JP2015124634A - 蒸気タービン - Google Patents

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Abstract

【課題】性能の低下を抑制できる蒸気タービンを提供する。
【解決手段】蒸気タービンは、タービンロータと、タービンロータを収容する内車室と、内車室を収容し、タービンロータの回転軸と交差する第1軸方向の一側に排気口を有する外車室と、排気口と結ばれる外車室の排気通路の外側で、外車室を介して内車室の少なくとも一部を支持する支持部を有するタービン架台と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、蒸気タービンに関する。
例えば発電プラントにおいて蒸気タービンが使用される。蒸気タービンは、タービンロータと、タービンロータを収容する内車室と、内車室を収容する外車室とを備えている。外車室は、タービン架台に支持される。外車室を支持するタービン架台に関する技術が特許文献1に開示されている。
特開2010−223146号公報
蒸気タービンで仕事をした蒸気は内車室及び外車室から排出され、例えば復水器に供給される。排出される蒸気の熱によってタービン架台の少なくとも一部が熱変形すると、そのタービン架台に支持されている内車室が変位する可能性がある。その結果、タービンロータと内車室との相対位置が変動し、タービンロータと内車室とが接触したり、蒸気タービンの性能が低下したりするなどの不具合を生じる可能性がある。
本発明は、性能の低下を抑制できる蒸気タービンを提供することを目的とする。
本発明の態様は、タービンロータと、前記タービンロータを収容する内車室と、前記内車室を収容し、前記タービンロータの回転軸と交差する第1軸方向の一側に排気口を有する外車室と、前記排気口と結ばれる前記外車室の排気通路の外側で、前記外車室を介して前記内車室の少なくとも一部を支持する支持部を有するタービン架台と、を備える蒸気タービンを提供する。
本発明の態様によれば、タービン架台の支持部は外車室の排気通路の外側で内車室を支持する。そのため、排気通路を通る蒸気と支持部との接触が抑制される。これにより、支持部の熱変形が抑制される。したがって、内車室の変位が抑制され、タービンロータと内車室との接触が防止されるとともに、蒸気タービンの性能の低下が抑制される。
本発明に係る蒸気タービンにおいて、前記第1軸方向の一側の前記排気通路の端部に前記排気口が設けられ、前記外車室は、前記排気通路を規定する通路壁部を有し、前記支持部は、前記通路壁部の周囲の少なくとも一部に配置されてもよい。
従って、通路壁部に隣接する支持部で内車室を安定して支持することができる。
本発明に係る蒸気タービンにおいて、前記タービン架台は、前記外車室の下面と対向する対向面を有し、前記内車室を支持する前記支持部の上面は、前記対向面よりも上方に配置されてもよい。
従って、対向面から立ち上がるように設けられた支持部により、内車室を安定して支持することができる。
本発明に係る蒸気タービンにおいて、前記排気通路は、前記タービンロータの回転軸と平行な第2軸方向に関して前記支持部の一側に配置される第1排気通路と、他側に配置される第2排気通路と、を含み、前記支持部は、前記第1排気通路と前記第2排気通路との間に配置されてもよい。
従って、第1排気通路及び第2排気通路のそれぞれから蒸気が円滑に排出される。第1排気通路と第2排気通路との間に設けられた支持部により、内車室を安定して支持することができる。
本発明に係る蒸気タービンにおいて、前記外車室は、前記第1排気通路を規定する第1通路壁部と、前記第2排気通路を規定する第2通路壁部と、を有し、前記第2軸方向に関して他側を向く前記第1通路壁部の第1面と、前記第2軸方向に関して一側を向く前記第2通路壁部の第2面と、前記第1軸方向に関して他側の前記第1面の端部と前記第2面の端部とを結ぶ第3面とで規定される第1凹部が前記外車室の外面に設けられ、前記支持部は、前記第1凹部の内側に配置されてもよい。
従って、第1凹部の内側に配置された支持部により、内車室を安定して支持することができる。
本発明に係る蒸気タービンにおいて、開放された前記第1凹部の下端部に前記支持部の少なくとも一部が配置され、前記第1凹部の上端部も開放されてもよい。
従って、外車室の周囲の気体が第1凹部の下端部から第1凹部に流入可能であり、第1凹部の高温な気体は、煙突効果により第1凹部の上端部から排出される。これにより、第1凹部の気体が過度に高温となることが抑制される。
