JP2015123645A - シート溶着装置及びこれに用いる溶着用加圧ローラ - Google Patents

シート溶着装置及びこれに用いる溶着用加圧ローラ Download PDF

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Abstract

【課題】シートを溶着して形成された溶着部の位置を容易に見つけることができるシート溶着装置及びこれに用いる溶着用加圧ローラを提供する。【解決手段】シートSが送り込まれる前部側からシートSを送り出す後部側に向けて先細りに形成され、送り込まれたシートSの表面に接触させて加熱する加熱部12と、この加熱部によって加熱されたシートSを重ね合わせて加圧する一対の溶着用加圧ローラ21,31と、を備え、少なくとも一方の加圧ローラ21は、その外周面にシートSに押圧痕を形成する痕形成部40を備えているシート溶着装置及びこれに用いる溶着用加圧ローラによって課題を解決する。【選択図】図1

Description

本発明は、シート溶着装置及びこれに用いる溶着用加圧ローラに関し、さらに詳しくは、トンネルの建造作業のときに用いられる防水用のシートの端縁同士を重ね合わせ、重なり部分を帯状に溶着して貼り合わせる際に使用するシート溶着装置及びこれに用いる溶着用加圧ローラに関する。
トンネルを建造する際、掘削した横坑に水が浸水することを防止するために、掘削した横坑の内周面に防水用のシートを敷設することが行われている。その際、防水用のシートが複数用いられるため、シートとシートとのつなぎ目が横坑の内部に存在する。このつなぎ目の位置は防水作用がないので、つなぎ目の位置でシートとシートとを貼り合わせることによって防水することが必要になる。
つなぎ目の位置で2枚のシートを重ね合わせ、つなぎ目が延びる方向にシート同士を溶着する技術は、2枚のシートを貼り合わせる技術として知られている。この技術は、シート溶着装置を利用し、シート溶着装置で2枚のシートを重ね合わせながら帯状に溶着する技術である。2枚のシートを重ね合わせながら帯状に溶着するときに利用するシート溶着装置は、これまでに種々の装置が提案されている。
特許文献1に提案されているシート溶着装置は、2枚のシートが送られる方向の上流側から下流側に向かって先細りに形成された加熱部と、この加熱部よりも下流側で且つその直近に配置された一対の加圧ローラとを備えた装置である。
このシート溶着装置は、加熱部が送り込まれた2枚のシートを加熱部の表面に沿わせて進行させている間に2枚のシートを加熱し、次いで、一対の加圧ローラが加熱された2枚のシートを重ね合わせ、重ね合わされた方向に加圧することによって2枚のシートを溶着している。
一対の加圧ローラは、その幅方向の中央に外径が小さく形成された部分を有しており、その部分がシートを加圧しないでシート同士を溶着しないようにしている。そのため、このシート溶着装置は、平行をなす2列の溶着部を形成し、溶着部同士の間にシート同士が溶着されない非溶着部を形成する。また、シート溶着装置は、加熱部からシートの送り方向の下流側に延びる圧縮空気吐出管を備えており、2列の溶着部の間に形成された溶着されない領域に圧縮空気を送り出すことができるようになっている。
このシート溶着装置は、溶着部と溶着部との間に存在する非溶着部に圧縮空気を送り出し、溶着部から圧縮空気が漏れ出す部分があるかどうかを確認することによって、溶着不良の有無を溶着と同時に確認することができるようにしている。
国際公開第2002/060675号
しかしながら、特許文献1に提案されているシート溶着装置は、溶着と同時に圧縮空気を送り出すため、シートとシートとが完全に溶着する前に圧縮空気が送り出されることが懸念される。シートとシートとが完全に溶着する前に圧縮空気が送り出された場合、圧縮空気が溶着されたシートとシートとを引き離すおそれがある。そのため、圧縮空気は、シート溶着装置でシートとシートを溶着してからある程度の時間が経過した後に、例えば、特開2002−285794号公報に記載されているように、溶着部と溶着部との間に注入針を差し込み、白色の微粒子粉を混入した圧縮空気を注入し、溶着部から白煙状の圧縮空気の漏出があるかどうかを確認することによって、検査することが好ましい。
