JP2015150269A - 簡易型ゴルフ練習装置 - Google Patents

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JP2015150269A JP2014027447A JP2014027447A JP2015150269A JP 2015150269 A JP2015150269 A JP 2015150269A JP 2014027447 A JP2014027447 A JP 2014027447A JP 2014027447 A JP2014027447 A JP 2014027447A JP 2015150269 A JP2015150269 A JP 2015150269A
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栄次 岡山
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Abstract

【課題】調整機能の多様化を図りながらも、簡素な構造となって軽量で持ち運びに便利で、製造コストの低減化を促して普及・拡販可能な簡易型ゴルフ練習装置1を提供する。
【解決手段】スイングの練習時、ロッド6を支持筒部5に対して上下方向に移動させる。摺動棹12の上下旋回により、ガイドレール15のスイング面15Aを上下方向に傾動させて、設置面GLに対するスイング面15Aの傾動角度θを所望に調整することができる。スイング面15Aの傾動角度θやガイドレール15の高さ寸法Hを調整可能にするといった調整機能の多様化が図られ、使用者Uの体格や練習内容に的確に対応した最適の状態に設定可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、プレヤーが適切なスイングを習得するために設けた簡易型ゴルフ練習装置に係り、とりわけ簡素な構成でコスト的に有利となるように改良した簡易型ゴルフ練習装置に関する。
ゴルファーがボールの飛距離を伸ばすには、ゴルフクラブのスイング動作を適切に行うことが大事である。このため、ゴルファーの初期姿勢やスイング時の身体の動きやゴルフクラブのスイング軌跡が重要となる。
これらの点を考慮し、開催競技などで優勝を目指してゴルフに上達するためには、グリーンに出掛ける前にゴルフ練習装置を使って、スイングの練習を繰り返すことが考えられる。ゴルフ練習装置としては、例えば、特許文献1−5に記載されたものが公衆の利用に供されている。
特許文献1のゴルフ練習機では、ガイドレールを支持機構に昇降可能および傾動可能に取り付けている。
これにより、ガイドレールの高さや傾斜角度を任意に調整して所望に変更し、練習者の体格、練習内容に的確に対応した状態に設定することができる。
特許文献2のゴルフ練習装置では、ゴルフクラブのスイング経路に沿ってガイドトラックが左右のサイドボード間に回転調整自在に設けられている。すなわち、練習者の望みに応じてガイドトラックの傾斜角度、高さおよびラックの横断方向に関するクラブシャフトの位置が調整できるようになっている。この調整により、通常の背高範囲に属する練習者の理想スイング経路をシュミレートすることができる。
特許文献3のゴルフ練習装置では、支持部材を用いて、レールをゴルフクラブのスイング軌跡を表すループ形状に保持している。支持部材が直立支柱を備え、レールの高さ調節を可能にするため、直立支柱が上部および下部の伸縮を可能とし、レールを横方向に調節するため、直立支柱の上端部に調節手段を設けている。
特許文献4のゴルフスイングの練習器では、ガイドフレームを円弧状または円環状の第1のガイドフレームと第2のガイドフレームとから構成している。
第1のガイドフレームによりガイドフレームの傾斜角度を調節自在とし、第2のガイドフレームが機能した際、第1のガイドフレームが形成する平面に対して、ガイドフレームを平行に変位させることにより離接方向に位置設定可能にしている。
特許文献5の簡易型ゴルフ練習器では、スイング面の無方向の傾動、ガイドレールの高さ寸法および傾き角度を調整可能にするといった調整機能の多様化が図られ、練習者の体格、練習内容に的確に対応した最適な状態に設定することができる。さらに、簡易型ゴルフ練習装置の不使用時には、ヒンジ部によりガイドレールを上下に折り重ねてコンパクトに収納することができる。
