JP2015125837A - コネクタ端子保持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタ端子の保持力を確保しながら、コネクタの薄型化を実現すること。【解決手段】筒状のハウジング13に挿入されるコネクタ端子15を保持部材29によりハウジングに保持する。ハウジング13は、コネクタ端子15に形成された係止穴63と対向する位置の筒壁に開口27が形成される。保持部材29は、開口に装着されるとともにハウジングに係止される基部43と、この基部から突出して係止穴63に挿入可能に形成された突起部51とを有している。【選択図】図1

Description

本発明は、ハウジングに挿入されるコネクタ端子を保持部材によりハウジングに保持するコネクタ端子保持構造に関する。
一般に、筒状のハウジングと、ハウジングの一方から挿入されるコネクタ端子とを備えるコネクタにおいては、ハウジングに可撓性を有するランスが一体で形成されている。ランスは、ハウジングに挿入されたコネクタ端子に押し付けられて弾性変形することでコネクタ端子の通過を許容し、続いて弾性復帰することにより、コネクタ端子の抜けを防ぐようになっている。また、ランスがコネクタ端子と係止されることで、ハウジングの所定位置にコネクタ端子が挿入されたことを確認できるようになっている。
この種のコネクタでは、ランスを形成したハウジングに保持部材を組み付ける構造が知られている。保持部材は、ハウジングと別体で形成された部材であり、ハウジングの筒壁に形成された開口に装着され、ランスに係止されたコネクタ端子をさらに係止するようになっている。これにより、コネクタ端子は、ランスと保持部材によって二重に係止されるため、ハウジングに対して高い保持力を得ることができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−115344号公報
ところで、電気自動車やハイブリッドカー等に搭載される高圧機器用のコネクタにおいては、例えば、安全性確保の観点から、ハウジングの小型化、特に薄型化が求められている。
しかしながら、特許文献1のように、ハウジングにランスを形成する場合、ハウジングにはランスの撓み代を考慮してランスの収容空間を設けなければならず、これがハウジングの薄型化を妨げる要因となっている。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、コネクタ端子の保持力を確保しながら、コネクタの薄型化を実現することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るコネクタ端子保持構造は、筒状のハウジングに挿入されるコネクタ端子を保持部材によりハウジングに保持するものであり、ハウジングは、コネクタ端子に形成された係止穴と対向する位置の筒壁に開口が形成され、保持部材は、開口に装着されるとともにハウジングに係止される基部と、この基部から突出して係止穴に挿入可能に形成された突起部とを有してなることを特徴とする。
これによれば、コネクタ端子をハウジングの設定位置まで挿入し、保持部材をハウジングの開口に装着することにより、突起部がコネクタ端子の係止穴に挿入される。これにより、コネクタ端子は、突起部によって係止され、前後方向の動きが規制されるから、コネクタ端子の高い保持力を得ることができる。また、ハウジングの開口は、コネクタ端子の係止穴と対向する位置に配置されるから、保持部材はハウジング内に突起部を進入させるだけでよい。したがって、ハウジングの内部の小さなスペースを使用してコネクタ端子を保持することができるから、コネクタの薄型化を実現することができる。
ところで、コネクタ端子に例えばハウジングの後方へ引っ張る力が作用した場合、保持部材には、その後端部を中心として、前端部が持ち上がる回転力が作用する。このような回転力が保持部材に作用すると、例えば、コネクタ端子の係止状態が解除されて、コネクタ端子がハウジングから抜け出すおそれがある。
これに対し、本発明では、保持部材は、平板状に形成された基部の側縁から立設する支持片を備え、ハウジングは、この支持片がコネクタ端子の挿入方向の後方に傾いたときに当接可能に形成された壁部を有してなるものとする。
これによれば、保持部材に回転力が作用しても、保持部材の支持片が壁部と当接することにより、保持部材の回転を防ぐことができるから、コネクタ端子の抜け出しを防ぐことができる。
また、これに代えて、ハウジングの内壁面に、支持片を収容する凹部が形成されていてもよい。これによれば、支持片を、ハウジングの前後方向の両側から支持することができるから、保持部材の保持力を高めることができる。
