JP2015117530A - 河川 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の天井川、または堤防が付いている河川は、堤防が決壊すると河川の水面が高い所にあるため被害が大きかった。そこで川底を掘るため、河川の堤防が不要になり、堤防がないため決壊しない河川を提供する。
【解決手段】従来の河川の川底4を掘ることで、堤防が不要になる。そのため、従来の堤防3を取り除くと川幅が広くなるので、さらに川底を掘ることができる。したがって、河川の流量を増やすことができるし、堤防が無いので決壊することが無い。
【選択図】図1

Description

本発明は、川底を掘るため、川の堤防が不要になる河川に関するものである。
従来の河川は、ゲリラ豪雨などにより、河川が氾濫しないように堤防を設置していた。すると、川底に土砂が溜まり、豪雨のとき河川が氾濫しないように、さらに堤防を築いていた。結局河川だけが、周りの土地より高くなっていた。その河川は天井川といい、もしも決壊したときには、大な被害が予想されていた。ここで言う周りの土地は、一般的な道路の高さのことで、住宅地は盛り土をしているので、周りの土地より高くなっている。
また、天井川でなくとも決壊するときには、川の水面は建物(2e)と比べるとはるかに高い状態であった。すると水は、低い所を流れるのは常識であり、高い川の水面なら、周りの低い住宅地に流れ出る。そのとき図8のように、長い従来の堤防(3)の一部の破損、または水(1c)が従来の堤防(3)を超えて流れると、土砂も流され、小さな決壊はほんの数秒で大きくなり、決壊場所(6)は流れ出る流量を増して、流れ出る水(1c)と、流れた水のレベルが同じになるまで決壊場所(6)は大きくなる。
すると、非難するのが追いつかないぐらいの濁流と、天気の悪さが非難を難しくしていた。また、辺りは停電のときもあるし、サイレンは雨の音で掻き消されていた。そして、逃げ遅れて二階建ての屋根に上り、ヘリコプターで救助されるところが報道されていた。
そのため堤防には、特願2012−132169の名称 盛土の補強構造のように、盛土を補強する剛性を備え、浸透破壊の制御や、洪水時に河川等の、水の流出の制御を図ることができ、工事が容易で、工期の短縮および工費の低減を図ることができる物があった。
その盛土の補強構造は、堤防として用いられる盛土の天端の範囲内に、盛土の連続する方向に沿って一列に地中鋼製壁が設けられ、地中鋼製壁は鋼矢板が継ぎ手で連結された壁体と、この壁体に沿って並んで設けられ、壁体を補強する鋼管またはH形鋼からなる補強材とを備えるものがあった。
また、堤防が容易に濁流で流されないために、スーパー堤防を思いついた。そのスーパー堤防は、堤防の高さに比べて、堤防の30倍以上の広い範囲を地上げして、そこに建物を建てて町を作っていた。
特開2013−112988 特願2012−132169 特開2000−120038 特開2000−46597 特開平11−315527
従来の河川は、ゲリラ豪雨などにより、河川が濫しないように堤防を設置していた。すると、川底に土砂が溜まり、豪雨のとき河川が氾濫しないように堤防を築いていた。結局河川だけが、周りの地形より高くなっていた。その河川は天井側といい、もしも決壊したときには多大な被害が予想されていた。それは堤防が決壊するということは、堤防が周りの家より高くなっているため、その堤防が決壊すると、川の滝壺と同じであるから、被害が大きくなるのは当然のことである。水は、高い所から低い所に流れるのは常識であるから、今の川の堤防ありかた事態が間違いである。
そこで荒川などでは、川底から堤防までの高さの30倍以上の広い範囲を堤防として、その堤防の上に建物を建てる、スーパー堤防などが建設されている。しかし、その工期は何十年も係り、工事費は何兆円も係る。そして、それを作るための土地買収は、未だに終わっていない。さらに、一箇所でも完成していない場所があれば、そこから決壊してしまうので、今までの工事が無駄になる。また、その費用と実現性のなさから、そのスーパー堤防の工事を反対する人も多かった。
