JP2010080110A - 嵌合型コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】プラグ型およびレセプタクル型の両コネクタのハウジング同士を回転角度がついた状態で結合させる場合でも、ハウジング同士がスムーズに嵌合できハウジング内のコンタクトが変形し難く、両コネクタの嵌脱操作性を向上させた嵌合型コネクタを提供する。
【解決手段】嵌合型コネクタ1では、レセプタクル側コンタクト30が、レセプタクルハウジング20における受容空間S1を形成する前壁23もしくは後壁24からこの壁と直交する方向に延びて受容空間S1に露出し、プラグ部121と受容空間S1との嵌脱方向に延びて設けられており、プラグ側コンタクト130が、プラグ部121を受容空間S1に嵌合させたときに、レセプタクル側コンタクト30における前壁23(後壁24)と直交する側の面に接触するようにプラグ部121の内部に設けられて構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、互いに嵌合し合う形状のハウジングを有したプラグ型コネクタとレセプタクル型コネクタとからなる嵌合型コネクタに関する。
嵌合型コネクタは、突起状のプラグ部を有したハウジングにコンタクト(端子)を備えて構成されるプラグ型コネクタと、プラグ型コネクタのプラグ部を受容する形状を有したハウジングにコンタクトを備えて構成されるレセプタクル型コネクタとからなり、両コネクタのハウジング同士を結合(嵌合)させたときに互いのコンタクトが接触して両コネクタが電気的に接続されるようになっている(例えば、特許文献1を参照)。このような嵌合型コネクタでは、一般にプラグ型コネクタのプラグ部をレセプタクル型コネクタのハウジング内に真っ直ぐに挿入して両コネクタの嵌脱操作が行われるが、固定側部材と固定側部材に対して開閉される可動側部材とにプラグ型コネクタとレセプタクル型コネクタとがそれぞれ取り付けられ、プラグ型コネクタがレセプタクル型コネクタに対して回転角度がついた状態(傾斜した状態)で嵌脱操作が行われるドロワーコネクタと呼ばれる嵌合型コネクタもある。
このようなドロワーコネクタでは、プラグ型コネクタにおけるプラグ部の先端部およびレセプタクル型コネクタにおけるハウジングの開口側端部をテーパ状に形成し、これにより回転角度がついた状態での両コネクタの嵌脱操作性を向上させたコネクタが知られている。さらに、ドロワーコネクタでは、可動側部材の開閉による位置ずれを吸収するために、固定側部材もしくは可動側部材に対して多少の移動を可能に固定して嵌脱操作性を向上させたものも知られている。また、ドロワーコネクタでは、プラグ型コネクタもしくはレセプタクル型コネクタに備えられたコンタクト(端子)はピンヘッダー形状が一般的である。
特開2006‐156020号公報
しかしながら、このような嵌合型コネクタ(ドロワーコネクタ)では、回転角度がついた状態で両コネクタのハウジング同士を結合(嵌合)させるため、両コネクタの位置ずれが生じた場合に、ハウジング同士の衝突によるハウジングの破損あるいはレセプタクル側コンタクトとプラグ側コンタクトとが衝突して変形(座屈)してしまうという問題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、両コネクタのハウジング同士を回転角度がついた状態で結合させる場合でも、ハウジング同士がスムーズに嵌合できハウジング内のコンタクトが変形し難く、両コネクタの嵌脱操作性を向上させた嵌合型コネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る嵌合型コネクタでは、突起状のプラグ部を有したプラグハウジングにプラグ側コンタクトを備えて構成されるプラグ型コネクタと、一方に開口して前記プラグ部と嵌合する嵌合空間(例えば、実施形態における受容空間S1)を有したレセプタクルハウジングにレセプタクル側コンタクトを備えて構成されるレセプタクル型コネクタとからなり、前記プラグハウジングの前記プラグ部を前記レセプタクルハウジングの前記嵌合空間に嵌合させたときに、前記プラグ側コンタクトと前記レセプタクル側コンタクトとが接触して前記プラグ型コネクタと前記レセプタクル型コネクタとが電気的に接続される構成の嵌合型コネクタにおいて、前記レセプタクル側コンタクトが、前記レセプタクルハウジングにおける前記嵌合空間を形成する側壁(例えば、実施形態における前壁23もしくは後壁24)から前記側壁と直交する方向に延びて前記嵌合空間に露出し、且つ前記プラグ部と前記嵌合空間との嵌脱方向に延びて設けられており、前記プラグ側コンタクトが、前記プラグ部を前記嵌合空間に嵌合させたときに、前記レセプタクル側コンタクトにおける前記側壁と直交する側の面に接触するように前記プラグ部の内部に設けられて構成される。
なお、上記構成の嵌合型コネクタにおいて、前記レセプタクル側コンタクトは、その一端側が前記レセプタクルハウジングの前記側壁に前記嵌脱方向に延びて形成された凹状のコンタクト係止凹溝に嵌入された状態で、前記レセプタクルハウジングに設けられることが好ましい。
