JP2015127696A - 計器用文字板 - Google Patents

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Abstract

【課題】視る角度によって彩色が変化して見映えが変わり、装飾性の高い外観を提供することのできる計器用文字板を提供すること。【解決手段】基板2上に印刷された計器用の意匠面3の画素10Aを構成する複数のインク層11,12,13は、紫外線硬化型インクのインク滴をUV硬化型インクジェットプリンタの印刷ヘッドで基板2に着弾させるインク塗布工程と、基板2に着弾したインク滴が自重で平坦化する前にインク滴に紫外線を照射して硬化したインク層とするインク硬化工程と、を同一箇所で繰り返すことで形成され、意匠面3を正面からずれた位置から視ると、各画素10Aの積層している各インク層11,12,13の発色を視認することができる計器用文字板。【選択図】図6

Description

本発明は、計器用文字板に関する。
図18〜図20は、車両に搭載されるコンビネーションメータを示したものである。
このコンビネーションメータ100は、1つの見返し板110の内側に、走行速度を示す速度計120、エンジン回転数を示す回転計130、燃料残量やギヤポジションや走行距離などの複数の情報を表示する液晶ディスプレイユニット140、走行距離をリセットするトリップノブ150、左折用のターンライトの点灯表示器160、右折用ターンライトの点灯表示器170、などを備えている。
速度計120や回転計130は、回転式のメータであり、中心に指針挿通穴121,131が空いた円板形の計器用文字板122,132と、指針挿通穴121,131を挿通する指針軸の先端に固定された指針124,134を備える。
また、コンビネーションメータ100は、図19に示すように、見返し板110の前方を覆う透明な表面カバー180と、見返し板110の裏側に配置された制御用回路基板190と、前記見返し板110の裏側に取り付けられて制御用回路基板190を収容する計器ケース200と、を備えている。
制御用回路基板190は、計器用文字板122,132や指針124,134を照明する光源191や、指針124,134を回転駆動するモータ192を搭載している。
計器ケース200は、制御用回路基板190の上を覆う裏カバー201が、着脱可能になっている。
速度計120や回転計130に装備される計器用文字板122,132は、円板形の基板310と、その表面に印刷された計器用の意匠面320と、を備えている。
計器用の意匠面320には、図20に示すように、基板310の表面を覆う地色印刷321や、目盛り322や、数字やアルファベットなどの文字323や、図柄324などが該当する。
コンビネーションメータ100を設計する際は、計器類の見映えが向上するように、計器用文字板122,132に施す計器用の意匠面320に工夫を凝らす。
図21は下記特許文献1に開示された計器用文字板を示し、図22は下記特許文献2に開示された計器用文字板を示している。
特許文献1の計器用文字板400は、樹脂製の円板形の基板410と、該基板410の上に印刷された計器用の意匠面420と、を備えている。
図示例の意匠面420は、地色印刷321となるもので、基板410の表面を覆う白色のインク層421と、この白色のインク層421に積層される黒色又は黒色系の着色インク層422と、を備えている。
それぞれのインク層421,422は、いずれもスクリーン印刷により形成されている。
特許文献2の計器用文字板500は、透明な樹脂製の円板形の基板510と、基板510の裏面に形成された第1の計器用の意匠面520と、基板510の表面に形成された第2の計器用の意匠面530と、を備えている。
第1の計器用の意匠面520は、基板510の裏面の全域に均一に印刷される着色インク層521を備えている。この着色インク層521は、計器用文字板500の基本色となる彩色を担うもので、例えば、メタリック顔料や金属微粒子を含む着色インクを塗布乾燥させることで形成される。
第2の計器用の意匠面530は、第1の計器用の意匠面520によって提供される金属調の質感を更に向上させるために、基板510の表面に形成される。
第2の計器用の意匠面530は、線状に隆起した画素531が微少間隔で並ぶことで、ヘアライン模様を形成して、第1の計器用の意匠面520によって提供される金属調の質感を向上させる。
第2の計器用の意匠面530を構成する線状の画素531は、複数のインク層531a,531b,531cの積層によって、立体構造になっている。
また、画素531を構成している複数のインク層531a,531b,531cは、紫外線硬化型インクのインク滴を紫外線硬化型インクジェットプリンタの印刷ヘッドで基板510に着弾させるインク塗布工程と、基板510に着弾したインク滴が自重で平坦化する前にインク滴に紫外線を照射して硬化したインク層とするインク硬化工程と、を同一箇所で繰り返すことで形成される。
