JP2015128475A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常状態では「1種タイプ」の構成で、開放延長状態では「2種タイプ」の混合機タイプのパチンコ機の構成としても、混合機の2種タイプの構成は、大入賞口に遊技球を入球させて一定の動作をする振分装置により特定領域に導かれる構成となるだけで、面白みがなく、振分装置の状態によっては大入賞口に遊技球が入球しても、大当り遊技が発生しないことが、遊技者は把握できてしまう。
【解決手段】通常状態では「1種タイプ」の構成で、開放延長状態では「2種タイプ」の構成を用いた弾球遊技機であって、特別図柄の図柄変動が実行されている場合に遊技者が操作することで変動中の特別図柄の予め決定された変動時間に達する前に図柄を停止させる変動短縮ボタン69を備えた構成で、開放延長状態中に小当り遊技が発生すると判定された場合には、遊技者に変動短縮ボタン69の操作の指示を実行する。
【選択図】図10

Description

本発明は、パチンコ機(以下、弾球遊技機ともいう)に関するものである。
従来のパチンコ機には、始動口への入賞に基づいて当否判定を実行し、当否判定に基づいて図柄を変動表示させ、図柄が所定の図柄で停止することで、大入賞口を連続開放させる大当り遊技を実行する通称「1種タイプ」のものがある。また、始動口への入賞に基づいて、大入賞口を開放させ、大入賞口内に設けられた特定領域に遊技球が入球することで、大入賞口を連続開放させる大当り遊技を実行する通称「2種タイプ」のものがある。近年では上述した「1種タイプ」と「2種タイプ」を混合させた混合機タイプのパチンコ機(以下、単に混合機という)も出てきている。
上述した混合機は、「1種タイプ」のパチンコ機の始動口への入賞に基づく当否判定の結果に応じて発生する大当り遊技と、「2種タイプ」のパチンコ機の始動口への入賞に基づいて大入賞口を開放し、大入賞口内に設けられた特定領域に入球することで発生する大当り遊技を組み合わせたものである。
このような構成にすることで、通常時は1種タイプの構成で、開放延長時は2種タイプの構成を用いることで、開放延長中は高確率で大当り遊技が発生するようにして遊技内容を変化させることで、飽きの来ない面白い構成を用いることが可能である(後述する特許文献1)。
特開2009−240423号公報
しかし、上述した構成としても、混合機の2種タイプの構成は大入賞口に遊技球を入球させて、一定の動作をしている振分装置により特定領域に導かれる構成となるだけであり、面白みがなく、振分装置の状態により、大入賞口内に入球しても、大当り遊技が発生しないことが、把握できてしまう。
そこで本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、従来の「1種タイプ」と「2種タイプ」を混合させた混合機とは異なり、大入賞口内の特定領域への入球させるための面白みを与えることを目的としてなされたものである。
上記課題を解決するためになされた本発明の請求項1の弾球遊技機は、常時入球可能な第1始動口と、普通図柄の判定結果により作動する電動役物により開閉可能な第2始動口と、開閉可能な第1大入賞口及び特定領域を備えた第2大入賞口と、前記第1始動口、該第2始動口に遊技球が入球したことに起因して抽出された乱数値によって当否判定を実行する当否判定手段と、前記第1始動口に起因した該当否判定手段による当否判定の結果を予め決定された変動時間後に表示する第1特別図柄と、前記第2始動口に起因した前記当否判定手段による当否判定の結果を予め決定された変動時間後に表示する第2特別図柄とを備えており、前記当否判定手段は、前記第1始動口、前記第2始動口に遊技球が入球したことに起因して抽出された乱数値によって前記第1大入賞口を開放させる大当り遊技に移行するか否かを判定する大当り当否判定手段及び前記第2大入賞口を開放させる小当り遊技に移行するか否かを判定する小当り当否判定手段から構成され、前記第2大入賞口には、前記第2大入賞口内に入球した遊技球を前記特定領域又はそれ以外の部位の何れかに振り分けるための一定の動作を繰り返す振分装置を備え、前記小当り当否判定手段による当否判定の結果により小当り遊技を示す図柄が表示され小当り遊技に移行すると、前記第2大入賞口を開放し、かつ前記第2大入賞口に備えられた前記特定領域に遊技球が入球することで、前記大当り遊技に移行する構成とし、前記大当り遊技終了後に、前記第2始動口の開放状態を入球が容易となるよう開放延長する開放延長手段とを備えた弾球遊技機において、前記第1特別図柄よりも前記第2特別図柄のほうが前記小当り当否判定手段により小当り遊技に移行させる確率が高く、遊技者が操作可能な操作手段と、遊技者による該操作手段の操作に起因して、変動中の前記第1特別図柄及び前記第2特別図柄を前記予め決定された変動時間に達する前に前記当否判定の結果を表示させる変動時間短縮制御手段と、開放延長時に前記小当り当否判定手段により前記小当り遊技に移行させるとの判定された場合には、遊技者に前記操作手段の操作を指示する報知を実行する短縮操作指示手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1に記載されている「前記第1特別図柄よりも前記第2特別図柄のほうが前記小当り当否判定手段により小当り遊技に移行させる確率が高く」には、第1特別図柄で小当り当否判定手段が含まれない場合の意味合いも含まれる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の弾球遊技機において、前記当否判定手段は、前記第1特別図柄及び前記第2特別図柄の変動時間を決める変動パターンを、複数種類の変動パターンより予め決定する変動パターン決定手段を備え、該変動パターン決定手段は、開放延長時の前記第2特別図柄の変動時間を前記振分装置の一定の動作よりも短い時間である変動パターン1と、前記振分装置の一定の動作よりも長い時間である変動パターン2から決定し、前記短縮操作指示手段は、該変動パターン2が決定された場合のみ実行することを特徴とする。
請求項2に記載の変動パターン決定手段は、開放延長時の第1特別図柄の小当り当選時の変動時間を振分装置の一定の動作よりも短い変動時間である変動パターンを決定する構成にすることが好適である。なお、一定の動作とは特定領域に入球可能な状態と入球不可能な状態に変化する一定の動作のことであり、特定領域に振り分け可能な状態から、不可能な状態に変化し、再び振り分け可能な状態に変化するまでのことである。
請求項3に記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の弾球遊技機において、 前記小当り遊技を示す図柄は、前記第2大入賞口に備えられた前記特定領域に遊技球が入球することで移行する前記大当り遊技の価値が異なる複数の図柄を備え、前記変動パターン決定手段は、前記第2大入賞口に備えられた前記特定領域に遊技球が入球することで移行する前記大当り遊技の価値が高い小当り遊技を示す図柄の場合には、前記変動パターン1よりも前記変動パターン2を決定する可能性が前記大当り遊技の価値が低い小当り遊技を示す図柄の場合より高いことを特徴とする。
請求項3に記載の「大当り遊技の価値」には、大当り遊技自体の違い(ラウンド数の違い、開放パターンの違い等)は、当然ながら、大当り遊技終了後に発生する遊技状態の違い(抽選確率の違い、開放延長状態の有無の違い、開放延長期間の違い、抽選確率を示す演出の有無の違い等)も含まれる。
請求項4に記載の本発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の弾球遊技機において、前記短縮操作指示手段による指示する報知が実行され、前記操作手段の操作に起因して前記変動時間短縮制御手段が作動された場合に、前記小当り遊技中の前記第2大入賞口を開放するタイミング又は前記第2大入賞口への遊技球が入球するタイミングに、前記振分手段が所定の位置にある場合には、前記特定領域に遊技球が振り分けられる可能性が高いことを遊技者に示唆する第2大入賞口タイミング示唆手段を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の「振分手段が所定の位置にある場合」とは、第2大入賞口に遊技球が入球し、入球した遊技球が振分装置の振り分ける位置に到達する時間と該振分装置の一定の動作により前記第2大入賞口に備えられた特定領域に振り分ける位置に到達するまでの時間が略同一になるよう設定される位置である。前記第2大入賞口の開放タイミングで報知する場合は開放後、遊技球が前記第2大入賞口に入球するまでの時間も考慮すると良い。
請求項5に記載の本発明は、請求項2又は請求項3に記載の弾球遊技機において、前記短縮操作指示手段は、前記変動パターン決定手段により決定された前記変動パターン2の変動時間中に、前記振分装置の位置に連動した適切なタイミングの指示を実行する操作タイミング指示手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の弾球遊技機によれば、開放延長時に小当り当否判定手段により小当り遊技に移行するとの判定であった場合には、短縮操作指示手段により遊技者に操作手段の操作を指示する構成となっているため、遊技者のタイミングで小当り遊技に移行して第2大入賞口を開放させるので、該第2大入賞口の開放するタイミングを遊技者自身で選択でき、開放されたタイミングで前記第2大入賞口に備えられた特定領域に遊技球が入球することで、前記大当り遊技に移行しないことがわかってしまい楽しめないといったことがなく、遊技者に技術介入させることができる。
また、振分装置は前記第2大入賞口に入球した遊技球を振り分けるための一定の動作を繰り返すからこそ、遊技者は前記第2大入賞口に備えられた前記特定領域に遊技球が入球することで、前記大当り遊技への移行を狙うことができるため、一定の動作を繰り返すことに面白みを与えることが可能となる。なお、技術介入とはいっても、遊技者にとって有利な開放延長時のみこのような遊技性を楽しめ、2種タイプ(羽根物タイプ)のタイミング打法などの不正の心配をしなくてもよい。
短縮操作指示手段により操作手段の操作の指示を実行し、遊技者に該操作手段を操作させることで小当り遊技に移行することを知らせることができる。また、開放延長時のみ前記短縮操作指示手段による遊技者への操作を指示する報知が実行されるため、開放延長時以外にも前記第2大入賞口に備えられた前記特定領域に遊技球が入球することで、前記大当り遊技に移行が容易になってしまうことを防ぐことができる。
請求項2に記載の弾球遊技機によれば、開放延長時の第2特別図柄で小当り遊技が発生する場合の変動時間を変動パターン決定手段により振分装置の一定の動作よりも短い時間である変動パターン1から決定された場合には、遊技者は操作手段を操作して第2大入賞口を開放し、該第2大入賞口内の特定領域へ狙っても、入球させるのが困難である。また、前記変動パターン決定手段により前記振分装置の一定の動作よりも長い時間である変動パターン2が決定された場合には、遊技者は操作手段を操作し、変動時間短縮制御手段を作動させることになる。よって、遊技者は小当り遊技の度に前記特定領域への入球を狙っていることを面倒となる可能性があるが、適度に発生させることで、遊技者の趣向の低下を防ぐことができる。また、開放延長時のみ変動時間短縮制御手段を作動されるが通常の遊技状態では作動されないため、遊技者同士の技術介入の差を防ぐことが可能となる。
