JP2015121391A - 除湿装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】衣類を乾燥する機能を備えた除湿装置において、衣類乾燥の運転の途中で運転モードを切り換えても過剰な乾燥運転の時間低減を行う除湿装置を提供することを目的とする。【解決手段】使用者による衣類乾燥運転の途中で衣類乾燥設定スイッチ14の操作で衣類乾燥運転部15の設定の切り換えを行った場合、運転モード切り換え補正手段23により衣類乾燥運転モードを切り換える前の衣類の乾燥量を切り換え後の衣類乾燥運転モードで継続させ、除湿能力補正手段24で選択した衣類乾燥運転モードの除湿能力の変更に応じて除湿能力を補正することで、無駄な衣類乾燥運転を行う事なく、電力の過剰消費の低減と衣類の過剰な乾燥の低減を図れ、使用者の衣類乾燥運転の意向に応じた衣類乾燥運転を行い使い勝手の向上が図れた除湿装置が得られる。【選択図】図4

Description

本発明は、室内に吊り下げた衣類を乾燥する機能を備えた除湿装置に関する。
従来、この種の衣類乾燥機能を備えた除湿装置は、予め想定した衣類の量と部屋の広さに対応した運転を行い一定の乾燥状態にさせることを前提に、衣類乾燥運転を開始する時に自動停止するまでのタイマー時間を設定してタイマー時間経過時に衣類乾燥運転を終了することが一般的であった(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−141284号公報
従来の方法では、使用者が衣類乾燥運転中に除湿能力を低くしてより静かに運転したい場合や、除湿能力を高くしてより早く衣類の乾燥を行いたい場合に衣類乾燥の運転モードの設定を切り換えることが想定される。衣類乾燥の運転モードを切り換えるときには、その都度衣類乾燥運転が自動停止するまでのタイマー時間を再設定しタイマー時間のカウントを始めから行う。そのため、運転モードを切り換える前のタイマー時間の経過による衣類の乾燥度合いが切り換え後の衣類乾燥運転へ反映されず、一定の乾燥度合いに至っても再設定したタイマー時間が経過するまで運転を継続するため、電力の過剰消費や衣類の過剰な乾燥を行うという課題があった。
また、衣類乾燥モードは予め想定した除湿能力で運転を行うため、使用者がより静かに運転したい場合や、より早く衣類乾燥を行いたい場合に除湿能力が調整できないという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、衣類乾燥の運転の途中で運転モードを切り換えても無駄な衣類乾燥運転を行う事なく、電力の過剰消費の低減と衣類の過剰な乾燥の低減が図るものである。また、切り換えた衣類乾燥運転モードの除湿能力の切り換え状況に応じて除湿能力の補正を行うことにより、使用者の衣類乾燥運転の意向に応じた衣類乾燥運転を行うことができ、使い勝手の向上が図れた除湿装置を提供することを目的としている。
本発明の除湿装置は、上記目的を達成するために、除湿能力が異なる複数の衣類乾燥運転モードと、前記衣類乾燥運転モードの除湿能力に応じた除湿運転を行う除湿運転手段と、一定期間毎に衣類の乾燥速度を算出する乾燥速度算出手段と、前記乾燥速度算出手段で算出した乾燥速度の累積値を加算し乾燥度を算出する乾燥度算出手段と、前記乾燥度算出手段で算出した乾燥度から衣類の乾燥が完了したことを判断する乾燥判断手段と、前記乾燥判断手段の判断により運転を停止させる停止手段と、衣類乾燥設定スイッチの操作により前記衣類乾燥運転モードの設定を切り換える運転モード切り換え手段を有する衣類乾燥運転部を備え、前記運転モード切り換え手段により前記衣類乾燥運転モードの設定の切り換え時に、切り換え前の前記衣類乾燥運転モードの前記乾燥度算出手段で算出した衣類の乾燥度を切り換え後の前記衣類乾燥運転モードの衣類の乾燥度へ継続を行う運転モード切り換え補正手段と、前記運転モード切り換え手段により切り換え前の前記衣類乾燥運転モードと切り換え後の前記衣類乾燥運転モードの切り換えに応じて切り換え後の前記衣類乾