そこで、本発明の河川は、従来の川底(4)を掘ると周りの土地(5)より低くなることで、河川の堤防が不要になるため、堤防を設置していた土地も川底(1)になる。その河川は、川幅が広くなるので流量を増す。さらに、川幅が広くなると、その川幅に似合った川底(1)にすることができる。そのため、さらに川底(1)を掘ると、さらに流量を増やすことができる。その上、堤防がないので、決壊したときに滝壺のように落差がないので、水の氾濫する圧力で、建造物が流される被害が少ない。
また、非難する時期は法肩(1b)の、道路(1d)が通行止めになるまでは安全であり、そのことを自動車(1e)の通行していることで分かる。ようするに、スーパー堤防を作るよりも、川底(1)を掘ると周りの土地(5)全体がスーパー堤防と同じになるので、誰が考えても工事費が安くできるのは川底(1)を掘る方法で、その河川を提供するものである。
上記目的を達成するために本発明の河川は、従来の川底(4)を掘ることで、従来の堤防(3)が不要になる。そして川底(1)は、周りの土地(5)より低くなっているため、地下水が流れ込むのを防ぐため、壁(2)を埋設して設置する。
そして、従来の堤防(3)が不要になるため、取り除くと川幅が広くなる。すると、川底(1)を、それに似合う川底(1)に掘ることができる。その川底(1)は、法面(1a)と第二法面(1f)を介して周りの土地(5)があり、法面(1a)と第二法面(1f)の間には、法肩(1b)があり、その法肩(1b)は道路(1d)になっていている。そして、第二法面(1f)の法肩は周りの土地(5)のことであり、全てが周りの土地(5)より低くなっている。その河川に、大雨が降って増水したときには、自動車(1e)が走っている間は安全であり、自動車(1e)が通行止めになると、建物(2e)の中から自動車(1e)が走っていないことが分かり、非難する判断が付く。したがって、その河川の流量を増すことで洪水がなく、非難する時期が分かるという目的を達成した。
本発明の河川は、次のような効果がある。
(イ)川底を掘り下げることで堤防が不要なため、そこを川底にすると川幅が広くなり、河川の流量が多くなる。
(ロ)本発明は、堤防がないので決壊がない。
(ハ)堤防がないので、河川の流量が家から見て確認できる。
(ニ)周りの土地から地下水が流れ込むのを、壁が遮断する。
(ホ)周りの土地より川底を低くすることで、周りの土地全体がスーパー堤防になる。
(ヘ)水は低いところを流れるのは常識であるから、周りの土地より法肩を低くすると、法肩も河川の一部となる。
(ト)法肩の上に道路を設置し、その道路を周りの土地より低くすると、自動車が通っている間は安全である目安になる。
図は、従来の河川と、本発明の河川の斜視図である。 図は、本発明の河川の断面図である。 鋼矢板の平面図である。 コンクリートの壁の斜視図である。 壁にアスファルトを使用した平面図である。 工事途中の堤防の断面図である。 本発明の増水したところの断面図である。 従来の河川の、決壊したところの断面図である。
本発明の河川は、従来の川底(4)を掘ることで、周りの土地(5)より低く川底(1)を設置する。周りの土地(5)とは、その周辺のレベルであり、通常は道路の高さ、または手を加えていない土地の低い場所をさす。そして、周りの土地(5)より高くなった、従来の堤防(3)が不要になる。このことで、従来の堤防(3)の法面と法肩が、川底(1)になることで川幅が広くなる。そのため、川底(1)は広くなるので、さらに川底(1)を掘ることができる。したがって、河川の流量を増すことができる。
その川底(1)は、法面(1a)と第二法面(1f)を介して周りの土地(5)があり、法面(1a)と第二法面(1f)の間には法肩(1b)があり、その法肩(1b)の上は、道路(1d)になっている。したがって、自動車(1e)が川底(1)に落ちないようにガードレールが具備されている。
そして、法肩(1b)を周りの土地(5)から低くすることで、河川の流量がはっきり分かる。また法肩(1b)は、通常道路(1d)として使用してあるので、自動車(1e)が通行している間は、道路(1d)までは冠水していないことが分かる。したがって、自動車(1e)が通行しているか、していないかで判断できるので、視界が悪い雨天の中では目安になる。そして、第二法面(1f)の法肩は周りの土地(5)であるから、周りの土地(5)より低い所に全てがある。