特開2001−161879号公報 特表平6−500244号公報 特開平1−160578号公報 特開2005−218784号公報 特許第5379330号公報
特許文献1−5のいずれでも、ガイドレール、ガイドトラック、レール、ガイドフレームが設置面に対して上下傾動可能で、左右に傾斜調整できるようになっている。調整機能の多様化により、所望の条件に設定されたスイング面で、練習者の熟練度に応じたスイングが適切に行われる。
しかしながら、いずれのゴルフ練習機や練習装置でも、調整機能の多様化に応じて構造が複雑になり、製造コストの低減化を阻み、ゴルフ愛好者への普及を妨げる虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、調整機能の多様化を図りながらも、簡素な構造で軽量で、製造コストの低減化を促し、しかも、スイング素振りをその場でショットプレイに移行させることができ、ゴルフ愛好者への普及を広げて拡販可能な簡易型ゴルフ練習装置を提供することにある。
(請求項1について)
基礎部は、設置面に設置されるもので、左右の腕部と基軸部とから成る。基礎部の基軸部には、単一の支持筒部が立設されている。高さ調整用のロッドは、支持筒部に上下方向に沿って伸縮移動可能に挿入されている。ロッドの先端には、短筒部が上下旋回可能に枢支されている。短筒部には、摺動棹が軸方向に沿って摺動可能に挿入されている。摺動棹は前方先端に取付部を有している。ガイドレールは、上側部を取付部に固定したループ状の軌条であって、ゴルフクラブをスイングする際、クラブシャフトの先端部を軌条に沿ってスライドさせるスイング面を形成する。取付部は半筒状の把持部であり、ガイドレールの外周側に嵌合する状態に固定されている。
リンク機構は、左右の腕部に取り付けられている。このリンク機構は、調整板、連結辺および調整リンクから成る。調整板は腕部に取り付けられたもので、腕部の長手方向に沿って長尺となる横孔を形成している。連結辺は、ガイドレールの左右の腕部に対応する位置に形成されている。調整リンクは、上端部を連結辺に回動可能に連結し、下端部を横孔に沿ってスライド可能に連結している。連結辺を中心にして調整リンクを横孔に沿ってスライド回動させることにより、摺動棹を短筒部を中心にして上下旋回させて、設置面に対するガイドレールの傾斜角度を大小調整する。
連結辺を調整リンクから取り外して摺動棹を短筒部を中心にしてスイング面が水平面よりも高くなる上方旋回位置に旋回させることにより、基礎部が位置する設置面にゴルフボールを配してパットあるいはショット打ち可能となるようにしている。
請求項1では、スイングの練習時、高さ調整用のロッドを上下方向に移動させたり、摺動棹を短筒部を中心にして上下方向に旋回させることができる。ロッドの上下移動により、設置面からのガイドレールの高さ寸法を所望に調節することができる。摺動棹の上下旋回により、ガイドレールのスイング面を上下方向に傾動させて、設置面に対するスイング面の傾き角度を所望に調整することができる。また、調整リンクを連結辺から取り外し、この状態で短筒部に対して摺動棹を軸方向に摺動させることにより、ガイドレールのスイング面を前後方向に移動調整することもできる。
この結果、スイング面の高さ寸法および傾動角度を自由調整可能にするといった調整機能の多様化により、練習者の体格や練習内容に的確に対応した最適な状態に設定することができる。しかも、ガイドレールを水平面よりも高い上方旋回位置にセットしておくことにより、設置面でゴルフボールを配してパットあるいはショット打ち可能となる。このため、ガイドレールで練習したてのスイング素振りをその場で直接的にパットやショットの実践に試すことができて合理的な練習・実践のコンビネーションが実現する。このコンビネーションの実現により、意欲的な練習者のスイング技術を短期間で飛躍的に上達させることができる。
調整機能の多様化が、単一の支持筒部、ロッド、短筒部、摺動棹、リンク機構およびガイドレールといった少数の構成部品で行うことができる。このため、ゴルフ練習装置の構造が簡素となり、軽量で持ち運びに便利で、製造コストの低減化を促し、ゴルフ愛好者への普及を広げて販売の促進に貢献することができる。