燥運転モードの除湿能力に応じた前記除湿運転手段の補正を行う除湿能力補正手段を備えた構成としたものであり、これにより初期の目的を達成することができる。
本発明によれば、除湿能力が異なる複数の衣類乾燥運転モードと、前記衣類乾燥運転モードの除湿能力に応じた除湿運転を行う除湿運転手段と、一定期間毎に衣類の乾燥速度を算出する乾燥速度算出手段と、前記乾燥速度算出手段で算出した乾燥速度の累積値を加算し乾燥度を算出する乾燥度算出手段と、前記乾燥度算出手段で算出した乾燥度から衣類の乾燥が完了したことを判断する乾燥判断手段と、前記乾燥判断手段の判断により運転を停止させる停止手段と、衣類乾燥設定スイッチの操作により前記衣類乾燥運転モードの設定を切り換える運転モード切り換え手段を有する衣類乾燥運転部を備え、前記運転モード切り換え手段により前記衣類乾燥運転モードの設定の切り換え時に、切り換え前の前記衣類乾燥運転モードの前記乾燥度算出手段で算出した衣類の乾燥度を切り換え後の前記衣類乾燥運転モードの衣類の乾燥度へ継続を行う運転モード切り換え補正手段と、前記運転モード切り換え手段により切り換え前の前記衣類乾燥運転モードと切り換え後の前記衣類乾燥運転モードの切り換えに応じて切り換え後の前記衣類乾燥運転モードの除湿能力に応じた前記除湿運転手段の補正を行う除湿能力補正手段を備えた構成とすることにより、無駄な衣類乾燥運転を行う事なく、電力の過剰消費の低減と衣類の過剰な乾燥の低減を行うことができ、使い勝手の向上が図れるという効果を奏する。すなわち、使用者が衣類乾燥運転中に除湿能力が異なる衣類乾燥運転モードの設定へ切り換えた時でも、運転モード切り換え補正手段が、使用者が衣類乾燥の運転を開始してから除湿能力が異なる衣類乾燥運転モードの設定を切り換えるまでの衣類の乾燥度を切り換え後の衣類乾燥運転モードの衣類の乾燥度へ補正を行う。そのため、衣類の乾燥度を初期化することなく継続した衣類乾燥運転を実行することとなり、電力消費を抑えて、適切な衣類の乾燥を行うことができる。
更に、使用者が衣類乾燥運転中に衣類の乾燥度合いを確認しながら除湿能力の異なる衣類乾燥モードの設定を切り換えた時には、運転モード切り換え手段が、切り換え前後の衣類乾燥モードの除湿能力に応じて、切り換え後の除湿運転手段の除湿能力の補正を行う。すなわち、使用者が除湿能力が低い衣類乾燥運転モードから、除湿能力が高い衣類乾燥運転モードへ切り換えた時は、乾燥時間をより短く、あるいはより衣類の乾き度合いを高めたい意向であると判断して、切り換え後の衣類乾燥運転モードの除湿能力を高める補正を行う。このようにして、乾燥時間を短く衣類乾燥運転を実行することができる。また、除湿能力が高い衣類乾燥運転モードから除湿能力が低い衣類乾燥運転モードへ切り換えた時は、より騒音を抑えたい、あるいは、より低消費電力で衣類を乾燥したい意向であると判断して除湿能力を低める補正を行う。このようにして、低騒音で低消費電力で衣類乾燥運転を実行することができる。つまり、使用者の衣類乾燥運転の意向に応じた衣類乾燥運転を行うことができ、使い勝手の向上が図れるとうい効果を奏する。
本発明の実施の形態1の除湿装置の構造を示す図 同除湿装置の操作表示部を示す図 同除湿装置の構成を示すブロック図 同動作手段の構成を示すフローチャート
