JP2015119380A - 子局装置、親局装置、制御装置、光通信システムおよび省電力制御方法 - Google Patents

子局装置、親局装置、制御装置、光通信システムおよび省電力制御方法 Download PDF

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文彦 田野
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Abstract

【課題】高い省電力効果を実現しつつ、省電力状態から通信を迅速に再開することができる子局装置を得ること。
【解決手段】ONU1−1内の各部へ電力を供給する主電源部9と、ユーザーの存在の有無を検出するセンサー部5、SLIC部4と、ONU−PON制御部2と、設定記憶部7と、センサー部5、SLIC部4によりユーザーが存在しないと検出された場合、省電力モードへ遷移を主電源部9およびOLT10へ通知し、設定情報を設定記憶部7へ格納し、センサー部5、SLIC部4によりユーザーが存在すると検出された場合、前記通常モードへ遷移を主電源部9へ通知する省電力処理部6と、を備え、主電源部9は、前記省電力モードへの遷移の通知を受信すると、省電力対象部60への電力供給を停止し、ONU−PON制御部2は、省電力モードから通常モードへ遷移すると、設定記憶部7に格納されている設定情報を用いてOLT10との通信を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、子局装置、親局装置、制御装置、光通信システムおよび省電力制御方法に関する。
PON(Passive Optical Network)システムは、1ないし複数の加入者装置(ONU(Optical Network Unit))を1台の局側装置(OLT(Optical Line Terminal))で収容できる。このため、PONシステムは、加入者装置と局側装置を1対1で接続する光アクセスシステムに比べ通信サービスを低価格で加入者へ提供できることから、国内外で普及が進んでいる。近年、通信装置の省電力化が求められており、PONシステムにおいては、とりわけ台数の多さから消費電力の大半を占めているONUに対する省電力化が求められている。
ここで、ONUではデータ通信は常時行われているわけではなく、たとえば夜間などは全くデータ通信が行われない場合がある。ONUの省電力化技術として、データ通信していない時間にONUの光送受信を停止し、省電力状態に遷移させる技術が検討されている。たとえば、ONUが、加入者端末のリンク切断を検知した際に、主電源を切る技術がある(特許文献1参照)。
特許第5302857号公報
しかしながら、上記従来の技術においては、主電源を切られている状態で加入者が端末を接続した場合、ONUが端末のリンク接続を検知し、主電源を入れて各部品を起動し、OLTに当該ONUの登録を許可されるよう適切なシグナリングを行ってから、初めて通信を行うことができる。このため、主電源を切られている状態で加入者が端末を接続しても迅速に通信を行えず、緊急通話などに対応できないという問題があった。この点について特許文献1では、立ち上げ時間の掛かるPON−LSIなどへの電源供給をオフしない省電力レベルを設けることによって迅速な起動が可能となるとの記載があるが、この対策では、省電力効果が低減するという問題がある。
また、特許文献1に記載の技術では、ONUと加入者端末のリンクを切断する必要があるため、ONUと加入者端末がハブやスイッチあるいはルータなどの通信機器を経由して接続されているケースには対応できない、という問題があった。この点について特許文献1では、「その通信機器の上位のLANのリンクも自動的に切断するような通信機器を用いることで効果的に運用できる。」との記載はあるが、実際にはこのような通信機器は普及していない。一般的な加入者端末を用いる場合、ハブやスイッチあるいはルータなどの通信機器を経由して接続されている構成に特許文献1に記載の技術を適用できない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、高い省電力効果を実現しつつ、省電力状態から通信を迅速に再開することができる子局装置、親局装置、制御装置、光通信システムおよび省電力制御方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、親局装置と光通信路により接続される子局装置であって、前記親局装置との通信が可能な通常モードにおいて前記子局装置内に第1の電力を供給する主電源部と、前記子局装置を用いて通信を行う利用者の存在の有無を検出する検出部と、前記親局装置との通信を制御する制御部と、前記親局装置との通信に用いる設定情報を記憶する設定記憶部と、前記検出部により利用者が存在しないと検出された場合、省電力モードへ遷移すると判断し、前記主電源部および前記親局装置へ前記省電力モードへの遷移を通知し、前記設定情報を前記設定記憶部へ格納し、前記省電力モードにおいて前記検出部により利用者が存在すると検出された場合、前記通常モードへ遷移すると判断し、前記主電源部へ前記通常モードへの遷移を通知する省電力処理部と、を備え、前記主電源部は、前記省電力モードへの遷移の通知を受信すると、前記第1の電力より少ない第2の電力を前記子局装置内に供給し、前記通常モードへの遷移の通知を受信すると、前記第1の電力を前記子局装置内に供給し、前記制御部は、前記省電力モードから前記通常モードへ遷移すると、前記設定記憶部に格納されている前記設定情報を用いて前記親局装置との通信を制御することを特徴とする。
