JP2015124843A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

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真也 市川
Shinya Ichikawa
真也 市川
平井 信行
Nobuyuki Hirai
信行 平井
雅路 山口
Masaji Yamaguchi
雅路 山口
芳充 兵藤
Yoshimitsu Hyodo
芳充 兵藤
土田 建一
Kenichi Tsuchida
建一 土田
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Abstract

【課題】ソレノイドバルブのオールオフフェール時に前後進を切り換え可能なリンプホーム機能を備え、コンパクト化できる自動変速機の油圧制御装置を提供する。
【解決手段】元圧入力ポート51hと、前進レンジ圧入力ポート51eと、後進レンジ圧入力ポート51kと、リニアソレノイドバルブSL2,SL3のドレーンポート76,86に連通される共通用出力ポート51gと、リニアソレノイドバルブSL1のドレーンポート66に連通される前進用出力ポート51dと、リニアソレノイドバルブSL6のドレーンポート96に連通される後進用出力ポート51jと、を有し、フェール位置では、元圧入力ポート51h及び共通用出力ポート51g、前進レンジ圧入力ポート51e及び前進用出力ポート51d、後進レンジ圧入力ポート51k及び後進用出力ポート51jを連通するフェールセーフバルブ51を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば車両に搭載される複数の係合要素を備えた自動変速機の油圧制御装置に係り、詳しくは複数の係合要素の油圧サーボに油圧を供給可能なリニアソレノイドバルブのオフフェールに対するリンプホーム機能を備えた自動変速機の油圧制御装置に関する。
従来、例えば車両に搭載される有段式自動変速機は、複数の係合要素(クラッチ、ブレーキ)の係合状態を油圧制御装置によって制御し、変速機構における伝達経路を各変速段で形成することで、多段変速を可能としている。このような油圧制御装置では、各係合要素を係脱するための油圧サーボに油圧を供給可能なリニアソレノイドバルブを備えており、これら複数のリニアソレノイドバルブ等の全てのソレノイドバルブがオフフェールしてしまうオールオフフェールに対するリンプホーム機能(即ち、オールオフフェール時であっても車両を駆動可能とする為に変速段を形成する機能)を備えるものが普及している。このようなリンプホーム機能として、リンプホーム時における車両の前進及び後進の切り換えに応じて、前進用変速段と後進用変速段とを切り換えて形成することを可能にした自動変速機の油圧制御装置が開発されている(特許文献1参照)。この油圧制御装置は、ソレノイドバルブのオールオフフェール時に、前進動作を保障するための切換えバルブと、後進動作を保障するための切換えバルブとを備えている。
特開2011−27207号公報
しかしながら、特許文献1の自動変速機の油圧制御装置では、リンプホーム時の変速段を形成するために、前進用の切換えバルブと、後進用の切換えバルブとをそれぞれ備えているので、油圧制御装置の大型化を招いてしまう可能性があり、よりコンパクト化することが望まれている。
そこで、本発明は、ソレノイドバルブのオールオフフェール時に前進及び後進を切り換えて実現可能なリンプホーム機能を備えながら、コンパクト化を図ることができる自動変速機の油圧制御装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係る自動変速機(1)の油圧制御装置(50)は(例えば図1、図4乃至図8参照)、6つの係合要素(C1、C2、C3、C4、B1、B2)のうちの3つの係合要素を選択的に係合することで複数の変速段を形成可能であると共に、所定の前進段を形成する3つの係合要素(C1、C2、C3)と後進段を形成する3つの係合要素(C2、C3、B2)とで一部の係合要素(C2、C3)が共通する自動変速機(1)の油圧制御装置(50)において、
前記6つの係合要素(C1、C2、C3、C4、B1、B2)の各油圧サーボ(60、70、80、90)に油圧を供給可能な複数のソレノイドバルブ(SL1、SL2、SL3、SL6)と、
元圧(PD、PR)が入力される元圧入力ポート(51h)と、前進レンジ圧(PD)が入力される前進レンジ圧入力ポート(51e)と、後進レンジ圧(PR)が入力される後進レンジ圧入力ポート(51k)と、共通する前記一部の係合要素(C2、C3)の油圧サーボ(70、80)に油圧を供給可能なソレノイドバルブ(SL2、SL3)のドレーンポート(76、86)に連通される共通用出力ポート(51g)と、前記前進段を形成する3つの係合要素(C1、C2、C3)のうちの前記一部の係合要素(C2、C3)以外の係合要素(C1)の油圧サーボ(60)に油圧を供給可能なソレノイドバルブ(SL1)のドレーンポート(66)に連通される前進用出力ポート(51d)と、前記後進段を形成する3つの係合要素(C2、C3、B2)のうちの前記一部の係合要素(C2、C3)以外の係合要素(B2)の油圧サーボ(90)に油圧を供給可能なソレノイドバルブ(SL6)のドレーンポート(96)に連通される後進用出力ポート(51j)と、を有し、前記共通用出力ポート(51g)と前記前進用出力ポート(51d)と前記後進用出力ポート(51j)とがいずれもドレーンされる正常位置と、前記元圧入力ポート(51h)と前記共通用出力ポート(51g)とが連通し、前記前進レンジ圧入力ポート(51e)と前記前進用出力ポート(51d)とが連通し、前記後進レンジ圧入力ポート(51k)と前記後進用出力ポート(51j)とが連通するフェール位置とに切換可能なフェールセーフバルブ(51)と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る自動変速機(1)の油圧制御装置(50)は(例えば図4乃至図8参照)、変速段が前記前進段である場合に前記前進レンジ圧(PD)を出力し、かつ、変速段が前記後進段である場合に前記後進レンジ圧(PR)を出力するレンジ圧出力機構(52)と、
前記前進レンジ圧(PD)及び前記後進レンジ圧(PR)のうちの出力された方を前記元圧(PD、PR)として前記元圧入力ポート(51h)に入力する選択機構(53)と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る自動変速機(1)の油圧制御装置(50)は(例えば図4乃至図7参照)、前記レンジ圧出力機構(52)は、マニュアルバルブであることを特徴とする。
