JP2015117810A - 骨格用自在継ぎ手 - Google Patents
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Abstract
Description
農業用パイプハウスや建設用足場などのように、各種クランプ部品などを用いて複数本の金属製単管パイプ同士を組み合せ、目的に応じた構造の骨格枠を設営するものは、設置対象の敷地形状や面積、ハウスや足場などの地上高、屋根型や丸型、平張り型などの各種ハウス形状や、くさび緊結式、枠組式、単管パイプなどの足場形式など、各種骨格形状に応じて金属製パイプ同士の接続角度の調節を要する箇所が多く、このように角度調節を必要とする箇所には、一般に、金属製パイプとは別の部品からなり、固定角度に応じて複数種類有る中から適宜選択した固定角度専用のジョイント部品を、該当するパイプの交叉部分に装着して固定するか、または、各パイプの交叉箇所夫々に、角度変更調節機構を共有して一体化したジョイントやクランプ用の外装パーツを装着し、パイプの交叉箇所にて双方の外装パーツ間の角度変更調節機構を調整し、付属のボルト・ナットなどを用いて確りと締め付け、固定するようにしたものがある。
こうした状況を反映し、その打開策となるような提案もこれまでに散見されない訳ではない。
例えば、下記の特許文献1(1)に提案されているものに代表されるように、横方向パイプの中途適所に対して着脱自在に外装可能な自在クランプを設け、該自在クランプの適所に、縦方向パイプの先端に差込可能な外径とした短尺柱の基端を熔接し、該短尺柱の先端を縦方向パイプの先端に差し込み、該縦方向パイプおよび短尺柱を直径方向に貫通する締付用ボルト・ナットで締め付け、仮固定可能とし、従来型のパイプ同士の軸心を交叉させず、重ね合わせるよう連結していたクランプ部品とは異なり、パイプ軸心同士を同一平面上で交叉さるよう組立て可能にし、未経験者であっても容易に設営可能としたものや、同特許文献1(2)に見られるような、弧状凹部を有する固定受け部材を設け、該固定受け部材の一端に、他端にナット受け座を設けた弧状凹部を有する可動受け部材の一端を、ピンを介して回動自在に連結し、該固定受け部材の他端には、先端がわに可動受け部材のナット受け座に着脱可能な緊締ナットを螺着した緊締ボルトの基端を回動自在に設け、該緊締ボルトを、固定受け部材に挿通するボルト部材とこれに螺合するナット部材とによって取付け、該緊締ボルトを交換可能なものとし、より経済的な利用を実現化したクランプ金具などが散見される。
上述したとおり、従前までに提案のある単管パイプ同士を所望の角度で連結する技術には、2本の単管パイプの端部同士を突き合わせ状に組み合わせるよう簡単に接続する技術は存在せず、単管パイプ同士を重ね合わせるよう連結しなければならないから、単管パイプ同士の軸心をオフセットさせて組み立てる必要があり、初心者には設営が困難なものとなっており、また、金属製単管パイプとは別体のクランプ部品類を使用する場合には、別部品であるクランプ類を単管パイプ同士の連結部毎、個別に組み込まなければならず、設営や撤去作業の効率を悪化させる原因となっていたばかりでなく、ボルト・ナットの多用による締付部分の緩みや締め付け忘れなどを生じる虞がある上、未経験者や未熟練者などが単独や少人数で設営や撤去作業を行うと、さらに作業効率が悪化し、正確な設営や安全性の確保が困難なものになってしまうという欠点が残るものであり、本願出願人は、永年、様々な利用者に対して柔軟に対応し、設営効率の高い農業用パイプハウスや建設用足場などの部品類の開発、提供に携わって来た経験を有しており、そうした中から得られた様々な知見、およびユーザーからの情報などに基づき、設営効率を格段に高めるのは勿論のこと、設営未経験者であっても、正確且つ安全に組み立てることができる金属製パイプの接続技術を実現可能とするための構成につき、更なる改善の可能性を痛感するに至ったものである。