特開2009−180572号公報 特開2007−249028号公報
ところで、計器用文字板において基板に印刷される意匠面は、文字板の見映えを向上させることが重要である。
しかし、特許文献1に記載の計器用文字板400の意匠面420は、スクリーン印刷により形成されたベタ塗りの印刷層で、図21に符号S1,S2で示すように、視角を換えても、目に入るのは、最上層の着色インク層422の色(黒色又は黒色系の着色)の平坦な着色面で、見映えは変わらない。そのため、装飾性が低いという問題があった。
一方、特許文献2に記載の計器用文字板500の第2の計器用の意匠面530は、基板510の表面に線状の凹凸によるヘアライン模様を形成するもので、第1の計器用の意匠面520の彩色に、金属調の質感を付与して、装飾性を向上させることができる。
しかし、計器用文字板としては、更に装飾性の高いものが望まれている。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、視る角度によって彩色が変化して見映えが変わり、装飾性の高い外観を提供することのできる計器用文字板を提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1) 基板と、該基板の上に印刷された計器用の意匠面と、を備え、
前記意匠面を形成するドット状の画素が複数のインク層を積層した多層構造であり、
前記各画素の前記複数のインク層は、紫外線硬化型インクのインク滴を紫外線硬化型インクジェットプリンタの印刷ヘッドで前記基板に着弾させるインク塗布工程と、前記基板に着弾した前記インク滴が自重で平坦化する前に前記インク滴に紫外線を照射して硬化したインク層とするインク硬化工程と、を同一箇所で繰り返すことで形成される計器用文字板であって、
前記基板は、不透明な材料で形成された板材であり、
前記各画素の前記複数のインク層は、それぞれ発色の異なる層で形成され、
前記各画素の最下層の前記インク層は、白色の発色を示すインク層であり、
前記各画素の中間層の前記インク層は、白色及び黒色以外の発色を示す着色インク層であり、
前記各画素の最上層の前記インク層は、黒色又は黒色系の発色を示す着色インク層であることを特徴とする計器用文字板。
(2) 前記画素に隣接して配置される副画素を更に備え、
前記副画素は、最下層及び中間層の前記インク層が透明なインク層であり、最上層の前記インク層が前記画素の最上層の前記インク層と同色の発色を示す着色インク層である、ことを特徴とする上記(1)に記載の計器用文字板。
(3) 基板と、該基板の上に印刷された計器用の意匠面と、を備え、
前記意匠面を形成するドット状の画素が複数のインク層を積層した多層構造であり、
前記各画素の前記複数のインク層は、紫外線硬化型インクのインク滴を紫外線硬化型インクジェットプリンタの印刷ヘッドで前記基板に着弾させるインク塗布工程と、前記基板に着弾した前記インク滴が自重で平坦化する前に前記インク滴に紫外線を照射して硬化したインク層とするインク硬化工程と、を同一箇所で繰り返すことで形成される計器用文字板であって、
前記基板は、光を透過する材料で形成された板材であり、
前記各画素の前記複数のインク層は、それぞれ発色の異なる層で形成され、
前記各画素の最下層の前記インク層は、透明なインク層であり、
前記各画素の最上層の前記インク層は、黒色又は黒色系の発色を示す着色インク層であり、
前記各画素の中間層の前記インク層は、最上層の前記インク層とは異なる発色を示す着色インク層であり、
前記基板の裏面には、前記各画素の裏面に照明光を照射する光源が配置されている
ことを特徴とする計器用文字板。
(4) 前記画素に隣接して配置される副画素を更に備え、
前記副画素は、最上層の前記インク層が前記画素の最上層の前記インク層と同色の発色を示す着色インク層であり、最上層以外の前記インク層が透明なインク層である、ことを特徴とする上記(3)に記載の計器用文字板。
上記(1)〜(4)の構成によれば、基板の上の計器用の意匠面を構成する画素は、発色の異なる複数のインク層の積層構造に形成されていて、正面から視たときの画素の発色は、各画素の最上層のインク層の発色であるが、意匠面を正面からずれた位置から視ると、各画素に積層している各インク層の発色が視認できる。
即ち、視る角度によって彩色が変化して見映えが変わり、装飾性の高い外観を提供することができる。
