JP2021036396A - ギフト候補選択サーバ、ギフト候補選択方法、および、ギフト候補選択システム - Google Patents

Abstract

【課題】効率的に被贈答者へのギフト候補を選択し、かつ、被贈答者の満足度も向上させることができる。【解決手段】ギフト候補選択サーバ１０は、被贈答者の属性情報と、ギフト情報とを参照して、被贈答者に対応したギフト候補を選択するギフト候補選択部１３２と、選択したギフト候補をギフトの贈答者の端末装置２０Ａへ送信するギフト候補確定部１３４と、送信したギフト候補のうち、ギフトの贈答者の端末装置２０Ａにより選択されたギフト候補を、被贈答者の端末装置２０Ｂへ送信するギフト候補送信部１３５とを備える。【選択図】図３

Description

本発明は、ギフト候補選択サーバ、ギフト候補選択方法、および、ギフト候補選択システムに関する。

近年、友人等へのギフトをオンライン上の店舗で購入することが増加している。また、オンライン上の店舗でギフトを購入することを支援するシステムも開発されている（特許文献１参照）。ここで、贈答者は、限られた時間の中で効率的にギフトを選択することができ、かつ、被贈答者が喜ぶギフトを選択できることが望まれている。そのため、オンラインギフトにおいて、被贈答者の趣味や嗜好等の情報を用いて、被贈答者に適した商品等を選択するに関する技術が提案されている（特許文献２参照）。

特許第5818777号公報 特開2002-7752号公報

しかし、特許文献１に記載の技術においては、被贈答者の商品の購入履歴を取得する必要がある。また、特許文献２に記載の技術においては、被贈答者へのギフトとしてリコメンドされた商品の中から、被贈答者に贈る商品を決定するのは贈答者である。よって贈られた商品が被贈答者を満足させるものではない可能性もある。そこで、前記した問題を解決するため、本発明は、簡易な構成で、効率的に被贈答者へのギフト候補を選択し、かつ、被贈答者の満足度も向上させることを課題とする。

前記した課題を解決するため、本発明は、被贈答者のギフト候補を選択するギフト候補選択サーバであって、ギフトの情報を示したギフト情報と、各被贈答者の属性情報とを記憶する記憶部と、前記被贈答者の属性情報と、前記ギフト情報とを参照して、前記被贈答者に対応したギフト候補を選択するギフト候補選択部と、前記選択したギフト候補を贈答者の端末装置へ送信する第１のギフト候補送信部と、前記送信したギフト候補のうち、前記贈答者の端末装置により選択されたギフト候補を、前記被贈答者の端末装置へ送信する第２のギフト候補送信部と、を備えることを特徴とする。

本発明によれば、簡易な構成で、効率的に被贈答者へのギフト候補を選択し、かつ、被贈答者の満足度も向上させることができる。

図１は、ギフト候補選択サーバが贈答者の端末装置に表示させる画面例を示す図である。 図２は、ギフト候補選択サーバが被贈答者の端末装置に表示させる画面例を示す図である。 図３は、ギフト候補選択システムの構成例を示す図である。 図４は、図３のイベント情報の例を示す図である。 図５は、ギフト候補選択システムの処理手順の例を示すシーケンス図である。 図６は、ギフト候補選択プログラムを実行するコンピュータの例を示す図である。

以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態（実施形態）について説明する。本発明は、以下に説明する実施形態に限定されない。

図１および図２を用いて本実施形態のギフト候補選択サーバの概要を説明する。まず、ギフト候補選択サーバは、例えば、予め登録された被贈答者のイベント日時が近づくと、贈答者の端末装置に、被贈答者のイベント日時が近づいたことを通知する。

例えば、ギフト候補選択サーバは、被贈答者の誕生日が近づくと、SNS（Social Networking Service）のメッセンジャー等により贈答者の端末装置に被贈答者の誕生日が近づいたことを通知する。なお、当該通知は、被贈答者へのギフト候補の選択ページへのリンクを含む。贈答者は、SNSの通知を確認してリンクをクリックする（図１の（１））。

