JP2015125460A - 運転支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者の運転中における精神的負担を軽減可能な運転支援装置の提供。
【解決手段】運転支援装置1は、第1車両VE1および第2車両VE2にそれぞれ搭載され、赤外線の発光部21および受光部22を備えた光学デバイス2a、2bを備えている。交差点において、第1車両VE1が右折するために停止し、対向車線を走行してきた第2車両VE2が直進しようとしている場合、双方の車両VE1、VE2は通信可能な距離にあり、車両VE1、VE2の光学デバイス2a、2bが互いに通信を行う。第2車両VE2からの送信により、第1車両VE1は第2車両VE2の速度を検出する。また、第2車両VE2からの赤外線強度により、第1車両VE1は第2車両VE2との間の距離を検出する。第2車両VE2との間の距離および第2車両VE2の速度は、第1車両VE1の車両ディスプレイ5において表示される。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両運転者に対して接近する他車両に関する情報を供給し、その運転を支援する運転支援装置に関する。
車両のディスプレイにおいて、交差点で右折しようとしている自車両とその走行軌跡、対向車線を接近してくる他車両とその走行軌跡、および双方の車両が衝突する可能性が高いことを示すアイコンを表示し、運転者に注意を喚起する運転支援装置に関する従来技術があった(例えば、特許文献1参照)。
当該従来技術による運転支援装置は、簡素な構成で、車両運転者に対して自車両と他車両との衝突の危険性を前もって知らせることができ、右折を開始するか否かの判断にともなう、運転者の精神的な負担を軽減させることができる。
特開2010−188981号公報
ところで、一般的に、運転者の技能は様々で、上述したような交差点において右折する場合に発生する危険性についても、すべての運転者に対して同一の基準で判断することは困難であった。ところが、上記従来技術による運転支援装置においては、車両を操作する各々の運転者の技能、資質については考慮されておらず、運転者によっては、注意を促すアイコン表示に違和感を持つ場合もあった。
すなわち、例えば、運転経験の浅い運転者や高年齢者の場合、平均的な運転者に比較して俊敏な車両操作が困難であり、上述のアイコンが表示されない場合に右折を行った場合であっても、直進車両と接触する恐れがあった。
それと反対に、平均よりも熟練した運転者の場合、動作が迅速なうえに、多方面に注意力を配することが可能なため、当該アイコンが表示されていても、無理なく右折できる時もある。このような場合、運転者はアイコンが邪魔となり、却って、アイコンによって集中力が妨げられることもあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、運転者の運転中における精神的負担を軽減可能な運転支援装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、請求項1に係る運転支援装置(1)の発明は、車両(VE1)に搭載され、運転者に対し車両に接近した他車両(VE2、VE3)に関する情報を供給し、車両の運転を支援する運転支援装置であって、他車両との間の距離を検出する車間距離検出手段(2a、2b、31、32)と、他車両の速度を検出する他車速度検出手段(2a、2b、7、33)と、車間距離検出手段によって検出された他車両との間の距離および他車速度検出手段によって検出された他車両の速度を表示する他車情報表示手段(5、5A)と、を備えている。
この構成によれば、車間距離検出手段によって検出された他車両との間の距離および他車速度検出手段によって検出された他車両の速度を表示する他車情報表示手段を備えていることにより、表示された他車両との間の距離および他車両の速度を見た運転者が、自分の運転技能に応じて自ら運転操作を選択することが可能であるため、運転者が無理な運転をせずにマイペースで車両を操作でき、その運転中における精神的負担を軽減することができる。
本発明の実施形態1による運転支援装置を表した模式的なブロック図 運転支援装置の三角測量法による測距方法の原理を示した図 車両間距離と赤外線強度との関係を表したグラフを示した図 通信反射強度を用いて車両間距離を求めている状態を示した平面図 交差点において右折車両と直進車両とが接近した状態を示した平面図 複数の車両が縦走している状態を示した平面図 実施形態1による車両ディスプレイ上の他車情報表示を示した正面図 実施形態1の運転支援装置による運転支援方法のフローチャートを示した図 実施形態2による車両メーター上の他車情報表示を示した正面図
<実施形態1>
図1乃至図8に基づき、本発明の実施形態1による運転支援装置1について説明する。尚、本実施形態においては、第1車両VE1、第2車両VE2および第3車両VE3に、同一の構成を有する運転支援装置1がそれぞれ設けられている。したがって、以下の説明において、第1車両VE1、第2車両VE2および第3車両VE3のそれぞれについて説明が必要な場合を除いて、第1車両VE1の構成についてのみ述べ、第2車両VE2および第3車両VE3の構成については説明を省略する。また、図1において、第2車両VE2については、前部光学デバイス2a以外の構成は省略されている。また、第1車両VE1および第2車両VE2を包括する場合、車両VE1、VE2といい、第1車両VE1、第2車両VE2および第3車両VE3を包括する場合、車両VE1、VE2、VE3という。
