JP2015123471A - 圧入とろう付とを組み合わせた接合方法 - Google Patents

圧入とろう付とを組み合わせた接合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】接合強度のより大きい接合部品が得られる圧入とろう付とを組み合わせた接合方法を提供する。【解決手段】動吸振器20をピストンピン2に圧入した後ろう付して接合する接合方法は、動吸振器20の圧入部の表面に形成した凹溝20xにろう材Mを表面から突出しないように装填するろう材装填工程と、ろう材Mを装填した動吸振器20をピストンピン2に挿入して動吸振器20の圧入部をピストンピン2の被圧入部に圧入する圧入工程と、圧入工程で得られたワークWをろう材Mの融点以上に加熱することにより動吸振器20をピストンピン2にろう付するろう付工程とを備える。動吸振器20の圧入部の表面粗さ及びピストンピン2の被圧入部の表面粗さが0.05〜100μmであり、動吸振器20の圧入部のピストンピン2の被圧入部への圧入代が20μm以下である。【選択図】図3

Description

本発明は、圧入とろう付とを組み合わせた接合方法に関し、詳しくは、内側金属部材を外側金属部材に圧入した後ろう付して接合する、圧入とろう付とを組み合わせた接合方法に関する。
従来、内側金属部材を外側金属部材に圧入した後ろう付して接合する、圧入とろう付とを組み合わせた接合方法として、特許文献1に開示されるものがある。これは、変速歯車本体の嵌合軸部(内側金属部材)に対してクラッチコーンの嵌合軸孔の圧入嵌合部(外側金属部材)を圧入し、さらに両部品をろう付するものである。嵌合軸部と圧入嵌合部とを圧入したとき、その圧入部分及び変速歯車本体の座面とクラッチコーンの座面との当接部分により密閉された空間部が変速歯車本体とクラッチコーンとの間に形成される。そして、ろう付は、上記空間部内に配置されるように予めセットされたろう材によって行われる。そのため、ろう付は、上記空間部の範囲で行われる。すなわち、嵌合軸部と圧入嵌合部との圧入部分と、変速歯車本体とクラッチコーンの座面同士の当接部分とで挟まれた部分がろう付される。
特開2001−129661号公報(特に、段落0025、0027、0030、0042、及び0043参照)
特許文献1に開示の技術では、内側金属部材と外側金属部材との圧入部分と、ろう材によりろう付される部分(空間部)とは相互に異なる部分である。つまり、内側金属部材と外側金属部材との圧入部分はろう付されない。そのため、接合強度のより大きい接合部品が得られないという問題がある。
本発明は、圧入とろう付とを組み合わせた接合方法における上記のような現状に鑑みてなされたもので、接合強度のより大きい接合部品が得られる、圧入とろう付とを組み合わせた接合方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するためのものとして、本発明は、内側金属部材を外側金属部材に圧入した後ろう付して接合する、圧入とろう付とを組み合わせた接合方法であって、内側金属部材の圧入部の表面に形成した凹部にろう材を上記表面から突出しないように装填するろう材装填工程と、上記ろう材を装填した内側金属部材を外側金属部材に挿入して上記内側金属部材の圧入部を上記外側金属部材の被圧入部に圧入する圧入工程と、上記圧入工程で得られたワークをろう材の融点以上に加熱することにより上記内側金属部材を上記外側金属部材にろう付するろう付工程とを備え、上記内側金属部材の圧入部の表面粗さ及び上記外側金属部材の被圧入部の表面粗さが0.05〜100μmであり、上記内側金属部材の圧入部の上記外側金属部材の被圧入部への圧入代が20μm以下である、圧入とろう付とを組み合わせた接合方法である。
本発明によれば、内側金属部材の圧入部の表面にろう材を装填し、この内側金属部材の圧入部を外側金属部材の被圧入部に圧入し、得られたワークをろう材の融点以上に加熱することによりろう付するので、内側金属部材と外側金属部材との圧入部分と、ろう材によりろう付される部分とが一致し、内側金属部材と外側金属部材との圧入部分がろう付される。そのため、得られた接合部品の接合強度がより大きくなる。
以上により、本発明によれば、接合強度のより大きい接合部品が得られる、圧入とろう付とを組み合わせた接合方法が提供される。
