JP2015124009A - 詰替えボトル容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】小形の被詰替え容器に対して安定した状態で詰替え作業を行うことができると共に、加飾を施すことで装飾性を向上させることができ、且つ容器本体を容易に減容化して廃棄することのできる詰替えボトル容器を提供する。
【解決手段】容器本体11の胴部12は、縦長方向Xの中央部分12aで外径が小さくなるように、上端部分12b及び下端部分12cから中央部分12aに向けて外径を縮径させた、括れた外周面形状を備える。最小外径部分12dを挟んだ上側の上胴部12e及び下側の下胴部12fに、斜め変形誘導リブ16,17が各々複数本形成されている。上胴部12eの上部斜め変形誘導リブ16と下胴部12fの下部斜め変形誘導リブ17とが、上下に連続することなく、縦長方向Xの中央部分12aから、周方向を同一方向に向けて、斜め上方又は斜め下方に延設し、各々複数本設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、詰替えボトル容器に関し、特に、ブロー成形よって容器本体がボトル形状に形成され、収容された内容液を被詰替え容器に詰め替えるための詰替えボトル容器に関する。
近年、各種の液体や、その他の内容物を収納する合成樹脂製の容器についても、環境負荷の低減が図られるようになっており、使用する樹脂量を減らした薄肉の容器が種々開発されている。また、各種の洗剤や食品等を収納する容器として、パウチ等による柔軟な軟包装材による詰替え容器が多く用いられている。詰替え容器は、収納した内容物を、吐出ノズル部や注出部を備える被詰替え容器に詰め替えたり補充したりすることで、高価な被詰替え容器をその都度廃棄することなく、長期間使用できるようにする。
また、パウチ等による柔軟な軟包装材による詰替え容器では、内容液を被詰替え容器に詰替える際に、内容物が減少するのに伴って、胴部が扁平な形状に減容変形するので、倒立させた状態を安定して保持することは難しい。また扁平になった胴部が折れ曲ったり、バランスを失って被詰替え容器と共に転倒しやすくなったりすることで、詰替え作業に手間がかかることになる。
このため、容器本体をブロー成形によって薄肉のボトル形状に形成して、安定した状態で詰替え作業を行えるようにした詰替え容器も開発されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の詰替え用の合成樹脂製壜体では、ブロー成形によって容器本体が薄肉のボトル形状に形成されていることで、内容物の減少に伴って、胴部の減容変形がスムーズに行われるようになっている。また、胴部の周壁に縦方向に延設する3本の山折状の稜線を設けて、これらの稜線を3ケのパネル壁で連結した構成を備えている。さらに、パネル壁には、一方の稜線の上端部と他方の稜線の下端部を対角線状に連結する谷折状の折り目線を形成し、これらの3本の折れ目線を周方向に傾斜するように延設させている。これらによって、特許文献1の詰替え用の合成樹脂製壜体では、内容物の減少に伴って、肩部や底部はほぼ元の形状を保持しながら、胴部は、陥没変形の起点となる谷折り状の折れ目線の部分で捩れ状に変形することで、高さ方向に縮小しながら、初期の形状からその倒立姿勢を保持しつつ、減容変形して行くようになっている。
特開2011−148551号公報
一方、近年、化粧品の分野等において、吐出ノズル部や注出部を備える被詰替え容器として、例えば容量が200cc以下の小形の被詰替え容器に内容液を詰め替えるのに適した、小形の詰替え容器の開発が望まれている。このような小形の詰替え容器を、柔軟な軟包装材によるパウチ等として形成するのは、詰め替え時の安定性等の点で適当ではない。また、内容物の減少に伴って胴部が減容変形して行くような、薄肉のボトル形状に容器本体を形成した詰替え容器では、例えば胴部にラベルを取り付けて加飾を施すことが困難であるため、化粧品等に相応しい装飾性に優れた外観を付与することができなくなる。
また、小形の詰替え容器の容器本体を薄肉のボトル形状に形成した場合に、ラベル等を取り付けて加飾を施すには、容器本体がある程度の保形剛性を備えていることが必要であるが、容器本体を保形剛性を有するよう形成した場合には、詰め替え後に空になった容器本体を廃棄する際の減容化を考慮する必要がある。