また、上記構成の嵌合型コネクタにおいて、前記レセプタクルハウジングの底壁に外部と前記嵌合空間とを繋ぐコンタクト挿入孔が形成されるとともに、前記コンタクト挿入孔の中間部において前記コンタクト挿入孔の前記嵌合空間側が前記外部側に対して狭まるように挿入孔側係止段部(例えば、実施形態における係止段部22b)が形成されており、前記レセプタクル側コンタクトは、前記コンタクト挿入孔の前記外部側から挿入され、前記レセプタクル側コンタクトに形成されたコンタクト側係止段部(例えば、実施形態における係止段部32a)が前記挿入孔側係止段部と当接した状態で、前記レセプタクルハウジングに設けられることが好ましい。
また、上記構成の嵌合型コネクタにおいて、前記レセプタクル側コンタクトは、前記プラグ部を前記嵌合空間に嵌合させたときに前記プラグ側コンタクトが接触しない部分に切り欠き(例えば、実施形態における切欠部31a)を有して形成されることが好ましい。
また、上記構成の嵌合型コネクタにおいて、前記プラグ側コンタクトは、前記プラグ部を前記嵌合空間に嵌合させたときに、前記レセプタクル側コンタクトを挟むようにして前記レセプタクル側コンタクトにおける前記側壁と直交する側の両面に接触するように構成されることが好ましい。
本発明に係る嵌合型コネクタでは、レセプタクル側コンタクトが、レセプタクルハウジングの側壁からこの側壁と直交する方向に延びて嵌合空間に露出し、且つプラグハウジングのプラグ部と嵌合空間との嵌脱方向に延びて設けられており、プラグ側コンタクトが、プラグ部を嵌合空間に嵌合させたときに、レセプタクル側コンタクトにおける上記側壁と直交する側の面に接触するようにプラグ部の内部に設けられて構成される。このように構成すると、レセプタクル型およびプラグ型の両コネクタのハウジング同士を回転角度がついた状態で結合させる場合でも、その回転方向に平行な面であるレセプタクル側コンタクトの上記側壁と直交する側の面にプラグ側コンタクトが接触する、すなわち回転方向に平行な面内で両コンタクトが接触するため、レセプタクル型コネクタとプラグ型コネクタとの結合時に互いのコンタクトが衝突して変形(座屈)してしまう虞を軽減させることができる。また、レセプタクル側コンタクトが上記側壁と直交する方向に延びて設けられるため、このコンタクトがピンヘッダー形状に形成された場合と比べてプラグ側コンタクトとの接触面が大きく、これによりプラグ型コネクタとレセプタクル型コネクタとの、より安定した電気的な接続が可能になる。
また、レセプタクル側コンタクトは、その一端側をレセプタクルハウジングの側壁に上記嵌脱方向に延びて形成された凹状のコンタクト係止凹溝に嵌入された状態で、レセプタクルハウジングに設けられることが好ましく、このようにすると、レセプタクル側コンタクトがレセプタクルハウジング内でよりしっかりと正しい位置に固定されるため、レセプタクル側コンタクトが変形(座屈)し難くなる。
また、レセプタクル側コンタクトは、レセプタクルハウジングの底壁に形成されたコンタクト挿入孔の外部側から挿入され、レセプタクル側コンタクトに形成されたコンタクト側係止段部がコンタクト挿入孔の中間部に形成された挿入孔側係止段部と当接した状態で、レセプタクルハウジングに設けられることが好ましく、このようにすると、レセプタクル側コンタクトのこれ以上の嵌合空間側への移動が規制されるため、レセプタクル型コネクタに対するプラグ側コネクタの脱去時に、レセプタクル側コンタクトがレセプタクルハウジングから抜け出てしまうことを確実に防止することができる。
また、レセプタクル側コンタクトはプラグ側コンタクトが接触しない部分に切り欠きを有して形成されることが好ましい。このようなコンタクトは、一般的に金属等の導電性材料の表面に導電性を向上させるために金(Au)などの薄膜を被覆する表面処理(めっき)を行って形成されるが、上記のように切り欠きを有して形成することにより、めっき面積を削減することができることから、コスト削減を達成することが可能になる。
また、プラグ側コンタクトは、レセプタクル側コンタクトを挟むようにしてレセプタクル側コンタクトにおける上記側壁と直交する側の両面に接触するように構成されることが好ましく、このように構成すると、両コネクタのハウジング同士を回転角度がついた状態で結合させる場合でも、その回転方向に平行な面内で両コンタクトが接触するため、両コネクタの結合時に互いのコンタクトが衝突して変形(座屈)してしまう虞を軽減させることができるとともに、プラグ側コンタクトがレセプタクル側コンタクトの両面に接触するため、両コネクタのより安定した電気的な接続が可能になる。
以下、図面を参照した本発明の好ましい実施形態について説明する。本発明の一実施形態に係る嵌合型コネクタ1を図1に示している。この嵌合型コネクタ1は、突起状のプラグ部121を有したプラグハウジング120にプラグ側コンタクト130を備えて構成されるプラグ型コネクタ110と、プラグ型コネクタ110のプラグ部121を受容する形状を有したレセプタクルハウジング20にレセプタクル側コンタクト30を備えて構成されるレセプタクル型コネクタ10とからなっている。
まず、図2〜図5を参照してレセプタクル型コネクタ10について説明する。このレセプタクル型コネクタ10は、相手方コネクタ(プラグ型コネクタ110)との係合方向が基板5(図1を参照)に対して垂直である立設型コネクタとして構成されており、基板5上に取り付けられて相手方コネクタとの結合部(プラグ部差込口21)を基板5とは反対の側に有したレセプタクルハウジング20と、レセプタクルハウジング20に保持された複数(ここでは24個)のレセプタクル側コンタクト30とを有して構成される。なお、以下の説明では便宜上、相手方コネクタとの結合部、すなわちプラグ部差込口21側から見た長寸法方向を「左右方向」、プラグ部差込口21側から見た短寸法方向を「前後方向」、相手方コネクタ(プラグ型コネクタ110)との係合方向を「上下方向」と定義する。