当該クリックを受け付けたギフト候補選択サーバは、贈答者の端末装置から、被贈答者の性別、年代、傾向、ギフトの予算等を受け付ける。そして、ギフト候補選択サーバは、受け付けた情報をもとに被贈答者のギフト候補を選択し、選択したギフト候補を、贈答者の端末装置に表示させる。その後、贈答者は端末装置に表示されたギフト候補（贈る品）をざっと確認して問題なければ「プレゼントする」をクリックする（図１の（２））。

なお、もし表示されたギフト候補（贈る品）の中に不適切なものがあれば、贈答者は画面上から、当該ギフト候補を別のギフト候補に入れ替えるよう指示する。そして、ギフト候補選択サーバは、当該ギフト候補を別のギフト候補に入れ替えた画面を贈答者の端末装置に表示させる。ギフト候補選択サーバは、上記の処理を贈答者の端末装置から「プレゼントする」がクリックされるまで繰り返す。

当該クリックを受け付けたギフト候補選択サーバは、贈答者の端末装置に、被贈答者へのメッセージの内容と、当該メッセージの連絡方法（例えば、SNS、メール、電報）の選択入力を受け付ける画面とを表示させる。その後、贈答者は端末装置に表示されたメッセージの内容を確認し、被贈答者への連絡方法を選択してクリックする（図１の（３））。

以上の処理によりギフト候補選択サーバは、贈答者の端末装置から、被贈答者へのギフト候補と、メッセージの内容および被贈答者への連絡方法とを受け付ける。

図２の説明に移る。ギフト候補選択サーバは、贈答者により選択された連絡方法により、被贈答者の端末装置へ被贈答者へのメッセージとギフト候補とを通知する。なお、当該通知は、贈答者により選ばれたギフト候補の選択ページへのリンクを含む。そして、被贈答者は、端末装置に表示された贈り主（贈答者）からの通知のリンクをクリックする（図２の（１））。

当該クリックを受け付けたギフト候補選択サーバは、被贈答者の端末装置に、贈答者により選ばれたギフト候補を表示させる。そして、被贈答者は、表示されたギフト候補を確認して欲しい品をクリックする（図２の（２））。

当該クリックを受け付けたギフト候補選択サーバは、ギフトの発送先や受け取り時間等を被贈答者の端末装置に表示させる。そして、被贈答者は、ギフトの発送先や受け取り時間等を確認して問題なければ、ギフトの注文ボタンをクリックする（図２の（３））。

以上の処理によりギフト候補選択サーバは、被贈答者の端末装置から、被贈答者により選択されたギフトと当該ギフトの発送先や受け取り時間等を受け付ける。そして、ギフト候補選択サーバは、受け付けた情報をギフト発送サーバ等へ送信する。その後、被贈答者により選択されたギフトは、ギフト発送サーバ等により、被贈答者へ発送される。

[構成]
次に、上記のギフト候補選択サーバを含むシステム（ギフト候補選択システム）の構成例を説明する。システムは、例えば、ギフト候補選択サーバ１０と、端末装置２０（２０Ａ，２０Ｂ）と、ギフト発送サーバ３０とを備える。これらのサーバおよび装置は、例えば、インターネット等のネットワークにより接続される。

なお、以下の説明において、端末装置２０のうち、端末装置２０Ａは、贈答者の端末装置であり、端末装置２０Ｂは、被贈答者の端末装置であるものとする。

例えば、端末装置２０Ａは、被贈答者の属性情報の入力を受け付けたり、ギフト候補選択サーバ１０により送信された被贈答者のギフト候補の中から、被贈答者へ提示するギフト候補の選択入力を受け付けたりする。

また、端末装置２０Ｂは、ギフト候補選択サーバ１０から送信された被贈答者のギフト候補を画面等に表示させたり、当該ギフト候補の中から、被贈答者からギフトの選択入力を受け付けたりする。ギフト発送サーバ３０は、被贈答者の端末装置２０Ｂにより選択されたギフトを被贈答者へ発送する。

ギフト候補選択サーバ１０は、例えば、入出力部１１と、記憶部１２と、制御部１３とを備える。入出力部１１は、ネットワーク経由で、端末装置２０やギフト発送サーバ３０との間でデータの送受信を行う際のインタフェースを司る。

記憶部１２は、制御部１３が各種処理を行う際に参照するデータを記憶する。例えば、記憶部１２は、所定領域に商品情報ＤＢ（データベース）１２１と、ユーザ情報ＤＢ１２２と、イベント情報１２３とを備える。