しかも、本発明では、内側金属部材の圧入部の表面粗さ及び外側金属部材の被圧入部の表面粗さが0.05μm以上であるから、ろう材の表面張力が大幅に低下する。そのため、ろう材の濡れが良好となり、溶融したろう材が毛細管現象により内側金属部材の圧入部と外側金属部材の被圧入部との間に十分良く浸透する。これはろう付の接合強度の向上にとって好ましい結果を招く。
また、本発明では、内側金属部材の圧入部の表面粗さ及び外側金属部材の被圧入部の表面粗さが100μm以下であるから、ろう材が内側金属部材の圧入部の表面の凹凸及び外側金属部材の被圧入部の表面の凹凸を十分良好に乗り越えることができる。この場合も、ろう材の濡れが良好となり、溶融したろう材が内側金属部材の圧入部と外側金属部材の被圧入部との間に十分良く浸透する。
さらに、本発明では、内側金属部材の圧入部の外側金属部材の被圧入部への圧入代が20μm以下であるから、ろう付工程におけるワークの加熱時においても、内側金属部材の圧入部と外側金属部材の被圧入部との間に適切な隙間が確保され、上記隙間が小さくなり過ぎることが抑制される。この場合も、ろう材の濡れが良好となり、溶融したろう材が内側金属部材の圧入部と外側金属部材の被圧入部との間に十分良く浸透する。
なお、本発明では、内側金属部材の圧入部の外側金属部材の被圧入部への圧入代はゼロ(零)以上であればよい。圧入代がマイナス(負の値)になると、内側金属部材と外側金属部材との相対位置がずれ、製品精度として成り立たなくなる。
本発明においては、上記ろう付工程では、ワークの浸炭処理を同時に行うことが好ましい。
この構成によれば、ろう付工程の加熱を利用してワークをろう付と同時に浸炭することができる。そのため、生産効率の向上が図られる。
本発明においては、上記ろう付工程では、上記圧入工程で得られたワークを熱処理炉に入れ、熱処理炉内の圧力を10Pa以下に減圧し、上記ワークを900〜950℃に加熱し、その状態で、鎖状不飽和炭化水素ガスを熱処理炉内に導入し、熱処理炉内の圧力を10Pa以下に減圧し、この鎖状不飽和炭化水素ガスの導入と減圧とを複数回繰り返した後、上記ワークを830〜870℃に降温することが好ましい。
この構成によれば、いわゆる真空浸炭の技術により、例えばガス浸炭と比較して、浸炭ムラの少ない浸炭を行うことができる。また、鎖状不飽和炭化水素ガスの導入と減圧とを複数回繰り返すことにより、鎖状不飽和炭化水素ガスが届き難い微細・狭小な部分も確実に浸炭することができる。
本発明においては、上記鎖状不飽和炭化水素ガスは、アセチレンガスであることが好ましい。
この構成によれば、鎖状不飽和炭化水素ガスとしてアセチレンガスを用いることにより、例えばプロパンガスのような鎖状飽和炭化水素ガスを用いる場合と比較して、煤の発生を抑制することができる。
本発明においては、上記ろう付工程の後、降温したワークを焼入れする焼入れ行程を備えることが好ましい。
この構成によれば、ろう付工程でワークをろう付と同時に浸炭した後、ワークを焼入れするので、いわゆる浸炭焼入れにより、ワークの表面を硬化させ、ワークの表面硬さを上げることができる。
本発明においては、上記ろう材は、銅の含有量がマンガンの含有量よりも多い銅−マンガン系の合金ろう材であることが好ましい。
この構成によれば、融点が880℃付近のろう材が得られる。そのため、このろう材は、上記ろう付工程における加熱温度900〜950℃では液相状態となり、焼入れ直前温度830〜870℃では固相状態となる。したがって、このろう材を用いることにより、上記条件で十分満足にろう付と浸炭焼入れとを並行して行うことができ、その結果、耐性に優れ、接合強度のより大きい接合部品が得られる。
本発明においては、上記内側金属部材は、所定の外径を有する大径部と、上記大径部より小さい外径を有する中径部と、上記中径部より小さい外径を有する小径部とが軸方向に中径部、小径部、大径部、小径部、及び中径部の順に並んで形成された動吸振器であり、上記外側金属部材は、上記内側金属部材の大径部の外径より大きい内径を有する貫通孔が軸方向に延びて形成され、かつ上記貫通孔の軸方向中央部において上記貫通孔の内周面が軸中心側に膨出することにより上記貫通孔の軸方向中央部が上記大径部の外径より小さく上記中径部の外径より大きい内径を有する取り付け部とされたエンジンのピストンピンであり、上記内側金属部材の圧入部は、上記内側金属部材の大径部であり、上記外側金属部材の被圧入部は、上記外側金属部材の取り付け部であることが好ましい。