請求項3に記載の弾球遊技機によれば、第2大入賞口に備えられた特定領域に遊技球が入球することで移行する大当り遊技の価値が高い小当り遊技を示す図柄は、変動パターン決定手段により変動パターン1よりも変動パターン2を決定される可能性が大当り遊技の価値が低い小当り遊技を示す図柄の場合よりも高くなる。これにより、単に第2大入賞口を開放させるだけでなく、短縮操作指示手段による指示がある場合は大当り遊技の価値の高い大当り遊技が発生される可能性が高くなるので、遊技者は緊張感をもって、操作手段を操作して変動時間短縮制御手段を作動させることが可能となり、趣向性を高めることができる。
請求項4に記載の弾球遊技機によれば、遊技者の操作手段の操作に起因して変動時間短縮制御手段が作動されたタイミング又は変動時間短縮制御を作動させ、小当り遊技に移行されたと判定された場合に遊技者が第2大入賞口へ遊技球を入球させたタイミングが適切であったか否かを把握することができる。
請求項5に記載の弾球遊技機によれば、変動パターン2の変動時間中に、操作タイミング操作指示手段による振分装置の位置に連動した適切なタイミングの指示が実行されるため、操作手段を操作し、変動時間短縮制御手段の作動させるタイミングがわからない初心者にとっても容易に操作手段を操作することが可能となる。
本発明のパチンコ機50の正面図 パチンコ機50の遊技盤1の正面図 振分装置93の演出領域97の正面図 パチンコ機50の背面図 パチンコ機50の電気構成図 パチンコ機50の主制御装置80で実行されるメインルーチンの概要を示すフローチャート 主制御装置80が実行する始動口入賞確認処理のフローチャート 主制御装置80が実行する特別図柄当否判定処理のフローチャート1 主制御装置80が実行する特別図柄当否判定処理のフローチャート2 主制御装置80が実行する特別図柄当否判定処理のフローチャート3 主制御装置80が実行する特別図柄当否判定処理のフローチャート4 主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート1 主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート2 主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート3 主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート4 主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート5 通常の遊技状態及び開放延長状態の第1特別図柄の変動パターンテーブル 通常の遊技状態及び開放延長状態の第2特別図柄の変動パターンテーブル パチンコ機50の基本的仕様を示すテーブル 演出図柄表示装置6で表示する疑似演出の表示例1−1 演出図柄表示装置6で表示する疑似演出の表示例1−2 第2実施例の通常の遊技状態及び開放延長状態の第2特別図柄の変動パターンテーブル 第2実施例の演出図柄表示装置6で表示する疑似演出の表示例
以下に本発明の好適な実施形態について説明する。尚、本発明の実施の形態は下記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する種々の形態を採ることができ、各実施例に記載された内容を適宜組み合わせることが可能なことはいうまでもない。
[実施例1]
図1に示すように、弾球遊技機の一種であるパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて構成の各部を保持する構造である。外枠51の左側上下には、ヒンジ53が設けられており、該ヒンジ53の他方側には図3に記載する内枠70が取り付けられており、内枠70は外枠51に対して開閉可能な構成になっている。前枠52には、板ガラス61が取り外し自在に設けられており、板ガラス61の奥には図2に記載する遊技盤1が内枠70に取り付けられている。
前枠52の上側左右には、スピーカ66が設けられており、パチンコ機50から発生する遊技音が出力され、遊技者の趣向性を向上させる。また、遊技者の趣向性を向上させるために前枠52に遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプも複数設けられている。前枠52の下方には、上皿55と下皿63が一体に形成されている。下皿63の右側には発射ハンドル64が取り付けられており、発射ハンドル64を時計回りに回動操作することによって発射装置(図示省略)が可動して、上皿55から供給された遊技球が遊技盤1に向けて発射される。
上皿55の上部ほぼ中央には、遊技者が操作可能な演出ボタン67が備えられており、この演出ボタン67は、周囲にジョグダイヤル68を備えたものとなっている。遊技者が所定期間中に、演出ボタン67やジョグダイヤル68を操作することで後述する演出図柄表示装置6に表示される内容が変化したり、スピーカ66より出力される遊技音が変化したりする。下皿63の左上部には、遊技者が操作に起因して第1特別図柄と第2特別図柄の予め決定された変動時間に達する前に大当り図柄又はハズレ図柄で確定表示させる変動短縮ボタン69が備えられている。また、このパチンコ機50はいわゆるCR機であって、プリペイドカードの読み書き等を行うためのプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属しており、パチンコ機50の上皿55には、貸出ボタン57、精算ボタン58及び残高表示器59を有するCR精算表示装置が備わっている。
図2は、本実施例のパチンコ機の遊技盤1の正面図である。なお、このパチンコ機の全体的な構成は公知技術に従っているので図示及び説明は省略する。図2に示すように遊技盤1には、公知のガイドレール2a、2bによって囲まれた略円形の遊技領域3が設けられている。この遊技領域3には多数の遊技釘が打ち付けられている(図2では省略)。
遊技領域3のほぼ中央部には、略円形の遊技領域の略中央に第2大入賞口91が設けられている。第2大入賞口91は、演出図柄表示装置6(液晶表示装置であり擬似図柄を表示する。)の画面を臨ませる窓等を備えている。また、第2大入賞口91の右上には、開閉部材92が備えられており、本実施例では特別図柄(第1特別図柄、第2特別図柄)で確定表示された小当り図柄に応じた小当り遊技が発生した場合には、開閉部材92が最大0.9秒で1回開放される。
第2大入賞口91の下方には第1始動口11が設けられ、第1始動口11の右上方には第2始動口12が設けられている。なお、該第2始動口12は、開閉可能な翼片を供えた普通電動役物を備えており、この翼片が開放しないと遊技球は第2始動口12に入球できない構成となっている。
第2大入賞口91の右下方には、アタッカー式の大入賞口14が配置されている。また、第2大入賞口91の左下方には第1左入賞口31、第2左入賞口32、第3左入賞口33が設けられている。なお、第1始動口11、第1左入賞口31、第2左入賞口32、及び第3左入賞口33は常に入球可能に構成されている。この第1左入賞口31、第2左入賞口32、第3左入賞口33が、常時、入球率が変化しない普通入賞口である。これら普通入賞口を総じて一般入賞口31ともいう。
遊技領域の左部には、複数個のLEDからなる普通図柄保留数表示装置8と、第1特別図柄保留数表示装置18と、第2特別図柄保留数表示装置19と、7セグメント表示装置からなる普通図柄表示装置7と、第1特別図柄表示装置9と、第2特別図柄表示装置10とが配置されている。
第2大入賞口91内部の振分装置93を図3(a)に示す。小当り遊技中に第2大入賞口91内に入球した遊技球は演出領域98に到達する。なお、第2大入賞口91の前面は透明な部材で構成されており、遊技者が第2大入賞口91の内部を見ることが可能にされている。
遊技者は、第2大入賞口91内の特定領域95へ入球させて大当りを発生させるために、第1始動口11又は第2始動口12へ遊技球を入球させる。その後、第1始動口11又は第2始動口12への入球に基づいて小当りが発生し、第2大入賞口91に備えられている開閉部材92が開放される。
遊技者は第2大入賞口91内への遊技球の入球を成功させると、後述する一連のプロセスを経て第1大入賞口14を開放させる大当り遊技が発生する。なお、図19に示すように第1特別図柄での小当り確率が1/100で、第2特別図柄での小当り確率が298/300となっており、小当りは開放延長状態時に発生する確率が高い構成となっている。
図3(a)に示すように遊技球は、演出領域98に設けられた誘導路96に導かれて振分回転体94が設けられている箇所までやってくる。主制御装置80は、所定の変動パターンをサブ統合制御装置83に送信すると、振分回転体モータ94aを駆動して回転を開始させる。なお、主制御装置80が一定動作で、振分回転体94の駆動を繰り返すならば、サブ統合制御装置83は振分回転体モータ94aを駆動させることも考えられる。これにより、主制御装置80の制御負担を軽減することができる。
図3(a)では振分回転体94に設けられた入球口の数は4つである。その内、「V」と記載された入球口のみを特定領域95に設定している。特定領域95以外の入球口へ遊技球が入球しても、演出表示内容等に変化は起こらない。
図3(b)に示すように、遊技球が振分回転体94に設けられた入球口に入球可能な箇所までやってくる。このまま遊技球が特定領域95に入球すると、特定領域95には特定領域スイッチ95aが備えられているため、該スイッチで遊技球が検出されると検出信号は主制御装置80へ送られ、主制御装置80は大当り遊技を開始させる処理を行うとともに、サブ統合制御装置83へ大当り演出の指示を出し、サブ統合制御装置83は図柄制御装置82に指示を出して演出図柄表示装置6上で大当りを表示する。
なお、本実施例の振分回転体94は、振分回転体モータ94aの作動により現在の特定領域95の位置から左に一回転して、当該位置に戻るまでに2秒間かかる。なお、振分回転体94の回転方向又は当該位置に戻るまでにかかる時間は特に限定されるものではない。
パチンコ遊技機50の裏面は図4に示すとおり、前述した遊技盤1を脱着可能に取り付ける内枠70が前述した外枠51に収納されている。この内枠70には、上方から、球タンク71、タンクレール72及び払出装置73が設けられている。この構成により、遊技盤1上の入賞口に遊技球の入賞があれば球タンク71からタンクレール72を介して所定個数の遊技球を払出装置73により前述した上皿55に排出することができる。また、パチンコ機50の裏側には(図4も参照のこと)、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83、発射制御装置84、電源基板85が設けられている。なお、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83がサブ制御装置に該当する。