また、ハウジングは、断面矩形に形成され、保持部材の支持片は、矩形の平板状に形成された基部の両側縁から対をなして立設し、支持片は、コネクタ端子の幅方向の両側に配置されることが好ましい。
これによれば、対をなして形成された支持部材によって保持部材をバランスよく保持することができるから、保持部材の回転をより確実に防ぐことができる。
また、保持部材は、基部の側縁から立設する係止片を備えており、係止片は、ハウジングの第1の設定深さに挿入されたときにハウジングと仮係止される仮係止部と、さらに第2の設定深さに挿入されたときにハウジングと本係止される本係止部とを有し、突起部は、仮係止部がハウジングに仮係止されたときに、係止穴の外に位置され、本係止部がハウジングに本係止されたときに、係止穴に挿入されてなるものとする。
これによれば、保持部材が仮係止されたハウジングにコネクタ端子を挿入し、その後、保持部材を本係止させることにより、コネクタ端子をハウジングに係止させることができるから、コネクタ端子の組み付け作業をスムーズに行うことができる。
本発明によれば、コネクタ端子の保持力を確保しながら、コネクタの薄型化を実現することができる。
本発明を適用したコネクタの分解斜視図である。 本発明を適用したコネクタの外観斜視図である。 保持部材の外観斜視図である。 図2のA−A矢視方向におけるコネクタ端子を挿入する前の断面図である。 図2のA−A矢視方向におけるコネクタ端子を挿入した後の断面図である。
以下、本発明が適用されるコネクタ端子保持構造の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明のコネクタ端子保持構造を適用したコネクタの分解斜視図であり、図2は図1の各部品が組み付けられたコネクタの外観斜視図である。
コネクタ11は、図示しない1本の電線の端末に設けられ、相手側の電線と接続する際に用いられるものである。このコネクタ11は、ハウジング13と、コネクタ端子15と、第1リアホルダ17と、第2リアホルダ19と、保持部材29とを有している。以下の説明では、図1の矢印Xを前後方向(紙面の手前側を前方)、矢印Yを左右方向又は幅方向、矢印Zを上下方向(紙面の上側を上方)として定義し、この定義は、他の図面の説明においても適用されるものとする。
ハウジング13は、絶縁性を有する合成樹脂により形成され、断面が略矩形の角筒状をなして形成される。ハウジング13の内側には、前後方向を長手とする直方体状の端子収容室21が形成される。この端子収容室21には、ハウジング13の後方の挿入口23からコネクタ端子15が挿入される一方、前方の挿入口25から図示しない相手側端子が挿入される。挿入口23は、雌端子であるコネクタ端子15に対応させて比較的大きく形成されているのに対し、挿入口25は、雄端子である相手側端子に対応させて比較的小さく形成されている。
ハウジング13には、上面の筒壁を矩形状に貫通する開口27が形成され、この開口27には合成樹脂製の保持部材29が装着されるようになっている。保持部材29が装着されたハウジング13は、図2に示すように、開口27が閉じられた状態となる。
コネクタ端子15は、電気接触部31と、この電気接触部31と連なる円筒状の電線接続部33とを有している。電気接触部31は、金属製の板材を角筒状に折り曲げて形成され、相手側端子のタブ状の電気接触部(図示せず)が差し込まれるようになっている。電線接続部33は、金属板材を断面円形に湾曲させて形成され、電線端末から露出した導体を包み込むようにして圧着するようになっている。
第1リアホルダ17と第2リアホルダ19は、例えば、ハウジング13の挿入口23に挿入される電線の被覆された外周部分と挿入口23の内面との隙間を埋めるために安全上設けられる部材であり、いずれも絶縁性を有する合成樹脂で形成される。第1リアホルダ17は、第2リアホルダ19の内側に組み付けて保持される。第2リアホルダ19は、第1リアホルダ17を組み付けて形成される開口35の内側に電線が挿通される。第2リアホルダ19は、左右の係止フック37がハウジング13の左右の両側面に形成される外部突起39に係止されることで、ハウジング13の後方に被さるようにして装着される。
なお、ハウジング13の下方には、相手コネクタが嵌合するロッキングアーム41が形成されているが、基本的に周知の構成であるため、説明を省略する。
