール32の軸心CLに沿って貫通した構成を含む。該環状溝61をスプール32の軸心CLに沿って断面したときに、該環状溝61の内周面64と外周面65とは互いに平行、つまり軸心CLに対して平行である。該内周面64は、スプール32の軸心CLに近い方の円周面であり、該外周面65は、スプール32の軸心CLから遠い方の円周面である。
該内周面64と該外周面65とには、それぞれ互いに対向し合う複数の凸部64a,65aが周方向に形成されている。詳しく述べると、該内周面64に複数の内周側の凸部64aが周方向に等角度に配列されることによって、該内周面64は連続した略波形状の凹凸面に形成されている。該外周面65に複数の外周側の凸部65aが周方向に等角度に配列されることによって、該外周面65は連続した略波形状の凹凸面に形成されている。
より詳しくは、該複数の内周側の凸部64aは、外周面65へ向かって凸となる円弧状に形成されている。該円弧の最頂端64bが、該複数の内周側の凸部64aの頂点64bである。該各内周側の凸部64a間の凹部64cは、環状溝61の径外方へ窪んだ略山形状に形成されている。
該各外周側の凸部65a間の凹部65cは、環状溝61の径外方へ窪んだ円弧状に形成されている。該複数の外周側の凸部65aは、内周面64へ向かって凸となる略山形状に形成されている。該山形の先端65bが、該複数の外周側の凸部65aの頂点65bである。
複数の外周側の凸部65aの位相は、複数の内周側の凸部64aの位相に合致している。つまり、複数の外周側の凸部65aの各頂点65bに対し、複数の内周側の凸部64aの各頂点64bの位相に合致している。従って、複数の外周側の凹部65cの位相は、複数の内周側の凹部64cの位相に合致している。
該複数の内周側の凸部64aの各頂点64bと、該複数の外周側の凸部65aの各頂点65bとの間の間隔は、Ctである。つまり、互いに対向し合う複数の凸部64a,65aの各頂点64b,65b間の間隔はCtである。一方、該複数の内周側の凹部64cの各底と、該複数の外周側の凹部65cの各底との間の、間隔(底間の間隔)はCbである。つまり、互いに対向し合う複数の凹部64c,65cの各底間の間隔はCbである。各頂点64b,65b間の間隔Ctは、各底間の間隔Cbよりも小さい(Ct<Cb)。
各突起部62は、互いに対向し合う複数の凸部64a,65aの各頂点64b,65b間の中央に位置することが好ましい。該各突起部62の大きさdr、つまり外径drは、互いに対向し合う複数の凸部64a,65aの各頂点64b,65b間を、環状溝61の周方向に擦れつつ通過することが可能な大きさに設定されている。つまり、各突起部62の外径drは、各頂点64b,65b間の間隔Ctよりも僅かに大きく、各底間の間隔Cbよりも小さい(Ct<dr<Cb)。
このように、各突起部62は、内周側の凸部64aと外周側の凸部65aとの間を、環状溝61の周方向に擦れつつ通過することが可能な大きさに設定されている。このため、内周側の凸部64aと外周側の凸部65aとの間の隙間66を、突起部62が相対的に通過することにより、動摩擦力(荷重)が発生する。ここで、該各突起部62の硬度は、該各頂点64b,65bの硬度よりも大きいことが、摩耗対策上で好ましい。
実施例1の説明をまとめると、次の通りである。車両10(図1参照)の急減速時には、図2に示されるように、ロック機構50はロックベース41の回転を規制する。一方、車両10の急減速時に、乗員の上半身は慣性によって車両10前方へ移動しようとする。このため、乗員に装着されているシートベルト21は、該乗員によって引っ張られる。スプール32は、停止しているロックベース41に対して、ベルト引き出し方向Rb(図5参照)へ回転しようとする。該ベルト引き出し方向Rbは、スプール32からシートベルト21が引き出される方向である。トーションバー45は、スプール32からシートベルト21を引き出すベルト引き出し荷重によって捩られる。該トーションバー45は、弾性変形可能な範囲において、該ベルト引き出し荷重の増加に従い、捩り量が増加することにより、該ベルト引き出し荷重を減衰させる。
該スプール32からシートベルト21が引き出される引き出し速度は、乗員の上半身が車両10前方へ移動する移動速度(変位速度)に従って変化する。