本発明による計器用文字板によれば、視る角度によって彩色が変化して見映えが変わり、装飾性の高い外観を提供することのできる計器用文字板を提供することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は本発明に係る計器用文字板の第1実施形態の正面図である。 図2は図1のA−A線に沿う断面図である。 図3は図2に示した画素の拡大図である。 図4は図3に示した画素の各インク層を形成工程の説明図である。 図5は図3に示した画素に対する光の反射状態の説明図である。 図6は本発明に係る計器用文字板の第1実施形態における画素の構成説明図である。 図7は本発明に係る計器用文字板の第2実施形態における画素の構成説明図である。 図8は本発明に係る計器用文字板の第3実施形態の要部の拡大断面図である。 図9は図8に示した画素の拡大図である。 図10は図9に示した画素における発色の状態の説明図である。 図11は本発明に係る計器用文字板の第3実施形態における画素の構成説明図である。 図12は本発明に係る計器用文字板の第4実施形態における画素の構成説明図である。 図13は本発明に係る計器用文字板の第5実施形態における画素の構成説明図である。 図14は第5実施形態のインク層により描いた意匠の、通常時(非照明時)及び夜間照明時の正面図である。 図15は本発明に係る計器用文字板の第6実施形態における画素の構成説明図である。 図16は本発明に係る計器用文字板の第7実施形態における画素の構成説明図である。 図17は本発明に係る計器用文字板の第7実施形態の変形例における画素の構成説明図である。 図18は本発明に係る計器用文字板が使用される車両用メータの正面図である。 図19は図18のB−B線に沿う断面図である。 図20は図18に示した計器用文字板に印刷される計器用の意匠面の説明図である。 図21は特許文献1における計器用文字板の縦断面図である。 図22は特許文献2における計器用文字板の縦断面図である。 図23は本発明に係る計器用文字板の第8実施形態における画素の構成説明図である。
以下、本発明に係る計器用文字板の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1〜図6は本発明に係る計器用文字板の第1実施形態を示したもので、図1は第1実施形態の計器用文字板の正面図、図2は図1のA−A線に沿う断面図、図3は図2に示した画素の拡大図、図4は図3に示した画素の各インク層を形成工程の説明図、図5は図3に示した画素に対する光の反射状態の説明図である。
図1に示した計器用文字板1は、図18に示したコンビネーションメータ100の回転計130として使用される。この計器用文字板1は、図1及び図2に示すように、不透明な樹脂で円板状に形成された基板2と、該基板2の上に印刷された計器用の意匠面3と、を備える。計器用文字板1の基板2の中心には、指針軸を挿通する指針挿通穴21が形成されている。
意匠面3は、基板2の表面の地色を提供する印刷面である。基板2には、意匠面3から照明光を透過させる部分である目盛り4や、数字やアルファベットなどの文字5や、図柄6などが設けられる。
意匠面3は、微細間隔で並ぶ多数のドット単位の画素10で構成されている。そして、それぞれの画素10は、図2及び図3に示すように、基板2の上に積層された第1のインク層11と、この第1のインク層11の上に積層された第2のインク層12と、を備えた2層構造(多層構造)に形成されている。
第1のインク層11は、白色及び黒色以外の色(有彩色)で第2のインク層12とは異なる発色を示す紫外線硬化型インクによって形成した着色インク層である。また、第2のインク層12は、計器用文字板1の表面の基調色となる黒色の紫外線硬化型インクで形成した黒色の着色インク層である。
各画素10の複数のインク層11,12は、図4(a)〜図4(f)で示す手順で形成される。
第1のインク層11は、図4(a)に示すインク塗布工程と、図4(b)に示すヘッド移動工程と、図4(c)に示すインク硬化工程と、を実施することで、形成される。
また、第2のインク層12は、図4(d)に示すインク塗布工程と、図4(e)に示すヘッド移動工程と、図4(f)に示すインク硬化工程と、を実施することで、形成される。
図4(a)に示したインク塗布工程は、紫外線硬化型インクの微細なインク滴11aを紫外線硬化型インクジェットプリンタの印刷ヘッド22のインク噴射ノズル22aによって基板2に着弾させる工程である。
図4(b)に示したヘッド移動工程は、基板2に着弾したインク滴11bを硬化させるために、インク滴11bの直上に印刷ヘッド22の紫外線照射部22bを移動させる工程である。
図4(c)に示したインク硬化工程は、基板2に着弾したインク滴11bが自重で平坦化する前にそのインク滴11bに紫外線24を照射して、硬化したインク層11とする工程である。
図4(d)に示したインク塗布工程は、紫外線硬化型インクの微細なインク滴12aを紫外線硬化型インクジェットプリンタの印刷ヘッド22のインク噴射ノズル22aによって基板2の第1のインク層11の上に着弾させる工程である。
図4(e)に示したヘッド移動工程は、基板2に着弾したインク滴12bを硬化させるために、インク滴12bの直上に印刷ヘッド22の紫外線照射部22bを移動させる工程である。
