JP3147148U - 組立て足場用フレーム - Google Patents
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Abstract
【課題】組立てや搬送の際の作業性を良好にできると共に、組立て足場全体の強度も高めることができる組立て足場用フレームを提供する。
【解決手段】600mm以上1800mm以下の間隔Sを有して平行に配置され、高さHが1600mm以上2500mm以下の対となるパイプ状の第1、第2の主柱部材11,12と、この各上部にその両端部が取付けられた横架部材13と、第1の主柱部材11と横架部材13にその両端部が取付けられた第1の補強部材14と、第2の主柱部材12と横架部材13にその両端部が取付けられた第2の補強部材15とを有し、第1、第2の主柱部材11,12の上側及び下側に、梁部材の取付け脚、足場部材の取付け脚、又は筋交いの端に折れ曲がって設けられた取付け脚が上から嵌入して掛止可能な断面コ字状の取付け金具16〜18が設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】600mm以上1800mm以下の間隔Sを有して平行に配置され、高さHが1600mm以上2500mm以下の対となるパイプ状の第1、第2の主柱部材11,12と、この各上部にその両端部が取付けられた横架部材13と、第1の主柱部材11と横架部材13にその両端部が取付けられた第1の補強部材14と、第2の主柱部材12と横架部材13にその両端部が取付けられた第2の補強部材15とを有し、第1、第2の主柱部材11,12の上側及び下側に、梁部材の取付け脚、足場部材の取付け脚、又は筋交いの端に折れ曲がって設けられた取付け脚が上から嵌入して掛止可能な断面コ字状の取付け金具16〜18が設けられている。
【選択図】図1
Description
本考案は、建築現場等で使用する組立て足場用フレームに係り、更に詳細には、家屋等の低層建築物を工事(例えば、建築、補修)するに際し、その側方に組立てて使用する組立て足場のフレームに関する。
従来、低層建築物の工事には、金属製の組立て足場(一側足場ともいう)が使用されている。
この組立て足場には、所定間隔で一列に立設する主柱部材と、この主柱部材にクランプによって固着されるブラケットと、隣り合うブラケット間に架け渡す足場板と、この足場板の上方の隣り合う主柱部材にクランプによって連結した手摺りを有するものがある(例えば、特許文献1参照)。
この組立て足場には、所定間隔で一列に立設する主柱部材と、この主柱部材にクランプによって固着されるブラケットと、隣り合うブラケット間に架け渡す足場板と、この足場板の上方の隣り合う主柱部材にクランプによって連結した手摺りを有するものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、前記従来の組立て足場は、各部品が分離されており、組立てに際しては、各部品をクランプ等を用いて連結する必要があるため、組立ての際の作業性が悪く、組立てに時間を要していた。また、このように、組立て足場は、多くの部品が分離された構造であるため、これらを搬送する際には、手間を要していた。
なお、このように、各部品を連結して組立てる足場は、全体の強度を高めるため、隣り合う主柱部材に筋交いを入れることが好ましいが、従来の組立て足場には、筋交いを取付けるための手段がなかった。
なお、このように、各部品を連結して組立てる足場は、全体の強度を高めるため、隣り合う主柱部材に筋交いを入れることが好ましいが、従来の組立て足場には、筋交いを取付けるための手段がなかった。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたもので、組立てや搬送の際の作業性を良好にできると共に、組立て足場全体の強度も高めることができる組立て足場用フレームを提供することを目的とする。
前記目的に沿う本考案に係る組立て足場用フレームは、600mm以上1800mm以下の間隔を有して平行に配置され、高さが1600mm以上2500mm以下の対となるパイプ状の第1、第2の主柱部材と、
前記第1、第2の主柱部材の上部にその両端部が取付けられた横架部材と、
前記第1の主柱部材と前記横架部材とに、その両端部が取付けられ、前記第1の主柱部材と前記横架部材との取付け角度を維持する第1の補強部材と、
前記第2の主柱部材と前記横架部材とに、その両端部が取付けられ、前記第2の主柱部材と前記横架部材との取付け角度を維持する第2の補強部材とを有し、
