JP2015122300A - 空気電池用正極及びこの正極を用いた空気電池 - Google Patents

空気電池用正極及びこの正極を用いた空気電池 Download PDF

Info

Publication number
JP2015122300A
JP2015122300A JP2014176007A JP2014176007A JP2015122300A JP 2015122300 A JP2015122300 A JP 2015122300A JP 2014176007 A JP2014176007 A JP 2014176007A JP 2014176007 A JP2014176007 A JP 2014176007A JP 2015122300 A JP2015122300 A JP 2015122300A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
expanded graphite
graphite sheet
positive electrode
battery
air battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014176007A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6578611B2 (ja
Inventor
岡野 寛
Hiroshi Okano
寛 岡野
将士 與田
Masashi Yoda
将士 與田
拓郎 鶴岡
Takuro Tsuruoka
拓郎 鶴岡
敏弘 細川
Toshihiro Hosokawa
敏弘 細川
伸也 三崎
Nobuya Misaki
伸也 三崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tanso Co Ltd
Institute of National Colleges of Technologies Japan
Original Assignee
Toyo Tanso Co Ltd
Institute of National Colleges of Technologies Japan
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2014176007A priority Critical patent/JP6578611B2/ja
Application filed by Toyo Tanso Co Ltd, Institute of National Colleges of Technologies Japan filed Critical Toyo Tanso Co Ltd
Priority to EP14864290.3A priority patent/EP3076464B1/en
Priority to CN201480056169.7A priority patent/CN105637688B/zh
Priority to TW103140806A priority patent/TW201533961A/zh
Priority to PCT/JP2014/081019 priority patent/WO2015076402A1/ja
Priority to US15/036,301 priority patent/US10276877B2/en
Priority to KR1020167015653A priority patent/KR20160089400A/ko
Publication of JP2015122300A publication Critical patent/JP2015122300A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6578611B2 publication Critical patent/JP6578611B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/86Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
    • H01M4/96Carbon-based electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M12/00Hybrid cells; Manufacture thereof
    • H01M12/04Hybrid cells; Manufacture thereof composed of a half-cell of the fuel-cell type and of a half-cell of the primary-cell type
    • H01M12/06Hybrid cells; Manufacture thereof composed of a half-cell of the fuel-cell type and of a half-cell of the primary-cell type with one metallic and one gaseous electrode
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/36Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
    • H01M4/38Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of elements or alloys
    • H01M4/46Alloys based on magnesium or aluminium
    • H01M4/463Aluminium based
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/86Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
    • H01M4/8605Porous electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/02Details
    • H01M8/0202Collectors; Separators, e.g. bipolar separators; Interconnectors
    • H01M8/023Porous and characterised by the material
    • H01M8/0234Carbonaceous material
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/86Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
    • H01M4/8605Porous electrodes
    • H01M4/8626Porous electrodes characterised by the form
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Hybrid Cells (AREA)
  • Inert Electrodes (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、製造コストの高騰を招来することなく、電池の電解液減少を抑制して電解液減少に伴う不具合を抑止できる空気電池用正極及びこの正極を用いた空気電池を提供することを目的としている。
【解決手段】膨張黒鉛シートから成ることを特徴とする空気電池用正極であり、上記膨張黒鉛シート中の膨張黒鉛の割合が80質量%以上であることが望ましく、上記膨張黒鉛シートのかさ密度が0.2Mg/m以上2.0Mg/m以下であることが望ましく、上記膨張黒鉛シートの厚みが0.1mm以上3.0mm以下であることが望ましい。
【選択図】図2

