JP2015121067A - せん断補強構造およびせん断補強方法 - Google Patents

せん断補強構造およびせん断補強方法 Download PDF

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【課題】電力ケーブルやガス配管等の既設部材が配設された既存のRC構造物に対して、既設部材を撤去等することなく効果的に補強をすることを可能としたせん断補強構造およびせん断補強方法を提案する。【解決手段】既設の鉄筋コンクリート構造物2に列状に埋め込まれた複数本の第一部材10,10,…と、鉄筋コンクリート構造物2の表面に配設された第二部材20とを備えるせん断補強構造1であって、第一部材10の先端側に、鉄筋コンクリート構造物2に配筋された既設の主筋と同等の被りコンクリート厚が確保されているとともに、第一部材10の基端部が鉄筋コンクリート構造物2の表面から突出しており、第二部材20は、複数本の第一部材10,10,…の基端部に固定されていて、鉄筋コンクリート構造物2の引張鉄筋と平行に配設されている。【選択図】図1

Description

本発明は、既設の鉄筋コンクリート構造物のせん断補強構造およびせん断補強方法に関する。
供用中の共同溝の中には、地震等に対する耐力が不足しているものや、長期間の供用による劣化が進行しているもの等、せん断耐力を高める必要があるものがある。
せん断耐力が不足している既設の鉄筋コンクリート構造物(以下、鉄筋コンクリートを「RC」という場合がある)に対する補強構造として、例えば、特許文献1には、RC構造物を削孔して挿入孔を形成し、この挿入孔内にせん断補強部材を挿入するとともに充填材を充填してなるせん断補強構造が開示されている。
また、特許文献2には、既設のRC構造物の表面に、当該RC構造物の縦筋の配筋間隔よりも大きな長さを有した帯状材をアンカー材によりRC構造物の表面に圧着した補強構造が開示されている。
なお、特許文献2に記載の補強構造は、地震時等において急激に崩壊することがないように形成された必要最小限の補強構造であって、大地震等において想定される応力に対して十分な耐力を発現するものではない。つまり、帯状材は、構造物の崩落を抑制する部材であって、帯状材の固定部材であるアンカーには、せん断補強効果は期待されていない。
特開2006−057290号公報 特開2009−127358号公報
せん断補強部材は、既設の縦筋と横筋とで囲まれた領域の中央に配置されるのが一般的である。ところが、供用中の共同溝では、洞道の内面に沿って電力ケーブルやガス配管等が配設されているため、せん断補強部材を想定通りの位置に配設することができない場合がある。
このような観点から、本発明は、電力ケーブルやガス配管等の既設部材が配設された既存のRC構造物に対して、既設部材を撤去等することなく効果的に補強をすることを可能とした、せん断補強構造およびせん断補強方法を提案することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明のせん断補強構造は、既設の鉄筋コンクリート構造物に列状に埋め込まれた複数本の第一部材と、前記鉄筋コンクリート構造物の表面に配設された第二部材とを備えるものであって、前記第一部材の先端側に、前記鉄筋コンクリート構造物に配筋された既設の主筋と同等の被りコンクリート厚が確保されているとともに、前記第一部材の基端部が前記鉄筋コンクリート構造物の表面から突出しており、前記第二部材は、前記複数本の第一部材の基端部に固定されていて、前記鉄筋コンクリート構造物の引張鉄筋と平行に配設されていることを特徴としている。
なお、隣り合う前記第一部材同士の間隔は、前記鉄筋コンクリート構造物の背面から引張鉄筋までの距離dの1/2よりも大きくてもよい。
また、前記第一部材は、線材と、前記線材の先端部に形成されて前記線材の直径よりも大きな幅を有する定着部材とを有しているものであるのが望ましい。
また、前記第二部材が、筒状の鋼材と、前記筒状の鋼材の内空部分に充填された充填材とからなる場合には、前記第一部材の基端は、前記第二部材の内空に挿入するとよい。
さらに、前記鉄筋コンクリート構造物がボックスカルバートからなる場合には、前記第二部材を、前記鉄筋コンクリート構造物の横断面に沿って口字状に配設するのが望ましい。
かかるせん断補強構造によれば、地震時等により生じるRC構造物のせん断破壊を第一部材により直接的に抑制するとともに、第一部材が配置されていない部分におけるせん断破壊は第二部材により抑制するため、せん断補強部材である第一部材を想定した位置に配置できない場合でも、RC構造物のせん断耐力の補強を効果的に行うことを可能としている。
そのため、電力ケーブルやガス配管等の既設部材が存在することによりせん断補強部材を所定の間隔で埋め込むことができない場合であっても、既設部材を撤去等する必要はなく、第一部材と第二部材との組み合わせにより、効果的にせん断補強を行うことができる。
