以下、カタログ出力装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、贈答先のユーザの指定および予算金額を受け付け、当該ユーザに関する情報であるユーザ情報を用いて、当該ユーザ向けであり予算金額に対応する商品等の情報からカタログを構成し、出力するカタログシステムについて説明する。なお、ユーザ情報とは、例えば、ユーザの行動履歴を示す情報、ユーザ属性(性別、年齢等)である。また、ユーザの行動履歴を示す情報とは、例えば、ユーザのクレジットカードでの購入履歴を示す情報である。
図1は、本実施の形態におけるカタログシステム1の概念図である。カタログシステム1は、カタログ出力装置11、1または2以上の第一端末12、1または2以上の第二端末13、および購入履歴管理サーバ14を備える。ここでカタログ出力装置11は、カタログ情報を出力する装置である。第一端末12は、商品またはサービスを贈答する側の端末装置である。第二端末13は、商品またはサービスを贈答される側の端末装置である。購入履歴管理サーバ14は、クレジットカードでのユーザの購買履歴の情報を格納しているサーバ装置である。なお、第一端末12と第二端末13は、例えば、いわゆるパソコン、スマートフォン、タブレット端末、または携帯電話等である。
図2は、本実施の形態におけるカタログシステム1のブロック図である。
カタログシステム1を構成するカタログ出力装置11は、ユーザ管理情報格納部111、カタログ部品情報格納部112、受信部113、カタログ情報構成部114、出力部115、購入履歴情報取得部116、および購入履歴情報蓄積部117を備える。
カタログ情報構成部114は、カタログ部品情報選択手段1141、およびカタログ情報構成手段1142を備える。
第一端末12は、第一受付部121、第一送信部122、第一受信部123、および第一出力部124を備える。
第二端末13は、第二受付部131、第二送信部132、第二受信部133、および第二出力部134を備える。
購入履歴管理サーバ14は、購入履歴情報格納部141、購入履歴送信指示受付部142、および購入履歴情報送信部143を備える。
カタログ出力装置11を構成するユーザ管理情報格納部111は、1以上のユーザ管理情報を格納し得る。ユーザ管理情報は、ユーザを識別するユーザ識別子とユーザ情報とを有する。ユーザ識別子は、例えば、ユーザID、メールアドレス、携帯電話の電話番号、クレジットカード番号、またはIPアドレス等である。また、ユーザ情報とは、ユーザに関する情報である。ユーザ情報は、例えば、後述する行動履歴情報、ユーザの属性であるユーザ属性(性別、年齢等)である。また、ユーザ管理情報は、ユーザにカタログ情報を通知するための通知先情報を有しても良い。通知先情報は、例えば、メールアドレス、IPアドレス等である。また、行動履歴情報は、ユーザの行動に関する情報であり、例えば、購入履歴情報である。購入履歴情報は、クレジットカードを用いてユーザが購入した商品またはサービスに関する情報である。購入履歴情報は、例えば、クレジットカード番号、商品名、金額、利用店舗名、利用日等を含む。
カタログ部品情報格納部112は、2以上のカタログ部品情報を格納し得る。カタログ部品情報は、商品またはサービスに関する情報であり、商品またはサービスの金額を含む1または2以上の属性情報を有する。また、カタログ部品情報とは、カタログ情報を構成する情報であり、例えば、商品名、商品の写真等を含む。また、属性情報とは、商品またはサービスの属性の情報であり、例えば、商品またはサービスの種類、商品またはサービスの特徴を示す情報、商品またはサービスの対象者を示す情報(例えば、男性用、女性用、60歳以上向け等)、金額、販売元、贈呈品の郵送日などである。なお、贈呈品とは、例えば、お歳暮やお中元等の商品またはサービス、誕生日のプレゼントの商品またはサービス、結婚祝いの商品またはサービス、引き出物の商品またはサービス等である。
カタログ部品情報格納部112は、共通カタログ部品情報をも格納していることは好適である。共通カタログ部品情報とは、2以上の贈呈先へのカタログ情報に共通に付加する1以上のカタログ部品情報である。
受信部113は、贈答指示を端末装置から受信する。端末装置は、贈呈元の端末装置であり、ここでは第一端末12である。また、贈答指示とは、商品またはサービスを贈呈することを示す指示である。贈答指示は、予算金額と贈呈先のユーザを識別するユーザ識別子とを有する。このユーザ識別子は、贈呈先のユーザを識別する情報であり、例えば、ユーザの氏名、ユーザID、ユーザのメールアドレス等である。なお、贈答指示は、贈答元のユーザのユーザ識別子を有しても良い。また、贈答指示は、贈呈元と贈呈先との関係を示す情報である人間関係情報(例えば、友達、先輩、後輩、親類、恩師等)を有しても良い。なお、贈答指示が人間関係情報を有する場合、贈答指示は予算金額を含まなくても良い。つまり、人間関係情報は、予算金額に含まれる概念である、と考えることができる。かかる場合、人間関係情報に対応する相場(後述する価格情報)が管理されている、とする。
カタログ情報構成部114は、予算金額に対応する商品またはサービスであり、ユーザ識別子と対になるユーザ情報に合致する属性情報を含む1以上のカタログ部品情報の全部または一部を用いてカタログ情報を構成する。
なお、カタログ情報構成部114が構成するカタログ情報は、ユーザ情報に合致する属性情報を含まないカタログ部品情報の全部または一部が含まれていても良い。つまり、例えば、カタログ情報構成部114は、カタログ部品情報格納部112に格納されている2以上のカタログ部品情報の全部または一部を用いてカタログ情報を構成しても良い。かかる場合、カタログ情報構成部114は、ユーザ情報に合致する属性情報を含む1以上の各カタログ部品情報に対して、ユーザ情報に合致する旨である合致情報を付加しても良い。合致情報は、例えば、「お勧め」「目玉」などの文字列でも良いし、ユーザ情報に含まれる氏名や名前を含む情報(例えば、「○○さん向け商品」)などでも良い。
また、カタログ情報構成部114は、人間関係情報を用いて、1以上のカタログ部品情報を選択し、当該選択した1以上のカタログ部品情報の全部または一部を用いてカタログ情報を構成しても良い。カタログ情報構成部114は、例えば、人間関係情報に対応する価格情報を満たす価格のカタログ部品情報から、1以上のカタログ部品情報を選択しても良い。かかる場合、カタログ情報構成部114は、予算金額を使用しなくても良い。また、予算金額は、人間関係情報に対応する価格情報と考えても良い。なお、かかる場合、カタログ情報構成部114は、人間関係情報と、価格または価格の範囲を示す価格情報との組を1組以上保持している。
また、カタログ情報構成部114は、ユーザ識別子と対になるユーザ情報と人間関係情報とを用いて、1以上のカタログ部品情報を選択し、当該選択した1以上のカタログ部品情報の全部または一部を用いてカタログ情報を構成しても良い。
また、カタログ情報構成部114は、予算金額に対応する商品またはサービスであり、ユーザ識別子と対になる属性情報に合致する1以上のカタログ部品情報を取得し、取得した1以上のカタログ部品情報と共通カタログ部品情報とを有するカタログ情報を構成しても良い。
また、カタログ情報構成部114は、予算金額に対応する商品またはサービスであり、ユーザ識別子と対になる属性情報に合致する1以上のカタログ部品情報が、他のカタログ部品情報と比較して、ユーザにより選択されやすい位置に配置されたカタログ情報を構成しても良い。
上記の予算金額は、受信部113が受信した贈答指示に含まれる予算金額である。また、上記のユーザ識別子は、受信部113が受信した贈答指示に含まれるユーザ識別子である。
また、予算金額に対応する商品またはサービスとは、通常、予算金額と一致する商品またはサービスであるが、予算金額以内の金額の商品またはサービスでも良いし、予算金額と比較して閾値以内の差の金額の商品またはサービス等でも良い。
また、上記のカタログ部品情報の一部とは、例えば、カタログ部品情報が有する商品名、写真等だけである。
カタログ情報構成部114を構成するカタログ部品情報選択手段1141は、受信部113が受信した贈答指示に含まれる予算金額に対応し、かつ受信部113が受信した贈答指示に含まれるユーザ識別子と対になるユーザ情報に合致する属性情報に対応する1以上の商品またはサービスを、カタログ部品情報格納部112に格納されている2以上のカタログ部品情報に対応する商品またはサービスから選択する。なお、商品またはサービスの選択とは、商品またはサービスのカタログ部品情報の取得、当該カタログ部品情報のIDの取得等であり、選択した商品またはサービスを特定する処理であれば何でも良い。
カタログ部品情報選択手段1141は、例えば、ユーザ情報に含まれる1以上の購入履歴情報を取得し、当該1以上の購入履歴情報からユーザが好む商品またはサービスに関する情報を取得する。商品またはサービスに関する情報とは、例えば、商品またはサービスの属性情報である。また、かかる商品またはサービスに関する情報を嗜好情報ということとする。例えば、カタログ部品情報選択手段1141は、最近の予め決められた期間以内(例えば、1年間以内)にユーザが閾値回数以上(例えば、5回以上)購入している商品の種類(例えば、赤ワイン、ハム等)の情報を嗜好情報として取得する。例えば、カタログ部品情報選択手段1141は、最近の予め決められた期間の間(例えば、ここ半年間)にユーザが閾値より多くの金額を使っているメーカーや店舗等の情報を嗜好情報として取得する。嗜好情報を取得するのは、ユーザの嗜好に合致する商品等を贈呈するためである。そして、カタログ部品情報選択手段1141は、嗜好情報を用いて、嗜好情報に対応する商品またはサービスを選択しても良い。