本発明に係る蒸気タービンにおいて、復水器と接続される流路形成部材を備え、前記流路形成部材は、前記第1排気通路と接続される第1流路と、前記第2排気通路と接続される第2流路と、を有し、前記第1流路と前記第2流路との間の前記流路形成部材の外面に第2凹部が設けられ、前記第1凹部と前記第2凹部との間に上下方向に延在する気体通路が形成されてもよい。
従って、第1排気通路及び第2排気通路から排出された蒸気は、流路形成部材の第1流路及び第2流路を介して復水器に供給される。外車室の第1凹部と流路形成部材の第2凹部との間に気体通路が形成されるため、煙突効果により気体通路の気体が過度に高温になることが抑制される。
本発明に係る蒸気タービンによれば、性能の低下が抑制される。
図1は、本実施形態に係る蒸気タービンの一例を示す概略構成図である。 図2は、本実施形態に係る蒸気タービンの一部を示す分解斜視図である。 図3は、本実施形態に係る蒸気タービンの一例を示す断面図である。 図4は、本実施形態に係る蒸気タービンの一部を示すXY平面と平行な断面図である。 図5は、本実施形態に係る蒸気タービンの一部を示すYZ平面と平行な断面図である。 図6は、本実施形態に係る蒸気タービンの一部を示すYZ平面と平行な断面図である。 図7は、本実施形態に係る外車室の一例を示す斜視図である。 図8は、本実施形態に係る支持部の近傍を示す断面図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下で説明する各実施形態の要件は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部の位置関係について説明する。水平面内の一方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれと直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。XY平面は、水平面と平行である。
図1は、本実施形態に係る蒸気タービン(蒸気タービンシステム)1の一例を示す概略構成図である。蒸気タービン1は、例えば原子力発電プラントで用いられる。図1に示すように、蒸気タービン1は、高圧の蒸気を発生する蒸気発生器2と、蒸気発生器2からの高圧の蒸気が供給される高圧蒸気タービン3と、蒸気発生器2及び高圧蒸気タービン3からの蒸気の湿分を分離して加熱する湿分分離加熱器4と、湿分分離加熱器4からの低圧の蒸気が供給される低圧蒸気タービン5と、高圧蒸気タービン3及び低圧蒸気タービン5の作動により発電する発電機6と、高圧蒸気タービン3、低圧蒸気タービン5、及び発電機6を支持するタービン架台7と、タービンロータ8とを備えている。高圧蒸気タービン3と低圧蒸気タービン5とはタービンロータ8を介して連結される。タービンロータ8の回転エネルギーにより発電機6が発電する。
図2は、本実施形態に係る蒸気タービン1の一部を模式的に示す分解斜視図である。なお、図2においては、高圧蒸気タービン3及び発電機6の図示が省略されている。図2に示すように、蒸気タービン1は、低圧蒸気タービン5と、流路形成部材9と、復水器10とを備えている。流路形成部材9は、低圧蒸気タービン5と復水器10との間に配置される。流路形成部材9は、低圧蒸気タービン5及び復水器10のそれぞれと接続される。復水器10は、流路形成部材9を介して低圧蒸気タービン5と接続される。復水器10は、低圧蒸気タービン5から排出された蒸気から熱を奪ってその蒸気を液化する。復水器10で生成された水は、蒸気発生器2に戻される。流路形成部材9は、中間胴とも呼ばれ、低圧蒸気タービン5から排出された蒸気が流れる流路を有する。流路形成部材9の流路を介して、低圧蒸気タービン5から排出された蒸気が復水器10に供給される。
本実施形態において、蒸気タービン1は、外車室12の側方(−Y側)に復水器(コンデンサ)10が配置されているサイドコンデンサ方式である。なお、復水器10が外車室12の側方の両側(+Y側及び−Y側)のそれぞれに配置されてもよい。
タービン架台7は、コンクリート製又は鉄筋コンクリート製である。なお、タービン架台7の少なくとも一部が鋼鉄製でもよい。高圧蒸気タービン3の設置位置3P、低圧蒸気タービン5の設置位置5P、及び発電機6の設置位置6Pのそれぞれがタービン架台7に定められている。