本発明の請求項1記載の発明は、除湿能力が異なる複数の衣類乾燥運転モードと、前記衣類乾燥運転モードの除湿能力に応じた除湿運転を行う除湿運転手段と、一定期間毎に衣類の乾燥速度を算出する乾燥速度算出手段と、前記乾燥速度算出手段で算出した乾燥速度の累積値を加算し乾燥度を算出する乾燥度算出手段と、前記乾燥度算出手段で算出した乾燥度から衣類の乾燥が完了したことを判断する乾燥判断手段と、前記乾燥判断手段の判断
により運転を停止させる停止手段と、衣類乾燥設定スイッチの操作により前記衣類乾燥運転モードの設定を切り換える運転モード切り換え手段を有する衣類乾燥運転部を備え、前記運転モード切り換え手段により前記衣類乾燥運転モードの設定の切り換え時に、切り換え前の前記衣類乾燥運転モードの前記乾燥度算出手段で算出した衣類の乾燥度を切り換え後の前記衣類乾燥運転モードの衣類の乾燥度へ継続を行う運転モード切り換え補正手段を備えた構成とすることにより、使用者が衣類乾燥運転中に除湿能力が異なる衣類乾燥運転モードの設定へ切り換えた時でも、運転モード切り換え補正手段により使用者が衣類乾燥の運転を開始してから除湿能力が異なる衣類乾燥運転モードの設定を切り換えるまでの衣類の乾燥度を切り換え後の衣類乾燥運転モードの衣類の乾燥度へ補正を行うことにより、衣類の乾燥度を初期化することなく継続した衣類乾燥運転を実行する作用により、無駄な衣類乾燥運転を行う事なく、電力の過剰消費の低減と衣類の過剰な乾燥の低減を行うことができ、使い勝手の向上が図れるという効果を有する。更に、使用者が除湿能力が低い衣類乾燥運転モードから除湿能力が高い衣類乾燥運転モードへ切り換えた時は、除湿能力を高め乾燥時間を短く衣類を乾燥したい意向であると判断して切り換え後の衣類乾燥運転モードの除湿能力を高める補正を行うこととなり、乾燥時間を短く衣類乾燥運転を実行することができる。また、除湿能力が高い衣類乾燥運転モードから除湿能力が低い衣類乾燥運転モードへ切り換えた時は、除湿能力を低め低騒音で低消費電力で衣類を乾燥したい意向であると判断して除湿能力を低める補正を行うこととなり、低騒音で低消費電力で衣類乾燥運転を実行することができる。つまり、使用者の衣類乾燥運転の意向に応じた衣類乾燥運転を行うことができ、使い勝手の向上が図れるとうい効果を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1について図1〜図4を参照しながら説明する。まず、図1を用いて除湿装置の構造を、図2を用いて電気的な構成を、図3を用いて除湿装置の操作表示部を説明する。
図1に示すように、除湿装置1は、その本体内に設けた除湿部2と、送風機3と、再生ヒータ4と、制御部5に接続された本体の周辺空気の温度を検知する温度センサ6と前記本体の周辺空気の湿度を検知する湿度センサ7と、操作表示部8で構成される。
除湿部2は、回転する除湿手段としての除湿ロータ9と、再生ヒータ4により加熱された空気を除湿ロータ9に送風する再生ファン10と、熱交換器11および水タンク12とで構成されている。除湿ロータ9は、送風機3によって水分を含んだ空気を通過させる除湿領域と、再生ファン10によって加熱された空気を通過させる再生領域の2つの部分に区画されている。
つまり、本実施の形態の除湿装置1は、送風機3の駆動により、室内から吸い込まれた空気は熱交換器11を冷却させた後に、除湿手段としての除湿ロータ9で吸湿され、除湿された空気が再び室内に放出されて室内の空気が除湿される。除湿ロータ9で吸湿された水分は、除湿ロータ9の回転によって、再生領域において、除湿ロータ9を加熱し再生する再生ヒータ4で加熱された温風により蒸発し、熱交換器11で冷却されて水分として凝縮して水タンク12に貯水されるものである。