また、カタログ部品情報選択手段1141は、例えば、1以上の購入履歴情報を用いて、贈呈品から除外すべき商品またはサービスに関する情報を取得する。かかる情報を除外情報ということとする。例えば、カタログ部品情報選択手段1141は、最近の予め決められた期間以内(例えば、3か月以内)にユーザが購入した商品または商品の種類を除外情報として取得する。除外情報を取得するのは、ユーザの購入した商品と贈呈品とが重複しないようにするためである。そして、カタログ部品情報選択手段1141は、除外情報を用いて、除外情報に対応する商品またはサービスを選択しないことは好適である。
なお、カタログ部品情報選択手段1141は、1以上の購入履歴情報をどのように用いて、1以上の商品またはサービスを選択しても良い。
カタログ情報構成手段1142は、カタログ部品情報選択手段1141が選択した1以上の商品またはサービスのカタログ部品情報の全部または一部をカタログ部品情報格納部112から取得し、当該取得した1以上のカタログ部品情報の全部または一部を用いて、カタログ情報を構成する。カタログ情報構成手段1142は、1以上のカタログ部品情報の全部または一部を用いて、どのようにカタログ情報を構成しても良い。カタログ情報構成手段1142は、例えば、1以上のカタログ部品情報の全部または一部を結合し、カタログ情報を構成しても良い。また、カタログ情報構成手段1142は、例えば、取得したカタログ部品情報の中から、商品またはサービスのジャンルごとにカタログ部品情報をまとめて、カタログ情報を構成しても良い。また、カタログ情報構成手段1142は、例えば、1ページの予め決められた数の商品またはサービスのカタログ部品情報が含まれるようにページを構成し、電子書籍の形態を有するカタログ情報を構成する等しても良い。
出力部115は、カタログ情報構成部114が構成したカタログ情報を出力する。ここで、出力とは、通常、カタログ情報の贈呈先の端末装置への送信、カタログ情報を用いたカタログの印刷等である。ただし、出力は、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。なお、贈呈先の端末装置とは、ここでは第二端末13である。
また、出力部115は、贈呈元の端末にカタログ情報を出力しても良い。前述した、ユーザ情報に合致する旨である合致情報が付加されていれば、贈呈元は、「この商品は○○さんに送ろう。この商品は××さんに送ろう。」と判断しながら、贈呈先の喜ぶ顔を思い浮かべながら、効率的に商品選択できる。
また、出力部115がカタログ情報を出力するタイミングは問わない。カタログ情報構成部114がカタログ情報を構成した後に直ちにカタログ情報を出力しても良いし、第二端末13のユーザまたは第一端末12のユーザ等の指示によりカタログ情報を出力しても良い。
購入履歴情報取得部116は、購入履歴情報を購入履歴管理サーバ14から取得する。ここで、取得とは、通常、受信である。なお、購入履歴情報取得部116が購入履歴情報を取得するタイミングや方法は問わない。購入履歴情報取得部116は、受信部113が贈呈指示を受信するごとに購入履歴情報を取得しても良いし、定期的に購入履歴情報を購入履歴管理サーバ14から取得するなどしても良い。
購入履歴情報蓄積部117は、購入履歴情報取得部116が取得した購入履歴情報をユーザ管理情報格納部111に蓄積する。この購入履歴情報は、ユーザ情報を構成する情報となる。
第一端末12を構成する第一受付部121は、贈答指示を受け付ける。贈答指示は、予算金額と、贈呈先を識別するユーザ識別子とを有する。贈答指示の入力手段は、キーボードやマウスやタッチパネルやメニュー画面によるもの等、何でも良い。第一受付部121は、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
第一送信部122は、第一受付部121が受け付けた贈答指示をカタログ出力装置11に送信する。
第一受信部123は、カタログ出力装置11から情報を受信する。かかる情報は、例えば、贈答指示の送信に対する処理結果である。なお、処理結果とは、例えば、贈答指示が有するユーザ識別子で識別されるユーザに、カタログを送信した旨の情報である。また、第一受信部123は、贈呈先のユーザが選択した商品またはサービスに関する情報を受信しても良い。
第一出力部124は、第一受信部123が受信した情報を出力する。
第二端末13を構成する第二受付部131は、ユーザから情報や指示を受け付ける。ここで、情報や指示とは、例えば、カタログ情報を出力する指示、カタログ情報の中のカタログ部品情報の全部または一部が示す商品またはサービスを選択する指示、ユーザの住所等の情報等である。
ここで、第二受付部131が受け付ける情報や指示の入力手段は、キーボードやマウスやタッチパネルやメニュー画面によるもの等、何でも良い。第二受付部131は、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
第二送信部132は、第二受付部131が受け付けた情報や指示を送信する。情報や指示の送信先は、例えば、カタログ出力装置11や他の装置である。他の装置とは、例えば、ギフトの発送処理を行うためのサーバ装置である。発送処理は、例えば、ギフトの対象の商品またはサービスの情報、および贈呈先の情報(氏名、住所等)を印刷する処理等である。
第二受信部133は、情報を受信する。情報とは、例えば、情報や指示の送信に対する処理結果である。この処理結果とは、商品やサービスの選択を受け付けた旨の情報等である。
第二出力部134は、第二受信部133が受信した情報を出力する。
購入履歴管理サーバ14を構成する購入履歴情報格納部141は、1以上の購入履歴情報を格納し得る。
購入履歴送信指示受付部142は、カタログ出力装置11またはユーザから、購入履歴情報の送信指示を受け付ける。ここでの受け付けとは、受信またはユーザからの受け付けである。
購入履歴情報送信部143は、購入履歴送信指示受付部142が購入履歴情報の送信指示を受け付けた場合、当該送信指示に対応する購入履歴情報をカタログ出力装置11に送信する。
ユーザ管理情報格納部111、カタログ部品情報格納部112、および購入履歴情報格納部141は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。ユーザ管理情報格納部111等にユーザ管理情報等が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介してユーザ管理情報等がユーザ管理情報格納部111等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信されたユーザ管理情報等がユーザ管理情報格納部111等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力されたユーザ管理情報等がユーザ管理情報格納部111等で記憶されるようになってもよい。
受信部113、購入履歴情報取得部116、第一受信部123、第二受信部133、購入履歴送信指示受付部142は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
カタログ情報構成部114、カタログ部品情報選択手段1141、カタログ情報構成手段1142、購入履歴情報蓄積部117は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。カタログ情報構成部114の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
出力部115、第一送信部122、第二送信部132、および購入履歴情報送信部143は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
第一出力部124、第二出力部134は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。第一出力部124は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、カタログシステム1の動作について説明する。まず、カタログ出力装置11の動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS301)受信部113は、第一端末12から贈答指示を受信したか否かを判断する。贈答指示を受信すればステップS302に行き、贈答指示を受信しなければステップS301に戻る。
(ステップS302)カタログ情報構成部114は、贈答指示が有するユーザ識別子と予算金額とを取得する。
(ステップS303)購入履歴情報取得部116は、ステップS302で取得されたユーザ識別子を用いて、当該ユーザ識別子で識別されるユーザの1以上の購入履歴情報を購入履歴管理サーバ14から取得する。