前記第1、第2の主柱部材の少なくとも上側及び下側に、梁部材の取付け脚、足場部材の取付け脚、又は筋交いの端に折れ曲がって設けられた取付け脚が上から嵌入して掛止可能な断面コ字状の取付け金具が設けられている。
前記第1、第2の主柱部材の上部にその両端部が取付けられた横架部材と、
前記第1の主柱部材と前記横架部材とに、その両端部が取付けられ、前記第1の主柱部材と前記横架部材との取付け角度を維持する第1の補強部材と、
前記第2の主柱部材と前記横架部材とに、その両端部が取付けられ、前記第2の主柱部材と前記横架部材との取付け角度を維持する第2の補強部材とを有し、
前記第1、第2の主柱部材の少なくとも上側及び下側に、梁部材の取付け脚、足場部材の取付け脚、又は筋交いの端に折れ曲がって設けられた取付け脚が上から嵌入して掛止可能な断面コ字状の取付け金具が設けられている。
本考案に係る組立て足場用フレームにおいて、前記第1、第2の主柱部材の少なくとも上側及び下側には、それぞれ3個の前記取付け金具を有し、該3個の取付け金具は、同一高さ位置に180度位置に対向して設けられた対となる取付け金具と、該対となる取付け金具に対して90度位置の上又は下に設けられた第3の取付け金具で構成され、しかも該第3の取付け金具の取付け箇所は、前記第1、第2の主柱部材への前記横架部材の取付け位置に対して反対側位置であることが好ましい。
本考案に係る組立て足場用フレームにおいて、前記3個の取付け金具の群は、前記第1、第2の主柱部材の高さ方向に等ピッチで2箇所、3箇所、又は4箇所以上取付けられていることが好ましい。
本考案に係る組立て足場用フレームにおいて、前記第1、第2の主柱部材の上端部及び下端部には、他の柱部材を連結するジョイント部材、又は柱部材の下部に設けられているジョイント部が嵌め込み可能となっており、高さ方向に多段に連結可能であることが好ましい。
本考案に係る組立て足場用フレームは、第1、第2の主柱部材、横架部材、第1、第2の補強部材、及び取付け金具を一体構造で構成し、しかも梁部材、足場部材、又は筋交いの取付け脚を取付け金具に掛止できるので、組立て足場の組立てに際しては、クランプ等を用いる必要がない。このため、組立ての際の作業性が良好であり、また組立て時間の短縮も図れる。
また、このように、組立て足場を構成する部品の多くを一体構造とするため、これらを搬送する際の作業性も良好である。
更に、第1、第2の主柱部材には取付け金具が設けられているので、梁部材又は筋交いの取付け脚を容易に掛止でき、簡単な構成で組立て足場全体の強度を高めることができる。
また、このように、組立て足場を構成する部品の多くを一体構造とするため、これらを搬送する際の作業性も良好である。
更に、第1、第2の主柱部材には取付け金具が設けられているので、梁部材又は筋交いの取付け脚を容易に掛止でき、簡単な構成で組立て足場全体の強度を高めることができる。
また、3個の取付け金具を、同一高さ位置に180度位置に対向して設けられた対となる取付け金具と、これに対して90度位置の上又は下に設けられた第3の取付け金具で構成する場合は、例えば、隣り合う主柱部材間に足場部材を取付ける際に、足場部材同士を互いに干渉させることなく、主柱部材間に水平に取付けることができる。
そして、3個の取付け金具の群を、第1、第2の主柱部材の高さ方向に等ピッチで取付ける場合は、梁部材、足場部材、又は筋交いの取付け高さ位置を、組立て足場の設置状況に応じて、容易に変更できる。
更に、第1、第2の主柱部材の上端部及び下端部に、他の柱部材を連結するジョイント部材、又は柱部材の下部に設けられているジョイント部が嵌め込み可能で、高さ方向に多段に連結可能である場合は、簡単な構成で、組立て足場の高さ調整ができる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施の形態につき説明し、本考案の理解に供する。
ここで、図1は本考案の一実施の形態に係る組立て足場用フレームの正面図、図2(A)〜(C)はそれぞれ同組立て足場用フレームの主柱部材に設けられた取付け金具の平面図、正面図、側面図、図3は同組立て足場用フレームの使用状態の説明図、図4は同組立て足場用フレームの他の使用状態の説明図である。
ここで、図1は本考案の一実施の形態に係る組立て足場用フレームの正面図、図2(A)〜(C)はそれぞれ同組立て足場用フレームの主柱部材に設けられた取付け金具の平面図、正面図、側面図、図3は同組立て足場用フレームの使用状態の説明図、図4は同組立て足場用フレームの他の使用状態の説明図である。