本発明によれば、高い省電力効果を実現しつつ、省電力状態から通信を迅速に再開することができるという効果を奏する。
図1は、本発明にかかるPONシステム(光通信システム)の構成例を示す図である。 図2は、MPCP DISCOVERY処理のハンドシェーク手順の一例を示すチャート図である。 図3は、OAM DISCOVERY処理のハンドシェーク手順の一例を示すチャート図である。 図4は、省電力モードへの遷移動作の一例を示す図である。 図5は、省電力モードのONUが通常動作に復帰する動作の一例を示す図である。 図6は、SIPの呼接続シーケンスの一例を示すチャート図である。 図7は、通常モードにおけるONUの省電力制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。 図8は、省電力モードにおけるONUの省電力制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。 図9は、省電力メッセージの一例を示す図である。 図10は、REPORTフレームをCMM(REQQ)として用いる動作の一例を示す図である。
以下に、本発明にかかる子局装置、親局装置、制御装置、光通信システムおよび省電力制御方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本発明にかかるPONシステム(光通信システム)の構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態のPONシステムは、子局装置として動作する利用者側光通信装置(“Optical Network Unit”とも言い、以降「ONU」と称す。)1−1〜1−n(nは1以上の整数)と、親局装置として動作する局側光通信装置(“Optical Line Terminal”とも言い、以降「OLT」と称す。)10と、光分配器20とを備える。OLT10とONU1−1〜1−nは光分配器20を介して光ファイバで接続されている。光分配器20は、OLT10に接続する幹線の光ファイバをONU1−1〜1−nの数に分岐する。また、ONU1−1は、PC(Personal Computer)等である端末30と電話機等の通信機器である端末40に接続されている。なお、OLT10に接続されるONUの台数は何台でもよい。また、ONUに接続される端末の数も2台に限定されず何台でもよい。
ONU1−1は、ONU−PON制御部(制御部)2、PHY部3、SLIC(Subscriber Line Interface)部(検出部)4、センサー部(検出部)5、省電力処理部6、設定記憶部7、光送受信部8および主電源部9を備える。ONU1−2〜1−nは、ONU1−1と同様の構成であってもよいし、異なる構成であってもよい。以下、本実施の形態のONU1−1〜1−nのうち、ONU1−1と同様の構成を有するONUをONU1と記載する。
ONU−PON制御部2は、PONプロトコルに基づいてONU側の処理を実施する。すなわち、ONU−PON制御部2は、OLT10へ送信する制御メッセージ(制御信号)の生成、OLT10から受信した制御メッセージの受信処理を行い、OLT10との通信を制御する。PHY部3は、端末30との間でUNI(User Network Interface)等の物理インタフェース機能を実現する。光送受信部8は、OLT10から受信する光信号を電気信号に変換してONU−PON制御部2へ出力し、ONU−PON制御部2から入力される電気信号を光信号に変換してOLT10へ送信する。SLIC部4は、端末40の状態監視、端末40との間の信号の送受信等を行うインタフェース回路である。
センサー部5は、ユーザーが存在するか否か(ユーザーの存在の有無)を検出する。ユーザーとは、ONU1を用いて通信を行う可能性のある利用者等のことである。ユーザーは、端末30,端末40を操作することにより、ONU1を用いた通信を利用する。センサー部5は、具体的には、赤外線センサー、振動センサーなど直接的にユーザーの存在を感知するものでも良いし、端末30との間のリンク監視や隣接して設置された電子機器の電源のオン/オフを検出する等のように通信有無を感知するものでも良い。また、ユーザーの存在する時間を管理するための時計、鍵またはシャッターの開閉など検出するもの、空調の操作を検出するもの等間接的にユーザーの存在または不在を検知するものでも良い。例えば、センサー部5として時計を用いる場合は、昼間の時間帯はユーザーが存在すると検出し、夜間の時間帯はユーザーが不在と検出する。