レセプタクルハウジング20は、樹脂等の電気絶縁性材料を用いて全体として直方体形状に形成されており、その底壁28が基板5(図1を参照)上に取り付けられる。レセプタクルハウジング20の底壁28には、図2(c)に示すように、上下に貫通する複数のコンタクト挿入孔22が左右方向に並んで(ここでは、レセプタクル側コンタクト30の数と同じで計24個のコンタクト挿入孔22が、左右に12個ずつ前後2列に並んで)形成されており、レセプタクル側コンタクト30がこのコンタクト挿入孔22から挿入されてレセプタクルハウジング20内に取り付けられる。また、底壁28の下面には下方に突出する位置決め突起28aが形成されており、底壁28における左右の側部には上下に貫通したネジ挿通孔28bが形成されている。
コンタクト挿入孔22の下端部22aは、図4(b)に示すように、下方に向けて拡がるテーパ状に形成されており、これによりレセプタクル側コンタクト30をコンタクト挿入孔22に挿入してレセプタクルハウジング20に取り付ける際の作業が容易となる。また、コンタクト挿入孔22の中間部には、図3(a)に示すように、前後方向(短寸法方向)においてコンタクト挿入孔22の上部が下部に対して狭まるように係止段部22bが形成され、さらに図4(b)に示すように、左右方向(長寸法方向)においてコンタクト挿入孔22の上部が下部に対してわずかに狭まるように段部22cが形成されている。
レセプタクルハウジング20の内部に形成された受容空間(相手方コネクタであるプラグ型コネクタ110のプラグ部121を受容する空間)Sは、図2(a)に示すように、プラグ部差込口21側(上方)から見た短寸法方向(前後方向)に対向して位置する前壁23および後壁24と、プラグ部差込口21側から見た長寸法方向(左右方向)に対向して位置する左右の側壁26,26と、底壁28とにより囲まれた空間からなっており、プラグ部差込口21はこの受容空間S1への入り口となっている。なお、レセプタクルハウジング20において、前壁23、後壁24、側壁26,26および底壁28は上述のように直方体形状に一体に形成されている。
レセプタクルハウジング20の前壁23および後壁24には、図3および図4(a)に示すように、その内側(受容空間S1の側)に複数(ここではレセプタクル側コンタクト30の数と同じで計24個(各壁に12個))の上下に延びるコンタクト係止凹溝25が左右方向に並んで形成されており、各コンタクト係止凹溝25はレセプタクルハウジング20の底壁28に形成されたコンタクト挿入孔22とそれぞれ連通している。また、前壁23および後壁24の上端部(プラグ部差込口21)は、受容空間S1側に向かって下方に傾斜するテーパ状に形成されており、さらにそのテーパ状の端部は角を取って丸みを帯びた(いわゆる「R」をつけた)端部形状に形成されている。
レセプタクルハウジング20の側壁26,26には、図3および図4(a)に示すように、前後方向(短寸法方向)における中心位置から前壁23もしくは後壁24の側にずれた位置(ここでは前壁23側にずれた位置)に上下に延びて受容空間S1側に突出した係合凸部27,27が対向して形成されている。また、側壁26,26の上端部(プラグ部差込口21)は、上述の前壁23および後壁24と同様に、受容空間S1側に向かって下方に傾斜するテーパ状に形成されており、さらにそのテーパ状の端部は角を取って丸みを帯びた(いわゆる「R」をつけた)端部形状に形成されている。なお、係合凸部27,27の上端部も、「R」をつけた端部形状に形成されている。
各レセプタクル側コンタクト30は、金属等の導電性材料を用いて縦長の平板状に形成され、さらに表面に金(Au)などの薄膜を被覆する表面処理(めっき)を行って形成されており、図3(b)に示すように、レセプタクル側コンタクト30の前端側もしくは後端側(前後壁23,24側)の一部がコンタクト係止凹溝25に嵌入された状態でレセプタクルハウジング20の前壁23および後壁24に上下に延びて配設される。このように配設された平板状のレセプタクル側コンタクト30は、図2(a)に示すように、プラグ部差込口21側(上方)から見て、レセプタクルハウジング20の受容空間S1内を前壁23もしくは後壁24から前後方向に延びて保持される。なお、レセプタクル側コンタクト30の厚さ(左右方向の幅)は、コンタクト挿入孔22における段部22cよりも上方の左右方向の幅と略同一に形成されている。
レセプタクル側コンタクト30は、図5に詳しく示すように、レセプタクルハウジング20内に保持されたときに、受容空間S1内に露出する接触部31および接触部31の下方に形成されコンタクト挿入孔22内に位置する係止部32と、係止部32より下方に延びて形成されるリード部33とを有して一体に構成される。
接触部31の前端側および後端側のいずれか一方は、レセプタクル側コンタクト30をレセプタクルハウジング20に取り付けたときに、前壁23もしくは後壁24のコンタクト係止凹溝25に嵌入し、また、その他方は、レセプタクル型コネクタ10とプラグ型コネクタ110とが結合したときに、プラグ側コンタクト130の接触部131と接触する(図13を参照)。また、接触部31のコンタクト係止凹溝25に嵌入される側(すなわち、プラグ側コンタクト130の接触部131と接触しない側)には、この一端側から中央部に向けて切り欠いた上下に延びる切欠部31aが形成されている。接触部31の上端部31bは、上述の前壁23等と同様に、上方に向けて狭まるテーパ状に形成されており、さらにそのテーパ状の端部は角を取って丸みを帯びた(いわゆる「R」をつけた)端部形状に形成されている。