図1〜図3に示すように、本考案の一実施の形態に係る組立て足場用フレーム(以下、単に足場用フレームともいう)10は、間隔Sを有して平行に配置された対となるパイプ状の第1、第2の主柱部材11、12と、第1、第2の主柱部材11、12の上部にその両端部が取付けられた横架部材13と、第1の主柱部材11と横架部材13とにその両端部が取付けられた第1の補強部材14と、第2の主柱部材12と横架部材13とにその両端部が取付けられた第2の補強部材15とを有し、第1、第2の主柱部材11、12にそれぞれ取付けられた3個の取付け金具16〜18の群とを有する。なお、上記した各主柱部材11、12、横架部材13、及び各補強部材14、15は、機械構造用炭素鋼鋼管(STKM)で構成されているが、これに限定されるものではない。以下、詳しく説明する。
各主柱部材11、12は、組立て足場を組立てるに際し、その下端部にベース金具(図示しない)を取付け、地面に対して立設するものであり、外径が40mm以上60mm以下(本実施の形態では、48.6mm)の範囲内のものである。
この各主柱部材11、12の高さ(全長)Hは、1600mm以上2500mm以下(好ましくは、下限が1700mm、上限が2000mm)の範囲内である。
各主柱部材11、12の上部、例えば各主柱部材11、12の上端から、5mm以上100mm以下の範囲内には、横架部材13の両端部がそれぞれ溶接で固定され、各主柱部材11、12の間隔S(横架部材13の長さ)が、600mm以上1800mm以下(好ましくは、下限が700mm、上限が1500mm、更には1200mm)となっている。
この各主柱部材11、12の高さ(全長)Hは、1600mm以上2500mm以下(好ましくは、下限が1700mm、上限が2000mm)の範囲内である。
各主柱部材11、12の上部、例えば各主柱部材11、12の上端から、5mm以上100mm以下の範囲内には、横架部材13の両端部がそれぞれ溶接で固定され、各主柱部材11、12の間隔S(横架部材13の長さ)が、600mm以上1800mm以下(好ましくは、下限が700mm、上限が1500mm、更には1200mm)となっている。
第1の補強部材14は、J字状(逆向きL字状)となった主補助部19と、横架部材13とは平行に配置され、その両端部が主補助部19と主柱部材11にそれぞれ溶接で固定された水平補助部20とで構成されている。また、第2の補助部材15も、逆向きJ字状(L字状)となった主補助部21と、横架部材13とは平行に配置され、その両端部が主補助部21と主柱部材12にそれぞれ溶接で固定された水平補助部22とで構成されている。
このように、各補強部材14、15は、同一形状となっており、対向配置されている。
なお、各補強部材14、15を構成する主補助部19、21の形状は、上記した形状に限定されるものではなく、例えば、直線状となって主柱部材と横架部材との間に斜めに取付けられるものでもよい。
このように、各補強部材14、15は、同一形状となっており、対向配置されている。
なお、各補強部材14、15を構成する主補助部19、21の形状は、上記した形状に限定されるものではなく、例えば、直線状となって主柱部材と横架部材との間に斜めに取付けられるものでもよい。
ここで、補強部材14(補助部材15も同様)の主補助部19の下端部を、主柱部材11に取付ける位置は、主柱部材11の上端から、主柱部材11の高さHの0.6倍以上0.8倍以下の範囲内である。また、主補助部19の上端部を、横架部材13に取付ける位置は、横架部材13の端(主柱部材11との接続位置)から、前記した間隔Sの0.1倍以上0.3倍以下の範囲内である。
そして、補強部材14(補助部材15も同様)の水平補助部20の主柱部材11への取付け箇所は、主柱部材11と横架部材13の接続部と、主柱部材11と主補助部19の接続部の中間位置である。
これにより、各主柱部材11、12と横架部材13との取付け角度を、直角に維持できる。
そして、補強部材14(補助部材15も同様)の水平補助部20の主柱部材11への取付け箇所は、主柱部材11と横架部材13の接続部と、主柱部材11と主補助部19の接続部の中間位置である。
これにより、各主柱部材11、12と横架部材13との取付け角度を、直角に維持できる。
主柱部材11(主柱部材12も同様)には、3個の取付け金具16〜18の群が、主柱部材11の上側から下側へかけて、高さ方向に等ピッチで4箇所に、溶接により取付け固定されている。
