JP5761672B2 - ゲーム性をもたせたパターマット - Google Patents
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(イ)ボールの打ち出し位置からカップまでの距離と、カップの位置が固定であるため、方向・打球の強さに慣れてしまい、変化の無い練習になっている。
(ロ)カップの後方にボールのリターン機能を設けたカバーがあり、カップインしないボールはカバーに当たり戻ってくる。これではカップに対し、自身が打った打球の強さや方向性・カップインしなかったボールがどれほどオーバーしているのか判断することができない。
(ハ)打ち出し位置は平坦であるが、カップ手前から急な上りになっていて、弱い打球は止まらずに転がり戻る。この有り過ぎる高低差が自然なボールの転がりとソフトな打球でのカップインを不可能にしている。
(ニ)一人の練習なら適当にボールを置いて打つので支障ないと思われるがゲーム性が無く、直に飽きてしまう。傾斜・アンジュレーション等を設けた場合、打つ位置によってボールの曲がり方も変わり、コース取りが違ってくる。友達との対戦・家族で楽しみながらゲームをする時など、固定の打ち出し位置を設定していないと打った位置で揉める原因になると思われる。
(ホ)特許文献1はカップ穴周辺に傾斜を設けた考案で素晴らしいと思いますがフック・スライスさせるための傾斜部分に打ち分けが難しく、強い打球では急にボールの軌道の変化は望めないと思われるため、改善の余地があった。
(ヘ)特許文献2はマット本体の長さ寸法が増減可能となるパターマットの考案で素晴らしいと思いますがファスナー方式とありますが接続部分の膨らみと増減時に手間が掛かりると思われるため、改善の余地があった。
(ト)現在、パターマットはゴルファーだけのパターマットで有り、家族の中ではお父さんの遊び道具としか理解されていない。お父さんのパター練習の他に色々なゲームを付属することでゴルフ仲間・家族と楽しく遊べるコミュニケーションツールとして利用したい。
本発明はこれらの問題点を解決するために発明されたものである。
その他に、カップ部(3)にボールを止める(図21)。穴に入れる(図22)のゲームマットと入れ替えることでコミニュケーションツールとしてゲーム性を持たせる。 以上の構成よりなるパターマットである。
(イ)打ち出し部(1)の各面を使用することで多種パターンの位置・角度からカップを狙って打つことができ、対戦・家族等のゲームに応用できる。(図8)
(ロ)基材増減部(2)の基材を同一方向にただ並べるだけで距離を増やし、取り除くと距離を減らせる。打ち出し位置からカップ穴までの距離を最短50cm〜10m以上の距離設定を可能にし、簡単に変更ができる。(図3)
(ハ)カップ部(3)を台板・カップ・基材の構成(図4)(図5)で問題である高低差を最小に抑えたことで、平坦地と変わらない自然なボールの転がりでカップインが可能になり、ソフトな打球が要求される。
(ニ)カップ部(3)のカップへ嵌め込む、基材本体の穴の位置を、中心よりもずらして開けたことで、基材本体を回転させて四面を接続すると左側・右側・前側・後側のカップ穴を作ることができ、簡単に替えられる。(図9)
(ホ)二枚の台板にカップ穴を開け、嵌め込んで重ねた分離式の合体台板の使い分けと二種類のカップを利用することでカップ部(3)に勾配・左右の傾斜を簡単に作ることができる。(図14)(図15)(図16)
(ヘ)カップ部(3)と基材増減部(2)の継ぎ目部分の底部に傾斜角度を変えられる傾斜台板(図19)(図20)を利用することで、カップ部(3)のカップの手前でボールにフック・スライスの軌道の変化を作れる。
(ト)カップインしなかったボールを強制的に止めていた従来のマットに比べ、最終部(4)の自然に止まる域を設けたことでカップに入らず、オーバーしたボールの位置で打球の強さ・方向性・ボールの転がり方が解る。強過ぎる打球は飛び出し防止バーに当たって止まり、マット外へのボールの散ばりを防止する。(図6)
(チ)基材増減部50cm角の中央部分に20mm以下の敷物を置き、基材端桁を利用することで、ボールが上って、下り、その後にカップが有る形の勾配を作ることができる。
