JP2015128359A - 過電圧保護回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】瞬間的な過大電圧から機器を保護する小型・低コストの過電圧保護回路を提供する。
【解決手段】制御部40は、上下アームの両方のトランジスタQ3a、Q3b,Q4a、Q4b,Q5a、Q5bをオフする際に、バランス回路33a,33bをトランジスタQ3a,Q3b及びダイオードD3a,D3bに、バランス回路34a,34bをトランジスタQ4a,Q4b及びダイオードD4a,D4bに、バランス回路35a,35bをトランジスタQ5a,Q5b及びダイオードD5a,D5bに対応するように接続するので、上アームのスイッチング素子のトランジスタQ3a、Q4a、Q5a、ダイオードD3a,D4a,D5aの両端にかかる分圧値V1と、下アームのスイッチング素子のトランジスタQ3b、Q4b、Q5b、ダイオードD3b,D4b,D5bの両端にかかる分圧値V2とが均等になり、破壊を防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、過電圧保護回路に関する。
交流電圧を整流して直流電圧を得る機器においては、直流電圧は交流電圧に応じて変動する。特に、電源電圧の変動が起こり易い地域で使用される機器は、電圧上昇時の対策如何によっては、機器の故障を招く虞がある。それゆえ、特許文献1(特開2007−166815号公報)に開示されているような過電圧保護手段が設けられる。この過電圧保護手段は、入力変圧器を負荷時タップ切換器付き変圧器とし、インバータに閾値以上の電圧が所定時間を越えて入力されたときに、負荷時タップ切換器付き変圧器のタップを低圧側に切り換えている。
しかしながら、上記のような負荷時タップ切換器付き変圧器は大規模な電気設備向けとしては適しているが、家電製品などのインバータ制御される機器に適用することは容易ではない。
また、電源電圧が過大となるのに要する時間は極めて短く、上記のようなタップ切換は時間がかかり過ぎるので、機器を確実に保護することは困難である。さらに、半導体素子のような、過電圧に耐えうる時間が短いものについては、リレーによる遮断では保護ができない。かといって瞬間的な過大電圧のためだけに半導体素子などの耐圧を高くすることは高コスト化、大型化を招来する。
そこで、本発明の課題は、瞬間的な過大電圧から機器を保護する小型・低コストの過電圧保護回路を提供することにある。
本発明の第1観点に係る過電圧保護回路は、複数の上下アームそれぞれが2つのスイッチング素子を直列に接続することによって構成され、それによって形成された接続点それぞれから対応する負荷へ電圧を出力する電源装置の過電圧保護回路であって、電源供給部と、電圧検出部と、バランス回路と、制御部とを備えている。電源供給部は、上下アームに直流電圧Vdcを供給する。電圧検出部は、上下アームに並列に接続されている。バランス回路は、電源供給部と上下アームとを結ぶ一対のDCバスと上記接続点との間に配置される。制御部は、スイッチング素子をオンオフ動作させる。また、制御部は、電圧検出部の検出値が所定の閾値を超えたとき、上下アームの両方のスイッチング素子をオフにする。
上下アームのいずれかのスイッチング素子が動作している間は、直流電圧Vdcは上下アームのオフしているスイッチング素子にかかるので、過大電圧になったときはオフしている1つのスイッチング素子にその過大電圧がかかり破壊される可能性が高い。
この過電圧保護回路では、過大電圧発生時に上下アームの両方のスイッチング素子をオフすることによって、過大電圧は直列接続された2つのスイッチング素子それぞれの両端に分圧され、1つのスイッチング素子にかかる過大電圧はどちらか一方が動作していた時の半分程度に低減されるので、スイッチング素子を破壊から保護することができる。