図3は、本実施形態に係る低圧蒸気タービン5の一例を示す断面図である。図2及び図3に示すように、低圧蒸気タービン5は、タービンロータ8と、タービンロータ8を収容する内車室11と、内車室11を収容する外車室12とを備えている。タービンロータ8は、外車室12の外側に配置されたロータ軸受により回転可能に支持される。タービンロータ8は、回転軸AXを中心に回転する。本実施形態において、回転軸AXとX軸とが平行である。
外車室12は、側部に設けられ、蒸気を排出する排気口14を備えている。湿分分離加熱器4からの蒸気は、外車室12及び内車室11の内側に導入される。本実施形態において、低圧蒸気タービン5は、内車室11に流入した蒸気がX軸方向に関して一側及び他側のそれぞれに関して分流するダブルフロー方式(複流方式)の蒸気タービンである。
タービンロータ8は、X軸方向に沿う多段の翼列15を有する。翼列15は、内車室11の内側に配置される。外車室12の内側に、翼列15を通過した蒸気(排気)が排出される排気室19が形成されている。正常運転時において、排気室19は真空状態に維持される。
低圧蒸気タービン5で仕事をした蒸気は、排気室19を介して、排気口14から排出される。本実施形態において、排気口14は、タービンロータ8の回転軸AXと直交するY軸方向の一側(本実施形態においては−Y側)に配置されている。本実施形態において、外車室12は、所謂、サイドエグゾースト方式で蒸気を排出する。
図4は、本実施形態に係る蒸気タービン1の一部を模式的に示すXY平面と平行な断面図である。図5は、本実施形態に係る蒸気タービン1の一部を模式的に示すYZ平面と平行な断面図である。図5は、図4のA−A線矢視図に相当する。図6は、本実施形態に係る蒸気タービン1の一部を模式的に示すYZ平面と平行な断面図である。図6は、図4のB−B線矢視図に相当する。図7は、本実施形態に係る外車室12の一例を示す斜視図である。
外車室12は、上下に2分割されており、上半部12Aと下半部12Bとを有する。蒸気は、上半部12Aの蒸気導入口13から内車室11の内部に導入される。下半部12Bは、フート底板21と、フート底板21に接続するリブ22とを有する。上半部12Aと下半部12Bとは接合されて一体である。
図2、図4、図5、図6、及び図7に示すように、外車室12は、−Y側に設けられた排気口14と、排気口14と結ばれる排気通路30とを有する。排気通路30は、Y軸方向に延在する。−Y側の排気通路30の端部に排気口14が配置される。排気室19の蒸気は、排気通路30を流れた後、排気口14から排出される。
外車室12は、排気通路30を規定する通路壁部31を有する。通路壁部31は、排気通路30の周囲に配置される。通路壁部31は、筒状の部材である。通路壁部31は、−Y方向を向く外車室12の端面32から−Y方向に突出するように設けられる。
本実施形態において、排気口14は、第1排気口141と、第2排気口142とを含む。第1排気口141と第2排気口142とは、X軸方向に離れて配置される。本実施形態において、第1排気口141は、第2排気口142よりも−X側に配置される。
本実施形態において、第1排気口141と第2排気口142とは、同一の形状及び大きさである。本実施形態において、第1排気口141及び第2排気口142のそれぞれは、ほぼ四角形である。なお、第1排気口141及び第2排気口142が、五角形及び六角形のような多角形でもよいし、円形でもよいし、楕円形でもよい。
排気通路30は、第1排気口141と結ばれる第1排気通路301と、第2排気口142と結ばれる第2排気通路302とを含む。第1排気通路301と第2排気通路302とは、X軸方向に離れて配置される。第1排気通路301は、第2排気通路302よりも−X側に配置される。
通路壁部31は、第1通路壁部311と、第2通路壁部312とを含む。第1通路壁部311は、第1排気通路301を囲むように設けられ、第1排気通路301を規定する。第2通路壁部312は、第2排気通路302を囲むように設けられ、第2排気通路302を規定する。
タービン架台7は、排気通路30の外側で、外車室12を介して内車室11の少なくとも一部を支持する支持部70を有する。支持部70は、外車室12と流路形成部材9との間に配置される。支持部70は、X軸方向に関して内車室11及び外車室12の中央部を支持するように配置される。
支持部70は、+Z方向を向く上面71を有する。支持部70は、上面71で、内車室11を支持する。タービン架台7は、外車室12(下半部12B)の下面と対向する対向面72を有する。内車室11を支持する支持部70の上面71は、対向面72よりも上方に配置される。本実施形態において、支持部70は、対向面72から上方に突出する凸部を含む。