(リ)得点柄や色々なゲーム柄をプリントしたもの(図21)。また台板と基材に数個の穴を開け、その穴にカップを嵌め込んだもの(図22)のゲームマットをカップ部(3)と入れ替えるとお父さんのパター練習の他に、家族・仲間と楽しく得点・打数を競い遊ぶ、コミュニケーションツールとして利用できる。
(ヌ)パターマットに使用している基材(5)を広範囲に施工して、高低差を抑えるカップ部(3)(図5)を設置することで室内全体をグリーンに変える事が可能であり、オフィス等の一部のカーペットを取り外し(1)(2)(3)(2)を埋め込むとパター練習施設にすることができる。
四角の基材本体を90°180°270°回転させ、各面を接続し、4面を使うことで多種パターンの距離・角度からカップを狙って打つことができる(図8)
(イ)台板(11)・カップ(8)・基材(5)を重ね合わす構成(図4)(図5)で、高低差を抑えて、ソフトな打球でカップインを可能にする。
(ロ)カップ部(3)に勾配・傾斜を作り、変化をもたせる。
(ハ)カップ部(3)を入れ替え、ゴルフ以外の複数のボールゲームを可能にする。
(イ)の課題を解決するために
(I)台板(11)は長さ(タテ120mm。ヨコ150mm)厚み(5・5mm)の木材・樹脂等の物で嵌め込むカップを固定する為に穴を開ける。穴の大きさはカップの直径(95mm)より、1mm程大きめの穴を開け、カップにボールが入った時に嵌め込んだカップが多少、動くことでカップに与える衝撃を吸収し、ボールの飛び出す確率を抑える。
(II)カップ(8)はカップの直径(95mm)の金属・樹脂等の物でカップインしたボールがバウンドして飛び出さないように、底面より受ける衝撃を少しでも和らげるために、カップの底面に直径より3mmほど小さい円形の衝撃吸収板(1mm)を接着する。カップ穴を通過して1メートルをオーバーする位の強い打球は、たとえカップインしても飛び出す深さ(11.5mm)、高さ(13.5mm)の浅いLカップにした。
(III)基材(5)は多少の重みと厚みと張りが有り、浮いた状態でもシワ・ヨレ・へこみ・折れが出ない、厚み(10mm)をマットの基本材料にした。この基材に中心より、ずらしてカップの直径(95mm)の穴を開け、台板(15)の穴にカップ(8)を挿入して凸状態となっている部分に嵌め込み、四角である基材本体の特性を生かし、回転して各面を接続することでカップ穴の位置を左側・右側・前側・後側に作ること(図9)を可能にする。
この台板(11)カップ(8)基材(5)を重ね合わせた50cm域をカップ部(3)とし、重ねた状態で基材が床面より浮かないことを可能にした。依って、平坦なマット上からカップ部(3)のカップ面までの最高値が(6・5mm)になり、問題点であったカップ部(3)の急勾配の高低差を最小に抑えた。
(ロ)の課題を解決するために
カップ部(3)に勾配・傾斜を作る為に、二枚の台板にカップ穴を開け、一枚は高低差を抑える時に使用する台板(11)と、もう片方の台板に嵌め込みガイド(18)を接着したベース台板(19)を作り(図10)、ベース台板(19)の上側に台板(11)を嵌め込んで重ねた分離式の合体台板(図11)を作成した。
この合体台板の特徴は
(I)高低差を抑える時に合体台板(図11)から上側をはずして単独で使用する。
(II)ベース台板(19)に嵌め込んだ上側の台板(11)を左側にスライドさせ、スライド台板(21)とし、上側の台板の穴に対して下側のベース台板(19)の一端が掛かる位置で浅いLカップ(8)をセットする(図13)。これはベース台板(19)に浅いLカップ(8)を乗せる形になり、スライド台板本体(21)を傾けても、傾斜面に対してカップ面を平行に維持する。
次にスライドした状態でベース台板(19)の嵌め込みガイド(18)に角度を変える上部傾斜変更スライダー(23)の半円凸部分を下に、逆にして嵌め込みセットすることで、上側の台板(11)の先端と、上部傾斜変更スライダー(23)の半円凸部分が設置面(22)に接地することにより、傾斜したスライド台板(21)が安定する(図14)。 さらに、逆にセットした上部傾斜変更スライダー(23)を取り外し、半円凸部分を上にして嵌め込みガイドに嵌め込み、移動した位置で基材(5)を嵌め込むことで高角度の傾斜をカップ部の左側・右側に簡単に作る(図15)。この時に傾斜したスライド台板(21)と基材が浮いた状態で不安定と思われるが基材(5)は厚みと張りが有るので問題無い。