但し、直流電圧Vdcは2つのスイッチング素子のインピーダンスの違いにより均等に分圧されることはないので、バランス回路を接続することによって、直流電圧Vdcが2つのスイッチング素子の両端にほぼ均等に分圧されるようにする。
本発明の第2観点に係る過電圧保護回路は、第1観点に係る過電圧保護回路であって、バランス回路は、複数の上下アームの各スイッチング素子ごとに対応するように配置されている。
この過電圧保護回路では、例えばインバータ回路の場合、3対の上下アームが並列に接続されているので、各上下アームにバランス回路を接続することによって、過電圧時には直流電圧Vdcが各上下アームの2つのスイッチング素子の両端にほぼ均等に分圧されるので、スイッチング素子を破壊から保護することができる。
本発明の第3観点に係る過電圧保護回路は、第1観点又は第2観点に係る過電圧保護回路であって、スイッチを備えている。スイッチは、直列接続された2つのスイッチング素子の接続点と、それに対応する一対のバランス回路の中間点との間を接続又は遮断する。制御部は、電圧検出部の検出値が所定の閾値を超えたとき、バランス回路を接続する。
この過電圧保護回路では、接続点NU,NV,NWと、それに対応する一対のバランス回路の中間点との間にスイッチを配置し、インバータのオフ時のみバランス回路を接続することで、バランス回路の消費電力を抑制することができる。
本発明の第4観点に係る過電圧保護回路は、第1観点から第3観点のいずれか1つに係る過電圧保護回路であって、バランス回路は抵抗素子で構成されている。
この過電圧保護回路では、抵抗素子が比較的安価であるので、バランス回路の設置によるコスト増を抑制することができる。
本発明の第1観点に係る過電圧保護回路では、上下アームのいずれかのスイッチング素子が動作している間は、直流電圧Vdcは上下アームのオフしているスイッチング素子にかかるので、過大電圧になったときはオフしている1つのスイッチング素子にその過大電圧がかかり破壊される可能性が高い。
しかし、過大電圧発生時に上下アームの両方のスイッチング素子をオフすることによって、過大電圧は直列接続された2つのスイッチング素子それぞれの両端に分圧され、1つのスイッチング素子にかかる過大電圧はどちらか一方が動作していた時の半分程度に低減されるので、スイッチング素子を破壊から保護することができる。
但し、直流電圧Vdcは2つのスイッチング素子のインピーダンスの違いにより均等に分圧されることはないので、バランス回路を接続することによって、直流電圧Vdcが2つのスイッチング素子の両端にほぼ均等に分圧されるようにする。
本発明の第2観点に係る過電圧保護回路では、インバータ回路の場合、3対の上下アームが並列に接続されているので、各上下アームにバランス回路を接続することによって、過電圧時には直流電圧Vdcが各上下アームの2つのスイッチング素子の両端にほぼ均等に分圧されるので、スイッチング素子を破壊から保護することができる。
本発明の第3観点に係る過電圧保護回路では、接続点NU,NV,NWと、それに対応する一対のバランス回路の中間点との間にスイッチを配置し、インバータのオフ時のみバランス回路を接続することで、バランス回路の消費電力を抑制することができる。
本発明の第4観点に係る過電圧保護回路では、抵抗素子が比較的安価であるので、バランス回路の設置によるコスト増を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る過電圧保護回路が採用されているモータ駆動装置の回路構成を示すブロック図。 モータ駆動装置の運転時における上下アームへの電圧のかかり方を示す図。 モータ駆動装置の停止時における上下アームへの電圧のかかり方を示す図。 モータ駆動装置の停止後、バランス回路を接続したときの上下アームへの電圧のかかり方を示す図。 本発明の第2実施形態に係る過電圧保護回路が採用されているモータ駆動装置の回路構成を示すブロック図。 その他の実施形態に係る過電圧保護回路が採用されているモータ駆動装置の停止後、バランス回路を接続したときの上下アームへの電圧のかかり方を示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<第1実施形態>
