JP2015128688A - ハンガーパイプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 取り付け作業が容易なハンガーパイプ装置を提供する。
【解決手段】 パイプの外径より大きい開口部10を有するハンガーブラケット1と、開口部10に挿入されるパイプと、開口部10に取り付けられパイプを固定するパイプ用固定具3とからなり、開口部10に設けられ、パイプ用固定具3が装着される切り欠き凹所14と、パイプ用固定具3を取り付けるための円孔13と、凹所14と円孔13とを繋ぎ円孔13の直径より狭い幅の切り欠き凹部12とを設け、パイプ用固定具3は、パイプと当接する固定具本体30と、ナット部4と、ねじ体5からなり、固定具本体30は、ブラケットが挿入される間隙を有して立設する一対爪部と、ねじ体5が挿入される長孔と、ナット部4の先端部が挿入される受け部と有し、ねじ体5は、頭部に連接する切り欠き凹部より大きく円孔にはまり込む大きさの円筒部52と、切り欠き凹部12を通過する大きさのねじ部51とを有する。
【選択図】 図5

Description

この発明は、ハンガーパイプ装置に関し、特に、ハンガーブラケットの開口部に挿入されたハンガーパイプを固定するハンガーパイプ装置に関するものである。
衣料品の陳列や販売には、商品陳列装置が用いられ、ハンガーを用いた衣料品の陳列等にはハンガーパイプ装置が用いられる。このハンガーパイプ装置は、一対の支柱のそれぞれに設けられた係合孔に、各ハンガーブラケットのフックを係合し、これらのハンガーブラケットの先端部に設けられた開口部にハンガー等を掛けるハンガーパイプが挿入されて、取り付けられている。
ハンガーブラケットの開口部は、ハンガーパイプを挿入するため、ハンガーパイプの外形より少し大きく形成されている。このため、ハンガーパイプを押すと、ハンガーパイプがハンガーブラケットの開口部から移動する。そこで、この出願人は、ハンガーパイプの固定を行うハンガーパイプ装置を提供している(非特許文献1参照)。このハンガーパイプ装置を図22〜図28を参照して説明する。
図22及び図23は、円柱のハンガーパイプを保持するためのハンガーブラケット100の一例を示している。ハンガーブラケット100は、金属板製のものであり、後端部に、支柱(図示しない)の係合孔に対応した係合フック111が上下に一定間隔において2箇所設けられている。この係合フック111は、後端部から逆L字状に後方へ突きだした形状に構成されている。
後端部からハンガーブラケット100の先端部に向かって、板厚方向に打ち抜かれた切り欠き凹部115が設けられる。この切り欠き凹部115には、支柱にハンガーブラケット100を係止した際に、ハンガーブラケット100が支柱からの脱落を抑制する抜け止め具が装着される。
ハンガーブラケット100の先端部には、ハンガーパイプの外径より少し大きく形成された円形の開口部110が設けられている。
開口部110の後端部側の中央部には、挿入されたパイプを固定するためのパイプ用固定具が装着される切り欠き凹所114が設けられている。この凹所114から後端部側に離れて、パイプ用固定具を取り付けるための孔113が設けられている。
図24は、ハンガーブラケット100にパイプ用固定具3の固定具本体30をねじ体51bとナット部4で取り付けた状態を示している。また、この図24においては、抜け止め具7が装着されている。尚、抜け止め具7には、出没自在の突起71が取り付けられている。
ハンガーブラケット100にパイプ用固定具3を取り付ける方法を図25〜図27に従い説明する。パイプ用固定具3は、固定具本体30、ナット部4、ねじ体51bとからなる。固定具本体30には、ねじ体51bが挿入される長孔31と、ナット部4の先端部が挿入されるテーパー状の受け部(図示しない)が長孔31に連接して固定具本体30の表面側まで設けられている。
パイプ用固定具3は、ナット部4からねじ体51bを外し、固定具本体30、ナット部4、ねじ体51bをばらした状態で、図25に示すように、ハンガーブラケット100の凹所114に、固定具本体30をはめ込む。そして、図26に示すように、固定具本体30の長孔31を通して、ハンガーブラケット100の孔113に、ねじ体51bのねじ部51aを挿入する。そして、ねじ部51aにナット部50をねじ込み、図27に示すように、ハンガーブラケット100にパイプ用固定具3が取り付けられる。
