JP2015124181A - 油性固形化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、外観が透明で、かつ、塗布膜のツヤがあってエモリエント感にも優れ、発汗がない等の経時安定性に優れる油性固形化粧料の提供。【解決手段】ジブチルラウロイルグルタミドと、トリイソステアリン酸ジグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、デカイソステアリン酸デカグリセリル、ヒドロキシステアリン酸イソオクタネートから選ばれる1種または2種以上の油剤、及び煙霧状シリカを含有する油性固型化粧料。【選択図】図1

Description

本発明は、油性固形化粧料に関し、外観が透明で、かつ、塗布膜のツヤやエモリエント感にも優れ、発汗がない等の経時安定性に優れる油性固形化粧料に関する。
従来、透明な外観を有する油性固形化粧料は、外観の審美性や差別化のため種々の具現化検討がなされてきており、透明固形化剤として12−ヒドロキシステアリン酸、デキストリン脂肪酸エステルやポリアミド樹脂などを用いた技術が検討されてきた。例えば、12−ヒドロキシステアリン酸と水酸基価120以下の透明液状油性成分と特定の脂肪酸と特定の高級アルコールとのエステルを組み合わせることによって外観の透明性と保存安定性に優れる透明固形化粧料が得られる技術(特許文献1)や、ポリアミド樹脂と特定の液状油剤をそれぞれ特定量配合した、十分な透明性とスティックとして成形可能な固形化粧料の技術(特許文献2)や、デキストリン脂肪酸エステルと揮発性油分と特定の屈折率の油分と特定の屈折率と粒子径を有する球状粉体を各々特定量配合することによって、さっぱりした使用感と良好な安定性の透明固形化粧料を得る技術(特許文献3)等が挙げられる。
特開平04−091011号公報 国際公開第2006/134896号 特開2005−213145号公報
これらの技術では外観の透明性、べたつきのなさ、経時安定性は良好なものが得られるが、化粧料が肌や唇の上で滑る傾向があり、化粧料がほぐれることによる膜厚な化粧膜を得られにくく、化粧膜のツヤやエモリエント感を十分に有するものではなかった。
本発明は、外観が透明で、かつ、塗布膜のツヤがあってエモリエント感にも優れ、発汗がない等の経時安定性に優れる油性固形化粧料の提供を目的とする。
かかる実情において、本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、ジブチルラウロイルグルタミドと、特定のエステル油から選ばれる油剤と、煙霧状シリカを含有した油性固形化粧料が、外観が透明であり、使用時の取れやほぐれが良い為に膜厚な化粧膜が得られることにより、塗布膜のツヤやエモリエント感にも優れ、発汗がない等の経時安定性も良好であることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、ジブチルラウロイルグルタミドと、トリイソステアリン酸ジグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、デカイソステアリン酸デカグリセリル、ヒドロキシステアリン酸イソオクタネートから選ばれる油剤、及び煙霧状シリカを含有する油性固型化粧料に関する。
本発明の油性固形化粧料は、外観が透明で、かつ、塗布膜のツヤやエモリエント感、経時安定性に優れるものである。
本発明品の透明性を表す図
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明における透明とは、光路長10mm×光路幅5mmのガラスセルに溶融充填した測定サンプルを、分光光度計にて700nmの光の波長領域で透過率を測定した場合に、透過率が5%以上のものをさす。
本発明に使用される成分(a)のジブチルラウロイルグルタミド(化学名:N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド)はグルタミン酸誘導体のジアミドであり、油性ゲル化剤であり、本発明品において成分(b)との組み合わせで、外観の透明性が高い固形化粧料を形成するものである。市販品としては、「アミノ酸系油ゲル化剤GP−1」(味の素ヘルシーサプライ社製)が挙げられる。