(1)概要
図1は、本発明の第1実施形態に係る過電圧保護回路50が採用されているモータ駆動装置10の回路構成を示すブロック図である。図1において、全体のシステム100は、モータ駆動装置10とモータ51とで構成されている。
(1−1)モータ51
モータ51は、3相のブラシレスDCモータであって、ステータ52と、ロータ53とを備えている。ステータ52は、スター結線されたU相、V相及びW相の駆動コイルLu,Lv,Lwを含む。各駆動コイルLu,Lv,Lwの一方端は、それぞれインバータ25から延びるU相、V相及びW相の各配線の駆動コイル端子TU,TV,TWに接続されている。各駆動コイルLu,Lv,Lwの他方端は、互いに端子TNとして接続されている。これら3相の駆動コイルLu,Lv,Lwは、ロータ53が回転することによりその回転速度とロータ53の位置に応じた誘起電圧を発生させる。
ロータ53は、N極及びS極からなる複数極の永久磁石を含み、ステータ52に対し回転軸を中心として回転する。
なお、モータ51は、例えばヒートポンプ式空気調和機の圧縮機モータ、ファンモータである。
(1−2)モータ駆動装置10
モータ駆動装置10は、図1に示すように、整流部21と、平滑コンデンサ22と、電圧検出部23と、電流検出部24と、インバータ25と、ゲート駆動回路26と、制御部40とを備えている。これらは、例えば1枚のプリント基板上に実装されてもよい。
(2)モータ駆動装置10の詳細構成
(2−1)整流部21
整流部21は、4つのダイオードD1a,D1b,D2a,D2bによってブリッジ状に構成されている。具体的には、ダイオードD1aとD1b、D2aとD2bは、それぞれ互いに直列に接続されている。ダイオードD1a,D2aの各カソード端子は、共に平滑コンデンサ22のプラス側端子に接続されており、整流部21の正側出力端子として機能する。ダイオードD1b,D2bの各アノード端子は、共に平滑コンデンサ22のマイナス側端子に接続されており、整流部21の負側出力端子として機能する。
ダイオードD1a及びダイオードD1bの接続点は、商用電源91の一方の極に接続されている。ダイオードD2a及びダイオードD2bの接続点は、商用電源91の他方の極に接続されている。整流部21は、商用電源91から出力される交流電圧を整流して直流電源を生成し、これを平滑コンデンサ22へ供給する。
(2−2)平滑コンデンサ22
平滑コンデンサ22は、一端が整流部21の正側出力端子に接続され、他端が整流部21の負側出力端子に接続されている。平滑コンデンサ22は、整流部21によって整流された電圧を平滑する。以下、説明の便宜上、平滑コンデンサ22による平滑後の電圧を直流電圧Vdcという。
直流電圧Vdcは、平滑コンデンサ22の出力側に接続されるインバータ25へ印加される。つまり、整流部21及び平滑コンデンサ22は、インバータ25に対する電源供給部20を構成している。
なお、コンデンサの種類としては、電解コンデンサやフィルムコンデンサ、タンタルコンデンサ等が挙げられるが、本実施形態においては、平滑コンデンサ22として電解コンデンサが採用される。
(2−3)電圧検出部23
電圧検出部23は、平滑コンデンサ22の出力側に接続されており、平滑コンデンサ22の両端電圧、即ち直流電圧Vdcの値を検出するためのものである。電圧検出部23は、例えば、互いに直列に接続された2つの抵抗が平滑コンデンサ22に並列接続され、直流電圧Vdcが分圧されるように構成される。それら2つの抵抗同士の接続点の電圧値は、制御部40に入力される。
(2−4)電流検出部24
電流検出部24は、平滑コンデンサ22及びインバータ25の間であって、かつ平滑コンデンサ22の負側出力端子側に接続されている。電流検出部24は、モータ51の起動後、モータ51に流れるモータ電流Imを三相分の電流の合計値として検出する。