また、請求項1では、取付部は半筒状の把持部となって、ガイドレールの外周側に位置するため、ガイドレールの外周表面では把持部による段差が生じない。これにより、スイング練習時にクラブシャフトの先端部をガイドレールの外側表面に対して一層円滑にスライドさせることができる。
(請求項2について)
摺動棹は、取付部に対して切放し可能に連結されており、ガイドレールを摺動棹およびリンク機構に対して交換可能に設けている。
請求項2では、ガイドレールが交換可能に設けられているので、径寸法の異なる複数種類のガイドレールうち練習目的や練習内容に最も適するものを選択して摺動棹およびリンク機構にセットして取り付けることができる。
(請求項3について)
ロッドの先端部には、目盛板が取り付けられている。短筒部には、ガイドレールの傾斜度合によって目盛板の目盛を示す角度を変える指針が取り付けられている。
請求項3では、スイングの練習時、練習者がガイドレールの傾動角度を数値として具体的に知ることができる。このため、傾動角度の数値化によりスイング技術を定量化することができて、スイング技術の上達に大きく寄与することができる。
(請求項4について)
ガイドレールは、周方向に沿って凹陥状の周溝を形成している。周溝内には、伸縮変位可能な弾性体から成る索条体を配置している。索条体の一端は、ガイドレールの左端側で周溝の内底部に固定されている。索条体の他端は、ガイドレールの下側近傍の周溝内でクラブシャフトの先端部に着脱可能に装着されるフック部に連結されている。
請求項4では、ガイドレールに沿ってゴルフクラブを振る度に、索条体が伸長変位をするため、ゴルフクラブには、伸長変位に基づく弾性抵抗力が負荷として漸増しながら加わる。このため、索条体により使用者のスイング力が鍛練されてスイング動作の上達に寄与する。
(請求項5について)
ガイドレールを磁性材製の金属により形成し、クラブシャフトの先端部に磁石製の帯体を取着させ、ゴルフクラブをスイングする際、クラブシャフトの帯体をガイドレールに磁気力により吸着させた状態でスイングさせている。
請求項5では、クラブシャフトをスイング面に沿ってスイングする際、帯体の磁気力によりクラブシャフトのガイドレールに対する保持力が働く。この保持力は、スイングの状態によって微妙に変動するので、使用者が自分のスイングの癖に気付き易くなり癖を矯正することに役立つ。
(請求項6について)
ゴルフクラブおよびクラブシャフトに代わって、練習用の棒状体を設けている。棒状体は、先端にパット部を有し、手元部近傍に鉤部を形成している。パット部は、ガイドレールを上方旋回位置にしてゴルフボールを打つためのものであり、鉤部は、支持筒部に形成した係部に引掛けておくためのものである。
請求項6における練習用の棒状体は、ゴルフクラブの代わりに使うもので、頻繁に使っても高価なゴルフクラブを消耗させないで済む利点がある。棒状体の不使用時には、支持筒部に形成した係部に鉤部を引掛けて安置することができる。
簡易型ゴルフ練習装置を練習者とともに示す斜視図である(実施例1)。 簡易型ゴルフ練習装置の枢支機構を示す詳細図である(実施例1)。 (a)、(b)は簡易型ゴルフ練習装置のリンク機構を示す詳細図である(実施例1)。 ガイドレールを上方旋回した時の簡易型ゴルフ練習装置を練習者とともに示す斜視図である(実施例1)。 (a)、(b)は簡易型ゴルフ練習装置の要部を示す斜視図(実施例2、3)である。 (a)、(b)は径寸法の異なるガイドレールを示す平面図である(実施例3)。 枢支機構に設けた目盛板および指針を示す斜視図である(実施例4)。 (a)はガイドレール、周溝、索条体およびゴルフクラブを示す斜視図、(b)は(a)のV−V線に沿う横断面図、(c)はゴルフクラブを索条体およびフック部とともに示す斜視図である(実施例5)。 簡易型ゴルフ練習装置を練習者とともに示す斜視図である(実施例7)。
本発明では、スイングの練習時、ロッドを上下方向に移動させることにより、ガイドレールの高さ寸法を調整し、調整リンクを横孔に沿ってスライド回動してスイング面の傾動角度を調整可能にするといった調整機能の多様化が図られ、練習者の体格、練習内容に的確に対応した最適の状態に設定する構成を有する。
〔実施例1の構成〕
図1ないし図4に基づいて本発明の実施例1について説明する。