図8は、支持部70の上面71近傍の断面図である。本実施形態において、外車室12は、支持部70の上面71と対向可能な下面23を有する。下面23は、−Z方向を向く。支持部70は、上面71と下面23とを接触させて外車室12を支持する。外車室12の端面32は、第1端面321と、第1端面321よりも−Z側に配置され、第1端面321よりも+X側に配置される第2端面322とを含む。第1端面321と第2端面322との間に段差部が設けられる。下面23は、第1端面321と第2端面322との間に配置される。上面71と下面23とが接触した状態で、支持部70は第2端面322と対向する。
内車室11は、フランジ部24を有する。本実施形態において、内車室11は、上下に2分割されており、上半部11Aと下半部11Bとを有する。上半部11Aのフランジ部24Aと下半部11Bのフランジ部24Bとが接合されてフランジ部24が形成される。外車室12は、下面23の反対方向を向く上面26を有する。上面26及び下面23は、外車室12のプレート部27に設けられる。上面26とフランジ部24との間にプレート部材25が配置される。支持部70は、外車室12のプレート部27及び外車室12の内側に配置されたプレート部材25を介して、内車室11(フランジ部24)を支持する。なお、プレート部材25は無くてもよい。
支持部70は、通路壁部31の周囲の少なくとも一部に配置される。換言すれば、支持部70は、通路壁部31に隣接するように配置される。本実施形態において、支持部70は、第1通路壁部311と第2通路壁部312との間に配置される。本実施形態において、支持部70の−X側に第1排気通路301が配置され、支持部70の+X側に第2排気通路302が配置される。X軸方向に関して、支持部70は、第1排気通路301(第1通路壁部311)と第2排気通路302(第2通路壁部312)との間に配置される。
第1通路壁部311の外周面は、+X側を向く内側面311Aと、−X側を向く外側面311Bと、+Z方向を向く上面311Cと、−Z方向を向く下面311Dとを含む。第2通路壁部312の外周面は、−X側を向く内側面312Aと、+X側を向く外側面312Bと、+Z方向を向く上面312Cと、−Z方向を向く下面312Dとを含む。支持部70は、内側面311Aと内側面312Aとの間に配置される。
第2端面322は、内側面311Aの+X側の端部と、内側面312Aの−X側の端部とを結ぶように設けられる。上面71と下面23とが接触した状態で、支持部70は、−X方向を向く第2端面322、+X方向を向く内側面311A、及び−X方向を向く内側面312Aのそれぞれと対向するように配置される。
内側面311Aと、内側面312Aと、端面32とにより、凹部33が規定される。凹部33は、外車室12の−Y側の外面において、流路形成部材9に対して凹むように設けられる。支持部70は、凹部33の内側に配置される。
凹部33の上端部及び下端部のそれぞれは開放されている。すなわち、凹部33の下端部に開口33Bが設けられ、凹部33の上端部に開口33Aが設けられる。開口33Bの周囲の一部に外車室12の下面が配置される。開口33Aの周囲の一部に外車室12の上面が配置される。開放された凹部33の下端部(開口33B)に支持部70の少なくとも一部が配置される。
図6などに示すように、流路形成部材9は、排気通路30と接続される流路90を備えている。流路90は、流路形成部材9の内部に形成される。流路90の一端部に流入口91が設けられ、流路90の他端部に流出口92が設けられる。流入口91は、排気口14と接続される。流出口92は、復水器10と接続される。排気口14から排出された蒸気は、流入口91から流入して、流路90を流れる。流路90を流れた蒸気は、流出口92から流出して、復水器10に供給される。排気口14の周囲の外車室12の接続面34と、流入口91の周囲の流路形成部材9の接続面94とが接続される。
流路90は、外車室12の第1排気通路301と接続される第1流路901と、外車室12の第2排気通路302と接続される第2流路902と、を有する。第1流路901の一端部に第1流入口911が配置され、他端部に第1流出口921が配置される。第2流路902の一端部に第2流入口912が配置され、他端部に第2流出口922が配置される。
流路形成部材9は、第1流路901と第2流路902との間に凹部93を有する。凹部93は、第1流路901と第2流路902との間の流路形成部材9の外面に設けられる。凹部93は、流路形成部材9の+Y側の外面において、外車室12に対して凹むように設けられる。