さらに、従来の堤防(3)がないので決壊はしない。したがって、周りの土地(5)に濁流として一挙に冠水することがない。そして、もし増水で河川が溢れ出して、周りの土地(5)に流れ込んでも、従来の堤防(3)と違い落差がないため、水の勢いがないので、被害は少ない。
しかし、その川底(1)が周りの土地(5)より低くなっているため、周りの土地の地下水が川底(1)に流れると、周りの土地(5)の地盤が低下する恐れがある。そのため、川底(1)の法面(1a)または法肩(1b)付近に壁(2)を設置して、地下水を遮断する。
そうすると壁(2)は、地下水が河川に流れ込むのを防ぐだけでなく、洪水になったときに法面(1a)が流されても、壁(2)があることで法肩(1b)の土砂が流れても、壁(2)の鋼矢板(2a)やコンクリート(2d)やアスファルト(2i)の表面が硬く、固まっているので壁(2)が流れることを防ぐ。
その法肩(1b)は道路(1d)になっており、その道路(1d)の土地のレベルは、周りの土地(5)より低い方が、増水したときには川底(1)となって、河川の一部となる。したがって、河川の道路(1d)が冠水しているか、冠水していないかで非難する時期を判断する。その道路(1d)が冠水すると自動車が走れないので、自動車(1e)が走っている間は大丈夫である。
ただし、橋の部分は周りの土地(5)と同じ高さまたは、それ以上にしなければならない。そのため、橋の近くは、法肩(1b)が周りの土地(5)と同じ高さか、それ以上の高さになっている場所もある。
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
図1は、右上の従来の河川と、左下は本発明の河川の斜視図で、従来の河川の断面を斜線で表し、本発明の河川の断面を細かい斜線で表し、その間に周りの土地(5)の高さがある。そして右上の、従来の川底(4)には水(1c)が流れており、その水(1c)は本発明の川底(1)に、20メートルの落差があるため流れている。その水(1c)は、晴天の時の、流量の少ない河川の流れである。
右上と左下には周りの土地(5)があり、両側の土地の高さに従来の河川と、本発明の河川の間にある。その周りの土地(5)の場所があるため、従来の河川と本発明の河川との違いを、断面であらわしている。従来の河川は天井川で、従来の堤防(3)と従来の川底(4)を撤去すると周りの土地(5)の高さになる。
そして、従来の河川の敷地を、図の点線が表すように、同じ幅で掘り下げた断面が、斜線で表している。その図を見て、従来の河川と、本発明の河川が、水を流す流量の違いは明らかである。しかも、従来の堤防(3)がないので決壊する堤防がなく、したがって氾濫の心配がなく、その河川の様子が遠くから確認できる。そして、法面(1a)には法肩(1b)があり、第二法面(1f)には周りの土地(5)が第二法肩であり、第二法肩は周りの土地(5)のことである。したがって、周りの土地(5)より低い所に第二法面(1f)と法肩(1b)と法面(1a)と川底(1)がある。
図2は河川の断面図で、点線の部分は従来の川底(4)と従来の堤防(3)で、その従来の堤防(3)の上には道路があり、舗装しているため従来の堤防(3)が決壊したときに、流れ出る土砂を固めて護る作用がある。しかし舗装していても、舗装の下から水圧で壊れると、一挙に流されていた。それは、流れ出る水に土砂が流され、結果一部でも決壊した場所は、最初小さな決壊が、土砂が流れることで大きな決壊となり、被害を大きくしていた。
そこで、実線は本発明の工事後の川底(1)である。この従来の河川の断面積は、従来の川底(4)の幅が50メートルの、従来の堤防(3)が高さ10メートルで、従来の堤防(3)の法面が勾配45度として、その法肩(1b)に道路(1d)が設置されており、その道路(1d)は第二法面(1f)があるため周りの土地(5)より低くなっており、河川の断面は600平方メートルである。
そして本発明の河川を、周りの土地(5)より10メートル低い位置で川底(1)があり、第二法面(1f)は周りの土地(5)から1メートル低くなっていて、そこに法肩(1b)がある。その法肩(1b)は道路(1d)になっており、道路(1d)になっていると自動車(1e)が通行しているか、していないかで非難するタイミングを決める。図面では実線が表しており、川底(1)の幅は100メートルで、河川の断面積は1100平方メートルである。したがって、従来の河川より、本発明の河川の方が断面積で500平方メートル分多く流れ、約倍の流量がある。