また、除湿装置1本体の前面には、図2に示すように、除湿装置1を操作する操作表示部8が備えられ、操作表示部8には、除湿装置1の運転を「切り(OFF)」、「入り(ON)」する運転切入設定スイッチ13と、除湿装置の衣類乾燥運転モードを設定する衣類乾燥設定スイッチ14を配置している。
図3に示すように、除湿装置1には、運転動作を制御する制御部5を備えている。この制御部5には、除湿部2、送風機3、再生ヒータ4、温度センサ6、湿度センサ7、操作
表示部8、再生ファン10が接続されている。
制御部5は、マイクロコンピュータを核とし、除湿装置1の運転の制御を行なう衣類乾燥運転部15と、除湿部2を駆動する除湿駆動手段16と、送風機3を駆動する送風駆動手段17と、再生ヒータ4を駆動するヒータ駆動手段18と、操作表示部8の衣類乾燥設定スイッチ14の操作により衣類乾燥運転部15の衣類乾燥運転モードの設定を切り換える運転モード切り換え手段19を備えたものである。
除湿駆動手段16は、例えば、除湿部2に配置された除湿ロータ9と再生ファン10を駆動するためのモータの巻き線タップを切り換えるリレーである。
送風駆動手段17は、例えば、送風機3を駆動するためのモータの巻き線タップを切り換えて、送風風量を調整するリレーである。
また、ヒータ駆動手段18は、例えば、再生ヒータ4のタップを切り替えて加熱量を調整するリレーである。
図4に示すように、衣類乾燥運転部15は、初期設定手段21と、除湿運転手段22と、運転モード切り換え補正手段23と、除湿能力補正手段24と、運転制御手段25と、乾燥速度算出手段26と、乾燥量算出手段27と、乾燥判断手段28と、停止手段29を備えたものである。初期設定手段21は、除湿装置1の運転開始時に参照する乾燥が完了したことを判定する乾燥完了の判定値と衣類の乾燥量の初期化を設定する。除湿運転手段22は、運転開始時の衣類乾燥運転モードの除湿能力に応じた除湿運転パターンを設定する。運転モード切り換え補正手段23は、運転モード切り換え手段19により衣類乾燥運転部15の衣類乾燥運転モードの設定が切り換えられた時に衣類の乾燥量の補正を行う。除湿能力補正手段24は、衣類乾燥運転モードの切り換え状況に応じて切り換え後の衣類乾燥運転モードの除湿能力の補正を行う。運転制御手段25は、除湿駆動手段16と送風駆動手段17とヒータ駆動手段18を制御する。乾燥速度算出手段26は、一定期間毎に衣類の乾燥速度を算出する。乾燥量算出手段27は、乾燥速度算出手段26で算出した乾燥速度を加算し乾燥量を算出する。乾燥判断手段28は、衣類の乾燥完了を判断する。停止手段29は、衣類の乾燥完了であることが判定された後に運転を停止させるすなわち乾燥判断手段28の乾燥の完了判断により運転を停止させる。
また、運転モード切り換え補正手段23は、モード切り換え操作判断手段30と、乾燥量補正ルーチン31を備えたものである。モード切り換え操作判断手段30は、運転モード切り換え手段19により衣類乾燥運転部15の衣類乾燥運転モードの設定切り換えの操作が行われたかを判断する、乾燥量補正ルーチン31は、モード切り換え操作判断手段30で運転モードの設定切り換え操作があった場合に衣類の乾燥量の補正を行う。
