JP2015128358A - 電力変換装置、及びモータ駆動装置 - Google Patents

電力変換装置、及びモータ駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015128358A
JP2015128358A JP2013273559A JP2013273559A JP2015128358A JP 2015128358 A JP2015128358 A JP 2015128358A JP 2013273559 A JP2013273559 A JP 2013273559A JP 2013273559 A JP2013273559 A JP 2013273559A JP 2015128358 A JP2015128358 A JP 2015128358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
lower arms
motor
switching elements
phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013273559A
Other languages
English (en)
Inventor
俊彰 佐藤
Toshiaki Sato
俊彰 佐藤
矢吹 俊生
Toshio Yabuki
俊生 矢吹
田口 泰貴
Yasutaka Taguchi
泰貴 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2013273559A priority Critical patent/JP2015128358A/ja
Publication of JP2015128358A publication Critical patent/JP2015128358A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Abstract

【課題】本発明の課題は、瞬間的な過大電圧から機器を保護する小型・低コストの過電圧保護手段を備えた、電力変換装置及びモータ駆動装置を提供することにある。【解決手段】モータ駆動装置10では、制御部40が過大電圧発生時に上下アームの両方のスイッチング素子をオフすることによって、過大電圧は直列接続された2つのスイッチング素子それぞれの両端に分圧され、1つのトランジスタにかかる過大電圧はどちらか一方が動作していた時の半分に低減されるので、スイッチング素子を破壊から保護することができる。また、制御部40が上下アームの両方のスイッチング素子をオフした後、リレー回路27を介してインバータ25とモータ51との間の接続を遮断するので、モータ51から流れてくる電流によって上下アームいずれかのスイッチング素子がオンしてしまうことを防止し、或いは既にオンしていたときにはそのオンしている時間を短くすることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換装置、及びモータ駆動装置に関し、特にそれらの過電圧保護手段に関する。
交流電圧を整流して直流電圧を得る機器においては、直流電圧は交流電圧に応じて変動する。特に、電源電圧の変動が起こり易い地域で使用される機器は、電圧上昇時の対策如何によっては、機器の故障を招く虞がある。それゆえ、特許文献1(特開2007−166815号公報)に開示されているような過電圧保護手段が設けられる。この過電圧保護手段は、入力変圧器を負荷時タップ切換器付き変圧器とし、インバータに閾値以上の電圧が所定時間を越えて入力されたときに、負荷時タップ切換器付き変圧器のタップを低圧側に切り換えている。
しかしながら、上記のような負荷時タップ切換器付き変圧器は大規模な電気設備向けとしては適しているが、家電製品などのインバータ制御されるモータの駆動装置などに適用することは容易ではない。
また、電源電圧が過大となるのに要する時間は極めて短く、上記のようなタップ切換は時間がかかり過ぎるので、そのようなモータ駆動装置を確実に保護することは困難である。さらに、半導体素子のような、過電圧に耐えうる時間が短いものについては、リレーによる遮断では保護ができない。かといって瞬間的な過大電圧のためだけに半導体素子などの耐圧を高くすることは高コスト化、大型化を招来する。
そこで、本発明の課題は、瞬間的な過大電圧から機器を保護する小型・低コストの過電圧保護手段を備えた、電力変換装置及びモータ駆動装置を提供することにある。
本発明の第1観点に係る電力変換装置は、上下アームが2つのスイッチング素子を直列に接続することによって構成され、それによって形成された接続点それぞれから対応する負荷へ電圧を出力する電力変換装置であって、電源供給部と、電圧検出部と、開閉器と、制御部とを備えている。電源供給部は、上下アームに直流電圧Vdcを供給する。電圧検出部は、上下アームに並列に接続されている。開閉器は、上記接続点と負荷との間を接続又は遮断する。制御部は、スイッチング素子をオンオフ動作させる。また、制御部は、電圧検出器の検出値が所定の閾値を超えたとき、上下アームの両方のスイッチング素子をオフにし、さらに開閉器を介して上記接続点と負荷との間を遮断する。