このように、ハンガーブラケット100に、パイプ用固定具を取り付け、開口部110にハンガーパイプ8を挿入する。そして、図28に示すように、ナット部40を締め付けることで、ナット部40の締め付けにより、固定具本体30がハンガーパイプ8側に移動し、ハンガーパイプ8は固定具本体30の先端部33と開口部10の端面との間で押さえつけられ、ハンガーパイプ8がハンガーブラケット100に固定される。
株式会社ロイヤル発行「2010−11月 Store Fixtures Main CATALOGUE」 第106頁
上記したパイプ用固定具3を用いれば、ハンガーパイプ8をハンガーブラケット100に確実に取り付けることができる。
ところで、上記のパイプ用固定具3では、ねじ体51bを外して、ハンガーブラケット100に取り付ける必要がある。そこで、取り付け作業が容易なハンガーパイプ装置が望まれていた。
この発明は、上記した事情に鑑みなされたものにして、取り付け作業が容易なハンガーパイプ装置を提供することを課題とする。
この発明のハンガーパイプ装置は、先端部にパイプの外径より大きい開口部を有するブラケットと、前記開口部に挿入されるパイプと、前記開口部に取り付けられ前記パイプを固定するパイプ用固定具とからなるハンガーパイプ装置において、前記ブラケットに、前記開口部の後端部側に設けられ、前記パイプ用固定具が装着される切り欠き凹所と、この凹所から後端部側に離れて設けられ、前記パイプ用固定具を取り付けるための円孔と、前記凹所と円孔とを繋ぎ前記円孔の直径より狭い幅の切り欠き凹部とを設け、前記パイプ用固定具は、パイプと当接する固定具本体と、ナット部と、ねじ体からなり、前記固定具本体は、ベースと、ベースから前記ブラケットが挿入される間隙を有して立設する一対爪部と、前記ねじ体が挿入される長孔と、前記ナット部の先端部が挿入されるテーパー状の受け部と有し、前記ねじ体は、頭部に連接する前記切り欠き凹部より大きく前記円孔にはまり込む大きさの円筒部と、この円筒部に連接され前記切り欠き凹部を通過する大きさのねじ部とを有し、前記ブラケットの切り欠き凹部にねじ部が臨む位置で、前記ねじ部が切り欠き凹部を通過し、前記円孔の位置に前記円筒部が到達して、前記ブラケットにパイプ固定具が取り付けられる。
また、前記円筒部の長さは、前記爪部の厚さと爪部間の間隙の幅を合計した長さと同等かそれよりも少し長く形成され、前記ねじ部の長さは、前記爪部の厚さと爪部間の間隙の幅と前記ナット部にねじ込み、前記ナット部が保持できる程度の長さを合計した長さに形成されているように構成できる。
また、前記ナット部を締め込むことにより、前記固定具本体が前記開口部の先端方向に移動するように構成すればよい。
更に、前記パイプは円柱形状であり、前記開口部にパイプが押しつけられた際に当接するリブを設けるとよい。
また、ブラケットの後端部に支柱に設けられた係合孔と係合する複数の係合フックが設けられ、この係合フックの間に、前記パイプ用固定具が装着される切り欠き凹所と、この凹所から先端部側に離れて設けられた前記パイプ用固定具を取り付けるための円孔と、前記凹所と円孔とを繋ぎ前記円孔の直径より狭い幅の切り欠き凹部とが設けられ、係合フック間にパイプ用固定具が取り付けられるように構成してもよい。
この発明は、ねじ体をナット部から完全に外すことなく、ナット部、固定具本体、ねじ体が連結された状態で作業が行えるので、取り付け又は取り外し作業が容易になるとともに各部材が落下、紛失する虞もない。
この発明の一実施形態に係り、円柱のハンガーパイプを保持するためのハンガーブラケットを示す平面図である。 この発明の一実施形態に係り、円柱のハンガーパイプを保持するためのハンガーブラケットを示す斜視図である。 この発明の一実施形態に係り、円柱のハンガーパイプを保持するためのハンガーブラケットにパイプ用固定具と抜け止め具を取り付けた状態を示す斜視図である。 この発明の一実施形態に用いるパイプ用固定具の分解斜視図である。 この発明の一実施形態に係り、円柱のハンガーパイプを保持するためのハンガーブラケットにパイプ用固定具を取り付ける方法を示す斜視図である。 この発明の一実施形態に係り、円柱のハンガーパイプを保持するためのハンガーブラケットにパイプ用固定具を取り付ける方法を示す斜視図である。 