図2(A)〜(C)に示すように、対となる第1、第2の取付け金具16、17は、主柱部材11の同一高さ位置に、主柱部材11の軸心を中心として、180度開いた位置に対向して設けられ、第3の取付け金具18は、対となる取付け金具16、17に対して90度位置で、しかも各取付け金具16、17の高さより高い位置に取付けられている。この第3の取付け金具18の取付け箇所は、主柱部材11への横架部材13及び補強部材14の取付け位置に対して反対側位置(180度位置)である。
なお、第3の取付け金具18は、第1、第2の取付け金具16、17よりも下方でもよい。
図2(A)〜(C)に示すように、対となる第1、第2の取付け金具16、17は、主柱部材11の同一高さ位置に、主柱部材11の軸心を中心として、180度開いた位置に対向して設けられ、第3の取付け金具18は、対となる取付け金具16、17に対して90度位置で、しかも各取付け金具16、17の高さより高い位置に取付けられている。この第3の取付け金具18の取付け箇所は、主柱部材11への横架部材13及び補強部材14の取付け位置に対して反対側位置(180度位置)である。
なお、第3の取付け金具18は、第1、第2の取付け金具16、17よりも下方でもよい。
上記した取付け金具の群は、3個で構成しているが、1個、2個、又は4個(複数個)で構成してもよく、また各主柱部材の上側から下側へかけて、高さ方向に異なるピッチで取付けてもよい。更に、取付け金具の群は、各主柱部材の少なくとも上側と下側に取付けられていれば、高さ方向に、2箇所、3箇所、又は5箇所以上に取付けてもよい。
3個の取付け金具16〜18は、同一形状となって、鉄板を断面コ字状に折り曲げて形成されている。それぞれの折り曲げ側板部23、24は、下方へ向けてその幅が狭くなり、主柱部材11(主柱部材12も同様)と各取付け金具16〜18にそれぞれ囲まれて形成される各取付け空間部25〜27の平断面積が、下方に向けて小さくなっている。
なお、第1〜第3の取付け金具16〜18の高さ(縦方向の長さ)は、本実施の形態では、40〜45mm程度、外幅(横幅)は38〜45mm程度である。
3個の取付け金具16〜18は、同一形状となって、鉄板を断面コ字状に折り曲げて形成されている。それぞれの折り曲げ側板部23、24は、下方へ向けてその幅が狭くなり、主柱部材11(主柱部材12も同様)と各取付け金具16〜18にそれぞれ囲まれて形成される各取付け空間部25〜27の平断面積が、下方に向けて小さくなっている。
なお、第1〜第3の取付け金具16〜18の高さ(縦方向の長さ)は、本実施の形態では、40〜45mm程度、外幅(横幅)は38〜45mm程度である。
対となる取付け金具16、17には、図3に示すように、梁部材28の取付け脚29、30が、それぞれ上から嵌入して掛止可能となっている。
ここで、梁部材28とは、組立て足場を補強する梁の役割を有するものであり、パイプ(鉄板を折り曲げてもよい)又は丸棒からなる直線材31の両側端部に、取付け脚29、30が設けられている。この取付け脚29、30は、それぞれ第1、第2の取付け空間部25、26に密着嵌入するようになっている。
ここで、梁部材28とは、組立て足場を補強する梁の役割を有するものであり、パイプ(鉄板を折り曲げてもよい)又は丸棒からなる直線材31の両側端部に、取付け脚29、30が設けられている。この取付け脚29、30は、それぞれ第1、第2の取付け空間部25、26に密着嵌入するようになっている。
また、図3に示すように、異なる高さ位置にある取付け金具16、17には、筋交い32の取付け脚33、34が、それぞれ上から嵌入して掛止可能となっている。
筋交い32も梁部材28と同様、パイプ又は丸棒からなる直線材35の両側端部に、取付け脚33、34が折れ曲がって設けられている。なお、取付け脚33、34は、梁部材28の取付け脚29、30と略同様の構成となっているが、異なる高さ位置にある取付け金具に取付ける必要があるため、直線材35に対する取付け角度が、40〜50度の範囲内で固定、又はピンにより接合され可変となっている。
筋交い32も梁部材28と同様、パイプ又は丸棒からなる直線材35の両側端部に、取付け脚33、34が折れ曲がって設けられている。なお、取付け脚33、34は、梁部材28の取付け脚29、30と略同様の構成となっているが、異なる高さ位置にある取付け金具に取付ける必要があるため、直線材35に対する取付け角度が、40〜50度の範囲内で固定、又はピンにより接合され可変となっている。
また、第1、第2の取付け金具16、17には、図4に示すように、足場部材36の取付け脚37、38を、それぞれ上から嵌入して掛止可能としてもよい。
ここで、足場部材36とは、作業者が載って作業又は移動するための金属製の足場であり、平面視して長方形の枠39内に網40が設けられたものである(例えば、実開昭61−140034号公報参照)。