図3は、保持部材29を下からみた斜視図である。この保持部材29は、コネクタ端子15をハウジング13に保持するための部材であり、絶縁性を有する合成樹脂により形成される。保持部材29は、矩形の平板状に形成された基部43と、支持片45と、本係止片47と、仮係止片49と、突起部51とを有しており、左右対称に形成される。基部43は、開口27に装着されるとともに、ハウジング13に係止されるようになっている。突起部51と支持片45と本係止片47及び仮係止片49は、いずれも基部43の同じ下面から突出して設けられ、支持片45と本係止片47及び仮係止片49は、互いに平行に延びている。支持片45と本係止片47との前後方向の間隔は、本係止片47と仮係止片49との前後方向の間隔よりも大きく(例えば約2倍以上)設定されている。突起部51は、横断面が矩形状に形成され、基部43の前端縁の幅方向の中央部に突出して設けられる。基部43の後方の側面は、突出方向に向かって先窄みとなるように傾斜して形成される。
支持片45は、ハウジング13に対して保持部材29を安定に保持するための部材であり、側方からみると略矩形の平板状に形成され、基部43の前端縁において、幅方向の両側縁から対をなして立設する。支持片45の先端部には、面取りが施される。支持片45は、その左右方向の厚みが、本係止片47や仮係止片49の左右方向の厚みと略同一に設定されるのに対し、前後方向の幅寸法は、本係止片47や仮係止片49の前後方向の幅寸法よりも大きく設定される。すなわち、支持片45は、前後方向の外力に対して、本係止
片47や仮係止片49よりも、高い剛性を有している。一対の支持片45の中央部には、突起部51が配置される。
本係止片47は、基部43をハウジング13に本係止するための部材であり、基部43の後端縁において、幅方向の両側縁から対をなして立設し、前後方向に弾性変形可能になっている。一対の本係止片47の先端部には、ハウジング13に形成された本係止突起53に引っ掛かる部分として、本係止部55が前方に突出して形成される。
仮係止片49は、基部43をハウジング13に仮係止させるための部材であり、基部43の幅方向の両側縁から後方に延出させた延出部57から対をなして立設し、前後方向に弾性変形可能になっている。一対の仮係止片49の先端部には、ハウジング13に形成された仮係止突起59に引っ掛かる部分として、仮係止部61が後方に突出して形成される。仮係止部61は、仮係止片49に対して高さの異なる位置から突出する2つの仮係止部61a,61bにより形成され、これらの仮係止部61a,61bの間にハウジング13の仮係止突起59が引っ掛かるようになっている。
本係止部55の基部43からの高さは、仮係止部61の基部43からの高さと異なるように設定される。本実施の形態では、仮係止部61の高さが本係止部55の高さよりも高くなるように設定される。すなわち、例えば、ハウジング13の開口27から挿入された保持部材29は、仮係止片49がハウジング13の第1の設定深さに挿入されたときに、仮係止部61a,61bの間にハウジング13の仮係止突起59が引っ掛かることで、基部43が仮係止される。さらに、保持部材29は、本係止片47がハウジング13の第2の設定深さに挿入されたときに、本係止部55にハウジング13の本係止突起53が引っ掛かかることで、基部43が本係止される。
図1に示すように、コネクタ端子15は、電気接触部31を形成する上面部に、矩形状に開口する係止穴63が形成される。この係止穴63は、保持部材29の突起部51が挿入可能になっている。すなわち、コネクタ端子15は、ハウジング13の端子収容室21に収容された状態で、ハウジング13に装着された保持部材29の突起部51が係止穴63に挿入される。以下、ハウジング13の端子収容室21の構成を詳細に説明する。
図4は、図2のA−A矢視方向のハウジング13の断面図であり、保持部材29が仮係止された状態を表している。ハウジング13は、前方の端面65に矩形状の挿入口25が貫通して形成される。コネクタ端子15は、後方の挿入口23から挿入されて、前方の端面65と当接する位置(以下、設定位置という。)まで挿入されるようになっている。ハウジング13は、設定位置にセットされたコネクタ端子15の係止穴63と対向する筒壁に開口27が形成される。この開口27には、保持部材29が組み付けられる。
保持部材29は、支持片45を開口27に向けてハウジング13に挿入される。ハウジング13は、幅方向で互いに対向する各内壁面において、それぞれ溝状の凹部67が形成される。凹部67は、開口27を臨むように上下方向に延びて形成され、保持部材29の各支持片45を収容可能に形成される。すなわち、保持部材29は、一対の支持片45をそれぞれ凹部67に沿って挿入することにより、適正な姿勢で所定の位置まで案内される。