本発明に係る自動変速機(1)の油圧制御装置(50)は(例えば図4乃至図7参照)、前記一部の係合要素(C2、C3)は、2つの係合要素であることを特徴とする。
本発明に係る自動変速機(1)の油圧制御装置(50)は(例えば図1、図4乃至図7参照)、前記6つの係合要素(C1、C2、C3、C4、B1、B2)は、4つのクラッチ(C1、C2、C3、C4)と2つのブレーキ(B1、B2)であり、
前記前進段を形成する3つの係合要素(C1、C2、C3)は、前記4つのクラッチ(C1、C2、C3、C4)のうちの直結段を形成する3つのクラッチ(C1、C2、C3)であることを特徴とする。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、フェールセーフバルブがフェール位置に切り換わることにより、前進段の形成時と後進段の形成時とで共通する一部の係合要素の油圧サーボに油圧が供給されると共に、前進レンジ圧が出力されている場合は、前進段を形成する3つの係合要素のうちの一部の係合要素以外の係合要素の油圧サーボに油圧が供給され、後進レンジ圧が出力されている場合は、後進段を形成する3つの係合要素のうちの一部の係合要素以外の係合要素の油圧サーボに油圧が供給される。これにより、各油圧サーボに油圧を供給可能なソレノイドバルブのオールオフフェール時に、フェールセーフバルブをフェール位置に切り換えることにより、出力されているレンジ圧に応じて前進段及び後進段のいずれかを選択的に形成し、リンプホーム機能を実現できる。
ここで、本発明によると、リンプホーム機能のために必要なフェールセーフバルブを1本の切換えバルブのみで実現できるので、複数の切換えバルブを利用する場合に比べて部品点数の削減を図り、油圧制御装置の小型化を図ることができる。また、フェールセーフバルブには、入力ポート及び出力ポートの各数量は、前進用と後進用と共通用の3つで足りる。このため、入力ポート及び出力ポートを前進用及び後進用で別個に構成することで各ポートが6つずつになる場合に比べて、フェールセーフバルブの全長を短縮して小型化することができる。
請求項2に係る本発明によると、選択機構が前進レンジ圧及び後進レンジ圧のうちの出力された方を元圧として元圧入力ポートに入力するので、簡易な構成により前進レンジ圧及び後進レンジ圧から元圧を生成することができ、部品コストの増大や油圧制御装置の大型化を抑制することができる。
請求項3に係る本発明によると、元圧はマニュアルバルブを介して出力される前進レンジ圧又は後進レンジ圧のいずれかであるので、シフトレバーによりニュートラルが選択されている場合には元圧は出力されなくなる。このため、フェールセーフバルブがバルブスティック等の故障によりフェール位置にあり、且つ、共通用出力ポートに連通されるソレノイドバルブ以外のソレノイドバルブにオンフェールが発生して対応する油圧サーボに油圧を供給でき得る状態、即ちダブルフェールが発生したとしても、シフトレバーによりニュートラルが選択されている場合には共通用出力ポートに連通されるソレノイドバルブには油圧が供給されないので、ニュートラルが選択されている場合に前進段及び後進段のいずれかが形成されることを防止できる。
請求項4に係る本発明によると、共通する一部の係合要素は2つの係合要素であるので、共通用出力ポートに連通されるソレノイドバルブは2本になると共に、前進用出力ポート及び後進用出力ポートに連通されるソレノイドバルブはそれぞれ1本になる。このため、例えばオールオフフェール時にドライバーがシフトレバーをDレンジからRレンジに切り換えた場合に、3つの係合要素のうち1つの係合要素のみ油圧供給を切り換えることとなり、前進段又は後進段の切り換えを迅速に行うことができる。また、フェールセーフバルブとソレノイドバルブとの間の油路の分岐箇所を1箇所のみに抑えることができるので、例えば共通する一部の係合要素を一つとして、前進段又は後進段で係合する他の2つの係合要素に対して分岐箇所が2箇所ずつある場合に比べて、油圧の流量損失を小さく抑えることができると共に油圧回路をコンパクトな設計とすることが出来る。
請求項5に係る本発明によると、リンプホーム時に前進段が形成される場合に直結段が形成されるので、駆動力及び回転数のバランスの良好なリンプホーム走行を実現することができる。
本発明の実施の形態に係る自動変速機を示すスケルトン図。 本発明の実施の形態に係る自動変速機の係合表であり、(a)は前進1速段〜前進10速段、後進1速段、(b)は前進7速段を形成する他の係合例である。 本発明の実施の形態に係る自動変速機の速度線図。 本発明の実施の形態に係る油圧制御装置において、正常時に前進段が選択された場合の油圧供給状態を示す概略図。 本発明の実施の形態に係る油圧制御装置において、正常時に後進段が選択された場合の油圧供給状態を示す概略図。 本発明の実施の形態に係る油圧制御装置において、リンプホーム時に前進段が選択された場合の油圧供給状態を示す概略図。 本発明の実施の形態に係る油圧制御装置において、リンプホーム時に後進段が選択された場合の油圧供給状態を示す概略図。 本発明の実施の形態に係る油圧制御装置の各部の拡大図であり、(a)はリニアソレノイドバルブ、(b)はフェールセーフバルブである。
以下、本発明に係る実施の形態を、図1乃至図8に沿って説明する。
まず、本発明を適用し得る自動変速機1の概略構成について、図1乃至図3に沿って説明する。本実施の形態の自動変速機1は、後輪駆動車両の前部に縦置きに搭載される駆動源としての図示しないエンジン(内燃機関)のクランクシャフトあるいは電気モータのロータに接続されると共に、エンジン等からの動力(トルク)を図示しない左右の後輪(駆動輪)に伝達可能としている。自動変速機1は、発進装置(流体伝動装置)2と、オイルポンプ3と、エンジン等から入力軸(入力部材)40に伝達された動力を変速して出力軸(出力部材)41に伝達する変速機構4と、これらを収容するトランスミッションケース5とを備えている。
発進装置2は、トルクコンバータ20と、エンジンのクランクシャフト等に連結されたフロントカバーと変速機構4の入力軸40とを接続及び切断可能なロックアップクラッチ21と、フロントカバーと変速機構4の入力軸40との間で振動を減衰するダンパ機構22とを備えている。トルクコンバータ20は、フロントカバーに連結される入力側のポンプインペラ23と、変速機構4の入力軸40に連結される出力側のタービンランナ24と、ポンプインペラ23及びタービンランナ24の内側に配置されてタービンランナ24からポンプインペラ23への作動油の流れを整流するステータ25と、図示しないステータシャフトにより支持されると共にステータ25の回転方向を一方向に制限するワンウェイクラッチ26とを備えている。尚、トルクコンバータ20は、ステータ25を有さない流体継手であってもよい。