図1に示したように、本実施形態による運転支援装置1は、前部光学デバイス2aおよび後部光学デバイス2bを有している。以下、前部光学デバイス2aおよび後部光学デバイス2bを包括して、光学デバイス2a、2bという。前部光学デバイス2aは、第1車両VE1の前方部に取り付けられ、前方通信手段に該当する。また、前部光学デバイス2aは、後述する距離演算部31とともに車間距離検出手段に該当し、後述する車速センサ7および車速演算部33とともに他車速度検出手段に該当する。
一方、後部光学デバイス2bは、第1車両VE1の後方部に取り付けられ、後方通信手段に該当する。また、後部光学デバイス2bは、前部光学デバイス2aと同様に、距離演算部31とともに車間距離検出手段に該当し、車速センサ7および車速演算部33とともに他車速度検出手段に該当する。
前部光学デバイス2aおよび後部光学デバイス2bは、それぞれ赤外線の送出が可能な発光部21および赤外線の受光が可能な受光部22を備えている。発光部21は、赤外線の送出ドライバーおよび通信用のデジタル信号の変調回路を含んでいる。また、受光部22は、測距用のフィルター回路とピークホールド回路および通信用のデジタル信号の復調回路を含んでいる。
図1に示したように、第1車両VE1の前部光学デバイス2a(後部光学デバイス2bでもよい)に含まれる発光部21が第1車両VE1の外部に向けて赤外線を送出すると、送出された赤外線が第2車両VE2のボデーBD2において反射する。反射した赤外線が受光部22に入射することにより、三角測量法によって、第1車両VE1において接近した第2車両VE2までの距離の検出を行うことができる。同様に、第2車両VE2の前部光学デバイス2a(後部光学デバイス2bでもよい)に含まれる発光部21が送出した赤外線が、第1車両VE1のボデーBD1において反射した後、受光部22に入射することにより、第2車両VE2において、第1車両VE1までの距離の検出を可能とする(それぞれ、図1においてハッチングされた矢印にて示す)。三角測量法による測距原理の詳細は、図2に基づき後述する。
また、第1車両VE1および第2車両VE2が、互いに通信可能な距離に接近すると、双方の車両VE1、VE2の間において光学デバイス2a、2bによる通信が行われる。この場合、一方の車両VE1、VE2の前部光学デバイス2aまたは後部光学デバイス2bに含まれる発光部21から送出された赤外線は、他方の車両VE1、VE2の受光部22に入射することによって、車両VE1、VE2間において情報の授受が行われる(図1において、実線と破線の矢印にて示す)。
すなわち、車両VE1、VE2のそれぞれにおいて、赤外線の発光部21と受光部22とを有した光学デバイス2a、2bの各々が、測距手段および通信手段として兼用されている。このために、各光学デバイス2a、2bにおいて発光部21を複数個設け、測距用と通信用とに使い分けることにより、双方のための赤外線の送出を両立させることができる。
また、単一の発光部21を用いて、時間分割による送出を行うことによっても、測距と通信の双方のための赤外線の送出を両立させることができる。
また、受光部22を形成する検出素子の一部を測距用として使用し、残りを通信用として使用することによって、単一の受光部22を用いた測距と通信を両立させることができる。
第1車両VE1において、光学デバイス2a、2bには、コントローラー3が接続されている。コントローラー3は、入出力装置、演算装置、記憶装置等により形成された電子制御装置である。コントローラー3は、受光部22による検出値に基づき、第2車両VE2との間の距離を算出する距離演算部31、受光部22によって受信した赤外線強度を検出する受信強度検出部32(受信強度検出手段に該当する)、後述する車速センサ7の検出値に基づき、第1車両VE1の速度を算出する車速演算部33、受光部22によって受信した赤外線が、第2車両VE2の前部光学デバイス2aおよび後部光学デバイス2bのいずれによって発光されたか判定する発光部判別部34、および距離演算部31、受信強度検出部32、車速演算部33、発光部判別部34による検出結果に基づき、後述する車両ディスプレイ5の表示作動を制御する運転支援制御部35(支援制御手段に該当する)を備えている。
また、コントローラー3は、距離演算部31による演算結果に基づいて、第1車両VE1と第2車両VE2とが衝突する可能性があるか否かを判定する衝突判定部および衝突判定部によって第1車両VE1と第2車両VE2とが衝突する可能性があると判定された場合、衝突を回避するために、運転者の操作に拘らずに第1車両VE1のブレーキを作動させたり、第1車両VE1の操舵装置を作動させたりする回避作動ドライバーを備えているが、図1において、これらは省略されている。また、回避作動ドライバーによって、第1車両VE1の運転者に対して警報を行ったり、エアバッグを作動させたりしてもよい。
図1に示したように、コントローラー3には、ディスプレイドライバー4を介して車両ディスプレイ5(他車情報表示手段に該当する)が接続されている。車両ディスプレイ5は、CRT(Cathode Ray Tube)、液晶表示装置、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等、どのような方式を採用した表示装置であってもよい。車両ディスプレイ5に接続されたディスプレイドライバー4は、運転支援制御部35からの制御信号に基づき、車両ディスプレイ5を作動させて表示を行う。車両ディスプレイ5の詳細については、図7に基づいて後述する。