商品情報ＤＢ１２１は、商品情報（ギフト情報）の集合である。商品情報は、ギフトの対象となる商品名、画像、価格、メタデータ（カテゴリ、ブランド、型番等）等を示した情報である。商品情報は、例えば、贈答者自身等が登録することも可能である。

ユーザ情報ＤＢ１２２は、ユーザ情報の集合である。ユーザ情報は、被贈答者の属性情報（例えば、被贈答者の名前、年齢、性別等）、連絡先、SNSアカウント、メールアドレス、記念日の情報（例えば、誕生日、結婚記念日等）等を示した情報である。ここでは、ユーザ情報は、ギフト候補選択サーバ１０側で保持される場合を例に説明するが、贈答者の端末装置２０Ａ側で保持されてもよい。

なお、このユーザ情報は、例えば、当該被贈答者の記念日が近づいてきたときに、贈答者にギフト候補の選択を促す通知を送るか否かを示す情報を含んでいてもよい。また、ユーザ情報は、例えば、贈答者が、端末装置２０ＡのユーザＩＦ（インタフェース）等から入力したものでもよいし、音声入力、手紙等の画像解析で入力されてもよい。また、ユーザ情報は、当該被贈答者が過去に贈られたギフトの情報を含んでいてもよい。さらに、ユーザ情報ＤＢ１２２は、贈答者のユーザ情報（例えば、贈答者の連絡先、SNSアカウント、メールアドレス等）も含む。

イベント情報１２３は、祝日、イベント、記念日等を示した情報である（図４参照）。

制御部１３は、ギフト候補選択サーバ１０全体の制御を司る。この制御部１３は、タスク管理部１３１と、ギフト候補選択部１３２と、レコメンドエンジン１３３と、ギフト候補確定部（第１のギフト候補送信部）１３４と、ギフト候補送信部（第２のギフト候補送信部）１３５と、ギフト選択受信部１３６と、ギフト通知部１３７とを備える。

タスク管理部１３１は、ユーザ情報ＤＢ１２２に登録される被贈答者の記念日やイベント情報１２３を参照して、被贈答者のギフト候補の選択を行う必要があるか否かを判定する。

例えば、タスク管理部１３１は、ユーザ情報ＤＢ１２２に登録される被贈答者の記念日やイベント情報１２３を参照して、当該被贈答者のギフトイベントが近づいたと判定したとき、当該被贈答者へのギフト選択の有無を確認する。そして、タスク管理部１３１が、贈答者がまだ当該被贈答者へのギフト選択をまだ行っていない場合、当該贈答者の端末装置２０Ａに当該被贈答者のギフト候補の選択を促すメッセージを送信する。

なお、タスク管理部１３１は、当該被贈答者の情報（例えば、被贈答者の属性情報や連絡先）が未入力である場合、当該贈答者の端末装置２０Ａに上記のメッセージを通知する際に、当該被贈答者の情報の入力を促すメッセージを含めてもよい。

ギフト候補選択部１３２は、ユーザ情報ＤＢ１２２に登録される被贈答者の属性情報と、商品情報ＤＢ１２１とを参照して、当該被贈答者に適したギフト候補を選択する。

例えば、ギフト候補選択部１３２は、まず、ユーザ情報ＤＢ１２２に登録された被贈答者の中から、ギフト候補の選択対象の被贈答者を特定する。例えば、ギフト候補選択部１３２は、タスク管理部１３１によりギフトイベントが近づいた被贈答者の情報を受け取ると、当該被贈答者をギフト候補の選択対象の被贈答者として特定する。

そして、ギフト候補選択部１３２は、特定した被贈答者の属性情報をユーザ情報ＤＢ１２２から取得する。また、ギフト候補選択部１３２は、被贈答者へのギフトの予算と、当該被贈答者の属性情報とをレコメンドエンジン１３３に引数として渡す。

なお、当該被贈答者へのギフトの予算は、事前にユーザ情報に登録しておいてもよいし、被贈答者のギフトイベントが近づいたときに、贈答者の端末装置２０Ａから入力を受け付けてもよい。