Description

本発明は空気電池用正極及びこの正極を用いた空気電池に関するものである。
空気電池は、リチウム二次電池等と比べて、電池容器内に占める負極活物質の割合を高めることが可能になるため、放電容量が大きくなって、電池の小型化や軽量化が容易となる。また、正極活物質として用いる酸素は資源的な制約がなくクリーンな材料であるため、空気電池は環境負荷が小さい。したがって、空気電池は、電気自動車用電池、ハイブリッド車用電池、燃料電池自動車用電池などへの利用が期待されている。
ここで、上記空気電池の正極としては、導電性、化学的安定性、及び酸素由来の水酸化物イオン供給力が要求される。このため、テフロン(登録商標)粉末に活性炭、触媒に加え成形した触媒層を有する空気電池用正極(特許文献1)や、ガスを透過し、液体を透過しない炭素材料を用いた空気電池用正極(特許文献2)が開示されている。
特開平10−189006号公報 WO2010/084614号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の様な従来の空気電池用正極では、表面に顕在する炭素質成分の表面積が小さくなり、炭素質成分以外の成分によって水酸化物イオンの供給が阻害される。また、特許文献1及び2に開示されるような従来の空気電池用正極では、水酸化物イオン供給に必要な酸素供給に伴い、正極の厚さ方向に酸素ガスを透過させるため、連通気孔を設ける必要がある。ところが、その連通気孔を通じて電解液が蒸発する度合が大きくなるため、電解液が減少する。この結果、電池の出力低下等の不具合を生じるという課題を有していた。更に、上記特許文献2に挙げられたHOPGは高価な材質なため、電池の製造コストが高騰するという課題を有していた。
そこで本発明は、製造コストの高騰を招来することなく、電池の電解液減少を抑制して電解液減少に伴う不具合を抑止できる空気電池用正極及びこの正極を用いた空気電池を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明は、空気電池用正極が膨張黒鉛シートから成ることを特徴としている。
本発明によれば、製造コストの高騰を招来することなく、電池の電解液減少を抑制して電解液減少に伴う不具合を抑止できるといった優れた効果を奏する。
膨張黒鉛シートにおけるかさ密度とガス透過率との関係を示すグラフ。 かさ密度0.4Mg/mの膨張黒鉛シートの断面写真。 かさ密度2.0Mg/mの膨張黒鉛シートの断面写真。 本発明の空気電池の概略断面図。 電池A1〜A5におけるかさ密度と電流値との関係を示すグラフ。 電池A1〜A5におけるかさ密度と起電力との関係を示すグラフ。 電池A1において、アルミニウム箔の消耗が限界に達するまでの電流値と時間との関係を示すグラフ。 電池A1において、アルミニウム箔の消耗が限界に達するまでの電圧と時間との関係を示すグラフ。 電池B1〜B6における膨張黒鉛シートの厚みと平均電流密度との関係を示すグラフ。 電池B6〜B9における膨張黒鉛シートの密度と平均電流密度との関係を示すグラフ。 電池B5における時間(900秒まで)と電流値との関係を示すグラフ。 電池B5における時間(4000秒まで)と電流値との関係を示すグラフ。 電池C1における時間と電流値との関係を示すグラフ。 電池C1〜C4における膨張黒鉛シートの密度と電流密度(100秒までの平均電流密度及び最大電流密度)との関係を示すグラフ。 電池C1〜C4におけるガス透過量と100秒までの平均電流値及び最大電流値との関係を示すグラフ。 圧力変化量を測定する装置の模式図。 (a)は図16に示すゴムパッキンの平面図、(b)は図16に示すアクリル板の平面図及び断面図、(c)は図16に示す他のゴムパッキンの平面図、(d)は図16に示す金属フランジの平面図及び断面図、(e)は図16に示すシート状複合体の平面図。
本発明の空気電池用正極は、膨張黒鉛シートから成ることを特徴とする。
膨張黒鉛シートは、導電性と、化学的安定性とを有することに加え、黒鉛結晶の層間に微細気孔が形成されているので、電解液との接触表面積が大きくなり水酸化物イオンの供給が効率的に行われる。更に、厚さ方向に連通気孔を有しないため、電解液の蒸発が抑制されているにも関わらず、シートの表面付近に存在する酸素が費消された後にも起電力が継続する。この理由は明確では無いが、膨張黒鉛シートをシート状に成形する際には、厚さ方向に鱗片状の黒鉛粒子が折り重なるように積層されるため、シート内において粒子間の面方向に微小な隙間が生じる。そして、その隙間を外気が通過することで酸素が供給され、水酸化物イオンの供給源となっていると考えられる。その結果、厚さ方向に連通気孔が設けられている場合と比べて外気の導入経路が長大となるので、電解液の蒸発が抑制されるものと推測される。更に、膨張黒鉛シートは比較的安価に作製することができるので、空気電池の製造コストが高騰するのを抑えることができる。
膨張黒鉛シートは、膨張黒鉛のみからなるものでも良いが、触媒物質、バインダー等を添加しても良い。この場合、膨張黒鉛シート中の膨張黒鉛の割合が80質量%以上であることが望ましく、特に90質量%以上、その中でも95質量%以上であることが望ましい。
膨張黒鉛シート中の膨張黒鉛の割合が80質量%を下回ると、電解液との接触表面積が不足したり、またバインダーが上記面方向の微小な隙間を塞ぐ恐れが生じる。
上記膨張黒鉛シートのかさ密度が0.2Mg/m以上2.0Mg/m以下であることが望ましい。
膨張黒鉛シートのかさ密度が0.2Mg/m未満であると、シートの形状崩壊が起こり易くなることがある。一方、膨張黒鉛シートのかさ密度が2.0Mg/mを超えると、膨張黒鉛粒子間の微細隙間が不足して、外気の導通量が不十分となることがあり、しかも、電解液と接触する表面積が小さくなる。この結果、電池性能が低下する。このようなことを考慮すれば、上記膨張黒鉛シートのかさ密度は0.3Mg/m以上1.5Mg/m以下であることが一層望ましく、特に、0.3Mg/m以上0.75Mg/m以下であることが望ましい。
上記膨張黒鉛シートの厚みが0.1mm以上3.0mm以下であることが望ましい。
膨張黒鉛シートの厚みが0.1mm未満であると、含有する大気の量が不足して、酸素の供給量が不十分となることがあり、しかも、電解液と接触する表面積が小さくなる一方、膨張黒鉛シートの厚みが3.0mmを超えると、電池内における正極の割合が高くなりすぎて、電池の高容量化が阻害されることがある。また、上記膨張黒鉛シートの厚みは0.80mm以下であることが特に望ましい。
本発明の空気電池は、正極と、負極と、電解液とを備えた空気電池において、上記正極は膨張黒鉛シートから成ることを特徴とする。
また、膨張黒鉛シートにおいて、電解液と接触する面と反対側の面が外気と遮断されていることが望ましい。