また、コントローラー3には、第1車両VE1のブレーキペダルBKPの操作の有無を検出するブレーキペダルスイッチ6(ブレーキ操作検出手段に該当する)が接続されている。ブレーキペダルスイッチ6は、ブレーキペダルBKPの操作の有無を検出するために、従前より備えられている形態のものでよい。第2車両VE2のブレーキペダルスイッチ6によって、ブレーキペダルBKPの操作が行われたことが検出されると、第2車両VE2の光学デバイス2a、2bによってブレーキ操作信号が送信され、第1車両VE1の光学デバイス2a、2bによって受信される。これにより、第1車両VE1において、第2車両VE2のブレーキペダルBKPの操作が行われたことが検出される。尚、ブレーキペダルスイッチ6に代えて、ブレーキ圧力を検出する装置を使用してもよい。
さらに、コントローラー3には、車速センサ7が接続されている。本実施形態において、車速センサ7は、第1車両VE1の車輪WHの回転速度を検出する装置であるが、これに限られるものではなく、図示しないトランスミッションのアウトプットシャフトの回転速度を検出する装置等であってもよい。車速センサ7によって検出された車輪WHの回転速度に基づき、車速演算部33において車両速度が算出される。第2車両VE2において算出された車両速度は、第2車両VE2の光学デバイス2a、2bによって送信され、第1車両VE1の光学デバイス2a、2bによって受信される。
本実施形態の運転支援装置1における第2車両VE2との間の距離の検出方法は、光学デバイス2a、2bを用いた三角測量法による測距方法(前述)、光学デバイス2a、2bによって受信された第2車両VE2の赤外線強度に基づいた測距方法および通信反射強度に基づいた測距方法のうちのいずれかを選択可能である。
以下、図2に基づいて、光学デバイス2a、2bの詳細な構成および光学デバイス2a、2bを用いた三角測量法による測距方法の原理について説明する。なお、図2において、光源21aからの赤外線の進行方向(図2において右方)を前方とする。光学デバイス2a、2bの発光部21は、IRLED(Infrared Light Emitting Diode;赤外線LED)により形成された光源21aを備えている。さらに、発光部21は、光源21aの前方に位置する送光レンズ21bを有している。
一方、受光部22は受光レンズ22aを備えており、受光レンズ22aは、光源21aからの赤外線の進行方向に対して垂直方向に、送光レンズ21bからCだけ離れて配置されている。また、受光部22は、受光レンズ22aの後方に焦点距離fだけ離れた位置に配置された受光素子22bを備えている。受光素子22bは、フォトダイオードにより形成されたPSD(Position Sensitive Detector;位置検出素子)を含んでおり、入射した光スポットの光量の重心位置を検出することができる。
図2に示したように、光源21aから赤外線が送出されると、赤外線は送光レンズ21bに対してL1だけ前方にある第1被検出体Saに到達し、第1被検出体Sa上において反射する。反射した赤外線は、受光レンズ22aを透過した後、受光素子22bに入射する。この時、入射した赤外線のスポットの重心位置が、受光レンズ22aの光軸φから垂直方向にY1だけずれていることが検出される。この場合、第1被検出体Sa、送光レンズ21bおよび受光レンズ22aによって形成された三角形M1―Q―Nは、受光レンズ22aおよび受光素子22bによって形成された三角形N―q―m1と相似の関係になる。したがって、(L1/C)=(f/Y1)の関係式が成立するため、式:L1=(f・C/Y1)により、第1被検出体Saまでの距離L1の値が求まる。上述した車両VE1、VE2間の距離の算出は、距離演算部31によって行われる。
また、第2被検出体Sbが送光レンズ21bに対してL2(L2>L1)だけ前方にある場合に、光源21aから赤外線が送出されると、第2被検出体Sb上において反射した赤外線のスポットの重心位置は、受光レンズ22aの光軸φから垂直方向にY2(Y2<Y1)だけずれて検出される。この場合、前述した場合と同様に、第2被検出体Sb、送光レンズ21bおよび受光レンズ22aによって形成された三角形M2―Q―Nは、受光レンズ22aおよび受光素子22bによって形成された三角形N―q―m2と相似の関係になり、(L2/C)=(f/Y2)の関係式が成立する。したがって、式:L2=(f・C/Y2)により、第2被検出体Sbまでの距離L2の値が求まる。
次に、赤外線の通信強度に基づいた測距方法の原理について、図3に基づいて説明する。図3において実線にて示した線図Ldは、車両VE1、VE2間の距離Dssに対する赤外線強度Qssの理想的な線図を表している。線図Ldが示すように、例えば、第1車両VE1が受信した第2車両VE2からの受信信号について、その赤外線強度Qssは、車両VE1、VE2間の距離Dssの二乗に反比例する(逆二乗の法則)。これによれば、第1車両VE1と第2車両VE2とが接近し、双方の間の距離が最大通信距離Dc以内となると、第1車両VE1および第2車両VE2の各々の発光部21から送出され、相手車両VE2、VE1に到達した赤外線強度がQc以上となり、双方の車両VE1、VE2間において通信が可能となる。以下、赤外線強度と同一の意味で通信強度という。
図3に示したように、車両VE1、VE2間の距離は、車両VE1、VE2間の通信強度と対応しているため、第2車両VE2との間の通信強度を検出することによって、当該第2車両VE2との間の距離を求めることができる。車両VE1、VE2間の通信強度は、受信強度検出部32において検出され、受信強度検出部32によって検出された通信強度に基づき、距離演算部31が車両VE1、VE2間の距離(第2車両VE2との間の距離)を算出する。