レコメンドエンジン１３３は、ギフト候補選択部１３２から被贈答者の属性情報およびギフトの予算を受け取ると、当該被贈答者へ贈るギフト候補を選択する。例えば、レコメンドエンジン１３３は、ギフト候補選択部１３２から被贈答者の属性情報およびギフトの予算を受け取ると、商品情報ＤＢ１２１内の各ギフトの情報および価格を参照し、被贈答者に適し、かつ、価格が上記の予算内に収まるギフト候補を選択する。レコメンドエンジン１３３の構成方法としては、例えば、事前に、被贈答者の属性情報と当該属性情報を持つ被贈答者へのギフトとして適切な商品との関係を機械学習等により学習した学習済モデルを用意しておく。そして、レコメンドエンジン１３３は、上記の学習済モデルを用いて、ギフト候補となる商品ごとに当該商品が当該属性情報を持つ被贈答者へのギフトとして、どの程度適切かを示す適切度のスコアを計算する。そして、レコメンドエンジン１３３は、計算したスコアが上位の所定数のギフト候補を当該被贈答者へのギフト候補としてギフト候補選択部１３２に渡す。

ギフト候補確定部１３４は、被贈答者の端末装置２０Ｂに提示するギフト候補を確定させる。例えば、ギフト候補確定部１３４は、ギフト候補選択部１３２により選択されたギフト候補を贈答者の端末装置２０Ａへ送信し、当該贈答者の端末装置２０Ａにより選択されたギフト候補を、被贈答者の端末装置２０Ｂに提示するギフト候補として確定させる。

例えば、ギフト候補確定部１３４は、ギフト候補選択部１３２により選択されたギフト候補を贈答者の端末装置２０Ａへ表示させる。なお、このときギフト候補確定部１３４は、例えば、ギフト候補の商品を、商品に関連するカテゴリ情報を参照し、カテゴリごとに重複しないよう表示させてもよい。

そして、ギフト候補確定部１３４は、被贈答者へのギフト候補を贈答者の端末装置２０Ａに表示させた後、当該端末装置２０Ａから、いずれかのギフト候補について不適当である旨の情報を受信した場合、ギフト候補選択部１３２に、不適当であると判断されたギフト候補に替えて別のギフト候補に選択するよう依頼する。ギフト候補確定部１３４は、このような処理を、贈答者の端末装置２０Ａから、ギフト候補確定部１３４が表示したギフト候補について適当である旨の通知が送信される（つまり、ギフト候補が確定する）まで繰り返す。

例えば、ギフト候補確定部１３４が、贈答者の端末装置２０Ａに被贈答者のギフト候補として６つのギフトを表示した後、当該端末装置２０Ａから、２つのギフトについてギフト候補として不適当である旨の情報を受信した場合を考える。この場合、ギフト候補確定部１３４は、ギフト候補選択部１３２に、当該被贈答者のギフト候補として別のギフト候補を２つ選択するよう依頼する。そして、ギフト候補確定部１３４は、ギフト候補選択部１３２により選択された２つのギフト候補を、不適当と判断されたギフト候補と入れ替えて端末装置２０Ａに表示させる。そして、ギフト候補確定部１３４は、ギフト候補確定部１３４が表示したギフト候補について贈答者の端末装置２０Ａから適当である旨の通知が送信される（つまり、ギフト候補が確定する）と、確定したギフト候補を記憶部１２に保存する。なお、ギフト候補確定部１３４は、例えば、予め贈答者の端末装置２０Ａに表示可能な数量（例えば、６つ）以上のギフト候補の情報をギフト候補選択部１３２から受け取っておき、贈答者の端末装置２０Ａに表示されたギフト候補のうち、贈答者により不適当と判断されたギフト候補を、上記の受け取ったギフト候補の中から選択した新たなギフト候補と入れ替えて表示させてもよい。

ギフト候補送信部１３５は、ギフト候補確定部１３４により確定された被贈答者のギフト候補を、被贈答者の端末装置２０Ｂに送信する。例えば、ギフト候補送信部１３５は、ギフト候補確定部１３４により確定された被贈答者のギフト候補からギフトを選択するギフト選択ページのURLを発行し、当該URLに被贈答者へのメッセージ案を添えて贈答者の端末装置２０Ａへ送信する。なお、上記のギフト選択ページのURLと被贈答者へのメッセージ案とを受信した贈答者の端末装置２０Ａは、当該ギフト選択ページのURLと被贈答者へのメッセージとを被贈答者の端末装置２０Ｂへ送信する。これにより、当該ギフト選択ページのURLと被贈答者へのメッセージは被贈答者の端末装置２０Ｂに到達する。そして、被贈答者の端末装置２０Ｂがギフト候補のURL、例えば、ギフト候補選択サーバ１０内の所定のディレクトリにアクセスすると、ギフト候補送信部１３５は、当該アクセスに基づき被贈答者のユーザＩＦ（被贈答者の端末装置２０Ｂの画面）に当該被贈答者のギフト候補を提示する。