電流検出部24は、例えば、シャント抵抗及び該抵抗の両端の電圧を増幅させるオペアンプを用いた増幅回路で構成されてもよい。電流検出部24によって検出されたモータ電流Imは、制御部40に入力される。
(2−5)インバータ25
インバータ25は、モータ51のU相、V相及びW相の駆動コイルLu,Lv,Lwそれぞれに対応する3つの上下アームが互いに並列に、且つ平滑コンデンサ22の出力側に接続されている。
図1において、インバータ25は、複数のIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ、以下、単にトランジスタという)Q3a,Q3b,Q4a,Q4b,Q5a,Q5b及び複数の還流用のダイオードD3a,D3b,D4a,D4b,D5a,D5bを含む。
トランジスタQ3aとQ3b、Q4aとQ4b、Q5aとQ5bは、それぞれ互いに直列に接続されることによって各上下アームを構成しており、それによって形成された接続点NU,NV,NWそれぞれから対応する相の駆動コイルLu,Lv,Lwに向かって出力線が延びている。
各ダイオードD3a〜D5bは、各トランジスタQ3a〜Q5bに、トランジスタのコレクタ端子とダイオードのカソード端子が、また、トランジスタのエミッタ端子とダイオードのアノード端子が接続されるよう、並列接続されている。このそれぞれ並列接続されたトランジスタとダイオードにより、スイッチング素子が構成される。
インバータ25は、平滑コンデンサ22からの直流電圧VdcがDCバス801,802を介して印加され、かつゲート駆動回路26により指示されたタイミングで各トランジスタQ3a〜Q5bがオン及びオフを行うことによって、モータ51を駆動する駆動電圧SU,SV,SWを生成する。この駆動電圧SU,SV,SWは、各トランジスタQ3aとQ3b、Q4aとQ4b、Q5aとQ5bの各接続点NU,NV,NWからモータ51の駆動コイルLu,Lv,Lwに出力される。
なお、本実施形態のインバータ25は、電圧形インバータであるが、それに限定されるものではなく、電流形インバータでもよい。
(2−6)ゲート駆動回路26
ゲート駆動回路26は、制御部40からの指令電圧Vpwmに基づき、インバータ25の各トランジスタQ3a〜Q5bのオン及びオフの状態を変化させる。具体的には、ゲート駆動回路26は、制御部40によって決定されたデューティを有するパルス状の駆動電圧SU,SV,SWがインバータ25からモータ51に出力されるように、各トランジスタQ3a〜Q5bのゲートに印加するゲート制御電圧Gu,Gx,Gv,Gy,Gw,Gzを生成する。生成されたゲート制御電圧Gu,Gx,Gv,Gy,Gw,Gzは、それぞれのトランジスタQ3a〜Q5bのゲート端子に印加される。
(2−7)バランス回路33a,33b,34a,34b,35a,35b
バランス回路33a〜35bは、抵抗素子で構成されている。一対のバランス回路33a,33bは、上下アームを構成する一対のスイッチング素子(トランジスタQ3a,Q3b及びダイオードD3a,D3b)と対応する。同様に、一対のバランス回路34a,34bは、一対のスイッチング素子(トランジスタQ4a,Q4b及びダイオードD4a,D4b)と対応し、一対のバランス回路35a,35bは、一対のスイッチング素子(トランジスタQ5a,Q5b及びダイオードD5a,D5b)と対応している。
バランス回路33aと33b、34aと34b、35aと35bはそれぞれ互いに直列に接続され、それによって形成された接続点MU,MV,MWは、トランジスタQ3aとQ3b、Q4aとQ4b、Q5aとQ5bがそれぞれ互いに直列に接続されることによって形成された接続点NU,NV,NWと繋がっている。
説明の便宜上、接続点MUと接続点NUとを結ぶ配線をライン47u、接続点MVと接続点NVとを結ぶ配線をライン47v、接続点MWと接続点NWとを結ぶ配線をライン47wとする。