次に、図4に基づいて、通信反射強度に基づいた測距方法について説明する。図4に示すように、第1車両VE1の前部光学デバイス2aに含まれる発光部21から送出された赤外線(図4において実線の矢印にて示す)は、第2車両VE2の前方ナンバープレートNP1に到達する。前方ナンバープレートNP1上にて反射された赤外線(図4において破線の矢印にて示す)は、第1車両VE1の前部光学デバイス2aに含まれる受光部22によって受光される。受光された赤外線は、受信強度検出部32において、その通信反射強度(赤外線強度)が検出される。
第2車両VE2との間の通信反射強度が検出されると、上述した赤外線の通信強度に基づいた測距方法と同様に、距離演算部31において第2車両VE2との間の距離を検出する。赤外線の通信強度に基づいた測距方法に対して、通信反射強度に基づいた測距方法においては、第2車両VE2との間の距離に対する赤外線強度は約1/2となる。第1車両VE1の発光部21から送出された赤外線を、第1車両VE2の後方ナンバープレートNP2において反射させる場合も、上述した場合と同様であるため説明は省略する。
次に、図5乃至図7に基づき、本実施形態による他車情報の車両ディスプレイ5への表示方法について説明する。以下、第1車両VE1を自車両、第2車両VE2または第3車両VE3を他車両として説明する。
最初に、図5に基づき、交差点CRにおいて、自車両VE1と他車両VE2とが対向した場合(右折待機状態に該当する)について説明する。図5に示したように、自走車線SLを走行してきた自車両VE1が、対向車線PLを横切って右折するために停止または徐行している。また、対向車線PLを走行してきた他車両VE2は、交差点CRを直進しようとしている。この状態において、双方の車両VE1、VE2は互いに通信可能な距離まで接近している。
車両VE1、VE2は、それぞれの前部光学デバイス2aによって互いに通信を行い、自車両VE1は他車両VE2から送出された車両間信号を受信する。車両間信号には、当該車両間信号が送出された光学デバイス2a、2bを明示する発光部データと、他車両VE2の車速センサ7によって検出された他車両VE2の車速データとを含んでいる。車両間信号を受信した第1車両VE1において、発光部判別部34は、車両間信号は他車両VE2の前部光学デバイス2aから送出され、自車両VE1の前部光学デバイス2aによって受信されたと判定する。また、自車両VE1の距離演算部31は、受信した車両間信号の通信強度に基づき、車両VE1、VE2間の距離を演算する。自車両VE1と他車両VE2との間の距離は、上述した三角測量法による測距方法または通信反射強度に基づいた測距方法によって検出されてもよい。
自車両VE1の運転支援制御部35は、自車両VE1の速度が所定値以下の場合、発光部判別部34による判定結果に基づき、交差点CRにおいて、第1車両VE1が右折するために停止または徐行しており、他車両VE2が、交差点CRを直進しようとしている右折待機状態であると判定する。自車両VE1の速度が所定値以下であることを検出することに代えて、自車両VE1において右折のためのウィンカー操作が行われているか否かを検出してもよい。また、自車両VE1の速度が所定値以下であること、または自車両VE1において右折のためのウィンカー操作が行われていることに加えて、自車両VE1の操舵輪が右方に向いていることを検出してもよい。運転支援制御部35は、車両間信号および当該判定結果に基づいてディスプレイドライバー4を作動させ、車両ディスプレイ5上に直進する他車両VE2の速度、他車両VE2との間の距離およびそれ以外の他車両VE2に関する情報を表示する。
以上、自車両VE1が、交差点CR上において、対向車線PLを横切って右折する右折待機状態の実施形態について説明を行ったが、上述した他車情報の表示方法を、日本以外の国の交差点CR上において、自車両VE1が、対向車線PLを横切って左折する左折待機状態に適用してもよいことは言うまでもない。
次に、図6によって、道路上を第1車両VE1(自車両)、第2車両VE2(他車両)および第3車両VE3(他車両)が前後方向に繋がって走行している状態(縦走状態に該当する)について説明する。当該縦走状態には、これに限られるものではないが、例えば、道路上における車両VE1、VE2、VE3の渋滞状態が当てはまる。図6に示したように、自車両VE1は、前進する他車両VE2の直後を所定の車間距離を保ちながら繋がって走行している。また、他車両VE3は、自車両VE1の直後を所定の車間距離を保ちながら繋がって走行している。この状態において、自車両VE1と他車両VE2とは、互いに通信可能な距離まで接近している。また、自車両VE1と他車両VE3とは、互いに通信可能な距離まで接近している。
自車両VE1と他車両VE2とは、自車両VE1の前部光学デバイス2aと他車両VE2の後部光学デバイス2bとによって互いに通信を行い、図5に示した場合と同様に、自車両VE1は他車両VE2から送出された車両間信号を受信する。車両間信号は、当該車両間信号が送出された光学デバイス2a、2bを明示する発光部データと、他車両VE2の車速センサ7によって検出された他車両VE2の車速データとを含んでいる。自車両VE1の発光部判別部34は、車両間信号は他車両VE2の後部光学デバイス2bから送出され、自車両VE1の前部光学デバイス2aによって受信されたと判定する。また、自車両VE1の距離演算部31は、受信した車両間信号の通信強度に基づき、自車両VE1と他車両VE2との間の距離を演算する。自車両VE1と他車両VE2との間の距離は、上述した三角測量法による測距方法または通信反射強度に基づいた測距方法によって検出されてもよい。