主制御装置80、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83は遊技盤1に設けられており、払出制御装置81、発射制御装置84、電源基板85が内枠70に設けられている。なお、図4では、発射制御装置84が描かれていないが、発射制御装置84は払出制御装置81の下に設けられている。また、球タンク71の右側には、外部接続端子78が設けられており、この外部接続端子78より、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータに送られる。なお、従来はホールコンピュータへ信号を送信するための外部接続端子78には、盤用(遊技盤側から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)と枠用(枠側(前枠52、内枠70、外枠51)から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)の2種類を用いているが、本実施例では、一つの外部接続端子78を介してホールコンピュータへ遊技状態や遊技結果を示す信号を送信している。
このパチンコ機50の電気的構成は、図5のブロック図に示すとおり、主制御装置80を中心にして構成されている。なお、このブロック図には、単に信号を中継するだけのためのいわゆる中継基板及び電源回路等は記載していない。また、詳細の図示は省略するが、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83のいずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えているが、本実施例では発射制御装置84にはCPU、ROM、RAMは設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置84にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置80には、第1始動口11に入球した遊技球を検出する第1始動口スイッチ11a、第2始動口12に入球した遊技球を検出する第2始動口スイッチ12a、第1大入賞口14に入球した遊技球を計数するためのカウントスイッチ14a、特定領域95に入球した遊技球を検出する特定領域スイッチ95a、第1左入賞口31、第2左入賞口32、第3左入賞口33に入球した遊技球を検出する入賞口スイッチ31a等の検出信号が入力される。なお、入賞口スイッチ31aの符号は第1左入賞口31に対応しているが、前記各一般入賞口、すなわち第1左入賞口31、第2左入賞口32、第3左入賞口33に対してそれぞれ入賞口スイッチが設けられており、各一般入賞口に遊技球が入ったことを個別に検出可能に構成されている。また、遊技盤中端子板74には、振分回転体94を作動させるための振分回転体モータ94aが接続されており、主制御装置80からの信号が送信されると、振分回転体94が作動する。なお、本実施例では、遊技盤中端子板74には、変動短縮ボタン69が接続されており、変動短縮ボタン69を操作した際には、その信号が主制御装置80に入力される。
主制御装置80は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成して払出制御装置81及びサブ統合制御装置83に出力する。
また、主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1特別図柄表示装置9、第2特別図柄表示装置10及び普通図柄表示装置7の表示、第1特別図柄保留数表示装置18、第2特別図柄保留数表示装置19、及び普通図柄保留数表示装置8の点灯を制御する。
更に、主制御装置80は、第1大入賞口ソレノイド14bを制御することで大入賞口14の開閉を制御し、第2大入賞口ソレノイド91bを制御することで第2大入賞口91の開閉を制御し、普通電動役物ソレノイド(図5では普電役物ソレノイドと表記)12bを制御することで第2始動口12の開閉を制御する。主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や大当り(特別遊技ともいう)等の管理用の信号が外部接続端子78に出力されてホールメインコンピュータ87に送られる。主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータ20を稼働させて賞球を払い出させる。本実施例においては、賞球として払い出される遊技球を計数するための払出スイッチ21の検出信号は払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも主制御装置80と払出制御装置81に払出スイッチ21の検出信号が入力され、主制御装置80と払出制御装置81の双方で賞球の計数を行う構成を用いることも考えられる。
なお、払出制御装置81はガラス枠開放スイッチ35、内枠開放スイッチ36、満杯スイッチ22、球切れスイッチ23からの信号が入力され、満杯スイッチ22により下皿63が満タンであることを示す信号が入力された場合及び球切れスイッチ23により球タンクに遊技球が少ないあるいは無いことを示す信号が入力されると払出モータ20を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。なお、満杯スイッチ22、球切れスイッチ23も、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置81は、その信号が出力されなくなることに起因して払出モータ20の駆動を再開させる。
また、払出制御装置81はCRユニット端子板24を介してプリペイドカードユニットと交信することで払出モータ20を作動させ、貸し球を排出する。払出された貸し球は払出スイッチ21に検出され、検出信号は払出制御装置81に入力される。なお、CRユニット端子板24は精算表示基板25とも双方向通信可能に接続されており、精算表示基板25には、遊技球の貸出しを要求するための球貸ボタン、精算を要求するための返却ボタン、残高表示器が接続されている。
また、払出制御装置81は、外部接続端子78を介して賞球に関する情報、枠(内枠、前枠)の開閉状態を示す情報などをホールコンピュータに送信するほか、発射制御装置84に対して発射停止信号を送信する。
なお、本実施例では遊技球を払い出す構成であるが、入賞等に応じて発生した遊技球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
発射制御装置84は発射モータ30を制御して、遊技球を遊技領域3に遊技球を発射させる。なお、発射制御装置84には払出制御装置81以外に発射ハンドル64からの回動量信号、タッチスイッチ28からのタッチ信号、発射停止スイッチ29から発射停止信号が入力される。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドル64を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射できないようになっている。
サブ統合制御装置83はサブ制御装置に該当し、主制御装置80から送信されてくるデータ及びコマンドを演出中継端子板65を介して受信し、それらを演出表示制御用、音制御用及びランプ制御用のデータに振り分けて、演出表示制御用のコマンド等は演出図柄制御装置82に送信し、音制御用及びランプ制御用は自身に含まれている各制御部位(音声制御装置及びランプ制御装置としての機能部)に分配する。そして、音声制御装置としての機能部は、音声制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカからの音声出力を制御し、ランプ制御装置としての機能部はランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LED、ランプ26を制御する。また、サブ統合制御装置83には、演出ボタン67およびジョグダイヤル68が接続されており、遊技者がこれら各ボタン67、68を操作した際には、その信号がサブ統合制御装置83に入力される。
サブ統合制御装置83と演出図柄制御装置82とは双方向通信が可能である。演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、演出図柄等の演出画像を演出図柄表示装置6に表示させる。
メインルーチンを図6に従って説明する。メインルーチンは、約2msec毎のハード割り込みにより定期的に実行される。本実施形態では、S10〜S65までの1回だけ実行される処理を「本処理」と称し、この本処理を実行して余った時間内に時間の許す限り繰り返し実行されるS70の処理を「残余処理」と称する。「本処理」は上記割り込みにより定期的に実行されることになる。
マイコンによるハード割り込みが実行されると、まず正常割り込みであるか否かが判断される(S10)。この判断処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを判断することにより行われ、マイコンにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行して良いのか否かを判断するためのものである。正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるマイコンの暴走等が考えられるが、マイコンの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えて良いので、たいていが電源投入時である。電源投入時にはRAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
正常割り込みでないと判断されると(S10:no)、初期設定(例えば前記メモリの所定領域への所定値を書き込み、特別図柄及び普通図柄を初期図柄とする等のメモリの作業領域への各初期値の書き込み等)が為され(S15)、残余処理(S70)に移行する。
正常割り込みとの肯定判断がなされると(S10:yes)、初期値乱数更新処理が実行される(S20)。この処理は、初期値乱数の値についてこの処理を実行する毎に+1するインクリメント処理であり、この処理実行前の初期値乱数の値に+1するが、この処理を実行する前の乱数値が最大値である「299」のときには次回の処理で初めの値である「0」に戻り、「0」〜「299」までの300個の整数を繰り返し昇順に作成する。
S20に続く大当り決定用乱数更新処理(S25)は、初期値乱数更新処理と同様に処理を実行する毎に+1するインクリメント処理であり、最大値である「299」のときは次回の処理で初めの値である「0」に戻り、「0」〜「299」までの300個の整数を繰り返し昇順に作成する。なお、大当り決定用乱数の最初の値は、初期値乱数設定処理で設定された値となる。この値が250であったとすると、大当り決定用乱数は「250」「251」「252」・・・「299」「0」「1」・・・と更新されていく。
なお、大当り決定用乱数が1巡(300回、更新されること)すると、そのときの前記初期値乱数の値を大当り決定用乱数の初期値にし、大当り決定用乱数は、その初期値から+1するインクリメント処理を行う。そして、再び大当り決定用乱数が1巡すると、その時の初期値乱数の値を大当り決定用乱数の初期値にする動作を行なう。つまり、この一連の動作を繰り返し続けることになる。前述の例では大当り決定用乱数が「249」になると1巡であるから、「249」の次は前記初期値乱数の値となる。仮に初期値乱数の値が「87」だったとすると、「249」「87」「88」・・・「299」「0」「1」・・・「86」と変化していき、「86」の次は新たな前記初期値乱数の値となる。大当り図柄決定用乱数更新処理(S30)は「0」〜「249」の250個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