(2−8)制御部40
制御部40は、電圧検出部23、電流検出部24、及びゲート駆動回路26と接続されている。本実施形態では、制御部40は、モータ51をロータ位置センサレス方式にて駆動させている。なお、ロータ位置センサレス方式に限定されるものではないので、センサ方式で行なってもよい。
ロータ位置センサレス方式とは、モータ51の特性を示す各種パラメータ、モータ51起動後の電圧検出部23の検出結果、電流検出部24の検出結果、及びモータ51の制御に関する所定の数式モデル等を用いて、ロータ位置及び回転数の推定、回転数に対するPI制御、モータ電流に対するPI制御等を行い駆動する方式である。モータ51の特性を示す各種パラメータとしては、使用されるモータ51の巻線抵抗、インダクタンス成分、誘起電圧、極数などが挙げられる。なお、ロータ位置センサレス制御については多くの特許文献が存在するので、詳細はそれらを参照されたい(例えば、特開2013−17289号公報)。
また、制御部40は、電圧検出部23の検出値を監視し、電圧検出部23の検出値が所定の閾値を超えたとき、トランジスタQ3a〜Q5bをオフにする保護制御も行っている。
(3)モータ駆動装置10の動作
以下、モータ駆動装置10の動作について説明する。図1において、制御部40は、ゲート駆動回路26への波形出力を行なうと共に、その波形出力状態を制御して、モータ51を所定回転数で駆動する。
図2Aはモータ駆動装置10の運転時における上下アームへの電圧のかかり方を示す図であり、図2Bはモータ駆動装置10の停止時における上下アームへの電圧のかかり方を示す図である。
図2Aに示すように、運転中、駆動コイルLuに対応する上アームのトランジスタQ3a、駆動コイルLvに対応する下アームのトランジスタQ4b、及び駆動コイルLwに対応する下アームのトランジスタQ5bがオン動作している間は、直流電圧Vdcは各上下アームのオフしているトランジスタにかかっている。
このとき、直流電圧Vdcが過大電圧になった場合、オフしているスイッチング素子のトランジスタQ3b,Q4a,Q5aとダイオードD3b,D4a,D5aにその過大電圧がかかる。一つのスイッチング素子(トランジスタQ3a〜Q5b及びダイオードD3a〜D5b)の素子耐圧をVrとすると、直流電圧Vdc>素子耐圧Vrとなったときにスイッチング素子のトランジスタQ3a〜Q5bもしくはダイオードD3a〜D5bが破壊される可能性が高い。
そこで、制御部40は、電圧検出部23の検出値が所定の閾値を超えたと判断したとき、上下アームの両方のトランジスタQ3a、Q3b,Q4a、Q4b,Q5a、Q5bをオフする。
これによって、図2Bに示すように、過大電圧は直列接続された2つのスイッチング素子(トランジスタQ3a、Q3b,Q4a、Q4b,Q5a、Q5b、ダイオードD3a、D3b,D4a,D4b,D5a,D5b)それぞれの両端に分圧される。例えば、上アームのスイッチング素子(トランジスタQ3a、Q4a、Q5a、ダイオードD3a,D4a,D5a)の両端には分圧値V1がかかり、下アームのスイッチング素子(トランジスタQ3b、Q4b、Q5b、ダイオードD3b,D4b,D5b)の両端には分圧値V2がかかる。理想的には各スイッチング素子のインピーダンスが等しければV1=V2となるので、1つのスイッチング素子にかかる過大電圧はどちらか一方が動作していた時の半分にまで低減され、各スイッチング素子(トランジスタQ3a〜Q5b、ダイオードD3a〜D5b)を破壊から保護することができる。
但し、実際には、上下アームの両方のスイッチング素子(トランジスタQ3a、Q3b,Q4a、Q4b,Q5a、Q5b、ダイオードD3a,D3b,D4a,D4b,D5a,D5b)の内部抵抗(漏れ電流)や素子の容量成分に応じて分圧されるので、均等な分圧にはならない。