電解液と接触する面と反対側の面が外気と遮断されていることで、厚さ方向でのガス透過が防がれて電解液の蒸発をより抑制することができる。
ここで、膨張黒鉛シートのガス透過率を、1.0×10−3cm/S以下に規制すれば電解液の蒸発を十分に抑制でき、特に、1.0×10−4cm/S以下に規制すれば電解液の蒸発をより一層抑制できる。
上記膨張黒鉛シートのガス透過率とは、下記(1)式で示されるものである。
ガス透過率=Q・L/(ΔP・A)・・・(1)
尚、上記(1)式において、Qはガス流量(Pa・cm/s)、ΔPは2つのチャンバー間の圧力差(Pa)、Aは膨張黒鉛シートのガス透過面積、つまり、2つのチャンバーを連通する通路の面積(cm)、Lは膨張黒鉛シートの厚さ(cm)である。
膨張黒鉛シートのかさ密度とガス透過率との関係を図1に示す。尚、膨張黒鉛シートのかさ密度が、0.3Mg/m、0.5Mg/m、0.7Mg/m、1.0Mg/m、1.5Mg/m、及び1.7Mg/mの場合について調べた。
図1から明らかなように、膨張黒鉛シートのかさ密度が0.2Mg/m以上であれば膨張黒鉛シートのガス透過率は1.0×10−3cm/S以下となり、また、膨張黒鉛シートのかさ密度が0.5Mg/m以上であれば膨張黒鉛シートのガス透過率は1.0×10−4cm/S以下となることがわかる。
上記ガス透過率は以下の方法によって測定される。
(i)互いに連通された一対の密閉されたチャンバーCA,CBにおいて、両チャンバーCA,CBを連通する通路(直径10mm)を本発明の離型用シート(直径30mm)で塞ぐように配置する。言い換えれば、本発明の離型用シートを通過しなければ一対の密閉されたチャンバーCA,CB間を空気が流れない状態とする。
(ii)この状態から、両チャンバーCA,CB内の気圧が1.0×10−4Paとなるまで両チャンバーCA,CBを真空引きする。そして、一方のチャンバーCA内の真空引きを継続しながら、他方のチャンバーCB内が所定の圧力(1.0×10Pa)となるまでNガスを供給する。
(iii)他方のチャンバーCB内が所定の圧力(1.0×10Pa)となると、一方のチャンバーCA内の真空引きを停止する。すると、両チャンバーCA,CB間の圧力差と離型用シートのガス透過性に応じて、徐々に他方のチャンバーCBから一方のチャンバーCAにNガスが流れるので、一方のチャンバーCA内の圧力が上昇する。
(iv)そして、一方のチャンバーCA内の真空引きを停止してから約100秒間における一方のチャンバーCA内の圧力上昇速度を測定し、以下の(2)式に基づいて、ガス透過率K(cm/s)を算出する。
K=Q・L/(P・A)・・・(2)
なお、Qはガス流量(Pa・cm/s)、Lはシート状積層体の厚さ(cm)であり、Pは両チャンバーCA,CB間の圧力差(Pa)、Aは膨張黒鉛シートのガス透過面積、つまり、両チャンバーCA,CBを連通する通路の面積(cm)である。
また、ガス流量Qは、一方のチャンバーCA内の真空引きを停止してから約100秒間における一方のチャンバーCA内の圧力上昇速度と、一方のチャンバーCAの容積から算出される。
また、後述する第2実施例、及び第3実施例におけるガス透過量の測定方法を、図16及び図17(a)〜(e)を用いて説明する。
図16に示す装置では、シート状複合体201と、測定タンク240と、真空ポンプ241と、マノメーター242とがチャンバー250内に配置されている。
上記膨張黒鉛シート201はゴムパッキン261を介してアクリル板262上に配置されている。上記アクリル板262はOリング(オーリング)263を介して置台264上に配置されている。上記Oリング263によって上記アクリル板262と上記置台264とを封止している。上記ゴムパッキン261の中央には貫通気孔261aが形成されている(図17(a)参照)。上記アクリル板262には、図17(b)に示すように、中央周辺に複数の小さな貫通孔262a,262bが形成されている。また、図16に示すように、置台264の中央にも貫通孔264aが形成されている。
上記膨張黒鉛シート201の上にはゴムパッキン265を介して金属フランジ266が配置されている。この金属フランジ266はシート状複合体201に押し付けられ、ネジにより固定されている。上記ゴムパッキン265及び上記金属フランジ266は、図17(c)及び図17(d)に示すように、円板状に形成されている。上記金属フランジ266には外周縁部に4個のネジ穴が等間隔に形成されている。また、図17(e)に示すように、上記シート状複合体201の中央付近にはφ32mmの貫通孔201aが形成されている。
上記置台264の内側の空間には第1配管281が連通している。この第1配管281の他端部には測定タンク240が配置されている。上記第1配管281にはバルブV2が設けられている。
上記第1配管281に交差して連通した第2配管282には、一端部にマノメーター242が配置され、他端部が2つに分岐している。分岐した一方の先には真空ポンプ241が配置され、他方には電磁弁V5が配置されている。また、上記第2配管282においてマノメーター242と分岐点Bとの間にはバルブV1、バルブV3及び電磁弁V4が順に並んで配置されている。
図16に示すように、上記膨張黒鉛シート201は上記ゴムパッキン261及び上記ゴムパッキン265によって上下方向に挟まれているため、膨張黒鉛シート201の端面(外周面)だけからガスが内部に侵入する。ガスは上記膨張黒鉛シート201の内部を通って膨張黒鉛シート201の内周面から内側へ放出される。これにより、上記ゴムパッキン261、上記アクリル板262、上記置台264及び上記膨張黒鉛シート201の内側の空間の圧力が変化する。圧力変化量が大きい場合は膨張黒鉛シート201の端面からのガス侵入量及び面方向でのガス透過量が多く(膨張黒鉛シート201の面方向のガス不透過性が低く)、圧力変化量が小さい場合は膨張黒鉛シート201の端面からのガス侵入量及び面方向でのガス透過量が少ない(膨張黒鉛シート201の面方向のガス不透過性が良好である)。上記ゴムパッキン261、上記アクリル板262及び上記置台264の内側の空間の圧力は、上記測定タンク240によって測定される。以下に圧力の測定方法を説明する。
チャンバーの初期圧力を190Paに設定する。チャンバーの容積及び膨張黒鉛シート201の寸法を下記に示す。
・チャンバーの容積は11,050cm
・膨張黒鉛シート201の外界に露出する端面(膨張黒鉛シート201の外周面):φ76mmの外周面である。
・膨張黒鉛シート201のチャンバー内に露出する端面(シート状複合体201の内周面):φ32mmの内周面である。
1)測定タンク240及び真空ポンプ241系の電源をONにする。
2)バルブV1が開であり、バルブV2,V3が閉であることを確認する。