本発明は、小形の被詰替え容器に対して安定した状態で詰替え作業を行うことができると共に、加飾を施すことで装飾性を向上させることができ、且つ容器本体を容易に減容化して廃棄することのできる詰替えボトル容器を提供することを目的とする。
本発明は、ブロー成形よって容器本体がボトル形状に形成され、収容された内容液を被詰替え容器に詰め替えるための詰替えボトル容器であって、前記容器本体は、縦長の略円筒形状の胴部と、底部と、肩部と、口首部とを備えており、前記胴部は、縦長方向の中央部分で外径が小さくなるように、上端部分及び下端部分から中央部分に向けて外径を徐々に縮径させた、括れた形状を備えると共に、最小外径部分を挟んだ上側の上胴部及び下側の下胴部に、斜め変形誘導リブが各々複数本形成されており、前記上胴部に形成された上部斜め変形誘導リブと、前記下胴部に形成された下部斜め変形誘導リブとが、上下に連続することなく、前記縦長方向の中央部分から、周方向を同一方向に向けて、斜め上方又は斜め下方に延設し、各々複数本設けられている詰替えボトル容器を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の詰替えボトル容器によれば、小形の被詰替え容器に対して安定した状態で詰替え作業を行うことができると共に、加飾を施すことで装飾性を向上させることができ、且つ容器本体を容易に減容化して廃棄することができる。
本発明の好ましい一実施形態に係る詰替えボトル容器の斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る詰替えボトル容器を用いて、内容液を被詰替え容器に詰め替える状況を説明する斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る詰替えボトル容器の容器本体の正面図である。 容器本体を押し潰して減容化した状態を説明する、(a)は正面図、(b)は斜視図である。 (a),(b)は、容器本体の他の形態を例示する斜視図、(c)は正面図である。 (a)、(b)は、詰替えボトル容器から内容液を被詰替え容器に詰め替える状況を説明する要部断面図である。
図1に示す本発明の好ましい一実施形態に係る詰替えボトル容器10は、詰替え用の内容物として、例えば化粧水や乳液等の液体化粧料を収容した、好ましくは200cc以下の容量のコンパクトな小形の詰替え容器となっている。本実施形態の詰替えボトル容器10は、携帯可能な小形の化粧用の被詰め替え容器65(図2参照)に、液体化粧料を詰め替えるための容器として用いられる。また、本実施形態の詰替えボトル容器10は、胴部にラベルを取り付けて加飾を施すことで、美観に富んだ外観や形状を備えており、液体化粧料を詰め替えた後は、容器本体11を容易に減容化して廃棄できるようになっている。
そして、本実施形態の詰替えボトル容器10は、図1〜図3に示すように、ブロー成形よって容器本体11がボトル形状に形成され、収容された内容液である液体化粧料を被詰替え容器65に詰め替えるための詰替え用の容器であって、容器本体11は、縦長の略円筒形状の胴部12と、底部13と、肩部14と、口首部15とを備えている。胴部12は、縦長方向Xの中央部分12aで外径が小さくなるように、上端部分12b及び下端部分12cから中央部分12aに向けて外径を徐々に縮径させた、括れた形状を備えると共に、最小外径部分12dを挟んだ上側の上胴部12e及び下側の下胴部12fに、斜め変形誘導リブ16,17が各々複数本形成されている。上胴部12eに形成された上部斜め変形誘導リブ16と、下胴部12fに形成された下部斜め変形誘導リブ17とが、上下に連続することなく、縦長方向Xの中央部分12aから、周方向を同一方向(図3の右方向)に向けて(同じ側の周方向に向けて)、斜め上方又は斜め下方に延設し、各々複数本設けられている。
また、本実施形態では、容器本体11の胴部12の外周面には、装飾や広告、能書き等が施された熱収縮性ラベル(シュリンクラベル)又は伸縮性ラベル(ストレッチラベル)(図示せず)が装着されており、口首部15には、後述する、栓本体67と、この栓本体67の天面板67aに開口形成された流出開口67bを流出方向内側から閉塞して、栓本体67に着脱可能に装着される栓蓋68とからなる、詰替え容器用栓体60が取り付けられている(図6(a)、(b)参照)。