(ステップS304)購入履歴情報蓄積部117は、ステップS303で取得された1以上の購入履歴情報をユーザ管理情報格納部111に蓄積する。なお、ここでの蓄積は、一時的な蓄積でも良い。
(ステップS305)カタログ情報構成部114のカタログ部品情報選択手段1141は、カタログ情報を構成する1以上の商品またはサービスを選択する。かかる商品等選択処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS306)カタログ情報構成手段1142は、ステップS305で選択された1以上の商品またはサービスの1以上のカタログ部品情報の全部または一部を用いて、カタログ情報を構成する。
(ステップS307)出力部115は、ステップS306で構成されたカタログ情報を出力する。なお、ここでの出力とは、例えば、第二端末13への送信である。また、出力部115は、カタログ情報へアクセスするためのURI(例えば、URL)を第二端末13に送信しても良い。
なお、図3のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS305の商品等選択処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)カタログ部品情報選択手段1141は、ステップS302で取得されたユーザ識別子に対応するユーザ情報が有するユーザの個人情報を、ユーザ管理情報格納部111から取得する。なお、個人情報とは、例えば、ユーザの性別、年齢層、住所等である。
(ステップS402)カタログ部品情報選択手段1141は、ステップS302で取得されたユーザ識別子に対応する1以上の購入履歴情報をユーザ管理情報格納部111から取得し、当該1以上の購入履歴情報を用いて、嗜好情報を取得する。例えば、カタログ部品情報選択手段1141は、最近の予め決められた期間以内(例えば、3年間以内)にユーザが閾値回数より多い回数(例えば、10回より多い回数)購入している商品の種類またはメーカーまたは店舗等の情報を嗜好情報として取得する。
(ステップS403)カタログ部品情報選択手段1141は、ステップS302で取得されたユーザ識別子に対応する1以上の購入履歴情報を用いて、除外情報を取得する。例えば、カタログ部品情報選択手段1141は、最近の予め決められた期間以内(例えば、3か月以内)にユーザが購入した商品または商品の種類またはメーカーまたは店舗等の情報を除外情報として取得する。除外情報を取得するのは、ユーザの購入した商品と贈呈品とが重複しないようにするためである。
(ステップS404)カタログ部品情報選択手段1141は、ステップS401で取得した個人情報またはステップS402で取得した嗜好情報またはステップS403で取得した除外情報のうちの1以上の情報、および金額を用いて、カタログ部品情報を検索するための検索式を構成する。カタログ部品情報選択手段1141は、例えば、「(商品またはサービスの金額(価格)がステップS302で取得された予算金額に合致する)AND(商品またはサービスの属性情報が個人情報に合致する)AND(商品またはサービスの属性情報が嗜好情報に合致する)AND(商品またはサービスの属性情報が除外情報に合致しない)」という検索式を構成する。
(ステップS405)カタログ部品情報選択手段1141は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS406)カタログ部品情報選択手段1141は、カタログ部品情報格納部112に、i番目のカタログ部品情報が存在するか否かを判断する。i番目のカタログ部品情報が存在すればステップS407に行き、i番目のカタログ部品情報が存在しなければ上位処理にリターンする。
(ステップS407)カタログ部品情報選択手段1141は、i番目のカタログ部品情報がステップS404で構成された検索式に合致するか否かを判断する。検索式に合致すればステップS408に行き、検索式に合致しなければステップS409に行く。
(ステップS408)カタログ部品情報選択手段1141は、i番目のカタログ部品情報を取得する。
(ステップS409)カタログ部品情報選択手段1141は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS406に戻る。
なお、図4のフローチャートにおいて、カタログ部品情報選択手段1141は、個人情報および金額のみを用いて商品またはサービスを選択しても良いし、購入履歴情報および金額のみを用いて商品またはサービスを選択しても良い。
次に、第一端末12の動作について説明する。第一端末12の第一受付部121は、贈答指示を受け付ける。そして、第一送信部122は、第一受付部121が受け付けた贈答指示をカタログ出力装置11に送信する。また、第一受信部123は、カタログ出力装置11から情報を受信する。そして、第一出力部124は、第一受信部123が受信した情報を出力する。
次に、第二端末13の動作について説明する。第二端末13を構成する第二受付部131は、ユーザから情報や指示を受け付ける。そして、第二送信部132は、第二受付部131が受け付けた情報や指示を、例えば、カタログ出力装置11に送信する。第二受信部133は、例えば、カタログ出力装置11から、情報を受信する。そして、第二出力部134は、第二受信部133が受信した情報を出力する。
次に、購入履歴管理サーバ14の動作について説明する。購入履歴管理サーバ14を構成する購入履歴送信指示受付部142は、カタログ出力装置11またはユーザから、購入履歴情報の送信指示を受け付ける。そして、購入履歴情報送信部143は、当該送信指示に対応する購入履歴情報をカタログ出力装置11に送信する。
以下、本実施の形態におけるカタログシステム1の具体的な動作について説明する。カタログシステム1の概念図は図1である。
今、ユーザ管理情報格納部111は、図5に示す構造を有するユーザ管理表を保持している。ユーザ管理表は「ユーザID」「ユーザ情報」を有するレコードを1以上、格納している。ここで、「ユーザID」はユーザ識別子である。また、「ユーザ情報」は「ユーザ属性」「行動履歴情報」を有する。「ユーザ属性」は、上述した個人情報であり、ここでは「氏名」「年齢」「性別」「住所」等を有する。「住所」は完全な住所でも良いし、都道府県のみでも良いし、都道府県と市町村のみ等でも良い。また、「行動履歴情報」は、ここでは「カードNo.」「金額」「利用店舗」「商品名」「商品コード」「商品種別」「利用日」を有する。「商品名」は、商品またはサービスの名称である。「商品種別」は、商品またはサービスの種類である。「利用日」はクレジットカードを利用した日である。さらに、初期の段階では、ユーザ管理表は、各ユーザの「行動履歴情報」を有しない、とする。
また、カタログ部品情報格納部112は、図6に示すようなカタログ部品管理表を保持している。カタログ部品管理表は、カタログ部品情報を管理する。カタログ部品管理表は、「ID」「商品名」「属性情報」「写真」等を有するレコードを1以上保持している。「ID」はレコードを識別する情報である。「商品名」は、商品またはサービスの名称である。「属性情報」は商品またはサービスの属性であり、ここでは「商品種別」「販売元」「金額」「対象者」「郵送日」等を有する。「商品種別」は、商品またはサービスの種類である。「対象者」は商品を使用する人またはサービスを享受する人を特定する情報である。
かかる状況において、例えば、ユーザ「田中花子」は、「山田太郎」にお歳暮を贈呈するために、お歳暮贈呈サイトのウェブページを自身の端末装置である第一端末12に図7のような画面を表示し、贈呈先「山田太郎」のユーザID「30001」、予算金額「5000円」、および自身のユーザID「30002」を入力し、「贈呈」ボタンを押下した、とする。
次に、第一端末12を構成する第一受付部121は、贈答指示を受け付ける。ここで、贈答指示は、「贈呈先ユーザID:30001,予算金額:5000円,自分のユーザID:30002」を有する。
次に、第一送信部122は、第一受付部121が受け付けた贈答指示「贈呈先ユーザID:30001,予算金額:5000円,自分のユーザID」30002」をカタログ出力装置11に送信する。
次に、カタログ出力装置11の受信部113は、第一端末12から贈答指示「贈呈先ユーザID:30001,予算金額:5000円,自分のユーザID:30002」を受信する。
次に、カタログ情報構成部114は、贈答指示が有するユーザ識別子「30001」と予算金額「5000円」とを取得する。
次に、購入履歴情報取得部116は、取得されたユーザ識別子「30001」で識別されるユーザの1以上の購入履歴情報を購入履歴管理サーバ14から取得する。ここで、購入履歴情報取得部116は、ユーザ識別子「30001」をキーとして、購入履歴管理サーバ14を検索し、ユーザ識別子「30001」で識別されるユーザの1以上の購入履歴情報を受信する。
次に、購入履歴情報蓄積部117は、取得された1以上の購入履歴情報をユーザ管理表に蓄積する。ここで、蓄積された1以上の購入履歴情報は、図5のユーザID「30001」と対になる購入履歴情報である。
次に、カタログ部品情報選択手段1141は、例えば、以下のように、カタログ情報を構成する1以上の商品またはサービスを選択する。