S30に続く当り決定用乱数更新処理(S35)は、「0」〜「9」の10個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎で+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。なお、当選することとなる値の数は開放延長状態では「1」、「2」、「3」、「4」、「5」であり、通常状態(非開放延長状態)は「3」である。つまり開放延長状態では5/10の確率で当選し、通常状態では1/10の確率で当選する。この当り決定用乱数更新処理は普通図柄の抽選に使用し、その他の初期値乱数、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数は特別図柄(特図ともいう)の抽選に使用する。
リーチ判定用乱数更新処理(S40)は、「0」〜「228」の229個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎で+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。なお、通常確率状態時で変動時間短縮機能未作動時に当選する値の数は21で、値は「0」〜「20」であり、通常確率状態時で変動時間短縮機能作動時に当選する値の数は5で、値は「0」〜「4」であり、高確率状態時に当選する値の数は6で、値は「0」〜「5」である。
変動パターン決定用乱数更新処理(S45)は、「0」〜「1020」の1021個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎で+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。続く入賞確認処理(S50)では、第1始動口11、第2始動口12の入賞の確認及びパチンコ機50に設けられ主制御装置80に接続された各スイッチ類の入力処理が実行される。本実施例では、遊技球が第1始動口11、第2始動口12に入賞すると大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数、リーチ判定用乱数など複数の乱数を取得されるのだが、保留記憶できる数を第1始動口11と第2始動口12とで夫々4個までとしており、保留記憶が満タンである4個のときに遊技球が対応する始動口(第1始動口11又は第2始動口12)に入賞しても賞球が払出されるだけで、前記複数の乱数は保留記憶されない構成になっている。
続いて、大当りか否かを判定する条件成立判定手段としてのS55の当否判定処理を行う。この当否判定処理(S55)が終了すると、続いて不正監視処理(S60)が実行される。不正監視処理(S60)は、普通入賞口(第1左入賞口31、第2左入賞口32、第3左入賞口33)に対する不正が行われていないか監視する処理であり、所定時間内における入賞口への遊技球の入球が予め決定された規定数よりも多いか否かを判断して、多かった場合には不正と判断され、その旨を報知する処理である。つまり、不正判断手段は、主制御装置80に設けている。
続く各出力処理(S65)では、遊技の進行に応じて主制御装置80は演出図柄制御装置82、払出制御装置81、発射制御装置84、サブ統合制御装置83、第1大入賞口ソレノイド14b、第2大入賞口ソレノイド91b等に対して各々出力処理を実行する。即ち、入賞確認処理(S50)により遊技盤1上の各入賞口に遊技球の入賞があることが検知されたときには賞球としての遊技球を払い出すべく払出制御装置81に賞球データを出力する処理を、遊技状態に対応したサウンドデータをサブ統合制御装置83に出力する処理を、パチンコ機50に異常があるときにはエラー中であることを報知すべく演出図柄制御装置82にエラー信号を出力する処理を各々実行する。
本処理に続く前述の残余処理は、初期値乱数更新処理(S70)から構成されるが、前述したS20と全く同じ処理である。この処理は無限ループを形成し、次の割り込みが実行されるまで時間の許される限り繰り返し実行される。前述したS10〜S65までの本処理を実行するのに必要とされる時間は、大当り処理を実行するか否か、特別図柄の表示態様の相違等により割り込み毎に異なる。この結果、残余処理を実行する回数も割り込み毎に異なり、図6に示された割り込み処理が1回実行されることにより初期値乱数に更新される値も一律ではなくなる。これにより、初期値乱数が大当り決定用乱数と同期する可能性は極めて小さくなる。大当り決定用乱数が1巡したときの、初期値乱数の値(0〜299の300通り)が、同程度に発生するとすれば、同期する確率はわずか1/300である。また、前述した当り決定用乱数更新処理(S35)も残余処理内において実行するよう構成しても良い。
始動入賞確認処理(S50)の概要を図7に示す。当処理は入賞確認処理(S50)のサブルーチンで、主制御装置80は、まず第1始動口スイッチ11aの検出信号に基づいて、第1始動口11に遊技球が入球したか否かを判断する(S100)。肯定判断なら(S100:yes)、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、第1特別図柄の保留記憶(第1保留記憶または第1保留ともいう)が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S105)。
第1保留記憶が満杯でなければ(S105:no)、上記の各乱数を第1保留として記憶し、第1特別図柄保留数表示装置18の点灯態様を1増加させる(S110)。なお、第1特別図柄保留数表示装置18、第2特別図柄保留数表示装置19は、それぞれ4個のLEDの点灯または消灯させることにより保留記憶されている数を表すものである。また、S110では第1特別図柄の保留個数が更新されたことを示すコマンド(保留個数コマンド)をサブ統合制御装置83に送信し、S115に移行する。第1始動口11に遊技球が入球していない場合(S100:no)、又は第1保留が満杯の場合(S105:yes)は、そのままS115に移行する。
第1保留記憶が満杯でなければ(S105:no)、上記の各乱数を第1保留として記憶し、第1特別図柄保留数表示装置18の点灯態様を1増加させる(S110)。なお、第1特別図柄保留数表示装置18、第2特別図柄保留数表示装置19は、それぞれ4個のLEDの点灯または消灯させることにより保留記憶されている数を表すものである。また、S110では第1特別図柄の保留個数が更新されたことを示すコマンド(保留個数コマンド)をサブ統合制御装置83に送信し、S115に移行する。第1始動口11に遊技球が入球していない場合(S100:no)、又は第1保留が満杯の場合(S105:yes)は、そのままS115に移行する。
S115では、第2始動口スイッチ12aの検出信号に基づいて、第2始動口12に遊技球が入球したか否かを判断する。肯定判断なら(S115:yes)、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、第2特別図柄の保留記憶(第2保留記憶または第2保留ともいう)が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S120)。
第2保留記憶が満杯でなければ(S120:no)、上記の各乱数を第2保留として記憶し、第2特別図柄保留数表示装置19の点灯態様を1増加させる(S125)。また、S125では第2特別図柄の保留個数が更新されたことを示すコマンド(保留個数コマンド)をサブ統合制御装置83に送信し、当処理を終了(リターン)する。第2始動口12に遊技球が入球していない場合(S115:no)、又は第2特別図柄の保留記憶が満杯の場合(S120:yes)は、そのまま当処理を終了する。
図8〜11に示す特別図柄当否判定処理では、主制御装置80は、特別電動役物が作動中か否かを大当りフラグに基づいて判断する(S150)。S150の判定が否定判断で、特別図柄が変動中でなく(S155:no)、確定図柄の表示中でもなければ(S160:no)、図9のS200に移行し、第2保留記憶(上記、S125による保留記憶)があるか否かを判断する(S200)。
この保留記憶があれば(S200:yes)、第2保留記憶数をデクリメントし(S205)、S220に進む。第2保留記憶がなければ(S200:no)、第1保留記憶(上記、S110による保留記憶)があるか否かを判断する(S210)。第1保留記憶があれば(S210:yes)、第1保留記憶数をデクリメントし(S215)、S220に進む。
S220では第2保留記憶(但し第2保留が存在する場合は、第1保留の方が古い場合でも第2保留を優先)を読み込んで(その保留記憶は消去する)、読み込んだ大当り決定用乱数と当り値を照合し、大当りか否かを判定する(S220)。当り確率は1/300となる。
肯定判定であれば(S220:yes)、大当り図柄決定用乱数によって当り図柄を決定する(S225)。大当り図柄が決定すると、変動パターン決定用乱数によって変動パターンを決定し(S230)、大当り設定処理を行う(S235)。大当り設定処理とは決定した大当り図柄によって、大当り後の遊技状態(開放延長の有無等)や大当り遊技にかかる情報(大当りのオープニング時間、開放パターン、大当りのエンディング時間、ラウンド数等)を取得する処理である。本実施例の大当り設定処理(S235)は、大当り後に時短遊技に移行する場合には時短設定フラグを1セットとし、大当り後に時短遊技に移行しない場合には時短設定フラグをセットしない(時短設定フラグ=0)。これにより、図15のS615によって大当り後に時短遊技に移行するか否かを判定される。
なお、本実施例のS250は、S245で決定された小当り図柄について変動パターン決定用乱数によって様々な変動パターンを決定しているが(図17、18)、S225においても、S230で決定された大当り図柄について変動パターン決定用乱数によって様々な変動パターンを決定する構成にしてもよい。
S220において外れと判定された場合は(S220:no)、S240に移行し小当りか否かを判定する(S240)。これは、抽出された大当り決定用乱数値と予め決定された小当り値が記憶されたテーブルを比較する。肯定判断であれば(S240:yes)、大当り図柄決定用乱数によって小当り図柄を決定する(S245)。なお、第1特別図柄の小当り確率は図19に示すように1/100となっており、第2特別図柄の小当り確率は298/300となっている。本実施例では、第1特別図柄及び第2特別図柄の両方で、小当り図柄を決定される構成としているが、第2特別図柄のみ小当り図柄が決定される構成にしてもよい。
その後、変動パターン決定用乱数によって変動パターンを決定し(S250)、小当り設定処理(S255)を行い、S275に合流する。なお、S250の変動パターン決定処理は、通常の遊技状態で、第1特別図柄が小当り図柄を決定された場合には図17(a)の中から変動パターンを選択し、開放延長状態では図17(b)の中から変動パターンを選択する。また、通常の遊技状態で、第2特別図柄が小当り図柄を決定された場合には、図18(a)の中から変動パターンを選択し、開放延長状態では図18(b)の中から変動パターンを選択する。