上下アームのいずれかのスイッチング素子が動作している間は、直流電圧Vdcは上下アームのオフしているスイッチング素子にかかるので、過大電圧になったときはオフしている1つのスイッチング素子にその過大電圧がかかり破壊される可能性が高い。
この電力変換装置では、過大電圧発生時に上下アームの両方のスイッチング素子をオフすることによって、過大電圧は直列接続された2つのスイッチング素子それぞれの両端に分圧され、1つのスイッチング素子にかかる過大電圧はどちらか一方が動作していた時の半分に低減されるので、スイッチング素子を破壊から保護することができる。
但し、負荷のインダクタンス成分がある場合は、そのインダクタンス成分が持つエネルギーによってスイッチング素子がオンする可能性が高い。
それゆえ、上下アームの両方のスイッチング素子をオフした後、負荷とそれに対応する上下アームとの接続を遮断することによって、スイッチング素子がオンすることを防止し、或いは既にオンしていたときにはスイッチング素子をオフさせることができる。
本発明の第2観点に係る電力変換装置は、第1観点に係る電力変換装置であって、負荷同士の間に接続されるエネルギー消費回路をさらに備えている。
この電力変換装置では、上下アームの両方のスイッチング素子をオフしたとき、各負荷とそれに対応する上下アームとの接続を遮断した後の負荷のインダクタンス成分が持つエネルギーは、エネルギー消費回路において短時間で消費される。
本発明の第3観点に係る電力変換装置は、第2観点に係る電力変換装置であって、第2開閉器をさらに備えている。第2開閉器は、負荷とエネルギー消費回路との間を接続又は遮断する。また、第2開閉器は、通常時は負荷とエネルギー消費回路との間を遮断している。さらに、第2開閉器は、電圧検出部による検出値が所定の閾値を超えたときに負荷とエネルギー消費回路との間を接続する。
この電力変換装置では、負荷とエネルギー消費回路との間は、通常時は遮断されており、過電圧が検出されたときだけ接続されるので、通常時のエネルギー消費回路での電力消費はなく、通常時の電力消費の増大は防止される。
本発明の第4観点に係るモータ駆動装置は、モータの複数の相それぞれに対応する複数の上下アームそれぞれが、2つのスイッチング素子を直列に接続することによって構成され、それによって形成された接続点それぞれから対応する相へ電圧を出力するモータ駆動装置であって、電源供給部と、電圧検出部と、開閉器と、制御部とを備えている。電源供給部は、上下アームに直流電圧Vdcを供給する。電圧検出部は、上下アームに並列に接続されている。開閉器は、上記接続点と相との間を接続又は遮断する。制御部は、スイッチング素子をオンオフ動作させる。また、制御部は、電圧検出部の検出値が所定の閾値を超えたとき、上下アームの両方のスイッチング素子をオフにし、さらに開閉器を介して上記接続点と相との間を遮断する。
上下アームのいずれかのスイッチング素子が動作している間は、直流電圧Vdcは上下アームのオフしているスイッチング素子にかかるので、過大電圧になったときはオフしている1つのスイッチング素子にその過大電圧がかかり破壊される可能性が高い。
このモータ駆動装置では、過大電圧発生時に上下アームの両方のスイッチング素子をオフすることによって、過大電圧は直列接続された2つのスイッチング素子それぞれの両端に分圧され、1つのスイッチング素子にかかる過大電圧はどちらか一方が動作していた時の半分に低減されるので、スイッチング素子を破壊から保護することができる。
但し、モータのインダクタンス成分が持つエネルギー及びモータの回転による誘起電圧によってスイッチング素子がオンする可能性が高い。
それゆえ、上下アームの両方のスイッチング素子をオフした後、モータの各相とそれに対応する上下アームとの接続を遮断することによって、スイッチング素子がオンすることを防止し、或いは既にオンしていたときにはスイッチング素子をオフさせることができる。
本発明の第5観点に係るモータ駆動装置は、第4観点に係るモータ駆動装置であって、相同士の間に接続されるエネルギー消費回路をさらに備えている。
このモータ駆動装置では、上下アームの両方のスイッチング素子をオフしたとき、モータの各相とそれに対応する上下アームとの接続を遮断した後のモータのインダクタンス成分が持つエネルギーは、エネルギー消費回路において短時間で消費される。
本発明の第6観点に係るモータ駆動装置は、第5観点に係るモータ駆動装置であって、第2開閉器をさらに備えている。第2開閉器は、相とエネルギー消費回路との間を接続又は遮断する。また、第2開閉器は、通常時は相とエネルギー消費回路との間を遮断する。さらに、第2開閉器は、電圧検出部による検出値が所定の閾値を超えたときに相とエネルギー消費回路との間を接続する。
この電力変換装置では、相とエネルギー消費回路との間は、通常時は遮断されており、過電圧が検出されたときだけ接続されるので、通常時のエネルギー消費回路での電力消費はなく、通常時の電力消費の増大は防止される。