3)Oリング263をクリーンアップし、Oリング263上にアクリル板262を置く。
4)アクリル板262上にゴムパッキン261を載置し、その上にシート状複合体201をセットする。
5)膨張黒鉛シート201にゴムパッキン265を載置する。
6)金属フランジ266をアクリル板262にボルトで締め付ける。
7)電磁弁V4を開とし、真空ポンプを起動させる。
8)バルブV1,V2,V3を開にする。
9)到達圧を190Paとして真空引きを行う。
10)バルブV3を閉じる。
11)マノメーターから圧力P1を測定する。
12)電磁弁V5を開にする。
13)電磁弁V4を閉にする。
14)約1分後に真空ポンプ241をOFFにし、電磁弁V5を閉にする。
15)バルブV3を閉じ、30分後にマノメーター242の圧力P2を測定する。
16)バルブV2を閉じて膨張黒鉛シート201を取り外す。
上記から、圧力変化量は下記(3)式により算出できる。
圧力変化量ΔP=P―P・・・(3)
ここで、
:到達圧(190Pa)
:測定後圧
また、(3)式から算出した圧力変化量を用いて膨張黒鉛シート201の端面から侵入し面方向に透過した、面方向のガス透過量は下記(4)式から算出される。
面方向のガス透過量(Pa・m)=圧力変化量(ΔP)×測定タンク容量(V)・・・(4)
V:測定タンク容量11,050cm3(0.01105m)(φ190mm×390mm高さ)
尚、膨張黒鉛シートは、下記の条件下において測定され下記式(5)により算出されるガス透過量が、0.03Pa・m以上のものを用いることが望ましい。
ガス透過量=(P−P)×0.01105・・・(5)
ここで、
・外界に露出する端面:φ76mmの外周面
・チャンバー内に露出する端面:φ32mmの内周面
・チャンバーの容積:11,050cm
・チャンバー内の初期圧力(Pa):P1(190Pa)
・チャンバー内の30分後の圧力(Pa):P2
上記膨張黒鉛シートとは、膨張黒鉛を主体として形成されたシートであり、膨張黒鉛とは例えば天然黒鉛やキッシュ黒鉛等の黒鉛結晶を硫酸や硝酸等の酸に浸漬してその層間に酸を挿入し、洗浄・中和処理を行うことにより得られる層状の材料を急速に加熱することにより元の黒鉛結晶の100〜300倍に膨張させたものである。これにより、綿状の黒鉛(膨張後の膨張黒鉛)の原料が得られる。本発明に用いられる膨張黒鉛シートは、膨張後の膨張黒鉛を加圧圧縮してシート状に成形することで形成されたものである。膨張黒鉛の膨張の際の加熱温度は、400℃以上であることが好ましく、500℃以上であることがより好ましい。加熱温度の上限は特に限定されないが、例えば1200℃である。
膨張黒鉛シートの断面を観察した写真を図2及び図3に示す。図2の膨張黒鉛シートは、かさ密度0.4Mg/mのものであるが、厚さ方向に明確な連通気孔を有さないものの、面方向には粒子間の微小隙間が多く存在している。この微小隙間を外気が通過することで、水酸化物イオンの由来となる外気の供給が行われると推測される。また表面には凹凸が多く存在し、この凹凸により電解液との接触面積が拡大されると推測される。図3の膨張黒鉛シートは、かさ密度2.0Mg/mのものであるが、かさ密度が高くなっても微細隙間が存在していることが確認できる。
<第1実施例>
(実施例1)
図4に示すように、本発明の空気電池は、負極としてのアルミニウム箔(厚さ:0.1mm)1と、電解液としての食塩水(0.1mol/L)が含浸された紙製のウエス(日本製紙クレシア株式会社製 商品名:キムワイプ)2と、正極としての膨張黒鉛シート(膨張黒鉛の割合が100%であり、厚み:1.0mm、かさ密度:0.4Mg/m)3とが順に積層された積層体を備え、この積層体が、2枚の1mm厚のアクリル樹脂製板4の間に挟まれた構造となっている。尚、正極としての膨張黒鉛シート3の端面周囲は外気に解放された状態としている。
ここで、上記正極としての膨張黒鉛シートは、以下のようにして作製した。
先ず、濃度98%の濃硫酸100重量部に、酸化剤としての過酸化水素を5重量部添加した酸処理液に、灰分が0.01重量%以下の天然黒鉛を30分浸漬し攪拌して反応させることにより、酸処理黒鉛を得た。次に、この酸処理黒鉛を上記酸処理液から取り出した後、十分水洗することにより、pHを7に近付け、更に乾燥を行った。
次いで、上記水洗後の酸処理黒鉛を温度800℃の電気炉に投入して過熱膨張化処理を行って膨張黒鉛を作製した。この後、ローラ間に上記膨張黒鉛を通すことによって膨張黒鉛を加圧して、かさ密度0.4Mg/mで、厚みが1.00mmの膨張黒鉛シートを作製した。
このようにして作製した空気電池を、以下、電池A1と称する。
(実施例2)
上記正極としての膨張黒鉛シートのかさ密度を0.7Mg/m、厚みを0.55mmとした以外は、上記実施例1と同様にして空気電池を作製した。
このようにして作製した空気電池を、以下、電池A2と称する。
(実施例3)
上記正極としての膨張黒鉛シートのかさ密度を1.0Mg/m、厚みを0.40mmとした以外は、上記実施例1と同様にして空気電池を作製した。
このようにして作製した空気電池を、以下、電池A3と称する。
(実施例4)
上記正極としての膨張黒鉛シートのかさ密度を1.6Mg/m、厚みを0.24mmとした以外は、上記実施例1と同様にして空気電池を作製した。
このようにして作製した空気電池を、以下、電池A4と称する。
(実施例5)
上記正極としての膨張黒鉛シートのかさ密度を2.0Mg/m、厚みを0.20mmとした以外は、上記実施例1と同様にして空気電池を作製した。
このようにして作製した空気電池を、以下、電池A5と称する。
(実験)
上記電池A1〜A5において、2枚のアクリル樹脂製板の間に挟んで、30〜60秒経過時点の平均の上記電池A1〜A5の電流値と電圧とを測定したので、それらの結果を図5及び図6に示す。電流値と電圧とは、電流・電圧テスターを各々の電池の正極及び負極に接続し、1秒間に4回、30〜60秒経過するまでに計240個のデータを測定したものである。
図6から明らかなように、閉気孔を有する膨張黒鉛シートを用いた電池A1〜A5でも起電力が確認され、その値は図6に示す通り、黒鉛シートのかさ密度に関係なく略一定で、0.5Vであった。このことから、従来は正極材料として厚さ方向に連通気孔を有する材料が最適とされていたが、厚さ方向の連通気孔を有さない膨張黒鉛シートであっても正極材料として用いることができることが分かった。
また、図5から明らかなように、かさ密度が低いほど電流値が高くなっていることが認められ、最もかさ密度が低い電池A1で最大の起電力を得ることができた。これは、かさ密度が低い程、黒鉛シート表面が粗く、マクロ的に電解液との接触表面積が拡大されて電解液に対する水酸化物イオンの供給効率が向上するため、電解液へのO供給量が増大するためと推測される。尚、黒鉛シートのかさ密度が低い程、電極としての電気抵抗は高くなると考えられるが、起電力の大きさが抵抗値の影響を上回った結果、黒鉛シートのかさ密度が低くても電流値が向上したものと推測される。