S255の小当り設定処理とは、決定した小当り図柄によって、小当り遊技にかかる情報(小当りのオープニング時間、開放パターン、小当りのエンディング時間等)を取得し、時短回数を減算する処理である。否定判定であれば(S240:no)、大当り図柄決定用乱数によってハズレ図柄を決定する(S260)。変動パターン決定用乱数によって変動パターンを決定し(S265)、ハズレ設定処理(S270)を行い、S275に合流する。S270のハズレ設定処理では、時短回数を減算する処理を行う。
なお、本実施例のS250は、S245で決定された小当り図柄について変動パターン決定用乱数によって様々な変動パターンを決定しているが、S265においても、S260で決定されたハズレ図柄について変動パターン決定用乱数によって様々な変動パターンを決定する構成にしてもよい。
S235、S255又はS270に続いては、上述の抽選結果を示すデータ、具体的には大当り、リーチ外れ(外れであるがリーチ表示有り)、リーチ表示無しの外れのいずれかを示すデータと変動時間を指定する変動パターンのデータが含まれる変動開始コマンド(表示制御コマンド)をサブ統合制御装置83に出力し(S275)、特別遊技処理を行なう。なお、S275の処理により演出図柄表示装置6では演出図柄の変動表示が開始されるが、ほぼ同時に特別図柄の変動も主制御装置80によって開始される。
図8のS155において特別図柄が変動中(S155:yes)と判定された場合には、図10のS300に移行し、図柄変動時間(S230、S250、又はS265の変動パターンに基づく)を経過したか否かを判定する。否定判断であれば(S300:no)、遊技機50の前面に搭載されている変動短縮ボタン69が操作されたか否かを判定する(S310)。否定判断の場合には(S310:no)、特別遊技処理を行う。また、肯定判断であれば(S310:yes)、特別図柄(第1特別図柄、第2特別図柄)の予め決定された変動時間に達する前に図柄を確定させる。その後、確定図柄表示処理(S305)を行なってから特別遊技処理を行う。確定図柄表示処理では、確定図柄を表示する旨のコマンド(図柄確定コマンド)をサブ統合制御装置83に出力するとともに、特別図柄表示装置9,10にコマンドを出力して確定図柄にて停止させる。なお、図柄変動時間を経過している場合には(S300:yes)、そのままS305に移行する。
本実施例の変動短縮ボタン69は、常時操作可能な構成となっており、遊技者が変動短縮ボタン69を操作することで、S315の変動時間短縮処理により特別図柄(第1特別図柄、第2特別図柄)は予め決定された変動時間に達する前に、強制的に大当り図柄、小当り図柄又はハズレ図柄で停止させる構成となっている。なお、変動短縮ボタン69の操作可能な有効期間を開放延長状態時のみにとする構成であってもよいし、第1特別図柄及び第2特別図柄のうち、何れか一方の特別図柄のみ有効とする構成にしてもよい。
図8のS160において確定図柄を表示中と判定された場合には、図11のS350に移行し、確定図柄の表示時間が終了したか否かを判定する。否定判定の場合(S350:no)は特別遊技処理を行う。肯定判定(S350:yes)の場合は、確定図柄の表示を終了し(S355)、確定表示された特別図柄が大当りになる図柄か否かを判定する(S360)。肯定判断された場合(S360:yes)は、時短フラグが1か否かを判定する(S365)。時短フラグが1であれば(S365:yes)、S370にて時短フラグを0にし、S375に移行する。時短フラグが1でなければ(S365:no)、そのままS375に移行する。
S375では条件装置作動開始処理により、大当りフラグをセットする。続くS380にて役物連続作動装置を作動させ、S385にて大当り開始演出処理を行なう。大当り開始演出処理では、大当り遊技を開始するコマンド及び大当り遊技に係る情報(大当りのオープニング時間、開放パターン、大当りのエンディング時間、ラウンド数等)をサブ統合制御装置83に送信する。大当り開始演出処理が終了すると、特別遊技処理を行なう。
S360で、確定表示させた特別図柄が大当りになる図柄でないと判定された場合は、時短フラグが1か否かを判定し、1であれば(S390:yes)、時短回数が0か否かを判定する(S395)。時短回数が0であれば(S395:yes)、S400にて時短フラグを0にしてS405に進む。時短フラグが1でないとき(S390:no)又は時短回数が0ではないとき(S395:no)はそのままS405に移行する。
S405では小当りになる図柄であるか否かを判定する。確定表示された特別図柄が小当りになる表示でないと判定された場合には(S405:no)、そのまま特別遊技処理に移行する。また、確定表示された特別図柄が小当りになる図柄であると判定された場合には(S405:yes)、特別電動役物作動開始処理を行い(S410)、小当り開始演出処理を行う(S415)。小当り開始演出処理では、小当り遊技を開始するコマンド及び小当り遊技に係る情報(小当りのオープニング時間、開放パターン、小当りのエンディング時間)をサブ統合制御装置83に送信する。小当り開始演出処理が終了すると、特別遊技処理を行なう。
本実施例の特別遊技処理について、図12から図16を用いて説明する。
図12に示すように特別遊技処理を開始すると、大当りフラグに基づいて役物連続作動装置が作動しているか否かを判定する(S450)。肯定判定の場合には(S450:yes)、図13のS500に移行する。
本実施例の第1大入賞口14を開放する特別遊技処理のフローチャートについて、図13から図15を用いて説明する。
まず主制御装置80は、第1大入賞口14が開放中か否かを判定する(S500)。第1大入賞口14が開放中ではない場合は(S500:no)、ラウンド間のインターバル中により第1大入賞口14が閉鎖しているのか判定する(S505)。インターバル中でもない場合には(S505:no)、大当り終了演出中であるか判定する(S510)。大当り終了演出中でもない場合には(S510:no)、大当り遊技を開始する演出に要する時間が経過したか否かを判定する(S515)。肯定判定の場合には(S515:yes)、第1大入賞口14の開放処理を行い(S520)、本処理は終了となる。なお、大当り遊技を開始する演出に要する時間を経過していない場合には(S515:yes)、そのまま本処理は終了となる。
図13のS500で第1大入賞口14が開放中であると判定された場合は(S500:yes)、図14のS550に進み、第1大入賞口14に10個入賞したか否かを判定する。なお、本実施例では10個だが、9個、8個でもよく、特に限定するものではない。
第1大入賞口14に10個入賞した場合(S550:yes)には、S560の第1大入賞口閉鎖処理を行う。そして大当りインターバル処理(S565)を行なって、特別遊技処理を終了する。第1大入賞口14に10個入賞していない場合には(S550:no)、第1大入賞口14の開放時間が終了したか否かを判定する(S555)。開放時間が終了した場合(S555:yes)には、S560に合流し、終了していない場合(S555:no)は特別遊技処理を終了する。
本実施例では、特別図柄(第1特別図柄、第2特別図柄)で確定表示された大当り図柄に応じて発生する大当り遊技は、15ラウンドでの大当りが発生し、各ラウンドの最大開放時間は30秒に設定されている。また、図18(b)に示す第2特別図柄で確定表示された小当り図柄(図柄12、14、15、18、20)に応じて発生する小当り遊技により、第2大入賞口91が開放され特定領域95に遊技球を入球させることが出来た場合に発生する大当り遊技は、16ラウンドでの大当りとなっており、各ラウンドの最大開放時間は30秒に設定されている。図18(b)に示す開放延長状態時の第2特別図柄で確定表示された小当り図柄(図柄11、13、16、17、19)に応じて発生する小当り遊技により、第2大入賞口91が開放され特定領域95に遊技球を入球させることが出来た場合に発生する大当り遊技は、10ラウンドでの大当りとなっており、各ラウンドの最大開放時間は30秒に設定されている。本実施例では、通常の遊技状態に応じて発生する小当り遊技により、第2大入賞口91が開放され特定領域95に遊技球を入球させることが出来た場合に発生する大当り遊技は、開放延長状態時の第2特別図柄で確定表示された小当り図柄(図柄12、14、15、18、20)に応じて発生する大当り遊技よりも大当り遊技の価値が小さい構成となっている。
また、大当り図柄に応じて発生する大当り遊技と、第2大入賞口91の特定領域95に入球したことで発生する大当り遊技は、ラウンド数の違いではなく、大当り遊技終了後に時短状態が発生する確率や時短状態の継続期間を異ならせてもよい。その場合には、第2大入賞口91の特定領域に入球した場合に発生する大当り遊技が大当り遊技終了後に時短状態が発生しやすい構成や時短状態の作動期間が長いのが好適である。また、ラウンド数の違い、時短状態の発生率の違い及び時短状態の作動期間を組み合わせた構成にしてもよい。
図13のS505でインターバル中であると判定された場合は(S505:yes)、図14のS570に進み、大当りインターバル時間が経過したか否かを判定する。インターバル時間が経過している場合(S570:yes)は、直前に第1大入賞口14が開いていたのが最終ラウンドか否かを判定する(S575)。最終ラウンドであれば(S575:yes)、大当り終了演出処理(S580)を行い、特別遊技処理を終了する。最終ラウンドでなければ(S585:no)、再び第1大入賞口14を開放する処理(S585)を行い、特別遊技処理を終了する。なお、大当りインターバル時間が経過していないと判定された場合(S570:no)には、そのまま特別遊技処理を終了する。なお、第1大入賞口14を開放・閉鎖する処理においては、サブ統合制御装置83にも信号を送信する。サブ統合制御装置83は、その信号に基づいて、現在のラウンドを把握し、該ラウンドに応じた演出を行なう。
図13のS510で大当りの終了演出中であると判定された場合は(S510:yes)、図15のS600に進み、大当り終了演出時間が経過したか否かを判定する。大当り終了演出時間が経過した場合には(S600:yes)、役物連続作動装置の作動を停止し(S605)、条件装置の作動を停止する(S610)。そして、S235及びS255の処理で設定された大当り又は小当りの設定内容を参照して、時短設定フラグが設定されているか否かを判定する(S615)。時短設定フラグが1に設定されている場合には時短遊技状態に移行するため(S615:yes)、時短回数を設定し(S620)、時短フラグを1に設定し(S625)、S630に移行する。時短設定フラグが1に設定されていない場合には時短遊技状態に移行しないため(S615:no)、そのままS630に移行する。なお、時短回数は100回が設定されている。その後、大当り終了コマンドをサブ統合制御装置83に送信する処理(S630)を行ない、状態指定コマンドをサブ統合制御装置83に送信(S635)する。
S635で設定する時短回数は100回である。時短フラグを1にすると本実施例では特別図柄の平均変動時間短縮、普通図柄の平均変動時間短縮、普通電動役物の開放時間を延長する開放延長機能をセットする。時短に移行しない場合(S615:no)はS630に直行する。