本発明の第1観点に係る電力変換装置では、過大電圧発生時に上下アームの両方のスイッチング素子をオフすることによって、過大電圧は直列接続された2つのスイッチング素子それぞれの両端に分圧され、1つのスイッチング素子にかかる過大電圧はどちらか一方が動作していた時の半分に低減されるので、スイッチング素子を破壊から保護することができる。
また、上下アームの両方のスイッチング素子をオフした後、負荷とそれに対応する上下アームとの接続を遮断することによって、スイッチング素子がオンすることを防止し、或いは既にオンしていたときにはスイッチング素子をオフさせることができる。
本発明の第2観点に係る電力変換装置では、上下アームの両方のスイッチング素子をオフしたとき、各負荷とそれに対応する上下アームとの接続を遮断した後の負荷のインダクタンス成分が持つエネルギーは、エネルギー消費回路において短時間で消費される。
本発明の第3観点に係る電力変換装置では、負荷とエネルギー消費回路との間は、通常時は遮断されており、過電圧が検出されたときだけ接続されるので、通常時のエネルギー消費回路での電力消費はなく、通常時の電力消費の増大は防止される。
本発明の第4観点に係るモータ駆動装置では、過大電圧発生時に上下アームの両方のスイッチング素子をオフすることによって、過大電圧は直列接続された2つのスイッチング素子それぞれの両端に分圧され、1つのスイッチング素子にかかる過大電圧はどちらか一方が動作していた時の半分に低減されるので、スイッチング素子を破壊から保護することができる。
また、上下アームの両方のスイッチング素子をオフした後、モータの各相とそれに対応する上下アームとの接続を遮断することによって、スイッチング素子がオンすることを防止し、或いは既にオンしていたときにはスイッチング素子をオフさせることができる。
本発明の第5観点に係るモータ駆動装置では、上下アームの両方のスイッチング素子をオフしたとき、モータの各相とそれに対応する上下アームとの接続を遮断した後のモータのインダクタンス成分が持つエネルギーは、エネルギー消費回路において短時間で消費される。
本発明の第6観点に係るモータ駆動装置では、相とエネルギー消費回路との間は、通常時は遮断されており、過電圧が検出されたときだけ接続されるので、通常時のエネルギー消費回路での電力消費はなく、通常時の電力消費の増大は防止される。
本発明の一実施形態に係るモータ駆動装置が採用されているシステムの全体構成と、モータ駆動装置の回路構成とを示すブロック図。 モータ駆動装置の運転時における上下アームへの電圧のかかり方を示す図。 モータ駆動装置の停止時における上下アームへの電圧のかかり方を示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)概要
図1は、本発明の第1実施形態に係るモータ駆動装置10が採用されているシステム100の全体構成と、モータ駆動装置10の内部構成とを示すブロック図である。図1において、システム100は、モータ駆動装置10とモータ51とで構成されている。
(1−1)モータ51
モータ51は、3相のブラシレスDCモータであって、ステータ52と、ロータ53とを備えている。ステータ52は、スター結線されたU相、V相及びW相の駆動コイルLu,Lv,Lwを含む。各駆動コイルLu,Lv,Lwの一方端は、それぞれインバータ25から延びるU相、V相及びW相の各配線の駆動コイル端子TU,TV,TWに接続されている。各駆動コイルLu,Lv,Lwの他方端は、互いに端子TNとして接続されている。これら3相の駆動コイルLu,Lv,Lwは、ロータ53が回転することによりその回転速度とロータ53の位置に応じた誘起電圧を発生させる。
ロータ53は、N極及びS極からなる複数極の永久磁石を含み、ステータ52に対し回転軸を中心として回転する。
なお、モータ51は、例えばヒートポンプ式空気調和機の圧縮機モータ、ファンモータである。
(1−2)モータ駆動装置10
モータ駆動装置10は、図1に示すように、整流部21と、平滑コンデンサ22と、電圧検出部23と、電流検出部24と、インバータ25と、ゲート駆動回路26と、制御部40とを備えている。これらは、例えば1枚のプリント基板上に実装されてもよい。
(2)モータ駆動装置10の詳細構成
(2−1)整流部21
整流部21は、4つのダイオードD1a,D1b,D2a,D2bによってブリッジ状に構成されている。具体的には、ダイオードD1aとD1b、D2aとD2bは、それぞれ互いに直列に接続されている。ダイオードD1a,D2aの各カソード端子は、共に平滑コンデンサ22のプラス側端子に接続されており、整流部21の正側出力端子として機能する。ダイオードD1b,D2bの各アノード端子は、共に平滑コンデンサ22のマイナス側端子に接続されており、整流部21の負側出力端子として機能する。
ダイオードD1a及びダイオードD1bの接続点は、商用電源91の一方の極に接続されている。ダイオードD2a及びダイオードD2bの接続点は、商用電源91の他方の極に接続されている。整流部21は、商用電源91から出力される交流電圧を整流して直流電源を生成し、これを平滑コンデンサ22へ供給する。