しかし、川底(1)が平らで100メートルもあるため、更に川底(1)を5メートル低くすることも可能である。そして、15メートル川底(1)を掘ると、断面積を450平方メートル大きくすることができ、全体では1550平方メートルである。したがって、従来の河川より2.5倍以上の流量がある。
しかし、周りの土地(5)より川底(1)が低いため、周りの土地(5)の地下水が河に流れ込み、周りの土地(5)が地盤沈下を起こす可能性がある。そのため、河川の法肩(1b)には、地下水を止めるための壁(2)が設置されている。
その壁(2)は、川底(1)より低くすることで、地下水を止るため、鋼矢板(2a)を打ち込む方法と、コンクリート(2d)を流し込む方法と、アスファルト(2i)で壁(2)を作る方法がある。
図3の平面図の鋼矢板(2a)を打ち込んだところで説明すると、鋼矢板(2a)を打ち込む方法は、図6の鋼矢板(2a)を振動さすバイブレータ(2k)を介してクレーン(2j)で吊り、振動させて打ち込む。そしてハット形鋼矢板(2a)はウェブの大きさは30センチで、鋼矢板(2a)の高さは10メートルであるから、厚みは6ミリ以上ないと強度上、地盤に入らない可能性がある。
そして、ウェブ(2b)と、ウェブ(2b)の両端縁から、それぞれ互いに広がるように、斜めに延出する一対のフランジ(3c)からできている。そのフランジ(3c)は、以前に土の中に埋め込んだものに、新たに鋼矢板(2a)のフランジ(3c)を噛み込ませて打ち込む。
それを連続する法肩(1b)に、連続方向に沿って一列に、地中に鋼矢板(2a)の壁(2)が設けられている。地中の鋼矢板(2a)の壁(2)は、鋼矢板(2a)のフランジ(3c)で連結していて、河口では不要である。それは、河口は海岸の防波堤として、堤防がある。
そして、河川の水面が、海面より高くなった所から、鋼矢板(2a)を打ち込むみ、上流の山が迫っているところまで打ち込む。しかし、本発明の川底(1)を掘るところは、河川が決壊しそうなところであるから、川底(1)を掘らないところは不要である。
図4は斜視図と断面図で、コンクリート(2b)を打ち込む方法は、法肩(1b)に幅2メートルの深さ5メートルの穴を掘る。そこへ型枠(2f)の略コ字状のものを、略コの字の先端を、以前に作ったコンクリート(2d)製の壁(2)を挟むように挿入してから、周りの土を埋め戻すと、周りの土で型枠(2f)を固定する。そして、更に型枠(2f)の中をパワーショベルで5メートル掘り進んで、網状に組んだ鉄筋(2h)のΦ12以上の物を入れた後、コンクリート(2d)を流し込み固める。
したがって、型枠(2f)の幅の長さがコンクリート(2d)製の壁(2)のできるスピードであり、この工程を一日で行うとしたら、朝のうちにコンクリート(2d)の型枠(2f)をクレーンで引き抜き、幅2メートルの穴を掘って型枠(2f)を挿入してから、土砂を型枠(2d)の両側に入れて固定する。そして10メートルまで掘り進む工程とすると、図面の型枠(2f)が10メートルとしたら、山間地に向かって一日に10メートルづつ工事が進む。
図5の断面図は、壁(2)をアスファルト(2i)で固める方法で、地下水を遮断するのには最も良い材質である。そのアスファルト(2i)は油を含んでいるため、水の浸入を防ぐ。また、何キロと壁(2)を作っても、温度により熱の変化がないため、継ぎ手を設置しなくて良い。
その方法は、幅1メートルの溝を掘るため法肩(1b)は、その地盤の地質によって2メートルから5メートルぐらいに広がっており、そこへアスファルト(2i)を挿入して、圧力を加え固める。したがって、図面では直角の壁(2)であるが、勾配は89度から80度ぐらいで収めたい。
工事方法の一つは、海岸から従来の川底(4)に溜まった土砂を取り除き、河口の堤防は、海岸の防波堤の一部として、そのまま残す。そして、海面から河川の水面の高さが10メートルくらいになると、防波堤は必要なくなるので、徐々に図1のように周りの土地(5)より川底(1)を下げる。
工事途中で氾濫するほどの豪雨があっても、従来の堤防(3)より本発明の方が河川の流量が多いため氾濫することはない。しかし、従来の川底(4)と本発明の川底(1)とは20メートルの差があり、20メートルの落差の滝ができる。そのため、法肩(1b)と法面(1a)と壁(2)は、早く設置する方が良い。