この発明の一実施形態に係り、円柱のハンガーパイプを保持するためのハンガーブラケットにパイプ用固定具を取り付けた状態を示す平面図である。 この発明の一実施形態に係り、円柱のハンガーパイプを保持するためのハンガーブラケットにパイプ用固定具を取り付けた状態を示す斜視図である。 この発明の一実施形態に係り、ハンガーブラケットの開口部にハンガーパイプを挿入した状態を示す平面図である。 この発明の一実施形態に係り、ハンガーブラケットの開口部にハンガーパイプを挿入した状態を示す平面図である。 この発明の一実施形態に係り、ハンガーブラケットの開口部にハンガーパイプを挿入しパイプ用固定具でパイプを固定する状態を示す断面図であり、(a)はパイプを挿入した状態、(b)はナット部を締め付けている状態、(c)はハンガーパイプを固定した状態を示している。 この発明の一実施形態に係るハンガーパイプ装置の斜視図である。 この発明の他の実施形態に係り、角パイプを保持するための角パイプ用のハンガーブラケットを示す平面図である。 この発明の他の実施形態に係り、角パイプを保持するための角パイプ用のハンガーブラケットを示す斜視図である。 この発明の他の実施形態に係り、角パイプを保持するための角パイプ用のハンガーブラケットにパイプ用固定具と抜け止め具を取り付けた状態を示す斜視図である。 この発明の他の実施形態に係り、角パイプを保持するための角パイプ用のハンガーブラケットにパイプ用固定具を取り付ける方法を示す斜視図である。 この発明の他の実施形態に係り、角パイプを保持するための角パイプ用のハンガーブラケットにパイプ用固定具を取り付ける方法を示す斜視図である。 この発明の他の実施形態に係り、角パイプを保持するための角パイプ用のハンガーブラケットにパイプ用固定具を取り付けた状態を示す斜視図である。 この発明の他の実施形態に係るハンガーパイプ装置の斜視図である。 この発明の異なる実施形態に係り、円柱のハンガーパイプを保持するためのハンガーブラケットを示す平面図である。 この発明の異なる実施形態に係り、円柱のハンガーパイプを保持するためのハンガーブラケットにパイプ用固定具を取り付けた状態を示す平面図である。 従来の円柱のハンガーパイプを保持するためのハンガーブラケットを示す平面図である。 従来の円柱のハンガーパイプを保持するためのハンガーブラケットを示す斜視図である。 従来の円柱のハンガーパイプを保持するためのハンガーブラケットにパイプ用固定具と抜け止め具を取り付けた状態を示す斜視図である。 従来の円柱のハンガーパイプを保持するためのハンガーブラケットにパイプ用固定具を取り付ける方法を示す斜視図である。 従来の円柱のハンガーパイプを保持するためのハンガーブラケットにパイプ用固定具を取り付ける方法を示す斜視図である。 従来の円柱のハンガーパイプを保持するためのハンガーブラケットにパイプ用固定具を取り付けた状態を示す斜視図である。 従来のハンガーブラケットにパイプ用固定具を用いてハンガーパイプを固定した状態を示す平面図である。
この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、説明の重複を避けるためにその説明は繰返さない。
まず、円柱状のパイプを保持するハンガーパイプ装置につき図1〜図12に従い説明する。
この発明のハンガーパイプ装置は、図12に示すように、壁等に固定される支柱9に複数の係合孔91が設けられ、この係合孔91にハンガーブラケット1の後端部に設けられた係合フック11を差し込んで装着される。そして、ハンガーブラケット1の開口部にハンガーパイプ8が挿入される。このハンガーブラケット1には、後述するように、抜け止め具7が装着され、係合孔91とフック11との間に抜け止め具7の一部が入り込み、ハンガーブラケット1が支柱9より脱落することを防止している。
図1及び図2は、円柱のハンガーパイプを保持するためのハンガーブラケット1の一例を示している。図3は、ハンガーブラケット1にパイプ用固定具3と抜け止め具7を取り付けた状態を示している。
ハンガーブラケット1は、金属板製のものであり、後端部に支柱9の係合孔91に対応した係合フック11が上下に一定間隔において2箇所設けられている。この係合フック11は、後端部から逆L字状に後方へつきだした形状に構成されている。尚、ブラケット1のフックは2個に限らず2つ以上、例えば3個など必要に応じて設けられる。