(2−2)平滑コンデンサ22
平滑コンデンサ22は、一端が整流部21の正側出力端子に接続され、他端が整流部21の負側出力端子に接続されている。平滑コンデンサ22は、整流部21によって整流された電圧を平滑する。以下、説明の便宜上、平滑コンデンサ22による平滑後の電圧を直流電圧Vdcという。
直流電圧Vdcは、平滑コンデンサ22の出力側に接続されるインバータ25へ印加される。つまり、整流部21及び平滑コンデンサ22は、インバータ25に対する電源供給部20を構成している。
なお、コンデンサの種類としては、電解コンデンサやフィルムコンデンサ、タンタルコンデンサ等が挙げられるが、本実施形態においては、平滑コンデンサ22として電解コンデンサが採用される。
(2−3)電圧検出部23
電圧検出部23は、平滑コンデンサ22の出力側に接続されており、平滑コンデンサ22の両端電圧、即ち直流電圧Vdcの値を検出するためのものである。電圧検出部23は、例えば、互いに直列に接続された2つの抵抗が平滑コンデンサ22に並列接続され、直流電圧Vdcが分圧されるように構成される。それら2つの抵抗同士の接続点の電圧値は、制御部40に入力される。
(2−4)電流検出部24
電流検出部24は、平滑コンデンサ22及びインバータ25の間であって、かつ平滑コンデンサ22の負側出力端子側に接続されている。電流検出部24は、モータ51の起動後、モータ51に流れるモータ電流Imを三相分の電流の合計値として検出する。
電流検出部24は、例えば、シャント抵抗及び該抵抗の両端の電圧を増幅させるオペアンプを用いた増幅回路で構成されてもよい。電流検出部24によって検出されたモータ電流は、制御部40に入力される。
(2−5)インバータ25
インバータ25は、モータ51のU相、V相及びW相の駆動コイルLu,Lv,Lwそれぞれに対応する3つの上下アームが互いに並列に、且つ平滑コンデンサ22の出力側に接続されている。
図1において、インバータ25は、複数のIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ、以下、単にトランジスタという)Q3a,Q3b,Q4a,Q4b,Q5a,Q5b及び複数の還流用のダイオードD3a,D3b,D4a,D4b,D5a,D5bを含む。
トランジスタQ3aとQ3b、Q4aとQ4b、Q5aとQ5bは、それぞれ互いに直列に接続されることによって各上下アームを構成しており、それによって形成された接続点NU,NV,NWそれぞれから対応する相の駆動コイルLu,Lv,Lwに向かって出力線が延びている。
各ダイオードD3a〜D5bは、各トランジスタQ3a〜Q5bに、トランジスタのコレクタ端子とダイオードのカソード端子が、また、トランジスタのエミッタ端子とダイオードのアノード端子が接続されるよう、並列接続されている。このそれぞれ並列接続されたトランジスタとダイオードにより、スイッチング素子が構成される。
インバータ25は、平滑コンデンサ22からの直流電圧Vdcが印加され、かつゲート駆動回路26により指示されたタイミングで各トランジスタQ3a〜Q5bがオン及びオフを行うことによって、モータ51を駆動する駆動電圧SU,SV,SWを生成する。この駆動電圧SU,SV,SWは、各トランジスタQ3aとQ3b、Q4aとQ4b、Q5aとQ5bの各接続点NU,NV,NWからモータ51の駆動コイルLu,Lv,Lwに出力される。
なお、本実施形態のインバータ25は、電圧形インバータであるが、それに限定されるものではなく、電流形インバータでもよい。
(2−6)ゲート駆動回路26
ゲート駆動回路26は、制御部40からの指令電圧Vpwmに基づき、インバータ25の各トランジスタQ3a〜Q5bのオン及びオフの状態を変化させる。具体的には、ゲート駆動回路26は、制御部40によって決定されたデューティを有するパルス状の駆動電圧SU,SV,SWがインバータ25からモータ51に出力されるように、各トランジスタQ3a〜Q5bのゲートに印加するゲート制御電圧Gu,Gx,Gv,Gy,Gw,Gzを生成する。生成されたゲート制御電圧Gu,Gx,Gv,Gy,Gw,Gzは、それぞれのトランジスタQ3a〜Q5bのゲート端子に印加される。
(2−7)リレー回路27
リレー回路27は、リレー接点27aと、リレーコイル27bと、トランジスタ27cとを含んでいる。リレー接点27aは、トランジスタQ3aとQ3b、Q4aとQ4b、Q5aとQ5bの各接続点NU,NV,NWと、モータ51の各相の駆動コイルLu,Lv,Lwとを結ぶラインを電気的に開閉する。
リレーコイル27bは、リレー接点27aを動作させる。トランジスタ27cは、リレーコイル27bへの通電と非通電とを行う。リレーコイル27bの一端は、駆動用電源Vbの正極に接続され、他端はトランジスタ27cのコレクタ側に接続されている。制御部40は、トランジスタ27cのベース電流の有無を切り換えて、コレクタとエミッタ間をオンオフし、リレーコイル27bへの通電と非通電を行う。