また、除湿能力補正手段24は、除湿能力切換変化判断手段32と、除湿能力UP補正ルーチン33と、除湿能力DOWN補正ルーチン34を備えたものである。除湿能力切換変化判断手段32は、運転モード切り換え手段19により運転モードの設定切り換え操作があった場合に衣類乾燥運転モードの除湿能力が上がる(UP)方向なのか下がる方向(DOWN)なのかを判断する。除湿能力UP補正ルーチン33は、除湿能力が上がる(UP)方向の場合に除湿能力を高める補正を行う。除湿能力DOWN補正ルーチン34は、除湿能力が下がる(DOWN)方向の場合に除湿能力を低める補正を行う。
さらに、乾燥速度算出手段26は、衣類乾燥運転中に一定時間経過したかを判断する一定期間経過判断手段35と、一定時間が経過した時に乾燥速度を算出する乾燥速度算出ルーチン36を備えたものである。
また、初期設定手段21は、除湿装置1の乾燥運転時に参照する諸量として、予め空気線図(図示せず)と、乾燥完了乾燥度テーブル(図示せず)を、予め記憶手段(図示せず)に記憶しているものである。乾燥完了乾燥度テーブルは、運転初期の温度センサ6からの室内温度と湿度センサ7からの相対湿度とから乾燥する衣類の乾燥終了を判定する乾燥完了の判定値を参照する常数テーブルである。
乾燥完了の判定値とは、衣類が乾燥したと判断できるまでの乾燥量の総量である。乾燥運転中の乾燥量と区別するために以下、総乾燥量と呼ぶ。
また、除湿運転手段22は、衣類乾燥運転モードの除湿能力に応じた除湿駆動手段16と送風駆動手段17とヒータ駆動手段18の出力制御パターンテーブル(図示せず)を予め記憶手段に記憶しているものである。
記憶手段は、例えば、制御部5に内蔵しているフラッシュメモリーを代表とする不揮発性メモリー、または、EEPROMが好ましく、電源を切っても記憶内容を保持することができる。
乾燥速度算出ルーチン36は、温度センサ6で検出した室内の温度Trと湿度センサ7で相対湿度Hrに基づいて衣類の乾燥速度を算出するものである。
上記構成において、以下本実施の形態の除湿装置1について、その運転動作を説明する。
除湿装置1の運転は、使用者が乾燥する衣類を干した後に操作表示部8に接続された運転切入設定スイッチ13を押して開始させる。使用者はさらに衣類乾燥設定スイッチ14を操作して衣類乾燥運転モードを選択すると、衣類乾燥の運転が開始される。
衣類乾燥の運転は、図4のフローチャートに示すアルゴリズムによって、衣類の乾燥が完了したことを乾燥判断手段28で判定するまで進められる。
まず、衣類乾燥の運転が開始されると、図4に示すように衣類乾燥運転部15は、初期設定手段21により乾燥完了の判定値として総乾燥量の設定と衣類の乾燥量を「0」に初期化を行う。
乾燥完了の判定値の算出は、以下の手順で行う。まず、衣類乾燥の運転開始時に温度センサ6と湿度センサ7が検知した温度Trと相対湿度Hrによって乾燥速度を求める。この乾燥速度の積分値が総乾燥量にあたるが、実際には、衣類乾燥設定スイッチ14の操作で使用者が選択した衣類乾燥運転モードに対応した乾燥完了乾燥度テーブルから参照して算出することで行なわれる。そして、この乾燥完了乾燥度テーブルから得られた乾燥完了乾燥度にもとづいて、乾燥完了の判定を行うのである。
次に、除湿運転手段22は、選択した衣類乾燥運転モードの除湿能力に応じた出力制御パターンテーブルから、除湿駆動手段16と送風駆動手段17とヒータ駆動手段18の出力制御パターンを取得し後述の運転制御手段25で駆動制御を行う。出力制御パターンテーブルには、除湿駆動手段16と送風駆動手段17とヒータ駆動手段18の出力ノッチの組み合わせが記憶手段に格納されている。
モード切り換え操作判断手段30において、衣類乾燥運転モードの設定切り換え操作がないと判断されれば、乾燥量補正ルーチン31と除湿能力補正手段24は実行しない。
