JP2015125415A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙切れが発生した後の画像形成に要する時間を短縮することが可能な複合機100を提供する。
【解決手段】印刷ジョブの実行中に用紙切れが発生し、用紙が補給された給紙カセットが装着されると、前記装着された給紙カセットのメディアセンサーを用いて、当該給紙カセットに収納された用紙の種別値を測定する用紙種別値測定手段403と、前記測定された用紙の種別値に対応して画像形成速度を決定する速度決定手段404と、前記決定された画像形成速度に基づいて前記印刷ジョブを再開する画像形成手段402とを備えることを特徴とする複合機100。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に関し、詳しくは、用紙切れが発生した後の画像形成に要する時間を短縮することが可能な画像形成装置及び画像形成方法に関する。
従来、マルチファンクション型複写装置(MFP)などの画像形成装置などでは、用紙の種別により、印刷条件を最適化する技術が存在する。例えば、装置内にメディアセンサーを予め設けて、印刷時の用紙の種別を測定し、それに対応して印刷条件を変更する。
しかしながら、メディアセンサーは、通常、用紙一枚の特性を測定することが前提となるため、例えば、紙パス等にメディアセンサーが設置されることが多く、用紙種別の測定タイミングが、用紙の搬送時となり、印刷条件の変更が遅れるという問題があった。
そこで、このような問題を解決するために、特開2009−104117号公報(特許文献1)には、装置本体と、この装置本体内に設けられ、記録紙に印刷する画像を生成する画像生成部と、前記記録紙が積載される積載部を有する給紙機構と、前記積載部に積載された前記記録紙からその種類を識別する紙種識別装置と、を備える画像形成装置が開示されている。この画像形成装置では、前記紙種識別装置により識別された前記記録紙の種類に応じ、画像を生成する画像生成条件又は前記記録紙への印刷条件を変えることを特徴とする。これにより、紙束から1枚の紙を分けることなく紙種の判別を正確に行うことができ、しかも、紙種が複数あってもカセット毎の紙種検知手段が必要でなく、印刷のパフォーマンスを低下させることがないとしている。
特開2009−104117号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術では、給紙カセットが装置本体に組み込まれた際に、給紙カセット内の用紙の種別を識別し、印刷条件等を変更するため、給紙カセットを装着してから、一枚目の用紙が排出されるまでのファーストコピータイムが長くなる可能性がある。つまり、用紙切れに対応する技術では無い。
そこで、本発明は、前記問題を解決するためになされたものであり、用紙切れが発生した後の画像形成に要する時間を短縮することが可能な画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、印刷ジョブの実行中に給紙カセットに用紙切れが発生したか否かを検知する画像形成装置であって、以下の構成を採用する。
即ち、本発明は、印刷ジョブの実行中に用紙切れが発生し、用紙が補給された給紙カセットが装着されると、前記装着された給紙カセットのメディアセンサーを用いて、当該給紙カセットに収納された用紙の種別値を測定する用紙種別値測定手段と、前記測定された用紙の種別値に対応して画像形成速度を決定する速度決定手段と、前記決定された画像形成速度に基づいて前記印刷ジョブを再開する画像形成手段とを備えることを特徴とする。
又、前記画像形成速度が、ポリゴンモーターの回転速度である。
又、本発明は、印刷ジョブの実行中に給紙カセットに用紙切れが発生したか否かを検知する画像形成装置の画像形成方法として構成することが出来る。即ち、本発明は、印刷ジョブの実行中に用紙切れが発生し、用紙が補給された給紙カセットが装着されると、前記装着された給紙カセットのメディアセンサーを用いて、当該給紙カセットに収納された用紙の種別値を測定するステップと、前記測定された用紙の種別値に対応して画像形成速度を決定するステップと、前記決定された画像形成速度に基づいて前記印刷ジョブを再開するステップとを備えることを特徴とする。