本実施形態では、詰替えボトル容器10の容器本体11は、合成樹脂として、例えばポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、又はポリ乳酸等のバイオ素材等を用いて、好ましくはインジェクションブロー成形によって、胴部12と、底部13と、肩部14と、口首部15とが一体成形された、好ましくは200cc以下の容量の、中空縦長のコンパクトなボトル形状に形成される。胴部12は、外径が25〜50mm程度、高さが80〜130mm程度の大きさの略円筒形状に形成される。胴部12の下端部には、円盤形状の底部13が一体として連続して設けられている。胴部12の上端部には、中央部分に円形開口が形成された、円環帯板形状の肩部14が一体として連続して設けられている。肩部14には、円形開口が形成された中央部分から上方に立設して、円筒形状の口首部15が一体として連続して設けられている。口首部14には、詰替え容器用栓体60が、着脱可能に一体として取り付けられている。
そして、本実施形態では、略円筒形状の胴部12は、好ましくは150〜400μm程度の肉厚で形成されている。これによって、胴部12は、手で把持したり、熱収縮性ラベル(シュリンクラベル)を加熱収縮させたり伸縮性ラベル(ストレッチラベル)を伸縮させて装着する際に、外側からの圧力に抗して中空の略円筒形状を容易に保持できる程度の、保形剛性を備えることになる。また、胴部12は、縦長方向Xの中央部分12aで外径が小さくなるように、上端部分12b及び下端部分12cから中央部分12aに向けて外径を徐々に縮径させて、内側に向けて緩やかに窪ませることで、括れた形状を備えている。この胴部12の括れた形状は、正面から見た側面形状が、円弧状に湾曲した括れ形状となっていても良く(図3参照)、直線の中央部分を緩い角度で内側に折り曲げた括れ形状となっていても良い(図5(c)参照)。円弧状に湾曲した括れ形状の曲率半径は、例えば20〜300cmとなっている。直線を折り曲げた括れ形状の折り曲げ角度αは、例えば1〜8°となっている。
また、本実施形態では、外径が小さくなった胴部12の中央部分12cにおける、最も外径が小さな最小外径部12dに、円環状リブ18が、周方向に延設して設けられている。円環状リブ18を挟んだ上側が上胴部12e、下側が下胴部12fとなっている。これらの上胴部12e及び下胴部12fには、各々複数本の斜め変形誘導リブ16,17として、好ましくは2〜4本(本実施形態では3本)の同じ本数の上部斜め変形誘導リブ16や下部斜め変形誘導リブ17が設けられている。これらの斜め変形誘導リブ16,17は、好ましくは周方向に等ピッチ(本実施形態では、60度の等角度ピッチ)で設けられている。これらの斜め変形誘導リブ16,17は、好ましくは平行に延設して設けられている。
本実施形態では、上部斜め変形誘導リブ16や下部斜め変形誘導リブ17や円環状リブ18は、いずれも、ブロー成形時に金型に凸リブを設けることによって形成された、好ましくは外周面から内側に向けて円弧状に窪んだ断面形状を備える、凹リブとなっている。これらの凹リブの、円弧状に窪んだ断面形状のリブ幅は、1〜3mmであることが好ましく、1.5〜2.5mmであることが更に好ましい。上部斜め変形誘導リブ16や下部斜め変形誘導リブ17や円環状リブ18を、このようなリブ幅の円弧状の凹リブとすることにより、括れた形状を備える胴部12に熱収縮性ラベルや伸縮性ラベルを装着した際に、これらのリブ16,17,18が熱収縮性ラベルや伸縮性ラベルの表面に現れ難くすることが可能になる。また、詰め替え後に容器本体11を減容化する際に、容器本体11を上から押し潰すと、変形誘導リブ16,17に沿って、容器本体11が折り畳まれていくため、容器本体11を容易に潰すことが可能となる。また、容器本体11の高さ方向の中央部分を軸として、容器本体11を捻る際にも、変形誘導リブ16,17に沿って、容器本体11を容易に潰すことが可能になる。
上部斜め変形誘導リブ16及び下部斜め変形誘導リブ17は、これらの本数が1本のみであると、変形誘導リブ16,17がない部分の側面部の潰れを制御することができず、潰れ方によっては、容器本体11の側面同士が干渉して、潰し難くなり、本数が多すぎると、変形誘導リブ16,17によって折り畳まれる部分が増えて、途中で干渉し合うことで、潰れ難くなるため、各々2〜4本づつ設けることが好ましい。