具体的には、通常時は、リレー接点27aは、各接続点NU,NV,NWと各駆動コイルLu,Lv,Lwとの間を導通状態に維持する。そして、トランジスタ27cのベースに対して駆動信号が出力されたときにコレクタとエミッタ間が導通し、リレーコイル27bが励磁され、リレー接点27aが各接続点NU,NV,NWと各駆動コイルLu,Lv,Lwとの間を遮断する方向に動作する。
(2−8)制御部40
制御部40は、電圧検出部23、電流検出部24、及びゲート駆動回路26と接続されている。本実施形態では、制御部40は、モータ51をロータ位置センサレス方式にて駆動させている。なお、ロータ位置センサレス方式に限定されるものではないので、センサ方式で行なってもよい。
ロータ位置センサレス方式とは、モータ51の特性を示す各種パラメータ、モータ51起動後の電圧検出部23の検出結果、電流検出部24の検出結果、及びモータ51の制御に関する所定の数式モデル等を用いて、ロータ位置及び回転数の推定、回転数に対するPI制御、モータ電流に対するPI制御等を行い駆動する方式である。モータ51の特性を示す各種パラメータとしては、使用されるモータ51の巻線抵抗、インダクタンス成分、誘起電圧、極数などが挙げられる。なお、ロータ位置センサレス制御については多くの特許文献が存在するので、詳細はそれらを参照されたい(例えば、特開2013−17289号公報)。
また、制御部40は、電圧検出部23の検出値を監視し、電圧検出部23の検出値が所定の閾値を超えたとき、トランジスタQ3a〜Q5bをオフにする保護制御も行っている。
(2−9)抵抗負荷回路61
図3において、抵抗負荷回路61は、3つの抵抗素子61u、61v、61wで構成されている。抵抗素子61uは、U相の駆動コイルLuとGNDとを結ぶラインの途中に接続されている。抵抗素子61vは、V相の駆動コイルLvとGNDとを結ぶラインの途中に接続されている。抵抗素子61wは、W相の駆動コイルLwとGNDとを結ぶラインの途中に接続されている。通常、上記各ラインは第2リレー回路63によって遮断されている。
(2−10)第2リレー回路63
第2リレー回路63は、リレー接点63aと、リレーコイル63bと、トランジスタ63cとを含んでいる。リレー接点63aは、モータ51の各相の駆動コイルLu,Lv,Lwと、それらに対応する各抵抗素子61u,61v,61wを結ぶラインを電気的に開閉する。
リレーコイル63bは、リレー接点63aを動作させる。トランジスタ63cは、リレーコイル63bへの通電と非通電とを行う。
リレーコイル63bの一端は、駆動用電源Vbの正極に接続され、他端はトランジスタ63cのコレクタ側に接続されている。制御部40は、トランジスタ63cのベース電流の有無を切り換えて、コレクタとエミッタ間をオンオフし、リレーコイル63bへの通電と非通電を行う。
具体的には、通常時は、リレー接点63aは、各駆動コイルLu,Lv,Lwと各抵抗素子61u,61v,61wとの間を非導通状態に維持する。そして、トランジスタ63cのベースに対して駆動信号が出力されたときにコレクタとエミッタ間が導通し、リレーコイル63bが励磁され、リレー接点63aが、各駆動コイルLu,Lv,Lwと各抵抗素子61u,61v,61wとの間を導通させる方向に動作する。
(3)モータ駆動装置10の動作
以下、モータ駆動装置10の動作について説明する。図1において、制御部40は、ゲート駆動回路26への波形出力を行なうと共に、その波形出力状態を制御して、モータ51を所定回転数で駆動する。
図2Aはモータ駆動装置10の運転時における上下アームへの電圧のかかり方を示す図であり、図2Bはモータ駆動装置10の停止時における上下アームへの電圧のかかり方を示す図である。
図2Aに示すように、運転中、駆動コイルLuに対応する上アームのトランジスタQ3a、駆動コイルLvに対応する下アームのトランジスタQ4b、及び駆動コイルLwに対応する下アームのトランジスタQ5bがオン動作している間は、直流電圧Vdcは各上下アームのオフしているスイッチング素子のトランジスタ及びダイオードにかかっている。
このとき、直流電圧Vdcが過大電圧になった場合、オフしている1つのスイッチング素子のトランジスタQ3b,Q4a、Q5a及びダイオードD3b,D4a,D5aにその過大電圧がかかる。一つのスイッチング素子(トランジスタQ3a〜Q5b、ダイオードD3a〜D5b)の素子耐圧をVrとすると、直流電圧Vdc>素子耐圧Vrとなったときにスイッチング素子のトランジスタQ3a〜Q5bもしくはダイオードD3a〜D5bが破壊される可能性が高い。
そこで、制御部40は、電圧検出部23の検出値が所定の閾値を超えたと判断したとき、上下アームの両方のトランジスタQ3a、Q3b,Q4a、Q4b,Q5a、Q5bをオフする。