つまり、まず、カタログ部品情報選択手段1141は、ユーザID「30001」に対応するユーザ情報が有するユーザの個人情報のうち、「年齢:45,性別:男,住所:京都府・・・」を、ユーザ管理表(図5参照)から取得する。
次に、カタログ部品情報選択手段1141は、ユーザID「30001」に対応する1以上の購入履歴情報をユーザ管理表から取得し、当該1以上の購入履歴情報を用いて、嗜好情報「商品種別:赤ワイン」を取得する。ここで、カタログ部品情報選択手段1141は、現在から1年前までの間の購入数が閾値以上の商品種別を嗜好情報として取得する、とする。
次に、カタログ部品情報選択手段1141は、ユーザID「30001」に対応する1以上の購入履歴情報を用いて、除外情報「ワインYA」を取得する。ここで、カタログ部品情報選択手段1141は、現在から1か月前までの間に購入している商品名を嗜好情報として取得する、とする。
次に、カタログ部品情報選択手段1141は、取得した個人情報「年齢:45,性別:男,住所:京都府・・・」、嗜好情報「商品種別:赤ワイン」、除外情報「ワインYA」、および予算金額「5000円」を用いて、カタログ部品情報を検索するための検索式「Select from カタログ部品管理表 where (個人情報∈対象者)AND(商品種別=赤ワイン)AND(商品名!=ワインYA)AND(金額=5000)」を構成する。なお、「個人情報∈対象者」は個人情報が対象者の条件を満たすことを意味する、とする。また、「!=」は否定(NOT)である。
次に、カタログ部品情報選択手段1141は、検索式「Select from カタログ部品管理表 where (個人情報∈対象者)AND(商品種別=赤ワイン)AND(商品名!=ワインYA)AND(金額=5000)」を実行する。
そして、カタログ部品情報選択手段1141は、カタログ部品管理表の「ID=1」等のレコードを選択する。「ID=1」のレコードにおいて、個人情報「年齢:45,性別:男,住所:京都府・・・」は対象者「20歳以上」に合致し、商品種別は「赤ワイン」であり、商品名は「ワインYA」でははく、金額は「5000」だからである。また、カタログ部品情報選択手段1141は、カタログ部品管理表の「ID=2」のレコードを選択しない。検索式の条件「金額=5000」を満たさないからである。また、カタログ部品情報選択手段1141は、カタログ部品管理表の「ID=3」のレコードを選択しない。その商品名が「ワインYA」であり、検索式の条件「商品名!=ワインYA」を満たさないからである。
次に、カタログ情報構成手段1142は、選択された1以上の商品のカタログ部品情報の全部または一部を用いて、カタログ情報を構成する。そして、カタログ情報構成手段1142は、カタログ情報にアクセスするためのURL「http://www.oseibo.co.jp/aaa/」を取得する。なお、カタログ情報を書き込んだ先を識別するURLを取得する技術は公知技術であるので、その説明を省略する。
次に、出力部115は、贈呈元のユーザのユーザID「30002」と対になる氏名「田中花子」、ユーザID「30001」と対になる贈呈先の氏名「山田太郎」、ユーザID「30001」と対になる贈呈先のメールアドレス「yt@aaa.co.jp」をユーザ管理表から取得する。そして、出力部115は、カタログ情報構成手段1142が取得したURL、取得した氏名「田中花子」、「山田太郎」等を用いて、お歳暮をお届けした旨の電子メールを構成する。かかる電子メールの例は、図8である。次に、出力部115は、図8の電子メールを、メールアドレス「yt@aaa.co.jp」で識別される「山田太郎」に送信する。なお、出力部115は、電子メールの雛形に、取得されたURL、取得された氏名「田中花子」、「山田太郎」等を流し込んで、電子メールを構成する。
次に、「山田太郎」の第二端末13の第二受信部133は、図8の電子メールを受信する。そして、第二出力部134は、図8の電子メールを出力する。
次に、「山田太郎」は、電子メールのURL「http://www.oseibo.co.jp/aaa/」の箇所をクリックする。第二受付部131は、当該クリックを受け付け、第二送信部132はURL「http://www.oseibo.co.jp/aaa/」に対応するウェブページの送信指示をカタログ出力装置11に送信する。
そして、カタログ出力装置11の受信部113が送信指示を受信する。そして、出力部115はURL「http://www.oseibo.co.jp/aaa/」に対応するウェブページを、「山田太郎」の第二端末13に送信する。なお、このウェブページは、カタログ情報を含む。
そして、第二端末13の第二受信部133は、URL「http://www.oseibo.co.jp/aaa/」に対応するウェブページを受信し、第二出力部134は当該ウェブページを出力する。かかる出力例は、図9である。
次に、「山田太郎」は、図9の901に示すように、一つの商品にチェックを入力し、902の決定ボタンを押下した、とする。すると、第二端末13の第二受付部131は、チェックと決定ボタンの押下を受け付ける。そして、第二送信部132は、チェックした商品のID「1」と、山田太郎のユーザID「30001」とを含む情報をカタログ出力装置11に送信する。
次に、カタログ出力装置11の受信部113は、チェックした商品のID「1」と、山田太郎のユーザID「30001」とを含む情報を受信する。そして、図示しない処理部は、当該受信された情報を蓄積したり、山田太郎に「ID=1」の商品を郵送するための処理等を行う。そして、図示しない処理部は、山田太郎が選択した商品(ここでは「ID=1」の商品)に関する情報を第一端末12に送信しても良い。
以上、本実施の形態によれば、贈呈先の行動に関する情報を用いて、贈呈先に喜ばれる可能性が高い商品やサービスを贈呈できるカタログを、贈呈先ごとに構成できる。
また、本実施の形態によれば、贈呈先のクレジットカードの購入履歴の情報を用いて、贈呈先に喜ばれる可能性が高い商品やサービスを贈呈できるカタログを、贈呈先ごとに構成できる。
また、本実施の形態によれば、贈呈先の個人情報を用いて、贈呈先に喜ばれる可能性が高い商品やサービスを贈呈できるカタログを、贈呈先ごとに構成できる。
また、本実施の形態によれば、贈呈先の情報を用いて、その贈呈先に喜ばれる可能性が高い商品やサービスを選択しやすいカタログを、贈呈先ごとに構成できる。
なお、本実施の形態によれば、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態におけるカタログ出力装置11を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、ユーザを識別するユーザ識別子と当該ユーザに関するユーザ情報とを有する1以上のユーザ管理情報を格納し得るユーザ管理情報格納部と、商品またはサービスに関する情報であり、商品またはサービスの金額を含む属性情報を有する2以上のカタログ部品情報を格納し得るカタログ部品情報格納部とを含み、コンピュータを、予算金額と贈呈先のユーザを識別するユーザ識別子とを有する贈答指示を端末装置から受信する受信部と、前記贈答指示に含まれる予算金額に対応する商品またはサービスであり、前記贈答指示に含まれるユーザ識別子と対になるユーザ情報に合致する属性情報を含む1以上のカタログ部品情報の全部または一部を用いてカタログ情報を構成するカタログ情報構成部と、前記カタログ情報を出力する出力部として機能させるためのプログラムである。
上記プログラムにおいて、前記ユーザ情報は、ユーザの行動に関する情報である行動履歴情報を含むであることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記行動履歴情報は、クレジットカードを用いてユーザが購入した商品またはサービスに関する購入履歴情報であるであることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記カタログ部品情報格納部は、2以上の贈呈先へのカタログ情報に共通に付加する1以上のカタログ部品情報である共通カタログ部品情報をも含み、前記カタログ情報構成部は、前記贈答指示に含まれる予算金額に対応する商品またはサービスであり、前記贈答指示に含まれるユーザ識別子と対になる属性情報に合致する1以上のカタログ部品情報を取得し、当該取得した1以上のカタログ部品情報と前記共通カタログ部品情報とを有するカタログ情報を構成するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
(実施の形態2)
本実施の形態において、贈答先のユーザの指定および予算金額を受け付け、当該ユーザに関する情報であるユーザ情報を用いて、当該ユーザ向けであり予算金額に対応した商品等の情報からカタログを構成し、出力するカタログシステムについて説明する。
なお、本実施の形態と実施の形態1との違いは、ユーザ情報のうちの行動履歴を示す情報は、例えば、本実施の形態において、ユーザが見た商品等に関する情報を含む点である。なお、ユーザが見た商品等とは、ユーザが見た商品、ユーザが見たポスター等の展示物に対する商品またはサービス等である。