この構成によれば、熱負荷及び振動が厳しい環境で使用されるエンジンのピストンピンに動吸振器を強固に接合することができるから、そのような環境においても動吸振器がピストンピンから抜けることが抑制される。
本発明は、接合強度のより大きい接合部品が得られる、圧入とろう付とを組み合わせた接合方法を提供するから、内側金属部材を外側金属部材に圧入した後ろう付して接合する技術の発展・向上に寄与する。
本発明の実施形態に係る内側金属部材及び外側金属部材を説明するためのエンジンのピストン及びコンロッドの正面図である。 図1のII−II線断面図である。 本発明の実施形態に係る、圧入とろう付とを組み合わせた接合方法の行程図である。 ろう付と真空浸炭とを同時に行う場合の炉内温度の変化を示すタイムチャートである。 圧入前の圧入部分の表面粗さ及び圧入代のろう付の接合強度に対する影響を説明するためのマップである。 本発明の作用効果を説明するための実験結果の表である。
(1)部材の説明
本実施形態に係る、圧入とろう付とを組み合わせた接合方法において、内側金属部材は、エンジンの燃焼騒音を低減するための動吸振器(ダイナミックダンパ)であり、外側金属部材は、エンジンのピストンピンである。
図1及び図2を参照すると、ピストン1の頂面にキャビティ1aが形成され、ピストン1の外周面にピストンリング1bが嵌合されている。ピストン1はピストンピン2を介してコンロッド10の小端部10aに連結されている。コンロッド10の大端部10bにシャフト挿通孔10eが形成され、このシャフト挿通孔10eに図示しないクランクシャフトが挿通されている。コンロッド10の小端部10aと大端部10bとは連結部10cによって連結されている。ピストン1の往復動はコンロッド10を介してクランクシャフトに伝達され、クランクシャフトが回転する。
図2に示すように、コンロッド10の小端部10aにピン挿通孔10dが形成され、このピン挿通孔10dにブッシュ11を介してピストンピン2の軸方向中央部が回動可能に挿通されている。ピストン1の裏面に2つのボス部1cがコンロッド10の小端部10aを挟むように膨出形成されている。これら2つのボス部1cにピン支持孔1dがそれぞれ形成され、各ピン支持孔1dにピストンピン2の各端部がそれぞれ回動可能に挿通されている。各ピン支持孔1dには、ピストンピン2の軸方向の移動を規制するスナップリング1eがそれぞれ設けられている。
ピストンピン2は円筒状であり、貫通孔2aが軸方向に延びて形成されている。貫通孔2aの内周面の軸方向中央部は、軸中心側に膨出することにより、動吸振器20の大径部(圧入部)20aが圧入される取り付け部(被圧入部)2bとされている。貫通孔2a及び取り付け部2bは、それぞれ断面形状が円形であり、相互に同心に配置されている。ピストンピン2の材質はスチールであり、その具体例としては、SCr420H等の合金鋼を挙げることができる。
貫通孔2aに動吸振器20が収容されている。図2に示すように、動吸振器20は、上記取り付け部2bに圧入される大径部20aと、貫通孔2aの軸方向に延びる一対の中径部20bと、上記中径部20bを上記大径部20aに対してピストンピン2の径方向に振動可能に支持する一対の小径部20cとを有している。
動吸振器20は、軸方向に、中径部20b、小径部20c、大径部20a、小径部20c、及び中径部20bの順に並んで形成されている。大径部20a、中径部20b、及び小径部20cは、それぞれ断面形状が円形であり、相互に同心に配置されている。一対の中径部20bの長さ及び径は相互に同じであり、一対の小径部20cの長さ及び径は相互に同じである。
貫通孔2aの内径φ2aは、大径部20aの外径φ20aより大きい。取り付け部2bの内径φ2bは、大径部20aの外径φ20aより小さく、中径部20bの外径φ20bより大きい。中径部20bの外径φ20bは、大径部20aの外径φ20aより小さい。小径部20cの外径φ20cは、中径部20bの外径φ20bより小さい。すなわち、φ2a>φ20a>φ2b>φ20b>φ20cの関係に設定されている。ここで、大径部20aの外径φ20aは、例えば、7〜20mm程度である。
