JP2015119916A - ゴルフのパッティング練習器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ストレートライン、スライスライン、および、フックラインの設定と、それぞれのラインにおける上り下りの設定が行なえ、かつ、これらの設定を簡便な構成によって可能にするゴルフのパッティング器具を提供することを課題とする。
【解決手段】パッティング面Fを形成する平板状のベースプレート2と、このベースプレート2の一端部を、所定高さに保持するとともに、回動可能に支持する固定部材3と、前記ベースプレート2の他端部の下面に介装されて、このベースプレート2の他端部の高さを調整することにより、前記ベースプレート2の傾斜を調整する傾斜調整部材4とによって構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】パッティング面Fを形成する平板状のベースプレート2と、このベースプレート2の一端部を、所定高さに保持するとともに、回動可能に支持する固定部材3と、前記ベースプレート2の他端部の下面に介装されて、このベースプレート2の他端部の高さを調整することにより、前記ベースプレート2の傾斜を調整する傾斜調整部材4とによって構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、ゴルフのパッティング練習器具に係わり、特に、屋内等の狭い場所で有効に用いられるパッティング練習器具に関するものである。
ゴルフ練習の一つとしてパッティング練習があり、このパッティング練習は、カップまでの距離感や、スライスラインあるいはフックライン等の曲がりのラインの感覚を掴むために行なわれる。
また、パッティング練習は、練習場等の特定の施設を利用することなく、室内等において手軽に行なえるが、この場合、ゴルフボールを直線的に打ち出すストレートラインの練習における距離感を掴む練習に限られてしまう。
このために、たとえば、特許文献1に示されるように、パッティング面を形成するプレートの一側部に、この側部の高さを調整する複数の上下機構を設け、これらの上下機構によって前記プレートを傾斜させておき、この傾斜によって、打ち出されたボールに曲がりを生じさせるようなパッティング練習器具が提案されている。
前述した従来の技術によって、スライスラインやフックラインといった曲がりのラインに対する練習を行なうことができるようになったが、なお、つぎのような改善すべき問題点が残されている。
すなわち、前述した技術においては、パッティング面が常に傾斜した状態であることから、直線的なストレートラインの練習が行なえない。
また、アドレス位置とカップ位置とが略同一高さにあるため、登りあるいは下りのスライスライン若しくはフックラインへの対応ができず、かつ、その傾斜量の調整ができないといった問題点である。
また、アドレス位置とカップ位置とが略同一高さにあるため、登りあるいは下りのスライスライン若しくはフックラインへの対応ができず、かつ、その傾斜量の調整ができないといった問題点である。
そして、従来の技術において、前述したストレートラインの練習を行なうには、前記パッティング面を水平状態にしなければならない。
しかしながら、前記パッティング面を水平にするためには、前記上下機構と反対側にも上下機構を設ける必要があり、器具を構成する部品点数が増加し、これに伴い、構造が複雑になり、かつ、調整操作が煩雑になるといった問題点を生じる。
本発明は、前述した従来の技術において残されている問題点を解決するためになされたもので、パッティング練習において、ストレートライン、スライスライン、および、フックラインの設定と、それぞれのラインにおける上り下りの設定が行なえ、かつ、これらの設定を簡便な構成によって可能にするゴルフのパッティング器具を提供することを解決すべき課題とする。
本発明のゴルフのパッティング練習器具は、前述した課題を解決するために、ゴルフのパッティング面を形成する平板状のベースプレートと、このベースプレートの一端部を、所定高さに保持するとともに、回動可能に支持する固定部材と、前記ベースプレートの他端部の下面に介装されて、このベースプレートの他端部の高さを調整することにより、前記ベースプレートの傾斜を調整する傾斜調整部材とからなることを特徴とする。
本発明では、前記ベースプレートの一端部が前記固定部材に回動可能に指示されていることにより、前記傾斜調整部材を前記ベースプレートの他端部下面に介装することにより、このベースプレートの傾斜を容易に調製することができる。
そして、前記ベースプレートを水平状態に保持した状態でパッティングを行なうと、パッティング方向にかかわりなく、ストレートラインの練習を行なうことができる。
前記傾斜調整部材を取り替えて、前記ベースプレートの他端部を低くすることにより、このベースプレートを傾斜させた状態に保持することができる。
この状態で、下方にアドレスすることによって登りのパット練習が行なえ、上方にアドレスすることによって下りのパット練習が行なえ、かつ、傾斜方向にパッティングを行なう場合にはストレートライン、傾斜方向と交差する方向にパッティングを行なう場合には、その交差方向によってスライスラインとフックラインのそれぞれの練習が行なえる。
この状態で、下方にアドレスすることによって登りのパット練習が行なえ、上方にアドレスすることによって下りのパット練習が行なえ、かつ、傾斜方向にパッティングを行なう場合にはストレートライン、傾斜方向と交差する方向にパッティングを行なう場合には、その交差方向によってスライスラインとフックラインのそれぞれの練習が行なえる。
これらの多彩なパッティングラインの設定を、前記傾斜調整部材を取り替えるといった簡便な操作によって行なうことができる。
