JP2015121673A - 楽器の振動検出機構及び楽器用の振動センサユニット - Google Patents

楽器の振動検出機構及び楽器用の振動センサユニット Download PDF

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Abstract

【課題】楽器における振動部材の複雑な振動を高品位に検出する。【解決手段】センサユニットUTは、木材等でなる直方体の基材30を有し、基材30にピエゾ素子等でなる3つのセンサS1、S2、S3が配設される。センサS1が、振動部材の主振動方向である第1の方向の振動を検出し、センサS2、S3が、主振動方向とは垂直な第2の方向、第3の方向の2軸方向の振動を検出する。センサ感度は、センサS2、S3は同じであるが、センサS2、S3の方がセンサS1の感度よりも高く設定されている。【選択図】図2

Description

本発明は、振動部材の振動を検出する、楽器の振動検出機構及び楽器用の振動センサユニットに関する。
従来、楽器において振動する振動部材の振動を検出することが知られている。例えば、ピアノにおいては演奏等によって弦が振動し、それに伴い響板等の振動部材が振動する。ピアノの演奏等を記録し、後で再生するために、ピアノにセンサを配設して振動部材の振動を検出する。下記特許文献1では、響板に振動センサを取り付け、振動波形を検出している。響板は主にその平面方向に垂直な方向を主振動方向として振動するため、下記特許文献1では、専ら響板の主振動方向の振動を検出する。
ところが、例えば響板は、主振動方向だけでなく、主振動方向に垂直な平面方向にも振動し、これら3軸方向の複雑な振動が合成されて豊かな音響となっている。そのため、原音に忠実な音を再現しようとする場合、主振動方向だけでなく平面方向の振動も併せて検出するのが好ましい。3軸方向の振動を検出するためのセンサを既存のアコースティックピアノに取り付ける場合、例えば、下記特許文献2に示されるような3軸センサを利用することが考えられる。
特開2003−186476号公報 特開昭63−118667号公報
しかしながら、市販の3軸センサでは通常、3つの方向に関するセンサの感度が共通である。その一方、響板の振動は主振動方向に比べて平面方向への振幅が小さい。そのため、一般的な3軸センサを取り付けて3軸方向の振動を検出するためには、感度を主振動方向の検出に合わせる必要がある。そうすると、平面方向の振動検出信号のS/N比が低下し、リアルな音響の再現が困難になる。従って、3軸方向の各々について高品位の振動検出が困難となる。
また、センサの取り付け作業は容易であることが望ましく、特に方向決めについても特別な技能を要しない構成であることが望ましい。さらに、振動の検出対象にしたい振動部材は響板とは限らないため、センサが取り付けられる振動部材に合わせて、3軸方向の各々のセンサの感度の設定に自由度が高いことが望ましい。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、楽器における振動部材の複雑な振動を高品位に検出することができる楽器の振動検出機構及び楽器用の振動センサユニットを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の請求項1の楽器の振動検出機構は、振動部材(12、13、14、16)の、主振動方向である第1の方向(F1)の振動を検出するための第1のセンサ(S1)と、前記振動部材の、前記第1の方向に垂直な第2の方向(F2)の振動を検出するための第2のセンサ(S2)と、前記振動部材の、前記第1の方向及び前記第2の方向の双方に垂直な第3の方向(F3)の振動を検出するための第3のセンサ(S3)とを有し、前記第2のセンサの感度は前記第1のセンサの感度よりも高く、且つ前記第3のセンサの感度は前記第1のセンサの感度よりも高いことを特徴とする。
好ましくは、前記振動部材は響板(12)であり、前記第2のセンサは、前記響板に固定された固定部材(30)における、前記第2の方向に略垂直な面(P2)に取り付けられ、前記第2の方向は、前記響板への前記固定部材の取り付け位置における前記響板の木目方向(21)に略平行である。
好ましくは、前記振動部材は響板(12)であり、前記第1のセンサは、平面視において駒(14)と重なるように、前記響板または前記響板に固定された部材(30、24)における、前記第1の方向に略垂直な面(P1、12a、24a)に取り付けられる。