これによって、図2Bに示すように、過大電圧は直列接続された2つのスイッチング素子(トランジスタQ3a、Q3b,Q4a、Q4b,Q5a、Q5b、ダイオードD3a,D3b,D4a,D4b,D5a,D5b)それぞれの両端に分圧される。例えば、上アームのスイッチング素子(トランジスタQ3a、Q4a、Q5a、ダイオードD3a,D4a,D5a)の両端には分圧値V1がかかり、下アームのスイッチング素子(トランジスタQ3b、Q4b、Q5b、ダイオードD3b,D4b,D5b)の両端には分圧値V2がかかる。理想的には各スイッチング素子のインピーダンスが等しければV1=V2となるので、1つのスイッチング素子にかかる過大電圧はどちらか一方が動作していた時の半分にまで低減され、各スイッチング素子(トランジスタQ3a〜Q5b、ダイオードD3a〜D5b)を破壊から保護することができる。
また、制御部40は、トランジスタQ3a〜Q5bをオフした後、トランジスタ27cのベースに対して駆動信号を出力し、コレクタとエミッタ間を導通させ、リレーコイル27bを励磁して、リレー接点27aが各接続点NU,NV,NWと各駆動コイルLu,Lv,Lwとの間を遮断する方向に動作させる。これによって、インバータ25とモータ51との間の接続が遮断されるので、モータ51のインダクタンスから流れてくる電流によって上下アームいずれかのダイオードD3a〜D5bがオンしてしまうことを防止し、或いは既にオンしていたときにはそのオンしている時間を短くすることができる。
さらに、制御部40は、トランジスタQ3a〜Q5bをオフした後、第2リレー回路63のトランジスタ63cのベースに対して駆動信号を出力し、各コレクタ−エミッタ間を導通状態にする。このとき、リレーコイル63bが励磁され、リレー接点63aが閉じて、抵抗素子61uとU相の駆動コイルLuとを、また抵抗素子61vとV相の駆動コイルLvとを、さらに抵抗素子61wとW相の駆動コイルLwとを結び、モータ51のインダクタンス成分がもつエネルギーを抵抗素子61u,61v,61wで短時間に消費させる。
(4)特徴
(4−1)
モータ駆動装置10では、制御部40が過大電圧発生時に上下アームの両方のトランジスタQ3a〜Q5bをオフすることによって、過大電圧は直列接続された2つのスイッチング素子(トランジスタQ3a〜Q5b及びダイオードD3a〜D5b)それぞれの両端に分圧され、1つのスイッチング素子(トランジスタQ3a〜Q5b及びダイオードD3a〜D5bにかかる過大電圧はどちらか一方が動作していた時の半分に低減されるので、スイッチング素子(トランジスタQ3a〜Q5b及びダイオードD3a〜D5b)を破壊から保護することができる。
(4−2)
モータ駆動装置10では、モータ51のインダクタンス成分が持つエネルギー及びモータの回転による誘起電圧によってスイッチング素子(ダイオードD3a〜D5b)がオンする可能性が高いが、制御部40が上下アームの両方のトランジスタをオフした後、リレー回路27を介してインバータ25とモータ51との間の接続を遮断するので、モータ51のインダクタンスにより流れ続ける電流によって上下アームいずれかのスイッチング素子(ダイオードD3a〜D5b)がオンしてしまうことを防止し、或いは既にオンしていたときにはそのオンしている時間を短くすることができる。
(4−3)
モータ駆動装置10では、制御部40が上下アームの両方のトランジスタをオフした後、第2リレー回路63を介してモータ51と抵抗負荷回路61とを接続するので、モータ51のインダクタンス成分がもつエネルギーを抵抗素子61u,61v,61wで短時間に消費させる。
<その他>
上記実施形態では、モータ駆動装置10を例に本願発明の詳細な説明を行ったが、本願発明の適用はモータ駆動装置10に限ったものではなく、他の負荷装置にも適用可能である。
例えば、モータ駆動装置10の駆動装置部分を電磁誘導加熱コイルに対する電力変換装置として利用することによって、電磁誘導加熱装置として成立する。
本願発明は、上下アームの各トランジスタを過電圧から保護することができるので、モータ駆動装置だけに限らす、インバータを用いた他の駆動装置にも有用である。
10 モータ駆動装置
20 電源供給部
23 電圧検出部
27 リレー回路(開閉器)
40 制御部
51 モータ
61 抵抗負荷回路(エネルギー消費回路)
63 第2リレー回路(第2開閉器)
Q3a トランジスタ(スイッチング素子)
Q3b トランジスタ(スイッチング素子)
Q4a トランジスタ(スイッチング素子)
Q4b トランジスタ(スイッチング素子)
Q5a トランジスタ(スイッチング素子)
Q5b トランジスタ(スイッチング素子)
NU 接続点
NV 接続点
NW 接続点
Vdc 直流電圧
特開2007−166815号公報

Claims (6)

  1. 上下アームが2つのスイッチング素子(Q3a、Q3b,Q4a、Q4b,Q5a、Q5b)を直列に接続することによって構成され、それによって形成された接続点(NU,NV,NW)それぞれから対応する負荷へ電圧を出力する電力変換装置であって、
    前記上下アームに直流電圧(Vdc)を供給する電源供給部(20)と、
    前記上下アームに並列に接続された電圧検出部(23)と、
    前記接続点(NU,NV,NW)と前記負荷との間を接続又は遮断する開閉器(27)と、
    前記スイッチング素子(Q3a、Q3b,Q4a、Q4b,Q5a、Q5b)をオンオフ動作させる制御部(40)と、