図4(f)に示したインク硬化工程は、基板2に着弾したインク滴12bが自重で平坦化する前にそのインク滴12bに紫外線24を照射して、硬化したインク層12とする工程である。
即ち、画素10の複数のインク層11,12は、紫外線硬化型インクのインク滴を紫外線硬化型インクジェットプリンタの印刷ヘッド22で基板2に着弾させるインク塗布工程と、基板2に着弾したインク滴が自重で平坦化する前にインク滴に紫外線を照射して硬化したインク層とするインク硬化工程と、を同一箇所で繰り返すことで形成される。
画素10を構成するインク層11,12は、インクジェットプリンタの印刷位置精度が高いことを利用して、発色の異なる微細なインク滴11a,12aを、ドット単位で同一ポイントP1(図3参照)に重ねるものである。このように形成すると、積層状態に形成された第1のインク層11と第2のインク層12とは、図3に示すように、それぞれの縁が基板2に垂直な垂線V2上に揃った状態に形成することができる。
画素10では、図5に示すように、画素10の頂部や側面で光が反射され、意匠面3を正面からずれた位置から視ると、各画素10の積層している各インク層11,12の発色を視認することができる。
図6は、本発明に係る計器用文字板の第1実施形態における画素の構成説明図である。
この第1実施形態の画素10Aは、図2,図3又は図5の画素10を不透明な樹脂で円板状に形成された基板2上に積層される4層のインク層13,11,12,12により形成したものである。画素10Aを構成する各インク層13,11,12,12は、図2の画素10の場合と同様に、紫外線硬化型インクのインク滴を紫外線硬化型インクジェットプリンタの印刷ヘッド22で基板2に着弾させるインク塗布工程と、基板2に着弾したインク滴が自重で平坦化する前にインク滴に紫外線を照射して硬化したインク層とするインク硬化工程と、を同一箇所で繰り返すことで形成される。
この第1実施形態における画素10Aにおいて、最下層のインク層13が白色の発色を示すインク層である。また、中間層のインク層として最下層のインク層13の上に積層されるインク層11は、白色及び黒色以外の色(有彩色)で最下層のインク層13や最上層のインク層12とは異なる発色を示す着色インク層である。また、本実施形態では、最上層を含む上位の2層のインク層12,12は、いずれも、計器用文字板1の表面の基調色となる黒色の着色インク層である。
上位に黒色のインク層12を重ねて装備したのは、インク層の厚みが薄いために下層のインク層の発色が透けて見えることを防止するためである。
この第1実施形態の計器用文字板では、基板2の上の計器用の意匠面3を構成する画素10は、発色の異なる複数のインク層11,12の積層構造に形成されていて、図2に矢印S3で示すように正面から視たときの画素10の発色は、各画素10の最上層のインク層12の発色である黒色であるが、図2に矢印S4で示すように意匠面3を正面からずれた位置から視ると、各画素10に積層している各インク層11,12の発色が視認できる。
即ち、第1実施形態の計器用文字板1では、視る角度によって彩色が変化して見映えが変わり、装飾性の高い外観を提供することができる。
さらに、各画素10の最下層のインク層13が白色の発色を示すインク層であり、下地色となる白色のインク層13の上に有彩色の着色インク層11が重なるため、有彩色の着色インク層11の発色が明確になって、発色をより鮮やかに際立たせることができ、計器用文字板1の見映えを更に向上させることができる。
[第2実施形態]
図7は、本発明に係る計器用文字板の第2実施形態における画素の構成説明図である。
この第2実施形態の場合、基板2は、第1実施形態と同様に、不透明な材料で形成された板材である。
そして、基板2上の意匠面3は、主画素10Bと、この主画素10Bに隣接して配置される副画素10Cを備えている。
主画素10Bは、3層にインク層が積層された多層構造で、最下層のインク層が白色の発色を示すインク層13であり、且つ、中間層のインク層が有彩色の発色を示す有彩色の着色インク層14であり、且つ、最上層のインク層が黒色又は黒色系の発色を示す着色インク層12である。
副画素10Cは、3層にインク層が積層された多層構造であるが、最下層と中間層のインク層がいずれも透明なインク層15である。そして、副画素10Cの最上層のインク層は、主画素10の最上層のインク層と同色(黒色)の発色を示す着色インク層12である。
主画素10Bや副画素10Cの各インク層は、第1実施形態の画素10の場合と同様に、紫外線硬化型インクのインク滴を紫外線硬化型インクジェットプリンタの印刷ヘッド22で基板2に着弾させるインク塗布工程と、基板2に着弾したインク滴が自重で平坦化する前にインク滴に紫外線を照射して硬化したインク層とするインク硬化工程と、を同一箇所で繰り返すことで形成される。