本発明に係る簡易型ゴルフ練習装置1は、図1に示すように、左右の腕部2と基軸部3とからコの字状に形成された基礎部4を有し、基礎部4を設置面GLに設置している。基礎部4では、左右の腕部2の離間距離Sを後述する使用者Uがスイング練習可能な大きさに設定している。
基礎部4の基軸部3には、単一の支持筒部5が立設されている。支持筒部5の下端部は、基軸部3の中央に補助辺3aを用いて溶接により連結固定されている。支持筒部5には、高さ調整用のロッド6が上下方向に沿って伸縮移動可能に挿入されている。ロッド6は調節後に、図2に示すように、支持筒部5に対してボルト6aとナット6bを用いて所定の高さHに固定されるようになっている。
ロッド6の先端には、短筒部7が上下旋回可能に枢支された枢支機構7Aが設けられている。具体的には、図2に示すように、短筒部7から下方に延びた二本の支持辺8がロッド6の先端から延びた二本の接続端辺9を挟んでいる。この状態で、支持辺8と接続端辺9とを蝶ボルト10と蝶ナット11により締結している。蝶ボルト10に対して蝶ナット11を緩めることで短筒部7が締結から開放されて上下方向に旋回可能になる。
短筒部7には、所定の長さ寸法Mを有する筒状の摺動棹12を軸方向に沿って摺動可能に挿入している。摺動棹12は、前方先端に取付部としての管部13を連結するようになっている。管部13には、直角方向に延出する薄肉の連結筒14を一体形成している。管部13は、後述するガイドレール15の上側部を固定状態に嵌合し、連結筒14は摺動棹12の前方先端に切り放し可能に連結されている。連結筒14に対しては、摺動棹12の先端部が挿入された状態でボルト14aとナット14bにより固定されている(図5参照)。
ガイドレール15は、例えば外径寸法を180cmとするループ状の軌条であって、使用者Uが練習者としてゴルフクラブ16をスイングする際、クラブシャフト16aの先端部を軌条に沿ってスライドさせるスイング面15Aを形成する。ガイドレール15は、ポリアミド(PA)やポリエステルの合成樹脂材あるいはステンレス鋼材などの金属材料から軌条に沿って円環状に形成されている。
スイング練習時、クラブシャフト16aの先端部に被せたプラスチック製のパッドPeを介してガイドレール15に摺動させるようにしてもよいが、クラブシャフト16aの先端部を直にガイドレール15に摺動させてもよい。
左右の両腕部2には、図3(a)、(b)に示すリンク機構17が取り付けられている。リンク機構17は、調整板18、連結辺19および調整リンク20から成る。調整板18は腕部2に溶接などの接合手段により取り付けられたもので、腕部2の長手方向に沿って長尺となる横孔18aを形成している。連結辺19は、ガイドレール15の左右の腕部2に対応する位置に形成されている。
調整リンク20は、蝶ボルト22と蝶ナット23を用いて上端部20aを連結辺19に回動可能に連結している。また、調整リンク20の下端部20bは、蝶ボルト22aおよび蝶ナット23aにより横孔18aに沿ってスライド可能に連結している。。
ガイドレール15のスイング面15Aの傾きを決める際には、蝶ボルト22、22aを緩めた状態で、連結辺19を中心にして調整リンク20を横孔18aに沿って前後にスライド回動させる。これにより、摺動棹12を短筒部7を中心にして上下旋回させて、設置面GLに対するガイドレール15の傾動角度θを大小調整する。
リンク機構17では、蝶ボルト22を蝶ナット23に対して緩めて抜き取ることにより、連結辺19を調整リンク20から取り外すことができる。
この時、図4に示すように、摺動棹12を短筒部7を中心にして上方旋回させて、スイング面15Aを水平面15Bよりも高くなる上方旋回位置Upに設定する。
これにより、基礎部4が位置する設置面GLにゴルフボール25をティーT上に配してパットあるいはショット打ち可能としている。この場合、簡易型ゴルフ練習装置1をゴルフ練習場や野外の広場に設置した時には、パットあるいはショットの支障になるものがなくて好都合である。
〔実施例1の効果〕
実施例1では、スイングの練習時、高さ調整用のロッド6を上下方向に移動させたり、摺動棹12を短筒部7を中心にして上下方向に旋回させることができる。ロッド6の上下移動により、設置面GLからのガイドレール15の高さ寸法Hを所望に調節することができる。摺動棹12の上下旋回変位により、ガイドレール15のスイング面15Aを上下方向に傾動させて、設置面GLに対するスイング面15Aの傾動角度θを所望に調整することができる。また、調整リンク20を連結辺19から取り外し、この状態で短筒部7に対して摺動棹12を軸方向に摺動させることにより、ガイドレール15のスイング面15Aを前後方向に移動調整することもできる。