ところが、掘削した横坑の内部は暗いので、溶着した位置を見つけることが困難である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、シートを溶着して形成された溶着部の位置を容易に見つけることができるシート溶着装置及びこれに用いる溶着用加圧ローラを提供することにある。
(1)上記課題を解決するための本発明に係るシート溶着装置は、シートが送り込まれる前部側から前記シートを送り出す後部側に向けて先細りに形成され、送り込まれた前記シートの表面に接触させて加熱する加熱部と、前記加熱部によって加熱された前記シートを重ね合わせて加圧する一対の溶着用加圧ローラと、を備え、少なくとも一方の前記溶着用加圧ローラは、その外周面に前記シートに押圧痕を形成する痕形成部を備えていることを特徴とする。
この発明によれば、少なくとも一方の溶着用加圧ローラは、その外周面にシートに押圧痕を形成する痕形成部を備えているので、上記の加熱部及び溶着用加圧ローラによって溶着されたシートの溶着部の表面に押圧痕を形成することができる。この押圧痕が溶着部の目印になるので、シートのどの部分に溶着をしたかを容易に見つけ出すことができる。特に、トンネルを建造するために掘削した横坑の内部に敷設された防水用のシートを溶着した場合、横坑の内部は暗いので、例えば、溶着部に色を付けただけでは溶着部の位置を正確に特定することが困難になるおそれがある。これに対し、押圧痕をシートに形成した場合、目で見て押圧痕を見つけることが困難であったとしても、手で触ることにより押圧痕の位置を特定することができる。
本発明に係るシート溶着装置において、前記溶着用加圧ローラは、前記シートが送り込まれる前部側と前記シートを送り出す後部側とを結ぶ方向に直交する方向の両側に前記シートを加圧する相対的に外径が大きく形成された大径部と、該大径部同士の間に位置し、外径が相対的に小さく形成された小径部とからなり、前記痕形成部が前記大径部の外周面に形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、溶着用加圧ローラが上記のように大径部とその間の小径部とによって構成されているので、シートは小径部に対応する位置が溶着されず、大径部に対応する位置だけが溶着される。そのため、シートには、平行に延びる2本の帯のように溶着部が形成され、非溶着部が溶着部同士の間の中央の領域に形成される。その結果、非溶着部に圧縮空気を注入して溶着不良の検査を行うことが可能になる。また、痕形成部が大径部の外周面に形成されているので、溶着部に対応するシートの表面に押圧痕を形成することができる。
本発明に係るシート溶着装置において、前記痕形成部は、前記溶着用加圧ローラの半径方向外側に向けて先細りに形成された突起部が前記溶着用加圧ローラの円周方向に並んで複数形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、痕形成部が溶着用加圧ローラの半径方向外側に向けて先細りに形成された突起部が溶着用加圧ローラの円周方向に並んで複数形成されているので、上述した加熱部と当該溶着用加圧ローラとによって形成されたシートの溶着部を損傷させないでシートに押圧痕を形成することができる。
本発明に係るシート溶着装置において、前記痕形成部が一対の溶着用加圧ローラの両方に設けられ、一方の前記溶着用加圧ローラの前記痕形成部と他方の溶着用加圧ローラの前記痕形成部とは、前記シートが送り込まれる前部側と前記シートを送り出す後部側とを結ぶ方向に直交する方向のずれた位置に設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、上述したように、各溶着用加圧ローラに設けられている痕形成部が、シートが送り込まれる前部側とシートを送り出す後部側とを結ぶ方向に直交する方向のずれた位置に設けられているので、痕形成部同士が噛み合うことがなく、痕形成部がシートを貫通してシートに穴を形成してしまうことを防止することができる。
本発明に係るシート溶着装置において、前記加熱部は、前記シートが送り込まれる前部側と前記シートを送り出す後部側とを結ぶ方向に直交する方向の両側に設けられた前記シートに接触する接触部と、該接触部の間に設けられた空間を形成してなる非接触部とを備えていることを特徴とする。