接続面34と接続面94とが接続されることにより、凹部33と凹部93との間に気体通路100が形成される。気体通路100は、Z軸方向(上下方向)に延在するように設けられる。支持部70は、気体通路100の内側に配置される。
次に、本実施形態に係る蒸気タービン1の動作の一例について説明する。湿分分離加熱器4からの蒸気が蒸気導入口13を介して内車室11に供給される。内車室11に供給された蒸気は、翼列15を流れ、タービンロータ8を回転させる。タービンロータ8が回転することにより発電機6が発電する。
上述のように、低圧蒸気タービン5は、ダブルフロー方式であり、内車室11に導入された蒸気は、X軸方向に関して内車室11の中央部に流入する。内車室11に流入した蒸気は、X軸方向に関して一側(−X側)及び他側(+X側)のそれぞれに流れる。
低圧蒸気タービン5で仕事をした蒸気は、排気室19を流れた後、第1排気通路301及び第2排気通路302のそれぞれを流れる。ダブルフロー方式の低圧蒸気タービン5において、内車室11の中央部から−X側に流れた蒸気は、専ら第1排気通路301を流れ、内車室11の中央部から+X側に流れた蒸気は、専ら第2排気通路302を流れる。
第1排気通路301を流れた蒸気は、第1排気口141から排出され、流路形成部材9の第1流入口911を介して第1流路901に流入する。第1流路901の蒸気は、第1流出口921から流出した後、復水器10に供給される。第2排気通路302を流れた蒸気は、第2排気口142から排出され、流路形成部材9の第2流入口912を介して第2流路902に流入する。第2流路902の蒸気は、第2流出口922から流出した後、復水器10に供給される。
本実施形態においては、外車室12の側方(+Y側及び−Y側の一方又は両方)に復水器(コンデンサ)10が配置されているサイドコンデンサ方式である。排気口14(第1排気口141及び第2排気口142)が外車室12の側部(−Y側)に設けられ、その排気口14と復水器10とが流路形成部材9を介して接続されているため、低圧蒸気タービン5から排出される蒸気は、復水器10に円滑に供給される。
本実施形態において、内車室11は、外車室12の排気通路30の外側(通路壁部31の周囲の少なくとも一部)に配置された支持部70で支持される。したがって、排気通路30を流れる蒸気は、支持部70と接触しない。そのため、支持部70の熱変形が抑制される。支持部70の熱変形が抑制されるため、内車室11の変位が抑制される。
支持部70は、対向面72から上方に突出するように配置される。したがって、Z軸方向に関して内車室11の中間部を円滑に支持することができる。本実施形態においては、支持部70は、Z軸方向に関して内車室11の中間部(上半部11Aと下半部11Bとの接続部)であるフランジ部24を、外車室12のプレート部27を介して支持する。したがって、支持部70は内車室11を安定して支持することができる。
支持部70は、凹部33の内側に配置されている外車室12の下面23を支持する。これにより、支持部70は、外車室12及び内車室11を安定して支持することができる。凹部33の上端部及び下端部のそれぞれは開放されている。したがって、外車室12の周囲の気体は、凹部33の下端部の開口33Bから凹部33に流入可能である。また、凹部33の高温な気体は、煙突効果により、凹部33の上端部の開口33Aから排出される。これにより、凹部33の気体が過度に高温となることが抑制され、外車室12の熱変形が抑制される。
また、本実施形態において、凹部33は、流路形成部材9の外面に設けられた凹部93との間で上下方向に延在する気体通路100を形成する。したがって、煙突効果により気体通路100の気体が過度に高温になることが抑制される。
以上説明したように、本実施形態によれば、タービン架台7の支持部70は外車室12の排気通路30の外側で内車室11を支持するため、排気通路30を通る蒸気と支持部70との接触が抑制される。これにより、支持部70の熱変形が抑制される。また、外車室12に真空荷重が作用しても、支持部70の変形が抑制される。これにより、内車室11の変位が抑制される。内車室11の変位が抑制されることにより、タービンロータ8と内車室11との相対位置の変動が抑制され、例えば、タービンロータ8と内車室11とのクリアランスの変動が抑制される。したがって、タービンロータ8と内車室11との接触が防止されるとともに、蒸気タービン1の性能が低下することが抑制される。