この結果、スイング面15Aの高さ寸法Hおよび傾動角度θを自由調整可能にするといった調整機能の多様化により、練習者の体格や練習内容に的確に対応した最適な状態に設定することができる。しかも、ガイドレール15を水平面15Bよりも高い上方旋回位置Upにセットしておくことにより、設置面GLでゴルフボール25を配してパットあるいはショット打ち可能となる。このため、ガイドレール15で練習したてのスイング素振りをその場で直接的にパットやショットの実践に試すことができて合理的な練習・実践のコンビネーションが実現する。このコンビネーションの実現により、意欲的な練習者のスイング技術を短期間で飛躍的に上達させることができる。
調整機能の多様化が、単一の支持筒部5、ロッド6、短筒部7、摺動棹12、リンク機構17およびガイドレール15といった少数の構成部品で行うことができる。このため、ゴルフ練習装置の構造が簡素となり、軽量で持ち運びに便利で、製造コストの低減化を促し、ゴルフ愛好者への普及を広げて販売の促進に貢献することができる。
〔実施例2の構成〕
図5(a)は本発明の実施例2を示す。実施例2では、短筒部7に代わって半筒状の把持部26を設けている。把持部26は、ガイドレール15の外周側に嵌合し、把持部26をガイドレール15に対して締付ボルト27で締結することにより固定されている。
実施例2における把持部26は半筒状になって、ガイドレール15の外周側に位置するため、ガイドレール15の外周表面では把持部26による段差が生じない。これにより、スイング練習時にクラブシャフト16aの先端部をガイドレール15の外側表面に対して一層円滑にスライドさせることができる。
〔実施例3の構成〕
図5(b)および図6(a)、(b)は本発明の実施例3を示す。実施例3では、図5(b)に示すように、摺動棹12が連結筒14に対して切放し可能に連結挿入されており、ガイドレール15を摺動棹12およびリンク機構17に対して交換可能に設けている。蝶ボルト22を蝶ナット23に対して緩めて抜き取ることにより、連結辺19を調整リンク20から取り外す。また、ボルト14aをナット14bに対して緩めて抜き取り、摺動棹12から連結筒14を引き抜いて切り放す。これにより、ガイドレール15を摺動棹12およびリンク機構17に対して交換可能にセットすることができる。
このように、実施例3ではガイドレール15を交換可能に設けたので、図6(a)、(b)に示す径寸法R、N異なる複数種類のガイドレール群15n、15mうち練習目的や練習内容に最も適するものを選択して摺動棹12およびリンク機構17にセットして取り付けることができる。
なお、選択可能な多種類のガイドレール群15n、15mについては、管部13、連結筒14および連結辺19を有した状態で備えられているものとする。実施例3の交換機能は実施例2にも適用してもよい。
〔実施例4の構成〕
図7は本発明の実施例4を示す。実施例4では、ロッド6の先端部に、円弧状の目盛板30が取り付けられている。短筒部7の支持辺8には、ガイドレール15の傾斜度合によって目盛板30の目盛を示す角度を変える指針31が取り付けられている。
実施例4では、スイングの練習時、使用者Uがガイドレール15の傾動角度θを数値として具体的に知ることができる。このため、傾動角度θの数値化によりスイング技術を定量化することができて、スイング技術の上達に大きく寄与することができる。
〔実施例5の構成〕
図8は本発明の実施例5を示す。実施例5が実施例1と異なるところは、ガイドレール15に周溝40を周方向に設けたことである(図8(a)、(b)参照)。
周溝40は、ガイドレール15の周方向いっぱいに形成されており、周溝40内に配置された索条体41は、ゴム紐や引張コイルスプリングなどの伸縮変位可能な弾性体から形成されている。
すなわち、索条体41の一端は、ガイドレール15の左端側において、凹陥状の周溝40の内底部に固定されている。索条体41の他端は、ガイドレール15の下端近傍において、周溝40内に位置し、クラブシャフト16aの先端部に着脱可能に装着されるフック部42に連結されている(図8(c)参照)。