後端部からハンガーブラケット1の先端部に向かって、板厚方向に打ち抜かれた切り欠き凹部15が設けられる。この切り欠き凹部15には、支柱9の係合孔91にハンガーブラケット100を係止した際に、ハンガーブラケット1が支柱9から脱落を抑制する抜け止め具7が装着される。
ハンガーブラケット1の先端部には、ハンガーパイプの外径より少し大きく形成された円形の開口部10が設けられている。
開口部10の後端部側の中央部には、挿入されたハンガーパイプを固定するためのパイプ用固定具3が装着される切り欠き凹所14とこの凹所14から後端部側に離れて、パイプ用固定具3を取り付けるための円孔13が設けられている。そして、この実施形態では、凹所14と円孔13とを繋ぐ切り欠き凹部12が設けられている。この開口部10に設けられた切り欠き凹部12は、ねじ体5のねじ部51は通過するが円筒部52は通過できない大きさに形成されている。すなわち、切り欠き凹部12の幅は円孔13の直径より小さく形成されている。また、円孔13は、円筒部52がはまり込む大きさに形成されている。
また、開口部10の先端側には、円孔13の中心線より上方に30度の角度、下方に60度の角度の位置に、それぞれ回転抑制リブ16が設けられている。
図3は、ハンガーブラケット1にパイプ用固定具3の固定具本体30をねじ体5とナット部4で取り付けた状態を示している。また、この図3においては、抜け止め具7が装着されている。この抜け止め具7は、突起71が出没自在に設けられ、支柱9の係合孔91に係合フック11を差し込むときには、内部に入り込む。そして、係合フック11を係止した後は、突起71が突出し、係合フック11の上面と係合孔91との間に突起71が入り込み、ブラケット1の脱落を防止する。この抜け止め具7は、本出願人が先に出願した特開2010−187745号公報に記載のものを適用することができる。
ハンガーブラケット1にパイプ用固定具3を取り付ける方法を図4〜図8に従い説明する。パイプ用固定具3は、固定具本体30、ナット部4、ねじ体5とからなる。固定具本体30は、ベース36から一対の爪部35、35が設けられ、この爪部35、35間の間隙は、ハンガーブラケット1がはめ込まれる溝部34として用いられる。ベース36の爪部35とは逆の面には、ハンガーパイプと当接する一対の先端部33が設けられている。両爪部35には、ねじ体5が挿入される長孔31と、ナット部4の先端部又は及びねじ体5の頭部の挿入されるテーパー状の受け部32が長孔31に連接して爪部35の表面側まで設けられている。
ナット部4は、先端部が固定具本体30の受け部32にはまり込むように受け部32のテーパーと同様のテーパー形状に形成されている。ねじ体5は、頭部に連接して円筒部52が設けられ、この円筒部52から先にねじ部51に設けられている。前述したように、ねじ部51は、切り欠き凹部12を通過する大きさに形成され、円筒部52はねじ部51より大径で切り欠き凹部12は通過できないが円孔13にははまり込む大きさになっている。また、円筒部52の長さは、爪部35の厚さと溝部34の幅を合計した長さと同等かそれよりも少し長く形成されている。ねじ部51の長さは、爪部35の厚さと溝部34の幅とナット部4にねじ込みナット部4が保持できる程度の長さを合計した長さに形成されている。
パイプ用固定具3は、固定具本体30の長孔31に、ねじ体5を挿入し、ねじ体5のねじ部51にナット部4を取り付けている。尚、ナット部4にねじ部51をねじ込んだ後、ねじ部51の先端にかしめ加工を施せば、パイプ用固定具3は、固定具本体30、ナット部4、ねじ体5が一体となり、各部材が紛失する虞がなくなる。
そして、固定具本体30にねじ体5及びナット部4を取り付けた状態のパイプ用固定具3を用意し、図5に示すように、ねじ体5を緩め、ハンガーブラケット1の凹所14の切り欠き凹部12にねじ部51が臨む位置に配置する。図6に示すように、ねじ部51をブラケット1の切り欠き凹部12を通過させ、円孔13の位置でねじ部51をナット部4にねじ込み、円孔13に円筒部52を到達させて、ハンガーブラケット1にパイプ用固定具3を取り付ける。このように、ナット部4、固定具本体30、ねじ体5が連結された状態で作業が行えるので、ねじ部51を溝部34に位置させるだけで、ハンガーブラケット1に装着でき、その後ナット部4を締めるという簡単な作業でハンガーブラケット1にパイプ用固定具3を取り付けることができる。