本発明の油性固形化粧料における成分(a)の好ましい含有量は1〜20質量%(以下「%」と略す)であり、更には2〜10%以下であることが好ましい。この範囲であると、外観の透明性が高く、発汗がない等の経時安定性に優れるものが得られる。
本発明の成分(b)は、トリイソステアリン酸ジグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、デカイソステアリン酸デカグリセリル、ヒドロキシステアリン酸イソオクタネートから選ばれる1種または2種以上の液状油剤である。これらは、極性を有する25℃で液状のエステル油であり、成分(a)と組み合わせることで透明性の高い、油性固形化粧料を作るのに適している。これらの市販品として、トリイソステアリン酸ジグリセリルはコスモール43V(日清オイリオグループ社製)、リソレックスPGIS23(高級アルコール工業社製)等、リンゴ酸ジイソステアリルはコスモール222(日清オイリオグループ社製)、ハイマレートDIS(高級アルコール工業社製)、エステロールDISM(ナショナル美松社製)等、ヒドロキシステアリン酸イソオクタネートはサラコスEH(日清オイリオグループ社製)、リソカスタIOHS(高級アルコール工業社製)等が挙げられる。
本発明の油性固形化粧料における成分(b)の好ましい含有量は、50〜98%、さらに好ましくは70〜98%である。この範囲で用いた場合、外観の透明性が高く、塗布膜のツヤ、エモリエント感および発汗がないなどの経時安定性にも優れる特性を有する。
本発明の成分(c)の煙霧状シリカは、微細な非晶質のシリカであり、例えば四塩化ケイ素を水素と酸素炎中で加水分解して得られるものが挙げられる。成分(c)は、本発明の油性固形化粧料の透明性を保ち、使用時の取れや、ほぐれを良くするのに適している。また、使用感や透明性の点において、これらの煙霧状シリカの一次粒子径は50nm以下が好ましく、20nm以下が特に好ましい。一次粒子径は、電子顕微鏡写真により測定した3000〜5000個の粒子の平均の値で求めることができる。成分(c)は疎水化処理したものであってもよい。疎水化処理してはジメチルジクロロシラン処理、トリメチルシリルクロライドやヘキサメチルジシラザンによるトリメチルシロキシ処理、オクチルシラン化処理、ジメチルシリコーンオイル処理、メチルハイドロジェンポリシロキサンを用いたコーティング焼付け処理、金属石鹸によるコーティング等が挙げられる。
成分(c)の市販品としてはAEROSIL50、AEROSIL130、AEROSIL200、AEROSIL200V、AEROSIL200CF、AEROSIL200FAD、AEROSIL300、AEROSIL300CF、AEROSIL380、AEROSIL380S(以上、日本アエロジル社製)等、疎水化処理したものとしては、AEROSIL R972、AEROSIL R972V、AEROSIL R972CF、AEROSIL R974、AEROSIL R976S、AEROSIL RX200、AEROSIL RX300、AEROSIL RY200、AEROSIL R202、AEROSIL R805、AEROSIL R812、AEROSIL RA200H(以上、日本アエロジル社製)、CAB−O−SIL TS530(キャボット社製)等が挙げられる。
本発明の油性固形化粧料における成分(c)の好ましい含有量は、化粧料中に0.5%以上、更に好ましくは1%以上であり、20%以下、更に好ましくは15%以下である。この範囲で用いると、外観が透明で、使用時の取れやほぐれがよいなどの使用感が良好で、かつ塗布膜のツヤがあってエモリエント感にも優れ、発汗がない等の経時安定性に優れる油性固形化粧料が得られるため好ましい。
本発明の油性固形化粧料は、更に成分(a)以外の油性ゲル化剤を含有することができる。通常化粧料に用いられる油性ゲル化剤であれば、特に限定されないが、具体的には、パルミチン酸デキストリン、イソステアリン酸デキストリン、(パルミチン酸/2−エチルヘキサン酸)デキストリン、ミリスチン酸デキストリン等のデキストリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル等が挙げられ、これらを1種又は2種以上用いることができる。成分(a)以外の油性ゲル化剤を含有することで安定性向上効果が得られやすい。