この発明によれば、加熱部は、シートが送り込まれる前部側とシートを送り出す後部側とを結ぶ方向に直交する方向の両側に設けられたシートに接触する接触部と、接触部の間に設けられた空間を形成してなる非接触部とを備えているので、一定の間隔を空けてシートを加熱して加熱された部分を形成すると共に、加熱された部分の間に加熱されない部分を形成することができる。そのため、平行に延びる2本の帯状の溶着部と、この溶着部の間に位置する非溶着部とをシートに形成することができる。
(2)上記課題を解決するための本発明に係る溶着用加圧ローラは、加熱部で加熱されたシートを重ね合わせ、仮想回転軸を中心に回転して加圧する溶着用加圧ローラを備え、重ね合わされた前記シートを溶着するシート溶着装置の前記溶着用加圧ローラとして使用され、外周面から半径方向外側に突出し、前記シートに押圧痕を形成する痕形成部を備えていることを特徴とする。
この発明によれば、外周面から半径方向外側に突出し、シートに押圧痕を形成する痕形成部を備えているので、加熱部で加熱されたシートを当該溶着用加圧ローラで加圧することによって、溶着されたシートの溶着部の表面に押圧痕を形成することができる。この押圧痕は、溶着部の目印になる。そのため、シートのどの部分に溶着をしたかを容易に見つけ出すことができる。特に、トンネルを建造するために掘削した横坑の内部に敷設された防水用のシートを溶着した場合、目で見て押圧痕を探すだけでなく、手で触ることにより押圧痕の位置を特定することができる。
本発明に係る溶着用加圧ローラにおいて、前記仮想回転軸が延びる方向の両側に前記シートを加圧する相対的に外径が大きく形成された大径部と、該大径部同士の間に位置し、外径が相対的に小さく形成された小径部とからなり、前記痕形成部が前記大径部の外周面に形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、溶着用加圧ローラが大径部とその間の小径部とによって構成されているので、大径部に対応する位置だけを加圧し、小径部に対応する位置を加圧しない。そのため、加熱部により加熱されたシートに、平行に延びる2本の帯状の溶着部を形成し、溶着部同士の間の中央の領域に非溶着部を形成することができる。その結果、非溶着部に圧縮空気を注入して溶着不良の検査を行うことが可能になる。
本発明に係る溶着用加圧ローラにおいて、前記痕形成部は、半径方向外側に向けて先細りに形成された突起部が円周方向に並んで複数形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、痕形成部が溶着用加圧ローラの半径方向外側に向けて先細りに形成された突起部が溶着用加圧ローラの円周方向に並んで複数形成されているので、加熱部によって加熱されたシートを当該溶着用加圧ローラで加圧することによってシートに形成された溶着部を損傷させないでシートに押圧痕を形成することができる。
本発明によれば、シート溶着装置及びこれに用いる溶着用加圧ローラを用いてシートを溶着したときに、溶着した位置を容易に見つけることができる。
本発明のシート溶着装置でシートを溶着するところを説明するための説明図である。 本発明のシート溶着装置の概要を示す平面図である。 本発明のシート溶着装置で横坑に敷設されたシートを溶着するときの使い方を説明するための説明図である。 溶着されるシートの構造を示す斜視図である。 シート溶着装置を構成する加熱部を有する加熱ごてを部分的に示した概略図である。 本発明のシート溶着装置に用いる溶着用加圧ローラをその軸方向に直交する方向からみた図である。 溶着用加圧ローラの外周面に設けられた痕形成部を説明するための斜視図である。 図6に示した溶着用加圧ローラを用いてシートを溶着した際にシートに形成される押圧痕の態様を示した説明図である。 痕形成部が設けられた溶着用加圧ローラの外周面同士が対向された状態をその軸方向に直交する方向からみた図である。 痕形成部が設けられた一対の溶着用加圧ローラを用いてシートを溶着した際にシートに形成される押圧痕の態様を示した説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、本発明の技術的範囲は、以下の記載や図面にのみ限定されるものではない。
(基本構成)