図12に戻り、役物連続作動装置作動していない場合には(S450:no)、特別電動役物が作動しているか否かを判定する(S455)。否定判定の場合には(S455:no)、そのまま終了となる。肯定判定の場合には(S455:yes)、第1特別図柄又は第2特別図柄のうち、どちらか一方の特別図柄に基づく小当り開始演出中であるか否かを判定する(S460)。肯定判定なら(S460:yes)、小当りの開始演出の終了時間か否かを判定し(S485)、肯定判定の場合には(S485:yes)、第2大入賞口91を開放する第2大入賞口開放処理を行う(S490)。尚、本実施例での小当り遊技は、第2大入賞口91の開放を0.9秒間で1回行う構成になっている。S490の処理後、特定領域95の特定領域有効化処理を行う(S495)。S495の処理は、有効期間の計測を開始し、特定領域スイッチ96aによる検出結果を有効とする処理である。小当り開始演出が終了時間ではない場合には(S485:no)、終了する。
S455において否定判定の場合には(S460:no)、第2大入賞口91が開放中であるか否かを判定する(S465)。否定判定の場合には(S465:no)、特定領域95が有効であるか否かを判定する(S470)。否定判定の場合には(S470:no)、小当り終了演出中であるか否かを判定する(S475)。否定判定の場合には(S475:no)、小当り開始演出処理(S480)を行い、終了となる。小当り終了演出中ではないと判定された場合には(S475:yes)、小当り終了演出の終了時間であるか否かを判定する(S476)。終了時間に達していない場合には(S476:no)、そのままリターンとなる。小当り終了演出の終了時間に達している場合には(S476:yes)、特別電動役物作動停止処理を行い(S477)、小当り終了コマンドをサブ統合制御装置83に送信する処理を行い(S478)、終了となる。
第2大入賞口91が開放中である場合には(S465:yes)、第2大入賞口91への入賞球数が10個であるか否かを判定し(S496)、肯定判定なら(S496:no)、第2大入賞口開放時間終了であるか否かを判定する(S497)。否定判定の場合(S497:no)及び特定領域95が有効である場合には(S470:yes)、図16のS650に移行する。第2大入賞口91への入賞球数が10個ではない場合(S496:yes)と第2大入賞口91が開放時間終了している場合には(S497:yes)、第2大入賞口91の閉鎖処理を行う(S498)。その後、小当り終了演出処理を行う(S499)。なお、本実施例では、小当り遊技での第2大入賞口91の開放動作を1回の構成で説明したが、それ以外の回数開放する構成としても良い。
図16のS650では、特定領域95に入球したか否かを判定する。これは、特定領域スイッチ95aの検出結果に基づき判定される。否定判定の場合には(S650:no)、有効化期間が終了しているか否かを判定し(S685)、肯定判定の場合には(S685:yes)、特定領域95の無効化処理を行い(S690)、終了となる。否定判定の場合には(S685:no)、そのまま終了となる。ここで、有効化期間はその計測開始(S495)から5秒とされている。
特定領域95に入球した場合には(S650:yes)、条件装置作動開始処理を行い(S655)、役物連続作動装置作動開始処理を行う(S660)。S610では、役物連続作動装置を作動させる。S660の後に、第2大入賞口91が開放中であるか否かを判定し(S665)、肯定判定の場合には(S665:yes)、第2大入賞口閉鎖処理を行い(S670)、否定判定の場合(S665:no)と同様に特定領域無効化処理へと移行する(S675)。S675は、有効化期間計測を終了させ、特定領域スイッチ96aによる検出結果を無効とする処理である。その後、役物大当り開始演出処理を行い(S680)、終了となる。なお、役物大当り開始演出処理(S680)は、主制御装置80からサブ統合制御装置83に役物大当り開始演出コマンドが送信されている。
図17(a)は、通常時の第1特別図柄で確定表示される小当り図柄の種類と小当り図柄で確定表示されるまで予め決定された変動時間との関係を示すテーブルと、図17(b)は、開放延長状態での第1特別図柄で確定表示される小当り図柄の種類と小当り図柄で確定表示されるまで予め決定された変動時間との関係を示すテーブルである。図17(a)及び図17(b)は、本実施例の変動パターンの種類を示しているが、これらに限定されるものではない。
図17(a)に示すA変動パターン1からA変動パターン10は、本実施例の弾球遊技機の通常の遊技状態時で第1特別図柄が小当り図柄で確定表示されるまでの予め決定された変動時間の種類を示す。
小当り図柄1に対応するA変動パターン1は第1特別図柄の変動時間1秒、小当り図柄2に対応するA変動パターン2は第1特別図柄の変動時間1.4秒、小当り図柄3に対応するA変動パターン3は第1特別図柄の変動時間1.2秒、小当り図柄4に対応するA変動パターン4は第1特別図柄の変動時間1.1秒、小当り図柄5に対応するA変動パターン5は第1特別図柄の変動時間1.7秒、小当り図柄6に対応するA変動パターン6は第1特別図柄変の変動時間0.9秒、小当り図柄7に対応するA変動パターン7は第1特別図柄の変動時間0.8秒、小当り図柄8に対応するA変動パターン8は第1特別図柄の変動時間1.3秒、小当り図柄9に対応するA変動パターン9は第1特別図柄の変動時間1.2秒、小当り図柄10に対応するA変動パターン10は第1特別図柄の変動時間1.4秒を示す。なお、A変動パターン1からA変動パターン10については、S250の変動パターン決定処理で決定される大当り時の変動パターンである。
図17(b)に示すB変動パターン1からB変動パターン10は、本実施例の弾球遊技機の開放延長状態時で第1特別図柄が小当り図柄で確定表示されるまでの予め決定された変動時間の種類を示す。
小当り図柄11に対応するB変動パターン1は第1特別図柄の変動時間1秒、小当り図柄12に対応するB変動パターン2は第1特別図柄の変動時間1.4秒、小当り図柄13に対応するB変動パターン3は第1特別図柄の変動時間1.2秒、小当り図柄14に対応するB変動パターン4は第1特別図柄の変動時間1.1秒、小当り図柄15に対応するB変動パターン5は第1特別図柄の変動時間1.7秒、小当り図柄16に対応するB変動パターン6は第1特別図柄変の変動時間0.9秒、小当り図柄17に対応するB変動パターン7は第1特別図柄の変動時間0.8秒、小当り図柄18に対応するB変動パターン8は第1特別図柄の変動時間1.3秒、小当り図柄19に対応するB変動パターン9は第1特別図柄の変動時間1.2秒、小当り図柄20に対応するB変動パターン10は第1特別図柄の変動時間1.4秒を示す。なお、B変動パターン1からB変動パターン10については、S250の変動パターン決定処理で決定される大当り時の変動パターンである。
なお、本実施例のように、開放延長状態時の第1特別図柄が停止するまでの予め決定された変動時間は、図3に示す振分装置93に備えられた振分回転体94が所定の位置から一回転して、当該位置に戻ってくるまでに係る時間(例えば、2秒間)よりも短い時間が選択される構成が望ましい。
図18(a)は、通常時の第2特別図柄で確定表示される小当り図柄の種類と小当り図柄で確定表示されるまで予め決定された変動時間との関係を示すテーブルと、図18(b)は、開放延長状態での第1特別図柄で確定表示される小当り図柄の種類と小当り図柄で確定表示されるまで予め決定された変動時間との関係を示すテーブルである。図18(a)及び図18(b)は、本実施例の変動パターンの種類を示しているが、これらに限定されるものではない。
図18(a)に示すC変動パターン1からC変動パターン10は、本実施例の弾球遊技機の通常の遊技状態時で第2特別図柄が小当り図柄で確定表示されるまでの予め決定された変動時間の種類を示す。
小当り図柄1に対応するC変動パターン1は第2特別図柄の変動時間1秒、小当り図柄2に対応するC変動パターン2は第2特別図柄の変動時間1.4秒、小当り図柄3に対応するC変動パターン3は第2特別図柄の変動時間1.2秒、小当り図柄4に対応するC変動パターン4は第2特別図柄の変動時間1.1秒、小当り図柄5に対応するC変動パターン5は第2特別図柄の変動時間1.7秒、小当り図柄6に対応するC変動パターン6は第2特別図柄変の変動時間0.9秒、小当り図柄7に対応するC変動パターン7は第2特別図柄の変動時間0.8秒、小当り図柄8に対応するC変動パターン8は第2特別図柄の変動時間2秒、小当り図柄9に対応するC変動パターン9は第2特別図柄の変動時間1.2秒、小当り図柄10に対応するC変動パターン10は第2特別図柄の変動時間1.4秒を示す。なお、C変動パターン1からC変動パターン10については、S250の変動パターン決定処理で決定される大当り時の変動パターンである。
図18(b)に示すD変動パターン1からD変動パターン10は、本実施例の弾球遊技機の開放延長状態時で第2特別図柄が小当り図柄で確定表示されるまでの予め決定された変動時間の種類を示す。
小当り図柄11に対応するD変動パターン1は第2特別図柄の変動時間1秒、小当り図柄12に対応するD変動パターン2は第2特別図柄の変動時間30秒、小当り図柄13に対応するD変動パターン3は第2特別図柄の変動時間1.2秒、小当り図柄14に対応するD変動パターン4は第2特別図柄の変動時間25秒、小当り図柄15に対応するD変動パターン5は第2特別図柄の変動時間20秒、小当り図柄16に対応するD変動パターン6は第2特別図柄変の変動時間0.9秒、小当り図柄17に対応するD変動パターン7は第2特別図柄の変動時間0.8秒、小当り図柄18に対応するD変動パターン8は第2特別図柄の変動時間20秒、小当り図柄19に対応するD変動パターン9は第2特別図柄の変動時間1.2秒、小当り図柄20に対応するD変動パターン10は第2特別図柄の変動時間45秒を示す。なお、D変動パターン1からD変動パターン10については、S250の変動パターン決定処理で決定される小当り時の変動パターンである。なお、本実施例では小当り図柄に対応して変動パターンが設けられているが、同じ小当り図柄である場合でも、複数の変動パターンが選択されることがあってもよい。この場合、特定領域95への入球によって発生する大当り価値が高いものであるほうが、図18(b)に示すD変動パターン2,4,5,8,10に対応する変動時間が選択されやすい構成とするとよい。こうすると変動時間が長いもののほうが、大当りになったときに有利である可能性が高いので遊技者に操作手段を操作させる動機になる。
図19は、本実施例のパチンコ機50の基本的仕様を示すテーブルを示す。
図19に示すように、本実施例のパチンコ機50は通常確率遊技状態では、大当り確率は1/300と設定されている。また、第1特別図柄での小当り確率は1/100、第2特別図柄での小当り確率は298/300に設定されている。第1始動口11、第2始動口12への賞球数は3個となっている。また、その他入賞口への賞球数は10個、第1大入賞口14への賞球数は13個となっている。また、第1大入賞口14の規定入賞数は10個となっている。普通図柄当り確率は、パチンコ機50が通常遊技状態では1/10、開放延長状態では5/10となっている。普通電動役物開放時間は、パチンコ機50が通常遊技状態では、0.2秒、時短状態では、1秒を3回となっている。
図20から図21は、第1実施例の演出図柄の演出態様の一例を示す。
図20(a)に示すように演出図柄表示装置6には、特別図柄に対応する変動中の左演出図柄98、中演出図柄99、右演出図柄100が表示されている。また、演出図柄表示装置6に右上には、演出キャラクタ101として「熊の達吉」が表示されている。