オイルポンプ3は、ポンプボディとポンプカバーとを含むポンプアッセンブリ、チェーンまたはギヤ列を介してトルクコンバータ20のポンプインペラ23に連結された外歯ギヤ(インナーロータ)、当該外歯ギヤに噛合する内歯ギヤ(アウターロータ)等を有するギヤポンプとして構成されている。オイルポンプ3は、エンジン等からの動力により駆動され、図示しないオイルパンに貯留されている作動油を吸引して、後述する油圧制御装置50へと圧送するようになっている。
変速機構4は、10段変速式の変速機として構成されており、入力軸40と、図示しないデファレンシャルギヤ及びドライブシャフトを介して左右の後輪に連結される出力軸41と、入力軸40及び出力軸41の軸方向に並べて配設されるシングルピニオン式の第1プラネタリギヤ42及び第2プラネタリギヤ43と、ダブルピニオン式プラネタリギヤとシングルピニオン式プラネタリギヤとを組み合わせて構成されるラビニヨ式遊星歯車機構であるプラネタリギヤセット44とを備えている。また、変速機構4は、入力軸40から出力軸41までの動力伝達経路を変更するための6つの係合要素として、第1クラッチC1と、第2クラッチC2と、第3クラッチC3と、第4クラッチC4と、第1ブレーキB1と、第2ブレーキB2とを備えている。
本実施の形態では、第1及び第2プラネタリギヤ42,43、並びにプラネタリギヤセット44は、発進装置2即ちエンジン側(図1における左側)から、プラネタリギヤセット44、第2プラネタリギヤ43、第1プラネタリギヤ42という順番で並ぶようにトランスミッションケース5内に配置されている。これにより、プラネタリギヤセット44は、発進装置2に近接するように車両の前部側に配置され、第1プラネタリギヤ42は、出力軸41に近接するように車両の後部側に配置され、第2プラネタリギヤ43は、プラネタリギヤセット44と第1プラネタリギヤ42との間に配置されている。
第1プラネタリギヤ42は、外歯歯車である第1サンギヤ42sと、第1サンギヤ42sと同心円上に配置される内歯歯車である第1リングギヤ42rと、それぞれ第1サンギヤ42s及び第1リングギヤ42rに噛合する複数の第1ピニオンギヤ42pと、複数の第1ピニオンギヤ42pを自転(回転)自在かつ公転自在に保持する第1キャリヤ42cとを備えている。本実施の形態では、第1プラネタリギヤ42のギヤ比λ1(第1サンギヤ42sの歯数/第1リングギヤ42rの歯数)は、例えば、λ1=0.277と定められている。
第1プラネタリギヤ42の第1キャリヤ42cは、入力軸40に連結された変速機構4の中間軸47に常時連結(固定)されている。これにより、エンジン等から入力軸40に動力が伝達されている際、第1キャリヤ42cには、エンジン等からの動力が入力軸40及び中間軸47を介して常時伝達されることになる。第1キャリヤ42cは、第4クラッチC4の係合時に第1プラネタリギヤ42の入力要素として機能し、第4クラッチC4の解放時には空転する。また、第1リングギヤ42rは、第4クラッチC4の係合時に当該第1プラネタリギヤ42の出力要素として機能する。
第2プラネタリギヤ43は、外歯歯車である第2サンギヤ43sと、第2サンギヤ43sと同心円上に配置される内歯歯車である第2リングギヤ43rと、それぞれ第2サンギヤ43s及び第2リングギヤ43rに噛合する複数の第2ピニオンギヤ43pと、複数の第2ピニオンギヤ43pを自転(回転)自在かつ公転自在に保持する第2キャリヤ(プラネタリキャリヤ)43cとを備えている。本実施の形態では、第2プラネタリギヤ43のギヤ比λ2(第2サンギヤ43sの歯数/第2リングギヤ43rの歯数)は、例えば、λ2=0.244と定められている。
第2プラネタリギヤ43の第2サンギヤ43sは、第1プラネタリギヤ42の第1サンギヤ42sと一体化(常時連結)されており、当該第1サンギヤ42sと常時一体(かつ同軸)に回転または停止するようになっている。但し、第1サンギヤ42sと第2サンギヤ43sとは、別体に構成されると共に図示しない連結部材を介して常時連結されてもよい。また、第2プラネタリギヤ43の第2キャリヤ43cは、出力軸41に常時連結されており、当該出力軸41と常時一体(かつ同軸)に回転または停止するようになっている。これにより、第2キャリヤ43cは、第2プラネタリギヤ43の出力要素として機能する。更に、第2プラネタリギヤ43の第2リングギヤ43rは、当該第2プラネタリギヤ43の固定可能要素として機能する。
プラネタリギヤセット44は、ダブルピニオン式プラネタリギヤである第3プラネタリギヤ45と、シングルピニオン式プラネタリギヤである第4プラネタリギヤ46とを組み合わせて構成される複合遊星歯車機構である。尚、各プラネタリギヤは、エンジン側から、第4プラネタリギヤ46、第3プラネタリギヤ45、第2プラネタリギヤ43、第1プラネタリギヤ42という順番で並ぶようにトランスミッションケース5内に配置されている。
プラネタリギヤセット44は、外歯歯車である第3サンギヤ45s及び第4サンギヤ46sと、第3及び第4サンギヤ45s,46sと同心円上に配置される内歯歯車である第3リングギヤ45rと、第3サンギヤ45sに噛合する複数の第3ピニオンギヤ(ショートピニオンギヤ)45pと、第4サンギヤ46s及び複数の第3ピニオンギヤ45pに噛合すると共に第3リングギヤ45rに噛合する複数の第4ピニオンギヤ(ロングピニオンギヤ)46pと、複数の第3ピニオンギヤ45p及び複数の第4ピニオンギヤ46pを自転自在(回転自在)かつ公転自在に保持する第3キャリヤ45cとを備えている。
第3プラネタリギヤ45は、第3サンギヤ45sと、第3キャリヤ45cと、第3ピニオンギヤ45pと、第4ピニオンギヤ46pと、第3リングギヤ45rとにより構成されている。第4プラネタリギヤ46は、第4サンギヤ46sと、第3キャリヤ45cと、第4ピニオンギヤ46pと、第3リングギヤ45rとにより構成されている。本実施の形態では、プラネタリギヤセット44は、第3プラネタリギヤ45のギヤ比λ3(第3サンギヤ45sの歯数/第3リングギヤ45rの歯数)が、例えば、λ3=0.488となり、かつ第4プラネタリギヤ46のギヤ比λ4(第4サンギヤ46sの歯数/第3リングギヤ45rの歯数)が、例えば、λ4=0.581となるように構成されている。