本発明のシート溶着装置1は、図1に示すように、加熱部12と、この加熱部12によって加熱されたシートSを加圧する溶着用加圧ローラ21,31とを有している。加熱部12は、シートSが送り込まれる前部側(図1の右側)からシートSを送り出す後部側(図1の左側)に向けて先細りに形成されており、送り込まれたシートSの表面に接触させてシートSを加熱している。溶着用加圧ローラ21,31は、一対設けられており、溶着用加圧ローラ21,31同士の間に加熱されたシートSを重ね合わせて通し、シートSの厚さ方向に加圧している。一対の溶着用加圧ローラ21,31のうち、少なくとも一方の溶着用加圧ローラ21は、その外周面から半径方向外側に突出し、シートSに押圧痕を形成する痕形成部40を備えている。
本発明のシート溶着装置1は、溶着した位置を容易に見つけることができるという特有の効果を奏する。
(シート溶着装置の全体構成及びその使い方)
まず、図2及び図3を参照して、シート溶着装置1の全体構成とシート溶着装置1の使い方について説明する。
シート溶着装置1は、図2に示すように、ボディ2とボディ2の前部に設けられた溶着用加圧ローラ機構20と、溶着されるシートSを加熱する加熱機構10とを備えている。
ボディ2は、その内部に、溶着用加圧ローラ機構20を駆動するための駆動源(図示しない)や、加熱機構10に電力を供給する供給源(図示しない)等を備えている。また、ボディ2は、その両側に、作業者がシート溶着装置1を手で持って操作するためのハンドル3を備えている。
このシート溶着装置1は、図3に示すように、トンネルを建造する場合に、掘削された横坑Gの内周面に防水用のシートSを敷設する際に用いられる。トンネルを建造する場合、まず、掘削された横坑Gの内周面に不織布Fを敷設する。敷設された不織布Fは、隣り合う不織布Fの端縁同士を重ね合わせ、重ね合わされた部分に釘等の固定具Nを打ち込むことによって、横坑Gの内周面に固定される。次いで、防水用のシートSが不織布Fの上から敷設される。防水用のシートSは、あらかじめ一定の幅に裁断されており、横坑Gの内周面の周方向に沿わせて敷設される。あるいは、防水用のシートSは、あらかじめ一定の幅に裁断され、横坑Gが延びる方向に沿わせて敷設される。そのため、敷設されたシートSの端縁とシートSの端縁とが対向する部分が、掘削された横坑Gが延びる方向又は周方向に複数存在する。なお、不織布FとシートSとは、それぞれの端部の位置を離した状態で、工場等で、あらかじめ一体化されていると効率よく作業を行うことができ、好ましい。
シート溶着装置1は、シートSの端縁とシートSの端縁とが対向する部分において、シートSの端縁とシートSの端縁とを重ね合わせ、重ね合わされた部分を溶着することによって、シートSの端縁同士をつなぎ合わせている。
なお、シートSは、熱溶着可能な樹脂のみで構成される単層シートや、図4に示すように、不透水性層S1と溶着層S2とが積層されて構成されている多層シート等が用いられる。このシートSの重ね合わされた部分を溶着する際、単層シートの場合にはシートの面の向きを考慮する必要はないが、多層シートの場合にはシートSの溶着層S2同士が向かい合わされて重ね合わされる。
さらに、シート溶着装置1は、溶着層S2同士を向かい合わせて形成した溶着部100の表面に押圧痕200を形成する。そのため、重ね合わされたシートSを溶着して形成された溶着部100は、この押圧痕200を探すことによって容易に見つけることができるようになっている。
以下、本発明のシート溶着装置1の各構成について適宜に図面を参照して説明する。
(加熱機構)
まず、図1、図2及び図5を参照して、シート溶着装置1が備える加熱機構10について説明する。
加熱機構10は、図5に示すように棒状の加熱ごて11と、加熱ごて11をその長手方向に移動させると共に、所定の位置で保持するホルダ16とを備えている。加熱ごて11は、ホルダ16によって保持される胴部15と、胴部15の先端をなし、接触するシートSを加熱して溶融する加熱部12とから構成されている。
加熱ごて11の胴部15は、加熱コイル(図示しない)に接続されている。加熱コイルは、シート溶着装置1のボディ2に内蔵された供給源に接続されており、供給源から電力が供給される。この胴部15の先端をなす加熱部12は、加熱コイルによって胴部15と共に加熱される。この加熱部12は、胴部15との境界部分から先端に向かって先細り状に形成されており、先細りに形成された先端が後述する一対の溶着用加圧ローラ21,31の外周面同士が対向している部分の直近に位置されている(図1参照)。すなわち、加熱機構10の加熱ごて11は、胴部15が延びる方向をシートSが送られる方向に一致されてシート溶着装置1のボディ2に取り付けられ、加熱部12の先端が、シートSの送り方向の後部側に向けられている。