動吸振器20の大径部20aがピストンピン2の取り付け部2bに圧入されている。これにより、動吸振器20の一対の小径部20c及び一対の中径部20bが貫通孔2aの軸方向中央部を境に相互に対称に配置されている。
動吸振器20は金属で一体形成されている。動吸振器20の材質はスチールであり、その具体例としては、SCM435等の合金鋼を挙げることができる。
ここで、上記動吸振器20の大径部20aの外周面の表面粗さ(算術平均粗さRa)及び上記ピストンピン2の取り付け部2bの内周面の表面粗さ(算術平均粗さRa)は、それぞれ0.05〜100μmの範囲内に調製されている。また、上記大径部20aの上記取り付け部2bへの圧入代(半径における圧入代)は、0〜20μmの範囲内に調製されている。
ピストン1及びコンロッド10のバネマスモデルにおいて、ピストン1とピストンピン2とコンロッド10の小端部10aとが全体として質点(質量=M(kg))に相当し、コンロッド10の小端部10aと大端部10bとを連結する連結部10cが上記質点を上記大端部10bに対して支持するバネ(バネ定数=K(N/m))に相当する。燃焼行程では、ピストン1が大きな力で押圧されるため、ピストン1とピストンピン2とコンロッド10の小端部10aとが一体となってコンロッド10の大端部10bに対して、(1/2π)・(K/M)1/2Hzの共振周波数で共振する(コンロッド10の伸縮共振)。これにより、エンジン音にコンロッド10の伸縮共振によるピークが発生し燃焼騒音が生じる。
これに対し、上記動吸振器20は中径部20bが振動することにより上記コンロッド10の伸縮共振を抑制する(共振周波数における振動を低減する)ので、上記共振によるエンジンの燃焼騒音が低減される。
(2)接合方法
図2に拡大して示すように、動吸振器20の大径部20aはピストンピン2の取り付け部2bに圧入されていると共に、その圧入部分がろう材Mでろう付されている。そのため、動吸振器20とピストンピン2とがより大きな接合強度で接合されている。次に、このように、動吸振器20とピストンピン2との圧入部分をろう付することができる、圧入とろう付とを組み合わせた接合方法を説明する。
図3に示すように、まず、ろう付が良好に行われるように、動吸振器20及びピストンピン2を脱脂洗浄する。
次いで、動吸振器20の大径部20aの外周面に形成した凹溝20xにろう材Mを装填する。その場合、ろう材Mが大径部20aの外周面から外方に突出しないように装填する(ろう材装填工程)。
次いで、ろう材Mを装填した動吸振器20をピストンピン2に挿入して動吸振器20の大径部20aをピストンピン2の取り付け部2bに圧入する(圧入工程)。
次いで、得られたワークWをろう材Mの融点以上に加熱する。これにより、大径部20aの外周面に装填されたろう材Mが溶融して液相状態となる。液相状態となったろう材Mは、毛細管現象により、動吸振器20とピストンピン2との圧入部分において、大径部20aと取り付け部2bとの間の隙間に浸透する。そして、ワークWをろう材Mの融点以下に降温することにより、浸透したろう材Mが固化して固相状態となる。その結果、大径部20aと取り付け部2bとの圧入部分において、動吸振器20がピストンピン2にろう材Mによりろう付される(ろう付工程)。
その後は、ろう材Mの浸透率(ろう材Mの濡れ)を超音波で検査し、浸透率が所定の基準値より大きい良品のワークWだけが研磨にかけられて、大径部20aと取り付け部2bとの圧入部分からはみ出したろう材Mが除去される。そして、最後に、ワークW全体が洗浄される。
ここで、上記ろう付工程では、ワークWの浸炭処理を同時に行うことができる。図4は、上記ろう付工程で、ろう付と真空浸炭とを同時に行う場合の炉内温度の変化を示すタイムチャートである。このタイムチャートは、熱処理炉として、操作圧力が4kPa以下、使用温度が常用800〜1050℃(最高1100℃)、加熱方式が電気抵抗加熱、ヒータ容量が87kW、焼入れ油量が常用4800Lである雰囲気制御式真空浸炭炉を使用し、浸炭ガスとして、アセチレンガスを用い、ろう材Mとして、銅の含有量が70%、マンガンの含有量が30%、融点が880℃付近である銅−マンガン(Cu−Mn)系の合金ろう材を用いた場合のものである。