また、プラネタリギヤセット44を構成する回転要素のうち、第4サンギヤ46sは、プラネタリギヤセット44の固定可能要素として機能する。更に、第3キャリヤ45cは、入力軸40に常時連結(固定)されると共に、中間軸47を介して第1プラネタリギヤ42の第1キャリヤ42cに常時連結される。これにより、エンジン等から入力軸40に動力が伝達されている際、第3キャリヤ45cには、エンジン等からの動力が入力軸40を介して常時伝達されることになる。従って、第3キャリヤ45cは、プラネタリギヤセット44の入力要素として機能する。また、第3リングギヤ45rは、当該プラネタリギヤセット44の第1の出力要素として機能し、第3サンギヤ45sは、当該プラネタリギヤセット44の第2の出力要素として機能する。
第1クラッチC1は、常時連結された第1プラネタリギヤ42の第1サンギヤ42s及び第2プラネタリギヤ43の第2サンギヤ43sとプラネタリギヤセット44の第3リングギヤ45rとを互いに接続すると共に、両者の接続を解除するものである。第2クラッチC2は、常時連結された第1プラネタリギヤ42の第1サンギヤ42s及び第2プラネタリギヤ43の第2サンギヤ43sとプラネタリギヤセット44の第3サンギヤ45sとを互いに接続すると共に、両者の接続を解除するものである。第3クラッチC3は、第2プラネタリギヤ43の第2リングギヤ43rとプラネタリギヤセット44の第3リングギヤ45rとを互いに接続すると共に、両者の接続を解除するものである。第4クラッチC4は、第1プラネタリギヤ42の第1リングギヤ42rと出力軸41とを互いに接続すると共に、両者の接続を解除するものである。
第1ブレーキB1は、プラネタリギヤセット44の第4サンギヤ46sをトランスミッションケース5に対して回転不能に固定(接続)すると共に、当該第4サンギヤ46sをトランスミッションケース5に対して回転自在に解放するものである。第2ブレーキB2は、第2プラネタリギヤ43の第2リングギヤ43rをトランスミッションケース5に対して回転不能に固定(接続)すると共に、当該第2リングギヤ43rをトランスミッションケース5に対して回転自在に解放するものである。
本実施の形態では、第1クラッチC1〜第4クラッチC4として、ピストン、複数の摩擦係合プレート(例えば、環状部材の両面に摩擦材を貼着することにより構成された摩擦プレート及び両面が平滑に形成された環状部材であるセパレータプレート)、それぞれ作動油が供給される係合油室及び遠心油圧キャンセル室等により構成される油圧サーボを有する多板摩擦式油圧クラッチが採用されている。また、第1ブレーキB1及び第2ブレーキB2としては、ピストン、複数の摩擦係合プレート(摩擦プレート及びセパレータプレート)、作動油が供給される係合油室等により構成される油圧サーボを有する多板摩擦式油圧ブレーキが採用されている。
そして、自動変速機1は、第1クラッチC1を係脱し得る油圧サーボ60、第2クラッチC2を係脱し得る油圧サーボ70、第3クラッチC3を係脱し得る油圧サーボ80、第4クラッチC4を係脱し得る不図示の油圧サーボ、第1ブレーキB1を係脱し得る不図示の油圧サーボ、第2ブレーキB2を係脱し得る油圧サーボ90を備えている(図4参照)。そして、第1クラッチC1〜第4クラッチC4、第1ブレーキB1及び第2ブレーキB2の各油圧サーボは、油圧制御装置50による作動油の給排を受けて動作するようになっている。
図2(a)は、変速機構4の各変速段と第1クラッチC1〜第4クラッチC4、第1ブレーキB1及び第2ブレーキB2の作動状態との関係を示す係合表である。また、図3は、変速機構4における入力軸40の回転速度に対する各回転要素の回転速度の比を示す速度線図である(ただし、入力軸40、即ち第1キャリヤ42c及び第3キャリヤ45cの回転速度を値1とする)。
図3に示すように、シングルピニオン式の第1プラネタリギヤ42を構成する3つの回転要素、即ち第1サンギヤ42s、第1リングギヤ42r、第1キャリヤ42cは、当該第1プラネタリギヤ42の速度線図(図3における左側の速度線図)上でギヤ比λ1に応じた間隔をおいて図中左側から第1サンギヤ42s、第1キャリヤ42c、第1リングギヤ42rという順番で並んでいる。このような速度線図での並び順に従い、本実施の形態では、第1サンギヤ42sを自動変速機1の第1回転要素とし、第1キャリヤ42cを自動変速機1の第2回転要素とし、第1リングギヤ42rを自動変速機1の第3回転要素とする。従って、第1プラネタリギヤ42は、速度線図上でギヤ比λ1に応じた間隔をおいて順番に並ぶ自動変速機1の第1回転要素、第2回転要素及び第3回転要素を有する。
また、シングルピニオン式の第2プラネタリギヤ43を構成する3つの回転要素、即ち第2サンギヤ43s、第2リングギヤ43r、第2キャリヤ43cは、当該第2プラネタリギヤ43の速度線図(図3における中央の速度線図)上でギヤ比λ2に応じた間隔をおいて図中左側から第2サンギヤ43s、第2キャリヤ43c、第2リングギヤ43rという順番で並ぶ。このような速度線図での並び順に従い、本実施の形態では、第2サンギヤ43sを自動変速機1の第4回転要素とし、第2キャリヤ43cを自動変速機1の第5回転要素とし、第2リングギヤ43rを自動変速機1の第6回転要素とする。従って、第2プラネタリギヤ43は、速度線図上でギヤ比λ2に応じた間隔をおいて順番に並ぶ自動変速機1の第4回転要素、第5回転要素及び第6回転要素を有する。
更に、プラネタリギヤセット44を構成する4つの回転要素、即ち第4サンギヤ46s、第3キャリヤ45c、第3リングギヤ45r、第3サンギヤ45sは、この順番で図中左側からシングル式の第3プラネタリギヤ45のギヤ比λ3及びダブルピニオン式の第4プラネタリギヤ46のギヤ比λ4に応じた間隔をおいて当該プラネタリギヤセット44の速度線図(図3における右側の速度線図)上に並ぶ。このような速度線図での並び順に従い、本実施の形態では、第4サンギヤ46sを自動変速機1の第7回転要素とし、第3キャリヤ45cを自動変速機1の第8回転要素とし、第3リングギヤ45rを自動変速機1の第9回転要素とし、第3サンギヤ45sを自動変速機1の第10回転要素とする。従って、プラネタリギヤセット44は、速度線図上でギヤ比λ3,λ4に応じた間隔をおいて順番に並ぶ自動変速機1の第7回転要素、第8回転要素、第9回転要素、第10回転要素を有する。
以上のように構成された自動変速機1では、図1のスケルトン図に示す各第1クラッチC1〜第4クラッチC4、第1ブレーキB1及び第2ブレーキB2が、図2(a)の係合表に示す組み合わせで係脱されることにより、図3の速度線図のような回転数比で、前進1速段(1st)〜前進10速段(10th)、及び後進1速段(Rev)が達成される。