次に、運転制御手段25が、除湿運転手段22で取得した出力制御パターンテーブルに基き、除湿駆動手段16と送風駆動手段17とヒータ駆動手段18を制御する。そして、除湿部2と送風機3と再生ヒータ4を駆動させて、乾燥対象の衣類に除湿された空気を送風することになる。
次に、乾燥速度算出手段26は、一定期間毎(例えば1分毎)に温度センサ6と湿度センサ7で検出した温度Trと相対湿度Hrに基づいて衣類の乾燥速度を算出する。そして、乾燥量算出手段27で一定期間毎の乾燥速度の累積値を加算して乾燥量を算出する。
ここで、衣類の乾燥速度の算出は、温度Trと相対湿度Hrデータに基づいて乾燥速度算出ルーチン36が、以下の処理を実施する。すなわち、周辺空気の温度Trと相対湿度Hrとから、周辺空気の全熱量と絶対湿度を求める。さらに、周辺空気の全熱量と絶対湿度からが衣類近傍空気の絶対湿度を推定する(この場合衣類近傍空気の相対湿度は100%として推定する)。そして、この衣類近傍空気の絶対湿度と、周辺空気の絶対湿度との差に係数を乗じて乾燥速度を演算する。
さて、使用者が衣類乾燥の運転中に衣類の乾燥具合を確認しながら衣類乾燥設定スイッチ14を操作して、除湿能力が異なる衣類乾燥運転モードの設定を切り換えることがある。そのために、図4に示すように、運転モード切り換え補正手段23のモード切り換え操作判断手段30で、衣類乾燥運転モードの設定切り換えの操作が行われたかの判断を行う。衣類乾燥運転モードの設定切り換え操作があった場合に乾燥量補正ルーチン31にて衣類の乾燥量の補正を行う。
つまり、乾燥量補正ルーチン31は、使用者が選択した衣類乾燥運転モードに対応した乾燥完了乾燥度テーブルを参照して総乾燥量の参照を行う。衣類乾燥運転モードの設定を切り換える前の衣類の乾燥量を切り換え後の衣類乾燥運転モードの運転へ継続させるために、初期設定手段21のように「0」の初期化は行わずに、衣類乾燥の運転を継続して実行する。
そして、後段に配置した乾燥判断手段28にて乾燥の完了判定を行う。乾燥判断手段28は、先に乾燥量算出手段27が算出した乾燥量が乾燥完了乾燥度テーブルから参照した総乾燥量に達したか否かを判定して衣類乾燥が完了したと判断するものである。
総乾燥量に達していない場合に乾燥は完了していないと判定する。そして、衣類乾燥運転部15は、運転モード切り換え補正手段23へ戻り、以下同様に衣類乾燥の運転を繰り返す。
一方、乾燥量が総乾燥量に達した場合には、乾燥判断手段28は、衣類の乾燥が完了したと判定し停止手段29にて除湿駆動手段16と送風駆動手段17とヒータ駆動手段18を制御して除湿部2と送風機3と再生ヒータ4の出力を停止する。
更に、除湿能力補正手段24の除湿能力切換変化判断手段32で衣類乾燥運転モードの除湿能力が上がる(UP)方向へ設定を切り換えた場合、使用者は衣類乾燥が完了するまでの時間を短く運転したい意向であると判断する。そして、除湿能力UP補正ルーチン33は、使用者が選択した衣類乾燥運転モードの除湿能力に応じた出力制御パターンテーブルから取得する除湿駆動手段16と送風駆動手段17とヒータ駆動手段18の出力ノッチのレベルを高めた出力ノッチへ補正を行う。
また、除湿能力切換変化判断手段32で衣類乾燥運転モードの除湿能力が下がる(DOWN)方向へ設定を切り換えた場合、使用者は低騒音で低消費電力で衣類乾燥運転したい
意向であると判断する。そして、除湿能力DOWN補正ルーチン34で使用者が選択した衣類乾燥運転モードの除湿能力に応じた出力制御パターンテーブルから取得する除湿駆動手段16と送風駆動手段17とヒータ駆動手段18の出力ノッチのレベルを低めた出力ノッチへ補正を行う。