また、本実施形態においては、低圧蒸気タービン5の側方に復水器(コンデンサ)10が配置されるサイドコンデンサ方式である。したがって、内車室11及び外車室12をタービン架台7で安定して支持する場合、タービン架台7の少なくとも一部を低圧蒸気タービン5と復水器10(流路形成部材9)との間に配置することが好ましい。本実施形態においては、蒸気と接触しないように支持部70による支持構造を考慮しつつ、低圧蒸気タービン5と復水器10との間に支持部70を配置したので、内車室11及び外車室12を安定して支持することができる。
また、本実施形態においては、低圧蒸気タービン5は、ダブルフロー方式であり、内車室11の中央部に供給された蒸気は、X軸方向に関して両側に流れる。本実施形態においては、X軸方向に関して内車室11及び外車室12の中央部が支持部70で支持され、X軸方向に関して支持部70の両側に排気通路30(第1排気通路301及び第2排気通路302)が配置される。したがって、低圧蒸気タービン5に供給された蒸気は、低圧蒸気タービン5で仕事をした後、第1排気通路301及び第2排気通路302のそれぞれを介して円滑に排出される。
なお、上述の実施形態において、凹部33の内面が曲面を含んでもよいし、凹部93の内面が曲面を含んでもよい。
なお、上述の実施形態において、対向面72を含むタービン架台7の第1部分と、支持部70を含むタービン架台7の第2部分とが別の部材で形成されてもよいし、別の材料で形成されてもよい。例えば、第1部分が鉄筋コンクリート製であり、第2部分が鋼鉄製でもよい。
1 蒸気タービン(蒸気タービンシステム)
5 低圧蒸気タービン
7 タービン架台
8 タービンロータ
9 流路形成部材
10 復水器
11 内車室
12 外車室
14 排気口
30 排気通路
31 通路壁部
32 端面
33 凹部
70 支持部
71 上面
72 対向面
90 流路
93 凹部
100 気体通路
301 第1排気通路
302 第2排気通路
311 第1通路壁部
311A 内側面
312 第2通路壁部
312A 内側面
901 第1流路
902 第2流路

Claims (7)

  1. タービンロータと、
    前記タービンロータを収容する内車室と、
    前記内車室を収容し、前記タービンロータの回転軸と交差する第1軸方向の一側に排気口を有する外車室と、
    前記排気口と結ばれる前記外車室の排気通路の外側で、前記外車室を介して前記内車室の少なくとも一部を支持する支持部を有するタービン架台と、
    を備える蒸気タービン。
  2. 前記第1軸方向の一側の前記排気通路の端部に前記排気口が設けられ、
    前記外車室は、前記排気通路を規定する通路壁部を有し、
    前記支持部は、前記通路壁部の周囲の少なくとも一部に配置される請求項1に記載の蒸気タービン。
  3. 前記タービン架台は、前記外車室の下面と対向する対向面を有し、
    前記内車室を支持する前記支持部の上面は、前記対向面よりも上方に配置される請求項1又は請求項2に記載の蒸気タービン。
  4. 前記排気通路は、前記タービンロータの回転軸と平行な第2軸方向に関して前記支持部の一側に配置される第1排気通路と、他側に配置される第2排気通路と、を含み、
    前記支持部は、前記第1排気通路と前記第2排気通路との間に配置される請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の蒸気タービン。
  5. 前記外車室は、前記第1排気通路を規定する第1通路壁部と、前記第2排気通路を規定する第2通路壁部と、を有し、
    前記第2軸方向に関して他側を向く前記第1通路壁部の第1面と、前記第2軸方向に関して一側を向く前記第2通路壁部の第2面と、前記第1軸方向に関して他側の前記第1面の端部と前記第2面の端部とを結ぶ第3面とで規定される第1凹部が前記外車室の外面に設けられ、
    前記支持部は、前記第1凹部の内側に配置される請求項4に記載の蒸気タービン。
  6. 開放された前記第1凹部の下端部に前記支持部の少なくとも一部が配置され、
    前記第1凹部の上端部も開放されている請求項5に記載の蒸気タービン。
  7. 復水器と接続される流路形成部材を備え、
    前記流路形成部材は、前記第1排気通路と接続される第1流路と、前記第2排気通路と接続される第2流路と、を有し、
    前記第1流路と前記第2流路との間の前記流路形成部材の外面に第2凹部が設けられ、
    前記第1凹部と前記第2凹部との間に上下方向に延在する気体通路が形成される請求項5又は請求項6に記載の蒸気タービン。
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