図20(b)は、変動中の特別図柄で確定表示される図柄に応じて小当り遊技が発生されると判定されるが、変動短縮ボタン69の操作を指示する報知がされない場合の演出態様の一例を示す。
演出図柄表示装置6は、特別図柄に対応する左演出図柄98が「2」で停止し、中演出図柄99、右演出図柄100が変動中であることを示している。また、演出図柄表示装置6に右上には、演出キャラクタ101として「熊の達吉」が表示されている。
図20(b)の場合には、開放延長中の第2特別図柄で小当り図柄12、14、15、18、20に応じた小当り遊技が発生されないと判定された場合の変動中であることを示す(図17(b)、図18(b)に示すD変動パターン1,3,6,7,9)。
図20(c)に示すように、演出図柄表示装置6では、特別図柄に対応する左演出図柄98が「2」、中演出図柄99が「4」、右演出図柄100が「6」で停止しており、小当りが当ったこと(小当り確定)を遊技者に報知している。また、演出図柄表示装置6に右上には、演出キャラクタ101として笑った「熊の達吉」が表示されている。また、符号106が示す表示には、「小当り遊技発生!!」と表示されている。
図21(a)に示すように演出図柄表示装置6には、特別図柄に対応する変動中の左演出図柄98、中演出図柄99、右演出図柄100が表示されている。また、演出図柄表示装置6に右上には、演出キャラクタ101として「熊の達吉」が表示されている。
図21(b)は、開放延長状態中で変動中の特別図柄で確定表示される図柄に応じて小当り遊技が発生されると判定され、変動短縮ボタン69の操作を指示する報知がされた場合の演出態様の一例を示す。
演出図柄表示装置6は、第2特別図柄に対応する左演出図柄98が「2」で停止し、中演出図柄99、右演出図柄100が変動中であることを示している。また、演出図柄表示装置6に右上には、演出キャラクタ101として「熊の達吉」が表示されている。
符号107が示す表示には、「変動短縮ボタンを押せ!!」という指示となっている。
本実施例で、図18(b)に示すように開放延長状態中に第2特別図柄で小当り図柄12、14、15、18、20が選択された場合の変動時間中に限り、遊技者に変動短縮ボタン69の操作を指示する報知が実行される構成となっている。
図21(c)に示すように、演出図柄表示装置6では、特別図柄に対応する左演出図柄98が「2」、中演出図柄99が「4」、右演出図柄100が「6」で停止しており、小当りが当ったこと(小当り確定)を遊技者に報知している。また、演出図柄表示装置6に右上には、演出キャラクタ101として笑った「熊の達吉」が表示されている。符号106が示す表示には「小当り遊技発生!!」となっている。
図21(d)は、小当り遊技開始時に、第2大入賞口91の開閉部材92が開放されたタイミングが振分装置93の特定領域95が所定の位置にある場合に報知される演出態様の一例を示す。
図21(d)に示すように、演出図柄表示装置6には、演出キャラクタ101として笑顔の「熊の達吉」が表示されている。また、符号108が示す表示には、「V入賞するかも!?」と表示されている。図21(b)の符号107が示す表示による遊技者の変動短縮ボタン69の操作を指示する報知後、遊技者が変動短縮ボタン69の操作を行い、第2特別図柄で予め決定された変動時間に達する前に確定表示され、確定表示された小当り図柄に応じた小当り遊技が開始する。本実施例の符号108が示す表示は、小当り遊技開始時に、第2大入賞口91の開閉部材92が開いたタイミングが、図3に示す振分回転体94に設けられた特定領域95が所定の位置にある場合に限り、表示される構成となっている。
ここで、「所定の位置」とは、第2大入賞口91に入球した遊技球が第2大入賞口91への入球から振分回転体94に振り分けられるタイミングの時間と、振分回転体94の一定の動作により特定領域95が入球可能位置にくるまでの時間が略同一になるようなタイミングの位置である。たとえば、振り分け回転体94の1周する時間が2秒とした場合に、第2大入賞口91への入球から、振分回転体94に振り分けられる位置までにかかるおおよその時間を2秒とすると、第2大入賞口91への入球時におおよそ特定領域95が正面側にいる位置となる。こうすると、入球から、2秒で振分回転体94に到達するときにはちょうど特定領域95に振り分けられることに成る可能性が高いことになる。なお、本図例では、第2大入賞口91の開閉部材92の開放される場合の演出態様のみ示しているが、第2大入賞口91に遊技球が入球したタイミングに、振分回転体94が所定の位置にある場合に、報知する構成にしてもよい。
遊技者は変動短縮ボタンを操作して第2特別図柄が予め決定された変動時間に達する前に確定表示され、確定表示された図柄が小当り図柄の場合には小当り遊技が発生する。図21(d)に示す遊技者に報知する構成にすることで、第2大入賞口91の開閉部材92が開放されたタイミング又は遊技者が第2大入賞口91へ遊技球を入球させたタイミングが、適切であるか把握することができる。
以上の弾球遊技機によれば、開放延長状態中に小当り遊技が発生する判定がされた場合には、遊技者に変動短縮ボタン69の操作を指示する構成となっているため、遊技者のタイミングで小当り遊技を発生させ、第2大入賞口91の開閉部材92を開放させるので、第2大入賞口91の開放するタイミングを遊技者自身で選択でき、開放されたタイミングで第2大入賞口91に設けられた特定領域95に遊技球が入球することで、大当り遊技に移行しないことがわかってしまい楽しめないといったことがなく、遊技者に技術介入させることができる。
また、振分回転体94は第2大入賞口91に入球した遊技球を振り分けるための一定の動作を繰り返すからこそ、遊技者は第2大入賞口91に備えられた特定領域95に遊技球が入球することで、大当り遊技の発生を狙うことができるため、一定の動作を繰り返すことに面白みを与えることが可能となる。なお、技術介入とはいっても、遊技者にとって有利な開放延長状態のみ、このような遊技性を楽しめ、2種タイプ(羽根物タイプ)のタイミング打法などの不正の心配をしなくてもよい。
変動短縮ボタン69の操作の指示し、遊技者に変動短縮ボタン69を操作させることで、小当り遊技が発生することを報知することができる。また、開放延長状態のみ変動短縮ボタン69の操作を指示する報知されるため、開放延長状態以外に第2大入賞口91に備えられた特定領域95に遊技球が入球することで、大当り遊技が発生することが容易になってしまうことを防ぐことができる。
また、開放延長状態の第2特別図柄の変動時間を図18(b)に示すように振分回転体94の一定の動作に係る時間(例えば、2秒)よりも短い時間の変動時間の場合には(D変動パターン1、3、6、7、9)、遊技者は第2大入賞口91を開放し、特定領域95への遊技球の入球狙っても、入球させるのが困難である。また、振分回転体94の一定の動作よりも長い時間である変動時間の場合には(D変動パターン2、4、5、8、10)、遊技者は変動短縮ボタン69を操作し、予め決定された変動時間に達する前にS315の変動時間短縮処理によって確定された小当り図柄に応じた小当り遊技が発生させ、特定領域95へ遊技球の入球を狙う。遊技者は小当り遊技の度に特定領域95への入球を狙っていることを面倒となる可能性があるが、適度に発生させることで、遊技者の趣向の低下を防ぐことができる。
ここで第1実施例の構成・状態と、本発明の構成要件との対応関係を示す。
本発明の「第1始動口」が第1始動口11に相当し、「第2始動口」が第2始動口12に相当し、「第1大入賞口」が第1大入賞口14に相当し、「特定領域」が特定領域95に相当し、「第2大入賞口」が第2大入賞口91に相当し、「当否判定手段」、「大当り当否判定手段」及び「小当り当否判定手段」が図6のS55に相当し、「第1特別図柄」が第1特別図柄に相当し、「第2特別図柄」が第2特別図柄に相当し、「振分装置」が振分装置93に相当し、「開放延長手段」が図15のS615からS625に相当し、「操作手段」が変動短縮ボタン69に相当し、「変動時間短縮制御手段」が図10のS315に相当し、「短縮操作指示手段」が図21(b)の符号107が示す表示に相当し、「変動パターン決定手段」が図9のS230、S250及びS265に相当し、「変動パターン1」が図18(b)のD変動パターン1,3,6,7,9に相当し、「変動パターン2」が図18(b)のD変動パターン2,4,5,8,10に相当する。
[実施例2]
本発明の第2実施例について図22〜図23を用いて説明する。なお、本実施例は実施例1と共通点が多いため、異なる点を重点的に説明する。
図22(a)に示すC変動パターン1からC変動パターン10は、第2実施例のパチンコ機50の通常の遊技状態時で第2特別図柄が小当り図柄で確定表示されるまでの予め決定された変動時間の種類を示す。
小当り図柄1に対応するC変動パターン1は第2特別図柄の変動時間1秒、小当り図柄2に対応するC変動パターン2は第2特別図柄の変動時間1.4秒、小当り図柄3に対応するC変動パターン3は第2特別図柄の変動時間1.2秒、小当り図柄4に対応するC変動パターン4は第2特別図柄の変動時間1.1秒、小当り図柄5に対応するC変動パターン5は第2特別図柄の変動時間1.7秒、小当り図柄6に対応するC変動パターン6は第2特別図柄変の変動時間0.9秒、小当り図柄7に対応するC変動パターン7は第2特別図柄の変動時間0.8秒、小当り図柄8に対応するC変動パターン8は第2特別図柄の変動時間2秒、小当り図柄9に対応するC変動パターン9は第2特別図柄の変動時間1.2秒、小当り図柄10に対応するC変動パターン10は第2特別図柄の変動時間1.4秒を示す。なお、C変動パターン1からC変動パターン10については、S250の変動パターン決定処理で決定される大当り時の変動パターンである。
図22(b)に示すD変動パターン1からD変動パターン10は、第2実施例の弾球遊技機の開放延長状態時で第2特別図柄が小当り図柄で確定表示されるまでの予め決定された変動時間の種類を示す。
小当り図柄11に対応するD変動パターン1は第2特別図柄の変動時間30秒、小当り図柄12に対応するD変動パターン2は第2特別図柄の変動時間15秒、小当り図柄13に対応するD変動パターン3は第2特別図柄の変動時間20秒、小当り図柄14に対応するD変動パターン4は第2特別図柄の変動時間17秒、小当り図柄15に対応するD変動パターン5は第2特別図柄の変動時間23秒、小当り図柄16に対応するD変動パターン6は第2特別図柄変の変動時間18秒、小当り図柄17に対応するD変動パターン7は第2特別図柄の変動時間15秒、小当り図柄18に対応するD変動パターン8は第2特別図柄の変動時間25秒、小当り図柄19に対応するD変動パターン9は第2特別図柄の変動時間30秒、小当り図柄20に対応するD変動パターン10は第2特別図柄の変動時間15秒を示す。なお、D変動パターン1からD変動パターン10については、S250の変動パターン決定処理で決定される大当り時の変動パターンである。
第2実施例では、第1実施例とは異なり開放延長状態の第2特別図柄が小当り図柄で確定表示されるまでの予め決定された変動時間は、振分回転体94の一定の動作に係る時間(例えば、2秒)よりも全て長い時間に設定されている。
図23は、第2実施例の演出図柄の演出態様の一例を示す。
図23(a)に示すように演出図柄表示装置6には、特別図柄に対応する変動中の左演出図柄98、中演出図柄99、右演出図柄100が表示されている。また、演出図柄表示装置6に右上には、演出キャラクタ101として「熊の達吉」が表示されている。