図5(a)は、内周側の凹部64cの底と外周側の凹部65cの底との間に、突起部62が位置していることを示す。この状態から、ロックベース41に対してスプール32がベルト引き出し方向Rbへ相対回転をする。ロックベース41に対するスプール32の相対回転に伴い、互いに対向し合う複数の凸部64a,65aの各頂点64b,65b間の隙間66を、各突起部62が相対的に通過する。つまり、突起部62は、図5(b)に示されるように、内周側の凸部64aの頂点64bと外周側の凸部65aの頂点65bとの間を通過した後に、図5(c)に示されるように内周側の凹部64cの底と外周側の凹部65cの底との間に至る。
内周側の凸部64aの頂点64bと外周側の凸部65aの頂点65bとの間を、突起部62が相対的に通過するときには、図5(d)に示されるように、該各頂点64b,65bと該突起部62との間に動摩擦力が発生する。該動摩擦力は、極く一時的に発生するものである。このため、ここで1回発生する該動摩擦力のことを、1パルスの引き出し制限荷重ということができる。該引き出し制限荷重は、スプール32からシートベルト21(図2参照)が引き出されるベルト引き出し荷重を制限するための力である。
図4に示されるように、該ロックベース41に対するスプール32の相対回転に伴い、互いに対向し合う複数の凸部64a,65aの各頂点64b,65b間の隙間66を、各突起部62が相対的に通過する。ここで、該各突起部62の大きさdrは、互いに対向し合う複数の凸部64a,65aの各頂点64b,65b間を、環状溝61の周方向に擦れつつ通過することが可能な大きさに設定されている。このため、該各頂点64b,65b間の隙間66を該各突起部62が相対的に通過する度に、該各頂点64b,65bと該各突起部62との間に動摩擦力が発生する。
図2に示されるように、スプール32及びシートベルト21には、ベルト引き出し荷重を制限するための引き出し制限荷重が、間欠的に発生する。スプール32からシートベルト21を引き出すベルト引き出し荷重は、引き出し制限荷重によって漸次減衰される。
従って、車両10の急減速時に、シートベルト21から乗員に加わる力を、トーションバー45の捩り作用により減衰させるとともに、引き出し制限荷重により減衰させることができる。この結果、シートベルト21による乗員の拘束を緩和、つまりシートベルト21によって乗員を強く圧迫する力を緩和することができる。
該引き出し制限荷重が発生する頻度は、引き出し速度に従って変化する。図6(a)及び(b)は、横軸を時間とし、縦軸を引き出し制限荷重とし、経過時間に従って引き出し制限荷重が簡潔的に発生することを示している。図6(a)のように、ベルト引き出し速度が低速の場合には、引き出し制限荷重が発生する頻度は少ない。一方、図6(b)のように、ベルト引き出し速度が高速の場合には、引き出し制限荷重が発生する頻度は多い。
図6(c)は、横軸をベルト引き出し速度とし、縦軸を総引き出し制限荷重として、ベルト引き出し速度に対する総引き出し制限荷重の変化の関係を示している。上記図6(a)及び(b)を参照すると、該引き出し制限荷重の発生頻度が多いほど、つまりベルト引き出し速度が高速であるほど、1回毎に発生する引き出し制限荷重の積算値(総引き出し制限荷重)が大きくなることが判る。
このように、該引き出し制限荷重が発生する頻度は、引き出し速度に従って変化する。該引き出し速度が高速であるほど、引き出し制限荷重が発生する頻度は多い。該引き出し制限荷重の発生頻度が多いほど、1回毎に発生する引き出し制限荷重の積算値(総引き出し制限荷重)が大きくなる。このため、引き出し制限荷重の発生頻度が多いほど、ベルト引き出し荷重は減衰される。従って、車両10の急減速時の初期段階において、スプール32からのシートベルト21が引き出される引き出し速度に応じて、該シートベルト21から乗員に加わる力を緩和することができる。