省電力処理部6は、ユーザーの不在を検出すると、省電力処理部6に不在を通知する。省電力処理部6は、省電力モードの1種である後述するColdModeへ遷移する際に、ColdModeへ遷移やColdModeからの復帰を制御するColdModeMessage(以降、CMMと略す)メッセージを生成し、光送受信部8経由でOLT10へ送信する。また、省電力処理部6は、OLT10から光送受信部8経由でColdModeMessageを受信した場合、当該メッセージに従った処理を実施する。設定記憶部7は、DISCOVERY処理等によりOLT10から取得した設定情報を記憶する。主電源部9は、ONU1内の各部へ電源を供給し、省電力処理部6からColdModeへの遷移指示があった場合、ONU−PON制御部2、PHY部3、省電力処理部6、設定記憶部7および光送受信部8(図1の省電力対象部60)への電源供給を止める。すなわち、主電源部9は、通常モード(OLT10との間で通信が可能なモード)では、ONU−PON制御部2、PHY部3、省電力処理部6、設定記憶部7、光送受信部8、SLIC部4およびセンサー部5に電力を供給し、省電力モード(ColdMode)では、電力供給対象が通常モードより減り、SLIC部4およびセンサー部5に電力を供給する。主電源部9が、通常モードにおいてONU1内に供給する電力を第1の電力とすると、省電力モードにおいてONU1内に供給する電力は、第1の電力より少ない第2の電力となる。
なお、本実施の形態では、ONU1内にセンサー部5を備える構成例を説明したが、センサー部5をONU1の外部の装置とし、外部のセンサー部5からONU1が検出結果を取得する構成としてもよい。ONU−PON制御部2、SLIC部4、センサー部5、省電力処理部6および設定記憶部7を、制御装置として構成してもよい。また、ONU−PON制御部2と、SLIC部4、センサー部5、省電力処理部6および設定記憶部7のうちのいずれか1つ以上とを制御装置として構成してもよい。
OLT10は、OLT−PON制御部11、光送受信部12、ONU省電力制御部(子局省電力制御部)13およびPHY部14を備える。OLT−PON制御部11は、PONプロトコルに基づいてOLT側の処理を実施する。光送受信部12は、ONU1−1〜1−nから受信する光信号を電気信号に変換してOLT−PON制御部11へ出力し、ONU−PON制御部2から入力される電気信号を光信号に変換してONU1〜1−nへ送信する。ONU省電力制御部13は、ONU1−1〜1−nごとにONU1−1〜1−nが省電力モードであるか否かを管理する。ONU省電力制御部13は、OLT−PON制御部11経由でONU1〜1−nからColdModeMessageを受信すると、当該メッセージに従った処理を実施する。PHY部14は、ネットワーク50との間でNNI(Network Node Interface)等の物理インタフェース機能を実現する。
以下、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)で定義されているイーサネット(登録商標)PONに基づき動作を説明するが、本実施の形態のPONシステムは、イーサネット(登録商標)PONシステムに限定されず、G.983.1のG−PONシステムでもよい。
まず、ONU1が通信に必要な各種設定情報を得て、通信が可能になるまでの動作について説明する。図2は、MPCP(Multi−Point Control Protocol) DISCOVERY処理のハンドシェーク手順の一例を示すチャート図である(IEEE Std 802.3−2008より引用)。また、図3は、OAM(Operation Administration and Maintenance) DISCOVERY処理のハンドシェーク手順の一例を示すチャート図である(IEEE P1904.1より引用)。MPCPは、IEEE Std 802.3−2008により規定される制御プロトコルであり、OAMは、IEEE Std 802.3−2008で規定される保守監視機能である。
OLT10では、未登録のONUを探すため、OLT−PON制御部11が図2に示すDISCOVERY処理を定期的に行う。具体的には、OLT10は、上り方向の送信許可を通知するメッセージであるGATEメッセージをブロードキャストにより送信する(ステップS1)。OLT10に初めて接続するONU1では、このGATEメッセージを受信すると、ONU−PON制御部2が、ランダムな時間待機した後に、登録を要求するREGISTER_REQメッセージを送信する(ステップS2)。OLT10は、REGISTER_REQメッセージを受信すると、ONU1を登録し、登録したことを通知するREGISTERメッセージをONU1へ送信する(ステップS3)。ステップS3で送信されるREGISTERメッセージには、ONU1へ割当てられる論理識別子(LLID:Logical Link IDentifier)やSyncTimeなどのMPCPレイヤ情報が格納される。また、OLT10のOLT−PON制御部11は、ONU1に対してREFISTER_ACKメッセージを送信するための帯域(送信許可時間帯)を割当て、割当てた帯域を通知するGATEメッセージをONU1へ送信する(ステップS4)。
ONU1のONU−PON制御部2は、REGISTERメッセージおよびGATEメッセージを受信すると、GATEメッセージで通知された送信許可時間帯でREGISTER_ACKメッセージをOLT10へ送信する(ステップS5)。これにより、MPCP DISCOVERY処理が完了する。