なお、取付け脚37、38は、前記した梁部材28の取付け脚29、30と略同様の構成となっており、枠39の短辺中央部に設けているが、枠の短辺の手前側又は奥側位置に設けてもよい。
以上に示したように、各取付け脚29、30、33、34、37、38を、対となる第1、第2の取付け金具16、17に取付けた場合について説明したが、第3の取付け金具18に取付けてもよい。
ここで、足場部材36とは、作業者が載って作業又は移動するための金属製の足場であり、平面視して長方形の枠39内に網40が設けられたものである(例えば、実開昭61−140034号公報参照)。
なお、取付け脚37、38は、前記した梁部材28の取付け脚29、30と略同様の構成となっており、枠39の短辺中央部に設けているが、枠の短辺の手前側又は奥側位置に設けてもよい。
以上に示したように、各取付け脚29、30、33、34、37、38を、対となる第1、第2の取付け金具16、17に取付けた場合について説明したが、第3の取付け金具18に取付けてもよい。
続いて、本考案の一実施の形態に係る組立て足場用フレーム10の使用方法について説明する。
まず、準備した複数の組立て足場用フレーム10の各主柱部材11、12の下端部に、ベース金具をそれぞれ取付け、図3、図4に示すように、各足場用フレーム10が平行となるように間隔をあけて配置する。
そして、隣り合う組立て足場用フレーム10の主柱部材12間(主柱部材11間でもよい)の第1、第2の取付け金具16、17の各取付け空間部25、26内に、目的に応じて、梁部材28の取付け脚29、30、筋交い32の取付け脚33、34、又は足場部材36の取付け脚37、38を、それぞれ上から嵌入して掛止する。
まず、準備した複数の組立て足場用フレーム10の各主柱部材11、12の下端部に、ベース金具をそれぞれ取付け、図3、図4に示すように、各足場用フレーム10が平行となるように間隔をあけて配置する。
そして、隣り合う組立て足場用フレーム10の主柱部材12間(主柱部材11間でもよい)の第1、第2の取付け金具16、17の各取付け空間部25、26内に、目的に応じて、梁部材28の取付け脚29、30、筋交い32の取付け脚33、34、又は足場部材36の取付け脚37、38を、それぞれ上から嵌入して掛止する。
なお、組立て足場の高さを調整するため、組立て足場用フレーム10を、その高さ方向に多段(例えば、2段、3段、又は4段以上)に連結する場合は、上記した各主柱部材11、12の上端部に、ジョイント部材41(図1に二点鎖線で示す)を嵌め込むのがよい。なお、ジョイント部材で連結する対象は、主柱部材でなく、他の柱部材でもよい。また、ジョイント部材を使用することなく、主柱部材又は他の柱部材の下部に設けられたジョイント部で転結してもよい。
ジョイント部材41は、各主柱部材11、12と同一外径の拡径部42と、その上下方向両側に設けられ、各主柱部材11、12内に嵌め込み可能な縮径部43、44とを有し、しかも各縮径部43、44には、その直径方向に貫通孔45、46が形成されたものである。なお、各主柱部材11、12の上端部には、ジョイント部材41の下側の貫通孔46と位置合わせしたピン挿入孔47が、また下端部には、ジョイント部材41の上側の貫通孔45と位置合わせしたピン挿入孔48が形成されている。
ジョイント部材41は、各主柱部材11、12と同一外径の拡径部42と、その上下方向両側に設けられ、各主柱部材11、12内に嵌め込み可能な縮径部43、44とを有し、しかも各縮径部43、44には、その直径方向に貫通孔45、46が形成されたものである。なお、各主柱部材11、12の上端部には、ジョイント部材41の下側の貫通孔46と位置合わせしたピン挿入孔47が、また下端部には、ジョイント部材41の上側の貫通孔45と位置合わせしたピン挿入孔48が形成されている。
これにより、各主柱部材11、12の上端部に、ジョイント部材41の下側の縮径部44を嵌め込み、ピン挿入孔47と貫通孔46の位置合わせをしてピン(図示しない)を挿入し固定することで、下側の足場用フレーム10の各主柱部材11、12にジョイント部材41を装着することができる。
そして、このジョイント部41の上側の縮径部43に、上側に連結する足場用フレーム10の各主柱部材11、12の下端部を嵌め込み、ピン挿入孔48と貫通孔45の位置合わせをしてピン(図示しない)を挿入し固定することで、組立て足場用フレーム10を高さ方向に安定に連結できる。
従って、作業性よく、低層建築物の各種工事を実施できる。
