JP3101518U

JP3101518U - 傾斜を自由に設定できるパター練習器

Info

Publication number: JP3101518U
Application number: JP2003270743U
Authority: JP
Inventors: 健一箕輪
Original assignee: 健一箕輪
Priority date: 2003-07-23
Filing date: 2003-07-23
Publication date: 2004-06-17
Anticipated expiration: 2009-07-23

Abstract

【課題】本考案はゴルフパター練習器の表面マット面の下部に芯材マット部を設け、ゴルフコースのグリーンの傾斜に近い状況でのパター練習を可能にした。
【解決手段】本考案は、パター練習用表面マット下部に粒状の物質を内蔵させた芯材マット部2を設け、この粒状物質の流動性により、芯材マットの厚みを変化させることにより、表面マット面を任意に多様な傾斜を創り出すものである。表面マット部1と芯材マット部2を分離すれば、傾斜のみならず転がり速度の異なる表面マットとの交換ができるものである。パター練習器のホールカップ3は両側に複数設けることにより、打つサイドによって傾斜が逆になったり、ねらうホールカップによって傾斜の影響の程度が異なったるりするためより多様な練習を可能になる。
【選択図】図１

Description

本考案は、パター練習用の表面マット下部に粒状の物質を内蔵させた芯材マット部を設けた、ゴルフのパター練習器に関するものである。

パター練習機器の表面の傾斜に関して観ると、可搬収納出来る一般家庭用等のものは、カップ近くが上り斜面になっているものの、全体的には大部分が平坦なマット面となっている。また、据え置き式のものは、傾斜があっても固定的な傾斜設定であったり、一部分が機械操作によって隆起し傾斜を変化させるもので、自由に変化させることはできない。

据え置き式のパター練習器は、高額で重量があり、また場所を占有するため一般家庭用としても、使用が困難である。

ゴルフコースのグリーンは、多様な傾斜によって構成されている。パッテングは、この傾斜の状況・芝の状況・カップまでの距離等を考え、打ち出し方向・強さを変えなければならない。従来は、この傾斜のあるグリーンを想定した練習を行うには、ゴルフコースやゴルフ練習場の練習用グリーンで行うのが一般的な練習方法であり、一般家庭内やオフィス等では困難であった。

本考案は、パター練習用の表面マット下部に粒状の物質を内蔵させた芯材マット部を設け、この粒状物質の流動性により、芯材マットの厚みを変化させることにより、表面マット面に、任意で多様な傾斜を創り出すものである。

表面マット部と芯材マット部を分離すれば、傾斜のみならず転がり速度の異なる表面マットとの交換が出来るものである。

上述のように、任意に多様な傾斜を創り出し、転がり速度の異なる表面マットとの交換ができるようになるため、ゴルフコースのグリーンに近い状況でのパター練習が可能になる。

使用者自らが傾斜を設定できることから、不得意の傾斜の練習や変化のある練習ができため飽きのこない練習が期待できる。

軽量で、収納可能であることから場所を取らず、機械操作・電気が不要であり安価なパター練習器である。

パター練習器の表面マット部と芯材マット部が一体となっている場合は、手等で内蔵の粒状物質を移動させ希望する傾斜を粗く創り、その後ローラー等で転圧し無用な凹凸を整形し、なだらかな傾斜にしてパター練習を行う。

パター練習器の表面マット部と芯材マット部が分離したものの場合は、芯材マット部を上記の要領で整形した後に、表面マットを載せて行う。

以下、添付図面

図１

に従って一実施例を説明する。１は表面マット部、２は芯材マット部、３はホールカップ、４はゴルフボールで、２ア・２イ・２ウ・２エは芯材マットの四隅の状況である。２ア方向を１番厚く、２イ・２エ方向を中程度に厚く、２ウ方向を薄くした場合の例である。ホールカップは、両側にそれぞれ複数設けるが、本実施例では２箇所とした。

ゴルフポール４をＡ方向にパットする場合は、上りのフックラインが基調となるが、ボールの位置を前後・左右に変えたり、目標のホールカップを変えることにより、打ち出し方向・強さの程度を変えたパター練習を行う。Ｂ方向にパットする場合は、下りのスライスラインが基調となるが、ボールの位置・目標ホールカップにより、打ち出し方向・強さの程度を変えたパター練習を行う。

本考案の傾斜を自由に設定できるパター練習器の一実施例の立体図である。本パター練習器の側面図である。本パター練習器の一部拡大断面図である。

符号の説明

１表面マット部
２芯材マット部
３ホールカップ
４ゴルフボール
５粒状物質
６芯材マットの外覆
Ａゴルフボールの打ち出し方向
Ｂゴルフボールの打ち出し方向

Claims

パター練習用の表面マット下部に粒状の物質を内蔵させた芯材マット部を設け、この粒状マット部の粒状物質の流動性により、芯材マットの厚みを変化させことにより、表面マットに多様な傾斜を自由に設定できるパターの練習器。
上記「請求項１」の表面マット部と芯材マット部を分離出来るようにすることにより、表面マットの交換が可能になり、ゴルフボールの転がり速度の異なる表面マットの設置を可能にしたパター練習。
本考案のパター練習器のホールカップは両側に複数設けることにより、打つサイドによって傾斜が逆になったり、ねらうホールカップによって傾斜の影響の程度が異なったりするため、より多様な練習が可能になる。