MPCP DISCOVERY処理の完了後、ONU1とOLT10は、図3に示すOAM DISCOVERY処理を実施する。OLT10のOLT−PON制御部11とONU1のONU−PON制御部2との間で、Informaton OAMPDUの送受信が行われる(ステップS11、ステップS12)ことにより、各種設定情報の送受信を行う。そして、これらの設定情報を用いて、セキュリティ処理、認証処理、Extended OAMによるONU設定処理等を行う。
MPCP DISCOVERY処理、OAM DISCOVERY処理の処理が終了すると、ONU1は、LLIDやSyncTimeなどのMPCPレイヤ情報、暗号鍵など暗号フレームを復号するためのセキュリティ情報、容量などのフレームキュー設定情報、ポリシングレートなどのQoS設定情報、VLAN(Virtual Local Area Netowork)モードなどのパス設定情報等を得る。ONU−PON制御部2は、自身にこれらの情報に応じた設定を行う。後述するように、省電力処理部6は、ONU1が省電力モードへ遷移する場合に、これらの設定情報をONU−PON制御部2から取得して、設定記憶部7に格納する。
実装や状況に依存するので一概には言えないが、前述のMPCP DISCOVERY処理からExtended OAMによるONU設定処理にかかる時間は、数秒〜十数秒と想定できる。
これらの設定が完了すると、ONU1はOLT10を介した通信が可能となる。PCなどのLANインタフェースを持つ端末30は、ONU1のPHY部3を介して通信でき、電話機等である端末40はSLIC部4を介して通信できる。
なお、本実施の形態では、ONU1は、OLT10へCMM(REQ)を送信し、OLT10からCMM(ALLOW)を受信してから省電力モードへ遷移するようにしたが、ONU1が、省電力モードへ遷移することをOLT10へ報告する形態としてもよい。この場合、省電力モードへ遷移を報告するメッセージをOLT10へ送信すると、ONU1はOLT10からの応答を待たずに省電力モードへ遷移する。
次に、本実施の形態のONU1における省電力モードについて説明する。本実施の形態のONU1は、省電力モードとして、主電源部9がONU−PON制御部2、PHY部3、省電力処理部6、設定記憶部7および光送受信部8(図1の省電力対象部60)への電源を供給しないColdModeを有する。以下、本実施の形態における省電力モードは、このColdModeを意味する。
図4は、本実施の形態の省電力モードへの遷移動作の一例を示す図である。ONU1では、センサー部5がユーザーの不在を検出する(ステップS21)と、省電力処理部6に不在を通知する。省電力処理部6は省電力モードへの遷移を要求するメッセージCMM(REQ)を生成し、ONU−PON制御部2および光送受信部8経由でOLT10へ送信する(ステップS22)。また、省電力処理部6は、MPCP DISCOVERY処理、OAM DISCOVERY処理等により取得した設定情報をONU−PON制御部2から取得して、設定記憶部7に格納する。OLT10では、光分配器20、光送受信部12およびOLT−PON制御部11を介してONU省電力制御部13が、CCM(REQ)を受信すると、ONU省電力制御部13は、OLT−PON制御部11に対してONU1についてのMPCPレイヤ情報、セキュリティ情報といった情報を維持し、さらに、ONU1のTimestamp Drift警報を検出しない(マスクする)ように指示する。
そして、ONU省電力制御部13は、省電力モード遷移を許可するCMM(ALLOW)をONU1へ送信する(ステップS23)。ONU1では、CMM(ALLOW)を受信すると、省電力制御部6が、主電源部9に電源供給をOFFするよう指示し、主電源部9は、ONU−PON制御部2、PHY部3、省電力処理部6、設定記憶部7、光送受信部8への電源供給を止める(ステップS24)。これにより、ONU1は、SLIC部4とセンサー部5のみ動作する省電力モードに移行する。
通常、PONシステムでは、OLTに登録されたONUから一定時間応答がないと、当該は離脱したとみなされる。また、PONシステムでは、OLTとONUの時刻同期が要求されるため、ONUはGATEメッセージ等により送信されるOLTの時刻情報に同期するよう動作する。時刻のずれが一定値以上となった場合には、Timestamp Drift警報が送出される。Timestamp Drift警報が送出されると、OLTは、当該ONUとのOLTとのリンクが切断される。しかしながら、ONU1は省電力モードではOLT10へ光信号を送信することができないため、省電力モードのONU1との間のリンクは切断される。リンクが切断されると、ONU1はOLT10の管理下から離脱したとみなされ、OLT10はONU1に関する設定情報を破棄する。ONU1に関する設定情報が破棄されると、ONU1が省電力モードから復帰した際に、再びディスカバリ処理を実施することになり、通信を行うまでに時間がかかる。これに対し、本実施の形態では、省電力モードのONU1とのリンクが切断されないようにONU1からCCM(REQ)を受信するとTimestamp Drift警報を検出しないようにする。これにより、リンクが切断されることなく、ONU1が省電力モード中に、例えば、ユーザーが端末40により緊急に電話をかける場合等にも、迅速に通話を開始することができる。