ここで、前進7速段は、第1クラッチC1、第3クラッチC3、第4クラッチC4を係合させると共に、残余の第2クラッチC2、第1ブレーキB1、第2ブレーキB2を解放させることにより形成される。即ち、前進7速段では、第1ブレーキB1及び第2ブレーキB2のいずれも係合が不要であるので、直結段を形成することになる。このため、図2(b)に示すように、前進7速段は、4つのクラッチのうちのいずれか3つを係合することで形成される。本実施の形態において、前進7速段におけるギヤ比γ7は、γ7=1.000となる。
次に、本発明に係る自動変速機1の油圧制御装置50について説明する。尚、本実施の形態においては、各バルブにおける実際のスプールは1本であるが、スプール位置の切換え位置あるいはコントロール位置を説明するため、図4乃至図8中に示す右半分の状態を「右半位置」、左半分の状態「左半位置」という。
油圧制御装置50は、不図示のオイルポンプと、オイルポンプからの油圧をライン圧PLに調圧するプライマリレギュレータバルブ等を備え、各種の元圧を調圧して生成している。そして、図4に示すように、油圧制御装置50は、シフトレバーにより切り換えられることによりライン圧PLから前進レンジ圧PD及び後進レンジ圧PRを生成するマニュアルバルブ(レンジ圧出力機構)52を備えている。マニュアルバルブ52は、ライン圧PLが入力される入力ポート52aと、シフトレバーが前進レンジにある時にライン圧PLを前進レンジ圧PDとして出力する前進レンジ圧出力ポート52bと、シフトレバーが後進レンジにある時にライン圧PLを後進レンジ圧PRとして出力する後進レンジ圧出力ポート52cと、を備えている。
また、油圧制御装置50は、各係合要素の油圧サーボに油圧を供給可能なリニアソレノイドバルブ(ソレノイドバルブ)SL1、リニアソレノイドバルブ(ソレノイドバルブ)SL2、リニアソレノイドバルブ(ソレノイドバルブ)SL3、不図示のリニアソレノイドバルブ(ソレノイドバルブ)SL4、不図示のリニアソレノイドバルブ(ソレノイドバルブ)SL5、リニアソレノイドバルブ(ソレノイドバルブ)SL6、ソレノイドバルブSRを備えている。
尚、リニアソレノイドバルブSL1〜SL6には、非通電時(以下、オフともいう。)に入力ポートと出力ポートとを遮断し、通電時(以下、オンともいう。)に連通するノーマルクローズ(N/C)タイプのものが用いられている。また、ソレノイドバルブSRには、ノーマルオープン(N/O)タイプのものが用いられている。
図8(a)に示すように、リニアソレノイドバルブSL1は、入力ポート64と、出力ポート65と、ドレーンポート66とを備え、不図示のECUにより電気的に制御されるようになっている。入力ポート64には、前進レンジ圧PDが入力可能になっている。出力ポート65は、第1クラッチC1の油圧サーボ60に連通されている。ドレーンポート66は、ドレーンチェックバルブ61に連通されている。リニアソレノイドバルブSL1は、ECUからの制御信号が入力されない場合は閉状態になり、入力ポート64に入力された前進レンジ圧PDは遮断される。尚、この時はドレーンポート66と出力ポート65とは連通するようになっている。また、リニアソレノイドバルブSL1は、ECUからの制御信号が入力された場合は開状態になり、入力ポート64に入力された前進レンジ圧PDは出力ポート65から出力されて油圧サーボ60に供給されるようになっている。
図4に示すように、リニアソレノイドバルブSL2、リニアソレノイドバルブSL3、リニアソレノイドバルブSL6については、動作はリニアソレノイドバルブSL1と同様であるので説明を省略し、油圧の接続関係のみ説明する。
リニアソレノイドバルブSL2は、ライン圧PLが入力可能な入力ポート74と、第2クラッチC2の油圧サーボ70に連通される出力ポート75と、ドレーンチェックバルブ71に連通されるドレーンポート76とを備えている。リニアソレノイドバルブSL3は、前進レンジ圧PD又は後進レンジ圧PRが入力可能な入力ポート84と、第3クラッチC3の油圧サーボ80に連通される出力ポート85と、ドレーンチェックバルブ81に連通されるドレーンポート86とを備えている。リニアソレノイドバルブSL6は、ライン圧PLが入力可能な入力ポート94と、第2ブレーキB2の油圧サーボ90に連通される出力ポート95と、ドレーンチェックバルブ91に連通されるドレーンポート96とを備えている。
更に、油圧制御装置50は、前進レンジ圧PDあるいは後進レンジ圧PRを利用してリンプホーム機能を実現可能なフェールセーフバルブ51と、三方弁(選択機構)53と、を備えている。尚、本実施の形態では、リンプホーム時の変速段は、前進レンジのときは前進7速段であり、後進レンジのときは後進段を形成するように構成されており、シフトレバーの操作によりマニュアルバルブ52が切り換えられた際は前進7速段と後進段とで切り換えて走行可能なものとしている。即ち、リンプホーム時には、第1クラッチC1、第2クラッチC2、第3クラッチC3を同時係合して前進7速段を形成するか、あるいは第2クラッチC2、第3クラッチC3、第2ブレーキB2を同時係合して後進段を形成するか、切換可能になっている。即ち、前進7速段と後進段とでは、第2クラッチC2及び第3クラッチC3の2つの係合要素を共通としている。
三方弁(所謂、シャトル弁)53は、前進レンジ圧PDが入力可能な第1の入力ポート53aと、後進レンジ圧PRが入力可能な第2の入力ポート53bと、出力ポート53cとを備えており、内部に例えばボールを有して第1の入力ポート53a及び第2の入力ポート53bに入力された油圧のうち高圧側を出力ポート53cから出力するようになっている。本実施の形態では、前進レンジ圧PDと後進レンジ圧PRとは、両方同時に出力することはないので、前進レンジ圧PDと後進レンジ圧PRとの出力された方が出力ポート53cから出力されるようになる。
図8(b)に示すように、フェールセーフバルブ51は、スプール51pと、該スプール51pを図中上方側に付勢するスプリング51sとを備えていると共に、スプール51pの上方に第1の油室51aと、スプール51pの下方に第2の油室51bと、第1ドレーンポート51cと、前進用出力ポート51dと、前進レンジ圧入力ポート51eと、第2ドレーンポート51fと、共通用出力ポート51gと、元圧入力ポート51hと、第3ドレーンポート51iと、後進用出力ポート51jと、後進レンジ圧入力ポート51kと、を備えている。
図4及び図8(b)に示すように、前進レンジ圧入力ポート51eは、前進レンジ圧PDが入力可能になっており、前進用出力ポート51dは、リニアソレノイドバルブSL1のドレーンポート66に連通されている。元圧入力ポート51hは、前進レンジ圧PD又は後進レンジ圧PRが入力可能になっており、三方弁53の出力ポート53cに連通され、共通用出力ポート51gは、リニアソレノイドバルブSL2のドレーンポート76と、リニアソレノイドバルブSL3のドレーンポート86とに連通されている。後進レンジ圧入力ポート51kは、後進レンジ圧PRが入力可能になっており、後進用出力ポート51jは、リニアソレノイドバルブSL6のドレーンポート96に連通されている。