又、本発明は、電気通信回線などを介して個別に流通する、コンピュータに実行させるためのプログラムとして提供することができる。この場合、中央演算処理装置(CPU)が、本発明のプログラムに従ってCPU以外の各回路と協働して制御動作を実現する。又、前記プログラム及びCPUを用いて実現される各手段は、専用のハードウェアを用いて構成することもできる。又、当該プログラムは、CD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された状態で流通させることも可能である。
本発明の画像形成装置及び画像形成方法によれば、用紙切れが発生した後の画像形成に要する時間を短縮することが可能となる。
本発明に係る複合機の内部の全体構成を示す概念図である。 本発明に係る操作部の全体構成を示す概念図である。 本発明に係る複合機の制御系ハードウェアの構成を示す図である。 本発明の実施形態における複合機の機能ブロック図である。 本発明の実施形態の実行手順を示すためのフローチャートである。 本発明の実施形態の給紙カセットの構成の一例を示す図(図6(A))と、本発明の実施形態のテーブルの一例を示す図(図6(B))である。
以下に、添付図面を参照して、本発明の画像形成装置の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。又、フローチャートにおける数字の前に付されたアルファベットSはステップを意味する。
<画像形成装置>
本発明の実施形態に係る画像形成装置は、例えば、画像形成装置であり、以下に、この画像形成装置について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略模式図である。但し、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
尚、本発明の画像形成装置は、例えば、プリンタやスキャナ単体、あるいはプリンタ、コピー、スキャナ、ファックス等を備えた複合機等が該当し、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能等を備えた画像形成装置として機能する。
以下に、例えば、コピー機能を利用する場合の複合機100(MFP:Multi Function Peripheral)の動作を簡単に説明する。
先ず、ユーザーが複合機100を利用する場合、原稿を筐体部の上面に備えられている原稿台101a又は自動原稿給送部の載置台101bに載置する。続いて、ユーザーは、前記原稿台101近傍に備えられている操作部102(操作パネル)を使用して、画像形成に関する設定条件の入力を当該操作部102の操作画面から入力する。そして、ユーザーが、前記操作部102に設けられたスタートキーを押下すると、複合機100が画像形成(印刷処理)を開始する。
次に、画像読取部103において、光源104から照射された光が、前記原稿台101に置かれた原稿に反射される。反射された光は、ミラー105、106、107によって撮像素子108に導かれる。導かれた光は前記撮像素子108により光電変換されて、前記原稿に対応する画像データが生成される。
さて、前記画像データに基づいてトナー像を形成する部分が画像形成部109である。前記画像形成部109には感光体ドラム110が備えられている。前記感光体ドラム110は、一定速度で所定の方向に回転し、その周囲には、回転方向の上流側から順に、帯電器111、露光ユニット112、現像器113、転写器114、クリーニングユニット115などが配置されている。
前記帯電器111は、前記感光体ドラム110表面を一様に帯電させる。前記露光ユニット112は、帯電された感光体ドラム110の表面に、前記画像データに基づいてレーザーを照射し、静電潜像を形成する。前記現像器114は、形成された静電潜像に、トナーを付着させてトナー像を形成する。形成されたトナー像は、前記転写器114により、記録媒体(例えば、用紙、シート)に転写される。前記クリーニングユニット115は、前記感光体ドラム110の表面に残された余分なトナーを取り除く。これらの一連のプロセスは、前記感光体ドラム110が回転することにより実行される。
前記シートは、複合機100に備えられた複数の給紙カセット116から搬送される。搬送される時は、前記シートは、ピックアップローラ117により何れか1つの給紙カセット116から搬送路へ引き出される。各給紙カセット116には、それぞれ異なる紙種のシートが収容されており、画像形成に関する設定条件に基づいてシートが給紙される。
搬送路に引き出されたシートは、搬送ローラ118やレジストローラ119により感光体ドラム110と転写器114の間に送り込まれる。送り込まれると、前記シートは前記転写器114により前記トナー像が転写され、定着装置120に搬送される。