この第2実施形態の計器用文字板では、主画素10B及び副画素10Cの最上層のインク層が黒色の着色インク層12であることから、図7に矢印S6で示すように意匠面3を正面から視たときには、黒色に見える。しかし、主画素10Bは、最下層のインク層が白色の発色を示す着色インク層13であることから、図7に矢印S5で示すように意匠面3を正面からずれた位置から視たときには、最下層の上に積層された中間の有彩色の着色インク層14の発色が明確になって目に入る。また、主画素10Bに隣接して形成される副画素10Cは、主画素10Bの着色インク層14に並ぶ最下層及び中間層のインク層が透明なインク層15であり、主画素10Bの着色インク層の発色が副画素10Cの透明なインク層15を透過して間接的に見えることになる。そのため、透明なインク層15を透過する際の光の屈折と散乱によって、主画素10Bの有彩色の着色インク層14の見映えが変わり、計器用文字板に、より装飾性の高い外観を提供することができる。透明なインク層15を入れることにより、色が見える視線の鉛直方向からの角度を図2のS4(α)より図7のS5(β)に広げることができる。つまり、透明なインク層15を入れることで色が見える視線角度を調整できる。
[第3実施形態]
図8〜図11は本発明に係る計器用文字板の第3実施形態を示したもので、図8は本発明の第3実施形態の計器用文字板の要部の拡大断面図、図9は図8に示した画素の拡大図、図10は図9に示した画素における発色の状態の説明図である。
この第3実施形態の計器用文字板は、透明な樹脂で円板状に形成された基板2Dと、基板2Dの上に印刷された計器用の意匠面3Dと、基板2Dの裏面に配置された光源7と、を備えている。
意匠面3Dは、微細間隔で並ぶ多数のドット単位の画素10Dで構成されている。
それぞれの画素10Dは、図9及び図10に示すように、基板2Dの上に積層された第1のインク層15と、この第1のインク層15の上に積層された第2のインク層12と、を備えた2層構造(多層構造)に形成されている。画素10Dにおいて最下層のインク層である第1のインク層15は、紫外線硬化型の透明インクにより形成する透明なインク層である。また、第2のインク層12は、計器用文字板1の表面の基調色となる黒色の紫外線硬化型インクで形成した黒色の着色インク層である。
画素10Dを構成するインク層15,12は、図2〜図4の画素10の場合と同様に、紫外線硬化型インクのインク滴を紫外線硬化型インクジェットプリンタの印刷ヘッド22で基板2Dに着弾させるインク塗布工程と、基板2Dに着弾したインク滴が自重で平坦化する前にインク滴に紫外線を照射して硬化したインク層とするインク硬化工程と、を同一箇所で繰り返すことで形成される。
基板2Dの裏に配置された光源7は、透明な基板2Dを介して、各画素10Dの裏面に照明光8を照射する。
以上に説明した図8〜図10の計器用文字板では、意匠面3Dを印刷する基板2Dが透明な板材で、しかも意匠面3Dを構成する画素10Dの最下層のインク層が透明なインク層15である。そのため、図10に示すように、基板2D裏の光源7が出射する照明光8が基板2Dと画素10Dの最下層の透明なインク層15を透過して外部に出射されるようになる。したがって、図8に矢印S7で示すように、意匠面3Dを正面から見たときには、各画素10Dの最上層のインク層12の黒色に見える。しかし、図8に矢印S8で示すように、意匠面3Dを正面からずれた位置から視たときには、透明なインク層15を透過する照明光8によって、意匠面3Dを形成している画素10Dの最下層のインク層15が発光することで、照明光によるインク層15の発光が目に映るようになり、見映えを変化させることができる。
図11の画素10Eは、図8〜図10の画素10Dを透明な樹脂で円板状に形成された基板2D上に積層される3層のインク層15,14,12,により形成したものである。
最下層のインク層15は、紫外線硬化型の透明インクにより形成する透明なインク層である。また、最下層のインク層15の上に積層される中間層のインク層14は、有彩色の発色を示す紫外線硬化型インクにより形成した有彩色の着色インク層である。最上層のインク層12は、計器用文字板1の表面の基調色となる黒色の紫外線硬化型インクで形成した黒色の着色インク層である。
即ち、図11の画素10Eは、中間層に、最上層のインク層とは異なる発色を示す着色インク層を備えている。
図11の場合も、画素10Eを構成する各インク層は、紫外線硬化型インクのインク滴を紫外線硬化型インクジェットプリンタの印刷ヘッド22で基板2Dに着弾させるインク塗布工程と、基板2Dに着弾したインク滴が自重で平坦化する前にインク滴に紫外線を照射して硬化したインク層とするインク硬化工程と、を同一箇所で繰り返すことで形成される。