なお、上記のギフト候補送信部１３５は、ギフト候補確定部１３４により確定された被贈答者のギフト候補を、直接当該被贈答者の端末装置２０Ｂに送信してもよい。例えば、ギフト候補確定部１３４が、被贈答者のギフト候補を確定させると、ギフト候補送信部１３５は、贈答者の端末装置２０Ａから被贈答者へのメッセージと当該メッセージの送信方法とを受け付ける。そして、ギフト候補送信部１３５は、贈答者の端末装置２０Ａから受け付けた被贈答者へのメッセージに、当該被贈答者のギフト候補のギフト選択ページのURLを付加し、指定された送信方法により当該被贈答者の端末装置２０Ｂへ送信する。

ギフト選択受信部１３６は、被贈答者の端末装置２０Ｂから、当該被贈答者により選択されたギフトの情報を受信する。例えば、ギフト候補送信部１３５が、被贈答者の端末装置２０Ｂにギフト候補のギフト選択ページのURLを送信し、当該URL経由で当該被贈答者が受け取りたいギフトの選択入力を受け付ける。また、ギフト選択受信部１３６は、当該端末装置２０Ｂから、当該被贈答者の住所、氏名等、ギフトの受け取りに必要な情報の入力を受け付ける。なお、上記のギフト選択ページは、ギフト候補の商品の選択ボタンに加え、被贈答者が設定された予算相当額を慈善団体に寄付する意思を表示するボタンを設けてもよい。そして、被贈答者の端末装置２０Ｂによりギフト選択ページ上の当該ボタンの選択入力が行われた場合、ギフト選択受信部１３６は、寄付先を選択させる寄付先選択ページを被贈答者の端末装置２０Ｂに表示させ、寄付先の選択入力を受け付ける。そして、ギフト選択受信部１３６は、被贈答者の端末装置２０Ｂにより選択された寄付先に贈答者が設定した予算相当額を寄付するよう処理を行う。

なお、ギフト選択受信部１３６が、被贈答者の端末装置２０Ｂから、上記のギフト候補の中に受け取りたいギフトがない旨の通知を受け取った場合、ギフト候補選択部１３２に、再度当該被贈答者のギフト候補を選択するよう依頼してもよい。この場合、ギフト候補送信部１３５は、ギフト候補選択部１３２により選択された新たなギフト候補を含むギフト候補を被贈答者の端末装置２０Ｂへ送信する。そして、ギフト選択受信部１３６は、被贈答者の端末装置２０Ｂから、当該被贈答者により選択されたギフトの情報を受信する。

ギフト通知部１３７は、被贈答者の端末装置２０Ｂにより選択されたギフトと、ギフトの受け取りに必要な情報（例えば、当該被贈答者の住所、氏名等）とをギフト発送サーバ３０へ通知する。そして、ギフト発送サーバ３０は、ギフト通知部１３７により通知された情報をもとに被贈答者へのギフトを発送する。

なお、ギフト通知部１３７は、被贈答者により選択されたギフトを、贈答者の端末装置２０Ａへ通知したり、当該被贈答者のユーザ情報に記録したりしてもよい。

また、被贈答者へのメッセージとギフト候補とを電報や郵送等により送ってもよい。例えば、贈答者が被贈答者へのメッセージとギフト候補との送信方法として電報等が選択された場合、ギフト候補確定部１３４は、電報等により被贈答者へのメッセージおよびギフト候補を送信するよう、電報の業者等に通知する。