なお、除湿能力補正手段24の除湿能力の補正は、除湿駆動手段16と送風駆動手段17とヒータ駆動手段18の3つの駆動手段の出力ノッチを補正するとしたが、いずれか1つ、または2つの駆動手段の出力ノッチの補正でも良い。
以上説明したように本発明の除湿装置1は、衣類乾燥運転中に使用者が衣類乾燥設定スイッチ14の操作により衣類乾燥運転モードの設定を変更した場合でも、運転モード切り換え補正手段23にて運転モードの切り換え前の衣類の乾燥度を初期化することなく切り換え後の衣類乾燥運転モードへ継続させる。このことにより、乾燥量算出手段27で衣類の乾燥量の算出を継続して行うことができる。そして、乾燥判断手段28で乾燥量が衣類乾燥運転モードに対応する総乾燥量に到達した場合に運転を停止するようにしたものである。
従って、無駄な衣類乾燥運転を行う事なく、電力の過剰消費の低減と衣類の過剰な乾燥の低減を図ることができる。
また、衣類乾燥運転中に使用者が衣類乾燥設定スイッチ14の操作により衣類乾燥運転モードの設定を変更した場合、除湿能力補正手段24で選択した衣類乾燥運転の除湿能力の変化状況に応じて除湿能力の補正を行うようにしたものである。
このことにより、使用者の衣類乾燥運転の意向に応じた衣類乾燥運転を行うことができ、使い勝手の向上を図ることができる。
本発明の除湿装置は、使用者による衣類乾燥運転の途中で衣類乾燥運転モードの設定を切り換えを行った場合でも、衣類乾燥運転モードを切り換える前の衣類の乾燥量を切り換え後の衣類乾燥運転モードで継続して実行し、選択した衣類乾燥の除湿能力の変化に応じて除湿能力を補正することにより、無駄な衣類乾燥運転を行う事なく、電力の過剰消費の低減と衣類の過剰な乾燥の低減を図り使用者の衣類乾燥運転の意向に応じた衣類乾燥運転ができるので家庭用の除湿装置に関わらず旅館など業務用の用途にも適用できる。
5 制御部
6 温度センサ
7 湿度センサ
8 操作表示部
13 運転切入設定スイッチ
14 衣類乾燥設定スイッチ
15 衣類乾燥運転部
22 除湿運転手段
23 運転モード切り換え補正手段
25 運転制御手段
26 乾燥速度算出手段
27 乾燥量算出手段
28 乾燥判断手段
29 停止手段

Claims (1)

  1. 除湿能力が異なる複数の衣類乾燥運転モードと、
    前記衣類乾燥運転モードの除湿能力に応じた除湿運転を行う除湿運転手段と、
    一定期間毎に衣類の乾燥速度を算出する乾燥速度算出手段と、
    前記乾燥速度算出手段で算出した乾燥速度の累積値を加算し乾燥度を算出する乾燥度算出手段と、
    前記乾燥度算出手段で算出した乾燥度から衣類の乾燥が完了したことを判断する乾燥判断手段と、
    前記乾燥判断手段の判断により運転を停止させる停止手段と、
    衣類乾燥設定スイッチの操作により前記衣類乾燥運転モードの設定を切り換える運転モード切り換え手段を有する衣類乾燥運転部を備え、
    前記運転モード切り換え手段により前記衣類乾燥運転モードの設定の切り換え時に、切り換え前の前記衣類乾燥運転モードの前記乾燥度算出手段で算出した衣類の乾燥度を切り換え後の前記衣類乾燥運転モードの衣類の乾燥度へ継続を行う運転モード切り換え補正手段と、
    前記運転モード切り換え手段により切り換え前の前記衣類乾燥運転モードと切り換え後の前記衣類乾燥運転モードの切り換えに応じて切り換え後の前記衣類乾燥運転モードの除湿能力に応じた前記除湿運転手段の補正を行う除湿能力補正手段を備えたことを特徴とする除湿装置。
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