係止部32は、接触部31よりも前後方向の幅が大きくなっており、レセプタクル側コネクタ30を上方から見たときに、接触部31の前端側もしくは後端側から突出して係止段部32aを形成している。係止部32の左右一方の面には、左右方向(レセプタクル側コンタクト30の厚み方向)にわずかに突出する係止凸部34aが形成されており、この係止凸部34aはレセプタクルハウジング20のコンタクト挿入孔22の中間部に形成された段部22cの段差と略同一の段差を有して係止部32に形成されている。係止部32の前後両端部には、前後方向にわずかに突出する係止突起34b,34bが形成されている。
リード部33は、レセプタクル側コンタクト30がレセプタクルハウジング20に取り付けられたときに、レセプタクルハウジング20の底壁28より下方に突出して延びるようになっており、レセプタクル型コネクタ10(レセプタクルハウジング20)を基板5上に取り付けた後に、基板5の配線パターン(図示せず)に半田付け等により接合される。
このレセプタクル側コンタクト30は、レセプタクルハウジング20の底壁28に形成されたコンタクト挿入孔22に下方から挿入され、上述のように接触部31の切欠部31aが形成された側(前端側もしくは後端側)の一部がレセプタクルハウジング20の前壁23もしくは後壁24に形成されたコンタクト係止凹溝25に嵌入された状態で、プラグ部差込口21側(上方)から見て、レセプタクルハウジング20の受容空間S1内を前壁23もしくは後壁24から前後方向に延びて保持される。このとき、係止部32では、係止段部32aの上面がコンタクト挿入孔22における係止段部22bの下面に当接して、これ以上のレセプタクル側コンタクト30の上方への移動を規制するとともに、係止凸部34aおよび係止突起34bがコンタクト挿入孔22の側壁を押圧してレセプタクル側コンタクト30の前後左右および下方への移動を規制する。
このようにレセプタクル側コンタクト30がレセプタクルハウジング20に取り付けられて構成されたレセプタクル型コネクタ10の基板5上への取り付けは、まず、レセプタクルハウジング20の底壁28から下方に突出して形成された位置決め突起28a(図2を参照)を基板5に形成された位置決め穴(図示せず)に上方から挿入して基板5上における位置決めを行った後、底壁28の左右側部に上下に貫通して形成されたネジ挿通孔28bに挿入される締結ネジ(図示せず)を用いて基板5に固定することにより行う。そして、レセプタクルハウジング20の底壁28より下方に突出して延びるレセプタクル側コンタクト30のリード部33を基板5の配線パターン(図示せず)に半田付け等により接合することにより、レセプタクル型コネクタ10の基板5上への取り付けが終了する。
次に、上記レセプタクル型コネクタ10と組み合わせて用いられる相手方コネクタであるプラグ型コネクタ110について、図6〜図11を参照して説明する。このプラグ型コネクタ110は、レセプタクル型コネクタ10の幅方向(左右方向)と対応するように横長に延びて形成されたプラグハウジング120と、プラグハウジング120に保持された複数(ここでは、レセプタクル側コンタクト30の数と同じで24個)のプラグ側コンタクト130とを有して構成される。なお、以下の説明では便宜上、相手方コネクタとの結合部、すなわちプラグ部121側から見た長寸法方向を「左右方向」、プラグ部121側から見た短寸法方向を「前後方向」、相手方コネクタ(レセプタクル型コネクタ10)との係合方向を「上下方向」と定義する。
プラグハウジング120は、図6に示すように、上記レセプタクルハウジング20と同様に樹脂等の電気絶縁性材料を用いて形成されており、レセプタクル型コネクタ10の受容空間S1内に挿着される突起状のプラグ部121が、レセプタクルハウジング20の底壁28に対応する矩形状のベース部127上に一体に形成されて構成される。
プラグ部121は、ベース部127上において左右に対向して立設されるプラグ基部122,122と、左右のプラグ基部122,122の間に設けられて内部にプラグ側コンタクト130を保持するコンタクト保持部123とからなり、ベース部127上から突出する突起状に形成されている。プラグ基部122,122の左右方向における側面には、図6(a)および図7(a)に示すように、前後方向における中心位置から前方側もしくは後方側(ここでは後方側)にずれた位置に上下に延びる係合凹溝124,124がそれぞれ形成されている。この係合凹溝124,124は、レセプタクル型コネクタ10とプラグ型コネクタ110を結合させたときに、レセプタクルハウジング20の側壁26,26に形成された係合凸部27,27が嵌入されるようになっている。なお、係合凹溝124、124の上端部は、前後方向にも延びて形成されており、この上端部にレセプタクルハウジング20の係合凸部27,27を係合させて両コネクタ10,110の前後方向の位置合わせを行うようになっている。プラグ基部122,122の上端部122a,122aは、図6および図7に示すように、上方に向けて狭まるテーパ状に形成されており、さらにそのテーパ状の端部は角を取って丸みを帯びた(いわゆる「R」をつけた)端部形状に形成されている。