前記トナー像が転写されたシートが、前記定着装置120に備えられた加熱ローラと加圧ローラの間を通過すると、前記トナー像に熱と圧力が印加されて、可視像がシートに定着される。前記加熱ローラの熱量は、紙種に応じて最適に設定され、前記定着が適切に行われる。前記可視像がシートに定着されて画像形成が終了し、当該シートは搬送ローラ118により、経路切替部121へ導かれる。
前記経路切替部121では、前記複合機100による切り替え指示により、前記シートを、前記筐体部の側面に設けられた排紙トレイ122へ案内したり、排紙口123を介して、前記筐体部の胴内に設けられた胴内トレイ124へ案内したりする。前記シートは、前記排紙トレイ122か胴内トレイ124に積載され、収容される。前記手順により、複合機100の筐体部はコピー機能をユーザーに提供する。
次に、図2は、本発明の実施形態に係る操作部の全体構成を示す概念図である。ユーザーは、前記操作部102を用いて、上述のような画像形成についての設定条件を入力したり、入力された設定条件を確認したりする。前記設定条件が入力される場合、前記操作部102に備えられたタッチパネル201(操作パネル)、タッチペン202、操作キー203が用いられる。
前記タッチパネル201には、設定条件を入力する機能と当該設定条件を表示する機能が兼ね備えられている。即ち、タッチパネル201上に表示された画面内のキーを押下することによって、当該押下されたキーに対応する設定条件が入力される。
前記タッチパネル201の背面には、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示部(図示せず)が設けられており、当該表示部が、例えば、前記初期画面等の操作画面を表示する。前記タッチパネル201の近傍には、タッチペン202が備えられており、ユーザーがそのタッチペン202の先をタッチパネル201に接触させると、タッチパネル201下に設けられたセンサーが接触先を検知する。
更に、前記タッチパネル201近傍には、所定数の操作キー203が設けられ、例えば、テンキー204、スタートキー205、クリアキー206、ストップキー207、リセットキー208、電源キー209が備えられている。
次に、図3を用いて、複合機100の制御系ハードウェアの構成を説明する。図3は、本発明に係る複合機100の制御系ハードウェアの構成を示す図である。ただし、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
複合機100の制御回路は、CPU(Central Processing Unit)301、ROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303、HDD(Hard Disk Drive)304、各駆動部に対応するドライバ305、操作部306(102)を内部バス307によって接続している。
前記CPU301は、例えば、RAM303を作業領域として利用し、前記ROM302、HDD304等に記憶されているプログラムを実行し、当該実行結果に基づいて前記ドライバ306と前記操作部307からのデータや指示、キーに対応する信号、命令等を授受し、図1に示した各駆動部の動作を制御する。
又、前記駆動部以外の後述する各手段(図4に示す)についても、前記CPU301がプログラムを実行することで当該各手段を実現する。前記ROM302、HDD304等には、以下に説明する各手段を実現するプログラムやデータが記憶されている。
<本発明の実施形態>
次に、図4、図5を参照しながら、本発明の実施形態に係る構成及び実行手順について説明する。図4は、本発明の複合機の機能ブロック図である。又、図5は、本発明の実行手順を示すためのフローチャートである。
先ず、ユーザーが、複合機100の電源を投入すると、当該複合機100が起動し、表示受付手段401がタッチパネル201上に初期画面(操作画面)を表示する。
ユーザーは、前記初期画面を見ながら、原稿台101aに原稿を載置し、所望の設定条件(例えば、用紙サイズがA4サイズ等)を入力し、スタートキー205を押下すると、表示受付手段401が、前記設定条件と前記スタートキー205の押下を受け付けて、その旨を画像形成手段402に通知する。当該通知を受けた画像形成手段402は、前記設定条件に対応する印刷ジョブを受け付ける(図5:S101)。
尚、画像形成手段402が、印刷ジョブを受け付ける方法は、上述の他に、複合機100に通信可能に接続された端末装置から印刷ジョブを受信する方法でも構わない。