そこで、この発明は、煩雑なクランプ部品の組み込みを不要とし、未経験者であっても正確且つ安全に、しかも効率的に農業用パイプハウスや建設用足場などを設営可能とする新たな、簡易建屋などの設営技術の開発はできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造の骨格用自在継ぎ手を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明の骨格用自在継ぎ手は、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、互いの軸心延長線を交叉するよう接続する中の一方の骨格用縦棒体の少なくとも一端に対し、所定長の短管状中央スリーブの両端間中央外壁を、該縦棒体の軸心に直交且つ水平姿勢とするよう一体化した央部連接管を設け、互いの軸心延長線を交叉するよう接続する中の他方の骨格用縦棒体の少なくとも一端外周縁から遠心方向に向け、所定長のガイド枠1本か、または180°の開き角度をつけた2本かの何れか一方を、該縦棒体の軸心に直交且つ水平姿勢とするよう延伸、一体化し、該縦棒体の少なくとも一端外周縁から延伸した1本のガイド枠先端寄りか、または2本のガイド枠先端寄り夫々かの何れか一方に対し、該縦棒体の少なくとも一端に組み合わせる前記中央スリーブの長さ寸法分を除いた遠心箇所に、夫々前記中央スリーブと同じ内径とした端スリーブの外壁を、該縦棒体の軸心に直交且つ水平姿勢とするよう一体化した端部連接管を設けた上、当該他方の骨格用縦棒体端部連接管のガイド枠に当該一方の骨格用縦棒体央部連接管の中央スリーブ外周壁を接し、当該一方の骨格用縦棒体央部連接管の中央スリーブの一端がわか、または両端がわかの何れか一方に、当該他方の骨格用縦棒体端部連接管の各端スリーブを水平且つ同心状に列するよう組み合わせると共に、前記中央スリーブおよび各端スリーブを貫くよう骨格用梁を兼ねる軸梁を緩挿するよう連結してなるものとした構成を要旨とする骨格用自在継ぎ手である。
骨格用縦棒体は、その複数本の組合せにより、設営対象の簡易的建屋の骨格を造る機能を担い、より具体的には、農業用パイプハウスや建設用足場のような仮設建屋類の骨格中、縦方向に長い柱状部品として利用可能にするものであって、支柱状、筋交い状や垂木状などの各種骨格部分になる部品とすることができ、この発明の骨格用自在継ぎ手には、少なくとも2本を一対とした組合せのものとしなければならず、一方の骨格用縦棒体の少なくとも一端に央部連接管を、また、これと対をなす他方の骨格用縦棒体の少なくとも一端に端部連接管を、夫々設けたものとしなければならず、後述する実施例に示すように、亜鉛鍍金鋼管製のものとすることができる外、ステンレス鋼、アルミニウム合金、銅合金、チタン合金、その他の金属製、または、合成樹脂製、木製、各種複合素材製、または複数種類の素材を組み合わせたパイプや棒状体とすることが可能であり、中途適所を折曲したり、湾曲したり、捩り、膨出その他の変形を加えたものとするなど、必要に応じて自由に形状設定したものとすることができる。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
以上のとおりの構成からなるこの発明を代表する骨格用自在継ぎ手1は、図1、図10、図11および図21に示しているように、一方の単管パイプ2央部連接管3のガイド枠30に他方の単管パイプ4端部連接管5の端スリーブ53外周壁を接し、且つ、当該他方の単管パイプ4端部連接管5のガイド枠50に当該一方の単管パイプ2央部連接管3の中央スリーブ32外周壁を接し、当該一方の単管パイプ2央部連接管3の中央スリーブ32の一端がわに、当該他方の単管パイプ4端部連接管5の端スリーブ53を水平且つ同心状に列するよう組み合せると共に、当該一方の単管パイプ2央部連接管3の中央スリーブ32か、または、当該他方の単管パイプ4端部連接管5の端スリーブ53かの何れか一方から、同何れか他方に貫くよう、骨格用梁を兼ねる軸梁6を緩挿し、前記中央スリーブ32と端スリーブ53とが互いに同一水平軸心上に回動自在となり、図21の実線矢印に示すように、単管パイプ2,4同士間の姿勢角度を適宜調節可能にするものとなり、図31中のA二点鎖線円に示すように、当該骨格用自在継ぎ手1を一端または両端に組み込んだ単管パイプ2,4を利用することによって、未経験者であってもパイプハウスPをより簡単に組み立てることが可能となる。