OLT−PON制御部11は、ONU1の省電力モード中、すなわちTimestamp Drift警報をマスクしている間にONU1宛ての下り通信フレームを受信した場合には、そのフレームを蓄積しても良いし、そのまま通過させても良い。通過させた場合は、そのフレームはONU1の光送受信部8にて廃棄される。
さらに、OLT−PON制御部11は、ONU1の省電力モード中にはONU1へ与える上り帯域を、通常モードに比べて減少させてもよい。例えば、後述するONU1の通常モード遷移のメッセージを送る際に遅延をある程度抑える程度、すなわち数kbpsほどに低下させても良い。
図5は、省電力モードのONU1が通常動作に復帰する動作の一例を示す図である。図5は、ONU1が省電力モードである場合に、ユーザーが端末40により電話をかける例を示している。ユーザーが端末40に対して通話のための回線接続を開始する操作を行う(受話器をはずす、通話開始を示すボタン等を押下する等)と端末40からオフフック信号(回線接続信号)が送信される。SLIC部4が端末40からのオフフック信号を検出し(ステップS31)、主電源部9に通知する。主電源部9は省電力対象部60の各部への電源供給を再開する。再起動した省電力制御部6は、設定記憶部7に格納されている各設定情報を読み込み、ONU−PON制御部2へ設定し、省電力モードからの離脱を通知するメッセージであるCMM(EXT)を生成しONU−PON制御部2へ出力する。ONU−PON制御部2は、CMM(EXT)を光送受信部8経由でOLT10へ送信する通常モードに遷移する(ステップS32)。これにより、ONU1は、通常モードに遷移する。この時点でONU1はOLT10との通信を再開できる。OLT10では、CMM(EXT)を受信すると、Timestamp Drift警報のマスクを解除して、Timestamp Drift警報の検出を許可する。OLT−PON制御部11は、ONU1宛ての下り通信フレームを蓄積していた場合には、蓄積フレームを通過させる。これにより、下り通信を再開できる。例えばRFC3261で定義されたSIP(Session Initiation Protocol)を用いて呼接続する電話では、ONU−PON制御部2がSIPサーバ宛てにINVITEメッセージを送信することで、呼接続を開始する。SIPの呼接続シーケンスについては後述する。
ユーザーが通話を終了し受話器を置く等の通話を終了する操作を行うと端末40からオンフック信号が送信される。SLIC部4はオンフックを検出する(ステップS33)と、ONU−PON制御部2を介して省電力処理部6へ通知する。省電力処理部6は図4のステップS22と同様に、CMM(REQ)を送信する(ステップS34)。ここからステップS35、S36は、図4のステップS23、S24と同様である。ステップS36までの処理により、ONU1は省電力モードに遷移し、OLT10はONU1のTimestamp Drift警報の検出をマスクする。
次に、センサー部5がユーザーの存在を検出する(ステップS37)と、主電源部9に通知する。主電源部9は、この通知を受信すると、前述のオフフックを検出した場合と同様に省電力対象部60へ電源供給する。そして、省電力処理部6は、前述のオフフックを検出した場合と同様に動作を実施し、OLT10へCMM(EXT)を送信し、通常モードに遷移する。OLT10はCMM(EXT)を受信する(ステップS38)と、ステップ32でCMM(EXT)を受信した場合と同様に、ONU1のTimestamp Driftの検出を許可し、上り下り通信を再開する。
図6は、SIPの呼接続シーケンスの一例を示すチャート図である。端末40が、SIPを用いて呼接続する電話の場合、ONU1は、オフフックを検出するとSIPサーバ#1宛てにINVITEメッセージを送信する(ステップ41)。SIPサーバ#1は、ネットワーク50内のSIPサーバである。SIPサーバ#2は、端末40の通話の相手装置を管理するSIPサーバである。INVITEメッセージは、OLT10、SIPサーバ#1、SIPサーバ#2を経由して相手装置へ転送される。SIPサーバ#1は、INVITEメッセージに対応する処理を実施中であることを示すTryingメッセージをOLT10へ送信する(ステップS42)。Tryingメッセージは、OLT10からONU1へ転送される。
相手装置は、呼び出しを行っていることを通知するRingingメッセージを送信する(ステップS43)。Ringingメッセージは、SIPサーバ#2、SIPサーバ#1、OLT10経由でONU1へ転送される。相手装置側のユーザーが呼び出しに応じた場合、相手装置は、OKメッセージを送信する(ステップS44)。OKメッセージは、SIPサーバ#2、SIPサーバ#1、OLT10経由でONU1へ転送される。その後、ONU1からOLT10、SIPサーバ#1、SIPサーバ#2を経由して相手装置へACKが送信され(ステップS45)。Media Session(ステップS46)の後、通話を終了するBYEメッセージが相手装置からSIPサーバ#2、SIPサーバ#1、OLT10経由でONU1へ送信される(ステップS47)。ONU1は、OLT10、SIPサーバ#1、SIPサーバ#2を経由して相手装置へOKメッセージを送信し(ステップS48)、通話が終了する。