凹部67は、ハウジング13の幅方向の両内壁面において、第1支持壁69と第2支持壁71に挟まれて形成される。第1支持壁69は、凹部67の前方の壁部を形成し、ハウジング13の端面65に至るまで連続して設けられる。第2支持壁71は、凹部67の後方の壁部を形成し、断面矩形状に突出して設けられ、前後方向の全長に亘って、開口27を臨むように配置される。この第2支持壁71は、保持部材29に何らかの外力が作用して、支持片45がハウジング13の後方へ傾いたときに、この傾いた支持片45が当接可能になっている。なお、第2支持壁71は、凹部67の入口部分を形成する前方の上端部に傾斜面が形成される。
また、ハウジング13の内壁面には、各第2支持壁71の後方に第3支持壁73が形成される。第2支持壁71と第3支持壁73との間には、保持部材29の本係止片47と仮係止片49とがそれぞれ収容されるようになっている。第2支持壁71の後方の側面には、保持部材29の本係止片47が引っ掛けられる本係止突起53が形成され、第3支持壁73の前方の側面には、保持部材29の仮係止片49が引っ掛けられる仮係止突起59が形成される。
第2支持壁71は、支持片45、本係止片47及び仮係止片49よりも端子収容室21の内側に張り出して形成される。これにより、コネクタ端子15は、支持片45、本係止片47及び仮係止片49と接触することなく収容され、一対の第2支持壁71によって、ハウジング13の幅方向の両方から電気接触部31が支持されるようになっている。さらに、第1支持壁69には、端子収容室21の内側へ張り出して形成される突条部75が形成されている。この突条部75は、ハウジング13の前後方向に延在し、第2支持壁71と同様にコネクタ端子15の電気接触部31を幅方向の両側から支持するようになっている。
コネクタ端子15は、保持部材29の突起部51が係止穴63に挿入されると、突起部51と左右の筒壁との3方向から支持され、かつ、ハウジング13の上下の筒壁により上下方向の動きも規制される。これにより、ハウジング13に対して、コネクタ端子15の上下左右の方向の振れを抑制することができる。特に、コネクタ端子15は、第1支持壁69と第2支持壁71によって、電気接触部31の全長に亘り、幅方向の両側からハウジング13によって支持されるから、例えば、電線を介して幅方向の外力がコネクタ端子15に作用したとしても、コネクタ端子15の幅方向のガタつき(首振れ)を効果的に抑制することができる。
次に、このようにして構成されるコネクタ11を組み付ける手順について、図4、5を参照して説明する。まず、コネクタ端子15が挿入されていないハウジング13に対して、保持部材29を組み付ける。保持部材29は、一対の支持片45をそれぞれ凹部67に向けて挿入される。これにより、保持部材29は、支持片45を介してハウジング13の内部に案内される。
ハウジング13の内部に案内された保持部材29は、仮係止片49がハウジング13の第1の設定深さに挿入されると、仮係止部61aが、ハウジング13の仮係止突起59を乗り越える。これにより、仮係止部61aと仮係止部61bとの間にハウジング13の仮係止突起59が引っ掛かり、基部43がハウジング13に仮係止される(図4)。このとき、保持部材29は、未だ突起部51が端子収容室21に進入しておらず、コネクタ端子15の係止穴63の外に位置されている。
続いて、ハウジング13の挿入口23からコネクタ端子15を挿入する。コネクタ端子15は、保持部材29の突起部51や支持片45、本係止片47、仮係止片49とそれぞれ接触することなく、設定位置まで挿入される。
次に、仮係止された保持部材29をさらにハウジング13の内部へ押し込む。これにより、仮係止片49がハウジング13の第2の設定深さに挿入されると、仮係止部61bは、ハウジング13の仮係止突起59を乗り越えて、仮係止突起59の下方に引っ掛かる。また、本係止片47が、第2の設定深さに挿入されると、本係止部55は、ハウジング13の本係止突起53を乗り越えて、本係止突起53の下方に引っ掛かる。これにより、図5に示すように、基部43は、ハウジング13に本係止される。このとき、保持部材29は、突起部51がコネクタ端子15の係止穴63に正規位置まで挿入された状態となる。
このように、保持部材29は、各係止片がハウジングの第1の設定深さを通過して第2の設定深さに達するまでの間、突起部51が係止穴63に挿入され始め、第2の設定深さに達したときに、突起部51が正規位置に挿入された状態となる。これにより、コネクタ端子15は、ハウジング13に保持される。