しかも、「総引き出し制限荷重」を発生する荷重変化機構60は、複数の凸部64a,65aが周方向に形成された環状溝61と、該環状溝61に嵌合する各突起部62とからなる。そして、互いに対向し合う複数の凸部64a,65aの各頂点64b,65b間を該突起部62が相対的に通過する度に動摩擦力、つまり引き出し制限荷重を発生するものである。このため、車両10の急減速時の初期段階において、スプール32からのシートベルト21が引き出される引き出し速度に応じて、該シートベルト21から乗員に加わる力を確実に緩和することができる。つまり、簡単な構成によって、車両10の急減速時に、シートベルト21から乗員に加わる力を確実に緩和することができる。
さらには、各突起部62は、スプール32の軸方向から見て断面円形状に形成されているこのため、該各突起部62が各凸部64a,65aの頂点64b,65bに擦れるときに、噛み込むことなく、より安定して擦れつつ通過することができる。
図7は、上記各突起部62の変形例を示している。上記実施例1の突起部62(図3参照)が円柱状の部材であるのに対し、変形例の各突起部62Aは、丸い管状の部材であることを特徴とする。変形例の各突起部62Aは、スプール32(図3参照)とロックベース41(図3参照)のいずれか他方から環状溝61へ向かって延びた固定軸68に、回転可能に設けられている。
図8(a)は変形例において、内周側の凹部64cの底と外周側の凹部65cの底との間に、突起部62Aが位置していることを示す。この状態から、ロックベース41に対してスプール32がベルト引き出し方向Rbへ相対回転をする。ロックベース41に対するスプール32の相対回転に伴い、互いに対向し合う複数の凸部64a,65aの各頂点64b,65b間の隙間66を、各突起部62Aが相対的に通過する。つまり、突起部62Aは、図8(b)に示されるように、内周側の凸部64aの頂点64bと外周側の凸部65aの頂点65bとの間を通過した後に、内周側の凹部64cの底と外周側の凹部65cの底との間に至る。
変形例の該各突起部62Aは、各凸部64a,65aの頂点64b,65b間を環状溝61の周方向に擦れつつ通過する度に、固定軸68を中心として回転することが可能である。このため、該各突起部62Aが各頂点64b,65bに擦れるときに、噛み込むことなく、より安定して擦れつつ通過することができる。
実施例2に係る車両用シートベルト装置について図9〜図15に基づき説明する。図9は上記図2に対応して表している。実施例2の車両用シートベルト装置20Aは、上記図1〜図6に示されている荷重変化機構60を構成を、図9〜図14に示される荷重変化機構100に変更したことを特徴とし、他の構成については上記図2に示される構成と同じなので、説明を省略する。図10は、図9に示されている荷重変化機構100を拡大して表している。図11は、図10に示されている荷重変化機構100を分解して表している。
具体的には、図10〜図13に示されるように、実施例2の車両用シートベルト装置20Aの荷重変化機構100は、スプール32(第1部材32)の軸方向の端面32aと、1つの弾性体101と、少なくとも1つのロッド102と、少なくとも1つの回転体103とを含む。
図10、図12及び図14に示されるように、スプール32の軸方向の端面32a、つまり第2連結部材34の外端面34aには、スプール32の軸心CLを中心とする菊座104が形成されている。該菊座104は、菊の花のように放射状に凹凸のついた面であり、例えば図14に示されるように先端が尖っている。外端面34aに該菊座104が形成されることにより、外端面34aを回転する回転体103との間の摩擦抵抗を増すことができる。なお、菊座104の有無は、外端面34aと回転体103との間の摩擦抵抗を考慮して決定すればよい。
図10〜図13に示されるように、該弾性体101と該ロッド102と該回転体103とは、ロックベース41(第2部材41)に配置されている。該弾性体101は、スプール32の軸心CLに位置する。該ロッド102及び該回転体103の数量は、複数であることが好ましく、例えば4個である。該複数のロッド102及び該複数の回転体103は、ロックベース41のスプール対向面41aの周方向に等ピッチに配列されることが好ましい。
より詳しく述べると、ロックベース41のスプール対向面41aには、スプール32の軸心CLを中心とした十字状の溝105が形成されている。該溝105の中心にロックベース41の内側の軸部42が位置する。該弾性体101は、内側の軸部42に嵌め込まれた略立方体状の部材であって、例えばラバーによって構成される。