以上のとおりの構成からなるこの発明の骨格用自在継ぎ手1は、図12ないし図21に示すように、一方の単管パイプ2央部連接管3のガイド枠30に他方の単管パイプ4端部連接管5の各端スリーブ53,53外周壁を接し、且つ、当該他方の単管パイプ4端部連接管5のガイド枠50に当該一方の単管パイプ2央部連接管3の中央スリーブ32外周壁を接し、当該一方の単管パイプ2央部連接管3の中央スリーブ32の両端がわに、当該他方の単管パイプ4端部連接管5の各端スリーブ53,53を水平且つ同心状に列するよう組合せると共に、当該他方の単管パイプ4端部連接管5の何れか一方の端スリーブ53から、当該一方の単管パイプ2央部連接管3の中央スリーブ32を貫くよう、骨格用梁を兼ねる軸梁6を緩挿し、前記中央スリーブ32と各端スリーブ53,53とが互いに同一水平軸心上に回動自在となり、互いの姿勢角度を適宜調節可能にするものとなり、図22ないし図30に示すように、略樋形状のガイド枠50を設けた場合に、該ガイド枠50の適所に干渉回避用凹欠部52,52を設けることにより、一方の単管パイプ2との干渉を回避して、単管パイプ2,4相互間の姿勢調節角度範囲を広く確保することができ、図31中のB二点鎖線円に示すように、当該骨格用自在継ぎ手1を一端または両端に組み込んだ単管パイプ2,4を利用することによって、未経験者であってもパイプハウスPをより簡単に組み立てることができる。
叙述の如く、この発明の骨格用自在継ぎ手は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からの別体のクランプ部品を組み込む技術に比較して、設営作業の効率を大幅に高め、軽量且つ低廉化して遥かに経済的なものとすることができる上、棒状骨格部品同士の軸心延長線を交叉するよう接続可能としたから、単管パイプの組立に不慣れな未経験者であっても簡単、正確、安全且つ効率的に設営することができ、従前までは熟練していないと正確に設営するのが困難であったり、安全に組み立てることが難しかったりしたが、こうした課題を悉く解決し、初心者であっても効率的且つ容易に設営することができるものとなり、ハウス栽培農家や農業用資材業界、および、建築業界や建築資材業界はもとより、家庭菜園や簡易倉庫、日曜大工用の足場、その他の仮設施設など、各種骨格部品の組み立てを必要とする一般家庭や、資材および部品流通業界においても高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
2 一方の単管パイプ(骨格用縦棒体)
3 央部連接管
30 同 ガイド枠
31 同 直径結合部
32 中央スリーブ
4 単管パイプ(骨格用縦棒体)
5 端部連接管
50 同 ガイド枠
51 同 直径結合部
52 同 干渉回避用凹欠部
53 同 端スリーブ
6 軸梁6(骨格用梁を兼ねる)
P パイプハウス
Claims (8)
- 互いの軸心延長線を交叉するよう接続する中の一方の骨格用縦棒体の少なくとも一端に対し、所定長の短管状中央スリーブの両端間中央外壁を、該縦棒体の軸心に直交且つ水平姿勢とするよう一体化した央部連接管を設け、互いの軸心延長線を交叉するよう接続する中の他方の骨格用縦棒体の少なくとも一端外周縁から遠心方向に向け、所定長のガイド枠1本か、または180°の開き角度をつけた2本かの何れか一方を、該縦棒体の軸心に直交且つ水平姿勢とするよう延伸、一体化し、該縦棒体の少なくとも一端外周縁から延伸した1本のガイド枠先端寄りか、または2本のガイド枠先端寄り夫々かの何れか一方に対し、該縦棒体の少なくとも一端に組み合わせる前記中央スリーブの長さ寸法分を除いた遠心箇所に、夫々前記中央スリーブと同じ内径とした端スリーブの外壁を、該縦棒体の軸心に直交且つ水平姿勢とするよう一体化した端部連接管を設けた上、当該他方の骨格用縦棒体端部連接管のガイド枠に当該一方の骨格用縦棒体央部連接管の中央スリーブ外周壁を接し、当該一方の骨格用縦棒体央部連接管の中央スリーブの一端がわか、または両端がわかの何れか一方に、当該他方の骨格用縦棒体端部連接管の各端スリーブを水平且つ同心状に列するよう組み合わせると共に、前記中央スリーブおよび各端スリーブを貫くよう骨格用梁を兼ねる軸梁を緩挿するよう連結してなるものとしたことを特徴とする骨格用自在継ぎ手。