続いて、コネクタ端子15が保持されたハウジング13に、第2リアホルダ19を組み付ける。第2リアホルダ19は、ハウジング13側から第1リアホルダ17が組み付けられ、予め電線が挿通されている。この第2リアホルダ19をハウジング13の後方に被さるように装着する。第2リアホルダ19は、左右の係止フック37がそれぞれハウジング13の外部突起39と係止されることで、ハウジング13に固定される。これにより、ハウジング13の挿入口23の内周面と電線の外周面との隙間が小さくなるため、隙間を介した異物の侵入を防ぐことができる。
一方、ハウジング13に本係止された基部43は、ハウジング13の開口27の周縁の筒壁と略同じ高さに装着される。図2に示すように、開口27の周縁には、切欠き部77が形成され、この切欠き部77と基部43との間に隙間が形成されている。そのため、保持部材29は、この隙間に図示しない治具を差し込んで基部43を持ち上げることにより、保持部材29の本係止状態を解除して、本係止部材29をハウジング13から容易に離脱させることができる。
本実施の形態では、コネクタ端子15をハウジング13の設定位置まで挿入し、保持部材29をハウジング13に組み付けることにより、保持部材29の突起部51がコネクタ端子15の係止穴63に挿入される。これにより、コネクタ端子15は、突起部51によって係止され、前後方向の動きが規制されるから、コネクタ端子15の高い保持力を得ることができる。
また、本実施の形態では、コネクタ端子15の係止穴63と対向する位置にハウジング13の開口27が形成されるから、開口27に装着される保持部材29は、ハウジング13に突起部51を進入させるだけでよい。したがって、ハウジング13にランスを設けたときのランスの撓み代を考慮した収容空間を設ける必要がなく、極めて小さなスペースでコネクタ端子15を保持することができるから、コネクタ11の小型化、特に薄型化を実現することができる。また、このようにハウジング13にランスを設けることなく、コネクタ11を小型化、薄型化することにより、ハウジング13に収容されたコネクタ端子15等の活電部分への触手を抑制することができるから、コネクタ11の安全性を高めることができる。
また、本実施の形態では、保持部材29は、一対の支持片45がハウジング13の凹部67に収容された状態でハウジング13に保持される。すなわち、支持片45は、ハウジング13の第2支持壁71の壁部と対向して配置される。これにより、例えば、電線を介してコネクタ端子15が後方へ引っ張られ、保持部材29に例えば基部43の後端部を中心とする回転力が発生し、基部43の前端部がハウジング13の内側へ持ち上げられたとしても、コネクタ端子15の挿入方向の後方へ傾いた支持片45が、凹部67を形成する第2支持壁71の壁部と当接することにより、保持部材29の回転を規制することができる。このように保持部材29の回転を規制することにより、ハウジング13に対する保持部材29の保持力を高めることができるから、係止穴63から突起部51が離脱することによるコネクタ端子15の抜け出しを防ぐことができる。
また、支持片45は、基部43の前後方向において、本係止片47や仮係止片49よりも前方に配置され、具体的には、基部43の前端縁の幅方向の両側に突起部51を挟むようにして配置される。このため、支持片45を第2支持壁71の壁部と当接させることにより、基部43の回転をより効果的に規制することができる。また、基部43にかかる回転方向の応力は、支持片45と第2支持壁72の壁部とのクリアランスを適宜設定することで、支持片45に集中させることができるから、本係止片47や仮係止片49にかかる負荷を少なくしてこれらの損傷を防ぐことができ、さらに、ハウジング13に対する基部43の係止状態を維持することができるから、コネクタの信頼性を高めることができる。また、支持片45と本係止片47との前後方向の間隔は、本係止片47と仮係止片49との前後方向の間隔よりも大きく設定されるから、支持片45と本係止片47との間に、所望の形状の第2支持壁71を介在させることができる。
また、本実施の形態では、各支持片45をそれぞれ凹部67に収容することにより、各支持片45をハウジング13の前後方向の両側から支持することができるため、支持片45のガタつきを防ぎ、保持部材29の保持力を高めることができる。そして、保持部材29の組付時において、支持片45を凹部67に収容することにより、保持部材29をハウジング13に案内することができるから、保持部材29の組付性を高めるとともに、突起部51がコネクタ端子15の係止穴63の周縁と接触して損傷するのを防ぐことができる。なお、突起部51は、先方に傾斜面を有しているから、仮に突起部51が係止穴63の周縁と接触しても、損傷を防ぐことができる。