好ましくは、基材(30)と、前記基材における互いに略垂直な第1の面(P1)、第2の面(P2)及び第3の面(P3)にそれぞれ配置された前記第1のセンサ、前記第2のセンサ及び前記第3のセンサとを有して一体に構成されたセンサユニット(UT)を有し、前記第1の面が前記第1の方向と略垂直となるように、前記センサユニットの前記基材が前記振動部材(12、13、14、16)または前記振動部材に固定された部材(22、24)に取り付けられる。
上記目的を達成するために本発明の請求項5の楽器用の振動センサユニットは、一体に構成され、楽器に取り付けられることで、前記楽器において振動部材(12、13、14、16)の3軸方向の振動を検出する、楽器用の振動センサユニット(UT)であって、前記振動部材または前記振動部材に固定された部材(22、24)における主振動方向である第1の方向(F1)に略垂直な面(12a、13a、16a、22a、24a)に取り付けられるための取付面(P0)と、前記取付面に略平行な第1の面(P1)と、前記第1の面に略垂直な第2の面(P2)と、前記第1の面及び前記第2の面の双方に対して略垂直な第3の面(P3)と、前記第1の面に取り付けられ、前記振動部材の、前記第1の方向の振動を検出するための第1のセンサ(S1)と、前記第2の面に取り付けられ、前記振動部材の、前記第1の方向に垂直な第2の方向の振動を検出するための第2のセンサ(S2)と、前記第3の面に取り付けられ、前記振動部材の、前記第1の方向及び前記第2の方向の双方に垂直な第3の方向の振動を検出するための第3のセンサ(S3)とを有し、前記第2のセンサの感度は前記第1のセンサの感度よりも高く、且つ前記第3のセンサの感度は前記第1のセンサの感度よりも高いことを特徴とする。
なお、上記括弧内の符号は例示である。
本発明の請求項1によれば、楽器における振動部材の複雑な振動を高品位に検出することができる。
請求項2、3によれば、振動の検出精度を高めることができる。
請求項4によれば、3軸方向の振動を適切に検出できるようなセンサの取り付けが容易になる。
請求項5によれば、楽器における振動部材の複雑な振動を高品位に検出することができる。また、3軸方向の振動を適切に検出できるようなセンサの取り付けが容易になる。
本発明の一実施の形態に係る振動検出機構ないし振動センサユニットが適用される楽器の主要部の平面図である。 センサユニットの斜視図(図(a)、(b))、振動検出時の信号の流れを示す図(図(c))である。 センサユニットの響板への取り付け例を示す、演奏者側から見た図(図(a))、響板に取り付けられたセンサユニットの裏面図(図(b))である。 センサユニットの取り付けの変形例を示す図である。 センサを個別に取り付ける例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る振動検出機構ないし振動センサユニットが適用される楽器の主要部の平面図である。この楽器は一例としてピアノ10として構成される。ピアノ10は一例としてアコースティックグランドピアノであり、図1では、屋根、弦、鍵盤等の図示が省略されている。
このピアノ10は、公知の構成のものであり、側板13、響板12、フレーム11、長駒14、短駒15、複数の響棒16等を備える。ピアノ10には、センサユニットUTが配設される。このセンサユニットUTは、ピアノ10の出荷前に取り付けてもよいが、製品購入後にユーザが取り付けてもよい。センサユニットUTは、少なくとも1つ配設されるが、配設数は限定されず、図1の例では3つ配設されている。
センサユニットUTは、ピアノ10の弦の振動に伴い振動する振動部材の振動を検出するためのセンサを有したものであり、本実施の形態として図1〜図3で示す構成では、検出対象の振動部材として響板12が例示される。
複数の弦は、フレーム11において、ピッチピンとチューニングピンとによって、アグラフ17から長駒14または短駒15にかけて張設される。弦は、演奏操作によりハンマに打撃されて振動し、その振動が長駒14、短駒15を介して響板12に伝わる。長駒14、短駒15は、響板12の上面に配置固定される。複数の響棒16は響板12の下面に固定され、互いに平行に配置される。
図2(a)、(b)は、センサユニットUTの斜視図である。センサユニットUTは、木材等でなる直方体型の基材30を有し、基材30にピエゾ素子等でなる3つのセンサS1、S2、S3が配設される。基材30は、響板12等の振動部材へ取り付けられるための取付面P0を有し、取付面P0には図示しない両面テープが施されている。取付面P0の反対側の面が、取付面P0と平行な第1の面P1である。さらに基材30は、第1の面P1に略垂直な第2の面P2と、第1の面P1及び第2の面P2の双方に対して略垂直な第3の面P3を有する。