また、本発明のせん断補強方法は、既設の鉄筋コンクリート構造物に複数の挿入孔を列状に並設する削孔工程と、前記挿入孔に第一部材を挿入するとともに充填材を充填する挿入工程と、前記鉄筋コンクリート構造物の表面に第二部材を配設する配設工程とを備えるせん断補強方法であって、前記配設工程では、前記鉄筋コンクリート構造物の表面から突出した複数の前記第一部材の基端部に前記第二部材を固定することを特徴としている。
かかるせん断補強方法によれば、RC構造物のせん断耐力を効果的に補強することが可能なせん断補強構造を構築することができる。
本発明のせん断補強構造およびせん断補強方法によれば、電力ケーブルやガス配管等の既設部材が配設された既存のRC構造物であっても、既設部材を撤去等することなく、効果的に補強をすることを可能となる。
本実施形態のせん断補強構造を示す斜視図である。 図1に示すせん断補強構造の横断面図である。 図1に示すせん断補強構造の正面図である。 (a)は本実施形態のせん断補強構造を示す拡大断面図、(b)および(c)は他の形態のせん断補強構造を示す拡大断面図である。 (a)〜(c)は本実施形態のせん断補強方法の各施工段階を示す横断面図である。
本実施形態では、図1に示すように、既設のボックスカルバート(鉄筋コンクリート構造物)におけるせん断補強構造1について説明する。
ボックスカルバート2は、頂版と底版と左右の側壁により断面視口字状に形成されており、図2および図3に示すように、内部には鉄筋2a,2bが配筋されている。鉄筋2aは、ボックスカルバート2の主筋であり、鉄筋2bはボックスカルバート2の配力筋である。
本実施形態のボックスカルバート2は、内部に電力ケーブルやガス配管等(以下、単に「既設部材3」という)が配設されたいわゆる共同溝である。
なお、図面では、ボックスカルバート2の側壁に沿って配設された既設部材3のみが記載されているが、既設部材3は頂版および底版にも配設されているものとする。
既設部材3は、ボックスカルバート2の内壁面から突設されたブラケット4を介して、ボックスカルバート2の軸方向に沿って配設されている。
本実施形態のブラケット4は、L型鋼をボックスカルバート2の内壁面から突設させることにより形成されている。なお、ブラケット4の構成は限定されない。
また、既設部材3の設置方法や、配置等も限定されない。
本実施形態のせん断補強構造1は、図1に示すように、第一部材10と第二部材20とにより構成されている。
第一部材10は、図2に示すように、補強対象断面において、ボックスカルバート2に列状に埋め込まれている。本実施形態では、ボックスカルバート2の側壁に対して、上下に4本の第一部材10が配設されている。
なお、第一部材10は、ボックスカルバート2の頂版および底版に対しても、それぞれ埋め込まれている。
本実施形態では、側壁に沿って配設された既設部材3の上下に、それぞれ2本ずつの第一部材10が配設されている。
既設部材3の上方または下方に配設された第一部材10同士の間隔は、ボックスカルバート2の背面(地山側の面)から引張鉄筋(内空側の鉄筋2a)までの距離(すなわち、部材有効高さ)dの1/2倍以下に設定されている。
既設部材3が配設された位置では、供用中の既設部材3を容易に移動させることができないため、第一部材10を設置することは困難である。そのため、既設部材3を挟んで上下に隣り合う第一部材10同士の間隔は、他の第一部材10同士の間隔(部材有効高さdの1/2倍)よりも大きくせざるを得ない。
本実施形態の第一部材10は、図4の(a)に示すように、線材11と、線材11の先端部に形成された定着部材12と、線材11の基端部に締着されたナット13とからなる。
線材11を構成する材料は限定されるものではなく、例えば、異形鉄筋、ネジ鉄筋、鋼棒、鋼より線等により構成すればよい。
線材11の基端部は、ナット13を締着できるよう、雄ネジ加工が施されている。
定着部材12は、第一部材10の定着性を向上させる部材であって、線材11の直径よりも大きな幅(外径)を有しているとともに、第一部材10が挿入される挿入孔31の内径よりも小さな幅(外径)を有している。
定着部材12を構成する材料は限定されるものではないが、例えば、線材11の先端に接合された鋼板や、線材11の先端に締着されたナットにより構成すればよい。
なお、第一部材10の構成は、限定されるものではない。
第一部材10は、ボックスカルバート2に形成された挿入孔31に挿入されている。
挿入孔31には、充填材30が充填されている。
第一部材10の先端側は、ボックスカルバート2に配筋された既設の鉄筋(主筋)2aと同等以上の被りコンクリート厚が確保されている。
また、第一部材10の基端部は、ボックスカルバート2の内壁面(表面)から突出している。