即ち、共通用出力ポート51gは、前進7速段及び後進段で共通する一部の係合要素である第2クラッチC2及び第3クラッチC3の各油圧サーボ70,80に油圧を供給可能なソレノイドバルブSL2,SL3のドレーンポート76,86に連通されている。また、前進用出力ポート51dは、前進7速段を形成する3つの係合要素である第1クラッチC1、第2クラッチC2、第3クラッチC3のうちの一部の係合要素である第2クラッチC2及び第3クラッチC3以外の係合要素である第1クラッチC1の油圧サーボ60に油圧を供給可能なソレノイドバルブSL1のドレーンポート66に連通されている。更に、後進用出力ポート51jは、後進段を形成する3つの係合要素である第2クラッチC2、第3クラッチC3、第2ブレーキB2のうちの一部の係合要素である第2クラッチC2及び第3クラッチC3以外の係合要素である第2ブレーキB2の油圧サーボ90に油圧を供給可能なソレノイドバルブSL6のドレーンポート96に連通されている。
スプール51pには、ソレノイドバルブSRからの信号圧に対向してスプリング51sの付勢力が作用し、スプール51pが図中上方側の正常位置(左半位置)と図中下方側のフェール位置(右半位置)とに制御される。スプール51pが正常位置であると、前進用出力ポート51d及び第1ドレーンポート51cが連通して解放され、共通用出力ポート51g及び第2ドレーンポート51fが連通して解放され、後進用出力ポート51j及び第3ドレーンポート51iが連通して解放されるようになっている。同時に、スプール51pが正常位置であると、前進レンジ圧入力ポート51eと、元圧入力ポート51hと、後進レンジ圧入力ポート51kとは、それぞれ遮断されるようになっている。また、スプール51pがフェール位置であると、前進用出力ポート51d及び前進レンジ圧入力ポート51eが連通して前進用出力ポート51dから前進レンジ圧PDを出力可能になり、共通用出力ポート51g及び元圧入力ポート51hが連通して共通用出力ポート51gから前進レンジ圧PD又は後進レンジ圧PRを出力可能になり、後進用出力ポート51j及び後進レンジ圧入力ポート51kが連通して後進用出力ポート51jから後進レンジ圧PRを出力可能になる。
また、図4及び図8(a)に示すように、リニアソレノイドバルブSL1のドレーンポート66と前進用出力ポート51dとの間には、ドレーンチェックバルブ61と、遅延用チェックバルブ62と、オリフィス63とが介在されている。ドレーンポート66は、ドレーンチェックバルブ61に油路a1により連通されている。ドレーンチェックバルブ61の背圧側は、前進用出力ポート51dに油路a2により連通されている。また、油路a1と油路a2とは、遅延用チェックバルブ62とオリフィス63とを直列に介在させた油路a3により連通されている。
次に、本実施の形態に係る自動変速機1の油圧制御装置50のフェールセーフバルブ51の動作について、図4乃至図8に基づいて詳細に説明する。
リニアソレノイドバルブSL1〜SL6がいずれも正常に動作している場合は、フェールセーフバルブ51が正常位置にある。図4に示すように、マニュアルバルブ52が前進レンジにある場合は、前進レンジ圧PDがフェールセーフバルブ51に供給されるが、前進レンジ圧入力ポート51e及び元圧入力ポート51hは、いずれも遮断されているので、フェールセーフバルブ51による動作は発生しない。また、リニアソレノイドバルブSL1〜SL6のうちの3つ、例えばリニアソレノイドバルブSL1,SL2,SL3が動作し、第1クラッチC1、第2クラッチC2、第3クラッチC3を同時係合することにより前進7速段が形成される。
また、リニアソレノイドバルブSL1〜SL6がいずれも正常に動作している際に、図5に示すように、マニュアルバルブ52が後進レンジにある場合は、後進レンジ圧PRがフェールセーフバルブ51に供給されるが、後進レンジ圧入力ポート51k及び元圧入力ポート51hは、いずれも遮断されているので、フェールセーフバルブ51による動作は発生しない。また、リニアソレノイドバルブSL1〜SL6のうちの3つ、例えばリニアソレノイドバルブSL2,SL3,SL6が動作し、第2クラッチC2、第3クラッチC3、第2ブレーキB2を同時係合することにより後進段が形成される。
一方、ソレノイドバルブのオールオフフェールが発生してしまった場合は、リニアソレノイドバルブSL1〜SL6及びソレノイドバルブSR等、全てのソレノイドバルブが非通電になる。リニアソレノイドバルブSL1〜SL6はノーマルクローズタイプであるので、ECUから各リニアソレノイドバルブSL1〜SL6に制御信号を送信しても、各リニアソレノイドバルブSL1〜SL6に対応する係合要素が係合しなくなる。これに対し、ソレノイドバルブSRはノーマルオープンタイプであるので、オールオフフェール時にはソレノイドバルブSRからフェールセーフバルブ51の第1の油室51aに油圧が供給される。これにより、スプール51pは、スプリング51sに抗して下方に押し込まれ、フェールセーフバルブ51は正常位置からフェール位置に切り換えられる。
図6に示すように、マニュアルバルブ52が、例えば前進レンジにある場合は、前進レンジ圧PDが形成され、前進レンジ圧入力ポート51eに入力され、前進用出力ポート51dから出力される。図8(a)に示すように、前進用出力ポート51dから出力された前進レンジ圧PDは、油路a2を流通して、ドレーンチェックバルブ61の背圧側に供給される。これにより、ドレーンチェックバルブ61は、閉状態でロックされる。同時に、油路a2の前進レンジ圧PDは、油路a3に分岐し、遅延用チェックバルブ62を通過することで減圧され、更にオリフィス63を通過することで遅延を生じて油路a1に合流する。
これにより、油路a3を流通する作動油は、油圧が前進レンジ圧PDよりも低く、しかもオリフィス63を通過する際に遅延を生ずるので、前進レンジ圧PDがチェックバルブ62をロックしてから油路a1に流入することになる。このため、油路a1の油圧がチェックバルブ62を開放することはできず、作動油はリニアソレノイドバルブSL1のドレーンポート66に流入して、オフフェールで連通する出力ポート65から出力され、油圧サーボ60を作動させる。