(III)上側の台板(11)とベース台板(19)の穴同士を重ね、合体台板(20)として深いHカップ(10)をセットし、(図16)基材(5)を嵌め込み、カップ部(3)本体を回転させることで勾配度は高くなるが強い打球でも飛び出しにくい深いカップの穴をカップ部(3)の左側・右側・前側・後側に作る。
厚みのある合体台板を使用するのに伴い設置面に対し、基材に浮きが出るため、後述の最終部(4)で使用している分離式の20cm飛び出し防止バー(16)を取り外し、ストッパー(14)を下にしてコ型の基材嵌め込み金具(13)を基材に嵌め込み、嵩上げの基材端桁(図17−24)として利用することで基材を安定させる。
以上が合体台板の特徴である。
(ハ)の課題を解決するために
基材の着色されていない白色タイプに各種の得点柄や円形柄をプリントして、この域にボールを止めるゲーム(図21)。台板と基材に穴を開け、カップを嵌め込み、ボールを穴に入れるゲーム(図22)のゲームマットをカップ部(3)と入れ替えて(1)(2)(図21)(4)。 (1)(2)(図22)(4)とする。これに依り、お父さんのパター練習から、簡単に友達・家族で楽しく遊ぶ、競技する、コミュニケーションツールになる。
この飛び出し防止バーはコ型の金属に正方形の木材または樹脂を接着する。コ型の金属部分は基材に嵌め込む部分で、正方形の木材または樹脂で強い打球のボールを止めるストッパーになる。最終部の後部は基材の長さの50cm、両サイドは49cmとし、29cmと20cmの分割として取り外し可能にした。(図6)(図7)これはカップ部(3)および基材増減部(2)に勾配・左右の傾斜を作ると、基材に浮きが出る。その時に分割した20cmの飛び出し防止バーを取り外し(16)、浮いている側、または左右にストッパーを下にしてコ型を基材に嵌め込むみ、嵩上げの基材端桁(24)に利用することで基材を安定させる(図17)。
以上の(1)(2)(3)(4)を同一方向につなぐ構成からなるパターマットである。
カップ部(3)と基材増減部(2)の継ぎ目部分に傾斜角度を変えられる傾斜台板(図18)を作成した。
2mmの薄板(26)の底部にスライダー嵌め込みガイド(25)を接着し、移動式の下方傾斜変更スライダー(28)を取り付け、移動することで傾斜角度を変える。基材同士の接続部分は接着方法を取らず、並べるだけにしている為、継ぎ目部分の底敷部に傾斜台板(図19)を置き、高傾斜角度を作るとカップ部(3)の基材と基材増減部(2)の基材がハ型に浮いてしまう。
これを防ぐため、傾斜台板(図19)に取り付けた台板基材嵌め込み金具(27)に基材を嵌め込むことで解消する。
傾斜台板を右側に装着すると左傾斜でフックし、左側に装着すると右傾斜でスライスする。依って、カップの手前で軌道の変化をつくる。
カップ部(3)の合体台板と二種類のカップの使い分け(図14)(図15)(図16)、基材のカップ穴を替え(図9)、傾斜台板を組み合わせる構成で、カップ穴周辺を多彩に変化させ、カップインが難しい、多種の勾配・傾斜を簡単に作ることを可能にし、ボールの転がりの変化を楽しむことを可能にする。
家庭のフローリング・会社の硬質床面などの平らな所に設置域を考え、
(I)最終部(4)とする基材に飛び出し防止バーを取り付け、床面に置く
(II)台板の穴(11)にカップ(8)を嵌め込んで凸状態になったカップの上から基材(5)を嵌め込み、全体を回転させて、好みのカップ位置を決め(図9)、最終部(4)に接続するとカップ部(3)ができる。
(III)基材増減部(2)に基材の枚数で好みに合った距離を選び、カップ部(3)に並べて接続する。
(IV)8箇所の打ち出し箇所を設けている打ち出し部(1)の4面から位置・角度(図8)を選び、基材増減部(2)に接続する。
(4)(3)(2)(1)の順に接続、整列させることでパターマットが完成する(図1)。
分離式の合体台板(図11)の嵌め込んだ上側の台板(11)を取り外し、これを台板にして浅いLカップ(8)を嵌め込み、凸状態になったカップの上に基材を嵌め込む(図4)。狙うカップ穴の位置は全体を回転して、左側・右側・前側・後側から選ぶ(図9)。