図11の構成の計器用文字板では、意匠面を構成する画素10Eの中間層である有彩色の着色インク層14には、基板2D及び画素10Eの最下層の透明なインク層15を透過した照明光が照射される。そのため、意匠面3Dを矢印S9で示すように正面からずれた位置から視るときには、照明光で照射された有彩色の着色インク層14の鮮やかな発色が目に入ることになり、視る角度によって彩色が変化して見映えが変わり、更に装飾性の高い外観を提供することができる。
[第4実施形態]
図12は、本発明に係る計器用文字板の第4実施形態における画素の構成説明図である。
この第4実施形態の計器用文字板は、基板2Dと、該基板2Dの裏面に配置された光源7と、基板2Dの表面に形成された意匠面3Fと、を備えている。
基板2Dは、光を透過する材料で形成された板材である。
意匠面3Fは、主画素10Fと、この主画素10Fに隣接して配置される副画素10Gを備えている。
主画素10Fは、インク層が3層に積層された立体構造で、最下層のインク層が透明なインク層15で、且つ、中間層が最上層のインク層とは異なる発色を示す着色インク層14であり、最上層のインク層が黒色のインク層12である。
また、副画素10Gは、インク層が3層に積層された立体構造であるが、最上層のインク層が黒色の発色を示すインク層12で、最上層以外の二つのインク層が透明なインク層15である。
この第4実施形態の主画素10F及び副画素10Gの各インク層は、紫外線硬化型インクのインク滴を紫外線硬化型インクジェットプリンタの印刷ヘッド22で基板2Dに着弾させるインク塗布工程と、基板2Dに着弾したインク滴が自重で平坦化する前にインク滴に紫外線を照射して硬化したインク層とするインク硬化工程と、を同一箇所で繰り返すことで形成される。
この第4実施形態の計器用文字板では、主画素10Fの着色インク層14が、当該主画素10Fの最下層の透明なインク層15を透過した照明光の照射を受けて鮮やかに発色すると共に、主画素10Fの着色インク層14の発色は、主画素10Fに隣接する副画素10Gの透明なインク層15を介して外部に映写される。そのため、図12に矢印S10で示すように、意匠面3Fをその正面から見たときには、主画素10F及び副画素10Gの最上層のインク層12の発色である黒色に見える。しかし、図12に矢印S11で示すように、意匠面3Fをその正面からずれた位置から見たときには、透明なインク層15を介して、照明光を受けた主画素10Fの着色インク層14の発色が目に映る。そのため計器用文字板としては、より装飾性の高い外観を提供することができる。透明なインク層15を入れることにより、色が見える視線の鉛直方向からの角度を図11のS9(γ)より図12のS11(δ)に広げることができる。つまり、透明なインク層15を入れることで色が見える視線角度を調整できる。
[第5実施形態]
図13は、本発明に係る計器用文字板の第5実施形態における画素の構成説明図である。
この第5実施形態の計器用文字板は、基板2Dと、該基板2Dの裏面に配置された光源7と、基板2Dの表面に形成された意匠面3Gと、を備えている。意匠面3Gは、基板2の表面の地色を提供する印刷面である。
基板2Dは、光を透過する材料で形成された板材である。
意匠面3Gは、主画素10Hと、この主画素10Hに隣接して配置される副画素10Iを備えている。
主画素10Hは、インク層が3層に積層された立体構造で、最下層及び中間層が有彩色の発色を示す着色インク層14であり、最上層のインク層が黒色のインク層12である。
また、副画素10Iは、最下層のインク層が透明なインク層15で、且つ、中間層が有彩色の発色を示す着色インク層14であり、最上層のインク層が黒色のインク層12である。透明なインク層15は意匠形状に沿って設けられている。
この第5実施形態の主画素10H及び副画素10Iの各インク層は、紫外線硬化型インクのインク滴を紫外線硬化型インクジェットプリンタの印刷ヘッド22で基板2Dに着弾させるインク塗布工程と、基板2Dに着弾したインク滴が自重で平坦化する前にインク滴に紫外線を照射して硬化したインク層とするインク硬化工程と、を同一箇所で繰り返すことで形成される。
この第5実施形態の計器用文字板では、副画素10Iの有彩色の着色インク層14が、当該副画素10Iの最下層の透明なインク層15を透過した照明光の照射を受けて鮮やかに発色すると共に、副画素10Iの有彩色の着色インク層14の発色は、副画素10Iの透明なインク層15を介して外部に映写される。そのため、図13に矢印S12で示すように、意匠面3Gをその正面から見たときには、主画素10H及び副画素10Iの最上層のインク層12の発色である黒色に見える。しかし、図13に矢印S13で示すように、意匠面3Gをその正面からずれた位置から見たときには、透明なインク層15を介して、照明光を受けた副画素10Iの有彩色の着色インク層14の発色が目に映る。そのため計器用文字板としては、より装飾性の高い外観を提供することができる。