図例では、ろう付工程において、まず、炉内温度が780℃に維持されている所定時刻に、圧入工程で得られたワークWを熱処理炉に入れる(符号ア)。この温度ではろう材Mはまだ溶融しない。
次いで、熱処理炉内の圧力を10Pa以下、例えば1Paに減圧する。また、炉内温度を900〜950℃、例えば930℃に昇温する。つまり、ワークWを930℃に加熱する。この温度ではろう材Mは溶融し、液相状態となる。そして、溶融したろう材Mが毛細管現象により動吸振器20の大径部20aとピストンピン2の取り付け部2bとの間に浸透する。
この炉内圧力1Pa、炉内温度930℃の均熱状態で、所定量のアセチレンガスを熱処理炉内に導入する(符号イ)。このアセチレンガスの導入により炉内の真空度が一時的に低下する。しかし、雰囲気制御式真空浸炭炉は自動的に炉内圧力を1Paに減圧するので、炉内の真空度がすぐに回復し、維持される。このようなアセチレンガスの導入と減圧とをあと2回繰り返す(符号ウ、エ)。つまり、アセチレンガスの熱処理炉内への導入を計3回行う。これにより、アセチレンガスが炉内に拡散し、ワークWが真空浸炭の技術により浸炭される。また、アセチレンガスが届き難いワークWの微細・狭小な部分も確実に浸炭される。
次いで、炉内温度を830〜870℃、例えば850℃に降温する(符号オ)。つまり、ワークWを850℃に降温する。この温度ではろう材Mは固化し、固相状態となる。ここにおいて、大径部20aと取り付け部2bとの圧入部分のろう材Mによるろう付が完成し、以上により、ろう付とワークWの浸炭処理とを同時に行うろう付工程が終了する。
本実施形態では、上記ろう付工程の後、850℃に降温されて均熱状態のワークWを焼入れ(急冷)する(焼入れ行程、符号カ)。ここにおいて、ワークWの浸炭焼入れが完成する。焼入れ後の温度は例えば230℃である。また、焼入れ後、さらにワークWを焼戻し(徐冷)する。焼戻し後の温度は例えば室温である。
(3)実験例
図5は、圧入前の圧入部分の表面粗さ(つまり動吸振器20の大径部20aの表面粗さ及びピストンピン2の取り付け部2bの表面粗さ)のろう付の接合強度に対する影響と、上記大径部20aの上記取り付け部2bへの圧入代のろう付の接合強度に対する影響とを説明するためのマップである。表面粗さは算術平均粗さRa(μm)である。また、大径部20a及び取り付け部2bのいずれか一方の表面粗さではなく双方の表面粗さである。圧入代は大径部20aの半径における圧入代である。直径における圧入代ではない。
大径部20aの外径φ20aを14mmとし、図5に示すポイント(i)〜(v)及び(a)〜(d)が実現するように、動吸振器20及びピストンピン2を作製した。そして、図3及び図4を参照して説明した接合方法で、動吸振器20とピストンピン2とを接合し、得られたワークについて、ろう材の濡れ(ろう材の浸透率)、中心精度、及び抜き荷重を評価した。さらに、これらの評価を総合して最終的に良否判定を行った。結果を図6に示す。
ろう材の濡れは、超音波で検査し、大径部20aと取り付け部2bとの接触面積のうちの何割にろう材が浸透しているか(浸透率)を調べ、浸透率が90%以上のものを「大」、50%以上90%未満のものを「中」、50%未満のものを「小」とした。中心精度は、接合した動吸振器20の軸中心がピストンピン2の軸中心から径方向にどれだけズレているかを三次元測定器で測定し、そのズレが20μm以下のものを「良」、20μm超のものを「不良」とした。抜き荷重は、接合した動吸振器20とピストンピン2とを軸方向に相互に反対側に引っ張り、動吸振器20がピストンピン2から抜けたときの荷重(ton)を測定した。なお、最終の良否判定にあたっては、中心精度及び抜き荷重の評価を重視し、ろう材の濡れの評価は参考程度とした。
図6から明らかなように、上記表面粗さが0.05〜100μmの範囲にあり、かつ、上記圧入代が0〜20μmの範囲にあるポイント(i)〜(v)は、良否判定が良好であった(実施例1〜5)。対して、上記表面粗さが0.05〜100μmの範囲にないポイント(a),(b)や、上記圧入代が0〜20μmの範囲にないポイント(c),(d)は、良否判定が不良であった(比較例1〜4)。その理由としては、次のようなことが考えられる。