図7は、通常モードにおけるONU1の省電力制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。センサー部5は、ユーザーの不在を検出すると省電力処理部6へ通知する。SLIC部4がオンフック信号を検出すると、ONU−PON制御部2へ通知する。ONU−PON制御部2は、SLIC部4がオンフック信号を検出すると省電力処理部6へ通知する。省電力処理部6は、センサー部5がユーザーの不在を検出しているか否かを判断し(ステップS51)。ユーザーの不在を検出している場合(ステップS51 Yes)、省電力処理部6は、SLIC部4がオフフックを検出してからオンフックを検出していない状態(すなわち通話中)であるか否かを判断する(ステップS52)。通話中でない場合(ステップS52 No)、省電力処理部6は上述のようにCMM(REQ)を生成し、ONU−PON制御部2は、CMM(REQ)をOLT10へ送信する(ステップS53)。
ユーザーの不在を検出していない(ユーザーが存在している、またはユーザーの不在を検出済でその状態が継続している)場合(ステップS51 No)、ステップS51を繰り返す。ステップS52で通話中である場合(ステップS52 Yes)、ステップS51へ戻る。
ステップS53の後、ONU1では、省電力処理部6がCMM(ALLOW)を受信したか否かを判断する(ステップS54)。CMM(ALLOW)を受信した場合(ステップS54 Yes)、主電源部9へ電源供給をOFFするよう指示し、省電力モードへ遷移する(ステップS55)。CMM(ALLOW)を受信していない場合(ステップS54 No)、ステップS54を繰り返す。
図8は、省電力モードにおけるONU1の省電力制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。ONU1では、センサー部5が、ユーザーの存在を検出した場合(ステップS61 Yes)、主電源部9へ通知する。主電源部9は、省電力対象部60へ電源を供給し(ステップS63)、省電力処理部6は上述のようにCMM(EXT)をOLT10へ送信する(ステップS64)。
ステップS61で、センサー部5が、ユーザーの存在を検出していない(ユーザーが不在である)場合(ステップS61−no)、オフフックを検出したか否かを判断する(ステップS62)。オフフックを検出した場合(ステップS62 Yes)、ステップS63へ進む。オフフックを検出していない場合(ステップS62 No)、ステップS61へ戻る。
図9は、省電力メッセージ(CCM)の一例を示す図である。図9では、一例としてExtension MAC Controlフレームを用いる例を示しているが、省電力メッセージのフォーマットに特に制約は無い。例えば、他の例としてExtended OAMフレームを用いてもよい良い。図9の例では、0pCodeフィールドに、Extension MAC Controlフレームであることを示す数値を格納する。そして、Message IDフィールドに、CMM(REQ)、CMM(EXT)、CMM(ALLOW)のいずれであるかを示す数値を格納する。CMM Specific Dataは、各CMMのメッセージで通知する情報を格納する。CMM(ALLOW)の場合は、許可(Allowed)か拒否(Denied)のいずれであるかを示す値をCMM Specific Dataに格納する。
また、通常モードのONU1では、MPCPレイヤやOAMレイヤのキープアライブのため、REPORTフレームやInformation OAMフレームを定期的に送信している。従って、このように定期的に送信するフレームを、省電力メッセージのCMM(REQQ)の代用として用いても良い。図10は、REPORTフレームをCMM(REQQ)として用いる動作の一例を示す図である。ONU1は、通常モードにおいて、帯域要求を通知するREPORTフレームを定期的に送信している(ステップS71)。前述のように、ユーザーの不在を検出した場合、またはオンフックを検出した場合にCMM(REQQ)と同等の内容を格納したREPORTフレームを送信する(ステップS72)。OLT10は、このREPORTフレームを受信するとCMM(ALLOW)を送信する(ステップS73)。
以上のように、ONU1では、センサー部5がユーザーの不在を検出した場合、通話中でない場合には、CCM(REQ)を送信し、CCM(ALOOW)を受信すると、主電源部9が、ONU−PON制御部2、PHY部3、省電力処理部6、設定記憶部7および光送受信部8の電源をオフにする省電力モードに遷移するようにした。また、センサー部5がユーザーの存在を検出した場合、またはSLIC部4がオフフックを検出した場合に、省電力モードから復帰するようにした。このため、高い省電力効果を実現しつつ、省電力状態から通信を迅速に再開することができる。
なお、本実施の形態では、省電力モードに遷移する際に、ONU−PON制御部2、PHY部3、省電力処理部6、設定記憶部7および光送受信部8の電源をオフにするようにしたが、省電力モードにおいて省電力処理部6に電源を供給しておいてもよい。