また、意匠面3Gの意匠を、図14のような形状(数字の3)として第5実施形態のインク層の構造にした場合、夜間照明時に、意匠の輪郭であるインク側面から光が漏れる。夜間照明時に図13の矢印S12aで示すように意匠を正面から見ると、意匠の輪郭であるインク側面からの漏れ光によって、その意匠の輪郭が強調され、より立体的な見栄えとなる。
また、無灯火時(通常時)である照明光のない場合、正面からは、意匠の表面の黒色のインク層が輪郭を強調されずにそのまま見える。
このように、照明光の有無で、意匠を正面から見たときの見栄えを変化させることができる。
なお、図14に示す意匠としては模様、ロゴ等が挙げられ、図14では意匠の一例として数字の3が示されている。
[第6実施形態]
図15は、本発明に係る計器用文字板の第6実施形態における画素の構成説明図である。
第6実施形態は、第5実施形態の構成を一部変更したものである。第6実施形態が第5実施形態と異なる構成は、基板2Dの裏面にも黒色のインク層を設けた点と、白色及び黒色以外の発色を示す着色インク層14の色の濃度を変更した点である。黒色のインク層12は意匠形状に沿って、意匠の周囲の部分に対応して設けられている。着色インク層14の濃度は第5実施形態よりも薄く、図15では図13の着色インク層14よりも高さが低く表されている。
他の構成は、第5実施形態と同じであるので、説明は省略する。
第6実施形態のように、基板の裏面にも黒色のインク層12を設けたことにより、意匠の周囲への照明を抑えることができ、矢印S12aのように意匠を正面から見た場合に、意匠の輪郭からの漏れ光をより強調させることができる。また、有彩色の着色インク層14の濃度を変えることによっても見栄えを変えることができる。このように、1つの意匠及び1種類の光源だけで漏れ光の色や濃淡を変化させることができ、より立体的な見栄えが得られる。
なお、矢印S12aのように意匠を正面から見た場合に、漏れ光により意匠の見栄えを変化させるときは、図15の構成において、主画素10Hの下2層の着色インク層14の代わりにクリア層とし、副画素10Iの下2層を着色インク層14としてもよい。
[第7実施形態]
図16は、本発明に係る計器用文字板の第7実施形態における画素の構成説明図である。
この第7実施形態の計器用文字板は、透明な樹脂で円板状に形成された基板2Dと、基板2Dの上に印刷された計器用の意匠面3Hと、基板2Dの裏面に配置された光源7と、を備えている。
それぞれの画素10Jは、図16に示すように、基板2Dの上に積層された第1のインク層14と、この第1のインク層14の上に積層された第2のインク層13と、を備えた2層構造(多層構造)に形成されている。画素10Jにおいて最下層のインク層である第1のインク層14は、有彩色の発色を示す紫外線硬化型の着色インクにより形成する有彩色の着色インク層である。また、第2のインク層13は、白色の紫外線硬化型インクで形成した白色の着色インク層である。
画素10Jを構成するインク層14,13は、図2〜図4の画素10の場合と同様に、紫外線硬化型インクのインク滴を紫外線硬化型インクジェットプリンタの印刷ヘッド22で基板2Dに着弾させるインク塗布工程と、基板2Dに着弾したインク滴が自重で平坦化する前にインク滴に紫外線を照射して硬化したインク層とするインク硬化工程と、を同一箇所で繰り返すことで形成される。
第7実施形態のように、基板2Dの上に、下層として着色インク層14を設け、上層として白色のインク層13を設けたことにより、無灯火時である照明光の無いとき、矢印S14のように正面から見た場合には白く見える。また、照明時に正面から見た場合には着色インク層14の色と白色のインク層13の白色との混合色が見える。したがって、照明の有無で見栄えを変化させることができる。
図17は第7実施形態の変形例の構成説明図である。
この変形例は、ドット単位で下層の色が異なった構成である。意匠面3Iは、下層に黒色のインク層12と、透明なインク層15と、有彩色の発色を示す着色インク層14とを有し、上層に白色のインク層13を有する。
無灯火時、正面から見た場合にはどのドットも白色に見える。照明時に正面から見た場合には、黒色のインク層12の黒色と白色のインク層13の白色との混合色(矢印S16で見た場合)、白色のインク層13の発色(矢印S17で見た場合)、及び有彩色の着色インク層14の色と白色のインク層13の白色との混合色(矢印S18で見た場合)が見える。したがって、照明の有無で多種の色に見栄えを変化させることができる。
また、黒色のインク層12や透明なインク層15を設けることにより、絵柄などの見栄えをより大きく変化させることができる。さらに、有彩色の着色インク層14の色や濃度を変えることにより、グラフィカルな細かいグラデーションなど、より高級感のある見栄えに変化させることができる。
[第8実施形態]
図23は、本発明に係る計器用文字板の第8実施形態における画素の構成説明図である。