自車両VE1の運転支援制御部35は、発光部判別部34による判定結果に基づき、自車両VE1は他車両VE2の直後を繋がって走行している縦走状態であると判定する。運転支援制御部35は、車両間信号および当該判定結果に基づいてディスプレイドライバー4を作動させ、車両ディスプレイ5上に、自車両VE1の直前を走行する他車両VE2の速度、他車両VE2との間の距離およびそれ以外の他車両VE2に関する情報を表示する。
また、自車両VE1と他車両VE3とは、自車両VE1の後部光学デバイス2bと他車両VE3の前部光学デバイス2aとによって互いに通信を行い、自車両VE1は他車両VE3から送出された車両間信号を受信する。車両間信号は、当該車両間信号が送出された光学デバイス2a、2bを明示する発光部データと、他車両VE3の車速センサ7によって検出された他車両VE3の車速データとを含んでいる。自車両VE1の発光部判別部34は、車両間信号は他車両VE3の前部光学デバイス2aから送出され、自車両VE1の後部光学デバイス2bによって受信されたと判定する。また、自車両VE1の距離演算部31は、受信した車両間信号の通信強度に基づき、自車両VE1と他車両VE3との間の距離を演算する。自車両VE1と他車両VE3との間の距離は、上述した三角測量法による測距方法または通信反射強度に基づいた測距方法によって検出されてもよい。
自車両VE1の運転支援制御部35は、発光部判別部34による判定結果に基づき、他車両VE3は自車両VE1の直後を繋がって走行している縦走状態であると判定する。運転支援制御部35は、車両間信号および当該判定結果に基づいてディスプレイドライバー4を作動させ、車両ディスプレイ5上に、自車両VE1の直後を走行する他車両VE3の速度、他車両VE3との間の距離およびそれ以外の他車両VE3に関する情報を表示する。
次に、図7に基づき、車両ディスプレイ5の詳細について説明する。車両ディスプレイ5は、自車両VE1の図示しないインスツルメントパネル内に形成されており、他車両VE2、VE3に関する情報を表示することにより、運転者に対し当該情報を供給する。車両ディスプレイ5において、前方マーク51、後方マーク52、減速マーク55、同期マーク56および停止マーク57は、点灯することにより該当情報を表示する。また、車速インジケーター53および距離インジケーター54は、それぞれ検出値が表示されるように形成されている。
前方マーク51は、接近した他車両VE2、VE3が自車両VE1の前方にある場合に表示される。具体的には、上述したように、交差点CRにおいて自車両VE1が右折するために停止または徐行し、他車両VE2が交差点CRを直進しようとしている状態と自車両VE1が前進する他車両VE2の直後に繋がって走行している状態が該当する。
また、後方マーク52は、接近した他車両VE2、VE3が自車両VE1の後方にある場合に表示される。具体的には、上述した他車両VE3が自車両VE1の直後に繋がって走行している状態が該当する。
他車両VE2、VE3が自車両VE1の前方または後方にある場合、受信した他車両VE2、VE3の速度を車速インジケーター53において表示し、距離演算部31によって算出された他車両VE2、VE3との間の距離を、距離インジケーター54において表示する。
減速マーク55は、交差点CRにおいて自車両VE1が右折するために停止または徐行し、他車両VE2が交差点CRを直進しようとしている場合に表示され、運転者に対し自車両VE1の減速を促す。
また、同期マーク56は、自車両VE1と他車両VE2、VE3とが繋がって走行している場合に表示され、運転者に対し自車両VE1の速度を他車両VE2、VE3の速度に一致させるまたは近づけるように促す。
停止マーク57は、自車両VE1が他車両VE2、VE3の直後を走行する縦走状態時に、他車両VE2、VE3のブレーキペダルBKPの操作が行われたことが検出された場合に表示され、運転者に対し自車両VE1を緊急停止させるように促す。
次に、図8に基づき、自車両VE1における運転支援方法の制御フローについて説明する。以下、すべての場合において、第2車両VE2を他車両として説明する。車両VE1、VE2が互いに接近し、他車両VE2から車両間信号を受信すると(ステップS101)、他車両VE2との間の距離Loを検出(ステップS102)した後、他車速度Voを検出する(ステップS103)。その後、車両間信号が第2車両VE2の前部光学デバイス2aから送出され、かつ、自車両VE1の前部光学デバイス2aによって受信されたか否かが判定される(ステップS104)。自車両VE1の速度が所定値以下または自車両VE1において右折のためのウィンカー操作が行われている場合に、車両間信号が他車両VE2の前部光学デバイス2aから送出され、かつ、自車両VE1の前部光学デバイス2aによって受信されたと判定されると(右折待機状態)、車両ディスプレイ5において、前方マーク51および減速マーク55が表示されるとともに、車速インジケーター53および距離インジケーター54において、それぞれ他車両VE2の速度および他車両VE2との間の距離が表示される(ステップS105)。当該表示がされた後、本フローは終了する。
ステップS104において、車両間信号が他車両VE2の前部光学デバイス2aから送出されていない、または、自車両VE1の前部光学デバイス2aによって受信されていないと判定されると、車両間信号が第2車両VE2の後部光学デバイス2bから送出され、かつ、自車両VE1の前部光学デバイス2aによって受信されたか否かが判定される(ステップS106)。車両間信号が第2車両VE2の後部光学デバイス2bから送出され、かつ、自車両VE1の前部光学デバイス2aによって受信されたと判定されると(自車両VE1が他車両VE2の後方を走行している縦走状態)、車両ディスプレイ5において、前方マーク51および同期マーク56が表示されるとともに、車速インジケーター53および距離インジケーター54において、それぞれ他車両VE2の速度および他車両VE2との間の距離が表示される(ステップS107)。