また、加熱部12は、シートSが送り込まれる前部側(図1の右側)とシートSを送り出す後部側(図1の左側)とを結ぶ方向に直交する方向の両側にシートSに接触する接触部13が設けられ、接触部13の間に位置する中央の領域に空間を形成してなる非接触部14が設けられている。換言すれば、加熱部12は、その幅方向の両側にシートSに接触する接触部13を有し、中央の領域に加熱されるシートSに接触しない空間からなる非接触部14を有している。そのため、シート溶着装置1に送り込まれたシートSは、シートSが送り込まれる前部側とシートSを送り出す後部側とを結ぶ方向に直交する方向において、接触部13に対応する部分だけが加熱され、非接触部14に対応する領域が加熱されずに溶着用加圧ローラ21,31に送られる。
(溶着用加圧ローラ機構)
次に、図1、図2、図6及び図7を参照して溶着用加圧ローラ機構20について説明する。
溶着用加圧ローラ機構20は、図1に示したように、ボディ2の前部から前方に向けて延びる2本の回転軸4と、各回転軸4の先端に取り付けられた溶着用加圧ローラ21,31とによって構成されている。回転軸4は、一定の間隔を空けて相互に平行をなしている。この回転軸4は、ボディ2の内部で駆動源と接続されていて、駆動源によって回転されるように構成されている。なお、回転軸4はカバー5によってその周囲が囲まれている。
溶着用加圧ローラ21,31は、各回転軸4の先端部に取り付けられており、回転軸4の回転に伴って回転するように構成されている。一対の溶着用加圧ローラ21,31は、溶着用加圧ローラ21,31の外周面同士が接触するか、又は外周面同士の間にわずかな隙間が形成されるようにして各回転軸4に取り付けられている。この一対の溶着用加圧ローラ21,31は、加熱部12によって加熱されたシートSを重ね合わせ、溶着用加圧ローラ21,31と溶着用加圧ローラ21,31との間に通すことによって、シートSの厚さ方向に加圧している。なお、シートSは、溶着用加圧ローラ21と溶着用加圧ローラ31との間に通される際、シートSの溶着層S2同士が向かい合わされるようにして重ねあわせている。
一対の溶着用加圧ローラ21,31は、シートSが送り込まれる前部側(図1の右側)とシートSを送り出す後部側(図1の左側)とを結ぶ方向に直交する方向の両側にシートSを加圧する相対的に外径が大きく形成された大径部22,23,32,33をそれぞれ有している。この大径部22,23,32,33は、シートSが送り込まれる前部側とシートSを送り出す後部側とを結ぶ方向に直交する方向において、加熱部12の接触部13に対応する部分に設けられている。
また、一対の溶着用加圧ローラ21,31は、大径部22,32と大径部23,33との間に外径が相対的に小さく形成された小径部24,34を有している。この小径部24,34は、シートSが送り込まれる前部側とシートSを送り出す後部側とを結ぶ方向に直交する方向において、加熱部12の非接触部14に対応する領域に形成されている。この溶着用加圧ローラ機構20は、加熱部12によって加熱され、溶融した部分を一対の溶着用加圧ローラ21,31でシートSの厚さ方向に加圧することによって、重ね合わされたシートSを溶着する。重ね合わされたシートSが溶着された溶着部100は、溶着されない部分を間に挟んで平行をなして形成される。
このように構成されている溶着用加圧ローラ21,31は、一対の溶着用加圧ローラ21,31のうち、一方の溶着用加圧ローラ31が、例えば、シリコンゴムによって形成され、他方の溶着用加圧ローラ21が、例えば、アルミニウムによって形成されている。
アルミニウムによって形成された溶着用加圧ローラ21は、図6に示すように、痕形成部40を各大径部22,23の外周面に備えている。この痕形成部40は、溶着用加圧ローラ21の半径方向外側に向けて先細りに形成された突起部41が溶着用加圧ローラ21の円周方向に並んで複数形成されることによって構成されている。この痕形成部40を構成している各突起部41は、図7に示すように、三角柱が横たわった形状の立体的な図形により構成されている。各突起部41の頂部をなす辺42は、図6に示した溶着用加圧ローラ21の仮想回転軸Lが延びる方向に一致して相互に平行をなしている。