また、図6に示すように、三方弁53では、出力ポート53cから前進レンジ圧PDが出力され、元圧入力ポート51hに入力され、共通用出力ポート51gから出力される。共通用出力ポート51gから出力された前進レンジ圧PDは、リニアソレノイドバルブSL2のドレーンポート76と、リニアソレノイドバルブSL3のドレーンポート86とに供給され、各油圧サーボ70,80を作動させる。尚、共通用出力ポート51gとリニアソレノイドバルブSL2のドレーンポート76との間には、ドレーンチェックバルブ71と、遅延用チェックバルブ72と、オリフィス73とが介在されており、共通用出力ポート51gとリニアソレノイドバルブSL3のドレーンポート86との間には、ドレーンチェックバルブ81と、遅延用チェックバルブ82と、オリフィス83とが介在されているが、いずれも上述したドレーンチェックバルブ61と、遅延用チェックバルブ62と、オリフィス63と同様の構成及び動作であるので、説明を省略する。
上述したように、リニアソレノイドバルブSL1〜SL6のオールオフフェール時には、リンプホーム機能としてフェールセーフバルブ51がフェール位置に切り換わると共に、マニュアルバルブ52が前進レンジである場合は、油圧サーボ60,70,80が作動することで第1クラッチC1、第2クラッチC2、第3クラッチC3が同時係合し、前進7速段が形成される。
また、図7に示すように、マニュアルバルブ52が、例えば後進レンジにある場合は、後進レンジ圧PRが形成され、後進レンジ圧入力ポート51kに入力され、後進用出力ポート51jから出力される。後進用出力ポート51jから出力された後進レンジ圧PRは、リニアソレノイドバルブSL6のドレーンポート96に供給され、油圧サーボ90を作動させる。尚、後進用出力ポート51jとリニアソレノイドバルブSL6のドレーンポート96との間には、ドレーンチェックバルブ91と、遅延用チェックバルブ92と、オリフィス93とが介在されているが、上述したドレーンチェックバルブ61と、遅延用チェックバルブ62と、オリフィス63と同様の構成及び動作であるので、説明を省略する。
また、三方弁53では、出力ポート53cから後進レンジ圧PRが出力され、元圧入力ポート51hに入力され、共通用出力ポート51gから出力される。共通用出力ポート51gから出力された後進レンジ圧PRは、リニアソレノイドバルブSL2のドレーンポート76と、リニアソレノイドバルブSL3のドレーンポート86とに供給され、各油圧サーボ70,80を作動させる。
上述したように、リニアソレノイドバルブSL1〜SL6のオールオフフェール時には、リンプホーム機能としてフェールセーフバルブ51がフェール位置に切り換わると共に、マニュアルバルブ52が後進レンジである場合は、油圧サーボ70,80,90が作動することで第2クラッチC2、第3クラッチC3、第2ブレーキB2が同時係合し、後進段が形成される。
以上説明したように、本実施の形態の油圧制御装置50によれば、リニアソレノイドバルブSL1〜SL6のオールオフフェール時に、フェールセーフバルブ51をフェール位置に切り換えることにより、前進7速段及び後進段のいずれかを選択してリンプホーム機能を実現することができる。また、リンプホーム機能のために必要なフェールセーフバルブ51を1本の切換えバルブのみで実現できるので、複数の切換えバルブを利用する場合に比べて部品点数の削減を図り、油圧制御装置50の小型化を図ることができる。
ここで、フェールセーフバルブ51の入力ポート及び出力ポートを前進用及び後進用で別個に構成すると、入力ポートも出力ポートも6つずつになってしまう。これに対し、本実施の形態によれば、フェールセーフバルブ51の入力ポートとしては、前進レンジ圧入力ポート51e、元圧入力ポート51h、後進レンジ圧入力ポート51kの3つの入力ポートを備えており、出力ポートとしては、前進用出力ポート51d、共通用出力ポート51g、後進用出力ポート51jの3つの出力ポートを備えている。このため、フェールセーフバルブ51の全長を短縮して、小型化を図ることができる。
また、本実施の形態の油圧制御装置50によれば、元圧入力ポート51hに入力される油圧は、前進レンジ圧PD又は後進レンジ圧PRのいずれかであるので、フェールセーフバルブ51がフェール位置にある際に変速段がニュートラルである場合には油圧が入力されなくなる。このため、この時に、共通用出力ポート51gに連通されるリニアソレノイドバルブSL2,SL3以外のリニアソレノイドバルブSL1,SL6のいずれかにオンフェールが発生して対応する油圧サーボ60,90に油圧が供給されたとしても、共通用出力ポート51gに連通されるソレノイドバルブSL2,SL3には油圧が供給されないので、前進段及び後進段のいずれも形成されることを防止できる。
また、本実施の形態の油圧制御装置50によれば、三方弁53が前進レンジ圧PD及び後進レンジ圧PRのうちの出力された方を元圧として元圧入力ポート51hに入力するので、簡易な構成により前進レンジ圧PD及び後進レンジ圧PRから元圧を生成することができ、部品コストの増大や油圧制御装置の大型化を抑制することができる。
また、本実施の形態の油圧制御装置50によれば、前進段を形成する3つの係合要素と、後進段を形成する3つの係合要素のうち、共通する一部の係合要素は2つ、即ち第2クラッチC2及び第3クラッチC3となっている。このため、共通用出力ポート51gに連通されるのは2本のリニアソレノイドバルブSL2,SL3になり、前進用出力ポート51dに連通されるのは1本のリニアソレノイドバルブSL1、後進用出力ポート51jに連通されるのは1本のリニアソレノイドバルブSL6となる。これにより、フェールセーフバルブ51とリニアソレノイドバルブSL1〜SL6との間の油路の分岐箇所を1箇所のみに抑えることができるので、分岐箇所が2箇所以上ある場合に比べて油圧の流量損失を小さく抑えることができる。
また、本実施の形態の油圧制御装置50によれば、リンプホーム時に前進段が形成される場合に直結段である前進7速段が形成されるので、駆動力及び回転数のバランスの良好なリンプホーム走行を実現することができる。
上述した本実施の形態の油圧制御装置50では、前進7速段を形成するための3つの係合要素として、第1クラッチC1、第2クラッチC2、第3クラッチC3を選択しているが、これには限定されず、例えば、第2クラッチC2、第3クラッチC3、第4クラッチC4を選択するようにしてもよい。この場合、図4乃至図7に示すリニアソレノイドバルブSL1の代わりに、リニアソレノイドバルブSL4を適用するようにする。
また、本実施の形態の油圧制御装置50では、リンプホーム時の前進段として前進7速段を適用しているが、これには限られず、他の前進段、例えば前進3速段を適用することができる。この場合、前進3速段は、第2クラッチC2、第1ブレーキB1、第2ブレーキB2の3つの係合要素を同時係合することで形成されるので、後進段とは第2クラッチC2及び第2ブレーキB2が共通するようになる。このため、図4乃至図7に示すリニアソレノイドバルブSL1の代わりに第1ブレーキB1を作動させるリニアソレノイドバルブSL5を適用し、リニアソレノイドバルブSL3の代わりに第2ブレーキB2を作動させるリニアソレノイドバルブSL6を適用し、リニアソレノイドバルブSL6の代わりに第3クラッチC3を作動させるリニアソレノイドバルブSL3を適用するようにする。