本発明の油性固形化粧料は、成分(b)以外の液状油剤を含有することができ、通常化粧料に用いられる液状油剤であれば、特に限定されず、これらを1種又は2種以上用いることができる。具体的には流動パラフィン、スクワラン、α−オレフィンオリゴマー、ポリイソブチレン、ポリブテン等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油、メドウフォーム油、サフラワー油、ホホバ油、ビタミンE油等、モノイソステアリン酸ポリグリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、2−エチルヘキサン酸セチル、イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、ダイマージリノール酸ジリノレイル、トリメリト酸トリトリデシル、炭酸ジアルキル等のエステル類、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等のシリコーン類、液状ラノリン等が、挙げられる。また、外観の透明性を損なわない範囲で半固形状の油剤も配合することができ、例えば、ワセリン、(カプリル/カプリン/ミリスチン/ステアリン酸)トリグリセリル、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、ステアリン酸硬化ヒマシ油、カカオ脂、シア脂、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステイル、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)、高重合メチルポリシロキサン等が挙げられる。
本発明の油性固形化粧料は上記した成分の他に、通常化粧料に用いられる成分を本発明の効果を妨げない範囲で、適宜含有することができる。例えば、粉体、防腐剤、酸化防止剤、美容成分、紫外線吸収剤、香料、水性成分等があげられる。
具体的には、雲母、セリサイト、タルク、酸化チタン、酸化鉄、炭酸カルシウム等の無機粉体類、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆雲母、無水ケイ酸被覆雲母チタン、魚鱗箔、酸化チタン被覆ガラス末、アルミニウムパウダー、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末等の光輝性粉体類、シリコーン、ナイロン、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレンパウダー、ポリウレタンパウダー等の有機粉体類、赤色201号、赤色202号、橙色203号、橙色204号、青色404号等の有機顔料粉体類、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体類、アルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体類。α−トコフェロール、アスコルビン酸、ビタミンA、アスタキサンチン、ユビデカレノン、タンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン、ビタミン類、消炎剤、生薬等の美容成分、ベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、ベンゾイルメタン、オキシベンゾン等の紫外線吸収剤、としてはパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、1,2ペンタジオール等の防腐剤、水、低級アルコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等があげられる。
本発明の油性固形化粧料は、油剤を主成分とし、水の含有量が1%以下の実質的に水を含まない透明な外観を有するものである。本発明における透明な外観とは、光路長10mm×光路幅5mmのガラスセルに、本発明品の成分(c)以外の粉体を含まないベース部分を溶融充填した測定サンプルを、分光光度計(UV−2500PC SHIMADZU社製)にて透過率を測定した場合、700nmの光の波長領域での透過率が5%以上、好ましくは10%以上のものを指し、透過率がこの範囲であれば着色したものも含まれる。尚、測定時のリファレンスは精製水を使用する。この範囲の透過率であると、化粧料をスティック状にした場合でも、透明な化粧料となる。
尚、同サンプルの透過率30、10、8.4、0.1%のものを、1.5ポイント太さの黒線を書いた白い紙の上に置いた時の様子を図1に示す、