    を備え、
    前記制御部(40)は、前記電圧検出部(23)の検出値が所定の閾値を超えたとき、前記上下アームの両方の前記スイッチング素子(Q3a、Q3b,Q4a、Q4b,Q5a、Q5b)をオフにし、さらに前記開閉器(27)を介して前記接続点(NU,NV,NW)と前記負荷との間を遮断する、
    電力変換装置。
  2. 前記負荷同士の間に接続されるエネルギー消費回路(61)をさらに備える、
    請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記負荷と前記エネルギー消費回路(61)との間を接続又は遮断する第2開閉器(63)をさらに備え、
    前記第2開閉器(63)は、
    通常時は前記負荷と前記エネルギー消費回路(61)との間を遮断し、
    前記電圧検出部(23)による検出値が所定の閾値を超えたときに前記負荷と前記エネルギー消費回路(61)との間を接続する、
    請求項2に記載の電力変換装置。
  4. モータの複数の相それぞれに対応する複数の上下アームそれぞれが、2つのスイッチング素子(Q3a、Q3b,Q4a、Q4b,Q5a、Q5b)を直列に接続することによって構成され、それによって形成された接続点(NU,NV,NW)それぞれから対応する前記相へ電圧を出力するモータ駆動装置であって、
    前記上下アームに直流電圧(Vdc)を供給する電源供給部(20)と、
    前記上下アームに並列に接続された電圧検出部(23)と、
    前記接続点(NU,NV,NW)と前記相との間を接続又は遮断する開閉器(27)と、
    前記スイッチング素子(Q3a、Q3b,Q4a、Q4b,Q5a、Q5b)をオンオフ動作させる制御部(40)と、
    を備え、
    前記制御部(40)は、前記電圧検出部(23)の検出値が所定の閾値を超えたとき、前記上下アームの両方の前記スイッチング素子(Q3a、Q3b,Q4a、Q4b,Q5a、Q5b)をオフにし、さらに前記開閉器(27)を介して前記接続点(NU,NV,NW)と前記相との間を遮断する、
    モータ駆動装置(10)。
  5. 前記相同士の間に接続されるエネルギー消費回路(61)をさらに備える、
    請求項4に記載のモータ駆動装置(10)。
  6. 前記相と前記エネルギー消費回路(61)との間を接続又は遮断する第2開閉器(63)をさらに備え、
    前記第2開閉器(63)は、
    通常時は前記相と前記エネルギー消費回路(61)との間を遮断し、
    前記電圧検出部(23)による検出値が所定の閾値を超えたときに前記相と前記エネルギー消費回路(61)との間を接続する、
    請求項5に記載のモータ駆動装置(10)。
JP2013273559A 2013-12-27 2013-12-27 電力変換装置、及びモータ駆動装置 Pending JP2015128358A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013273559A JP2015128358A (ja) 2013-12-27 2013-12-27 電力変換装置、及びモータ駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013273559A JP2015128358A (ja) 2013-12-27 2013-12-27 電力変換装置、及びモータ駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015128358A true JP2015128358A (ja) 2015-07-09

Family

ID=53838092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013273559A Pending JP2015128358A (ja) 2013-12-27 2013-12-27 電力変換装置、及びモータ駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015128358A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2018139172A1 (ja) * 2017-01-25 2019-11-07 株式会社日立製作所 電力変換装置及び電力変換方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0314990U (ja) * 1989-06-27 1991-02-14
JP2002078381A (ja) * 2000-08-30 2002-03-15 Toyo Electric Mfg Co Ltd 永久磁石モータの制御装置
US20040160792A1 (en) * 2003-02-14 2004-08-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Motor power supply