上記表面粗さが0.05μm未満の場合は、大径部20aの外周面及び取り付け部2bの内周面が鏡面に近くなる。これにより、ろう材の表面張力が低下し難い傾向となり、ろう材の濡れが低下して、接合強度が低下する。また、アンカー効果が得られ難い傾向となり、同じく接合強度が低下する。これらのことは、抜き荷重の低下につながる。
上記表面粗さが0.05μm以上の場合は、大径部20aの外周面及び取り付け部2bの内周面がすりガラス状となる。これにより、ろう材の表面張力が低下し易い傾向となり、ろう材の濡れが増大して、接合強度が増大する。また、アンカー効果が得られ易い傾向となり、同じく接合強度が増大する。これらのことは、抜き荷重の増大につながる。
上記表面粗さが100μmを超える場合は、溶融したろう材が大径部20aの外周面及び取り付け部2bの内周面の凹凸を乗り越え難い傾向となり、ろう材の濡れが低下して、接合強度が低下する。
上記圧入代が20μmを超える場合は、ろう付工程におけるワークWの加熱時において、大径部20aと取り付け部2bとの間の隙間が小さくなり過ぎ、ろう材の濡れが低下して、接合強度が低下する。
上記圧入代が0μm未満(マイナス)の場合は、ろう付工程におけるワークWの加熱時において、動吸振器20とピストンピン2との相対位置がずれ、製品精度として成立しなくなる。このことは中心精度の低下につながる。
以上により、表面粗さ及び圧入代の好ましい範囲を全て満足する実施例1〜5は、良否判定が良かったのに対し、圧入代の好ましい範囲を満足しても表面粗さの好ましい範囲を満足しない比較例1,2及び表面粗さの好ましい範囲を満足しても圧入代の好ましい範囲を満足しない比較例3,4は、良否判定が良くなかったと考察される。
なお、図6から、ろう材の濡れが「大」である実施例2,3及び比較例4は、抜き荷重が他よりも大幅に大きいことが分かる。また、圧入代が過度に大きい比較例3は、中心精度が良くないことが分かる。これは圧入時に圧入力が大きくなり過ぎて、動吸振器20が座屈し、動吸振器20とピストンピン2とが相互に位置ズレを起こすからと考えられる。
(4)作用等
本実施形態では、所定の外径を有する大径部20aと、大径部20aより小さい外径を有する中径部20bと、中径部20bより小さい外径を有する小径部20cとが軸方向に中径部20b、小径部20c、大径部20a、小径部20c、及び中径部20bの順に並んで形成された動吸振器20を、上記大径部20aの外径より大きい内径を有する貫通孔2aが軸方向に延びて形成され、かつ貫通孔2aの軸方向中央部において貫通孔2aの内周面が軸中心側に膨出することにより貫通孔2aの軸方向中央部が上記大径部20aの外径より小さく上記中径部20bの外径より大きい内径を有する取り付け部2bとされたエンジンのピストンピン2に、圧入した後、ろう付して接合する、圧入とろう付とを組み合わせた接合方法において、次のような特徴的構成を採用した。
すなわち、動吸振器20の大径部20aの外周面に形成した凹溝20xにろう材Mを大径部20aの外周面から突出しないように装填するろう材装填工程と、ろう材Mを装填した動吸振器20をピストンピン2に挿入して動吸振器20の大径部20aをピストンピン2の取り付け部2bに圧入する圧入工程と、圧入工程で得られたワークWをろう材Mの融点以上に加熱することにより動吸振器20をピストンピン2にろう付するろう付工程とを備えた。
この構成によれば、動吸振器20とピストンピン2との圧入部分と、ろう材Mによりろう付される部分とが一致し、動吸振器20とピストンピン2との圧入部分がろう付される。そのため、得られた接合部品の接合強度(抜き荷重)がより大きくなる。
したがって、熱負荷及び振動が厳しい環境で使用される稼働部品であるピストンピン2に動吸振器20を強固に接合することができるから、そのような環境においても動吸振器20がピストンピン2から抜けることが抑制される。
しかも、動吸振器20の大径部20aの外周面の表面粗さ及びピストンピン2の取り付け部2bの内周面の表面粗さを0.05〜100μmに調製し、大径部20aの取り付け部2bへの圧入代を0〜20μmに調製したから、上述した理由により、ろう材Mの濡れが良好となり、溶融したろう材Mが毛細管現象により大径部20aと取り付け部2bとの間に十分良く浸透し、ろう付の接合強度(抜き荷重)が増大する。また、動吸振器20とピストンピン2との相対位置のズレ(中心精度の低下)が抑制される。さらに、上記圧入代を20μm以下に調製したから、圧入時に圧入力が大きくなり過ぎて、動吸振器20の小径部20cが座屈するという不具合も抑制される。