また、上部斜め変形誘導リブ16及び下部斜め変形誘導リブ17は、本実施形態では、これらの変形誘導リブ16,17が、容器本体11の胴部12の縦長方向Xの中央部分12aにおいて、周方向に好ましくは半ピッチ分(30度の角度ピッチ分)ずれた位置から、周方向を同一方向に向けて、斜め上方又は斜め下方に延設し、3本づつ設けられている。上部斜め変形誘導リブ16及び下部斜め変形誘導リブ17が、胴部12の中央部分12aの周方向にずれた位置から斜め上方又は斜め下方に延設していることにより、詰め替え後に容器本体11を上から押して減容化する際に、変形誘導リブ16,17を圧縮方向に突っ張らせることなく、容器本体11を潰すことが可能になる。
さらに、胴部12の中央部分12aから斜め上方又は斜め下方に延設する、上部斜め変形誘導リブ16や下部斜め変形誘導リブ17は、容器本体11の縦長方向Xと垂直な面として、例えば円環状リブ18が延設する面に対して、好ましくは30〜60度、更に好ましくは40〜50度の傾斜角度θ(図3参照、本実施形態では、45度)で、斜めに延設している。上部斜め変形誘導リブ16や下部斜め変形誘導リブ17が、30〜60度の傾斜角度θで斜め上方又は斜め下方に延設していることにより、圧縮方向に突っ張らせることなく、容器本体11を潰すことが可能になる。また熱収縮性ラベルを巻いた際にラベルが変形誘導リブ16,17に食い込まなくなるので、きれいな外観を保つことが可能になる。
また、本実施形態では、容器本体11の胴部12に、装飾や広告、能書き等が描かれたラベルとして、好ましくは熱収縮性ラベル(図示せず)が、合成樹脂製のフィルムを熱収縮させる公知の方法によって一体として装着されていることにより、容器本体11に加飾が施されている。容器本体11を加飾するラベルとして、熱収縮性ラベルを用いることにより、好ましくは括れた湾曲外周面形状を備える胴部12の外周面に程よくフィットさせた状態で、容器本体11にラベルを一体として取り付けることが可能になる。これによって、好ましくは括れた湾曲外周面形状を備えることで意匠性に優れた外観となっている胴部12の形状と相まって、液体化粧料を収容する容器として、美観に富んだ優れた装飾性を、容器本体11に付与することが可能になる。
さらにまた、本実施形態では、容器本体11の口首部15に、図6(a)、(b)にも示すよう、栓本体67と、栓本体67に開口形成された流出開口67bを着脱可能に閉塞する栓蓋68とからなる、詰替え容器用栓体60が取り付けられている。詰替え容器用栓体60は、容器11の口首部15に、これの先端開口による詰替え流出口15aを覆って取り付けられる。
また、詰替え容器用栓体60は、詰替え流出口15aを封止した状態で容器本体11の口首部15に一体として固定されており、詰め替え作業の際に、容器本体11の口首部15と共に被詰替え容器65の口首部66に押し込まれることで、ワンアクションの簡易な操作によって、詰替え流出口15aを被詰替え容器65の口首部66に連通させる機能を備える。また、被詰替え容器65と外気との間の空気置換、及び被詰替え容器65と容器本体11との間の空気置換が容易に行われるようにして、詰替え流出口15aから被詰替え容器65に、内容液を、外部にあふれ出させたり漏れ出させたりすることなく、スムーズに流入させる機能を備える。
そして、詰替え容器用栓体60は、口首部15に装着固定される栓本体67と、この栓本体67の天面板67aに開口形成された流出開口67bを流出方向内側から閉塞して、栓本体67に着脱可能に装着される栓蓋68とからなる。栓本体67は、流出開口67bを囲んで天面板67aから流出方向外側に突出する流出筒67cと、流出筒67cを囲んで天面板67aから流出方向外側に突出する、被詰替え容器65の口首部66の外径と略同様の内径を備える筒状外壁70と、流出開口67bを囲んで天面板67aから流出方向内側に突出する装着筒67dとを備えている。栓本体67は、流出筒67cの径方向外側に隣接して天面板67aに開口形成された挿通口69を備えると共に、流出筒67cの外周面及び装着筒67dの外周面と、筒状外壁70の内周面との間の領域において天面板67aに開口形成された外気連通口75を備えている。栓蓋68は、外周面が装着筒67dの内周面に密着する装着壁面部68aと、装着筒67dの中空断面形状と同様の平面形状を有する閉塞板部68bと、閉塞板部68bの周縁部分から立設する押込み凸部68cとを備えている。押込み凸部68cを、挿通口69を介して天面板67aから流出筒67cに沿って流出方向外側に突出させ、且つ押込み凸部68cの先端面68dの少なくとも一部を、流出筒67cの外周面よりも径方向外側に配置した状態で、栓蓋68が栓本体67に嵌め込まれるようにして装着されている。