第二部材20は、図1に示すように、ボックスカルバート2の表面(内壁面)に接した状態で配設されている。第二部材20は、ボックスカルバート2の軸方向に間隔をあけて所定のピッチで配設されている。
図2および図3に示すように、第二部材20は、複数本の第一部材10,10,…の基端部に固定されている。なお、第二部材20を固定する第一部材10の本数は限定されない。
また、第二部材20は、ボックスカルバート2の引張鉄筋2aと平行に配設されている。本実施形態では、一つの補強対象断面につき、4本の第二部材20,20,…が、ボックスカルバートの横断面に沿って(引張鉄筋と平行に)、口字状に配設されている。
第二部材20は、図4の(a)に示すように、筒状の鋼材(以下、単に「筒状体21」という)と、筒状体21の内空部分に充填された充填材22とからなる。
なお、充填材22を構成する材料は、硬化して所定の強度を発現するものであれば、限定されるものではなく、例えば、グラウトやモルタル等を使用すればよい。また、充填材22は省略してもよい。
筒状体21には、第一部材10の基端部を挿通するための貫通孔が形成されている。
第二部材20は、筒状体21の貫通孔に第一部材10の基端部を挿通し、第一部材10にナット13を締着することで、第一部材10に固定されている。
なお、第二部材20の構成は、前記のものに限定されるものではない。例えば、第二部材20として、溝型鋼(図4の(b)参照)、L型鋼、H形鋼等を採用してもよい。また、第二部材20をトラス構造としてもよい。
また、第一部材10と第二部材20との固定方法も限定されるものではない。例えば、図4の(c)に示すように、第一部材10の基端部を、第二部材20の筒状体21の内部において、充填材22に定着することで、第一部材10と第二部材20とを固定してもよい。また、第一部材10と第二部材20とを溶接接合してもよい。
次に、せん断補強構造1を構築するための、せん断補強方法について説明する。
本実施形態のせん断補強方法は、削孔工程と、挿入工程と、配設工程とを備えている。
削孔工程は、図5の(a)に示すように、ボックスカルバート2に複数の挿入孔31,31,…を列状に並設する工程である。
挿入孔31は、ボックスカルバート2の内空から、ボックスカルバート2の頂版、底版および左右の側壁に対して、ボックスカルバート2の既設の鉄筋2a,2bおよび既設の既設部材3を避けた位置に形成する。
挿入孔31の削孔方法は限定されるものではないが、例えば、レッグドリルやコアドリル等を用いて行えばよい。
本実施形態の挿入孔31は、有底であり、ボックスカルバート2の内壁面と直交する向きに形成されている。挿入孔31の底面からボックスカルバート2の背面までの距離は、既設の鉄筋2a,2bのコンクリート被り厚と同等以上となっている。
なお、挿入孔31の形状、向き等は限定されるものではない。
挿入工程は、挿入孔31に線材11(第一部材10)を挿入するとともに充填材30を充填する工程である(図5の(b)および(c)参照)。
第一部材10は、定着部材12が挿入孔31の底面に当接するまで挿入する。
線材11は、挿入孔31の深さよりも長いため、挿入孔31に線材11を挿入すると、線材11の基端部が挿入孔31(ボックスカルバート2の内壁面)から突出する。
線材11を挿入孔31に挿入したら、挿入孔31に充填材30を注入する。
充填材が硬化することで、第一部材10がボックスカルバート2内に一体に固定される。
本実施形態では、充填材30としてグラウトを使用するが、充填材30は、第一部材10とボックスカルバート2とを強固に一体化させることが可能であれば限定されるものではなく、例えば、エポキシ樹脂、セメント系ミルクあるいはセメント系モルタル等を用いてもよい。
なお、充填材30を挿入孔31に注入した後に、第一部材10を挿入孔31に挿入してもよい。
配設工程は、図5の(c)に示すように、ボックスカルバート2の内壁面(表面)に第二部材20を配設する工程である。
配設工程では、まず、筒状体21の貫通孔に、線材11の基端部を挿通させるとともに、この基端部にナット13を締着する。
次に、筒状体21の内部に充填材22を充填する。
充填材22が硬化すると、ボックスカルバート2の内壁面から突出した複数の第一部材10,10,…の基端部に第二部材20が固定される。
なお、第二部材20は、ボックスカルバート2の表面(内壁面)に接した状態で複数の第一部材10,10,…の基端部に固定されていればよく、ボックスカルバート2の表面に対して滑らないように固定する必要はない。したがって、ボックスカルバート2の表面に、第二部材20を設置するための凹溝等を形成する必要はない。
以上、本実施形態のせん断補強構造1によれば、いわゆるせん断補強部材である第一部材10により、ボックスカルバート2のせん断耐力を向上させることが可能となる。