これらの結果より、膨張黒鉛シートが金属空気電池の正極材料として機能することを確認できた。
更に、電池A1については、電流値及び電圧をアルミニウム箔の消耗が限界に達した2500秒(約42分)まで測定した。その結果を図7及び図8に示す。図7に示す電流値では、正極と電解液との間に残存する酸素が消費された後も電流が生じており、図8に示す電圧でも顕著な低下は見られない。このことから、膨張黒鉛シート内の粒子間の微小隙間を外気が通過して酸素が供給され、水酸化物イオンの供給が継続していることが推測される。
<第2実施例>
(実施例1)
上記正極としての膨張黒鉛シートのかさ密度を1.0Mg/m、厚みを0.20mmのものを用い、且つ、負極としてアルミニウム板(厚さ0.3mm)を用いた以外は、上記第1実施例の実施例1と同様にして空気電池を作製した。
このようにして作製した空気電池を、以下、電池B1と称する。
(実施例2〜6)
上記正極としての膨張黒鉛シートの厚みが、それぞれ、0.40mm、0.60mm、0.80mm、1.00mm、1.50mmのものを用いた以外は、上記第2実施例の実施例1と同様にして空気電池を作製した。
このようにして作製した空気電池を、以下それぞれ、電池B2〜B6と称する。
(実施例7〜9)
上記正極としての膨張黒鉛シートの密度と厚みとが、表2に示すものを用いた以外は、上記第2実施例の実施例6と同様にして空気電池を作製した。
このようにして作製した空気電池を、以下それぞれ、電池B7〜B9と称する。
(実験)
上記電池B1〜B9におけるガス透過量、2000秒までの平均電流値及び平均電流密度を調べたので、その結果を表1及び表2に示す。尚、上記電池B1〜B6における膨張黒鉛シートの厚みと平均電流密度との関係を図9に示す。また、上記電池B6〜B9における膨張黒鉛シートの密度と平均電流密度との関係を図10に示す。更に、電池B5については、時間と電流値との関係を図11及び図12に示す。
尚、実験は上記電池B1〜B9において、2枚のアクリル樹脂製板の間に挟んで、電流値を測定した。電流値は、電流・電圧テスターを各々の電池の正極及び負極に接続し、1秒間に4回測定した。電流密度は、電流値の値を、正極より面積が小さい負極の面積で除して算出した。
表1から明らかなように、膨張黒鉛シートの厚みが大きくなるにしたがって(電池B1から電池B6にいくにしたがって)、ガス透過量が多くなり、2000秒までの平均電流値と平均電流密度とが高くなっていることがわかる。特に、図9から明らかなように、膨張黒鉛シートの厚みが0.80mm以上になると、平均電流密度が飛躍的に高くなっていることがわかる。
また、表2及び図10から明らかなように、膨張黒鉛シートの密度が低下し、且つ厚みが大きくなるにしたがって(電池B6から電池B9にいくにしたがって)、ガス透過量が多くなり、2000秒までの平均電流値と平均電流密度とが高くなっていることがわかる。更に、図11及び図12から明らかなように、電池B5では、4000秒を超えても起電力の低下は見られなかった。但し、電解液の乾燥により測定不能となった。(尚、アルミニウム板の消耗に関する問題は生じなかった)。
<第3実施例>
(実施例1〜4)
電解液としてKOHを用いた以外は、上記第2実施例の実施例6〜実施例9と同様にして空気電池を作製した。
このようにして作製した空気電池を、以下それぞれ、電池C1〜C4と称する。
(実験)
上記電池C1〜C4におけるガス透過量、100秒までの平均電流密度、最大電流密度を調べたので、その結果を表3に示す。尚、電池C1における時間と電流値との関係を図13に示す。更に、上記電池C1〜C4における膨張黒鉛シートの密度と電流密度(100秒までの平均電流密度及び最大電流密度)との関係を図14に示す。加えて、上記電池C1〜C4におけるガス透過量と電流値(100秒までの平均電流値及び最大電流値)との関係を図15に示す。
尚、実験は上記電池C1〜C4において、2枚のアクリル樹脂製板の間に挟んで、電流値を測定した。電流値は、電流・電圧テスターを各々の電池の正極及び負極に接続し、1秒間に4回測定した。電流密度は、電流値の値を、正極より面積が小さい負極の面積で除して算出した。
表3から明らかなように、膨張黒鉛シートの厚みと密度とを共に変化させた場合には、密度が低く且つ厚みが大きくなるにしたがって(電池C1から電池C4にいくにしたがって)、ガス透過量、及び最大電流密度が大きくなっていることがわかる(100秒までの平均電流密度については、若干異なっている)。また、図14から明らかなように、電池C1〜電池C4では、膨張黒鉛シートの密度が小さくなると、平均電流密度と最大電流密度とが高くなっていることがわかる。更に、図15から明らかなように、電池C1〜電池C4では、ガス透過量が多くなると、平均電流値と最大電流値とが高くなっていることがわかる。
また、図13から明らかなように、電池C1では、放電当初は電流値が高くなっているが、時間の経過と共に電流値が0に近づくことがわかる。これは、電解液(KOH)が強アルカリなので、時間の経過と共にアルミニウム表面に不導体膜が形成されることによると考えられる。
(その他の事項)
(1)原料である黒鉛としては、上記天然黒鉛に限定するものではなく、熱分解黒鉛、キッシュ黒鉛などであっても良いが、工業的に入手が容易な天然鱗片状黒鉛を使用するのが好ましい。また、黒鉛の粒度は30〜100メッシュのものを使用することが望ましい。
(2)上記酸処理時に用いる硫酸としては、濃硫酸に限定するものではなく、無水硫酸、発煙硫酸等、硫黄成分を含んでいれば良いが、工業的には、濃度90%以上、好ましくは濃度95〜98%の濃硫酸を使用するのが望ましい。また、黒鉛の浸漬、撹拌時間は30分に限定するものではないが、一般的には、15〜60分程度であることが望ましい。
(3)酸化剤としては、上記過酸化水素に限定するものではなく、過酸化アンモニウム、過酸化カリウム等であっても良く、またその添加量は硫酸100重量部に対して、1〜10重量部であれば良い。
(4)酸処理黒鉛を中和する方法としては十分な水洗を行うことに限定するものではなく、アルカリ土類金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩等から選択される固体中和剤を用いて行っても良い。
(5)本発明は上記アルミニウム空気電池に限定するものではなく、亜鉛空気電池、鉄空気電池、マグネシウム空気電池、ナトリウム空気電池、カルシウム空気電池等にも適用することができる。
本発明は、補聴器用電池、電気自動車用電池、ハイブリッド車用電池、燃料電池自動車用電池等として用いることができる。