本実施形態では、上記ろう付工程では、ワークWの浸炭処理を同時に行う。
この構成によれば、ろう付工程の加熱を利用してワークWをろう付と同時に浸炭することができる。そのため、生産効率の向上が図られる。
本実施形態では、上記ろう付工程では、上記圧入工程で得られたワークWを熱処理炉に入れ、熱処理炉内の圧力を10Pa以下に減圧し、上記ワークWを900〜950℃に加熱し、その状態で、鎖状不飽和炭化水素ガスを熱処理炉内に導入し、熱処理炉内の圧力を10Pa以下に減圧し、この鎖状不飽和炭化水素ガスの導入と減圧とを複数回(計3回)行った後、上記ワークWを830〜870℃に降温する。
この構成によれば、いわゆる真空浸炭の技術により、例えばガス浸炭と比較して、浸炭ムラの少ない浸炭を行うことができる。また、鎖状不飽和炭化水素ガスの導入と減圧とを複数回繰り返すことにより、鎖状不飽和炭化水素ガスが届き難い微細・狭小な部分も確実に浸炭することができる。
本実施形態では、上記鎖状不飽和炭化水素ガスは、アセチレンガスである。
この構成によれば、鎖状不飽和炭化水素ガスとしてアセチレンガスを用いることにより、例えばプロパンガスのような鎖状飽和炭化水素ガスを用いる場合と比較して、煤の発生を抑制することができる。
本実施形態では、上記ろう付工程の後、降温したワークWを焼入れする焼入れ行程を備える。
この構成によれば、ろう付工程でワークWをろう付と同時に浸炭した後、ワークWを焼入れするので、いわゆる浸炭焼入れにより、ワークWの表面を硬化させ、ワークWの表面硬さを上げることができる。
本実施形態では、上記ろう材Mは、銅の含有量がマンガンの含有量よりも多い銅−マンガン系の合金ろう材である。
この構成によれば、融点が880℃付近のろう材Mが得られる。そのため、このろう材Mは、上記ろう付工程における加熱温度900〜950℃では液相状態となり、焼入れ直前温度830〜870℃では固相状態となる。したがって、このろう材Mを用いることにより、上記条件で十分満足にろう付と浸炭焼入れとを並行して行うことができ、その結果、耐性に優れ、接合強度(抜き荷重)のより大きい接合部品が得られる。
ところで、本実施形態に係るピストンピン2には、稼働中、3点曲げの応力が加わり続ける。すなわち、ピストンピン2の軸方向中央部がコンロッド10の小端部10aのピン挿通孔10dに挿通され支持される。一方、ピストンピン2の両端部がピストン1のボス部1cのピン支持孔1dに挿通され支持される。そのため、ピストンピン2の軸方向中央部に位置する動吸振器20の取り付け部2bに歪み・撓みが発生し続ける。そのため、取り付け部2bの疲労により動吸振器20が抜ける可能性がある。したがって、ピストンピン2には3点曲げ荷重が加わるので、ピストンピン2の疲労強度を上げるために表面硬さを改善することが好ましい。そのため、本実施形態では、ろう付と浸炭焼き入れとを並行して行って、ピストンピン2の表面を硬化させている。
また、図2に拡大して示すように、動吸振器20については、大径部20aと小径部20cとのつなぎ目(破線丸X参照)が折れ易いため、この部分Xの強度を上げる必要がある。そのため、本実施形態では、ろう付と浸炭焼き入れとを並行して行って、動吸振器20の表面もまた硬化させている。しかし、上記部分Xは、ピストンピン2の貫通孔2aと動吸振器20の中径部20bとの間の細い空間の奥にあるので、浸炭ガスが届き難い。そこで、本実施形態では、浸炭ガスの熱処理炉内への導入と熱処理炉内の減圧とを複数回(計3回)行っている。これにより、浸炭ガスが届き難い上記部分Xも確実に浸炭することができ、上記部分Xに狙いの強度を発現させることができる。
さらに、図2に拡大して示すように、動吸振器20の大径部20aの外周縁部の角をテーパ面として、このテーパ面とピストンピン2の取り付け部2bの内周面との間の空間に溶融したろう材Mが溜まるように、ろう溜まりYを形成している。溶融したろう材Mが動吸振器20の小径部20cや中径部20bに流れて固まると、動吸振器20特性が変化して、コンロッド10の伸縮共振を抑制する機能が低下する。そこで、本実施形態では、上記ろう溜まりYによって、ろう材Mが動吸振器20に流れることを防いでいる。