本実施の形態のセンサー部5、SLIC部4はいずれもユーザーの存在を検出する検出部であると考えることができる。すなわち、SLIC部4はオフフックからオンフックまでの間はユーザーが存在するとして検出し、オフフックの後オンフックを検出したらユーザーが不在となったと検出し、オンフックの後次にオフフックが検出されるまではユーザーが不在であると検出していることに相当する。本実施の形態では、2つの検出部のいずれか一方が、ユーザーが存在すると検出している場合には、通常モードを維持し、2つの検出部の両方が、ユーザーが不在であると検出している場合に省電力モードへ遷移する。そして、省電力モードにおいては、2つの検出部の少なくともいずれか一方が、ユーザーが存在すると検出している場合に省電力モードから復帰する。
本実施の形態では、センサー部5、SLIC部4の2種類の検出部を備えるようにしたが、1つの検出部を備えるようにしてもよいし、3つ以上の検出部を備えるようにしてもよい。複数の検出部を備える場合、本実施の形態のように、複数の検出部のうち1つ以上が、ユーザーが存在すると検出している場合には、通常モードを維持し、複数の検出部の全てが、ユーザーが不在であると検出している場合に省電力モードへ遷移するようにしてもよいし、他の方法により省電力モードへの遷移を判断してもよい。例えば、検出部により優先順位を決めておき、複数の検出部のうち優先順位の高い一部の検出部が、ユーザーが不在であると検出した場合に、省電力モードへ遷移するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、省電力モードとしてONU−PON制御部2、PHY部3、省電力処理部6、設定記憶部7および光送受信部8の電源をオフにするColdModeについて説明したが、ONU−PON制御部2等を通電状態とする別の省電力モードと併用するようにしてもよい。
以上のように、本発明にかかる子局装置、親局装置、制御装置、光通信システムおよび省電力制御方法は、PONシステムに有用であり、特に、省電力化を図るPONシステムに適している。
1,1−1〜1−n ONU、2 ONU−PON制御部、3,14 PHY部、4 SLIC部、5 センサー部、6 省電力処理部、7 設定記憶部、8,12 光送受信部、9 主電源部、10 OLT、11 OLT−PON制御部、13 ONU省電力制御部、20 光分配器、30,40 端末、50 ネットワーク、60 省電力対象部。

Claims (11)

  1. 親局装置と光通信路により接続される子局装置であって、
    前記親局装置との通信が可能な通常モードにおいて前記子局装置内に第1の電力を供給する主電源部と、
    前記子局装置を用いて通信を行う利用者の存在の有無を検出する検出部と、
    前記親局装置との通信を制御する制御部と、
    前記親局装置との通信に用いる設定情報を記憶する設定記憶部と、
    前記検出部により利用者が存在しないと検出された場合、省電力モードへ遷移すると判断し、前記主電源部および前記親局装置へ前記省電力モードへの遷移を通知し、前記設定情報を前記設定記憶部へ格納し、前記省電力モードにおいて前記検出部により利用者が存在すると検出された場合、前記通常モードへ遷移すると判断し、前記主電源部へ前記通常モードへの遷移を通知する省電力処理部と、
    を備え、
    前記主電源部は、前記省電力モードへの遷移の通知を受信すると、前記第1の電力より少ない第2の電力を前記子局装置内に供給し、前記通常モードへの遷移の通知を受信すると、前記第1の電力を前記子局装置内に供給し、
    前記制御部は、前記省電力モードから前記通常モードへ遷移すると、前記設定記憶部に格納されている前記設定情報を用いて前記親局装置との通信を制御することを特徴とする子局装置。
  2. 前記主電源部は、前記省電力モードでは、前記制御部への電力供給を停止することを特徴とする請求項1に記載の子局装置。
  3. 前記主電源部は、前記省電力モードでは、前記省電力処理部への電力供給を停止することを特徴とする請求項2に記載の子局装置。
  4. 前記検出部を複数備え、
    前記検出部ごとに異なる方法で前記利用者の存在の有無を検出することを特徴とする請求項1、2または3に記載の子局装置。
  5. 前記検出部のうちの1つを前記子局装置に接続する端末の状態を監視するインタフェース回路とし、
    前記インタフェース回路は、前記端末からの接続開始信号および接続終了信号に基づいて前記利用者の存在の有無を検出することを特徴とする請求項4に記載の子局装置。
  6. 前記省電力処理部は、前記親局装置へ前記省電力モードへの遷移を通知した後、前記親局装置から前記省電力モードへの遷移を許可する通知を受信すると前記主電源部へ前記省電力モードへの遷移を通知することを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の子局装置。
  7. 通常モードと前記通常モードより消費電力を低減させた省電力モードとを有する子局装置と光通信路により接続される親局装置であって、
    前記子局装置との通信を制御する制御部と、
    前記子局装置から前記省電力モードへの遷移の通知を受信すると、前記子局装置との間の通信に用いる設定情報を前記制御部から取得し、取得した前記設定情報を保持し、前記制御部に対して前記子局装置との間のリンクの切断の検出を停止するよう設定し、前記子局装置から前記通常モードへの遷移の通知を受信すると、保持している前記設定情報を前記制御部へ設定し、前記制御部に対して前記子局装置との間のリンクの切断の検出の停止を解除するよう設定する子局省電力制御部と、