[処理手順]
次に、図５を用いて、システムの処理手順の例を説明する。

まず、ギフト候補選択サーバ１０は、例えば、贈答者の端末装置２０Ａ等から被贈答者のユーザ情報とイベント情報とを受け付けると、ユーザ情報ＤＢ１２２、イベント情報１２３に登録する（Ｓ１）。そして、タスク管理部１３１がギフトイベントの時期が近づいたと判断すると（Ｓ２でＹｅｓ）、贈答者の端末装置２０Ａにイベント通知を行う（Ｓ３）。また、ギフト候補選択部１３２は、ユーザ情報ＤＢ１２２から被贈答者の属性情報を取得する（Ｓ４）。その後、ギフト候補選択部１３２は、レコメンドエンジン１３３に被贈答者の属性情報を渡す（Ｓ５）。一方、タスク管理部１３１は、ギフトイベントの時期がまだ近づいていないと判断した場合（Ｓ２でＮｏ）、Ｓ２へ戻る。

Ｓ５の後、レコメンドエンジン１３３は、商品情報ＤＢ１２１に登録される商品情報と、被贈答者の属性情報に基づき、被贈答者へ贈るギフト候補を選択する（Ｓ６）。そして、ギフト候補選択部１３２は、レコメンドエンジン１３３により選択されたギフト候補を受け取ると、贈答者のユーザＩＦ（贈答者の端末装置２０Ａの画面）にギフト候補を表示する（Ｓ７）。

Ｓ７の後、端末装置２０Ａが贈答者から被贈答者へのギフト候補の選択入力を受け付けると（Ｓ８）、選択されたギフト候補をギフト候補選択サーバ１０へ送信する。そして、ギフト候補選択サーバ１０のギフト候補確定部１３４は、端末装置２０Ａにより選択されたギフト候補を記憶部１２に保存する。その後、ギフト候補送信部１３５は、贈答者の端末装置２０Ａに被贈答者（被贈答者の端末装置２０Ｂ）へのメッセージと端末装置２０Ａにより選択されたギフト候補のURLとを提示する（Ｓ９：メッセージ案とＵＲＬを提示）。その後、端末装置２０Ａは、被贈答者（被贈答者の端末装置２０Ｂ）へのメッセージと当該ギフト候補のURLとを被贈答者（被贈答者の端末装置２０Ｂ）に送付する（Ｓ１０）。

Ｓ１０の後、被贈答者の端末装置２０Ｂがギフト候補のURL、例えば、ギフト候補選択サーバ１０内の所定のディレクトリにアクセスするとギフト候補選択サーバ１０のギフト候補送信部１３５は、被贈答者のユーザＩＦ（被贈答者の端末装置２０Ｂの画面）に当該被贈答者のギフト候補を提示する（Ｓ１１）。その後、端末装置２０Ｂが被贈答者からギフトの選択入力を受け付けると（Ｓ１２）、選択されたギフトをギフト候補選択サーバ１０へ通知する。これにより、ギフト候補選択サーバ１０のギフト選択受信部１３６は、端末装置２０Ｂから選択されたギフトの情報を受信する。その後、ギフト通知部１３７は、被贈答者により選択されたギフトの情報と、被贈答者の情報とをギフト発送サーバ３０へ通知する（Ｓ１３）。そして、当該通知を受けたギフト発送サーバ３０は、被贈答者へギフトを発送する（Ｓ１４）。

このようにすることで、システムは、簡易な構成で、効率的に被贈答者へのギフト候補を選択することができ、かつ、被贈答者の満足度も向上させることができる。

なお、前記した実施形態において各被贈答者の属性情報は、贈答者の端末装置２０Ａ側で保持していてもよい。この場合、ギフトの贈答者の端末装置２０Ａは、各被贈答者の属性情報を記憶部に保持する。また、端末装置２０Ａは、各被贈答者の属性情報をギフト候補選択サーバ１０に送信する送信部と、ギフト候補選択サーバ１０から送信されたギフト候補を表示するギフト候補表示部と、表示されたギフト候補の中から、被贈答者の端末装置２０Ｂへ送信するギフト候補の選択入力を受け付け、選択されたギフト候補をギフト候補選択サーバ１０へ送信する第３のギフト候補送信部とを備える。なお、上記の各部は、例えば、端末装置２０Ａにインストールされるアプリケーションの実行処理により実現される。また、ギフト候補選択サーバ１０のギフト候補選択部１３２が被贈答者に対応するギフト候補を選択する際には、商品情報ＤＢ１２１のギフト情報と、ギフトの贈答者の端末装置２０Ａから送信された被贈答者の属性情報とを参照し、選択する。