本実施の形態におけるカタログシステム2の概念図は、図1と同様である。ただし、カタログシステム2は、図1のカタログ出力装置11に代えて、カタログ出力装置21を有する。また、カタログシステム2は、図1の購入履歴管理サーバ14に代えて、閲覧商品管理サーバ24を有する。
カタログシステム2は、カタログ出力装置21、1または2以上の第一端末12、1または2以上の第二端末13、および閲覧商品管理サーバ24を備える。ここでカタログ出力装置21は、カタログ情報を出力する装置である。また、閲覧商品管理サーバ24は、ユーザが閲覧した商品等に関する情報を管理するサーバ装置である。
図10は、本実施の形態におけるカタログシステム2のブロック図である。
カタログシステム2を構成するカタログ出力装置21は、ユーザ管理情報格納部211、カタログ部品情報格納部112、受信部113、カタログ情報構成部214、出力部115、閲覧商品情報取得部216、および閲覧商品情報蓄積部217を備える。
カタログ情報構成部214は、カタログ部品情報選択手段2141、およびカタログ情報構成手段1142を備える。
閲覧商品管理サーバ24は、閲覧商品情報格納部241、閲覧商品送信指示受付部242、および閲覧商品情報送信部243を備える。
カタログ出力装置21を構成するユーザ管理情報格納部211は、1以上のユーザ管理情報を格納し得る。ユーザ管理情報は、ユーザ識別子とユーザ情報とを有する。ユーザ情報とは、ユーザに関する情報である。ユーザ情報は、例えば、行動履歴情報、ユーザの属性であるユーザ属性(性別、年齢等)である。また、ユーザ管理情報は、ユーザにカタログ情報を通知するための通知先情報を有しても良い。通知先情報は、例えば、メールアドレス、IPアドレス等である。また、行動履歴情報は、ユーザが見た商品に関する情報である閲覧商品情報である。また、行動履歴情報は、実施の形態1で説明した購入履歴情報を有しても良い。ここで、ユーザが見た商品とは、予め決められた条件を満たすほど(例えば、閾値以上の時間視界にあった等)、良く見た商品でも良いし、視界に入ったが予め決められた条件を満たすほど(例えば、閾値以下の時間しか視界になかった等)見ていない商品、いわゆる素通りした商品などでも良い。また、ユーザが見た商品は、例えば、ユーザが装着しているカメラが撮影した商品、商品に対応付いている受信機が受信したユーザIDで識別されるユーザに対応する当該商品等である。また、閲覧商品情報は、ユーザが商品を見た位置を示す位置情報を含んでも良い。また、閲覧商品情報は、ユーザが凝視した商品に関する情報である凝視商品情報、およびユーザが凝視しなかった商品に関する情報である非凝視商品情報を含んでも良い。凝視した商品とは、予め決められた条件を満たすほど、良く見た商品であり、例えば、閾値以上の時間、カメラに映っていた商品である。また、凝視しなかった商品とは、予め決められた条件を満たすほど、あまり見なかった商品であり、例えば、閾値より少ない時間しか、カメラに映っていなかった商品である。また、閲覧商品情報は、ユーザと商品との物理的な位置関係を示す情報であるユーザ商品関係情報を含んでも良い。ユーザ商品関係情報は、例えば、ユーザと商品との距離を示す情報、ユーザと商品との距離が閾値以内になった回数または時間、ユーザが商品に触れたか否かを示す情報、ユーザが商品に触れた回数、時間などである。また、閲覧商品情報は、ユーザが商品を見ている間のユーザの生体情報を含んでも良い。生体情報とは、例えば、血圧、脈拍等の情報である。生体情報とは、例えば、血圧、脈拍等が予め決められた条件を満たすほど急に変化した回数や時間等の情報でも良い。また、閲覧商品情報は、ユーザが商品を見ている間のユーザの表面の動きに関する情報である表情情報を含んでも良い。表情情報は、例えば、眉が上がった、瞳孔が開いた、唾をのんだ、眉をしかめた等の情報である。表情情報は、例えば、眉が上がった、瞳孔が開いた、唾をのんだ、眉をしかめた等の回数や時間や単位時間あたりの回数等でも良い。
カタログ情報構成部214は、贈答指示に含まれる予算金額に対応する商品またはサービスであり、贈答指示に含まれるユーザ識別子と対になるユーザ情報に合致する属性情報を含む1以上のカタログ部品情報の全部または一部を用いてカタログ情報を構成する。
なお、カタログ情報構成部214が構成するカタログ情報は、ユーザ情報に合致する属性情報を含まないカタログ部品情報の全部または一部が含まれていても良い。つまり、例えば、カタログ情報構成部214は、カタログ部品情報格納部112に格納されている2以上のカタログ部品情報の全部または一部を用いてカタログ情報を構成しても良い。かかる場合、カタログ情報構成部214は、ユーザ情報に合致する属性情報を含む1以上の各カタログ部品情報に対して、ユーザ情報に合致する旨である合致情報を付加しても良い。合致情報は、例えば、「お勧め」「目玉」などの文字列でも良いし、ユーザ情報に含まれる氏名や名前を含む情報(例えば、「○○さん向け商品」)などでも良い。
また、カタログ情報構成部214は、人間関係情報を用いて、1以上のカタログ部品情報を選択し、当該選択した1以上のカタログ部品情報の全部または一部を用いてカタログ情報を構成しても良い。カタログ情報構成部214は、例えば、人間関係情報に対応する価格情報を満たす価格のカタログ部品情報から、1以上のカタログ部品情報を選択しても良い。かかる場合、カタログ情報構成部214は、予算金額を使用しなくても良い。また、予算金額は、人間関係情報に対応する価格情報と考えても良い。なお、かかる場合、カタログ情報構成部214は、人間関係情報と、価格または価格の範囲を示す価格情報との組を1組以上保持している。
また、カタログ情報構成部214は、ユーザ識別子と対になるユーザ情報と人間関係情報とを用いて、1以上のカタログ部品情報を選択し、当該選択した1以上のカタログ部品情報の全部または一部を用いてカタログ情報を構成しても良い。
カタログ情報構成部214は、贈答指示に含まれる予算金額に対応する商品またはサービスであり、贈答指示に含まれるユーザ識別子と対になる属性情報に合致する1以上のカタログ部品情報を取得し、取得した1以上のカタログ部品情報と共通カタログ部品情報とを有するカタログ情報を構成しても良い。
ここで、予算金額に対応する商品またはサービスとは、通常、予算金額と一致する商品またはサービスであるが、予算金額以内の金額の商品またはサービスでも良いし、予算金額と比較して閾値以内の差の金額の商品またはサービス等でも良い。
また、カタログ部品情報の全部または一部とは、カタログ部品情報の一部とは、カタログ部品情報が有する商品名、写真等だけでも良い。
カタログ情報構成部214を構成するカタログ部品情報選択手段2141は、受信部113が受信した贈答指示に含まれる予算金額に対応し、かつ受信部113が受信した贈答指示に含まれるユーザ識別子と対になるユーザ情報に合致する属性情報に対応する1以上の商品またはサービスを、カタログ部品情報格納部112に格納されている2以上のカタログ部品情報に対応する商品またはサービスから選択する。なお、商品またはサービスの選択とは、商品またはサービスのカタログ部品情報の取得、当該カタログ部品情報のIDの取得等であり、選択した商品またはサービスを特定する処理であれば何でも良い。
カタログ部品情報選択手段1141は、例えば、ユーザ情報に含まれる1以上の閲覧商品情報を取得し、当該1以上の閲覧商品情報を用いてユーザが好む商品またはサービスに関する情報、またはユーザが好まない商品またはサービスに関する情報を取得する。そして、カタログ部品情報選択手段1141は、例えば、ユーザが好む商品またはサービスを選択し、ユーザが好まない商品またはサービスを選択しないことは好適である。
カタログ部品情報選択手段1141は、例えば、ユーザ情報に含まれる1以上の凝視商品情報または/および非凝視商品情報を取得し、当該1以上の凝視商品情報または/および非凝視商品情報を用いて1以上の商品またはサービスを選択しても良い。カタログ部品情報選択手段1141は、例えば、凝視商品情報に対応する商品またはサービスまたは商品の種類またはサービスの種類を選択し、非凝視商品情報に対応する商品またはサービスまたは商品の種類またはサービスの種類を選択しないことは好適である。また、カタログ部品情報選択手段1141は、例えば、凝視商品情報として出現している回数が閾値以上の商品のまたはサービスまたは商品の種類またはサービスの種類を選択し、非凝視商品情報として出現している回数が閾値以上の商品またはサービスまたは商品の種類またはサービスの種類を選択しないことは好適である。
また、カタログ部品情報選択手段1141は、例えば、ユーザ情報に含まれる1以上の凝視商品情報または/および非凝視商品情報、および1以上の購入履歴情報を取得し、当該1以上の凝視商品情報または/および非凝視商品情報、および1以上の購入履歴情報を用いて1以上の商品またはサービスを選択しても良い。例えば、カタログ部品情報選択手段1141は、凝視商品情報に対応する商品であり、1以上の購入履歴情報から未購入であると判断され得る1以上の商品またはサービスを選択しても良い。
例えば、カタログ部品情報選択手段1141は、1以上の凝視商品情報から取得される閲覧していた商品の種類と、購入履歴情報から取得される購入した商品の種類が同一であり、その他の商品の属性が異なる(閲覧していた商品が高価なもの等)場合、当該凝視商品情報に対応する商品、または当該凝視商品情報に対応する商品の属性値と類似度の高い属性値を有する商品を選択しても良い。