プラグ部121のコンタクト保持部123は、図7に示すように、その内部に上下に延びる複数の収容空間S2が左右方向に並んで(ここでは、プラグ側コンタクト130の数と同じで計24個の収容空間S2が、左右に12個ずつ前後2列に並んで)形成されており、各収容空間S2内にプラグ側コンタクト130をそれぞれ収容するようになっている。コンタクト保持部123の上面および側面には、図8に示すように、各収容空間S2と繋がる複数(ここではプラグ側コンタクト130の数と同じで計24個)のコンタクト挿通溝125が形成されている。また、コンタクト保持部123の内部には、コンタクト挿通溝125と対向する側に各収容空間S2に突出する係止突起126がそれぞれ形成されている(図7(b)を参照)。コンタクト保持部123の上端部123aは、上記プラグ基部122と同様に、上方に向けて狭まるテーパ状に形成されており、さらにそのテーパ状の端部は角を取って丸みを帯びた(いわゆる「R」をつけた)端部形状に形成されている。
ベース部127は、上述のようにレセプタクルハウジング20の底壁28に対応する矩形状に形成されており、図6(c)に示すように、上下に貫通する複数のコンタクト挿入孔128が左右方向に並んで(ここでは、プラグ側コンタクト130の数と同じで計24個のコンタクト挿入孔128が、左右に12個ずつ前後2列に並んで)形成されている。各コンタクト挿入孔128は、プラグ部121のコンタクト保持部123内に形成された収容空間S2とそれぞれ連通しており、プラグ側コンタクト130はこのコンタクト挿入孔128から挿入されてコンタクト保持部123(プラグハウジング120)内に取り付けられる。なお、ベース部127の下面127a(コンタクト挿通孔128の近傍の面)は、図6(b)に示すように、平坦な面に形成されている。
また、図6に示すように、ベース部127の左右の側部には、上下に貫通したハトメ取付孔129,129が形成されており、このハトメ取付孔129,129にハトメ部材150,150が取り付けられる。ハトメ部材150,150は、円盤状の上ハトメ部材151と、円盤状に形成されるとともにその中央部から上方に延びる軸部152aを有する下ハトメ部材152とからなり、軸部152aはハトメ取付孔129の径よりも小径に形成されている。このハトメ部材150は、下ハトメ部材152の軸部152aをハトメ取付孔129に下方から挿入し、軸部152aの上端部に上ハトメ部材151を取り付けて上下ハトメ部材151,152によりベース部127を上下に挟み、上下ハトメ部材151,152とベース部127とに若干の隙間を有した状態で取り付けられており、この隙間およびハトメ取付孔129よりも小径に形成された軸部152aによりベース部127に対して移動可能になっている。なお、このように取り付けられたハトメ部材150(下ハトメ部材152)の底面は、ベース部127の下面127aよりも下方に若干突出するように構成されている。また、ハトメ部材150,150(上下ハトメ部材151,152)の中央部には、軸部152aを通って上下に貫通するボルト挿通孔153が形成されている。
各プラグ側コンタクト130は、金属等の導電性材料を用いて全体として縦長の平板をU字状に屈曲して形成され、さらに表面に金(Au)などの薄膜を被覆する表面処理(めっき)を行って形成されており、U字形状の開口側がプラグハウジング120におけるプラグ部121のコンタクト保持部123に形成されたコンタクト挿通溝125と対向する状態で、コンタクト保持部123の収容空間S2内に上下に延びて収容される。プラグ側コンタクト130は、図9および図10に詳しく示すように、その先端側(プラグハウジング120内に保持されたときの上方側)に形成される接触部131と、接触部131の下方(プラグ側コンタクト130の基端側)に形成され電線140(図7(b)を参照)が接続される電線接続部132とを有して一体に構成される。
接触部131は、上述のようにU字形状のプラグ側コンタクト130の上部(先端側)に形成されており、詳細には、U字形状により構成される左右側壁の開口側が上方側から下方側に向けて徐々に互いに近づく方向に屈曲されて形成されており、レセプタクル型コネクタ10とプラグ型コネクタ110とが結合したときに、レセプタクル側コンタクト30の接触部31を左右から挟むようにして、この接触部31と接触するように構成されている(図13を参照)。接触部131の下方には、プラグ側コンタクト130がプラグ部121(コンタクト保持部123)の収容空間S2に収容されたときに、コンタクト保持部123内の側壁と近接する幅(高さ)寸法に形成された係合部133が設けられている。係合部133の上方には、U字形状の開口側と反対の側に突出する係止部134が形成されている。
電線接続部132には、U字形状により構成される左右側壁により電線140の周囲を包むように支持する(図7(b)を参照)電線支持部135が設けられている。電線140は、その周囲を構成する絶縁材料からなる絶縁被覆141が電線支持部135により支持されるとともに、絶縁被覆141の内部に設けられる芯線(図示せず)が電線接続部132に半田付け等により接合される。