JP2007267481A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Daikin Ind Ltd モータ駆動システムおよびその制御方法
JP2012070573A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Fuji Electric Co Ltd インバータ装置の過電圧保護方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0314990U (ja) * 1989-06-27 1991-02-14
JP2002078381A (ja) * 2000-08-30 2002-03-15 Toyo Electric Mfg Co Ltd 永久磁石モータの制御装置
US20040160792A1 (en) * 2003-02-14 2004-08-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Motor power supply
JP2007267481A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Daikin Ind Ltd モータ駆動システムおよびその制御方法
JP2012070573A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Fuji Electric Co Ltd インバータ装置の過電圧保護方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2018139172A1 (ja) * 2017-01-25 2019-11-07 株式会社日立製作所 電力変換装置及び電力変換方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI383575B (zh) Winding switch of AC motor and its winding switching system
JP5630474B2 (ja) インバータ
CN107458231B (zh) 驱动用于永磁同步马达的逆变电路的控制器和方法
US20090302792A1 (en) AC rotating machine with improved drive for its stator coil
JP6636207B2 (ja) 電動機の駆動装置および冷凍サイクル適用機器
JP5967299B2 (ja) 電力変換装置及びその制御方法
US20120281446A1 (en) Preventing load dump overvoltages in synchronous rectifiers,
JP2017147806A (ja) 電動機制御装置および電動機制御方法
JP5539928B2 (ja) モータ駆動装置、それを用いたファン制御装置およびヒートポンプ装置
JP6390811B2 (ja) モータ駆動装置
US10615591B2 (en) Power electronics unit
JP6629452B2 (ja) 誘起電圧抑制装置、モータシステム、および電力変換システム
EP4175153A1 (en) Inverter device
JP2013511247A (ja) インバータ
JP2013511249A (ja) インバータ用パワースイッチ装置
WO2015098942A1 (ja) モータ駆動装置
JP5858035B2 (ja) 過電圧保護回路
JP2015128358A (ja) 電力変換装置、及びモータ駆動装置
JP2015216746A (ja) 過電圧保護回路
JP7002619B1 (ja) 電力変換装置
JP7205176B2 (ja) モータ駆動システム
JP2013198234A (ja) モータ駆動装置とこれを備える空気調和機
CN112868155B (zh) 电源电路、包括该电源电路的马达驱动电路以及包括该电源电路或该马达驱动电路的冷冻装置
JP2019110623A (ja) 電力変換器の制御装置
JP2015216745A (ja) 過電圧保護回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170725

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170921

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20171010

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171215

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20171221

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20180119