［プログラム］
また、上記の実施形態で述べたギフト候補選択サーバ１０の機能を実現するプログラムを所望の情報処理装置（コンピュータ）にインストールすることによって実装できる。例えば、パッケージソフトウェアやオンラインソフトウェアとして提供される上記のプログラムを情報処理装置に実行させることにより、情報処理装置をギフト候補選択サーバ１０として機能させることができる。ここで言う情報処理装置には、デスクトップ型またはノート型のパーソナルコンピュータ、ラック搭載型のサーバコンピュータ等が含まれる。また、その他にも、情報処理装置にはスマートフォン、携帯電話機やＰＨＳ（Personal Handyphone System）等の移動体通信端末、さらには、ＰＤＡ（Personal Digital Assistants）等がその範疇に含まれる。また、ギフト候補選択サーバ１０を、クラウドサーバに実装してもよい。

図６を用いて、上記のプログラム（ギフト候補選択プログラム）を実行するコンピュータの一例を説明する。図６に示すように、コンピュータ１０００は、例えば、メモリ１０１０と、ＣＰＵ１０２０と、ハードディスクドライブインタフェース１０３０と、ディスクドライブインタフェース１０４０と、シリアルポートインタフェース１０５０と、ビデオアダプタ１０６０と、ネットワークインタフェース１０７０とを有する。これらの各部は、バス１０８０によって接続される。

メモリ１０１０は、ＲＯＭ（Read Only Memory）１０１１およびＲＡＭ（Random Access Memory）１０１２を含む。ＲＯＭ１０１１は、例えば、ＢＩＯＳ（Basic Input Output System）等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース１０３０は、ハードディスクドライブ１０９０に接続される。ディスクドライブインタフェース１０４０は、ディスクドライブ１１００に接続される。ディスクドライブ１１００には、例えば、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が挿入される。シリアルポートインタフェース１０５０には、例えば、マウス１１１０およびキーボード１１２０が接続される。ビデオアダプタ１０６０には、例えば、ディスプレイ１１３０が接続される。

ここで、図６に示すように、ハードディスクドライブ１０９０は、例えば、ＯＳ１０９１、アプリケーションプログラム１０９２、プログラムモジュール１０９３およびプログラムデータ１０９４を記憶する。前記した実施形態で説明した各情報は、例えばハードディスクドライブ１０９０やメモリ１０１０に装備される。

そして、ＣＰＵ１０２０が、ハードディスクドライブ１０９０に記憶されたプログラムモジュール１０９３やプログラムデータ１０９４を必要に応じてＲＡＭ１０１２に読み出して、上述した各手順を実行する。

なお、上記のギフト候補選択プログラムに係るプログラムモジュール１０９３やプログラムデータ１０９４は、ハードディスクドライブ１０９０に記憶される場合に限られず、例えば、着脱可能な記憶媒体に記憶されて、ディスクドライブ１１００等を介してＣＰＵ１０２０によって読み出されてもよい。あるいは、上記のプログラムに係るプログラムモジュール１０９３やプログラムデータ１０９４は、ＬＡＮやＷＡＮ（Wide Area Network）等のネットワークを介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース１０７０を介してＣＰＵ１０２０によって読み出されてもよい。

１０ ギフト候補選択サーバ
２０ 端末装置
３０ ギフト発送サーバ
１１ 入出力部
１２ 記憶部
１３ 制御部
１２１ 商品情報ＤＢ
１２２ ユーザ情報ＤＢ
１２３ イベント情報
１３１ タスク管理部
１３２ ギフト候補選択部
１３３ レコメンドエンジン
１３４ ギフト候補確定部
１３５ ギフト候補送信部
１３６ ギフト選択受信部
１３７ ギフト通知部

Claims (7)