該複数のロッド102は、内側の軸部42から十字状の溝105の各長手方向に延びた、雄ネジによって構成されている。該複数のロッド102は、十字状の溝105内に位置している。
該複数の回転体103は、回転中心に雌ネジ103aが形成された、円形状のローラによって構成されている。該各々の回転体103の雌ネジ103aは、該複数のロッド102に1つずつ、ねじ込まれている。該各回転体103は、第2連結部材34の外端面34a上を回転することによって、各ロッド102上を移動可能である。
このようにして、該回転体103は、スプール32とロックベース41との相対回転に従って、スプール32の軸方向の端面32a上、つまり第2連結部材34の外端面34a上を回転しつつ該弾性体101を押し付ける方向へ移動可能に、ロックベース41に取り付けられている。
実施例2の説明をまとめると、次の通りである。図15は、横軸を乗員の上半身が車両10前方へ移動する移動距離(変位量)とし、縦軸を引き出し制限荷重として、乗員の変位量に対する引き出し制限荷重の変化の関係を示している。乗員の変位量が大きいほど、スプール32及びシートベルトに21は、ベルト引き出し荷重を制限するための引き出し制限荷重が大きくなることが判る。
図9を参照しつつ説明すると、車両10(図1参照)の急減速時において、スプール32からシートベルトに21が引き出される引き出し距離は、乗員の上半身が車両10前方へ移動する移動距離(変位量)に従って変化する。該引き出し距離の変化に従って、停止中のロックベース41に対するスプール32の相対回転の回転量が変化する。該スプール32の相対回転に従って、各回転体103はスプール32の軸方向の端面32a上(第2連結部材34の外端面34a上)を回転しつつ、弾性体101を押し付ける方向へ移動する。但し、各回転体103は弾性体101にまだ当たっていない、いわゆる空回り状態にある。
乗員(特に上半身)が前後移動を停止している状態(変位量=0)から、前方へ移動する。上記実施例1と同様に、該トーションバー45は、弾性変形可能な範囲において、ベルト引き出し荷重の増加に従い、捩り量が増加することにより、該ベルト引き出し荷重を制限するための引き出し制限荷重が発生する。つまり、スプール32及びシートベルト21には、ベルト引き出し荷重を制限するための該引き出し制限荷重が発生する。スプール32からシートベルト21を引き出すベルト引き出し荷重は、乗員の変位量に従って変化する引き出し制限荷重により、漸次減衰される。従って、車両10の急減速時に、シートベルト21から乗員に加わる力を、トーションバー45の捩り作用により減衰させることによって、シートベルト21による乗員の拘束を緩和、つまりシートベルト21によって乗員を強く圧迫する力を緩和することができる。
その後、該トーションバー45が弾性変形可能な範囲の限界に達したとき、つまり乗員の変位量がL1のときには、各回転体103は弾性体101にまだ当たっていない、いわゆる空回り状態にある。このため、該引き出し制限荷重は基本的に(実質的に)変化しない。
その後、乗員が変位量L2まで前方へ移動したときに、各回転体103は弾性体101に当たる。各回転体103は、スプール32の軸方向の端面32a上(第2連結部材34の外端面34a上)を、更に回転しつつ、弾性体101を押し付け始める。スプール32の相対回転の回転量に従って、各回転体103が弾性体101を押し付ける押し付け量(弾性体101の圧縮量)は変化する。該弾性体101の圧縮量の変化に従って、該弾性体101の圧縮荷重が変化する。該圧縮荷重は、ロックベース41の回転が規制されているときのベルト引き出し荷重に相当する。スプール32及びシートベルト21には、ベルト引き出し荷重を制限するための該引き出し制限荷重が発生する。スプール32からシートベルト21を引き出すベルト引き出し荷重は、乗員の変位量に従って変化する引き出し制限荷重により、漸次減衰される。
その後、乗員が変位量L3まで前方へ移動したときに、各回転体103によって弾性体101が圧縮される弾性限界に達する。その後の引き出し制限荷重は、基本的に(実質的に)変化しない。