Claims (8)

  1. 膨張黒鉛シートから成ることを特徴とする空気電池用正極。
  2. 上記膨張黒鉛シート中の膨張黒鉛の割合が80質量%以上である、請求項1に記載の空気電池用正極。
  3. 上記膨張黒鉛シートのかさ密度が0.2Mg/m以上2.0Mg/m以下である、請求項1又は2に記載の空気電池用正極。
  4. 上記膨張黒鉛シートのかさ密度が0.75Mg/m以下である、請求項3に記載の空気電池用正極。
  5. 上記膨張黒鉛シートの厚みが0.10mm以上3.0mm以下である、請求項1〜4の何れか1項に記載の空気電池用正極。
  6. 上記膨張黒鉛シートの厚みが0.80mm以下である、請求項5に記載の空気電池用正極。
  7. 正極と、負極と、電解液とを備えた空気電池において、
    上記正極は膨張黒鉛シートから成ることを特徴とする空気電池。
  8. 上記膨張黒鉛シートにおいて、電解液と接触する面と反対側の面が外気と遮断されている、請求項7に記載の空気電池。
JP2014176007A 2013-11-25 2014-08-29 空気電池用正極及びこの正極を用いた空気電池 Active JP6578611B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014176007A JP6578611B2 (ja) 2013-11-25 2014-08-29 空気電池用正極及びこの正極を用いた空気電池
CN201480056169.7A CN105637688B (zh) 2013-11-25 2014-11-25 空气电池用正极以及使用该正极的空气电池
TW103140806A TW201533961A (zh) 2013-11-25 2014-11-25 空氣電池用正極及使用該正極的空氣電池
PCT/JP2014/081019 WO2015076402A1 (ja) 2013-11-25 2014-11-25 空気電池用正極及びこの正極を用いた空気電池
EP14864290.3A EP3076464B1 (en) 2013-11-25 2014-11-25 Use of positive electrode for air cells and air cell using this positive electrode
US15/036,301 US10276877B2 (en) 2013-11-25 2014-11-25 Positive electrode for air battery, and air battery using the positive electrode
KR1020167015653A KR20160089400A (ko) 2013-11-25 2014-11-25 공기 전지용 정극 및 이 정극을 이용한 공기 전지