このプラグ側コンタクト130は、プラグハウジング120のベース部127に形成されたコンタクト挿入孔128に下方から挿入され、上述のようにU字形状の開口側がプラグ部121のコンタクト保持部123に形成されてコンタクト挿通溝125と対向する状態で、コンタクト保持部123の収容空間S2内に上下に延びて収容される。このとき、プラグ側コンタクト130に形成された係止部134がプラグ部121のコンタクト保持部123の内部に形成された係止突起126と係合して、プラグ側コンタクト130の下方への移動を規制するとともに、係合部133がコンタクト保持部123内の側壁と近接してプラグ側コンタクト130の前後および左右への移動を規制する。
このようにプラグ側コンタクト130がプラグハウジング120に取り付けられて構成されたプラグ型コネクタ110の相手方部材6への取り付けは、図11に示すように、上述したようにベース部127の左右の側部に取り付けられたハトメ部材150,150のボルト挿通孔153,153(図6を参照)が相手方部材6に形成された取付孔(図示せず)と連通するように相手方部材6上における位置決めを行った後、ボルト挿通孔153,153に上方から挿入されるボルト155,155およびそのボルト155,155に螺合するナット156,156を用いて相手方部材6に取り付けられる。
このとき、ベース部材127の下面127aは相手方部材6の上面(コネクタ取付面)に接しておらず、ハトメ部材150,150により若干浮いた状態となっている。また、ハトメ部材150の上下ハトメ部材151,152とベース部127とに若干の隙間を有し、軸部152aがベース部127のハトメ取付孔129よりも小径に形成されているため、プラグ型コネクタ110はハトメ部材150,150に対して、すなわち相手方部材6に対して前後左右に移動可能になっている(いわゆるフローティング構造を成している)。このフローティング構造により、プラグ型コネクタ110とレセプタクル型コネクタ10とを嵌合させるときに両コネクタの位置ずれが多少生じた場合でも、この位置ずれを吸収して両コネクタをスムーズに嵌合させることができる。また、両コネクタ10,110を嵌合させる際の衝撃により相手方部材6が撓んでしまう場合があるが、この場合でも、ベース部127の平坦な面に形成された下面127aが相手方部材6に当接して、プラグ型コネクタ110の底面全体でこの衝撃を受けることができるため、両コネクタ10,110の嵌合操作により加えられる衝撃に対するプラグ型コネクタ110の強度が向上する。
次に、レセプタクル型コネクタ10とプラグ型コネクタ110との嵌合状態について説明する。プラグ型コネクタ110を、プラグ部121を下方に向けた状態で(図1を参照)レセプタクル型コネクタ10のプラグ差込口21より差し込むと、図12に示すように、まず、プラグ部121のプラグ基部122,122に形成された係合凹溝124,124にレセプタクルハウジング20の側壁26,26に形成された係合凸部27,27が嵌入される。詳細には、係合凹溝124、124の上端部(前後方向に延びて形成された部分)に係合凸部27,27を係合させて両コネクタ10,110の前後方向の位置合わせを行った後に、係合凸部27,27が係合凹溝124,124に嵌入される。
そして、プラグ部121の係合凹溝124,124にレセプタクルハウジング20の係合凸部27,27が嵌入され始めてから、プラグ部121のコンタクト保持部123に形成されたコンタクト挿通溝125を通ってコンタクト保持部123の内部、すなわち収容空間S2内にレセプタクル側コンタクト30が入り込み、プラグ側コンタクト130の接触部131がレセプタクル側コンタクト30の接触部31を左右から挟むようにして、プラグ側コンタクト130の接触部131とレセプタクル側コンタクト30の接触部31とが接触する(図13を参照)。これにより、プラグ側コンタクト130の電線接合部132に接合された電線140とレセプタクル側コンタクト30が取り付けられた基板5とが、両コンタクト130,30を介して電気的に接続された状態となって、両コネクタ110,10間における信号伝送が可能となる。
このようにプラグハウジング120とレセプタクルハウジング20とを結合させる際に、プラグ部121の係合凹溝124,124にレセプタクルハウジング20の係合凸部27,27が嵌入され始めてから、プラグ側コンタクト130とレセプタクル側コンタクト30との接触が始まるように、プラグ側コンタクト130およびレセプタクル側コンタクト30ならびにプラグ部121の係合凹溝124,124にレセプタクルハウジング20の係合凸部27,27における嵌脱方向(上下方向)の長さが設定されている。このため、プラグ側コンタクト130とレセプタクル側コンタクト30とが接触する前に、係合凹溝124,124と係合凸部27,27を係合させて両ハウジング20,120の位置合わせが行われるため、両コネクタ10,110のハウジング同士を回転角度がついた状態で結合させる場合でも、互いのコンタクトが衝突して変形(座屈)してしまう虞を軽減させることができる。
なお、図14に示すように、プラグ型コネクタ110がレセプタクル型コネクタ10に対して前後方向(図14の紙面では左右方向に相当)に傾いた状態、すなわち回転角度がついた状態で、プラグ型コネクタ110のプラグ部121をレセプタクル型コネクタ10のプラグ差込口21に差し込もうとした場合でも、レセプタクル型コネクタ10におけるプラグ差込口21(レセプタクルハウジング20の前壁23、後壁24および側壁26,26の上端部)、およびプラグ型コネクタ110におけるプラグ部121の上端部(プラグ基部122,122の上端部122a,122a)がテーパ状に形成されているため、ある程度の傾きを許容してプラグ部121をレセプタクルハウジング20の受容空間S1に嵌合させ、レセプタクル型コネクタ10とプラグ型コネクタ110とを結合させることができる。そして、さらに上記テーパ状の端部が角を取って丸みを帯びた(いわゆる「R」をつけた)端部形状に形成されているため、プラグ部121をレセプタクルハウジング20の受容空間S1によりスムーズに嵌合させることができる。