以上の説明から明らかなように、車両10の急減速時に、シートベルト21から乗員に加わる力を、トーションバー45の捩り作用により減衰させるとともに、弾性体101の引き出し制限荷重により減衰させることができる。この結果、シートベルト21による乗員の拘束を緩和、つまりシートベルト21によって乗員を強く圧迫する力を緩和することができる。
しかも、「引き出し制限荷重」を発生する荷重変化機構100は、スプール32の軸方向の端面32a(外端面34aを含む)と、該端面32aに隣接しているロックベース41に配置された回転体103及び弾性体101とからなる。そして、スプール32の相対回転に従って、回転体103がスプール32の軸方向の端面32a上を回転しつつ、弾性体101を押し付ける押し付け量(弾性体の圧縮量)によって、引き出し制限荷重を発生するものである。このため、車両10の急減速時の初期段階において、スプール32からのシートベルト21が引き出される引き出し距離に応じて、該シートベルト21から乗員に加わる力を確実に緩和することができる。つまり、簡単な構成によって、車両10の急減速時に、シートベルト21から乗員に加わる力を確実に緩和することができる。
本発明の車両用シートベルト装置20,20Aは、各種の乗用車に採用するのに好適である。
10 車両
20 車両用シートベルト装置
21 シートベルト
32 スプール(第1部材)
32a スプールの軸方向の端面(第1部材の軸方向の端面)
34 第2連結部材
34a 第2連結部材の外端面(スプールの軸方向の端面)
41 ロックベース(第2部材)
41a スプール対向面
45 トーションバー
45a 一端部
45b 他端部
50 ロック機構
60 荷重変化機構
61 環状溝
62 突起部
62A 突起部
64 内周面
64a 内周側の凸部
64b 頂点
65 外周面
65a 外周側の凸部
65b 頂点
66 凸部間の隙間
68 固定軸
20A 車両用シートベルト装置
100 荷重変化機構
101 弾性体
102 ロッド
103 回転体
104 菊座
105 十字状の溝
CL スプールの軸心(第1部材の軸心)
dr 突起部の大きさ(外径)

Claims (3)

  1. シートベルトを巻き取るための回転可能なスプールと、
    該スプールの軸方向の端面に隣接し、該スプールに対して相対回転可能なロックベースと、
    前記スプールと前記ロックベースとの間に両端部を連結されることにより、双方の相対回転によって捩られるトーションバーと、
    車両の急減速時に前記ロックベースの回転を規制するロック機構と、
    前記ロックベースの回転が規制されているときに、前記スプールからシートベルトが引き出されるベルト引き出し荷重を変化させるための荷重変化機構とを、含む車両用シートベルト装置において、
    前記荷重変化機構は、前記スプールの軸方向の前記端面と前記ロックベースのスプール対向面のいずれか一方に形成された1つの環状溝と、該環状溝に嵌合する少なくとも1つの突起部とからなり、
    前記環状溝は、前記スプールの軸心を中心とした円形状の溝であり、
    前記環状溝の、内周面と外周面とには、それぞれ互いに対向し合う複数の凸部が周方向に形成され、
    前記突起部は、前記スプールと前記ロックベースのいずれか他方から前記環状溝へ向かって延び、
    前記突起部の大きさは、前記互いに対向し合う複数の凸部の各頂点間を、前記環状溝の周方向に擦れつつ通過することが可能な大きさに設定されていることを特徴とする車両用シートベルト装置。
  2. 前記突起部は、前記スプールの軸方向から見て、断面円形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用シートベルト装置。
  3. 前記突起部は、前記スプールと前記ロックベースのいずれか他方から前記環状溝へ向かって延びた固定軸に、回転可能に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用シートベルト装置。
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