画像形成手段402が印刷ジョブを受け付けると、当該印刷ジョブの実行を開始し、先ず、前記設定条件の用紙サイズ(例えば、A4サイズ)に対応する給紙カセット116を選択する。
画像形成手段402が、給紙対象となる給紙カセット116を選択すると、その旨を用紙種別値測定手段403に通知する。当該通知を受けた用紙種別値測定手段403は、前記選択された給紙カセット116に予め設けられたメディアセンサーを用いて、当該給紙カセット116に収納された用紙の種別値を測定する(図5:S102)。
ここで、用紙種別値測定手段403が、前記用紙の種別値を測定する方法は、どのような方法でも構わないが、例えば、以下のようになされる。即ち、用紙種別値測定手段403は、先ず、選択された給紙カセット116のメディアセンサーを起動する。このメディアセンサー600は、前記用紙の種別値を測定可能な給紙カセット116の所定位置に各給紙カセット116毎に予め設けられており、例えば、図6(A)に示すように、リフト板上限検知センサー601の近傍に設けられる。前記リフト板上限検知センサー601の直下には、給紙カセット116のピックアップローラ117が配置され、当該ピックアップローラ117の直下には、給紙カセット116のリフト板602の自由端602aが配置される。前記リフト板602の固定端602bは、回動可能に設置され、前記リフト板602の自由端602aが、図示しないリフト上昇部により上昇されることで、当該リフト板602の自由端602aに載置された用紙束Pが、前記ピックアップローラ117に接して、当該ピックアップローラ117を上方へ押し上げる。このピックアップローラ117の押し上げを、前記リフト板上限検知センサー601が検知して、前記リフト上昇部の上昇が停止される。
前記メディアセンサー600は、前記リフト板上昇検知センサー601の近傍に設けられることで、前記用紙束Pの表面を検知することが出来て、当該用紙の種別値を測定することが可能となる。
前記用紙の種別値は、どのような測定値でも良く、例えば、用紙の表面の反射率や波長、透過度、厚み等を挙げることが出来るが、本発明の実施形態では、用紙の厚みを用紙の種別値として説明する。尚、用紙の種別値が用紙の厚みである場合は、メディアセンサー600は、例えば、光照射のための光源LEDと、当該光源LEDの光を結像するための第一の結像レンズと、前記第一の結像レンズで結像された光が用紙Pから反射して、その反射光を結像するための第二の結像レンズと、前記結像された反射光を撮影するためのCMOSセンサーとを備え、前記光源LEDからの光は、前記第一の結像レンズを介して用紙Pの表面に照射され、前記用紙Pからの反射光は、前記第二の結像レンズを介して集光されて、前記CMOSセンサーに結像される。これにより、用紙Pの表面映像を撮像して、それを数値化(アナログ化)し、その数値を用紙の厚み(種別値)として算出して測定する。
さて、用紙種別値測定手段403が、前記用紙の種別値を測定すると、速度決定手段404に通知し、当該通知を受けた速度決定手段404は、前記測定された用紙の種別値に対応して画像形成速度を決定する(図5:S103)。
ここで、前記画像形成速度は、画像形成(印刷)に関係する速度を意味し、例えば、ファーストコピータイムに対して影響を受け易い(ネックとなり易い)露光ユニット112のポリゴンモーターの回転速度を採用することが出来る。ポリゴンモーターの回転は、印刷ジョブの実行(画像形成)の際には、既に安定している必要があり、ポリゴンモーターの回転の安定化に要する時間は、当然に、ポリゴンモーターの回転速度の大小に応じて変動する。つまり、ポリゴンモーターの回転速度の大小により、ファーストコピータイムが変動することになる。
一方、画像形成の際に搬送される用紙の搬送速度は、ポリゴンモーターの回転速度を含む画像形成速度に対応し、用紙の種別値に応じて最適な速度に選択される必要がある。
ここで、速度決定手段404が前記画像形成速度を決定する方法は、どのような方法でも構わないが、例えば、以下のようになされる。即ち、速度決定手段404は、先ず、所定のメモリーに予め記憶されたテーブルを参照する。