また、閲覧商品情報が位置情報を含む場合、カタログ部品情報選択手段1141は、例えば、閾値以上または閾値より多い地点で閲覧している商品を選択しても良い。カタログ部品情報選択手段1141は、例えば、閾値以上または閾値より多い地点で取得された凝視商品情報に対応する商品またはサービスまたは商品の種類またはサービスの種類を選択することは好適である。
また、閲覧商品情報がユーザ商品関係情報を含む場合、カタログ部品情報選択手段1141は、例えば、ユーザが商品に触れた回数が閾値以上の商品、ユーザと商品との距離が閾値以内であった時間が閾値以上の商品等を選択することは好適である。
また、閲覧商品情報が生体情報を含む場合、カタログ部品情報選択手段1141は、例えば、血圧または脈拍が閾値以上の上がり具合であった時に閲覧していた商品等を選択することは好適である。カタログ部品情報選択手段1141は、例えば、血圧または脈拍が閾値以上の上がり具合であった回数または時間が閾値以上ある商品等を選択することは好適である。
また、カタログ部品情報選択手段1141は、凝視商品情報、ユーザ商品関係情報、生体情報、または表情情報のうちの1以上の情報をパラメータとする演算式により算出される値である嗜好度を用いて、当該嗜好度が閾値以上の商品またはサービスを選択することは好適である。なお、嗜好度は、カタログ部品情報選択手段1141が算出しても良いし、図示しない嗜好度算出手段が算出しても良い。
閲覧商品情報取得部216は、閲覧商品情報を閲覧商品管理サーバ24から取得する。ここで、取得とは、通常、受信である。閲覧商品情報取得部216が閲覧商品情報を取得するタイミングや方法は問わない。閲覧商品情報取得部216は、受信部113が贈呈指示を受信するごとに閲覧商品情報を取得しても良いし、定期的に閲覧商品情報を閲覧商品管理サーバ24から取得するなどしても良い。
閲覧商品情報蓄積部217は、閲覧商品情報取得部216が取得した閲覧商品情報をユーザ管理情報格納部111に蓄積する。この閲覧商品情報は、ユーザ情報を構成する情報となる。
閲覧商品管理サーバ24を構成する閲覧商品情報格納部241は、ユーザごとの閲覧商品情報を格納している。閲覧商品情報は、例えば、非特許文献1に記載のウェアラブルコンピュータにより取得された映像を解析した結果の情報を含む。なお、映像を構成する各静止画を画像認識し、静止画に含まれる商品を特定する技術は公知の画像認識技術であるので詳細な説明を省略する。また、映像を構成する各静止画内に含まれる商品の画像がわかれば、ユーザが商品を見ている時間は、「商品が映っている静止画の数×1静止画(1フィールド)の単位時間(例えば、1/30秒)」により、算出可能であることは言うまでもない。
また、閲覧商品情報に含まれる凝視商品情報は、例えば、以下のように取得される。図示しない凝視商品情報取得手段は、商品の画像と商品識別子とを対に有する商品画像データベースを用いて、映像を構成する各静止画を画像認識し、商品識別子を取得する。そして、凝視商品情報取得手段は、同一の商品識別子で識別される商品を含む静止画が一定時間以上連続する場合、当該商品識別子を凝視商品情報として取得する。
また、閲覧商品情報に含まれる非凝視商品情報は、例えば、以下のように取得される。図示しない非凝視商品情報取得手段は、商品の画像と商品識別子とを対に有する商品画像データベースを用いて、映像を構成する各静止画を画像認識し、商品識別子を取得する。そして、非凝視商品情報取得手段は、同一の商品識別子で識別される商品を含む静止画が閾値より少ない時間しか連続しない場合、当該商品識別子を非凝視商品情報として取得する。
また、閲覧商品情報は、例えば、商品を閲覧するユーザを撮影した映像を解析した結果の情報を含む。映像を解析した結果の情報は、例えば、表情情報である。なお、閲覧商品情報に含まれる表情情報は、例えば、公知の顔画像の分析技術(例えば、URL「http://www.kaga-create.co.jp/fas/」参照)により取得される。また、商品を閲覧するユーザを撮影した映像は、例えば、展示されている商品の近くに設置されているカメラにより撮影された映像である。さらに、表情情報は、アイトラッキングの技術を用いて取得される情報でも良い。アイトラッキングの技術は、URL「http://www.marketingservice.co.jp/?page_id=3」または「http://www.cross-m.co.jp/service/eye/」等のウェブページを参照のこと。
また、閲覧商品情報に含まれる位置情報は、ウェアラブルコンピュータが備えるGPS機能等により取得されても良いし、ユーザを撮影するカメラが保持していても良い。
また、閲覧商品情報に含まれる生体情報、例えば、生体情報を取得する装置により取得される。
閲覧商品送信指示受付部242は、カタログ出力装置21またはユーザから、閲覧商品情報の送信指示を受け付ける。ここでの受け付けとは、受信またはユーザからの受け付けである。
閲覧商品情報送信部243は、閲覧商品送信指示受付部242が閲覧商品情報の送信指示を受け付けた場合、当該送信指示に対応する閲覧商品情報をカタログ出力装置21に送信する。
ユーザ管理情報格納部211、および閲覧商品情報格納部241は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
ユーザ管理情報格納部211等にユーザ管理情報等が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介してユーザ管理情報等がユーザ管理情報格納部211等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信されたユーザ管理情報等がユーザ管理情報格納部211等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力されたユーザ管理情報等がユーザ管理情報格納部211等で記憶されるようになってもよい。
カタログ情報構成部214、カタログ部品情報選択手段2141、カタログ情報構成手段1142、および閲覧商品情報蓄積部217は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。カタログ情報構成部214等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
閲覧商品情報取得部216は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
閲覧商品情報送信部243は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
次に、カタログシステム2の動作について説明する。まず、カタログ出力装置21の動作について、図11のフローチャートを用いて説明する。図11のフローチャートにおいて、図3のフローチャートと同一のステップについて、その説明を省略する。
(ステップS1101)閲覧商品情報取得部216は、ステップS302で取得されたユーザ識別子を用いて、当該ユーザ識別子で識別されるユーザの1以上の閲覧商品情報を閲覧商品管理サーバ24から取得する。
(ステップS1102)閲覧商品情報蓄積部217は、ステップS1101で取得された1以上の閲覧商品情報をユーザ管理情報格納部111に蓄積する。なお、ここでの蓄積は、一時的な蓄積でも良い。
(ステップS1103)カタログ情報構成部214のカタログ部品情報選択手段2141は、カタログ情報を構成する1以上の商品またはサービスを選択する。かかる商品等選択処理について、図12のフローチャートを用いて説明する。
なお、図11のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS1103の商品等選択処理について、図12のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1201)カタログ部品情報選択手段2141は、ステップS302で取得されたユーザ識別子に対応するユーザ情報が有するユーザの個人情報を、ユーザ管理情報格納部111から取得する。なお、個人情報とは、例えば、ユーザの性別、年齢層、住所等である。
(ステップS1202)カタログ部品情報選択手段2141は、ステップS302で取得されたユーザ識別子に対応する1以上の閲覧商品情報をユーザ管理情報格納部111から取得し、当該1以上の閲覧商品情報を用いて、嗜好情報を取得する。例えば、カタログ部品情報選択手段2141は、凝視商品情報に対応する商品または商品の種類を嗜好情報として取得する。
(ステップS1203)カタログ部品情報選択手段2141は、ステップS302で取得されたユーザ識別子に対応する1以上の閲覧商品情報を用いて、除外情報を取得する。例えば、カタログ部品情報選択手段2141は、非凝視商品情報に対応する商品または商品の種類を除外情報として取得する。