そして、このジョイント部41の上側の縮径部43に、上側に連結する足場用フレーム10の各主柱部材11、12の下端部を嵌め込み、ピン挿入孔48と貫通孔45の位置合わせをしてピン(図示しない)を挿入し固定することで、組立て足場用フレーム10を高さ方向に安定に連結できる。
従って、作業性よく、低層建築物の各種工事を実施できる。
以上、本考案を、実施の形態を参照して説明してきたが、本考案は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。例えば、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組合せて本考案の組立て足場用フレームを構成する場合も本考案の権利範囲に含まれる。
また、前記実施の形態においては、理解を容易にするため、具体的数字を用いて説明したが、本考案の要旨を変更しない範囲で数値を変更することは自由である。
また、前記実施の形態においては、理解を容易にするため、具体的数字を用いて説明したが、本考案の要旨を変更しない範囲で数値を変更することは自由である。
10:組立て足場用フレーム、11、12:主柱部材、13:横架部材、14、15:補強部材、16〜18:取付け金具、19:主補助部、20:水平補助部、21:主補助部、22:水平補助部、23、24:折り曲げ側板部、25〜27:取付け空間部、28:梁部材、29、30:取付け脚、31:直線材、32:筋交い、33、34:取付け脚、35:直線材、36:足場部材、37、38:取付け脚、39:枠、40:網、41:ジョイント部材、42:拡径部、43、44:縮径部、45、46:貫通孔、47、48:ピン挿入孔
Claims (4)
- 600mm以上1800mm以下の間隔を有して平行に配置され、高さが1600mm以上2500mm以下の対となるパイプ状の第1、第2の主柱部材と、
前記第1、第2の主柱部材の上部にその両端部が取付けられた横架部材と、
前記第1の主柱部材と前記横架部材とに、その両端部が取付けられ、前記第1の主柱部材と前記横架部材との取付け角度を維持する第1の補強部材と、
前記第2の主柱部材と前記横架部材とに、その両端部が取付けられ、前記第2の主柱部材と前記横架部材との取付け角度を維持する第2の補強部材とを有し、
前記第1、第2の主柱部材の少なくとも上側及び下側に、梁部材の取付け脚、足場部材の取付け脚、又は筋交いの端に折れ曲がって設けられた取付け脚が上から嵌入して掛止可能な断面コ字状の取付け金具が設けられていることを特徴とする組立て足場用フレーム。 - 請求項1記載の組立て足場用フレームにおいて、前記第1、第2の主柱部材の少なくとも上側及び下側には、それぞれ3個の前記取付け金具を有し、該3個の取付け金具は、同一高さ位置に180度位置に対向して設けられた対となる取付け金具と、該対となる取付け金具に対して90度位置の上又は下に設けられた第3の取付け金具で構成され、しかも該第3の取付け金具の取付け箇所は、前記第1、第2の主柱部材への前記横架部材の取付け位置に対して反対側位置であることを特徴とする組立て足場用フレーム。
- 請求項2記載の組立て足場用フレームにおいて、前記3個の取付け金具の群は、前記第1、第2の主柱部材の高さ方向に等ピッチで2箇所、3箇所、又は4箇所以上取付けられていることを特徴とする組立て足場用フレーム。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の組立て足場用フレームにおいて、前記第1、第2の主柱部材の上端部及び下端部には、他の柱部材を連結するジョイント部材、又は柱部材の下部に設けられているジョイント部が嵌め込み可能となっており、高さ方向に多段に連結可能であることを特徴とする組立て足場用フレーム。
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JP2012041678A (ja) * | 2010-08-12 | 2012-03-01 | Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd | 支柱部材およびホゾ材ならびに仮設足場 |
CN108775144A (zh) * | 2018-06-27 | 2018-11-09 | 山东亲橙里教学用品有限公司 | 一种建筑专用外接套筒式脚手架 |
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2008
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