ステップS106において、車両間信号が他車両VE2の後部光学デバイス2bから送出されていない、または、自車両VE1の前部光学デバイス2aによって受信されていないと判定されると、車両間信号が第2車両VE2の前部光学デバイス2aから送出され、かつ、自車両VE1の後部光学デバイス2bによって受信されたか否かが判定される(ステップS108)。車両間信号が第2車両VE2の前部光学デバイス2aから送出され、かつ、自車両VE1の後部光学デバイス2bによって受信されたと判定されると(自車両VE1が他車両VE2の前方を走行している縦走状態)、車両ディスプレイ5において、後方マーク52および同期マーク56が表示されるとともに、車速インジケーター53および距離インジケーター54において、それぞれ他車両VE2の速度および他車両VE2との間の距離が表示される(ステップS109)。当該表示がされた後、本フローは終了する。ステップS108において、車両間信号が他車両VE2の前部光学デバイス2aから送出されていない、または、自車両VE1の後部光学デバイス2bによって受信されていないと判定されると、本フローは終了する。
自車両VE1が他車両VE2の後方を走行している縦走状態時に、車両ディスプレイ5において上述した表示がされた(ステップS107)後、他車両VE2のブレーキペダルBKPの操作が行われたことが検出されると(ステップS110)、車両ディスプレイ5において停止マーク57が表示される(ステップS111)。他車両VE2のブレーキペダルBKPの操作が行われたことが検出されない場合、本フローは終了する。
本実施形態によれば、距離演算部31によって検出された他車両VE2、VE3との間の距離および他車両VE2、VE3の車速センサ7によって検出され、自車両VE1に送信された他車両VE2、VE3の速度を表示する車両ディスプレイ5を備えていることにより、表示された他車両VE2、VE3との間の距離および他車両VE2、VE3の速度を見た運転者が、自分の運転技能に応じて自ら運転操作を選択することが可能であるため、運転者が無理な運転をせずにマイペースで自車両VE1を操作でき、その運転中における精神的負担を軽減することができる。
また、他車両VE2の前部光学デバイス2aから発信された車両間信号を、自車両VE1の前部光学デバイス2aによって受信した場合に、自車両VE1が交差点CRにおいて右折するとともに、対向車線PLを他車両VE2が直進する右折待機状態と判定する運転支援制御部35を備え、車両ディスプレイ5は、運転支援制御部35が右折待機状態と判定した場合に、直進する他車両VE2の速度を車速インジケーター53に表示し、他車両VE2との間の距離を距離インジケーター54に表示することにより、交差点CR上において、運転者が自分の運転技能に応じて右折するタイミングを選択可能となるため、運転中における精神的負担を軽減することができる。
また、他車両VE2の前部光学デバイス2aから発信された車両間信号を、自車両VE1の前部光学デバイス2aによって受信した場合に、右折待機状態と判定することにより、交差点CRにおける右折待機状態を正確に判定することができる。
また、運転支援制御部35は、他車両VE3の前部光学デバイス2aから発信された車両間信号を、自車両VE1の後部光学デバイス2bによって受信した場合、または、他車両VE2の後部光学デバイス2bから発信された車両間信号を、自車両VE1の前部光学デバイス2aによって受信した場合に、自車両VE1と他車両VE2、VE3とが前後方向に繋がって走行する縦走状態と判定し、車両ディスプレイ5は、運転支援制御部35が縦走状態と判定した場合に、自車両VE1の直前または直後を走行する他車両VE2、VE3の速度および他車両VE2、VE3との間の距離を表示することにより、縦走状態において、運転者が自分の運転技能に応じて、自車両VE1の速度を前後に接近する他車両VE2、VE3の速度に一致させるまたは近づけることが可能となるため、運転中における精神的負担を軽減することができる。
また、他車両VE3の前部光学デバイス2aから発信された車両間信号を、自車両VE1の後部光学デバイス2bによって受信した場合、または、他車両VE2の後部光学デバイス2bから発信された車両間信号を、自車両VE1の前部光学デバイス2aによって受信した場合に、縦走状態と判定することにより、車両VE1、VE2、VE3の縦走状態を正確に判定することができる。
また、他車両VE2、VE3との間の距離は、前部光学デバイス2aまたは後部光学デバイス2bによって受信された他車両VE2、VE3からの車両間信号の赤外線強度に基づいて検出されることにより、特別な装置を設けることなく、他車両VE2、VE3との間の距離を正確に検出することができる。
また、前部光学デバイス2aまたは後部光学デバイス2bの発光部21によって、他車両VE2に向けて赤外線を送出した後、他車両VE2において反射した赤外線を受光部22に入射させることによって、他車両VE2との間の距離を検出する三角測量法による測距方法を採用することにより、赤外線の反射する他車両VE2のボデーBD2との間の距離を正確に検出することができる。