前記テーブル603には、図6(B)に示すように、用紙の種別値である用紙の厚み604と、当該用紙の厚み604に対応するポリゴンモーターの回転速度605とが関連付けて記憶されている。ここで、用紙の厚み604には、基準となる普通の厚みの普通紙が記憶され、ポリゴンモーターの回転速度605には、基準となる普通の回転速度が記憶され、前記用紙の厚み604が普通紙と比較して厚い程(厚紙)、ポリゴンモーターの回転速度605が普通の回転速度よりも遅く、前記用紙の厚み604が普通紙と比較して薄い程(薄紙)、ポリゴンモーターの回転速度605が普通の回転速度よりも速く関連付けて記憶される。これは、用紙の種別(厚み)により、プロセス線速、つまり、画像形成速度が異なるからである。尚、前記テーブル603の用紙の厚み604には、数値範囲を記載していないが、例えば、厚紙であれば、AからBの範囲内、普通紙であれば、BからCの範囲内、薄紙であれば、CからDの範囲内として規定される。このA、B、C、Dの境界値は、適宜設定される値となる。
速度決定手段404は、前記測定された用紙の種別値と、前記テーブル603の用紙の種別値とを照合し、当該照合された用紙の種別値に対応するポリゴンモーターの回転速度605を選択することで、前記画像形成速度を一義的に決定することになる。
さて、速度決定手段404が前記画像形成速度を決定すると、その旨を画像形成手段402に通知し、当該通知を受けた画像形成手段402は、当該画像形成速度を用いて印刷ジョブを実行する(図5:S104)。例えば、画像形成手段402が、前記原稿台101aの原稿の画像データを読み取り、前記選択された給紙カセット116から用紙を搬送し、当該用紙に画像形成を実行して、印刷物を所定のトレイ122、124に排出する。
ここで、画像形成手段402が印刷ジョブを実行している最中に、給紙カセット116に予め設けられた用紙有無センサーにより、当該給紙カセット116内に用紙が存在するか否か(用紙切れが発生したか否か)を判定する(図5:S105)。
前記判定の結果、前記印刷ジョブの実行中に給紙カセット116内の用紙が無くなった場合に(図5:S105YES)、画像形成手段402は、前記印刷ジョブを中止して、その旨を表示受付手段401に通知し、当該通知を受けた表示受付手段401は、用紙切れのエラー画面をタッチパネル201上に表示する(図5:S106)。
ここで、ユーザーが、前記エラー画面を見ながら、用紙切れの給紙カセット116を引き出して、そこに用紙を補給し、当該用紙が補給された給紙カセット116を装着すると、画像形成手段402は、前記給紙カセット116に予め設けられたカセット装着センサーにより、当該給紙カセット116が装着されたことを検知する(図5:S107)。
前記給紙カセット116が装着されると、画像形成手段402は、当該装着された給紙カセット116の用紙サイズが、前記設定条件の用紙サイズ(例えば、A4サイズ)に一致するか否かを判定する(図5:S108)。
前記判定の結果、前記装着された給紙カセット116の用紙サイズが、前記設定条件の用紙サイズに一致する場合に(図5:S108YES)、画像形成手段402は、その旨を用紙種別値測定手段403に通知する。当該通知を受けた用紙種別値測定手段403は、前記装着された給紙カセット116のメディアセンサーを用いて、当該給紙カセット116に収納された用紙の種別値を測定する(図5:S109)。尚、用紙種別値測定手段403が、前記用紙の種別値を測定する方法は、上述と同様である。
前記用紙の種別値の測定が完了すると、用紙種別値測定手段403がその旨を速度決定手段404に通知し、当該通知を受けた速度決定手段404は、前記測定された用紙の種別値に対応して画像形成速度を決定する(図5:S110)。ここで、速度決定手段404が、前記画像形成速度を決定する方法は、上述と同様である。
そして、前記画像形成速度が決定されると、速度決定手段404がその旨を画像形成手段402に通知し、当該通知を受けた画像形成手段402は、当該画像形成速度を用いて印刷ジョブを再開し(図5:S111)、S105へ移行する。
ここで、画像形成手段402が印刷ジョブを再開する場合は、例えば、前記画像形成速度に対応してポリゴンモーターを回転させるとともに、前記装着された給紙カセット116のリフト板602を上昇し、補給された用紙をピックアップローラ117に接させて、画像形成を再開する。
このように、本発明では、用紙切れが発生した場合に、給紙カセット116が装着されると、当該給紙カセット116の用紙の種別値を測定し、それに対応して画像形成速度を変更している。そのため、従来であれば、用紙切れが発生した後の画像形成速度は、最初に印刷ジョブを入力した際の画像形成速度がそのまま維持されるものの、本発明では、ユーザーが用紙切れの直前の用紙の種別と異なる種別の用紙を仮に給紙カセット116に補給したとしても、当該用紙の種別に対応して、画像形成速度が再決定されるため、用紙の種別に最適な画像形成速度(プロセス線速)で画像形成を再開することが可能となる。その結果、用紙切れが発生したとしても、最適な画像形成速度で画像形成を実行できるため、最短のファーストコピータイムで画像形成を実現することが可能となる。又、用紙種別に対応して画像形成速度を最適化するため、印字品質を維持しながら、ファーストコピータイムを最短とすることが可能となる。