切り欠き凹部12は、ねじ体5のねじ部51は通過するが円筒部52は通過できない大きさに形成されているので、円孔13に挿入された円筒部52により、パイプ用固定具3は、ハンガーブラケット1から外れることなく固定される。
パイプ用固定具3をハンガーブラケット1から取り外すときには、ねじ部51が切り欠き凹部12に臨む位置までナット部4を緩める。そして、ねじ部51を切り欠き凹部12を通過させて、パイプ用固定具3をハンガーブラケット1から取り外す。このとき、ねじ体5をナット部4から完全に外すことなく、ナット部4、固定具本体30、ねじ体5が連結された状態で作業が行えるので、取り外し作業も容易になるとともに各部材が落下、紛失する虞もない。
次に、ハンガーブラケット1にパイプ用固定具3を装着した後、開口部10にハンガーパイプ8を固定する方法につき図7〜図11を参照して説明する。図7は、固定具本体30とハンガーブラケット1の円孔13との位置関係を示している。円孔13の位置にねじ体5の円筒部52は挿入されると、ナット部4はねじ込んでいくとナット部4はこの位置でハンガーブラケット1に近づいて移動することになる。ナット部4が移動すると、ナット部4の先端がテーパー状の受け部32に当接する。受け部32にナット部4の先端が当接して進んでいくと固定具本体30はハンガーブラケット1の先端部側にスライドして移動することになる。この移動により、開口部10に挿入されたハンガーパイプ8を固定するものである。
図9に示すように、ハンガーブラケット1の開口部10にハンガーパイプ8を挿入する。挿入時にナット部4を締め付けていないときには、図9及び図11の(a)に示すように、固定具本体30は、ハンガーパイプ8を締め付ける状態にはなっていない。この後、ナット部4を締め付けていくと、図10及び図11の(b)、(c)に示すように、図中矢印方向にナット部4並びに固定具本体30が移動する。すなわち、ナット部4は、先端が受け部32のテーパー状の面と当接しつつハンガーブラケット1側に移動する。このナット部4の移動に伴い固定具本体30は、ハンガーパイプ8をハンガーブラケット1の開口部10の先端側へ押しつける方向に移動する。
そして、図10に示すように、ハンガーパイプ8の後端側は、固定具本体30の上下の先端部33によりリブ16並びに開口部10の先端部にハンガーパイプ8を押しつける。そして、ハンガーパイプ8がハンガーブラケット1に固定される。リブ16により、ハンガーパイプ8が回転する方向に力が付勢されてもリブ16がハンガーパイプ8に食い込む方向に力が加わり、円柱のハンガーパイプ8の回転を抑制することができる。
ハンガーパイプ装置は、図12に示すように、壁等に固定される支柱9の係合孔91にハンガーブラケット1の後端部の係合フック11を差し込んで装着される。そして、ハンガーブラケット1の開口部10にハンガーパイプ8が挿入され、ナット部4を締め付けることにより、ハンガーパイプ8が固定具本体30によりハンガーブラケット1に固定される。
上記した実施形態においては、開口部10の後端部側の中央部に、切り欠き凹所14、切り欠き凹部12、円孔13を設けているが、中央部に限らず、斜め上方又は下方に設けることも可能である。
次に、この発明の他の実施形態につき、図13〜図19に従い説明する。この実施形態は、角パイプを用いたハンガーパイプ装置である。
図13及び図14は、角パイプを保持するための角パイプ用のハンガーブラケット1aの一例を示している。図15は、角パイプ用のハンガーブラケットにパイプ用固定具と抜け止め具を取り付けた状態を示している。
ハンガーブラケット1aは、金属板製のものであり、後端部に、支柱9の係合孔91に対応した係合フック11が上下に一定間隔において2箇所設けられている。この係合フック11は、後端部から逆L字状に後方へつき出した形状に構成されている。尚、ハンガーブラケット1のフックは2個に限らず2つ以上、例えば3個など必要に応じて設けられる。
後端部からハンガーブラケット1aの先端部に向かって、板厚方向に打ち抜かれた切り欠き凹部15が設けられる。この切り欠き凹部15には、支柱9の係合孔91にハンガーブラケット1を係止した際に、ハンガーブラケット1aが支柱9から脱落を抑制する抜け止め具7が装着される。
ハンガーブラケット1aの先端部には、角パイプの外径より少し大きく形成された矩形の開口部10aが設けられている。