- 互いの軸心延長線を交叉するよう接続する中の一方の骨格用縦棒体の少なくとも一端に対し、所定長の短管状中央スリーブの両端間中央外壁を、該縦棒体の軸心に直交且つ水平姿勢とするよう一体化した央部連接管を設け、互いの軸心延長線を交叉するよう接続する中の他方の骨格用縦棒体の少なくとも一端外周縁から遠心方向に向け、所定長のガイド枠1本か、または180°の開き角度をつけた2本かの何れか一方を、該縦棒体の軸心に直交且つ水平姿勢とするよう延伸、一体化し、該縦棒体の少なくとも一端外周縁から延伸した1本のガイド枠先端寄りか、または2本のガイド枠先端寄り夫々かの何れか一方に対し、該縦棒体の少なくとも一端に組み合わせる前記中央スリーブの長さ寸法分を除いた遠心箇所に、夫々前記中央スリーブと同じ内径とした端スリーブの外壁を、該縦棒体の軸心に直交且つ水平姿勢とするよう一体化した端部連接管を設けた上、当該他方の骨格用縦棒体端部連接管のガイド枠に当該一方の骨格用縦棒体央部連接管の中央スリーブ外周壁を接し、当該一方の骨格用縦棒体央部連接管の中央スリーブの一端がわか、または両端がわかの何れか一方に、当該他方の骨格用縦棒体端部連接管の各端スリーブを水平且つ同心状に列するよう組み合わせると共に、前記中央スリーブおよび各端スリーブを貫くよう骨格用梁を兼ねる軸梁を緩挿し、前記中央スリーブと各端スリーブとが互いに同一水平軸心上に回動自在となり、接続した骨格用縦棒体同士間の姿勢角度を適宜調節可能とするよう連結してなるものとしたことを特徴とする骨格用自在継ぎ手。
- 互いの軸心延長線を交叉するよう接続する中の一方の骨格用縦棒体の少なくとも一端外周縁から遠心方向に向け、所定長のガイド枠1本か、または180°の開き角度をつけた2本かの何れか一方を、該縦棒体の軸心に直交且つ水平姿勢とするよう延伸、一体化するようにし、該縦棒体の少なくとも一端に対し、短管状であって端部が、各ガイド枠先端よりも骨格用縦棒体軸心寄りとなるよう長さ設定した中央スリーブの両端間中央外壁を、該縦棒体の軸心に直交且つ水平姿勢とするよう一体化した央部連接管を設け、互いの軸心延長線を交叉するよう接続する中の他方の骨格用縦棒体の少なくとも一端外周縁から、遠心方向に向け、所定長のガイド枠1本か、または180°の開き角度をつけた2本かの何れか一方を、該縦棒体の軸心に直交且つ水平姿勢とするよう延伸、一体化し、該縦棒体の少なくとも一端外周縁から延伸した1本のガイド枠先端寄りか、または、2本のガイド枠先端寄り夫々かの何れか一方に対し、該縦棒体の少なくとも一端に組み合わせる前記中央スリーブの長さ寸法分を除いた遠心箇所に、夫々前記中央スリーブと同じ内径とした端スリーブの外壁を、該縦棒体の軸心に直交且つ水平姿勢とするよう一体化した端部連接管を設けた上、当該一方の骨格用縦棒体央部連接管のガイド枠に他方の骨格用縦棒体端部連接管の各端スリーブ外周壁を接し、且つ、当該他方の骨格用縦棒体端部連接管のガイド枠に当該一方の骨格用縦棒体央部連接管の中央スリーブ外周壁を接し、当該一方の骨格用縦棒体央部連接管の中央スリーブの一端がわか、または両端がわかの何れか一方に、当該他方の骨格用縦棒体端部連接管の各端スリーブを水平且つ同心状に列するよう組み合わせると共に、前記中央スリーブおよび各端スリーブを貫くよう骨格用梁を兼ねる軸梁を緩挿するよう連結してなるものとしたことを特徴とする骨格用自在継ぎ手。