この痕形成部40を構成する突起部41の高さH、幅W及び突起部41と突起部41との間のピッチPは、溶着用加圧ローラ21の大径部22,23の外径や溶着するシートSの種類によって適宜に設定される。一例として、大径部22,23の外径が約45mmの溶着用加圧ローラ21によって、材質がエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)であり、厚さが0.8mmであるシートSに押圧痕200を形成する場合、突起部41の高さHが0.5mm、幅Wが1mm、ピッチPが1mmに形成された痕形成部40を大径部22,23の外周面に形成するとよい。
なお、突起部は、図7に示した形状の図形には限定されず、溶着用加圧ローラ21の半径方向外側に向かって先細りの形状の図形であれば、円錐、四角錐等その他の形状の図形で構成してもよい。
(溶着されたシート)
次に、図8を参照してシート溶着装置1によって溶着されたシートSの溶着部100について説明する。なお、図8(A)は、溶着されたシートSを溶着部100が延びる方向に直交する方向から見た図であり、図8(B)は、図8(A)のI−I断面を示した断面図である。
溶着部100は、図8に示すように、一定の間隔を空けて平行に延びるようにして形成されている。溶着部100同士の間の領域は、シートS同士が溶着されていない非溶着部150である。この非溶着部150は、空洞になっており、溶着部100を検査するときに圧縮空気が注入される部分である。そして、溶着用加圧ローラ21の痕形成部40によって形成された押圧痕200が、溶着部100に対応するシートSの表面に形成される。この押圧痕200は、痕形成部40を構成する突起部41がシートSの表面を押圧することによってシートSの表面をくぼませることにより形成されたものである。押圧痕200は、突起部41の幅W及びピッチPに対応しており、溶着部100が延びる方向に列をなして形成されている。
この押圧痕200は、溶着部100に対応するシートSの表面に形成されるので、シートSを溶着した後に、作業者が溶着部100を探すときの目印になる。なお、横坑Gの内部は暗いので、例えばシートの溶着部110に対応する部分に色を付けて見印を付けた場合、作業者が見過ごすおそれがある。一方、溶着部100に対応する部分に押圧痕200を付け、この押圧痕200を目印にした場合、目で見て押圧痕200を確認することができるだけなく、作業者が手で触って押圧痕200を確認することができる。
以上、一対の溶着用加圧ローラ21,31の一方の溶着用加圧ローラ31がシリコンゴムで形成され、他方の溶着用加圧ローラ21がアルミニウムで形成され、且つ、当該溶着用加圧ローラ31の大径部22,23にのみ痕形成部40を設けた場合について説明した。しかし、図9に示すように、一対の溶着用加圧ローラ21,26の両方をアルミニウムで形成し、且つ両方の溶着用加圧ローラ21,26の大径部22,23,27,28に痕形成部40を設けてシートSの表面に押圧痕200を形成してもよい。その場合、各溶着用加圧ローラ21,26の痕形成部40は、図9に示すように、シートSが送り込まれる前部側とシートSを送り出す後部側とを結ぶ方向に直交する方向(換言すると、溶着用加圧ローラ21,31の仮想回転軸Lが延びる方向)にずらされて設けられる。
なお、溶着用加圧ローラ21,26の材質は、突起部を形成し形状を維持できる材質であればアルミニウムに限らず、また溶着用加圧ローラ31の材質は、シリコンゴムに限らず、特に制限されない。
図10は、両方の溶着用加圧ローラ21,26に痕形成部40を設け、これらの溶着用加圧ローラ21,26によって形成された押圧痕200,201の態様の一例を示している。なお、図10(A)は、溶着されたシートSを溶着部100が延びる方向に直交する方向から見た図であり、図10(B)は、図10(A)のII−II断面を示した断面図である。
図10(A)の表側に示されているシートSに形成された押圧痕200は、一方の溶着用加圧ローラ21の突起部41の幅W及びピッチPに対応しており、溶着部100が延びる方向に列をなして形成されている。また、押圧痕200の列同士の間隔は、溶着用加圧ローラ21の各大径部22,23に形成された痕形成部40同士の間隔に対応している。