開口部10aの後端部側の中央部には、挿入されたパイプを固定するためのパイプ用固定具3が装着される切り欠き凹所14とこの凹所14から後端部側に離れて、パイプ用固定具を取り付けるための円孔13が設けられている。そして、この実施形態では、凹所14と円孔13とを繋ぐ切り欠き凹部12が設けられている。この開口部10に設けられた切り欠き凹部12は、ねじ体5のねじ部51は通過するが円筒部52は通過できない大きさに形成されている。また、円孔13は、円筒部52がはまり込む大きさに形成されている。
図15に示すように、ハンガーブラケット1aに、パイプ用固定具3の固定具本体30をねじ体5とナット部4で取り付けられる。また、この図15においては、抜け止め具7が装着されている。
ハンガーブラケット1aにパイプ用固定具3を取り付ける方法を図16〜図18に従い説明する。パイプ用固定具3は、前述したハンガーブラケット1のものと同じである。すなわち、円柱のハンガーパイプと角パイプとでは、用いるブラケットは異なるが、パイプ用固定具3は共通化している。
固定具本体30にねじ体5及びナット部4を取り付けた状態のパイプ用固定具3を用意し、図16に示すように、ねじ体5を緩め、ハンガーブラケット1aの凹所14の切り欠き凹部12とねじ部51が臨む位置に配置する。そして、ねじ部51をハンガーブラケット1aの切り欠き凹部12を通過させ、円孔13の位置でねじ部51をナット部4にねじ込み、円孔13に円筒部52を到達させて、ハンガーブラケット1aにパイプ用固定具3を取り付ける。このように、ナット部4、固定具本体30、ねじ体5が連結された状態で作業が行えるので、ねじ部51を溝部34に位置させるだけでハンガーブラケット1aに装着でき、その後ナット部4をしめるという簡単な作業でハンガーブラケット1aにパイプ用固定具3を取り付けることができる。
切り欠き凹部12は、ねじ体5のねじ部51は通過するが円筒部52は通過できない大きさに形成されているので、円孔13に挿入された円筒部52により、パイプ用固定具3は、ハンガーブラケット1aから外れることなく固定される。
パイプ用固定具3をハンガーブラケット1aから取り外すときには、ねじ部51が切り欠き凹部12に臨む位置までナット部4を緩める。そして、ねじ部51を切り欠き凹部12を通過させてパイプ用固定具3をハンガーブラケット1aから取り外す。このとき、ねじ体5をナット部4から完全に外すことなく、ナット部4、固定具本体30、ねじ体5が連結された状態で作業が行えるので、取り外し作業も容易になるとともに各部材が落下、紛失する虞もない。
ハンガーブラケット1aの開口部10aに角パイプ8aを挿入する。ナット部4を締め付けていくと、前述と同様に、固定具本体30が開口部10aの先端方向に移動する。すなわち、ナット部4は、先端が受け部32のテーパー状の面と当接しつつブラケット1側に移動する。このナット部4の移動に伴い固定具本体30は、角パイプ8aを開口部10aの先端側へ押しつける方向に移動する。
そして、角パイプ8aの後端側は固定具本体30の上下の先端部33により開口部10aの先端部に角パイプ8aを押しつける。そして、角パイプ8aがハンガーブラケット1aに固定される。
図19に示すように、壁等に固定される支柱9の係合孔91にハンガーブラケット1aの後端部の係合フック11を差し込んで、ハンガーブラケット1aが装着される。このハンガーブラケット1aには、抜け止め具7が装着され、係合孔91と係合フック11との間に抜け止め具7の一部が入り込み、ハンガーブラケット1aが支柱9より脱落することを防止している。そして、ハンガーブラケット1aの開口部10aに角パイプ8aが挿入され、ナット部4を締め付けることにより、角パイプ8aがハンガーブラケット1に固定されている。
図20及び図21は、この発明の異なる実施形態を示す平面図である。この実施形態は、ハンガーブラケット1の係合フック11、11の間に、パイプ用固定具3を取り付けることができるように構成している。この例では、切り欠き凹部15の上側にパイプ用固定具3が装着される切り欠き凹所14とこの凹所14から先端部側に離れて、パイプ用固定具3を取り付けるための円孔13が設けられている。そして、凹所14と円孔13とを繋ぐ切り欠き凹部12が設けられている。この切り欠き凹部12は、ねじ体5のねじ部51は通過するが円筒部52は通過できない大きさに形成されている。また、円孔13は、円筒部52がはまり込む大きさに形成されている。