そこで、図1のようにバランス回路33a,33bをスイッチング素子(トランジスタQ3a,Q3b、ダイオードD3a,D3b)に、バランス回路34a,34bをスイッチング素子(トランジスタQ4a,Q4b、ダイオードD4a,D4b)に、バランス回路35a,35bをスイッチング素子(トランジスタQ5a,Q5b、ダイオードD5a,D5b)に対応するように接続する。
これによって、上アームのスイッチング素子(トランジスタQ3a、Q4a、Q5a、ダイオードD3a,D4a,D5a)の両端にかかる分圧値V1と、下アームのスイッチング素子(トランジスタQ3b、Q4b、Q5b、ダイオードD3b,D4b,D5b)の両端にかかる分圧値V2とを均等にすることができる。
(4)第1実施形態の特徴
(4−1)
モータ駆動装置10では、制御部40が過大電圧発生時に上下アームの両方のトランジスタQ3a、Q3b,Q4a、Q4b,Q5a、Q5bをオフすることによって、過大電圧は直列接続された2つのスイッチング素子それぞれの両端に分圧され、1つのスイッチング素子(トランジスタQ3a〜Q5b、ダイオードD3a〜D5b)にかかる過大電圧はどちらか一方が動作していた時の半分に低減されるので、スイッチング素子(トランジスタQ3a〜Q5b、ダイオードD3a〜D5b)を破壊から保護することができる。
(4−2)
バランス回路33a,33bをトランジスタQ3a,Q3b、及びダイオードD3a,D3bに、バランス回路34a,34bをトランジスタQ4a,Q4b、及びダイオードD4a,D4bに、バランス回路35a,35bをトランジスタQ5a,Q5b、及びダイオードD5a,D5bに対応するように接続するので、上アームのスイッチング素子(トランジスタQ3a、Q4a、Q5a、ダイオードD3a、D4a,D5a)の両端にかかる分圧値V1と、下アームのスイッチング素子(トランジスタQ3b、Q4b、Q5b、ダイオードD3b,D4b,D5b)の両端にかかる分圧値V2とを均等にすることができ、不均等な分圧に起因するスイッチング素子(トランジスタQ3a〜Q5b及びダイオードD3a〜D5b)の破壊を防止することができる。
<第2実施形態>
(1)概要
図3は、本発明の第2実施形態に係る過電圧保護回路50が採用されているモータ駆動装置10の回路構成を示すブロック図である。図3において、全体のシステム100は、モータ駆動装置10とモータ51とで構成されている。
図3において、第2実施形態に係るモータ駆動装置10は、図1で示された第1実施形態に加えて、リレー回路43,44,45が設けられている。したがって、ここではリレー回路43,44,45について説明し、それ以外の要素は第1実施形態と同様であるので、同じ名称及び符号を付して詳細な説明を省略する。
(2)モータ駆動装置10の詳細構成
(2−1)リレー回路43,44,45
リレー回路43,44,45は、ライン47u,47v,47wを開閉する。ここで、ライン47u,47v,47wを開閉するとは、接続点MUと接続点NUとの間、接続点MVと接続点NVとの間、接続点MWと接続点NWとの間を接続又は遮断することである。
リレー回路43,44,45は、リレー接点43a,44a,45aと、リレーコイル43b,44b,45bと、トランジスタ43c,44c,45cと、を含んでいる。
リレー接点43a,44a,45aはライン47u,47v,47wを開閉する。リレーコイル43b,44b,45bは、リレー接点43a,44a,45aを動作させる。
トランジスタ43c,44c,45cは、リレーコイル43b,44b,45bへの通電と非通電とを行う。
リレーコイル43b,44b,45bの一端は、駆動用電源Vbの正極に接続され、他端はトランジスタ43c,44c,45cのコレクタ側に接続されている。
制御部40は、トランジスタ43c,44c,45cのベース電流の有無を切り換えて、コレクタとエミッタ間をオンオフし、リレーコイル43b,44b,45bへの通電と非通電を行う。