また、前述したように取り替えられる傾斜調整部材を、高さを変更するだけで簡便に形成することができるので、構成を簡素化することができる
また、前述したように取り替えられる傾斜調整部材を、高さを変更するだけで簡便に形成することができるので、構成を簡素化することができる
そして、前記ベースプレートの上面に、前記パッティング面を形成するとともに、ゴルフボールに転がり抵抗を付与する被覆材を敷設することができる。
このような構成とすることにより、より実際に近いパッティングを体感することができる。
前記被覆材を着脱可能とすることにより、この被覆材の劣化時の交換や、汚れた際の洗浄を可能にし、あるいは、パッティング時のゴルフボールの転がり具合を変化させる(いわゆるグリーンの速さを変化させる)ことができる。
また、前記パッティング面の少なくとも一端部に、カップ位置を示す目印を設けておき、パッティングの精度を確認できるようにすることもでき、この目印を、複数設けるようにしてもよい。
本発明によれば、ゴルフのパッティング練習において、登り下りのみならず、これに、ストレートライン、スライスライン、および、フックラインを組み合わせた多彩なラインを簡便な構成によって設定することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1中、符号1は、本実施形態に係わるゴルフのパッティング練習器具(以下、練習器具と略称する)を示し、この練習器具1は、パッティング面Fを形成する平板状のベースプレート2と、このベースプレート2の一端部を、所定高さに保持するとともに、回動可能に支持する固定部材3と、前記ベースプレート2の他端部の下面に介装されて、このベースプレート2の他端部の高さを調整することにより、前記ベースプレート2の傾斜を調整する傾斜調整部材4とによって構成されている。
図1中、符号1は、本実施形態に係わるゴルフのパッティング練習器具(以下、練習器具と略称する)を示し、この練習器具1は、パッティング面Fを形成する平板状のベースプレート2と、このベースプレート2の一端部を、所定高さに保持するとともに、回動可能に支持する固定部材3と、前記ベースプレート2の他端部の下面に介装されて、このベースプレート2の他端部の高さを調整することにより、前記ベースプレート2の傾斜を調整する傾斜調整部材4とによって構成されている。
さらに詳述すれば、前記ベースプレート2は、プレーヤーの体重を十分に支持できる材料によって略長方形状に形成されており、その長さ方向一端部の下面と前記固定部材3とが、前記ベースプレート2の幅方向において重畳するように嵌合させられており、これらの重畳部分を貫通するように枢軸5が嵌挿されることにより、相互に回動可能に連結されている。
前記ベースプレート2の外周部には、このベースプレート2の上面よりも突出させられた周部材6が取り付けられている。
この周部材6は、前記パッティング面Fからゴルフボールがこぼれることを防止するために設けられたものである。
この周部材6は、前記パッティング面Fからゴルフボールがこぼれることを防止するために設けられたものである。
前記ベースプレート2の上面には、本実施形態においては、前記パッティング面Fを形成するとともに、ゴルフボールに転がり抵抗を付与する被覆材7が敷設されており、この被覆材7は、好ましくは、着脱可能となされる。
そして、前記被覆材7は、フェルト若しくは人工芝が用いられ、前述したように、着脱可能とすることにより、汚れた際の洗浄、劣化時や損傷時の取り替え、若しくは、その材質や形状を変更してゴルフボールの転がり具合を変更することを可能にする。
また、本実施形態においては、前記被覆材7の長さ方向の両端部上面に、カップ位置を示す目印A1・A2・A3・B1・B2・B3が設けられている。
これらの目印A1・A2・A3・B1・B2・B3は、前記被覆材7および前記ベースプレート2を貫通して有底筒状のカップを装着することによって形成することも可能である。
ついで、このように構成された本実施形態の練習器具1の使用形態について説明する。
まず、前記傾斜調整部材4を選択して前記ベースプレート2の他端部下面に介装することにより、このベースプレート2を、図2に示すように、水平状態に保持する。
まず、前記傾斜調整部材4を選択して前記ベースプレート2の他端部下面に介装することにより、このベースプレート2を、図2に示すように、水平状態に保持する。
この状態で、パッティングを行なうと、前記ベースプレート2が水平であることから、パッティングラインは、スタンス位置にかかわらす、前記パッティング面Fの全ての部位において、矢印で示すように、ストレートラインとなる。
そして、登りや下り、スライスライン、フックライン等のパッティングラインを作り出すには、図4に示すように、低い傾斜調整部材4を用いて、前記ベースプレート2の他端部を低くする。
これによって、前記目印A1・A2・A3が高い位置に位置させられ、前記目印B1・B2・B3が低い位置に位置させられる。
ここで、たとえば、スタンス位置を目印A3として、傾斜方向と交差する方向にずれた位置の目印B1・B2へ向けてパッティングを行なう場合には、パッティングラインは、図5に矢印(イ)(ロ)で示すように、フックラインでかつ下りとなり、傾斜方向に位置するB3へ向けてパッティングを行なう場合には、矢印(ハ)で示すように、ストレートラインでかつ下りとなる。
また、図6に示すように、スタンス位置を目印A2として、傾斜方向と交差する方向にずれた位置の目印B1へ向けてパッティングを行なう場合には、パッティングラインは、矢印(ニ)で示すように、フックラインでかつ下りとなり、傾斜方向に位置するB2へ向けてパッティングを行なう場合には、矢印(ホ)で示すように、ストレートラインでかつ下りとなり、前記目印B1と逆方向に位置する目印B3へ向けてパッティングを行なう場合には、パッティングラインは、矢印(ヘ)で示すように、スライスラインでかつ下りとなる。