    を備えることを特徴とする親局装置。
  8. 前記子局省電力制御部は、前記子局装置から前記省電力モードへの遷移の通知を受信すると、前記省電力モードへの遷移を許可するか否かを前記子局装置へ通知することを特徴とする請求項7に記載の親局装置。
  9. 前記親局装置との通信が可能な通常モードにおいて前記子局装置内に第1の電力を供給し、省電力モードにおいて前記第1の電力より少ない第2の電力を前記子局装置内に供給する主電源部を備え、親局装置と光通信路により接続される子局装置における制御装置であって、
    前記子局装置を用いて通信を行う利用者の存在の有無を検出する検出部と、
    前記親局装置との通信を制御する制御部と、
    前記親局装置との通信に用いる設定情報を記憶する設定記憶部と、
    前記検出部により利用者が存在しないと検出された場合、省電力モードへ遷移すると判断し、前記主電源部および前記親局装置へ前記省電力モードへの遷移を通知し、前記設定情報を前記設定記憶部へ格納し、前記省電力モードにおいて前記検出部により利用者が存在すると検出された場合、前記通常モードへ遷移すると判断し、前記主電源部へ前記通常モードへの遷移を通知する省電力処理部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記省電力モードから前記通常モードへ遷移すると、前記設定記憶部に格納されている前記設定情報を用いて前記親局装置との通信を制御することを特徴とする制御装置。
  10. 親局装置と、前記親局装置と光通信路により接続される子局装置とを備える光通信システムであって、
    前記子局装置は、
    前記親局装置との通信が可能な通常モードにおいて前記子局装置内に第1の電力を供給する主電源部と、
    前記子局装置を用いて通信を行う利用者の存在の有無を検出する検出部と、
    前記親局装置との通信を制御する第1の制御部と、
    前記親局装置との通信に用いる設定情報を記憶する設定記憶部と、
    前記検出部により利用者が存在しないと検出された場合、省電力モードへ遷移すると判断し、前記主電源部および前記親局装置へ前記省電力モードへの遷移を通知し、前記設定情報を前記設定記憶部へ格納し、前記省電力モードにおいて前記検出部により利用者が存在すると検出された場合、前記通常モードへ遷移すると判断し、前記主電源部へ前記通常モードへの遷移を通知する省電力処理部と、
    を備え、
    前記主電源部は、前記省電力モードへの遷移の通知を受信すると、前記第1の電力より少ない第2の電力を前記子局装置内に供給し、前記通常モードへの遷移の通知を受信すると、前記第1の電力を前記子局装置内に供給し、
    前記第1の制御部は、前記省電力モードから前記通常モードへ遷移すると、前記設定記憶部に格納されている前記設定情報を用いて前記親局装置との通信を制御し、
    前記親局装置は、
    前記子局装置との通信を制御する第2の制御部と、
    前記子局装置から前記省電力モードへの遷移の通知を受信すると、前記子局装置との間の通信に用いる設定情報を前記第2の制御部から取得し、取得した前記設定情報を保持し、前記第2の制御部に対して前記子局装置との間のリンクの切断の検出を停止するよう設定し、前記子局装置から前記通常モードへの遷移の通知を受信すると、保持している前記設定情報を前記第2の制御部へ設定し、前記第2の制御部に対して前記子局装置との間のリンクの切断の検出の停止を解除するよう設定する子局省電力制御部と、
    を備えることを特徴とする光通信システム。
  11. 主電源部を備え、親局装置と光通信路により接続される子局装置における省電力制御方法であって、
    前記主電源部が前記親局装置との通信が可能な通常モードにおいて前記子局装置内に第1の電力を供給する第1のステップと、
    前記子局装置を用いて通信を行う利用者の存在の有無を検出する第2のステップと、
    前記通常モードにおいて、前記第2のステップで利用者が存在しないと検出された場合、省電力モードへ遷移すると判断し、前記主電源部および前記親局装置へ前記省電力モードへの遷移を通知し、前記設定情報を記憶する第3のステップと、
    主電源部が、前記省電力モードへの遷移の通知を受信すると、前記第1の電力より少ない第2の電力を前記子局装置内に供給する第4のステップと、
    前記省電力モードにおいて、前記第2のステップで利用者が存在すると検出された場合、前記通常モードへ遷移すると判断し、前記主電源部へ前記通常モードへの遷移を通知する第5のステップと、
    前記省電力モードから前記通常モードへ遷移すると、前記第3のステップで記憶した前記設定情報を用いて前記親局装置との通信を制御する第6のステップと、
    を含むことを特徴とする省電力制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019176529A (ja) * 2019-07-18 2019-10-10 日本電信電話株式会社 通信装置、起動方法及びプログラム

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