第1の面P1、第2の面P2、第3の面P3に、それぞれセンサS1、S2、S3は貼着等により固定される。センサS1、S2、S3はそれぞれ、面P1、面P2、面P3に垂直な各方向の振動を検出するのに用いられる。3つのセンサユニットUTの構成はいずれも同様である。
図2(c)は、センサユニットUTによる振動検出時の信号の流れを示す図である。センサS1、S2、S3からの検出信号は、それぞれアンプ18A、18B、18Cで増幅されて記録部20に記録される。あるいは、アンプ18A、18B、18Cの出力をミキサ19で混合して外部に出力してもよい。複数のセンサユニットUTの検出信号をさらに合成して記録あるいは出力してもよい。
なお、アンプ18及びミキサ19はセンサユニットUTに内蔵してもよい。記録部20についても、センサユニットUTに内蔵してもよい。記録部20に記録された信号は、後で、音響の再現に利用される。
センサユニットUTは、ピアノにおける振動部材に取り付けて振動を3軸方向に検出するためのものである。振動部材は最も大きく振動する(振幅が大きい)方向が決まっており、それを主振動方向とする。振動部材は、主振動方向に垂直な方向には主振動方向よりも小さく振動する。3つのセンサのうち、センサS1については、振動部材の主振動方向の振動を検出することが想定され、センサS2、S3については、主振動方向とは垂直な2軸方向の振動を検出することが想定されている。そのため、センサ感度は、センサS2、S3は同じであるが、センサS2、S3の方がセンサS1の感度よりも高く設定されている。
これは、リアルな音響の再現を可能にするためである。振動部材は主振動方向に最も大きく振動するので、検出信号が飽和しないようにセンサS1の感度は低く設定する。一方、主振動方向に垂直な2軸方向への振動は主振動方向よりも小さいので、検出信号は主振動方向に比し弱い。そのため、検出信号のS/N比の低下を回避するために感度を高く設定する。検出対象が例えば響板12のような板状部である場合、センサS2、S3とセンサS1との感度の比として、少なくとも2倍以上の差異を設けるのが望ましい。センサS2とセンサS3の感度は必ずしも同一でなくてもよい。
図3(a)は、センサユニットUTの響板12への取り付け例を示す、演奏者側から見た図である。図3(b)は、響板12に取り付けられたセンサユニットUTの裏面図である。
センサユニットUTで響板12の振動を検出する場合、取付面P0を響板12の下面12aに貼着固定する。それにより、第1の面P1は下方を向く。第2の面P2、第3の面P3を水平方向のどちらに向けるかについての限定はない。しかし、響板12が有する木目21の延伸方向に第2の面P2または第3の面P3が垂直になるように配置するのが好ましい。これは、響板12における平面方向への振動は、木目21を跨ぐ方向よりも木目21に沿った方向に伝搬しやすいからである。
図3の例では、第2の面P2が、基材30の響板12への取り付け位置における木目21の方向と略垂直となるように配置している。響板12の主振動方向である上下方向を第1の方向F1とする。木目21の方向を第2の方向F2とし、第1の方向F1及び第2の方向F2に垂直な方向を第3の方向F3とする。センサS1は響板12の方向F1、センサS2は響板12の方向F2、センサS3は響板12の方向F3の振動を、それぞれ検出する。
ここで、響棒16は、木目方向とは概ね垂直となる方向を長手方向としている。従って、第3の面P3に略垂直な第3の方向F3は響棒16の長手方向とは略平行である。また、センサユニットUTの水平方向における配置位置については、好ましくは、平面視において長駒14と重なるように配置される(図1参照)。弦から伝達される振動が長駒14を介して響板12に伝達されるため、長駒14の下方における響板12の下面に明瞭な振動が現れるからである。なお、センサユニットUTは、平面視で長駒14でなく短駒15と重なるように配置してもよい。
ところで、基材30は、音色コントロールに適した周波数特性を有する材質とするのが好ましく、木材に限定されるものではない。また、センサS1、S2、S3を基材30に直接貼着するのではなく、適切な周波数特性を有する別部材を介在させて基材30に固定してもよい。