通常時、リレー回路43,44,45はライン47u,47v,47wを非導通状態に維持している。そして、制御部40から各リレー回路43,44,45のトランジスタ43c,44c,45cの各ベースに対して駆動信号が出力されたときに、各リレーコイル43b,44b,45bが励磁され、リレー接点43a,44a,45aがライン47u,47v,47wを導通させる方向に動作させる。
(3)モータ駆動装置10の動作
以下、モータ駆動装置10の動作について説明する。なお、制御部40が、電圧検出部23の検出値が所定の閾値を超えたと判断したとき、上下アームの両方のトランジスタQ3a〜Q5bをオフするところまでは、第1実施形態と同じであるので、説明を省略する。
制御部40は、上下アームの両方のトランジスタQ3a、Q3b,Q4a、Q4b,Q5a、Q5bをオフするときに、リレー回路43,44,45を介して、バランス回路33a,33bをトランジスタQ3a,Q3b及びダイオードD3a,D3bに、バランス回路34a,34bをトランジスタQ4a,Q4b及びダイオードD4a,D4bに、バランス回路35a,35bをトランジスタQ5a,Q5b及びダイオードD5a,D5bに対応するように接続する。
これによって、上アームのスイッチング素子(トランジスタQ3a、Q4a、Q5a、ダイオードD3a,D4a,D5a)の両端にかかる分圧値V1と、下アームのスイッチング素子(トランジスタQ3b、Q4b、Q5b、ダイオードD3b,D4b,D5b)の両端にかかる分圧値V2とを均等にすることができる。
(4)第2実施形態の特徴
(4−1)
モータ駆動装置10では、過大電圧発生時に上下アームの両方のトランジスタQ3a〜Q5bをオフすることによって、過大電圧は直列接続された2つのスイッチング素子(トランジスタQ3a〜Q5b、ダイオードD3a〜D5b)それぞれの両端に分圧され、1つのスイッチング素子(トランジスタQ3a〜Q5b、ダイオードD3a〜D5b)にかかる過大電圧はどちらか一方が動作していた時の半分に低減されるので、スイッチング素子のトランジスタQ3a〜Q5b及びダイオードD3a〜D5bを破壊から保護することができる。
(4−2)
制御部40は、上下アームの両方のトランジスタQ3a、Q3b,Q4a、Q4b,Q5a、Q5bをオフする際に、リレー回路43,44,45を介して、バランス回路33a,33bをトランジスタQ3a,Q3b及びダイオードD3a,D3bに、バランス回路34a,34bをトランジスタQ4a,Q4b及びダイオードD4a,D4bに、バランス回路35a,35bをトランジスタQ5a,Q5b及びダイオードD5a,D5bに対応するように接続するので、上アームのスイッチング素子(トランジスタQ3a、Q4a、Q5a、ダイオードD3a、D4a,D5a)の両端にかかる分圧値V1と、下アームのスイッチング素子(トランジスタQ3b、Q4b、Q5b、ダイオードD3b,D4b,D5b)の両端にかかる分圧値V2とを均等にすることができ、不均等な分圧に起因するスイッチング素子(トランジスタQ3a〜Q5b及びダイオードD3a〜D5b)の破壊を防止することができる。
(4−3)
接続点NU,NV,NWと、それに対応する一対のバランス回路の中間点との間にスイッチを配置し、インバータのオフ時のみバランス回路を接続することで、バランス回路の消費電力を抑制することができる。
すなわち、スイッチがなくバランス回路が常時接続されている場合には、インバータのスイッチング素子のオン時には、片アーム側のバランス回路に対して直流電圧Vdcが印加されることになるため、例えばバランス回路の抵抗値をRとすれば、バランス回路の消費電力は(Vdc)2/Rとなるが、バランス回路が接続されていない状態では、バランス回路の消費電力は(Vdc)2/2Rとなるため、消費電力を1/2に抑えることができる。
<その他の実施形態>
(A)