また、他車両VE2との間の距離を検出する場合に、通信反射強度に基づいた測距方法を採用することにより、光学デバイス2a、2bを備えていない他車両VE2との間の距離を検出することができる。
また、他車両VE2の速度は、前部光学デバイス2aまたは後部光学デバイス2bによって他車両VE2から送信され、自車両VE1の前部光学デバイス2aまたは後部光学デバイス2bによって受信することにより、他車両VE2に設けられた車速センサ7によって速度を検出することができるため、他車両VE2の速度を精度よく検出することができる。
また、車両ディスプレイ5は、右折待機状態時に、他車両VE2の速度および他車両VE2との間の距離とともに、運転者に対して、交差点CRにおいて減速を促す減速マーク55を表示することにより、交差点CR上における運転者に対して、十分に注意を喚起することができる。
また、車両ディスプレイ5は、縦走状態時に、他車両VE2、VE3の速度および他車両VE2、VE3との間の距離とともに、運転者に対して、自車両VE1の速度を他車両VE2、VE3の速度に一致させるまたは近づけるように促す同期マーク56を表示することにより、縦走状態にある自車両VE1の運転者に対して、他車両VE2、VE3の速度に一致させるまたは近づけるように注意を喚起することができる。
また、運転支援制御部35は、自車両VE1が他車両VE2の直後を走行する縦走状態時に、他車両VE2においてブレーキペダルBKPの操作があったことが検出された場合、自車両VE1における車両ディスプレイ5によって、運転者に対して緊急停止を促す停止マーク57を表示することにより、他車両VE2のブレーキ操作に起因する減速によって、自車両VE1が他車両VE2に対して衝突することを防止することができる。
<実施形態2>
以下、図9に基づき、実施形態2による車両メーター5A(他車情報表示手段に該当する)について説明する。車両メーター5Aは、車両VE1のインスツルメントパネル内に設けられている。車両メーター5Aは、その表面に円周状に並んだ複数の速度目盛82と、速度目盛82の半径方向内方に配置された複数の速度数字83(速度を示す複数の数字に該当する)とが表示された文字板81を備えている。
文字板81上には、上述した距離インジケーター54、減速マーク55および同期マーク56が形成されている。尚、車両メーター5Aにおいては、前方マーク51、後方マーク52、車速インジケーター53および停止マーク57は形成されていない。
文字板81上には、一端部84aが文字板81の略中央部に回転可能に取り付けられ、半径方向外方に延びた自車速度指針84が設けられている。自車速度指針84は、自車両VE1の速度に応じて一端部84aを中心に(速度上昇にともない時計回りに)回動することにより、他端部84bが速度数字83または速度目盛82のうちのいずれかを指し示す。
また、文字板81上には、一端部85aが自車速度指針84と同じ位置を回転中心として取り付けられ、半径方向外方に延びた他車速度指針85が設けられている。他車速度指針85は、受信した他車両VE2、VE3の速度に応じて一端部85aを中心に(速度上昇にともない時計回りに)回動することにより、他端部85bが速度数字83または速度目盛82のうちのいずれかを指し示す。
車両メーター5Aのその他の構成については、車両ディスプレイ5と同様であるため、説明は省略する。
本実施形態によれば、車両メーター5Aは、文字板81上において、自車両VE1の速度に応じて、一端部84aを中心に他端部84bが回転し、他端部84bにより速度数字83のいずれかを指し示す自車速度指針84と、文字板81上において、自車速度指針84と回転中心を一致させ、受信した他車両VE2、VE3の速度に応じて、一端部85aを中心に他端部85bが回転し、他端部85bにより速度数字83のいずれかを指し示す他車速度指針85とを備えたことにより、運転者が運転中において、自車両VE1の速度と他車両VE2、VE3の速度とを同時に視認することが可能なため、他車両VE2、VE3の速度に応じた自車両VE1の操作が容易となり、運転者の運転中における精神的負担をよりいっそう軽減することができる。
特に、車両VE1、VE2、VE3が縦走状態にある場合、自車両VE1の速度を、他車両VE2、VE3の速度に一致させるまたは近づける操作を容易に行うことができる。
<他の実施形態>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
他車両VE2、VE3の速度を自車両VE1が検出する手段として、自車両VE1が停止している時には、検出された他車両VE2、VE3との間の距離を時間微分して求めてもよい。また、GPS(Global Positioning System)による他車両VE2、VE3の位置を、光学デバイス2a、2bを介して他車両VE2、VE3から受信し、当該位置の移動距離を時間微分して求めてもよい。
また、光源21aは、IRLEDに代えて、レーザー光源またはフィラメント式赤外線光源にしてもよい。
また、受光素子22bは、PSDに代えて、CMOSイメージセンサまたはCCDセンサを使用してもよい。
図面中、1は運転支援装置、2aは前部光学デバイス(車間距離検出手段、他車速度検出手段、前方通信手段)、2bは後部光学デバイス(車間距離検出手段、他車速度検出手段、後方通信手段)、5は車両ディスプレイ(他車情報表示手段)、5Aは車両メーター(他車情報表示手段)、6はブレーキペダルスイッチ(ブレーキ操作検出手段)、7は車速センサ(他車速度検出手段)、21は発光部、22は受光部、31は距離演算部(車間距離検出手段)、32は受信強度検出部(受信強度検出手段)、33は車速演算部(他車速度検出手段)、35は運転支援制御部(支援制御手段)、55は減速マーク(交差点において減速を促す表示)、56は同期マーク(自車両の速度を直前または直後を走行する他車両の速度に一致させるまたは近づけるように促す表示)、57は停止マーク(緊急停止を促す表示)、81は文字板、83は速度数字(速度を示す複数の表示)、84は自車速度指針、84a,85aは一端部、84b,85bは他端部、85は他車速度指針、CRは交差点、PLは対向車線、VE1は第1車両、VE2は第2車両、VE3は第3車両を示している。