図6(a)、(b)に示すように、内容物を詰め替える際に、筒状外壁70の内周面を被詰替え容器65の口首部66の外周面に沿わせるようにして、容器本体11に取り付けられた詰替え容器用栓体60を被詰替え容器65に向けて押し込むことで、先端面68dに被詰替え容器65の口首部66の端面部が当接した押込み凸部68c(図6(a)参照)が、容器本体11の内部に押し出されて、栓蓋68が装着筒67dから脱落する(図6(b)参照)。これによって、流出開口67bが開放されて、内容物である液体化粧料を、詰替えボトル容器10から被詰替え容器65に流入させる。また押込み凸部68cが押し出された後の挿通口69を介して、被詰替え容器65と詰替え容器61との間の空気置換が行われると共に、外気連通口75を介して、被詰替え容器65と外気との間の空気置換が行われる。
上述の構成を備える本実施形態の詰替えボトル容器10は、図2及び図6(a)、(b)に示すように、例えば詰替え容器用栓体60が装着された口首部15を下方に配置した倒立状態で、詰替えボトル容器10を把持すると共に、筒状外壁70の内周面を被詰替え容器65の口首部66の外周面に沿わせるようにして、詰替えボトル容器10に取り付けられた詰替え容器用栓体60を被詰替え容器65に向けて押し込むだけの、一連のワンアクションの簡易な操作、及び簡易な力によって、先端面68dに被詰替え容器65の口首部66の端面部が当接した押込み凸部68cを、詰替えボトル容器10の内部に押し出すことが可能になる。これによって、栓蓋68を装着筒67dから脱落させることにより、流出開口67bを容易に開放させることが可能になる。またこれによって、開放させた流出開口67bを介して、容器本体11の詰替え流出口15aを、被詰替え容器65の口首部66に容易に連通させることが可能になると共に、筒状外壁70の内周面を被詰替え容器65の口首部66の外周面に沿わせて、流出筒67cが被詰替え容器65の口首部66に挿入されていることにより、詰替えボトル容器10及び詰替え容器用栓体60を被詰替え容器65に対して安定させた状態で、内容液を、詰替えボトル容器から被詰替え容器65に詰め替えることが可能になる。
そして、上述の構成を備える本実施形態の詰替えボトル容器10によれば、小形の被詰替え容器65に対して安定した状態で詰替え作業を行うことが可能になると共に、加飾を施すことで装飾性を向上させることが可能になり、且つ容器本体を容易に減容化して廃棄することが可能になる。
すなわち、本実施形態の詰替えボトル容器10によれば、容器本体11の胴部12は、手で把持した際の外側からの圧力に抗して中空の略円筒形状を容易に保持できる程度の保形剛性を備えるので、容器本体11の胴部12を把持して行う上述の操作を容易に行うことが可能になって、小形の被詰替え容器65に対する詰替え作業を安定した状態で行うことが可能になる。また、容器本体11の胴部12は、熱収縮性ラベルや伸縮性ラベルを加熱収縮させたり伸縮させて装着する際の外側からの圧力に抗して、中空の略円筒形状を容易に保持できる程度の保形剛性を備えるので、熱収縮性ラベルや伸縮性ラベルによって、装飾性に優れた加飾を施すことが可能になる。
さらに、本実施形態の詰替えボトル容器10によれば、胴部12は、縦長方向Xの中央部分12aで外径が小さくなった括れた外周面形状を備えており、最小外径部分12dを挟んだ上側の上胴部12e及び下側の下胴部12fに、縦長方向Xの中央部分12aから、周方向を同一方向に向けて、斜め上方又は斜め下方に延設する、斜め変形誘導リブ16,17を各々備えている。これによって、図3及び図4(a)、(b)に示すように、詰替え作業が終わって空になった容器本体11から、詰替え容器用栓体60を取り外して容器本体11を廃棄する際に、容器本体11に縦長方向Xへの押圧力を加えるだけで、斜め変形誘導リブ16,17に変形を誘導させながら、底部13に対して肩部14を相対的に略回転させない状態で、容易に押し潰すことが可能になる。これによって、容器本体11を容易に減容化して廃棄することが可能になる。また、底部13に対して肩部14を相対的に略回転させない状態で押し潰すことが可能なので、熱収縮性ラベルや伸縮性ラベルを装着したままの状態でも、容器本体11を容易に押し潰して減容化することが可能になる。また、好ましくは熱収縮性ラベルを取り外した状態で、上胴部12eと下胴部12fとを周方向の反対側の捻るようにして押し潰す場合でも、斜め変形誘導リブ16,17によって変形が誘導されて、よりスムーズに押し潰すことが可能になる。