ガイドレール15の使用時、使用者はクラブシャフト16aの先端部にフック部42を装着し、クラブシャフト16aをガイドレール15に沿わせて摺動するスイングの練習を始める。
ゴルフクラブ16を図8(a)に矢印Yで示す方向に振る度に、索条体41が伸長変位をするため、ゴルフクラブ16には、伸長変位に基づく弾性抵抗力が負荷として漸増しながら加わる。このため、索条体41により使用者のスイング力が鍛練されてスイング動作の上達に寄与する。なお、図8(b)では、ガイドレール15の断面を矩形で示しているが、この断面は円形、三角形、楕円形、五角形や六角形などの多角形でもよい。
〔実施例6の構成〕
本発明の実施例6は図示はしないが、実施例6が実施例1と異なるところは、クラブシャフト16aの先端部に嵌めたプラスチック製のパッドPeに代わって、磁石製の帯体(図示せず)を取着させたことである。
この場合、ガイドレール15を磁性材製の金属により形成しており、ゴルフクラブ15をスイングする際、クラブシャフト16aの帯体をガイドレール15に磁気力により吸着させた状態でスライドさせることになる。
すなわち、クラブシャフト16aをスイング面15Aに沿ってスイングする際、帯体の磁気力によりクラブシャフト16aのガイドレール15に対する保持力が働く。この保持力は、スイングの状態によって微妙に変動するので、使用者Uが自分のスイングの癖に気付き易くなり癖を矯正することに役立つ。
〔実施例7の構成〕
図9は本発明の実施例7を示す。実施例7が実施例1と異なるところは、ゴルフクラブ16およびクラブシャフト16aに代わって、練習用の棒状体60を設けたことである。 棒状体60は、先端にパット部60bを有し、手元部近傍に鉤部60aを形成している。パット部60bは、図4に示す上方旋回位置Upでゴルフボール25を打つためのものであり、鉤部60aは、支持筒部5に形成した係部62に引掛けておくためのものである。練習用の棒状体60は、ゴルフクラブ16の代わりに使うもので、頻繁に使っても高価なゴルフクラブを消耗させないで済む利点がある。棒状体60の不使用時には、支持筒部5に形成した係部62に鉤部60aを引掛けて安置することができる。
なお、棒状体60をステンレススチールなどの金属で形成した場合、外周面を合成樹脂の薄膜でコーティングしてもよい。
〔変形例〕
(a)実施例1では、ガイドレール15を合成樹脂材としてポリアミド(PA)やポリエステルにより形成したが、合成樹脂としては、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリアセタール、ポリカーボネート(PC)、ポリフェニレンエーテル(PPE)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)あるいはシンジオタクチックポリスチレン(SPS)などのプラスチック材料を用いてもよい。
(b)実施例1では、ガイドレール15を金属としては、ステンレス鋼材により形成したが、金、銀、銅、鉄、真鍮、ジュラルミン、アルミニウムあるいはニッケル合金などの金属材料でもよく、もしくはガイドレール15を軽量の木材から形成してもよい。
(c)簡易型ゴルフ練習装置1の設置場所としては、専用トレーニング場、ゴルフ場やスポーツ施設を始め、一般の庭付き住宅やオフィス街の建物の屋上でもよく、要はゴルフクラブ16をスイング面15Aに沿ってスイング練習可能な場所であればよい。
本発明に係る簡易型ゴルフ練習装置では、スイングの練習時、ロッドを上下方向に移動させることなどにより、ガイドレールの高さ寸法やスイング面の傾動角度を調整可能にするといった調整機能の多様化が図られ、練習者の体格や練習内容に的確に対応することができる。これらの有用性に着目した関連事業からの需要が喚起されるため、関連部品の流通を介して機械産業に適用可能である。
1 簡易型ゴルフ練習装置
2 腕部
3 基軸部
4 基礎部
5 支持筒部
7 短筒部
12 摺動棹
13 管部(取付部)
15 ガイドレール
15A スイング面
15B 水平面
16 ゴルフクラブ
16a クラブシャフト
17 リンク機構
18 調整板
19 連結辺
20 調整リンク
25 ゴルフボール
26 把持部(取付部)
30 目盛板
31 指針
40 周溝