一方、図10(A)の裏側に示されているシートSに形成された押圧痕201は、他方の溶着用加圧ローラ26の突起部41の幅W及びピッチPに対応しており、溶着部100が延びる方向に列をなして形成されている。また、押圧痕201の列同士の間隔は、溶着用加圧ローラ21,31の各大径部27,28に形成された痕形成部40同士の間隔に対応している。そのため、裏側のシートSに形成された押圧痕201の列同士の間隔は、表側のシートSに形成されている押圧痕200の列同士の間隔よりも広く形成されている。このように、各溶着用加圧ローラ21,31に形成されている痕形成部40が、シートSが送り込まれる前部側とシートSを送り出す後部側とを結ぶ方向に直交する方向にずらされている場合、痕形成部40を構成している突起部41がシートSを貫通することを回避することができる。
1 シート溶着装置
2 ボディ
3 ハンドル
4 回転軸
5 カバー
10 加熱機構
11 加熱ごて
12 加熱部
13 接触部
14 非接触部
15 胴部
16 ガイド
20 溶着用加圧ローラ機構
21 溶着用加圧ローラ
22,23 大径部
24 小径部
26 溶着用加圧ローラ
27,28 大径部
29 小径部
31 溶着用加圧ローラ
32,33 大径部
34 小径部
40 痕形成部
41 突起部
100 溶着部
150 非溶着部
200,201 押圧痕
F 不織布
G 横坑
L 仮想回転軸
S シート
S1 不透水性層
S2 溶着層

Claims (8)

  1. シートが送り込まれる前部側から前記シートを送り出す後部側に向けて先細りに形成され、送り込まれた前記シートの表面に接触させて加熱する加熱部と、
    前記加熱部によって加熱された前記シートを重ね合わせて加圧する一対の溶着用加圧ローラと、を備え、
    少なくとも一方の前記溶着用加圧ローラは、その外周面に前記シートに押圧痕を形成する痕形成部を備えていることを特徴とするシート溶着装置。
  2. 前記溶着用加圧ローラは、前記シートが送り込まれる前部側と前記シートを送り出す後部側とを結ぶ方向に直交する方向の両側に前記シートを加圧する相対的に外径が大きく形成された大径部と、該大径部同士の間に位置し、外径が相対的に小さく形成された小径部とからなり、
    前記痕形成部が前記大径部の外周面に形成されている、請求項1に記載のシート溶着装置。
  3. 前記痕形成部は、前記溶着用加圧ローラの半径方向外側に向けて先細りに形成された突起部が前記溶着用加圧ローラの円周方向に並んで複数形成されている、請求項1又は2に記載のシート溶着装置。
  4. 前記痕形成部が一対の溶着用加圧ローラの両方に設けられ、
    一方の前記溶着用加圧ローラの前記痕形成部と他方の溶着用加圧ローラの前記痕形成部とは、前記シートが送り込まれる前部側と前記シートを送り出す後部側とを結ぶ方向に直交する方向のずれた位置に設けられている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のシート溶着装置。
  5. 前記加熱部は、前記シートが送り込まれる前部側と前記シートを送り出す後部側とを結ぶ方向に直交する方向の両側に設けられた前記シートに接触する接触部と、該接触部の間に設けられた空間を形成してなる非接触部とを備えている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のシート溶着装置。
  6. 加熱部で加熱されたシートを重ね合わせ、仮想回転軸を中心に回転して加圧する溶着用加圧ローラを備え、重ね合わされた前記シートを溶着するシート溶着装置の前記溶着用加圧ローラとして使用され、
    外周面から半径方向外側に突出し、前記シートに押圧痕を形成する痕形成部を備えていることを特徴とする溶着用加圧ローラ。
  7. 前記仮想回転軸が延びる方向の両側に前記シートを加圧する相対的に外径が大きく形成された大径部と、該大径部同士の間に位置し、外径が相対的に小さく形成された小径部とからなり、
    前記痕形成部が前記大径部の外周面に形成されている、請求項6に記載の溶着用加圧ローラ。
  8. 前記痕形成部は、半径方向外側に向けて先細りに形成された突起部が円周方向に並んで複数形成されている、請求項6又は7に記載の溶着用加圧ローラ。
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