図23(b)は、第2実施例の開放延長状態で、変動中の第2特別図柄で確定表示される図柄に応じて小当り遊技が発生すると判定された場合に行われる変動短縮ボタン69の操作を指示する演出態様の一例を示す。
演出図柄表示装置6の左下には、第2特別図柄に対応する左演出図柄98、中演出図柄99、右演出図柄100が小さく表示されている。左演出図柄98は「2」で停止し、中演出図柄99及び右演出図柄100は変動中である。また、演出図柄表示装置6に右上には、演出キャラクタ101として「熊の達吉」が表示されている。演出キャラクタ101の下には、メータ105が表示されており、メータ105の真ん中には、成功領域102が表示されている。メータ105の成功領域102以外の領域は失敗領域110となっている。メータ105の上下に白色の三角逆三角同士が線で繋がったマークが示されており、このマークは変動短縮ボタン押圧指標マーク103となっている。矢印104が示す表示は、変動短縮ボタン押圧指標マーク103の移動方向と移動距離を示している。つまり、変動短縮ボタン押圧指標マーク103は、メータ105の左端から右端を左右に移動する構成となっており、符号109が示す表示の「真ん中に目印がきたら、ボタンを押せ!!」とおりに、本図例では、変動中の第2特別図柄で確定表示される図柄に応じて小当り遊技が発生すると判定された場合に、遊技者が変動短縮ボタン69を操作して、後述する変動短縮ボタン押圧指標マーク103をタイミングよく成功領域102で停止させる構成となっている。遊技者がタイミングを外してしまうと、変動短縮ボタン押圧指標マーク103は、失敗領域110で停止する構成となっている。このメータ105は振分回転体94の動作と連動しているものとなっており、真ん中のタイミングで、操作することで小当りが発生し、第2大入賞口91が開放したタイミングで入球するとちょうど特定領域95に振り分けられる位置となるようになっている。なお、これは主制御装置80が振分回転体94の特定領域95の位置情報を把握しており、サブ統合制御装置83に位置情報を所定期間毎や電源投入時などに送信することで、サブ統合制御装置83が位置を把握可能とし、サブ統合制御装置83は振分回転体94の回転周期を予め記憶されていることで、表示可能な構成となっている。なお、サブ統合制御装置83が特定領域95の振り分けられるタイミングを把握できる構成であれば問題なく、特にこの構成に限定されない。
図23(c)に示すように、遊技者が変動短縮ボタン69を操作したことに伴い、第2特別図柄の予め決定された変動時間に達する前に小当り図柄で確定表示され、演出図柄表示装置6には第2特別図柄に対応する左演出図柄98が「2」、中演出図柄99が「4」、右演出図柄100が「6」で停止しており、小当りが当ったこと(小当り確定)を遊技者に報知している。
本図例では遊技者が変動短縮ボタン69の操作を行ったが、変動短縮ボタン押圧指標マーク103は失敗領域110で停止している。また、演出図柄表示装置6に右上に表示されている演出キャラクタ101の「熊の達吉」が残念そうな表情を示している。符号111が示す表示は、「惜しい・・・大当りになるか?・・」となっている。なお、本図例では、変動短縮ボタン69を操作されたことを明確に報知するために、変動短縮ボタン69が操作されると変動短縮ボタン押圧指標マーク103は白色の三角と逆三角の表示態様から黒色の三角逆三角へ変化する構成となっている。本図例の場合、遊技者の変動短縮ボタン69を操作して、変動中の特別図柄で残された予め決定された変動時間に達する前に停止させ、確定表示された小当り図柄に応じた小当り遊技が発生する。変動短縮ボタン押圧指標マーク103が失敗領域110で停止しているため、小当り遊技が発生し遊技者が第2大入賞口91に遊技球を入球させても、振分装置93に設けられた振分回転体94の特定領域95に遊技球が入球し大当り遊技が発生することが難しいことを示す。つまり、遊技者の変動短縮ボタン69の操作したタイミングが適切なタイミングではなかったことになる。
図23(d)に示すように、遊技者が変動短縮ボタン69を操作したことに伴い、第2特別図柄の予め決定された変動時間に達する前に小当り図柄で確定表示され、演出図柄表示装置6には第2特別図柄に対応する左演出図柄98が「2」、中演出図柄99が「4」、右演出図柄100が「6」で停止しており、小当りが当ったこと(小当り確定)を遊技者に報知している。
本図例では遊技者が変動短縮ボタン69の操作を行い、変動短縮ボタン押圧指標マーク103は成功領域110で停止している。また、演出図柄表示装置6に右上に表示されている演出キャラクタ101の「熊の達吉」が嬉しそうな表情を示している。符号111が示す表示は、「ナイスタイミング!大当りになるかも!?」となっている。本図例の場合、遊技者の変動短縮ボタン69を操作して、変動中の特別図柄で残された予め決定された変動時間に達する前に停止させ、確定表示された小当り図柄に応じた小当り遊技が発生する。変動短縮ボタン押圧指標マーク103が成功領域102で停止しているため、小当り遊技が発生し遊技者が第2大入賞口91に遊技球を入球させても、振分装置93に設けられた振分回転体94の特定領域95に遊技球が入球し大当り遊技が発生し易いことを示す。つまり、適切なタイミングで遊技者は変動短縮ボタン69を操作したことになる。
以上の弾球遊技機によれば、図22(b)に示す開放延長状態中に第2特別図柄で小当り図柄が確定表示されるまでの全て変動時間は、振分装置93の振分回転体94に設けられた特定領域95が所定の位置から振分回転体94の動作により一回転して、所定の位置までに至るまでの時間(例えば、2秒間)よりも長い時間に設定されている。図22(b)に示す変動時間中に、図23(b)に示すように演出図柄表示装置6で遊技者が適切なタイミングで変動短縮ボタン69を操作できるような指示が行われるため、遊技者は変動短縮ボタン69の操作し、第2特別図柄で予め決定された変動時間に達する前に小当り図柄で確定表示させるタイミングがわからない初心者にとっても変動短縮ボタン69の操作することが可能となる。
1:遊技盤
5:センターケース
6:演出図柄表示装置
11:第1始動口
11a:第1始動口スイッチ
12:第2始動口
12a:第2始動口スイッチ
14:第1大入賞口
14a:カウントスイッチ
14b:第1大入賞口ソレノイド
50:パチンコ機
80:主制御装置
81:払出制御装置
82:演出図柄制御装置
83:サブ統合制御装置
91:第2大入賞口
91b:第2大入賞口ソレノイド
92:開閉部材
93:振分装置
94:振分回転体
94a:振分回転体モータ
95:特定領域
95a:特定領域スイッチ
96:誘導路
97:演出領域
102:成功領域
103:変動短縮ボタン押圧指標マーク
105:メータ
107〜109:符号
110:失敗領域

Claims (5)

  1. 常時入球可能な第1始動口と、
    普通図柄の判定結果により作動する電動役物により開閉可能な第2始動口と、
    開閉可能な第1大入賞口及び特定領域を備えた第2大入賞口と、
    前記第1始動口、該第2始動口に遊技球が入球したことに起因して抽出された乱数値によって当否判定を実行する当否判定手段と、
    前記第1始動口に起因した該当否判定手段による当否判定の結果を予め決定された変動時間後に表示する第1特別図柄と、
    前記第2始動口に起因した前記当否判定手段による当否判定の結果を予め決定された変動時間後に表示する第2特別図柄とを備えており、
    前記当否判定手段は、前記第1始動口、前記第2始動口に遊技球が入球したことに起因して抽出された乱数値によって前記第1大入賞口を開放させる大当り遊技に移行するか否かを判定する大当り当否判定手段及び前記第2大入賞口を開放させる小当り遊技に移行するか否かを判定する小当り当否判定手段から構成され、
    前記第2大入賞口には、前記第2大入賞口内に入球した遊技球を前記特定領域又はそれ以外の部位の何れかに振り分けるための一定の動作を繰り返す振分装置を備え、
    前記小当り当否判定手段による当否判定の結果により小当り遊技を示す図柄が表示され小当り遊技に移行すると、前記第2大入賞口を開放し、かつ前記第2大入賞口に備えられた前記特定領域に遊技球が入球することで、前記大当り遊技に移行する構成とし、
    前記大当り遊技終了後に、前記第2始動口の開放状態を入球が容易となるよう開放延長する開放延長手段とを備えた弾球遊技機において、
    前記第1特別図柄よりも前記第2特別図柄のほうが前記小当り当否判定手段により小当り遊技に移行させる確率が高く、
    遊技者が操作可能な操作手段と、
    遊技者による該操作手段の操作に起因して、変動中の前記第1特別図柄及び前記第2特別図柄を前記予め決定された変動時間に達する前に前記当否判定の結果を表示させる変動時間短縮制御手段と、
    開放延長時に前記小当り当否判定手段により前記小当り遊技に移行させるとの判定された場合には、遊技者に前記操作手段の操作を指示する報知を実行する短縮操作指示手段とを備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記当否判定手段は、前記第1特別図柄及び前記第2特別図柄の変動時間を決める変動パターンを、複数種類の変動パターンより予め決定する変動パターン決定手段を備え、
    該変動パターン決定手段は、開放延長時の前記第2特別図柄の変動時間を前記振分装置の一定の動作よりも短い時間である変動パターン1と、前記振分装置の一定の動作よりも長い時間である変動パターン2から決定し、
    前記短縮操作指示手段は、該変動パターン2が決定された場合のみ実行することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記小当り遊技を示す図柄は、前記第2大入賞口に備えられた前記特定領域に遊技球が入球することで移行する前記大当り遊技の価値が異なる複数の図柄を備え、
    前記変動パターン決定手段は、
    前記第2大入賞口に備えられた前記特定領域に遊技球が入球することで移行する前記大当り遊技の価値が高い小当り遊技を示す図柄の場合には、前記変動パターン1よりも前記変動パターン2を決定する可能性が前記大当り遊技の価値が低い小当り遊技を示す図柄の場合より高いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記短縮操作指示手段による指示する報知が実行され、前記操作手段の操作に起因して前記変動時間短縮制御手段が作動された場合に、小当り遊技中の前記第2大入賞口を開放するタイミング又は前記第2大入賞口への遊技球が入球するタイミングに、前記振分手段が所定の位置にある場合には、前記特定領域に遊技球が振り分けられる可能性が高いことを遊技者に示唆する第2大入賞口タイミング示唆手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の弾球遊技機。
  5. 前記短縮操作指示手段は、
    前記変動パターン決定手段により決定された前記変動パターン2の変動時間中に、前記振分装置の位置に連動した適切なタイミングの指示を実行する操作タイミング指示手段とを備えたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の弾球遊技機。
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