尚、S108において、例えば、前記判定の結果、前記装着された給紙カセット116の用紙サイズが、前記設定条件の用紙サイズに一致しない場合(図5:S108NO)、画像形成手段402は、その旨を表示受付手段401に通知し、当該通知を受けた表示受付手段401は、例えば、補給用紙の用紙サイズを印刷ジョブの用紙サイズに変更する旨のエラー画面をタッチパネル201上に表示して(図5:S106)、ユーザーに、最適な用紙サイズの用紙の補給を促すようにする。
又、S105において、前記判定の結果、前記印刷ジョブ中に、前記給紙カセット116内に用紙が存在する場合、つまり、用紙切れでない場合(図5:S105NO)、画像形成手段402は、前記印刷ジョブを完了する。この場合は、前記印刷ジョブが、用紙切れの発生を伴わずに完了することになる。
このように、本発明では、印刷ジョブの実行中に用紙切れが発生し、用紙が補給された給紙カセットが装着されると、前記装着された給紙カセットのメディアセンサーを用いて、当該給紙カセットに収納された用紙の種別値を測定する用紙種別値測定手段403と、前記測定された用紙の種別値に対応して画像形成速度を決定する速度決定手段404と、前記決定された画像形成速度に基づいて前記印刷ジョブを再開する画像形成手段402とを備えることを特徴とする。
これにより、用紙切れが発生した後の画像形成に要する時間を短縮することが可能となる。
尚、本発明の実施形態では、用紙の厚みと、ポリゴンモーターの回転速度とを関連付けて記憶するテーブル603を用いたが、他の構成でも構わない。用紙の種別値が、例えば、光沢度である場合には、前記テーブルは、光沢度と、当該光沢度が高い程、遅くなるポリゴンモーターの回転速度とが関連付けて記憶されることになる。
又、本発明の実施形態では、複合機100が各手段を備えるよう構成したが、当該各手段を実現するプログラムを記憶媒体に記憶させ、当該記憶媒体を提供するよう構成しても構わない。当該構成では、前記プログラムを複合機100に読み出させ、当該複合機100が前記各手段を実現する。その場合、前記記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の作用効果を奏する。さらに、各手段が実行するステップをハードディスクに記憶させる方法として提供することも可能である。
以上のように、本発明に係る画像形成装置及び画像形成方法は、複合機はもちろん、スキャナ、複写機、プリンタ等に有用であり、用紙切れが発生した後の画像形成に要する時間を短縮することが可能な画像形成装置及び画像形成方法として有効である。
100 複合機
401 表示受付手段
402 画像形成手段
403 用紙種別値測定手段
404 速度決定手段

Claims (3)

  1. 印刷ジョブの実行中に給紙カセットに用紙切れが発生したか否かを検知する画像形成装置であって、
    印刷ジョブの実行中に用紙切れが発生し、用紙が補給された給紙カセットが装着されると、前記装着された給紙カセットのメディアセンサーを用いて、当該給紙カセットに収納された用紙の種別値を測定する用紙種別値測定手段と、
    前記測定された用紙の種別値に対応して画像形成速度を決定する速度決定手段と、
    前記決定された画像形成速度に基づいて前記印刷ジョブを再開する画像形成手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成速度が、ポリゴンモーターの回転速度である
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 印刷ジョブの実行中に給紙カセットに用紙切れが発生したか否かを検知する画像形成装置の画像形成方法であって、
    印刷ジョブの実行中に用紙切れが発生し、用紙が補給された給紙カセットが装着されると、前記装着された給紙カセットのメディアセンサーを用いて、当該給紙カセットに収納された用紙の種別値を測定するステップと、
    前記測定された用紙の種別値に対応して画像形成速度を決定するステップと、
    前記決定された画像形成速度に基づいて前記印刷ジョブを再開するステップと
    を備えることを特徴とする画像形成方法。
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