(ステップS1204)カタログ部品情報選択手段2141は、ステップS1201で取得した個人情報またはステップS1202で取得した嗜好情報またはステップS1203で取得した除外情報のうちの1以上の情報、および金額を用いて、カタログ部品情報を検索するための検索式を構成する。カタログ部品情報選択手段2141は、例えば、「(商品またはサービスの金額(価格)がステップS302で取得された予算金額に合致する)AND(商品またはサービスの属性情報が個人情報に合致する)AND(商品またはサービスの属性情報が嗜好情報に合致する)AND(商品またはサービスの属性情報が除外情報に合致しない)」という検索式を構成する。
(ステップS1205)カタログ部品情報選択手段2141は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS1206)カタログ部品情報選択手段2141は、カタログ部品情報格納部112に、i番目のカタログ部品情報が存在するか否かを判断する。i番目のカタログ部品情報が存在すればステップS1207に行き、i番目のカタログ部品情報が存在しなければ上位処理にリターンする。
(ステップS1207)カタログ部品情報選択手段2141は、i番目のカタログ部品情報がステップS1204で構成された検索式に合致するか否かを判断する。検索式に合致すればステップS1208に行き、検索式に合致しなければステップS1209に行く。
(ステップS1208)カタログ部品情報選択手段2141は、i番目のカタログ部品情報を取得する。ここで、カタログ部品情報選択手段2141は、i番目のカタログ部品情報の全部を取得しても良いし、一部を取得しても良い。
(ステップS1209)カタログ部品情報選択手段2141は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS1206に戻る。
なお、図12のフローチャートにおいて、カタログ部品情報選択手段2141は、個人情報および金額のみを用いて商品またはサービスを選択しても良いし、閲覧商品情報および金額のみを用いて商品またはサービスを選択しても良い。
以下、本実施の形態におけるカタログシステム2の具体的な動作について説明する。カタログシステム2の概念図は図1と同様である。
今、ユーザ管理情報格納部211は、図13、および図14の表を格納している。図13、図14は、それぞれユーザ管理表の一部であり、ユーザ情報の一部を管理する表である。図13の表は、「ユーザID」「ユーザ情報」を有するレコードを1以上格納している。「ユーザ情報」は、「ユーザ属性」「閲覧商品情報」を有する。なお、「ユーザ属性」は上述した個人情報である。また、図13の「閲覧商品情報」は省略されており、その具体的なデータは図14の表である。
また、図14は、ユーザ情報を構成する閲覧商品情報を格納している表である。図14は、閲覧商品情報管理表である。閲覧商品情報管理表は、「ユーザID」「閲覧商品情報」「購入フラグ」を有する。「閲覧商品情報」は、「日付」「時刻」「商品コード」「商品属性」「見つめた情報」を有する。「日付」は商品、商品またはサービスのパンフレット等を見た日である。「時刻」は商品、商品またはサービスのパンフレット等を見た日である。「商品コード」は商品を識別する商品識別子である。「商品属性」は「価格」「ブランド」「ジャンル」「アイテム」「色」「素材」「性別」を有する。「ジャンル」または「アイテム」または「ジャンル」と「アイテム」は、商品の種類を示す商品種別と同じである、と考えても良い。また、「性別」は対象者の一例である。また、「見つめた情報」は、行動履歴情報の一例であり、商品または商品のポスターまたはサービスのポスター等を閲覧した際に取得され得るユーザに関する情報である。「見つめた情報」は、「凝視商品情報」「ユーザ商品関係情報」「生体情報」「表情情報」を有する。「凝視商品情報」は、ユーザの商品等に対する認知または興味を示す情報であり、ここでは、ユーザが商品等を見つめた累積時間、回数を有する。また、「ユーザ商品関係情報」は、ユーザの商品等に対する関心を示す情報であり、ここでは、ユーザが商品を近づけた度合いを示す情報、ユーザが商品を手に取った度合いを示す情報を有する。商品を近づけた度合いを示す情報は、ここでは、閾値以内の距離にユーザが商品を近づけた累積時間、回数を有する。商品を手に取った度合いを示す情報は、ここでは、ユーザが商品を手に取った累積時間、回数を有する。「生体情報」は、ユーザの驚きまたは興奮の度合いを示す情報であり、ここでは、血圧または脈拍が閾値以上の上昇を検知した累積時間、回数を有する。また、「表情情報」は、ここでは、「眉が上がったことに関する情報」「瞳孔が開いたことに関する情報」「商品の特定のエリアへ視線を向けたことに関する情報」「唾をのんだことに関する情報」「眉をしかめたことに関する情報」を有する。「眉が上がったことに関する情報」は、ユーザの驚きまたは興奮の度合いを示す情報であり、ここでは、眉が上がった累積時間、回数を有する。「瞳孔が開いたことに関する情報」は、ユーザの興味または関心の度合いを示す情報であり、ここでは、瞳孔が閾値以上の開く動きを検知した累積時間、回数を有する。「商品の特定のエリアへ視線を向けたことに関する情報」は、商品等への認知または興味の度合いを示す情報であり、ここでは、商品の特定のエリアへ視線を向けた累積時間、回数を有する。「唾をのんだことに関する情報」は、ユーザの驚きまたは興奮の度合いを示す情報であり、ここでは、唾をのんだ累積時間、回数を有する。また、「眉をしかめたことに関する情報」は、ユーザの残念な気持ちの度合いを示す情報であり、ここでは、眉をしかめた累積時間、回数を有する。
そして、「閲覧商品情報」が有する「嗜好度」は、ここでは、ユーザの商品等に対する嗜好の度合いを示す情報であり、「見つめて情報」を用いて算出されるスコアである。「嗜好度」は、凝視商品情報、ユーザ商品関係情報、生体情報、表情情報が有する累積時間または/および回数をパラメータとする演算式により算出される値である。「嗜好度」が大きいほど、ユーザが好む商品等である。また、演算式は、「眉をしかめたことに関する情報」に対応する累積時間、回数をパラメータとする減少関数である。また、演算式は、「凝視商品情報」、「ユーザ商品関係情報」、「生体情報」、「眉が上がったことに関する情報」「瞳孔が開いたことに関する情報」「商品の特定のエリアへ視線を向けたことに関する情報」「唾をのんだことに関する情報」に対応する累積時間、回数をパラメータとする増加関数である。
そして、図示しない演算手段が、予め格納している演算式を用いて、図14の嗜好度を算出したものとする。
また、図14の「購入済みフラグ」は、実施の形態1で説明した購入履歴情報から取得された情報である、とする。つまり、「購入済みフラグ=1」の商品は、ユーザが既に購入済みであり、「購入済みフラグ=0」の商品は、ユーザが未購入である。なお、実施の形態1で説明した購入履歴情報から、一の商品が購入済みであるか否かを判断する技術は公知技術である。
また、カタログ部品情報格納部112は、図15に示すカタログ部品管理表を保持している。カタログ部品管理表は、カタログ部品情報を管理する。カタログ部品管理表は、「ID」「商品コード」「属性情報」「写真」等を有するレコードを1以上保持している。「属性情報」は、「ブランド」「アイテム」「金額」「対象者」「郵送日」等を有する。
かかる状況において、例えば、ユーザ「田中花子」は、「山田太郎」にプレゼントを贈るために、プレゼント贈呈サイトのウェブページを自身の端末装置である第一端末12に図7のような画面を表示し、贈呈先「山田太郎」のユーザID「30001」、予算金額「6000円」、および自身のユーザID「30002」を入力し、「贈呈」ボタンを押下した、とする。なお、図7の画面の予算金額は「5000円」であるが、ここでは「6000円」を入力した、とする。
次に、第一端末12を構成する第一受付部121は、贈答指示を受け付ける。ここで、贈答指示は、「贈呈先ユーザID:30001,予算金額:6000円,自分のユーザID」30002」を有する。
次に、第一送信部122は、第一受付部121が受け付けた贈答指示「贈呈先ユーザID:30001,予算金額:6000円,自分のユーザID」30002」をカタログ出力装置11に送信する。
次に、カタログ出力装置11の受信部113は、第一端末12から贈答指示「贈呈先ユーザID:30001,予算金額:6000円,自分のユーザID「30002」を受信する。
次に、カタログ情報構成部114は、贈答指示が有するユーザ識別子「30001」と予算金額「6000円」とを取得する。
次に、購入履歴情報取得部116は、取得されたユーザ識別子「30001」で識別されるユーザの1以上の閲覧商品情報を閲覧商品管理サーバ24から取得する。ここで、閲覧商品情報取得部216は、ユーザ識別子「30001」をキーとして、閲覧商品管理サーバ24を検索し、ユーザ識別子「30001」で識別されるユーザの1以上の閲覧商品情報を受信する。
次に、閲覧商品情報蓄積部217は、取得された1以上の閲覧商品情報をユーザ管理表に蓄積する。ここで、蓄積された1以上の閲覧商品情報は、図14のユーザID「30001」と対になる閲覧商品情報である。
次に、カタログ部品情報選択手段1141は、例えば、以下のように、カタログ情報を構成する1以上の商品またはサービスを選択する。