また、本実施の形態の油圧制御装置50では、元圧入力ポート51hに入力される油圧を前進レンジ圧PD又は後進レンジ圧PRのいずれかを三方弁53を介して供給するようにしたが、これには限られない。即ち、元圧入力ポート51hに入力される油圧を例えばライン圧PLにして常時入力されるようにしてもよい。この場合、前進レンジ圧PD又は後進レンジ圧PRのいずれかを選択する三方弁を省略できるので、部品点数を削減することができる。
また、本実施の形態の油圧制御装置50では、変速段が前進段である場合に前進レンジ圧PDを出力し、かつ、変速段が後進段である場合に後進レンジ圧PRを出力するレンジ圧出力機構として、ライン圧PLから前進レンジ圧PD及び後進レンジ圧PRを生成するマニュアルバルブ52を適用した場合について説明したが、これには限られない。例えば、レンジ圧出力機構として、マニュアルバルブ52を適用せず、複数のソレノイドバルブや切換えバルブ等を使用して電気的な指令による油圧設定により自動変速機1のレンジ切換えを行う所謂シフトバイワイヤシステムを適用し、ライン圧PLから前進レンジ圧PD及び後進レンジ圧PRを生成するようにしてもよい。
また、本実施の形態の油圧制御装置50では、前進段を形成する3つの係合要素と、後進段を形成する3つの係合要素のうち、共通する一部の係合要素は2つとなっているが、これには限られず、例えば1つだけであってもよい。例えば、前進段として前進2速段を適用した場合、後進段と共通する係合要素は第2ブレーキB2のみとなる。この場合、前進用出力ポート51dに2本のリニアソレノイドバルブSL1,SL5を連通し、共通用出力ポート51gに1本のリニアソレノイドバルブSL6を連通し、後進用出力ポート51jに2本のリニアソレノイドバルブSL2,SL3を連通するようにする。この場合も、フェールセーフバルブ51の入力ポート及び出力ポートは3つずつであるので、入力ポート及び出力ポートを前進用及び後進用で別個に構成して6つずつになる場合に比べて、フェールセーフバルブ51の全長を短縮して小型化を図ることができる。
また、本実施の形態の油圧制御装置50では、リニアソレノイドバルブSL1〜SL6により各油圧サーボに油圧を供給する場合について説明したが、これには限られず、リニアではないソレノイドバルブを適用してもよい。
1 自動変速機
50 油圧制御装置
51 フェールセーフバルブ
51d 前進用出力ポート
51e 前進レンジ圧入力ポート
51g 共通用出力ポート
51h 元圧入力ポート
51j 後進用出力ポート
51k 後進レンジ圧入力ポート
52 マニュアルバルブ(レンジ圧出力機構)
53 三方弁(選択機構)
60 油圧サーボ
66 ドレーンポート
70 油圧サーボ
76 ドレーンポート
80 油圧サーボ
86 ドレーンポート
90 油圧サーボ
96 ドレーンポート
B1 第1ブレーキ(係合要素)
B2 第2ブレーキ(係合要素)
C1 第1クラッチ(係合要素)
C2 第2クラッチ(係合要素、一部の係合要素)
C3 第3クラッチ(係合要素、一部の係合要素)
C4 第4クラッチ(係合要素)
PD 前進レンジ圧(元圧)
PR 後進レンジ圧(元圧)
SL1 リニアソレノイドバルブ(ソレノイドバルブ)
SL2 リニアソレノイドバルブ(ソレノイドバルブ)
SL3 リニアソレノイドバルブ(ソレノイドバルブ)
SL6 リニアソレノイドバルブ(ソレノイドバルブ)

Claims (5)

  1. 6つの係合要素のうちの3つの係合要素を選択的に係合することで複数の変速段を形成可能であると共に、所定の前進段を形成する3つの係合要素と後進段を形成する3つの係合要素とで一部の係合要素が共通する自動変速機の油圧制御装置において、
    前記6つの係合要素の各油圧サーボに油圧を供給可能な複数のソレノイドバルブと、
    元圧が入力される元圧入力ポートと、前進レンジ圧が入力される前進レンジ圧入力ポートと、後進レンジ圧が入力される後進レンジ圧入力ポートと、共通する前記一部の係合要素の油圧サーボに油圧を供給可能なソレノイドバルブのドレーンポートに連通される共通用出力ポートと、前記前進段を形成する3つの係合要素のうちの前記一部の係合要素以外の係合要素の油圧サーボに油圧を供給可能なソレノイドバルブのドレーンポートに連通される前進用出力ポートと、前記後進段を形成する3つの係合要素のうちの前記一部の係合要素以外の係合要素の油圧サーボに油圧を供給可能なソレノイドバルブのドレーンポートに連通される後進用出力ポートと、を有し、前記共通用出力ポートと前記前進用出力ポートと前記後進用出力ポートとがいずれもドレーンされる正常位置と、前記元圧入力ポートと前記共通用出力ポートとが連通し、前記前進レンジ圧入力ポートと前記前進用出力ポートとが連通し、前記後進レンジ圧入力ポートと前記後進用出力ポートとが連通するフェール位置とに切換可能なフェールセーフバルブと、を備える、
    ことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  2. 変速段が前記前進段である場合に前記前進レンジ圧を出力し、かつ、変速段が前記後進段である場合に前記後進レンジ圧を出力するレンジ圧出力機構と、
    前記前進レンジ圧及び前記後進レンジ圧のうちの出力された方を前記元圧として前記元圧入力ポートに入力する選択機構と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1記載の自動変速機の油圧制御装置。
  3. 前記レンジ圧出力機構は、マニュアルバルブである、
    ことを特徴とする請求項2記載の自動変速機の油圧制御装置。
  4. 前記一部の係合要素は、2つの係合要素である、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の自動変速機の油圧制御装置。
  5. 前記6つの係合要素は、4つのクラッチと2つのブレーキであり、
    前記前進段を形成する3つの係合要素は、前記4つのクラッチのうちの直結段を形成する3つのクラッチである、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の自動変速機の油圧制御装置。
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