また、列状に配設された複数本の第一部材10は、第二部材20を介して一体化されているため、第一部材10同士の間隔が大きい場合(部材有効高さdの1/2倍よりも大きい場合)であっても、ボックスカルバートに作用するせん断力を分担して受け持つことで、せん断耐力を向上させることができる。
つまり、第一部材10同士の間の区間においてせん断破壊Sが生じるようなせん断力が作用した場合であっても(図2参照)、第二部材20が当該せん断力に抵抗する。
そのため、既設の配線や配管等の既設部材3によって、第一部材10を施工することができない部分に対しても、せん断耐力を向上させることができる。
また、供用中の配線や配管等(既設部材3)がある場合であっても、これらの既設部材3を移設することを要しないため、供用を停止する必要がなく、簡易かつ安価にボックスカルバート2のせん断補強を行うことができる。
第一部材10は、先端に定着部材12が形成されているため、十分な定着長を確保することができない場合であっても、ボックスカルバート2に一体に固定されている。
また、第一部材10は、先端において所定のコンクリート被り厚を確保しているため、地下水等により劣化することがない。
また、第一部材10は、ボックスカルバート2の断面方向に対して、十分な長さが挿入されているため、優れたせん断補強効果を発揮することができる。
第二部材20が、ボックスカルバート2の内面に沿って、口字状に配設されているため、ボックスカルバート2の全体に対して優れたせん断補強効果を発現する。
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、前述の実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、ボックスカルバートをせん断補強する場合について説明したが、本発明のせん断補強構造により補強される鉄筋コンクリート構造物はボックスカルバートに限定されるものではない。
第二部材として、複数の分割部材を組み立てることにより構成することで、既設部材と内壁面との間への配設時の手間を低減するようにしてもよい。
1 せん断補強構造
2 ボックスカルバート(鉄筋コンクリート構造物)
3 既設部材(電力ケーブルやガス配管等)
4 ブラケット
10 第一部材
11 線材
12 定着部材
13 ナット
20 第二部材
21 筒状体
22 充填材
30 充填材
31 挿入孔

Claims (6)

  1. 既設の鉄筋コンクリート構造物に列状に埋め込まれた複数本の第一部材と、
    前記鉄筋コンクリート構造物の表面に配設された第二部材と、を備えるせん断補強構造であって、
    前記第一部材の先端側に、前記鉄筋コンクリート構造物に配筋された既設の主筋と同等の被りコンクリート厚が確保されているとともに、前記第一部材の基端部が前記鉄筋コンクリート構造物の表面から突出しており、
    前記第二部材は、前記複数本の第一部材の基端部に固定されていて、前記鉄筋コンクリート構造物の引張鉄筋と平行に配設されていることを特徴とする、せん断補強構造。
  2. 隣り合う前記第一部材同士の間隔が、前記鉄筋コンクリート構造物の背面から引張鉄筋までの距離dの1/2よりも大きいことを特徴とする、請求項1に記載のせん断補強構造。
  3. 前記第一部材は、線材と、前記線材の先端部に形成されて前記線材の直径よりも大きな幅を有する定着部材とを有していることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のせん断補強構造。
  4. 前記第二部材は、筒状の鋼材と、前記筒状の鋼材の内空部分に充填された充填材と、からなり、
    前記第一部材の基端は、前記第二部材の内空に位置していることを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のせん断補強構造。
  5. 前記鉄筋コンクリート構造物が、ボックスカルバートからなり、
    前記第二部材が、前記鉄筋コンクリート構造物の横断面に沿って口字状に配設されていることを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のせん断補強構造。
  6. 既設の鉄筋コンクリート構造物に複数の挿入孔を列状に並設する削孔工程と、
    前記挿入孔に第一部材を挿入するとともに充填材を充填する挿入工程と、
    前記鉄筋コンクリート構造物の表面に第二部材を配設する配設工程と、を備えるせん断補強方法であって、
    前記配設工程では、前記鉄筋コンクリート構造物の表面から突出した前記複数の第一部材の基端部に前記第二部材を固定することを特徴とする、せん断補強方法。
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