つまり、まず、カタログ部品情報選択手段1141は、ユーザID「30001」に対応するユーザ情報が有するユーザの個人情報のうち、「年齢:45,性別:男,住所:京都府・・・」を、ユーザ管理表(図5参照)から取得する。
次に、カタログ部品情報選択手段1141は、ユーザID「30001」に対応する1以上の閲覧商品情報をユーザ管理表から取得し、当該1以上の閲覧商品情報が有する嗜好度が閾値(ここでは、30)以上の商品であり、購入フラグが「0」の商品の商品コード、および商品属性を取得する。ここで、カタログ部品情報選択手段1141は、「商品ID=100003、100005」の商品コード、および商品属性を取得した、とする。
次に、カタログ部品情報選択手段1141は、まず、金額が6000円以内で、かつ「商品ID=100003、100005」の商品をカタログ部品情報管理表から選択する。ここで、「商品ID=100003、100005」の商品の金額は、ぞれぞれ4000円、6000円であるので、カタログ部品情報選択手段1141は、「商品ID=100003、100005」の2つの商品を選択する。次に、「商品ID=100003」および「商品ID=100005」の商品の商品属性を取得する。カタログ部品情報選択手段1141は、取得した商品属性の情報を閾値以上の類似度を有する商品等を、カタログ部品情報管理表から選択する。なお、複数の商品属性を有する複数の商品の類似度を算出する技術は公知技術であるので、詳細な説明は省略する。ここで、カタログ部品情報選択手段1141は、選択する商品数を予め決められた閾値以内の商品数としても良い。また、カタログ部品情報選択手段1141は、嗜好度が閾値以上の商品であり、購入フラグが「0」の商品のみを選択する等しても良い。
次に、カタログ情報構成手段1142は、選択された1以上の商品のカタログ部品情報の全部または一部を用いて、カタログ情報を構成する。
次に、出力部115は、贈呈元のユーザのユーザID「30002」と対になる氏名「田中花子」、メールアドレス「yt@aaa.co.jp」をユーザ管理表から取得する。そして、出力部115は、カタログ情報構成手段1142が構成したカタログ情報を、メールアドレス「yt@aaa.co.jp」で識別される「山田太郎」に送信する。
次に、「山田太郎」の第二端末13の第二受信部133は、カタログ情報を受信する。そして、第二出力部134は、当該カタログ情報を出力する。
次に、「山田太郎」は、出力されているカタログ情報から、一つの商品にチェックを入力し、決定ボタンを押下した、とする。すると、第二端末13の第二受付部131は、チェックと決定ボタンの押下を受け付ける。そして、第二送信部132は、チェックした商品のIDと、山田太郎のユーザID「30001」とを含む情報をカタログ出力装置11に送信する。
次に、カタログ出力装置11の受信部113は、チェックした商品のIDと、山田太郎のユーザID「30001」とを含む情報を受信する。そして、図示しない処理部は、当該受信された情報を蓄積したり、山田太郎に「ID=1」の商品を郵送するための処理等を行う。そして、図示しない処理部は、山田太郎が選択した商品に関する情報を第一端末12に送信しても良い。
以上、本実施の形態によれば、贈呈先の行動に関する情報を用いて、贈呈先に喜ばれる可能性が高い商品やサービスを贈呈できるカタログを、贈呈先ごとに構成できる。
また、本実施の形態によれば、ユーザが見た商品に関する情報である閲覧商品情報を用いて、贈呈先に喜ばれる可能性が高い商品やサービスを贈呈できるカタログを、贈呈先ごとに構成できる。
また、本実施の形態によれば、贈呈先の個人情報を用いて、贈呈先に喜ばれる可能性が高い商品やサービスを贈呈できるカタログを、贈呈先ごとに構成できる。
また、本実施の形態によれば、贈呈先の情報を用いて、その贈呈先に喜ばれる可能性が高い商品やサービスを選択しやすいカタログを、贈呈先ごとに構成できる。
なお、本実施の形態におけるカタログ出力装置21を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、ユーザを識別するユーザ識別子と当該ユーザに関するユーザ情報とを有する1以上のユーザ管理情報を格納し得るユーザ管理情報格納部と、商品またはサービスに関する情報であり、商品またはサービスの金額を含む属性情報を有する2以上のカタログ部品情報を格納し得るカタログ部品情報格納部とを含み、コンピュータを、予算金額と贈呈先のユーザを識別するユーザ識別子とを有する贈答指示を端末装置から受信する受信部と、前記贈答指示に含まれる予算金額に対応する商品またはサービスであり、前記贈答指示に含まれるユーザ識別子と対になるユーザ情報に合致する属性情報を含む1以上のカタログ部品情報の全部または一部を用いてカタログ情報を構成するカタログ情報構成部と、前記カタログ情報を出力する出力部として機能させるためのプログラムである。
上記プログラムにおいて、前記ユーザ情報は、ユーザの行動に関する情報である行動履歴情報を含むであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、行動履歴情報は、ユーザが見た商品に関する情報である閲覧商品情報であるであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記閲覧商品情報は、ユーザが商品を見た位置を示す位置情報を含むであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記閲覧商品情報は、ユーザが凝視した商品に関する情報である凝視商品情報、およびユーザが凝視しなかった商品に関する情報である非凝視商品情報を含むであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記閲覧商品情報は、ユーザと商品との物理的な位置関係を示す情報であるユーザ商品関係情報を含むであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記閲覧商品情報は、ユーザが商品を見ている間のユーザの生体情報を含むであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記閲覧商品情報は、ユーザが商品を見ている間のユーザの表面の動きに関する情報である表情情報を含むであることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記カタログ部品情報格納部は、2以上の贈呈先へのカタログ情報に共通に付加する1以上のカタログ部品情報である共通カタログ部品情報をも含み、前記カタログ情報構成部は、前記贈答指示に含まれる予算金額に対応する商品またはサービスであり、前記贈答指示に含まれるユーザ識別子と対になる属性情報に合致する1以上のカタログ部品情報を取得し、当該取得した1以上のカタログ部品情報と前記共通カタログ部品情報とを有するカタログ情報を構成するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
また、図16は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態のカタログ出力装置を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図16は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図17は、システム300のブロック図である。
図16において、コンピュータシステム300は、CD−ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
図17において、コンピュータ301は、CD−ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、バス3014と、ROM3015と、RAM3016と、ハードディスク3017とを含む。なお、バス3014は、MPU3013やCD−ROMドライブ3012に接続されている。また、ROM3015には、ブートアッププログラム等のプログラムが記憶されている。また、RAM3016は、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのものである。また、ハードディスク3017は、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのものである。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態のカタログ出力装置の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3101に記憶されて、CD−ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD−ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態のカタログ出力装置の機能を実行させるオペレーティングシステム、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信するステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。