このように本実施形態に係る嵌合型コネクタ1では、レセプタクル側コンタクト30が、プラグ部差込口21側(上方)から見て、レセプタクルハウジング20の受容空間S1内を前壁23もしくは後壁24から前後方向に延びて保持され、プラグ側コンタクト130が、プラグハウジング120のプラグ部121をレセプタクルハウジング20の受容空間S1に嵌合させたときに、レセプタクル側コンタクト30における前壁23(後壁24)と直交する側の面に接触するようにプラグ部121内に保持される。このため、両コネクタ10,110のハウジング同士を回転角度がついた状態で結合させる場合でも、その回転方向に平行な面であるレセプタクル側コンタクト30における前壁23(後壁24)と直交する側の面にプラグ側コンタクト130が接触する、すなわち回転方向に平行な面内でコンタクト同士が接触するため、レセプタクル型コネクタ10とプラグ型コネクタ110との結合時に互いのコンタクト30,130が衝突して変形(座屈)してしまう虞を軽減させることができる。また、レセプタクル側コンタクト30が前壁23(後壁24)と直交する方向に延びて設けられるため、このコンタクトがピンヘッダー形状に形成された場合と比べてプラグ側コンタクト130との接触面が大きく、これによりプラグ型コネクタ110とレセプタクル型コネクタ10とのより安定した電気的な接続が可能になる。
また、レセプタクル側コンタクト30は、その一端側をレセプタクルハウジング20の前壁23(後壁24)に上下方向(両コネクタの嵌脱方向)に延びて形成された凹状のコンタクト係止凹溝25に嵌入された状態で、レセプタクルハウジング20内にしっかりと正しい位置に固定されるため、レセプタクル側コンタクト30が変形(座屈)し難くなる。
また、レセプタクル側コンタクト30は、レセプタクルハウジング20の底壁28に形成されたコンタクト挿入孔22の下方から挿入され、レセプタクル側コンタクト30に形成された係止段部32aの上面がコンタクト挿入孔22における係止段部22bの下面に当接して、これ以上の上方(受容空間S1側)への移動が規制されるため、レセプタクル型コネクタ10に対するプラグ側コネクタ110の脱去時に、レセプタクル側コンタクト30がレセプタクルハウジング20から抜け出てしまうことを確実に防止することができる。万一、レセプタクル側コンタクト30が、何らかの理由により受容空間S1側(上方)へ引き抜かれようとした場合でも、コンタクト係止凹溝25の上端部に当接することにより、レセプタクルハウジング20から抜け出てしまうことが防止される。
また、レセプタクル側コンタクト30は、プラグ側コンタクト130が接触しない部分に切欠部31aを有して形成されることにより、めっき面積を削減することができることから、コスト削減を達成することが可能になる。
また、プラグ側コンタクト130は、レセプタクル側コンタクト30を左右から挟むようにして、レセプタクル側コンタクト30における前壁23(後壁24)と直交する側の両面に接触するため、上述のように両コネクタのハウジング同士を回転角度がついた状態で結合させる場合でも、両コネクタの結合時に互いのコンタクトが衝突して変形(座屈)してしまう虞を軽減させることができるとともに、プラグ側コンタクト130がレセプタクル側コンタクト30の両面に接触するため、両コネクタのより安定した電気的な接続が可能になる。
これまで本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明の範囲は上述の実施形態に示したものに限定されない。例えば、本発明に係る嵌合型コネクタに設けられていたコンタクトの数はそれぞれ24個であったが、これは一例に過ぎず、コンタクトの数は幾つであってもよい。また、上述の実施形態では、レセプタクル型コネクタは基板に接続される基板接続型、プラグ型コネクタは電線に接続される電線接続型であったが、レセプタクル型コネクタおよびプラグ型コネクタはそれぞれ基板接続型および電線接続型のいずれであってもよい。
また、上述の実施形態では、レセプタクルハウジングとプラグハウジングとを正しい向きで結合させようとしたときにのみ嵌合する誤挿入防止用の凸部と凹溝とが、レセプタクルハウジングの側壁に中心位置から前壁もしくは後壁側にずれた位置に形成された係合凸部と、プラグハウジングのプラグ部(プラグ基部)に中心位置から前方側もしくは後方側にずれた位置に形成された係合凹溝とによって構成されているが、この構成に限定されず、例えば、誤挿入防止用の凸部と凹溝とを、レセプタクルハウジングおよびプラグハウジングの左右どちらか一方に形成する、もしくは左右で異なる形状(大きさ)に形成することにより構成してもよい。