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013242816 2013-11-25
JP2013242816 2013-11-25
JP2014176007A JP6578611B2 (ja) 2013-11-25 2014-08-29 空気電池用正極及びこの正極を用いた空気電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015122300A true JP2015122300A (ja) 2015-07-02
JP6578611B2 JP6578611B2 (ja) 2019-09-25

Family

ID=53179661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014176007A Active JP6578611B2 (ja) 2013-11-25 2014-08-29 空気電池用正極及びこの正極を用いた空気電池

Country Status (7)

Country Link
US (1) US10276877B2 (ja)
EP (1) EP3076464B1 (ja)
JP (1) JP6578611B2 (ja)
KR (1) KR20160089400A (ja)
CN (1) CN105637688B (ja)
TW (1) TW201533961A (ja)
WO (1) WO2015076402A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018051314A (ja) * 2016-09-27 2018-04-05 株式会社大木工藝 筋肉鍛錬装置および治療器

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3225589B1 (en) * 2014-11-25 2020-08-05 Toyo Tanso Co., Ltd. Expanded graphite sheet and battery using same
KR20170086647A (ko) * 2014-12-04 2017-07-26 도쿠리츠교세이호징 고쿠리츠코토센몬갓코키코 공기 전지용 정극, 이 정극을 이용한 공기 전지, 및 상기 정극의 제조 방법
CN107317051B (zh) * 2017-06-05 2020-03-20 南京大学 一种以过氧化氢为添加剂的锂-氧气电池电解液的制备方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5693265A (en) * 1979-12-26 1981-07-28 Sanyo Electric Co Ltd Gas difusion electrode for fuel cell
JPS6132358A (ja) * 1984-07-20 1986-02-15 Pentel Kk 電池用電極
JP2014502673A (ja) * 2010-12-29 2014-02-03 パルマスカンド アクチボラグ ガス拡散電極