41 索条体
42 フック部
60 棒状体
60a 鉤部
60b パット部
62 係部
Up 上方旋回位置
GL 簡易型ゴルフ練習装置の設置面
H ガイドレールの高さ寸法
θ スイング面の傾動角度
R、N ガイドレールの径寸法
U 使用者(練習者)
T ティー

Claims (6)

  1. 左右の腕部と基軸部とからコ字状に形成されて設置面に設置される基礎部と、
    前記基礎部の前記基軸部に立設された単一の支持筒部と、
    前記支持筒部に上下方向に沿って伸縮移動可能に挿入された高さ調整用のロッドと、
    前記ロッドの先端に上下旋回可能に枢支された短筒部に対して軸方向に沿って摺動可能に挿入され、前方先端に取付部を有する摺動棹と、
    上側部が前記取付部に固定されたループ状の軌条であって、ゴルフクラブをスイングする際、クラブシャフトの先端部を前記軌条に沿ってスライドさせるスイング面を形成したガイドレールと、
    前記左右の腕部に取り付けれたリンク機構を備え、
    前記取付部は、前記ガイドレールの外周裏面に嵌合する状態に固定された半筒状の把持部であり、
    前記リンク機構は前記腕部に取り付けられ、前記腕部の長手方向に沿って長尺となる横孔を形成した調整板と、ガイドレールの前記左右の腕部に対応する位置に形成された連結辺と、上端部を前記連結辺に回動可能に連結して下端部を前記横孔に沿ってスライド可能に連結された調整リンクとから成り、前記調整リンクを前記連結辺を中心にして前記横孔に沿ってスライド回動させることにより、前記摺動棹を前記短筒部を中心にして上下旋回させて、前記ガイドレールの前記設置面に対する傾斜角度を大小調整し、
    前記連結辺を前記調整リンクから取り外して前記摺動棹を前記短筒部を中心にして前記スイング面が水平面よりも高くなる上方旋回位置に旋回させることにより、前記基礎部が位置する前記設置面にゴルフボールを配してパットあるいはショット打ち可能となるようにしたことを特徴とする簡易型ゴルフ練習装置。
  2. 前記摺動棹は、前記取付部に対して切放し可能に連結されており、前記ガイドレールを前記摺動棹および前記リンク機構に対して交換可能に設けていることを特徴とする請求項1に記載の簡易型ゴルフ練習装置。
  3. 前記ロッドの先端部には、目盛板が取り付けられ、短筒部には、前記ガイドレールの傾斜度合によって前記目盛板の目盛を示す角度を変える指針が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の簡易型ゴルフ練習装置。
  4. 前記ガイドレールは、周方向に沿って凹陥状の周溝を形成し、前記周溝内に伸縮変位可能な弾性体から成る索条体を配置し、前記索条体の一端は、前記ガイドレールの左端側で前記周溝の内底部に固定され、他端は前記ガイドレールの下端近傍の周溝内で前記クラブシャフトの先端部に着脱可能に装着されるフック部に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の簡易型ゴルフ練習装置。
  5. 前記ガイドレールを磁性材製の金属により形成し、前記クラブシャフトの先端部に磁石製の帯体を取着させ、前記ゴルフクラブをスイングする際、前記クラブシャフトの前記帯体を前記ガイドレールに磁気力により吸着させた状態でスイングさせることを特徴とする請求項1に記載の簡易型ゴルフ練習装置。
  6. 前記ゴルフクラブおよび前記クラブシャフトに代わって、先端にパット部を有し、手元部近傍に、前記支持筒部に形成した係部に引掛けて安置するための鉤部を形成した練習用の棒状体を設けたことを特徴とする請求項1に記載の簡易型ゴルフ練習装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107007995A (zh) * 2017-04-28 2017-08-04 江苏经贸职业技术学院 一种高尔夫挥杆训练器
KR101770089B1 (ko) * 2017-01-02 2017-08-30 조백균 골프스윙 자세 교정장치
KR102505359B1 (ko) * 2022-04-22 2023-02-28 한성진 골프 스윙 연습장치

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