また、本実施の形態では、支持片45の幅方向の厚みを第2支持壁71の厚みよりも小さく設定し、支持片45が第2支持壁71よりも端子収容室21の内側へ張り出さないようにしている。これにより、支持片45とコネクタ端子15との間に隙間が確保されるから、例えば、保持部材とコネクタ端子15との間を伝播する振動を隙間で吸収することができ、コネクタ端子15の振れを抑制することができる。
以上、本発明の実施形態を図面により詳述してきたが、上記の実施形態は本発明の例示にしか過ぎないものであり、本発明は上記の実施形態の構成にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、本発明に含まれることは勿論である。
例えば、本実施の形態では、保持部材29の支持片45を収容するために、ハウジング13に凹部67を形成する例を説明したが、ハウジング13は、少なくとも、支持片45がハウジング13の後方へ傾いたときに当接可能な壁部、すなわち、本実施の形態の例でいうと、第2支持壁71が設けられていればよい。ただし、本実施の形態のように、第1支持壁69(突条部75)を設けることにより、コネクタ端子15を幅方向の両側から支持する領域を拡大することができるから、コネクタ端子15の振れ防止の効果をより高めることができる。
また、本実施の形態では、保持部材29の基部43をハウジング13に保持するために、本係止片47と仮係止片49を別個に設ける例を説明したが、これらを共通の係止片として形成することもできる。この場合、共通の係止片の高さの異なる位置に、本係止部55と仮係止部61を設けることになる。なお、本係止片47と仮係止片49との前後方向の位置は、互いに逆転させてもよい。
また、本実施の形態では、1本の電線同士を接続するコネクタについて説明したが、本発明は、例えば、複数の電線同士を接続するコネクタに対して適用することもできる。この場合、例えば、複数のコネクタ端子を挿入可能なハウジングを用意し、このハウジングの開口に、複数の突起部が形成された保持部材を装着することにより、各コネクタ端子を同時に保持することが可能になる。
11 コネクタ
13 ハウジング
15 コネクタ端子
21 端子収容室
27 開口
29 保持部材
43 基部
45 支持片
47 本係止片
49 仮係止片
51 突起部
55 本係止部
61 仮係止部
63 係止穴
67 凹部
71 第2支持壁

Claims (5)

  1. 筒状のハウジングに挿入されるコネクタ端子を保持部材により前記ハウジングに保持するコネクタ端子保持構造であって、
    前記ハウジングは、前記コネクタ端子に形成された係止穴と対向する位置の筒壁に開口が形成され、
    前記保持部材は、前記開口に装着されるとともに前記ハウジングに係止される基部と、該基部から突出して前記係止穴に挿入可能に形成された突起部とを有してなるコネクタ端子保持構造。
  2. 前記保持部材は、平板状に形成された前記基部の側縁から立設する支持片を備えており、
    前記ハウジングは、前記支持片が前記コネクタ端子の挿入方向の後方に傾いたときに当接可能に形成された壁部を有してなる請求項1に記載のコネクタ端子保持構造。
  3. 前記保持部材は、平板状に形成された前記基部の側縁から立設する支持片を備えており、
    前記ハウジングの内壁面には、前記支持片を収容する凹部が形成されてなる請求項1に記載のコネクタ端子保持構造。
  4. 前記ハウジングは、断面矩形に形成され、前記保持部材の前記支持片は、矩形の平板状に形成された前記基部の両側縁から対をなして立設し、該支持片は、前記コネクタ端子の幅方向の両側に配置される請求項2又は3に記載のコネクタ端子保持構造。
  5. 前記保持部材は、前記基部の側縁から立設する係止片を備えており、
    前記係止片は、前記ハウジングの第1の設定深さに挿入されたときに前記ハウジングと仮係止される仮係止部と、さらに第2の設定深さに挿入されたときに前記ハウジングと本係止される本係止部とを有し、
    前記突起部は、前記仮係止部が前記ハウジングに仮係止されたときに、前記係止穴の外に位置され、前記本係止部が前記ハウジングに本係止されたときに、前記係止穴に挿入されてなる請求項1乃至4のいずれかに記載のコネクタ端子保持構造。
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