もう一つの工事方法は、壁(2)の鋼矢板(2a)を打ち込む方法と、コンクリート(2d)を流し込む方法と、アスファルト(2i)で壁(2)を作る方法に付いて工程を説明する。まず、河口に近い方の防波堤を除く堤防から、従来の堤防(3)の外側の、河川の敷地内に壁(2)を作る。
そのため、鋼矢板(2a)を打ち込む方法だと、従来の堤防(3)の法肩の上が道路になっているので、そこにクレーン(2j)で鋼矢板(2a)を従来の堤防(3)の外側に打ち込む作業を、図6の断面図で説明する。
従来の堤防(3)の上の道路には、クレーン車を設置し、そのクレーン車のクレーン(2j)が、バイブレータ(2k)を介して鋼矢板(2a)を打ち込んでいる図である。従来の堤防(3)の外側は、工事の作業をしやすくするために、パワーショベル等を使用して従来の堤防(3)の端を掘っている。そして、鋼矢板(2a)をフランジ(3c)で一体化させながら打ち込む。その後、従来の川底(4)を掘り、さらに従来の堤防(3)を撤去する作業をする。
そして、鋼矢板(2a)を設置してから、従来の堤防(3)と従来の川底(4)を掘って、川底(1)を掘る。その工程を間違えると、周りの土地(5)の地盤が地下水と一緒に流れて、地盤沈下をしたりし、河川の排水が一時的に間に合わず、決壊する恐れがある。
コンクリート(2d)を流し込む方法と、アスファルト(2i)で固める方法は、従来の堤防(3)の外側の法面を削り、そこに重機を持ち込み作業する。そして、壁(2)が完成したのち従来の堤防(3)を無くし、従来の川底(4)を掘って新しく川底(1)を掘る。
そして図2の、点線の部分の土砂を除けると、本発明の河川が完成する。この河川は川底(1)の面積が広いため、図面よりも川底(1)を低くすることが可能である。したがって、流量を増やすことは可能であるため、ゲリラ豪雨などを鑑みて掘る作業を行う。したがって、従来の橋も浮かび上がってしまうため、下げる必要がある。
氾濫したときの従来の河川と、本発明の河川との違いを図7と図8で再度説明する。図8の、従来の河川が氾濫するときは、水面は周りの土地(5)に比べて遥に高いところにある。その従来の川底(4)は、周りの土地(5)より高かったため、従来の堤防(3)が決壊したときには、20メートル以上の落差で、周りの土地(5)が灌水していた。
したがって、20メートルの落差の水は、周りの土地(5)を灌水するのに、時間はかからず、非難が追いつかないことが多かった。また、従来の堤防(3)が目隠しになり、河川の流れるようすが、従来の堤防(3)の上に行かないと見えなかった。その豪雨のときに、従来の堤防(3)の上に、人が行くのは危険であった。
また、決壊するときの天気は豪雨であるため、危険を知らせるサイレンなどは聞こえないのが普通である。また、テレビは停電になることが予想されていたので、信じられる情報は入らないものと諦めるしかなかった。
そこで、図7の本発明の河川は堤防がないためと、法肩(1b)の上が道路(1d)になっている場合、危険水位になったことを自宅からも確認できるようにした。その方法は、図5の道路(1d)を、第二法面(1f)の高さの周りの土地(5)より1メートル低くすると、道路(1d)が冠水していない場合は安全である。
その道路(1d)が冠水しているか、冠水していないかを建物(2e)から確認する方法は、自動車(1e)が走っているか、走っていないかで確認できる。そして、堤防がないので決壊しないから、従来のように非難する必要がない。
それでも、河川の流量を越えた場合は、周りの土地(5)全体が河川の役目を果たすため、1メートルの灌水は、両端1キロメートルで、1000平方メートルの、追加の水の処理ができる。したがって、1550平方メートルに加えて1000平方メートルの、2550平方メートルの断面積で、水を流すことができる。しかし増水するのなら、その増水量を予測して、川底(1)を掘るのが一番良い。
河口は、海水面と同じ高さの河の水面であるため、河川の堤防は、海岸の防波堤の一部として、海水面から10メートルの高さまでは堤防が必要である。そして河口の土砂を取り除けば、貨物船も河口から進入して、町の近くに波止場を設置することができる。河口は大部分が町に近接しているため、川底(1)を掘れば船が入るようになる。すると、ハブ港まで持ってきたコンテナを、ハブ港から町まで海上輸送することができる。すると、トレーラで運ぶ量が減り、交通量が減り、交通混雑が解消される。