この実施形態では、図20に示すように、開口部10側と係合フック11、11側にパイプ用固定具3を取り付けることができる。開口部10側のパイプ用固定具3は、開口部10に挿入されたハンガーパイプを固定するために用いられる。
係合フック11、11側に取り付けられるパイプ用固定具3は、ハンガーブラケット1の横ぶれを抑制するために用いられる。すなわち、ハンガーブラケット1の係合フック11を支柱の係合孔に係合させた後、パイプ用固定具3を支柱と当接させることでハンガーブラケット1の横ぶれを防止する。また、図21では、図示していないが、切り欠き凹部15に抜け止め具を装着すると、ハンガーブラケット1の抜け止めと横ぶれを防止することができる。
なお、横ぶれ防止用のパイプ用固定具3を取り付ける構成は、ハンガーブラケット1aにも適用することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ハンガーブラケット
1a ハンガーブラケット
10 開口部
10a 開口部
11 係合フック
12 切り欠き凹部
13 円孔
14 凹所
15 切り欠き凹部
16 リブ
3 パイプ用固定具
30 固定具本体
31 長孔
32 受け部
33 先端
34 溝部
35 爪部
36 ベース
4 ナット部
5 ねじ体
51 ねじ部
52 円筒部
8 ハンガーパイプ
9 支柱
91 係合孔

Claims (6)

  1. 先端部にパイプの外径より大きい開口部を有するブラケットと、前記開口部に挿入されるパイプと、前記開口部に取り付けられ前記パイプを固定するパイプ用固定具とからなるハンガーパイプ装置において、
    前記ブラケットに、前記開口部の後端部側に設けられ、前記パイプ用固定具が装着される切り欠き凹所と、この凹所から後端部側に離れて設けられ、前記パイプ用固定具を取り付けるための円孔と、前記凹所と円孔とを繋ぎ前記円孔の直径より狭い幅の切り欠き凹部とを設け、
    前記パイプ用固定具は、パイプと当接する固定具本体と、ナット部と、ねじ体からなり、前記固定具本体は、ベースと、ベースから前記ブラケットが挿入される間隙を有して立設する一対爪部と、前記ねじ体が挿入される長孔と、前記ナット部の先端部が挿入されるテーパー状の受け部と有し、
    前記ねじ体は、頭部に連接する前記切り欠き凹部より大きく前記円孔にはまり込む大きさの円筒部と、この円筒部に連接され前記切り欠き凹部を通過する大きさのねじ部とを有し、
    前記ブラケットの切り欠き凹部にねじ部が臨む位置で、前記ねじ部が切り欠き凹部を通過し、前記円孔の位置に前記円筒部が到達して、前記ブラケットにパイプ固定具が取り付けられることを特徴とするハンガーパイプ装置。
  2. 前記円筒部の長さは、前記爪部の厚さと爪部間の間隙の幅を合計した長さと同等かそれよりも長く形成され、前記ねじ部の長さは、前記爪部の厚さと爪部間の間隙の幅と前記ナット部にねじ込み、前記ナット部が保持できる程度の長さを合計した長さに形成されていることを特徴とする請求項1に記載のハンガーパイプ装置。
  3. 前記ナット部を締め込むことにより、前記固定具本体が前記開口部の先端方向に移動することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のハンガーパイプ装置。
  4. 前記パイプは円柱形状であり、前記開口部にパイプが押しつけられた際に当接するリブが設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のハンガーパイプ装置。
  5. ブラケットの後端部に支柱に設けられた係合孔と係合する複数の係合フックが設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のハンガーパイプ装置。
  6. 係合フックの間に、前記パイプ用固定具が装着される切り欠き凹所と、この凹所から先端部側に離れて設けられた前記パイプ用固定具を取り付けるための円孔と、前記凹所と円孔とを繋ぎ前記円孔の直径より狭い幅の切り欠き凹部とが設けられ、係合フック間にパイプ用固定具が取り付けられることを特徴とする請求項5に記載のハンガーパイプ装置。
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