合体させた台板の穴同士を合わせ、深いHカップ(10)を嵌め込む(図16)。合体台板は厚みがあるため、カップ穴の位置によって基材の浮く場所が違ってくる。
(I)カップ穴が前側・後側の場合、左右に
(II)カップ穴が左の場合は左側。カップ穴が右の場合は右側に、
基材に浮きが出来る(図18)。浮いた基材には、基材端桁(図17−24)を利用することで基材を安定させる。
分離式の合体台板(図11)の嵌め込んだ上側の台板(11)を左側にスライドさせ、スライド台板(21)とし、上側の台板の穴に対してベース台板(19)の一端が掛かる位置で浅いLカップ(8)をセットする。次にスライドした状態でベース台板(19)の嵌め込みガイド(18)に角度を変える上部傾斜変更スライダー(23)の半円凸部分を下に逆に嵌め込み、セットすることでスライド台板(21)の傾斜を固定する。(図14)
(I)カップを内側、ベース台板(19)を右外側にして、基材のカップ穴が右側の位置でカップに嵌め込むと左傾斜のカップ部(3)を作る。
(II)カップを内側、ベース台板(19)を左外側にして、基材のカップ穴が左側の位置でカップに嵌め込むと右傾斜のカップ部(3)を作れる。
スライドさせたベース台板(19)の嵌め込みガイド(18)に逆にセットした上部傾斜変更スライダー(23)を取り外し、半円凸部分を上側にして取り付ける。上部傾斜変更スライダー(23)を移動して、傾斜角度を決め、カップに基材を嵌め込むことでより高低差の高い傾斜を作ることができる。
カップ部3と基材増減部2の底部に傾斜台板(図19)を敷き、台板基材嵌め込み金具(27)に基材を嵌め込む。右側に設置するとフック、左側に設置するとスライスのボールの軌道をつくる。傾斜角度を変えたい時はスライダー嵌め込みガイド(25)に下部傾斜変更スライダー(28)を嵌め込み、移動する事により、自由に角度を変えられる。
基材増減部50cm角の中央部分に最終部(4)の横側の20cmの短い飛び出し防止バー(16)を取り外し、敷物とする。真横に置くと、ボールが上って、下る勾配を作り、縦方向に角度をつけて置くとフック・スライスを作る。
2 基材増減部
3 カップ部
4 最終部
5 基材
6 ボールのセット位置
7 カップ穴
8 Lカップ
9 衝撃吸収板
10 Hカップ
11 台板
12 飛び出し防止バー
13 基材嵌め込み金具
14 ストッパー
15 分離飛び出し防止バー
16 20cm飛び出し防止バー
17 29cm飛び出し防止バー
18 嵌め込みガイド
19 ベース台板
20 合体台板
21 スライド台板
22 接地面
23 上部傾斜変更スライダー
24 基材端桁
25 スライダー嵌め込みガイド
26 薄板
27 台板基材嵌め込み金具
28 下部傾斜変更スライダー
29 傾斜台板
30 得点プリント
31 カラープリント
Claims (1)
- ボールをセットする位置を色分けして、ボールのセット位置を設けた打ち出し部(1)と、基材の数量の増減により、打ち出し部(1)からカップ部(3)までの距離変更が簡単にでき、距離設定を可能にした基材増減部(2)と、打ち出し部(1)からカップ穴までの高低差を抑え、ボールが入るカップを備え、カップ穴の位置を変更することを可能にしたカップ部(3)と、カップインせずオーバーしたボールが自然に止まる域と正面に脱着式の飛び出し防止バー(12)と両サイドに分離飛び出しバー(15)を基材に嵌め込み、強い打球のボールを止める役割をする最終部(4)を同一方向に順次つなぎ合わす構成(図1)に、基材増減部(2)とカップ部(3)の継ぎ目部分に取り付けて、カップ穴の手前で傾斜角度を変えられる傾斜を作る傾斜台板(図19)とベース台板(19)の嵌め込みガイド(18)に台板(11)を嵌め込み、重ね合わす合体台板(20)をスライドさせてスライド台板(21)とし、カップ(8)を乗せ、基材を嵌め込み、カップ部(3)に傾斜角度を変えられる傾斜を作る(図15)ことで、ボールの軌道に変化を与えることを可能にする構成と、カップ部(3)を得点柄がプリントされた領域にボールを止めるゲームのゲームマット(図21)、又は設けた多数の穴にボールを入れるゲームのゲームマット(図22)に入れ替え可能に構成したことを特徴とするパターマット。
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