また従来の湾内は、海上に係留する船は、時間の経過と共に船底に海藻や牡蠣などが付着し成長していた。そこで、そのまま放置すると航行性能が低下するばかりでなく、航行不能となってしまうこともある。この防止策として、古くから防汚塗料による船底塗料が塗られているが、毒物規制もあって未だに長期にわたって十分な機能を持った船底塗料は開発されていない。
また、船底塗料が海草などを駆除できる物があったとしても、釣りをする生簀を装備している船には、魚が死んでしまうことがあり、特に生簀を装備した船には海草を駆除するだけでなく、魚にはあまり影響の無い物が選ばれていた。
そして、湾内の海上に係留する船は、時間の経過と共に船底に海草や牡蠣などが付着、成長し、この防止策として、古くから防汚塗料による船底塗料が塗られているが、毒物規制もあって、未だに長期にわたって十分な機能を持った船底塗料は開発されていない。そこで、河口に港を設置すると、海で育った海草や牡蠣は、川の真水に付けただけで全部死んでしまい、船底塗料が不要になるので、川底(1)は船が通行できるぐらいに深く掘る必要がある。
さらに河川に架かった橋は、従来の堤防(3)の上にあって、その基礎は周りの土地(5)より低い場所から建設しなければならない。そのため、橋の建設費も高額になっていた。しかし、本発明の河川では堤防がないため、一般の道路と同じ高さに建設できる。したがって、基礎工事が同じ位置なら、橋桁が低い方が橋脚を低くでき、その橋脚の高さを短くすると強度も、堅固なものを作る必要がない。
さらに、その橋を通行する人は、橋が低くなったので、無駄なエネルギーを消費しなくてよくなった。とくに自転車は、そこに河川があるだけで、従来の堤防(3)は10メートルも上り下りしていた。しかし、本発明の河川は、町全体をバリアーフリーにするものである。
ダムや溜池などでも、本発明のように掘り下げることで、堤防は不要である。雨水を溜めておくだけであったら、昔のように水を高いところに溜めておかなくても、ポンプを使用すれば簡単に水を取ることができる。したがって、決壊事故が起こり、周りの住宅の被害などを鑑みれば、従来のダムや溜池は危険であるとしか思えない。
また、2011年3月13日に東北で起きた津波で、被害を受けた場所は、従来のスーパー堤防で解決する。海を河川として考えれば、津波が河川の堤防を決壊するのなら、防波堤を高くするよりスーパー堤防のように、地盤を高くすることで解決する。また、東京の江戸川区平井7町目のスーパー堤防は、立っている建物を取り壊して、地上げしなければならなかった。しかし、東北の被災地は、家が流されているので、立ち退きの面倒はない。さらに、瓦礫を集めるから処分に困り、放射能も最終処分場の心配をしなければならない。
そこで裏山を崩し、平地を20メートル嵩上げして、土砂を取った方の山に住宅を建てる。そして、土砂は瓦礫をそのままに、土を入れて嵩上げする。そうすれば、土で埋設された瓦礫や材木や可燃物は、2〜3年で分解するものは分解し、土地が固まる。しかし、従来のように分別して土を被せたら、木材などの可燃物がメタンガスを発生させ、そのメタンガスに発火してしまうので、何もしないで、そのまま土を被せる方法が良い。
1 川底 1a 法面 1b 法肩 1c 水
1d 道路 1e 自動車 1f 第二法面
2 壁 2a 鋼矢板 2b ウェブ 2c フランジ
2d コンクリート 2e 建物 2f 型枠 2h 鉄筋
2i アスファルト 2j クレーン 2k バイブレータ
3 従来の堤防 4 従来の川底 5 周りの土地 6 決壊場所

Claims (1)

  1. 川底(1)は、周りの土地(5)より低くなっており、
    該川底(1)は、法面(1a)と第二法面(1f)を介して該周りの土地(5)の高さになっており、
    該法面(1a)と該第二法面(1f)とは、同じ方向に傾斜しており、
    該法面(1a)と該第二法面(1f)の間には、法肩(1b)が介在し、
    第二法面(1f)の法肩は、該周りの土地(5)であることを特徴とする河川。
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