本発明の一実施形態に係る嵌合型コネクタを示しており、レセプタクル型コネクタとプラグ型コネクタとを結合させる直前の状態を示す側方から見た各コネクタの断面図である。 上記嵌合型コネクタを構成するレセプタクル型コネクタを示しており、(a)はレセプタクル型コネクタの平面図、(b)は背面図、(c)は底面図である。 上記レセプタクル型コネクタを構成するレセプタクルハウジングの図2(a)における矢視III‐IIIから見た断面図であり、(a)はレセプタクル側コンタクトを保持していない状態、(b)はレセプタクル側コンタクトを保持した状態を示している。 (a)は図2(a)における矢視IV‐IVから見た上記レセプタクルハウジングの断面図(一部省略)であり、(b)は(a)における要部拡大図である。 上記レセプタクル型コネクタを構成するレセプタクル側コンタクトを示しており、(a)はレセプタクル側コンタクトの側面図、(b)は正面図である。 上記嵌合型コネクタを構成するプラグ型コネクタを示しており、(a)はプラグ型コネクタの平面図、(b)は背面図、(c)は底面図である。 (a)は上記プラグ型コネクタの側面図、(b)は上記プラグ型コネクタの図6(a)における矢視VII‐VIIから見た断面図である。 上記プラグハウジングを構成するプラグ部の一部分を示しており、(a)は図6(a)における要部拡大図、(b)は図6(b)における要部拡大図である。 上記プラグ型コネクタを構成するプラグ側コンタクトを示しており、(a)はプラグ側コンタクトの正面図、(b)は側面図である。 (a)は図9(a)における矢視Aから見た上記プラグ側コンタクトの矢視図、(b)は図9(a)における矢視X‐Xから見た上記プラグ側コンタクトの断面図である。 相手方部材に取り付けられた上記プラグ型コネクタを示しており、(a)はプラグ型コネクタの背面図、(b)は側面図である。 上記レセプタクル型コネクタと上記プラグ型コネクタとを結合させ始めた状態を示す前後方向から見た各コネクタの断面図(一部省略)である。 上記レセプタクル型コネクタと上記プラグ型コネクタとが結合した状態を示す側方から見た各コネクタの断面図である。 上記プラグ型コネクタが上記レセプタクル型コネクタに対して回転角度がついた状態で両コネクタが結合される場合を示す側方から見た各コネクタの断面図である。
符号の説明
S1 受容空間(嵌合空間)
1 嵌合型コネクタ
10 レセプタクル型コネクタ
20 レセプタクルハウジング
22 コンタクト挿入孔
22b 係止段部(挿入孔側係止段部)
23 前壁(側壁)
24 後壁(側壁)
25 コンタクト係止凹溝
28 底壁
30 レセプタクル側コンタクト
31a 切欠部(切り欠き)
32a 係止段部(コンタクト側係止段部)
110 プラグ型コネクタ
120 プラグハウジング
121 プラグ部
130 プラグ側コンタクト

Claims (5)

  1. 突起状のプラグ部を有したプラグハウジングにプラグ側コンタクトを備えて構成されるプラグ型コネクタと、
    一方に開口して前記プラグ部と嵌合する嵌合空間を有したレセプタクルハウジングにレセプタクル側コンタクトを備えて構成されるレセプタクル型コネクタとからなり、
    前記プラグハウジングの前記プラグ部を前記レセプタクルハウジングの前記嵌合空間に嵌合させたときに、前記プラグ側コンタクトと前記レセプタクル側コンタクトとが接触して前記プラグ型コネクタと前記レセプタクル型コネクタとが電気的に接続される構成の嵌合型コネクタにおいて、
    前記レセプタクル側コンタクトが、前記レセプタクルハウジングにおける前記嵌合空間を形成する側壁から前記側壁と直交する方向に延びて前記嵌合空間に露出し、且つ前記プラグ部と前記嵌合空間との嵌脱方向に延びて設けられており、
    前記プラグ側コンタクトが、前記プラグ部を前記嵌合空間に嵌合させたときに、前記レセプタクル側コンタクトにおける前記側壁と直交する側の面に接触するように前記プラグ部の内部に設けられたことを特徴とする嵌合型コネクタ。
  2. 前記レセプタクル側コンタクトは、その一端側が前記レセプタクルハウジングの前記側壁に前記嵌脱方向に延びて形成された凹状のコンタクト係止凹溝に嵌入された状態で、前記レセプタクルハウジングに設けられたことを特徴とする請求項1に記載の嵌合型コネクタ。
  3. 前記レセプタクルハウジングの底壁に外部と前記嵌合空間とを繋ぐコンタクト挿入孔が形成されるとともに、前記コンタクト挿入孔の中間部において前記コンタクト挿入孔の前記嵌合空間側が前記外部側に対して狭まるように挿入孔側係止段部が形成されており、
    前記レセプタクル側コンタクトは、前記コンタクト挿入孔の前記外部側から挿入され、前記レセプタクル側コンタクトに形成されたコンタクト側係止段部が前記挿入孔側係止段部と当接した状態で、前記レセプタクルハウジングに設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の嵌合型コネクタ。
  4. 前記レセプタクル側コンタクトは、前記プラグ部を前記嵌合空間に嵌合させたときに前記プラグ側コンタクトが接触しない部分に切り欠きを有して形成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の嵌合型コネクタ。
  5. 前記プラグ側コンタクトは、前記プラグ部を前記嵌合空間に嵌合させたときに、前記レセプタクル側コンタクトを挟むようにして前記レセプタクル側コンタクトにおける前記側壁と直交する側の両面に接触するように構成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の嵌合型コネクタ。
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