本実施形態の計器用文字板は、透明な樹脂で円板状に形成された基板2Dと、基板2Dの上に印刷された計器用の意匠面3Jと、基板2Dの裏面に配置された図示しない光源と、を備えている。
そして、本実施形態の計器用文字板は、基板2Dの裏面に有彩色の着色インク層14を設けている。また、基板2Dの表面には、透明なインク層15を裏面の着色インク層14よりも狭い範囲で施している。そして、表面の最上層および裏面の遮光部に黒色のインク層12を設けている。
透明なインク層15の範囲が基板2Dの裏面の着色インク層14よりも狭いため、着色インク層14の透過光のうち外周に近い部分(微細透過部19)を透過した光は、透明なインク層15の側面に照射される。したがって、光源を上記各実施形態よりも明るくすることなく、また、インク層を増やすこともなく、立体感や夜間照明時の高級感を演出することができる。
なお、輝度が若干低下するものの、透明なインク層15や黒色のインク層12を有彩色の着色インク層14と置き換えても、同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、以上に説明した各実施形態では、計器用文字板1の表面の基調色となる画素の最上層のインク層の発色は、重厚感をだすために黒色にしているが、黒色に限るものではなく、黒色に近い黒色系の濃い色であれば、他の色(例えば、濃紺や、濃紫や、濃茶など)の着色インク層とすることもできる。
また、本発明に係る画素を構成するインク層の積層数は、4層以上の任意数に設定することができ、画素の中間層に発色の異なる複数の着色インク層を備えることで、更に装飾性の高い外観を提供することが可能になる。
1 計器用文字板
2,2D 基板
3,3F 意匠面
7 光源
10,10A 画素
10B、10F 主画素
10C,10G 副画素
11,12,13,14,15 インク層

Claims (4)

  1. 基板と、該基板の上に印刷された計器用の意匠面と、を備え、
    前記意匠面を形成するドット状の画素が複数のインク層を積層した多層構造であり、
    前記各画素の前記複数のインク層は、紫外線硬化型インクのインク滴を紫外線硬化型インクジェットプリンタの印刷ヘッドで前記基板に着弾させるインク塗布工程と、前記基板に着弾した前記インク滴が自重で平坦化する前に前記インク滴に紫外線を照射して硬化したインク層とするインク硬化工程と、を同一箇所で繰り返すことで形成される計器用文字板であって、
    前記基板は、不透明な材料で形成された板材であり、
    前記各画素の前記複数のインク層は、それぞれ発色の異なる層で形成され、
    前記各画素の最下層の前記インク層は、白色の発色を示すインク層であり、
    前記各画素の中間層の前記インク層は、白色及び黒色以外の発色を示す着色インク層であり、
    前記各画素の最上層の前記インク層は、黒色又は黒色系の発色を示す着色インク層であることを特徴とする計器用文字板。
  2. 前記画素に隣接して配置される副画素を更に備え、
    前記副画素は、最下層及び中間層の前記インク層が透明なインク層であり、最上層の前記インク層が前記画素の最上層の前記インク層と同色の発色を示す着色インク層である、ことを特徴とする請求項1に記載の計器用文字板。
  3. 基板と、該基板の上に印刷された計器用の意匠面と、を備え、
    前記意匠面を形成するドット状の画素が複数のインク層を積層した多層構造であり、
    前記各画素の前記複数のインク層は、紫外線硬化型インクのインク滴を紫外線硬化型インクジェットプリンタの印刷ヘッドで前記基板に着弾させるインク塗布工程と、前記基板に着弾した前記インク滴が自重で平坦化する前に前記インク滴に紫外線を照射して硬化したインク層とするインク硬化工程と、を同一箇所で繰り返すことで形成される計器用文字板であって、
    前記基板は、光を透過する材料で形成された板材であり、
    前記各画素の前記複数のインク層は、それぞれ発色の異なる層で形成され、
    前記各画素の最下層の前記インク層は、透明なインク層であり、
    前記各画素の最上層の前記インク層は、黒色又は黒色系の発色を示す着色インク層であり、
    前記各画素の中間層の前記インク層は、最上層の前記インク層とは異なる発色を示す着色インク層であり、
    前記基板の裏面には、前記各画素の裏面に照明光を照射する光源が配置されている
    ことを特徴とする計器用文字板。
  4. 前記画素に隣接して配置される副画素を更に備え、
    前記副画素は、最上層の前記インク層が前記画素の最上層の前記インク層と同色の発色を示す着色インク層であり、最上層以外の前記インク層が透明なインク層である、ことを特徴とする請求項3に記載の計器用文字板。
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