本実施の形態によれば、センサS2、S3の感度をセンサS1の感度よりも高くすることにより、響板12の主振動方向である第1の方向F1の振幅にセンサS1の感度を合わせて第1の方向F1の振動を適切に検出することができる。それと共に、第1の方向F1とは異なる方向の振幅にセンサS2、S3の感度を合わせて、それぞれ第2の方向F2、第3の方向F3の振動を検出するので、第2の方向F2、第3の方向F3の振動の検出信号のS/N比の低下を回避できる。よって、響板12の3軸方向の各々について精度の高い振動検出が可能となり、複雑な振動を高品位に検出することができるので、リアルな音響の再現が可能となる。
また、第2の方向F1は、響板12への基材30の取り付け位置における響板12の木目方向に略平行である。これにより、振動は木目方向に伝搬しやすいことから振動の検出精度を高めることができる。さらに、第1のセンサS1は、平面視において長駒14と重なる位置に配置される。これにより、長駒14の下方における響板12の下面に明瞭な振動が現れることから、振動の検出精度を高めることができる。また、センサユニットUTを響板12に取り付ける際、ユーザは、センサS2の向きを響板12の木目方向に合わせればよいので、水平方向における方向決めに特別な技能を要しない。
また、センサユニットUTは、センサS1、S2、S3が互いに直交する方向を向くように基材30に固定されて、取付面P0を有して一体に構成される。従って、取付面P0を響板12の下面12aに貼着固定するという簡単な作業により、3軸方向の振動を適切に検出できるようなセンサの取り付けが可能となり、取り付け作業が容易である。
図1、図3では、センサユニットUTが響板12の下面12aに取り付けられる構成を例示した。しかし、第1の面P1が第1の方向F1と略垂直となるように、振動部材または振動部材に固定された固定部材に基材30を取り付ければよい。そのような条件を満たす変形例を図4に示す。
まず、図4(a)に示すように、振動部材としての響棒16の下面16aに基材30の取付面P0を貼着固定する。響棒16の主振動方向(第1の方向F1)は響板12と同じである。あるいは、図4(b)に示すように、振動部材としての長駒14(または短駒15)の側面14aに固定した別部材22の上面22aに、基材30の取付面P0を貼着固定する。長駒14の主振動方向(第1の方向F1)は響板12と同じであり、上面22aは第1の方向F1に略垂直である。
なお、響棒16や長駒14は、振動部材として把握できるが、響板12を振動部材とすれば、基材30、響棒16、長駒14は「振動部材に固定された部材」とみなすこともできる。
あるいは、図4(c)に示すように、振動部材としての側板13の内面13a(または外面)に、基材30の取付面P0を貼着固定してもよい。側板13の主振動方向(第1の方向F1)は側板13の厚み方向となり、響板12の主振動方向とは略直交している。第2の面P2、第3の面P3は、側板13の厚み方向に垂直で且つ互いに直交する面である。
ところで、図4(d)に示すように、センサユニットUTは、基材30における取付面P0と第1の面P1とが面一で実質的に同じ平面の別領域とされる構成であってもよい。この構成においては、例えば、振動部材としての響板12の下面12aに固定された別部材24の下面24aに、基材30の取付面P0を貼着固定する。センサS1は上側を向くことになるが、響板12の主振動方向(第1の方向F1)の振動を検出することができる。
このように、振動の検出対象にしたい振動部材は響板12とは限らない。しかし、方向ごとの感度設定の自由度が高いので、センサユニットUTにおいて、振動検出対象に合わせてセンサS1、S2、S3の各感度を適切に設定したものを作成することが可能である。
これまでは、3つのセンサを一体化したセンサユニットUTを振動部材に取り付ける構成を説明した。しかし、センサS2、S3の感度をセンサS1よりも高く設定し、各センサを個別に振動部材または振動部材に固定された部材に取り付けてもよい。そのような変形例を図5で説明する。
まず、図5(a)に示すように、振動部材としての響板12の下面12aに、直方体型の別部材24が固定される。この別部材24の、方向F1、F2、F3に垂直な面24a、24b、24cにそれぞれセンサS1、S2、S3を貼着する。あるいは、図5(b)に示すように、センサS1については、振動部材としての響棒16の下面16aに貼着してもよい。またセンサS2については、振動部材としての長駒14(または短駒15)の側面14aに貼着してもよい。