Claims (10)

  1. 車両(VE1)に搭載され、運転者に対し前記車両に接近した他車両(VE2、VE3)に関する情報を供給し、前記車両の運転を支援する運転支援装置(1)であって、
    前記他車両との間の距離を検出する車間距離検出手段(2a、2b、31)と、
    前記他車両の速度を検出する他車速度検出手段(2a、2b、7、33)と、
    前記車間距離検出手段によって検出された前記他車両との間の距離および前記他車速度検出手段によって検出された前記他車両の速度を表示する他車情報表示手段(5、5A)と、
    を備えた運転支援装置。
  2. 前記車両の前方部および後方部にそれぞれ設けられ、赤外線を発光する発光部(21)と赤外線を受光する受光部(22)を有し、前記他車両が通信可能距離以内に接近した場合、前記他車両との間において赤外線による信号を送受信し、情報の授受を行う前方通信手段(2a)および後方通信手段(2b)と、
    前記他車両の前記前方通信手段から発信された信号を、自車両の前記前方通信手段によって受信した場合に、前記自車両が交差点(CR)において、対向車線(PL)を横切って右折または左折するとともに、前記対向車線を前記他車両が直進する右折待機状態または左折待機状態と判定する支援制御手段(35)と、
    を備え、
    前記他車情報表示手段は、
    前記支援制御手段が前記右折待機状態または前記左折待機状態と判定した場合に、直進する前記他車両の速度および当該他車両との間の距離を表示する請求項1記載の運転支援装置。
  3. 前記支援制御手段は、
    前記他車両の前記前方通信手段から発信された信号を、前記自車両の前記後方通信手段によって受信した場合、または、前記他車両の前記後方通信手段から発信された信号を、前記自車両の前記前方通信手段によって受信した場合に、前記自車両と前記他車両とが前後方向に繋がって走行する縦走状態と判定し、
    前記他車情報表示手段は、
    前記支援制御手段が前記縦走状態と判定した場合に、前記自車両の直前または直後を走行する前記他車両の速度および当該他車両との間の距離を表示する請求項2記載の運転支援装置。
  4. 前記前方通信手段または前記後方通信手段によって受信された前記他車両からの信号の赤外線強度を検出する受信強度検出手段(32)を備え、
    前記車間距離検出手段は、
    前記受信強度検出手段によって検出された前記他車両からの信号の赤外線強度に基づいて、前記他車両との間の距離を検出する請求項2または3に記載の運転支援装置。
  5. 前記前方通信手段または前記後方通信手段は、
    前記発光部によって、前記他車両に向けて赤外線を送出した後、前記他車両において反射した赤外線を前記受光部に入射させることによって、前記他車両との間の距離を検出する請求項2または3に記載の運転支援装置。
  6. 前記他車速度検出手段は、
    前記他車両の前記前方通信手段または前記後方通信手段によって送信された前記他車両の速度を、前記自車両の前記前方通信手段または前記後方通信手段によって受信することにより前記他車両の速度を検出する請求項2乃至5のうちのいずれか一項に記載の運転支援装置。
  7. 前記他車情報表示手段は、
    前記右折待機状態時に、前記他車両の速度および当該他車両との間の距離とともに、運転者に対して、交差点において減速を促す表示(55)をする請求項2記載の運転支援装置。
  8. 前記他車情報表示手段は、
    前記縦走状態時に、前記他車両の速度および当該他車両との間の距離とともに、運転者に対して、前記自車両の速度を前記他車両の速度に一致させるまたは近づけるように促す表示(56)をする請求項3記載の運転支援装置。
  9. 前記他車両においてブレーキ操作の有無を検出するブレーキ操作検出手段(6)を備え、
    前記ブレーキ操作検出手段による検出結果が、前記前方通信手段または前記後方通信手段によって、前記自車両に送信され、
    前記支援制御手段は、
    前記自車両が前記他車両の直後を走行していると判定した時に、前記他車両においてブレーキ操作があったことが検出された場合、前記自車両における前記他車情報表示手段によって、運転者に対して、緊急停止を促す表示(57)をする請求項3記載の運転支援装置。
  10. 前記他車情報表示手段(5A)は、
    速度を示す複数の数字(83)が円周状に配置された文字板(81)と、
    該文字板上において、前記自車両の速度に応じて、一端部(84a)を中心に他端部(84b)が回転し、該他端部により前記数字のいずれかを指し示す自車速度指針(84)と、
    前記文字板上において、前記自車速度指針と回転中心を一致させ、前記他車両の速度に応じて、一端部(85a)を中心に他端部(85b)が回転し、該他端部により前記数字のいずれかを指し示す他車速度指針(85)と、
    を備えた請求項1乃至8のうちのいずれか一項に記載の運転支援装置。
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