さらに、図7に示すように、スタンス位置を目印A1として、傾斜方向に位置するB1へ向けてパッティングを行なう場合には、矢印(ト)で示すように、ストレートラインでかつ下りとなり、傾斜方向と交差する方向にずれた位置の目印B2・B3へ向けてパッティングを行なう場合には、パッティングラインは、矢印(チ)(リ)で示すように、スライスラインでかつ下りとなる。
そして、スタンス位置を目印B1・B2・B3側へ移して目印A1・A2・A3側へ向けてパッティングをすれば、登りのストレートライン、スライスライン、フックラインが形成される。
前述した例は、右利きの場合を示してあり、左利きの場合では、実際のバッティングラインは同じであるが、そのスライスラインとフックラインの呼び方が逆になる。
なお、前記実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって設計要求等に基づき種々変更可能である。
たとえば、前記ベースプレート2の一端面を前記固定部材3の側面に突き合わせて、この突き合わせ部において両者を回動可能に連結してもよく、また、その連結に、市販の蝶番を用いることも可能である。
前者の場合には、前記ベースプレート2と固定部材3との連結部の位置を低く抑えることで、練習器具1の全体的な高さを低くすることができる。
また、後者の場合には、既成の部材を使用することにより、製造コストの低減を図ることができる。
また、後者の場合には、既成の部材を使用することにより、製造コストの低減を図ることができる。
そして、何れの連結構造においても、このベースプレート2と前記固定部材3との突き合わせ部が露出し、かつ、前記ベースプレート2の回動時に、前記突き合わせ部が開閉して異物を挟み込むことが想定されるため、この連結部を覆うカバー等を設けることが望まれる。
また、練習器具1の設置面が平らでない場合、あるいは、設置面の傾斜が許容範囲を超えている場合に対応するために、前記固定部材3や傾斜調整部材4の下部に、たとえば、図8に示すように、高さ調整ボルトL等の高さ調整部材を設けておくことも可能である。
そして、この高さ調整機構の設置位置は、前述した前記固定部材3や傾斜調整部材4の下部以外に、これらの側部に設けることも可能である。
そして、この高さ調整機構の設置位置は、前述した前記固定部材3や傾斜調整部材4の下部以外に、これらの側部に設けることも可能である。
1 ゴルフのパッティング練習器具(練習器具)
2 ベースプレート
3 固定部材
4 傾斜調整部材
5 枢軸
6 周部材
7 被覆材
A1 目印
A2 目印
A3 目印
B1 目印
B2 目印
B3 目印
F パッティング面
L 高さ調整ボルト
2 ベースプレート
3 固定部材
4 傾斜調整部材
5 枢軸
6 周部材
7 被覆材
A1 目印
A2 目印
A3 目印
B1 目印
B2 目印
B3 目印
F パッティング面
L 高さ調整ボルト
Claims (5)
- ゴルフのパッティング面を形成する平板状のベースプレートと、このベースプレートの一端部を、所定高さに保持するとともに、回動可能に支持する固定部材と、前記ベースプレートの他端部の下面に介装されて、このベースプレートの他端部の高さを調整することにより、前記ベースプレートの傾斜を調整する傾斜調整部材とからなることを特徴とするゴルフのパッティング練習器具。
- 前記ベースプレートの上面に、前記パッティング面を形成するとともに、ゴルフボールに転がり抵抗を付与する被覆材を敷設してなることを特徴とする請求項1に記載のゴルフのパッティング練習器具。
- 前記被覆材が、着脱可能となされていることを特徴とする請求項2に記載のゴルフのパッティング練習器具。
- 前記パッティング面の少なくとも一端部に、カップ位置を示す目印が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載のゴルフのパッティング練習器具。
- 前記目印が、複数設けられていることを特徴とする請求項4に記載のゴルフのパッティング練習器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013266655A JP2015119916A (ja) | 2013-12-25 | 2013-12-25 | ゴルフのパッティング練習器具 |
Applications Claiming Priority (1)
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Citations (4)
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JPH1157100A (ja) * | 1997-08-12 | 1999-03-02 | Tokio Matsunaga | スイング練習台 |
JP3101518U (ja) * | 2003-07-23 | 2004-06-17 | 健一 箕輪 | 傾斜を自由に設定できるパター練習器 |
JP2008142113A (ja) * | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Take T Kk | ゴルフのパター練習機 |
WO2012046000A1 (en) * | 2010-10-07 | 2012-04-12 | Johnson, Terence Leslie | Golf aid |
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2013
- 2013-12-25 JP JP2013266655A patent/JP2015119916A/ja active Pending
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