スイッチはリレーではなく、MOSFETなどの半導体スイッチを用いてもよい。その場合はより高速にバランス回路を接続することができるため、分圧が不均一となる状態を早く脱することができる。
(B)
第2実施形態より更に消費電力を低減するため、バランス回路自体を接続/遮断する第2スイッチを更に設けてもよい。
図4は、その他の実施形態に係る過電圧保護回路50が採用されているモータ駆動装置10の停止後、バランス回路33a,33bを接続したときの上下アームへの電圧のかかり方を示す図である。図4において、第2スイッチ47は通常は接点47aをオフ(開)としておき、リレー回路43のリレー接点43aをオンすると同時に第2スイッチ47が接点47aをオン(閉)とすることにより、通常状態におけるバランス回路の電力消費をゼロとすることができる。
本願発明は、上下アームの各トランジスタを過電圧から保護することができるので、インバータを用いた他の駆動装置にも有用である。
20 電源供給部
23 電圧検出部
33a バランス回路
33b バランス回路
34a バランス回路
34b バランス回路
35a バランス回路
35b バランス回路
40 制御部
43 リレー回路(スイッチ)
44 リレー回路(スイッチ)
45 リレー回路(スイッチ)
50 過電圧保護回路
Q3a トランジスタ(スイッチング素子)
Q3b トランジスタ(スイッチング素子)
Q4a トランジスタ(スイッチング素子)
Q4b トランジスタ(スイッチング素子)
Q5a トランジスタ(スイッチング素子)
Q5b トランジスタ(スイッチング素子)
NU 接続点
NV 接続点
NW 接続点
Vdc 直流電圧
特開2007−166815号公報

Claims (4)

  1. 複数の上下アームそれぞれが2つのスイッチング素子(Q3a、Q3b,Q4a、Q4b,Q5a、Q5b)を直列に接続することによって構成され、それによって形成された接続点(NU,NV,NW)それぞれから対応する負荷へ電圧を出力する電源装置の過電圧保護回路であって、
    前記上下アームに直流電圧(Vdc)を供給する電源供給部(20)と、
    前記上下アームに並列に接続された電圧検出部(23)と、
    前記電源供給部(20)と前記上下アームとを結ぶ一対のDCバスと前記接続点(NU,NV,NW)との間に配置されるバランス回路(33a、33b,34a、34b,35a、35b)と、
    前記スイッチング素子(Q3a、Q3b,Q4a、Q4b,Q5a、Q5b)をオンオフ動作させる制御部(40)と、
    を備え、
    前記制御部(40)は、前記電圧検出部(23)の検出値が所定の閾値を超えたとき、前記上下アームの両方の前記スイッチング素子(Q3a、Q3b,Q4a、Q4b,Q5a、Q5b)をオフにする、
    過電圧保護回路(50)。
  2. 前記バランス回路(33a、33b,34a、34b,35a、35b)は、複数の前記上下アームの各スイッチング素子(Q3a、Q3b,Q4a、Q4b,Q5a、Q5b)ごとに対応するように配置されている、
    請求項1に記載の過電圧保護回路(50)。
  3. 前記接続点(NU,NV,NW)と、それに対応する一対の前記バランス回路(33a、33b,34a、34b,35a、35b)の中間点との間を接続又は遮断するスイッチ(43,44,45)をさらに備え、
    前記制御部(40)は、前記電圧検出部(23)の検出値が所定の閾値を超えたとき、前記バランス回路(33a、33b,34a、34b,35a、35b)を接続する、
    請求項1又は請求項2に記載の過電圧保護回路(50)。
  4. 前記バランス回路(33a、33b,34a、34b,35a、35b)は、抵抗素子で構成されている、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の過電圧保護回路(50)。
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