1. 被贈答者のギフト候補を選択するギフト候補選択サーバであって、
   ギフトの情報を示したギフト情報と、各被贈答者の属性情報とを記憶する記憶部と、
   前記被贈答者の属性情報と、前記ギフト情報とを参照して、前記被贈答者に対応したギフト候補を選択するギフト候補選択部と、
   前記選択したギフト候補を贈答者の端末装置へ送信する第１のギフト候補送信部と、
   前記送信したギフト候補のうち、前記贈答者の端末装置により選択されたギフト候補を、前記被贈答者の端末装置へ送信する第２のギフト候補送信部と、
   を備えることを特徴とするギフト候補選択サーバ。
2. 前記ギフト情報は、前記ギフトの価格の情報を含み、
   前記ギフト候補選択部は、前記被贈答者に対応するギフト候補を選択する際、さらに、前記ギフト情報に含まれる前記ギフトの価格を参照し、前記被贈答者へのギフトが所定の予算内になるよう選択する
   ことを特徴とする請求項１に記載のギフト候補選択サーバ。
3. 前記被贈答者の属性情報は、前記被贈答者の記念日の情報をさらに含み、
   前記被贈答者の記念日、または、予め登録されたギフトイベントの時期に、贈答者の端末装置により前記被贈答者へのギフト候補が選択されていない場合、前記贈答者の端末装置に所定の通知を行うタスク管理部
   をさらに備えることを特徴とする請求項１に記載のギフト候補選択サーバ。
4. 前記第１のギフト候補送信部が、前記被贈答者のギフト候補を前記贈答者の端末装置へ送信した後、前記贈答者の端末装置から、前記ギフト候補のうちいずれかのギフト候補について不適当である旨の情報を受信した場合、
   前記ギフト候補選択部は、前記被贈答者の属性情報と、前記ギフト情報とを参照して、前記不適当と判断されたギフト候補を別のギフト候補に入れ替えることにより前記被贈答者に対応したギフト候補の選択を行う
   ことを特徴とする請求項１に記載のギフト候補選択サーバ。
5. 被贈答者のギフト候補を選択するギフト候補選択サーバにより実行されるギフト候補選択方法であって、
   前記被贈答者の属性情報と、ギフト情報とを参照して、前記被贈答者に対応したギフト候補を選択する工程と、
   前記選択したギフト候補を贈答者の端末装置へ送信する工程と、
   前記送信したギフト候補のうち、前記贈答者の端末装置により選択されたギフト候補を、前記被贈答者の端末装置へ送信する工程と、
   を含むことを特徴とするギフト候補選択方法。
6. 被贈答者のギフト候補を選択するギフト候補選択サーバと、ギフトの贈答者の端末装置と、前記被贈答者の端末装置とを備えるギフト候補選択システムであって、
   前記ギフト候補選択サーバは、
   ギフトの情報を示したギフト情報と、各被贈答者の属性情報とを記憶する記憶部と、
   前記被贈答者の属性情報と、前記ギフト情報とを参照して、前記被贈答者に対応したギフト候補を選択するギフト候補選択部と、
   前記選択したギフト候補を前記ギフトの贈答者の端末装置へ送信する第１のギフト候補送信部と、
   前記送信したギフト候補のうち、前記ギフトの贈答者の端末装置により選択されたギフト候補を、前記被贈答者の端末装置へ送信する第２のギフト候補送信部と
   を備えることを特徴とするギフト候補選択システム。
7. 被贈答者のギフト候補を選択するギフト候補選択サーバと、ギフトの贈答者の端末装置と、前記被贈答者の端末装置とを備えるギフト候補選択システムであって、
   前記ギフト候補選択サーバは、
   ギフトの情報を示したギフト情報と、前記ギフトの贈答者の端末装置から取得した被贈答者の属性情報とを参照して、前記被贈答者に対応したギフト候補を選択するギフト候補選択部と、
   前記選択したギフト候補を前記ギフトの贈答者の端末装置へ送信する第１のギフト候補送信部と、
   前記送信したギフト候補のうち、前記ギフトの贈答者の端末装置により選択されたギフト候補を、前記被贈答者の端末装置へ送信する第２のギフト候補送信部と、
   を備え、
   前記ギフトの贈答者の端末装置は、
   各被贈答者の属性情報を記憶する記憶部と、
   前記各被贈答者の属性情報を前記ギフト候補選択サーバに送信する送信部と、
   前記ギフト候補選択サーバから送信されたギフト候補を表示するギフト候補表示部と、
   前記表示されたギフト候補の中から、前記被贈答者の端末装置へ送信するギフト候補の選択入力を受け付け、前記選択されたギフト候補を前記ギフト候補選択サーバへ送信する第３のギフト候補送信部と、
   を備えることを特徴とするギフト候補選択システム。

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