- 互いの軸心延長線を交叉するよう接続する中の一方の骨格用縦棒体の少なくとも一端外周縁から遠心方向に向け、所定長のガイド枠1本を該縦棒体の軸心に直交且つ水平姿勢とするよう延伸、一体化し、該縦棒体の少なくとも一端に対し、短管状であって端部が、各ガイド枠先端よりも骨格用縦棒体軸心寄りとなるよう長さ設定した中央スリーブの両端間中央外壁を、該縦棒体の軸心に直交且つ水平姿勢とするよう一体化した央部連接管を設け、互いの軸心延長線を交叉するよう接続する中の他方の骨格用縦棒体の少なくとも一端外周縁から遠心方向に向け、所定長のガイド枠1本を、該縦棒体の軸心に直交且つ水平姿勢とするよう延伸、一体化し、該縦棒体の少なくとも一端外周縁から延伸した1本のガイド枠先端寄りに対し、該縦棒体の少なくとも一端に組み合わせる前記中央スリーブの長さ寸法分を除いた遠心箇所に、前記中央スリーブと同じ内径とした端スリーブの外壁を、該縦棒体の軸心に直交且つ水平姿勢とするよう一体化した端部連接管を設けた上、当該一方の骨格用縦棒体央部連接管のガイド枠に他方の骨格用縦棒体端部連接管の端スリーブ外周壁を接し、且つ、当該他方の骨格用縦棒体端部連接管のガイド枠に当該一方の骨格用縦棒体央部連接管の中央スリーブ外周壁を接し、当該一方の骨格用縦棒体央部連接管の中央スリーブの一端がわに、当該他方の骨格用縦棒体端部連接管の端スリーブを水平且つ同心状に列するよう組み合わせると共に、当該一方の骨格用縦棒体央部連接管の中央スリーブか、または当該他方の骨格用縦棒体端部連接管の端スリーブかの何れか一方から同何れか他方に貫くよう、骨格用梁を兼ねる軸梁を緩挿するよう連結してなるものとしたことを特徴とする骨格用自在継ぎ手。
- 互いに接続する中の一方の骨格用縦棒体の少なくとも一端外周縁から遠心方向に向け、180°の開き角度をつけた2本の所定長のガイド枠を、該縦棒体の軸心に直交且つ水平姿勢とするよう延伸、一体化し、該縦棒体の少なくとも一端に対し、短管状であって端部が、各ガイド枠先端よりも骨格用縦棒体軸心寄りとなるよう長さ設定した中央スリーブの両端間中央外壁を、該縦棒体の軸心に直交且つ水平姿勢とするよう一体化した央部連接管を設け、互いの軸心延長線を交叉するよう接続する中の他方の骨格用縦棒体の少なくとも一端外周縁から遠心方向に向け、180°の開き角度をつけた2本の所定長のガイド枠を、該縦棒体の軸心に直交且つ水平姿勢とするよう延伸、一体化し、該縦棒体の少なくとも一端外周縁から延伸した2本のガイド枠先端寄り夫々に対し、該縦棒体の少なくとも一端に組み合わせる前記中央スリーブの長さ寸法分を除いた遠心箇所に、夫々前記中央スリーブと同じ内径とした各端スリーブの外壁を、該縦棒体の軸心に直交且つ水平姿勢とするよう一体化した端部連接管を設けた上、当該一方の骨格用縦棒体央部連接管のガイド枠に他方の骨格用縦棒体端部連接管の各端スリーブ外周壁を接し、且つ、当該他方の骨格用縦棒体端部連接管の各ガイド枠に当該一方の骨格用縦棒体央部連接管の中央スリーブ外周壁を接し、当該一方の骨格用縦棒体央部連接管の中央スリーブの両端がわに、当該他方の骨格用縦棒体端部連接管の各端スリーブを夫々水平且つ同心状に列するよう組み合わせると共に、当該他方の骨格用縦棒体端部連接管の少なくとも何れか一方の端スリーブから、当該一方の骨格用縦棒体央部連接管の中央スリーブに達するか、他方の端スリーブに達するか、または、一方の端スリーブ、中央スリーブおよび他方の端スリーブを貫くかの何れか1つとするよう、骨格用梁を兼ねる軸梁を緩挿するよう連結してなるものとしたことを特徴とする骨格用自在継ぎ手。
- 各ガイド枠が、骨格用縦棒体端の直径に沿って掛け渡し一体化する直径結合部を有するものとした、請求項1ないし5何れか一記載の骨格用自在継ぎ手。
- 各ガイド枠が、角度調節する骨格用縦棒体との緩衝を回避可能とするよう、骨格用縦棒体、中央スリーブおよび端スリーブの各外径寸法より、充分に小さな外径に設定した細い直線棒状体からなるものとした、請求項1ないし6何れか一記載の骨格用自在継ぎ手。
- 各骨格用縦棒体が、農業用パイプハウス、または、建設用足場などに利用可能な構造用金属製単管パイプからなるものとした、請求項1ないし7何れか一記載の骨格用自在継ぎ手。
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