図1に示すように、透過率10%のものは、明瞭に黒線を確認することができ、透過率8.4%のものも黒線を確認することができるが、透過率0.1%のものでは黒線を確認することができなかった。
本発明の油性固形化粧料は、外観が透明なファッション性を有し、取れやほぐれがよいなどの使用感が良く、経時安定性に優れるものであり、口紅、リップグロス、リップクリーム、チークカラー、アイカラー、アイグロス、アイブロウ、練り香水、フレグランススティック、デオドラントスティックなどに用いることができる。特に塗布膜のツヤや、エモリエント感の点において、口紅、リップグロス、リップクリーム、チークカラーに適している。
次に実施例をあげて本発明をさらに説明するが、本発明はこれによって何ら限定されるものではない。
実施例1〜8及び比較例1〜3 リップグロス(スティック状)
表1に示す組成のリップグロスを下記方法により調整し、「スティックのほぐれの良さ」、「塗布膜のツヤ」、「エモリエント感」、「外観の透明性」、「経時安定性(発汗のなさ)」の各項目について以下に示す評価方法及び判断基準により官能評価を行なった。結果を表1に併記した。
※1:アミノ酸系油ゲル化剤GP−1(味の素ヘルシーサプライ社製)
※2:AEROSIL 300(平均一次粒子径7nm、日本アエロジル社製)
※3:AEROSIL R976S(平均一次粒子径7nm、日本アエロジル社製)
※4:マイクログラスメタシャインMT1080RY(日本板硝子社製)
※5:パールリーム18(日油社製)
(製造方法)
A:成分(1)〜(7)を150℃に加熱し溶解する。
B:Aを100℃まで冷却し、成分(8)〜(12)を加えて均一に分散し、脱泡する。
C:Bを100℃に加熱溶解し、口紅容器に充填し冷却して、スティック状リップグロスを得た。
(評価方法)
化粧品専門パネル20名に前記実施例及び比較例のリップグロスを使用してもらい、「スティックのほぐれの良さ」は化粧料をスティック容器から直接唇に塗布したときに、スティックがほぐれて唇にしっかりと付くかどうか、「塗布膜のツヤ」は唇につけたときに十分なツヤがあるかどうか、「エモリエント感」は唇に付けた状態でうるおいを感じるかどうかを各自が以下の基準に従って絶対評価を行ない、更に全パネルの評点の平均点を以下の判定基準に従って判定した。「外観の透明性」は透過率が10%以上:◎、10%未満で5%以上:○、5%未満:×と判定した。、「経時安定性(発汗のなさ)」は、化粧料を40℃の恒温槽に保管して一ヵ月後に発汗が見られないかどうかについて、全く見られない:◎、僅かに見られる:○、見られる:×と判定した。
<評価基準>
(評点):(評価)
6点 : 非常に良好
5点 : 良好
4点 : やや良好
3点 : 普通
2点 : 悪い
1点 : 非常に悪い
<判定基準>
(判定):(評点の平均点)
◎ : 5点を超える
○ : 3点を超える5点以下
△ : 2点を超える3点以下
× : 2点以下
表1の結果に示すとおり、実施例1〜8は、全ての項目で優れたものであった。成分(a)の代わりに油性ゲル化剤であるパルミチン酸デキストリンを含有する比較例1は固形にならず評価できなかった。成分(b)を含有しない比較例2は外観の透明性が得られず、さらに、顕著な発汗が見られ経時安定性に問題があるものであった。成分(c)を含有しない比較例3は、スティックのほぐれが悪く唇への付きが少ないために、塗布膜のツヤもエモリエント感も不足し、さらに顕著な発汗が見られ経時安定性に問題があるものであった。
実施例9:口紅(流し込み)
成分 (%)
(1)ジブチルラウロイルグルタミド※1 3
(2)リンゴ酸ジイソステアリル 残量
(3)ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル 10
(4)デカイソステアリン酸デカグリセリル 20
(5)煙霧状シリカ(平均一次粒子径12nm)※6 5
(6)天然ビタミンE 0.4
(7)フェノキシエタノール 0.3
(8)赤色226号 0.05
(9)黄色4号アルミニウムレーキ 0.01
(10)香料 適量
※6:AEROSIL 200(日本アエロジル社製)
(製造方法)
A:成分(1)〜(4)を150℃にて加熱溶解する。
B:Aに成分(5)〜(9)を加えて均一に混合する。
C:Bを加熱溶解し、脱泡して成分(10)を加えて均一に混合する。