さらにまた、本実施形態の詰替えボトル容器10によれば、容器本体11の胴部12の中央部分12aの最小外径部分12dに、周方向に延設して円環状リブ18が設けられているので、この円環状リブ18の部分を潰すことなく、円環状リブ18を挟んだ上側の上胴部12eと下側の下胴部12fとを、互いに干渉させることなく効率良く潰すことが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、本発明の詰替えボトル容器は、内容量が200cc以下の被詰替え容器に対して内容物を詰め替えるための、内容量が200cc以下の内容量のものである必要は必ずしもなく、これよりも大きな内容量のものであっても良い。また、図5(a)、(b)に示すように、容器本体の胴部の最小外径部分に、周方向に延設して円環状リブを設ける必要は必ずしも無く、又は円環状リブ代えて、間欠円環状リブを設けることもできる。さらに、容器本体に収容される詰替え用の内容物は、液体化粧料以外の、その他の液体状の食品や医薬品等の他、流動性を有する粉粒状の内容物であっても良い。容器本体の胴部の加飾は、熱収縮性ラベルや伸縮性ラベル以外のラベル等を用いて施すこともできる。
10 詰替えボトル容器
11 容器本体
12 胴部
12a 中央部分
12b 上端部分
12c 下端部分
12d 最小外径部分
12e 上胴部
12f 下胴部
13 底部
14 肩部
15 口首部
15a 詰替え流出口
16 上部斜め変形誘導リブ
17 下部斜め変形誘導
18 円環状リブ
60 詰替え容器用栓体
65 被詰替え容器
67 栓本体
67a 天面板
67b 流出開口
68 栓蓋
X 縦長方向

Claims (10)

  1. ブロー成形によって容器本体がボトル形状に形成され、収容された内容液を被詰替え容器に詰め替えるための詰替えボトル容器であって、
    前記容器本体は、縦長の略円筒形状の胴部と、底部と、肩部と、口首部とを備えており、
    前記胴部は、縦長方向の中央部分で外径が小さくなるように、上端部分及び下端部分から中央部分に向けて外径を徐々に縮径させた、括れた形状を備えると共に、最小外径部分を挟んだ上側の上胴部及び下側の下胴部に、斜め変形誘導リブが各々複数本形成されており、
    前記上胴部に形成された上部斜め変形誘導リブと、前記下胴部に形成された下部斜め変形誘導リブとが、上下に連続することなく、前記縦長方向の中央部分から、周方向を同一方向に向けて、斜め上方又は斜め下方に延設し各々複数本設けられている詰替えボトル容器。
  2. 前記上部斜め変形誘導リブと前記下部斜め変形誘導リブとが、前記縦長方向の中央部分における周方向にずれた位置から、周方向を同一方向に向けて、斜め上方又は斜め下方に延設し各々複数本設けられている請求項1記載の詰替えボトル容器。
  3. 前記縦長方向の中央部分から斜め上方又は斜め下方に延設する、前記上部斜め変形誘導リブや前記下部斜め変形誘導リブの、前記縦長方向と垂直な面に対する傾斜角度が、30〜60度となっている請求項1又は2記載の詰替えボトル容器。
  4. 前記上部斜め変形誘導リブと前記下部斜め変形誘導リブとが、前記上胴部や前記下胴部に、平行に延設して設けられている請求項1〜3のいずれか1項記載の詰替えボトル容器。
  5. 前記上部斜め変形誘導リブと前記下部斜め変形誘導リブとが、前記上胴部や前記下胴部に、周方向に等ピッチに延設して設けられている請求項4記載の詰替えボトル容器。
  6. 前記上部斜め変形誘導リブと前記下部斜め変形誘導リブとが、前記上胴部や前記下胴部に、2〜4本の同じ本数で設けられている請求項4又は5記載の詰替えボトル容器。
  7. 前記最小外径部分に、周方向に延設して、円環状リブ又は間欠円環状リブが設けられている請求項1〜6のいずれか1項記載の詰替えボトル容器。
  8. 前記胴部に、熱収縮性ラベル又は伸縮性ラベルが装着されている請求項1〜7のいずれか1項記載の詰替えボトル容器。
  9. 前記容器本体の内容量が200cc以下の小形容器となっている請求項1〜8のいずれか1項記載の詰替えボトル容器。
  10. 前記容器本体の口首部に、栓本体と、該栓本体の天面板に開口形成された流出開口を流出方向内側から閉塞して、前記栓本体に着脱可能に装着される栓蓋とからなる、詰替え容器用栓体が取り付けられている請求項1〜9のいずれか1項記載の詰替えボトル容器。
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