あるいは、図5(c)に示すように、センサS1については、振動部材としての響板12の下面12aに貼着し、センサS2については、振動部材としての響棒16の側面16aに貼着してもよい。あるいは、図5(d)に示すように、振動部材としての響板12の下面12aにセンサS1を貼着すると共に、響板12の下面12aに直方体型の別部材24−2、24―3を固定する。そして、互いに垂直な別部材24−2の側面と別部材24―3の側面とに、それぞれセンサS2、S3を貼着してもよい。
あるいは、図5(e)に示すように、振動部材としての側板13の内面13a(または外面)にセンサS1を貼着すると共に、側板13の内面13aに直方体型の別部材24−2、24―3を固定する。そして、側板13の厚み方向に垂直で且つ互いに垂直な別部材24−2の面と別部材24―3の面とに、それぞれセンサS2、S3を貼着してもよい。
なお、本発明の適用対象としてアコースティックグランドピアノを例示したが、アップライトピアノであってもよい。アップライトピアノにおいては、振動部材としての響板の主振動方向(第1の方向F1)は前後方向となる。
なお、本発明が適用される楽器としてピアノを例示したが、ピアノ以外の楽器であっても、振動部材を有すれば適用可能である。例えば、振動部材としての響板を有するギター等の弦楽器、あるいは、振動部材としての響板を加振器で加振する電子楽器に適用してもよい。
UT センサユニット、 S1、S2、S3 センサ、 12 響板(振動部材)、 12a 下面、 13 側板(振動部材)、 14 長駒(振動部材)、 16 響棒(振動部材)、 21 木目、 22、24 別部材、 22a 上面、 24a 下面、 30 基材(固定部材)、 F1 第1の方向、 F2 第2の方向、 F3 第3の方向、 P1 第1の面、 P2 第2の面、 P3 第3の面

Claims (5)

  1. 振動部材の、主振動方向である第1の方向の振動を検出するための第1のセンサと、
    前記振動部材の、前記第1の方向に垂直な第2の方向の振動を検出するための第2のセンサと、
    前記振動部材の、前記第1の方向及び前記第2の方向の双方に垂直な第3の方向の振動を検出するための第3のセンサとを有し、
    前記第2のセンサの感度は前記第1のセンサの感度よりも高く、且つ前記第3のセンサの感度は前記第1のセンサの感度よりも高いことを特徴とする楽器の振動検出機構。
  2. 前記振動部材は響板であり、前記第2のセンサは、前記響板に固定された固定部材における、前記第2の方向に略垂直な面に取り付けられ、前記第2の方向は、前記響板への前記固定部材の取り付け位置における前記響板の木目方向に略平行であることを特徴とする請求項1記載の楽器の振動検出機構。
  3. 前記振動部材は響板であり、前記第1のセンサは、平面視において駒と重なるように、前記響板または前記響板に固定された部材における、前記第1の方向に略垂直な面に取り付けられたことを特徴とする請求項1または2記載の楽器の振動検出機構。
  4. 基材と、前記基材における互いに略垂直な第1の面、第2の面及び第3の面にそれぞれ配置された前記第1のセンサ、前記第2のセンサ及び前記第3のセンサとを有して一体に構成されたセンサユニットを有し、
    前記第1の面が前記第1の方向と略垂直となるように、前記センサユニットの前記基材が前記振動部材または前記振動部材に固定された部材に取り付けられたことを特徴とする請求項1記載の楽器の振動検出機構。
  5. 一体に構成され、楽器に取り付けられることで、前記楽器において振動部材の3軸方向の振動を検出する、楽器用の振動センサユニットであって、
    前記振動部材または前記振動部材に固定された部材における主振動方向である第1の方向に略垂直な面に取り付けられるための取付面と、
    前記取付面に略平行な第1の面と、
    前記第1の面に略垂直な第2の面と、
    前記第1の面及び前記第2の面の双方に対して略垂直な第3の面と、
    前記第1の面に取り付けられ、前記振動部材の、前記第1の方向の振動を検出するための第1のセンサと、
    前記第2の面に取り付けられ、前記振動部材の、前記第1の方向に垂直な第2の方向の振動を検出するための第2のセンサと、
    前記第3の面に取り付けられ、前記振動部材の、前記第1の方向及び前記第2の方向の双方に垂直な第3の方向の振動を検出するための第3のセンサとを有し、
    前記第2のセンサの感度は前記第1のセンサの感度よりも高く、且つ前記第3のセンサの感度は前記第1のセンサの感度よりも高いことを特徴とする楽器用の振動センサユニット。
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