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10189006A (ja) 1996-12-25 1998-07-21 Toshiba Battery Co Ltd 空気電池
CN1194476A (zh) * 1997-03-26 1998-09-30 周大卫 一种可置换式金属空气电池
US20030113542A1 (en) * 2001-12-13 2003-06-19 Graftech Inc. High surface area carbon composites
US7179310B2 (en) 2003-07-03 2007-02-20 The Gillette Company Zinc/air cell with improved anode
JP3691836B1 (ja) * 2004-08-27 2005-09-07 東洋炭素株式会社 膨張黒鉛シート
WO2008126564A1 (ja) * 2007-03-12 2008-10-23 Toyo Tanso Co., Ltd. 放熱部材、それを用いた回路基板、電子部品モジュール及びその製造方法
CN102396100B (zh) * 2009-01-26 2014-11-12 丰田自动车株式会社 空气电池
JP5512188B2 (ja) * 2009-08-07 2014-06-04 東洋炭素株式会社 膨張黒鉛シート
DE102011108435A1 (de) 2011-07-26 2013-05-02 Bayerisches Zentrum für Angewandte Energieforschung e.V. Groß- und offenporiges C/C-Komposit mit hoher innerer Oberfläche, sowie Verfahren zur Herstellung desselben und dessen Anwendung
US9525197B2 (en) * 2011-10-10 2016-12-20 Toyota Motor Europe Nv/Sa Stable non-aqueous electrolyte promoting ideal reaction process in rechargeable lithium-air batteries
US10153527B2 (en) 2012-03-19 2018-12-11 Toyota Motor Europe Three-dimensional carbon foam-supported electrode for metal-air batteries
CN103367765B (zh) * 2013-07-25 2015-09-16 哈尔滨工业大学 多层石墨的制备方法和应用该多层石墨制备锂空气电池阴极的方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5693265A (en) * 1979-12-26 1981-07-28 Sanyo Electric Co Ltd Gas difusion electrode for fuel cell
JPS6132358A (ja) * 1984-07-20 1986-02-15 Pentel Kk 電池用電極
JP2014502673A (ja) * 2010-12-29 2014-02-03 パルマスカンド アクチボラグ ガス拡散電極

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018051314A (ja) * 2016-09-27 2018-04-05 株式会社大木工藝 筋肉鍛錬装置および治療器

Also Published As

Publication number Publication date
US10276877B2 (en) 2019-04-30
KR20160089400A (ko) 2016-07-27
EP3076464A1 (en) 2016-10-05
CN105637688A (zh) 2016-06-01
US20160301086A1 (en) 2016-10-13
JP6578611B2 (ja) 2019-09-25
EP3076464B1 (en) 2019-01-02
EP3076464A4 (en) 2017-05-17
CN105637688B (zh) 2020-07-10
TW201533961A (zh) 2015-09-01
WO2015076402A1 (ja) 2015-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6070671B2 (ja) 空気電池
JP6578611B2 (ja) 空気電池用正極及びこの正極を用いた空気電池
JP3203665U (ja) フローバッテリー用の改良された電極
WO2010009469A3 (en) Thin flexible rechargeable electrochemical energy cell and method of fabrication
DK3072175T3 (en) BATTERY WITH REMOVABLE AIR PAD
JP2008186817A (ja) 燃料電池用セパレータ
US20100206722A1 (en) Electrolysis apparatus
JP2023133607A (ja) 亜鉛電池用電解液及び亜鉛電池
JP7260349B2 (ja) 亜鉛電池用電解液及び亜鉛電池
JP2014120401A (ja) 空気マグネシウム電池
Yang et al. Engineering a membrane based air cathode for microbial fuel cells via hot pressing and using multi-catalyst layer stacking
Shallal et al. Effects of operating parameters on the performance of a zinc-air fuel cell
US10403920B2 (en) Fuel battery cell
JP5614468B2 (ja) 燃料電池用ガス拡散電極の製造方法
JP2016192255A (ja) バナジウムレドックス電池
JP6731599B2 (ja) 空気電池用正極、この正極を用いた空気電池、及び、該正極の製造方法
JP2007095712A (ja) 固体高分子型燃料電池およびその製造方法
CN111180748A (zh) 空气电池空气电极及其制备方法、空气电池和电动装置
JP2019216059A (ja) 多孔膜、電池部材及び亜鉛電池
WO2023132153A1 (ja) 電極、電池セル、セルスタック、及びレドックスフロー電池システム
JP2006079913A (ja) 燃料電池
JP2024023917A (ja) ニッケル亜鉛電池
JP2022154484A (ja) 亜鉛電池用電解液及び亜鉛電池
JP2004063095A (ja) 固体高分子型燃料電池の集電板
JP5889720B2 (ja) 電解質膜・電極構造体及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
AA64 Notification of invalidation of claim of internal priority (with term)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A241764

Effective date: 20140924

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140912

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170728

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170728

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180720

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20180817

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180817

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20181026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190719

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6578611

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250