上記実施形態では、内側金属部材は動吸振器、外側金属部材はピストンピンであったが、内側金属部材を外側金属部材に圧入した後ろう付して接合するものであればこれに限定されない。
また、上記実施形態で挙げた種々の数値はあくまでも一例であり、それらに限定されないことはいうまでもない。
2 ピストンピン(外側金属部材)
2a 貫通孔
2b 取り付け部(被圧入部)
20 動吸振器(内側金属部材)
20a 大径部(圧入部)
20b 中径部
20c 小径部
20x 凹溝(凹部)
M ろう材
W ワーク

Claims (7)

  1. 内側金属部材を外側金属部材に圧入した後ろう付して接合する、圧入とろう付とを組み合わせた接合方法であって、
    内側金属部材の圧入部の表面に形成した凹部にろう材を上記表面から突出しないように装填するろう材装填工程と、
    上記ろう材を装填した内側金属部材を外側金属部材に挿入して上記内側金属部材の圧入部を上記外側金属部材の被圧入部に圧入する圧入工程と、
    上記圧入工程で得られたワークをろう材の融点以上に加熱することにより上記内側金属部材を上記外側金属部材にろう付するろう付工程とを備え、
    上記内側金属部材の圧入部の表面粗さ及び上記外側金属部材の被圧入部の表面粗さが0.05〜100μmであり、
    上記内側金属部材の圧入部の上記外側金属部材の被圧入部への圧入代が20μm以下である、圧入とろう付とを組み合わせた接合方法。
  2. 請求項1に記載の圧入とろう付とを組み合わせた接合方法において、
    上記ろう付工程では、ワークの浸炭処理を同時に行う、圧入とろう付とを組み合わせた接合方法。
  3. 請求項2に記載の圧入とろう付とを組み合わせた接合方法において、
    上記ろう付工程では、
    上記圧入工程で得られたワークを熱処理炉に入れ、熱処理炉内の圧力を10Pa以下に減圧し、上記ワークを900〜950℃に加熱し、その状態で、鎖状不飽和炭化水素ガスを熱処理炉内に導入し、熱処理炉内の圧力を10Pa以下に減圧し、この鎖状不飽和炭化水素ガスの導入と減圧とを複数回繰り返した後、上記ワークを830〜870℃に降温する、圧入とろう付とを組み合わせた接合方法。
  4. 請求項3に記載の圧入とろう付とを組み合わせた接合方法において、
    上記鎖状不飽和炭化水素ガスは、アセチレンガスである、圧入とろう付とを組み合わせた接合方法。
  5. 請求項3又は4に記載の圧入とろう付とを組み合わせた接合方法において、
    上記ろう付工程の後、降温したワークを焼入れする焼入れ行程を備える、圧入とろう付とを組み合わせた接合方法。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の圧入とろう付とを組み合わせた接合方法において、
    上記ろう材は、銅の含有量がマンガンの含有量よりも多い銅−マンガン系の合金ろう材である、圧入とろう付とを組み合わせた接合方法。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の圧入とろう付とを組み合わせた接合方法において、
    上記内側金属部材は、所定の外径を有する大径部と、上記大径部より小さい外径を有する中径部と、上記中径部より小さい外径を有する小径部とが軸方向に中径部、小径部、大径部、小径部、及び中径部の順に並んで形成された動吸振器であり、
    上記外側金属部材は、上記内側金属部材の大径部の外径より大きい内径を有する貫通孔が軸方向に延びて形成され、かつ上記貫通孔の軸方向中央部において上記貫通孔の内周面が軸中心側に膨出することにより上記貫通孔の軸方向中央部が上記大径部の外径より小さく上記中径部の外径より大きい内径を有する取り付け部とされたエンジンのピストンピンであり、
    上記内側金属部材の圧入部は、上記内側金属部材の大径部であり、
    上記外側金属部材の被圧入部は、上記外側金属部材の取り付け部である、圧入とろう付とを組み合わせた接合方法。
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