D:Cを加熱溶解し、100℃で金皿に充填する。
実施例8の口紅は、外観が透明であり、使用時の取れがよいなどの使用感が良好でかつ、塗布膜のツヤがあってエモリエント感にも優れ、発汗がない等の経時安定性に優れるものであった。
実施例10:リップエッセンス(流し込み)
成分 (%)
(1)ジブチルラウロイルグルタミド※1 3
(2)(パルミチン酸/エチルヘキサン酸)デキストリン 0.5
(3)トリイソステアリン酸ジグリセリル 残量
(4)ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル 10
(5)ラウロイルグルタミン酸(フィトステリル/イソステアリル) 0.5
(6)煙霧状シリカ※2 1
(7)疎水化煙霧状シリカ(平均一次粒子径16nm)※7 1
(8)酢酸トコフェロール 0.1
(9)フェノキシエタノール 0.1
※7:AEROSIL R972(日本アエロジル社製)
(製造方法)
A:成分(1)〜(5)を150℃にて加熱溶解する。
B:成分(6)〜(9)を加えて均一に混合する。
C:Bを加熱溶解し、脱泡して容器に100℃で充填する。
実施例9のリップエッセンスは、外観が透明であり、使用時の取れがよいなどの使用感が良好でかつ、塗布膜のツヤがあってエモリエント感にも優れ、発汗がない等の経時安定性に優れるものであった。
実施例11:チーク(スティック)
成分 (%)
(1)ジブチルラウロイルグルタミド※1 4
(2)リンゴ酸ジイソステアリル 残量
(3)ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル 30
(4)流動パラフィン※8 1
(5)ジメチルポリシロキサン※9 0.5
(6)疎水化煙霧状シリカ※3 5
(7)ローズマリーエキス 0.1
(8)フェノキシエタノール 0.05
(9)赤色104号(1)アルミニウムレーキ 0.08
(10)黄色4号アルミニウムレーキ 0.01
※8:KLEAROL(SONNEBORN社製)
※9:シリコンKF96A(6CS)(信越化学工業社製)
(製造方法)
A:成分(1)〜(5)を150℃にて加熱溶解する。
B:Aに成分(6)〜(10)を加えて均一に混合する。
C:Bを加熱溶解、脱泡してスティック容器に100℃で充填する。
実施例10のチークは、外観が透明であり、使用時のスティックのほぐれがよいなどの使用感が良好でかつ、塗布膜のツヤがあってエモリエント感にも優れ、発汗がない等の経時安定性に優れるものであった。
実施例12:フレグランススティック
成分 (%)
(1)ジブチルラウロイルグルタミド※1 4
(2)デカイソステアリン酸デカグリセリル 残量
(3)ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル 50
(4)イソステアリン酸デキストリン 0.5
(5)疎水化煙霧状シリカ※3 10
(6)ジブチルヒドロキシトルエン 0.01
(7)フェノキシエタノール 0.05
(8)シリコーン2%処理酸化チタン被覆合成金雲母※10 0.02
(9)香料 適量
※10:HELIOS R100S(トピー工業社製)
(製造方法)
A:成分(1)〜(4)を150℃にて加熱溶解する。
B:Aに成分(5)〜(8)を加えて均一に混合する。
C:Bを加熱溶解し、脱泡して成分(9)を加えて均一に混合する。
D:Cをスティック容器に100℃で充填する。
実施例11のフレグランススティックは、外観が透明であり、使用時のスティックのほぐれがよいなどの使用感が良好でかつ、塗布膜のツヤがあってエモリエント感にも優れ、発汗がない等の経時安定性に優れるものであった。

Claims (3)

  1. 次の成分(a)〜(c);
    (a)ジブチルラウロイルグルタミド;
    (b)トリイソステアリン酸ジグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、デカイソステアリン酸デカグリセリル、ヒドロキシステアリン酸イソオクタネートから選ばれる1種または2種以上;
    (c)煙霧状シリカ;
    を含有する油性固形化粧料
  2. 化粧料の外観が透明である請求項1に記載の油性固形化粧料
  3. 形状がスティック状である請求項1又は2のいずれかに記載の油性化粧料
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